JPH0118920Y2 - - Google Patents

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JPH0118920Y2
JPH0118920Y2 JP1984041629U JP4162984U JPH0118920Y2 JP H0118920 Y2 JPH0118920 Y2 JP H0118920Y2 JP 1984041629 U JP1984041629 U JP 1984041629U JP 4162984 U JP4162984 U JP 4162984U JP H0118920 Y2 JPH0118920 Y2 JP H0118920Y2
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shift
switch
control circuit
vehicle
determination circuit
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JP1984041629U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 この考案は、車両の自動変速装置に関し、特に
トランスミツシヨンのギア位置を運転者の意思に
より前以つて指示できるシフトアツプ・ダウンス
イツチを備えた自動変速装置の改良に関するもの
である。
(ロ) 従来技術と問題点 近年、自動車のイージドライブと省燃費を両立
させる自動変速装置として、通常のメカニカルク
ラツチ及びトランスミツシヨンにそれぞれ位置セ
ンサ及び操作用のアクチユエータを付加し、これ
らアクチユエータをクラツチ・ミツシヨン制御回
路で制御することによつてフルオートマチツクシ
ステムを構成するものが出現してきており、この
種の技術は本出願人により既に提案された実願昭
57−177192号等において示されている。
斯かる方式は、エンジン回転数、車速及びアク
セル開度からシフトチエンジすべきか否かを判定
し、シフトチエンジすべきと判定されたとき、そ
の運転状態に応じ予め設定したパターンに基づい
て自動的にシフトアツプ或いはシフトダウンさせ
るものである。
然し乍ら、このような自動変速装置におけるシ
フトチエンジは運転状態に応じて自動的に行なわ
れるため、来るべき状況を見越して運転者の指示
によりシフトアツプ又はシフトダウンさせること
ができない。例えば直線路や平坦路からカーブ走
行又は登坂走行に移行する場合、或いは前後車両
の車間距離等の関係からシフトアツプ又はシフト
ダウンを指示しようとしてもこれは不可能であ
る。
そこで、本出願人は、シフトチエンジのアツプ
又はダウンを指示するシフトアツプ・ダウンスイ
ツチを設け、このスイツチにより直線路や平坦路
からカーブ走行又は登坂、降坂走行等に移行する
前後にギアシフトを行なわせるようにしたものを
実願昭58−161866号に於て既に提案している。
然し、このようなスイツチは、運転者の希望に
応じてシフトアツプ・シフトダウンを指示し得る
ものの、これらの指令を保持する機能がないた
め、指令後車速やアクセル開度が変わらないと、
指令前のシフト段に復帰してしまい、指令通りの
シフトチエンジがなされないという問題があつ
た。
(ハ) 考案の目的 この考案は上記のような従来の問題を解決した
もので、その目的とするところは、シフトアツ
プ・ダウンスイツチを操作することによりシフト
アツプ又はシフトダウンを予め指示したとき、そ
のシフトチエンジ指令をホールドし、運転者の希
望した状況に走行車両を迅速に対応できるように
した車両の自動変速装置を提供するにある。
(ニ) 考案の構成 上記目的を実現するためにこの考案の車両自動
変速装置は、車両の運転状態に応じて予め設定さ
れたパターンに基づきギアシフトを自動的に行な
う制御装置を備えた車両の自動変速装置に於て、
シフトチエンジのアツプ及びダウンを指示するシ
フトアツプ・ダウンスイツチと、このシフトアツ
プ・ダウンスイツチからの出力信号の入力時にそ
のときのギア位置と車速に基づいてシフトアツプ
若しくはダウンの適否を判断する判定回路と、こ
の判定回路からの出力信号があつたときは強制的
にシフトアツプ若しくはダウンを行なわせるとと
もに、上記判定回路からの出力信号が継続してい
る間はアツプ若しくはダウンの指示シフト位置を
ホールドするよに機能するホールド回路を設けた
ものである。
(ホ) 考案の実施例 以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図はこの考案の車両自動変速装置のシステ
ム構成図であり、第2図はその制御回路図を示し
ている。同図に於て、1はエンジンであり、この
エンジン1にはメカニカルクラツチ2を介してト
ランスミツシヨン3が連結され、このトランスミ
ツシヨン3のメインシヤフト3aは図示しないリ
アアクスルに連繋されている。
上記エンジン1には、その回転速度を検出する
エンジン速度センサ4と、燃料噴射ポンプ5及び
これを制御する電子ガバナ6、該電子ガバナ6を
駆動してエンジン回転数を制御するガバナ制御装
置7がそれぞれ設けられている。上記ガバナ制御
