JPH01188710A - ペイント除去用タッピンねじおよびその製造方法 - Google Patents

ペイント除去用タッピンねじおよびその製造方法

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JPH01188710A
JPH01188710A JP773488A JP773488A JPH01188710A JP H01188710 A JPH01188710 A JP H01188710A JP 773488 A JP773488 A JP 773488A JP 773488 A JP773488 A JP 773488A JP H01188710 A JPH01188710 A JP H01188710A
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tapping screw
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ペイント除去用タッピンねじおよびその製造
方法に関する。
(従来の技術) 従来、塗装がされている鉄板等の下孔に、アースとり用
の電線端子を固定するために、タッピンねじを使用する
ことが一般におこなわれている。
そしてこの下孔はバーリング加工によって形成されるこ
とが多く、このバーリング加工孔はその内周面にも塗装
が及んでいる。
(発明が解決しようとする課題) しかるに上記従来のタッピンねじによって、鉄板等に形
成され塗装がされているバーリング加工孔にアースとり
用の電線端子を固定する場合、塗装技術の進歩によって
塗料が剥がれにくくなっているので、タッピンねじをね
じ込んでも塗料がほとんど剥がれないままの状態で塗料
を含んで鉄板等にねじ山が形成され、また、鉄板等にナ
ツトが溶接されていて、ナツトのねじ山が塗装されてい
る場合には、このナツトにボルトをねじ込むとボルトと
ナツトとの間のすきまの存在により、塗料がほとんど剥
がれないままの状態でナツトにボルトが螺合されてアー
スとり用の電線端子が固定されることとなり、アースと
りが達成されないという不具合が生じる等の問題があっ
た。
本発明はこれに鑑み、従来のタッピンねじに代えてバー
リング加工孔に当接するタッピンねじの所要部に周方向
に断続する突出部を形成し、その突出部には少なくとも
ねじ込み方向の側面に切刃部を形成したことにより、突
出部がねじ込まれると突出部に形成されている切刃部が
塗料を剥がすのでアースとり用の電線端子が固定されて
もアースとりが達成されるペイント除去用タッピンねじ
およびこのタッピンねじを高能率に生産することができ
る製造方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この出願の第1の発明のペイント除去用タッピンねじは
、軸部に沿って通常のねじ山と、軸部の一端に工具係合
手段を有する頭部とを備えたタッピンねじにおいて、前
記軸部の所要部に周方向に断続する突出部を形成し、そ
の突出部は少なくともねじ込み方向の側面に切刃部を有
せしめ、前記突出部以外の軸部に通常のねじ山を形成し
たことを特徴とするものである。
この出願の第2の発明は、前記第1の発明のペイント除
去用タッピンねじを製造する方法の発明であって、まず
工具係合手段を有する頭部を備えた軸部の所要部に、軸
線方向に連続する凸条と凹溝とを全周にわたり転進によ
り成形して山径拡大部を形成する工程と、前記山径拡大
部の頂部を押圧して減径すると同時に山径拡大部を軸直
角方向に拡幅する工程と、前記所要部以外の軸部に転造
により通常のねじ山を形成するとともに、前記山径拡大
部に断続する突出部を成形し、その突出部の側面に切刃
部を形成する工程よりなることを特徴とするものである
(作 用) 本発明によれば、タッピンねじの軸部の所要部に周方向
に断続する突出部を形成し、その突出部の少なくともね
じ込み方向の側面に切刃部を形成したので、ペイント除
去用タッピンねじを塗装がされている鉄板等の下孔にね
じ込むと、切刃部が塗料を引掻くようにして剥がすこと
になり、アースとりは十分に達成される。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明する。
第1図は本発明による製造方法により製造されたペイン
ト除去用タッピンねじの一例の正面を示し、第2図は第
1図のA−A線拡大断面を示している。上記各図に示す
実施例において、軸部2の一端にねじを駆動させる工具
係合手段3(例えば十字穴)を有する頭部4と、他端に
相手部材への導入を容易にするための適当な先細りの先
端部5とを形成し、軸部2の首下部6より先端部5まで
の間の中央部近傍の所要部7に周方向に断続する突出部
8を形成し、この突出部8のねじ込み方向の斜上側面9
に切刃部10を形成するとともに、所要部7以外の軸部
2には通常のねじ山11a、llbが連続して形成され
ている。
本発明によるペイント除去用タッピンねじ1は前記のよ
うに構成されるため、塗装がされている鉄板等のバーリ
ング加工孔にペイント除去用タッピンねじ1をねじ込む
と、通常のねじ山11aによってバーリング個所の塗料
が若干剥がされ、さらにペイント除去用タッピンねじ1
をねじ込むと、バーリング加工孔に対応する位置の所要
部7に形成されている突出部8の切刃部10によって塗
料が完全に剥がされる。つづいて通常のねじ山11bが
ねじ込まれて塗装がされている鉄板等に固定すべきアー
スとり用の電線端子が固定される。
以上のような構成のペイント除去用タッピンねじ1は例
えば次のようにして製造される。これを第2図乃至第8
図を用いて説明すると、まず、丸鋼に対して冷間鍛造を
おこなって頭部4と先端部5とを形成し、ねじブランク
1aを得る(第3図参照)。その後、ねじブランク1a
の所要部7aに転造加工により軸線方向に連続する凸条
12と凹溝13とを全周に形成することにより山径拡大
部14を形成する(第4図参照)。なお、第5図はその
山径拡大部14の断面を示し、さらに第6図は山径拡大
部14の1部を拡大したものである。
つぎに、山径拡大部14に対して再び転進加工をおこな
い、山径拡大部14の外径を減径させてd  <d  
とし、頂部15の巾を拡幅して12>tlとする(第6
図、第7図参照)。その後、平ダイス16により山径拡
大部14に突出部8を形成するとともに、通常のねじ山
11a、llbを形成する。平ダイス16はそのダイス
面の巾(a)がペイント除去用タッピンねじ1の軸部2
の長さにほぼ相当する移動ダイス17と固定ダイス18
とで構成されている。移動ダイス17および固定ダイス
18にはねじブランク1aの山径拡大部14が当接する
個所に、通常のねじ山が形成されないようにするために
、山径拡大部14の軸方向の長さに相当する巾を有する
溝形部19を形成し、移動ダイス17および固定ダイス
18の端部17a、18aから軸部2の外周長さ(b)
に相当する位置を中央として突出部成形用山形部20が
形成されている。そして、固定ダイス18に対して移動
ダイス17を対向移動させることにより、山径拡大部1
4以外の軸部2に通常のねじ山を形成するとともに、突
出部成形用山形部20によって山径拡大部14に対して
周方向に断続する突出部8とその突出部8の斜上側面9
に切刃部10とを形成することができる。ペイント除去
用タッピンねじ1は最後に侵炭処理等をおこなって完成
される。
したがって、第2図に二点鎖線で示されているねじ山に
対して突出部8とその突出部8の斜上側面9に切刃部1
0が形成されているので、ねじ山の塗料が完全に剥がさ
れる形態となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、軸部の所要部に周方向に
断続する突出部を形成し、その突出部の少なくともねじ
込み方向の側面に切刃部を形成したことにより、ねじ込
み時にねじ用下孔の塗料を完全に剥がすことができるの
で、アースとりが達成されるとともに、ねじ込みトルク
が減少され、突出部は相手の雌ねじ部に干渉されてゆる
み止めの機能を持ち、振動に対してゆるみのないペイン
ト除去用タッピンねじを提供することができる等の効果
を奏する。また、ねじ転造用の平ダイスは、通常のねじ
山の形成とともに突出部を形成し、その側面に切刃部を
形成する工程とが同時に一つの平ダイスで加工出来るの
で、加工時間の短縮と突出部の位置が正しく成形できる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるペイント除去用タッ
ピンねじの正面図、第2図は第1図のA−A線断面拡大
図、第3図はねじブランクの正面図、第4図はねじブラ
ンクに山径拡大部を形成した場合の正面図、第5図は第
4図のB−B線断面図、第6図は山径拡大部の部分拡大
図、第7図は山径拡大部を再転造したのちの部分拡大図
、第8図はダイスの斜視図、第9図は移動ダイスの斜視
図である。 1・・・ペイント除去用タッピンねじ、1a・・・ねじ
ブランク、2・・・軸部、3・・・工具係合手段、4・
・・頭部、5・・・先端部、6・・・首下部、7.7a
・・・所要部、8・・・突出部、9・・・斜上側面、1
0・・・切刃部、11a、llb・・・ねじ山、12・
・・凸条、13・・・凹溝、14・・・山径拡大部、1
5・・・頂部、16・・・平ダイス、17・・・移動ダ
イス′、17a・・・端部、18・・・固定ダイス、1
8a・・・端部、19・・・溝形部、20・・・突出部
成形用山形部。 出願人代理人  佐  藤  −雄 第5図 第6図第7図 旧 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸部に沿って通常のねじ山と、軸部の一端に工具係
    合手段を有する頭部とを備えたタッピンねじにおいて、
    前記軸部の所要部に周方向に断続する突出部を形成し、
    その突出部は少なくともねじ込み方向の側面に切刃部を
    有せしめ、前記突出部以外の軸部に通常のねじ山を形成
    したことを特徴とするペイント除去用タッピンねじ。 2、工具係合手段を有する頭部を備えた軸部の所要部に
    、軸線方向に連続する凸条と凹溝とを全周にわたり転造
    により成形して山径拡大部を形成する工程と、前記山径
    拡大部の頂部を押圧して減径すると同時に山径拡大部を
    軸直角方向に拡幅する工程と、前記所要部以外の軸部に
    転造により通常のねじ山を形成するとともに、前記山径
    拡大部に断続する突出部を成形し、その突出部の側面に
    切刃部を形成する工程とを含むことを特徴とするペイン
    ト除去用タッピンねじの製造方法。
JP63007734A 1988-01-18 1988-01-18 ペイント除去用タッピンねじおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP2608084B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096199A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Kato Rashi Seisakusho:Kk ボルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665213U (ja) * 1979-10-25 1981-06-01
JPS6296112U (ja) * 1985-11-15 1987-06-19

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