装置7により電子ガバナ6をオールスピードガバ
ナ又はリミツトスピードガバナとして作用させる
ものである。
上記メカニカルクラツチ2には、クラツチの位
置を検出するクラツチ位置センサ8と、メカニカ
ルクラツチ2を断続させるアクチユエータ9とが
設けられている。さらに上記トランスミツシヨン
3には、そのメインシヤフト3aの回転数を計測
することで車速を検出する車速センサ10と、ト
ランスミツシヨン3のカウンタシヤフト(図示せ
ず)の回転数を検出するカウンタシヤフト回転セ
ンサ11と、ギアシフト位置を検出するシフト位
置センサ12と、トランスミツシヨンのギアシフ
トを行なわせるギアシフト用のアクチユエータ1
3とが設けられている。又、アクセルペダル14
には、これと連動するアクセル開度センサ15が
設けられている。
16は上記ガバナ制御装置7、クラツチ用のア
クチユエータ9及びギアシフト用のアクチユエー
タ13を制御する制御装置であり、この制御装置
16は、上記エンジン速度センサ4、車速センサ
10及びアクセル開度センサ15からの各検出信
号に基づいて変速、即ちシフトチエンジすべきか
否かを判定するシフトチエンジ判定回路17と、
このシフトチエンジ判定回路17の判定信号、シ
フト位置センサ12の検出信号及び後述するシフ
トアツプ・シフトダウンスイツチ18からの出力
信号を判定するシフトアツプ判定回路19とシフ
トダウン判定回路20からの出力信号に基づいて
アツプ又はダウンにシフトチエンジすべき信号を
出力するシフトチエンジ制御回路22と、上記シ
フトアツプ・ダウンスイツチ18がONされ続け
て上記判定回路19又は20からの出力信号が継
続しているときシフトアツプ又はシフトダウンの
シフト位置にホールドするように動作するホール
ド回路21と、後述するエンジン制御回路23、
クラツチ断続制御回路24及びトランスミツシヨ
ン制御回路25とを備えている。
上記シフトアツプ・ダウンスイツチ18は、2
方向のモーメンタリシーソスイツチから成り、そ
の一方がシフトアツプ、他方がシフトダウンを指
定するもので、同時にONとならないものであ
る。又、上記シフトアツプ判定回路19は、シフ
トアツプ・シフトダウンスイツチ18からのシフ
トアツプ信号が入力されたとき、そのシフト位置
と車速に基づいてシフトアツプ指示を受け入れる
か否かを判断するものであり、また、シフトダウ
ン判定回路20は、シフトアツプ・シフトダウン
スイツチ18からのシフトダウン信号に基づいて
同じくシフトダウン指示を受け入れるか否かを判
断するものである。
そして、これら判定回路19又は20からの信
号がホールド回路21を介してシフトチエンジ制
御回路22に入力されると、該シフトチエンジ制
御回路22は、そのときのギア位置から1段もし
くは複数段のシフトアツプ又はシフトダウンを行
なうように、エンジン制御回路23、クラツチ断
続制御回路24、トランスミツシヨン制御回路2
5にそれぞれ信号を出力する。
一方、上記エンジン制御回路23は、シフトチ
エンジ制御回路22の出力信号及びエンジン速度
センサ4の検出信号に基づきガバナ制御装置7を
作動させてエンジン回転数をギアシフトに対して
最適に制御するものであり、クラツチ断続制御回
路24は、シフトチエンジ制御回路22の出力信
号と、クラツチ位置センサ8の検出信号に基づき
クラツチ用のアクチユエータ9を動作させてギア
シフトが最適になされるようにクラツチ2を断続
制御するものである。又、トランスミツシヨン制
御回路25は、シフトチエンジ制御回路22の出
力信号と、車速センサ10、カウンタシヤフト回
転センサ11及びシフト位置センサ12の検出信
号に基づきギアシフト用のアクチユエータ13を
動作させて、予め設定されたシフトマツプに従つ
てギアシフトを行なわせるものである。
次に、上記のように構成された本実施例の動作
を第3図に示すフローチヤートに基づいて説明す
る。
今、Dレンジ(自動変速レンジ)走行中に、直
線路或いは平坦路からカーブ走行或いは登坂走行
が必要と判断されて運転者の操作でシフトアツ
プ・ダウンスイツチ18がシフトダウン側にON
され(ステツプS1)、シフトダウン信号が出力
されたとする。
これにより制御装置16のプログラムがスター
トし、上記スイツチ18に出力信号を受けたシフ
トダウン判定回路20はステツプS3に示すシフ
トアツプ/ダウン操作の処理を実行する。即ち、
判定回路20では、そのとき車速センサ10から
の車速及びシフト位置センサ12からのギアシフ
ト位置信号を読み込み、これによりシフトダウン
指令を受け入れるか否かを判断し、シフトダウン
が可能であると判断された場合は、その判定出力
信号をホールド回路21を介してシフトチエンジ
制御回路22に出力する。
このとき、ホールド回路21はステツプS4に
示すようにスイツチ18がダウン側にON保持さ
れているか否かを監視し、これによりダウン側に
ON保持されていると判断されたときは、ステツ
プS5に移行して車速やアクセル開度のマツプが
指示前のシフト段に復帰する条件になつてもスイ
ツチ18がOFFされるまで指示されたシフト段
をホールドする。そして、この判断はスイツチ1
8がOFFされるまで継続する。
一方、ステツプS4での判定結果がスイツチ1
8がダウン側にON保持されていないと判断され
たときは、ステツプS6に移行し、車速やアクセ
ル開度のマツプに従つて通常の走行制御処理を実
行する。即ち、シフトチエンジ判定回路17で運
転状態に応じてシフトアツプ又はシフトダウンす
べきか否かを判定し、その判定信号に基づきシフ
トチエンジ制御回路22からシフトアツプ指令又
はシフトダウン指令がエンジン制御回路23、ク
ラツチ断続制御回路24及びトランスミツシヨン
制御回路25に出力され、車両の走行に適した状
態にシフトアツプ、シフトダウンさせる。
又、スイツチ18がシフトアツプ側にONされ
た場合は、シフトアツプ判定回路19が動作し、
以下上述したシフトダウン時と同様に行なわれる
ので、その説明は省略する。
なお、上記実施例では、シフトアツプ・ダウン
スイツチ18に2方向のモーメンタリシーソスイ
ツチを利用した場合について説明したが、これに
限らず、3位置に切換え得るシーソスイツチを用
いても良い。
(ヘ) 考案の効果 以上説明した通り、この考案によれば、Dレン
ジでの走行中に運転者の意思により来るべき状況
を見越してシフトアツプ・ダウンスイツチでシフ
トアツプ又はシフトダウンを指定した後、そのス
イツチがONに保持されているときは、その指定
のギアシフト段をホールドし、来るべき状況に対
応するようにしたので、仮令車速やアクセル開度
のマツプが元のシフト段に復帰する条件になつて
もスイツチがOFFされるまで指定シフト段を維
持でき、このため、例えば走行車両が登坂にかか
る少し前からシフトダウンしておき、登坂に入つ
てもアクセル開度を増すだけで円滑な運転をする
ことができる等、来るべき状況に迅速に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の自動変速装置の概略構成
図、第2図はこの考案における制御回路図、第3
図はこの考案の動作を説明するためのフローチヤ
ートである。 1……エンジン、2……メカニカルクラツチ、
3……トランスミツシヨン、7……ガバナ制御装
置、9……クラツチ用のアクチユエータ、13…
…ギアシフト用のアクチユエータ、16……制御
装置、17……シフトチエンジ制御回路、18…
…シフトアツプ・ダウンスイツチ、19……シフ
トアツプ判定回路、21……ホールド回路、22
……シフトチエンジ制御回路、23……エンジン
制御回路、24……クラツチ断続制御回路、25
……トランスミツシヨン制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の運転状態に応じて予め設定されたパター
    ンに基づきギアシフトを自動的に行なう制御装置
    を備えた車両の自動変速装置に於て、シフトチエ
    ンジのアツプ及びダウンを指示するシフトアツ
    プ・ダウンスイツチと、このシフトアツプ・ダウ
    ンスイツチからの出力信号の入力時にそのときの
    ギア位置と車速に基づいてシフトアツプ若しくは
    ダウンの適否を判断する判定回路と、この判定回
    路からの出力信号があつたときは強制的にシフト
    アツプ若しくはダウンを行わせるとともに、上記
    判定回路からの出力信号が継続している間はアツ
    プ若しくはダウンの指示シフト位置をホールドす
    るよに機能するホールド回路を設けたことを特徴
    とする車両の自動変速装置。
JP1984041629U 1984-03-23 1984-03-23 車両の自動変速装置 Granted JPS60154650U (ja)

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JP1984041629U JPS60154650U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 車両の自動変速装置

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JPS60154650U JPS60154650U (ja) 1985-10-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636356Y2 (ja) * 1985-11-06 1994-09-21 日産ディーゼル工業株式会社 車両用自動変速装置
JPS63195456A (ja) * 1987-02-09 1988-08-12 Aichi Mach Ind Co Ltd 歯車変速機の自動変速装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5210179A (en) * 1975-07-15 1977-01-26 Toshiba Corp Current flowing timer
JPS5330151A (en) * 1976-09-02 1978-03-22 Soritsuku Kk Automatic opening and closing system for suspended door

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