JPH01187A - 発熱組成物及びその製造方法 - Google Patents

発熱組成物及びその製造方法

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JPH01187A
JPH01187A JP62-155132A JP15513287A JPH01187A JP H01187 A JPH01187 A JP H01187A JP 15513287 A JP15513287 A JP 15513287A JP H01187 A JPH01187 A JP H01187A
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exothermic
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producing
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JP62-155132A
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義明 新池
健司 山村
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味の素ゼネラルフ−ヅ株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水などの溶液と接触させると適当な時間で、
適当な熱を発生することのできる発熱組成約及びその製
造方法に関する。
(従来の技術) 従来より発熱物質と水との反応によって生じる熱を利用
して加熱することは以下の刊行物番こも記載されている
特公昭35−10470号 特開昭47−20735号 実開昭48−22236号 特開昭51−73648号 実開昭50−130735号 特開昭52−4575号 実開昭60−83529号 特開昭50−75993号 特開昭52−4377号 実開昭55−63881号 実開昭60−32277号 特開昭50−8687号 実開昭60−70235号 実開昭60−64729号 実開昭60−63127号 実開昭60−63128号 実開昭59−171629号 実開昭59−162825号 実開昭59−162826号 実開昭59−162827号 実開昭59−159569号 発明が解決しようとする問題点 これらはいずれも発熱物質として酸化カルシウムを用い
るものである。しかし、酸化カルシウムに単に水を加え
たときの発熱による温度上昇と発熱時間とを制御するこ
とはできなつかな。
また、発熱物質が多孔質で低密度である場合番こは、水
と反応させると水が発熱物質に急速に浸透し、発熱は比
較的早く起こるが、温度がコントロールされないため上
昇しすぎる。そのためにこれを食品等の加温に用いるこ
とは出来なかった。
問題点を解決するための手段 本発明の目的は、所望の温度を、所望の時間内に得るこ
とのできる発熱組成物とその製造方法を提供することで
ある。
本発明の第二の目的は、食品の簡便な加温に用いること
のできる発熱組成物とその製造方法を提供することであ
る。
本発明の上記の目的は、水との反応により発熱する発熱
物質と、発熱を調節しうる発熱制御物質とからなる発熱
組成物及びそれらの物質とを混合する発熱組成物の製造
方法によって達成することができる。
発熱物質としては、酸化カルシウムを用いることができ
る。酸化カルシウムは、天然の石灰石を熱分解したもの
を用いることができる。
発熱制御物質としては、塩化マグネシウム(無水物)、
塩化カルシウム(無水物)、塩化亜鉛等を単独であるい
は2種以上の物質を組み合わせて用いることができる。
尚、本発明の発熱制御物質輯 は、粉状、粒状、か粒、多孔性不定形、低密度または高
密度固形物質のいずれであってもよい。
これらの発熱物質及び発熱制御物質は70〜99.5:
30〜0.5(重量%)の比率で用いることが望ましい
。この比率より発熱制御物質が少なければ、急激な発熱
が起こり、多ければ十分な発熱を得られないからである
。特に望ましいのは75〜97 : 27〜3で用いる
ことである。
本発明の発熱組成物は、前記発熱物質と前記発熱制御物
質とを低温度にて混合することによって製造することが
できる。混合は、低湿度の条件下で行うことが望ましい
。更に望ましいのは、発熱物質と発熱制御物質とを混合
し、少量の水を添加してよく練った後、400℃以上に
焼成し、少量の水を噴霧し、急冷して製造することであ
る。このようにして製造すれば、両物質を混合のみする
場合に比べて少量の発熱制御物質で所望の発熱制御がで
きる発熱組成物を製造することができる。
例えば酸化カルシウムに塩化マグネシウムを混合し、水
を加えて練り上げ、450℃以上に焼き上げ、冷水を少
量噴霧して急冷して製造した場合には、塩化マグネシウ
ムは1重量%以下で所望の発熱状態を示す発熱組成物を
製造することができる。
尚、発熱物質として石灰石を使用する場合、天然石灰石
中に所望の効果を達成するに十分な量の発熱制御物質、
例えば塩化マグネシウムが含まれている場合あるいはそ
の後の処理において発熱制御物質6.変わりうる物質、
例えば酸化マグネシウムが含まれている場合には発熱物
質に新たに発熱制御物質の添加は不要である。この場合
には天然石灰石を400℃以上に焼成し、冷水を少量噴
霧し急冷することにより発熱組成物を製造することがで
きる。
本発明の発熱組成物は、組成物60〜80%に対し、4
0〜20%(重量)の水と反応させることにより望まし
い状態で熱を発生する。組成物は水分を吸収すると直ち
に発熱を始める。しかし、発熱制御物質を適当量混合す
ることにより迅速な発熱と最適な最高温度の調節をする
ことができる。
発熱制御物質3%を含む発熱組成物の発熱量は260C
al/9である。かかる場合に於いて本発明の発熱組成
物779を缶底に設けた容器中に充填した缶入りコーヒ
ー飲料(190all)を3分間で50℃に加温するこ
とができる。但しこのときの熱効率は0.62である。
発熱組成物は発熱を開始してから所望の温度に達するま
での時間は、1分以内である事が望ましい。特に望まし
いのは、30秒以内で所望の温度に達することである。
 また、最高温度は10000以上150℃以下、好ま
しくは135℃以下であることが望ましい。150’C
!を越えると本発明の発熱組成物で食料または食品を加
温した場合にこれらの品質に悪影響を与え、焼は焦げを
作る原因となることもあるからである。このような最高
温度となるような調節は発熱制御物質の混合量によって
行うことができる。100℃以上の温度は30秒以上持
続することが望ましい。
(実施例) 以下に実施例を用いて本発明を更に詳しく説明する。
実施例 1 酸化カルシウムを粉砕し、粒子サイズを10メツシユか
ら4メツシユにする。この酸化カルシウム739に、塩
化マグネシウム2gを加え、無水状態で混合し、発熱組
成物を製造した。
得られた組成物759に水40ccを加えた場合の組成
物温度を測定した。結果を表1に示す。
表1 経過時間(分)   温度(℃) 0.5      113 1.0      114 1.5      114 2.0      113 2.5      113 3.0      114 3・5     120 4・0     126 4.5      128 ゛ 5・O130 5・5     130 6.0      131 6.5      131 7・O130 7,5128 8,0126 8,5125 9,0123 9,5121 10、0120 10,5118 11,0116 11,5115 表1に示すように、組成物に水を添加後、30秒で10
0℃以上になり、6分間で最高温度131 ’Oになっ
た。食品に悪影響を与える150℃以上になることはな
かった。このように発熱物質に発熱制御物質を混合する
ことにより望ましい最高温度への到達時間と最高温度を
得ることができた。
参考例 1 酸化カルシウムを粉砕し、粒子サイズを10メツシユか
ら4メツシユにした。この酸化力ルンウム759に、2
3℃の水40ccを加えた場合の酸化カルシウムの温度
を測定した。結果を表2に示す。
表2 経過時間(分)   温度(℃) 0、 5              251.0  
     25 1、 5              252.0  
            252.5        
      253.0              
263、5       26 4、 0              274.5  
     27 5、 0              285、 5 
             286、0       
29 6・5      30 7.0       32 7、5       34 B・0      36 8、5       42 9.0              499.5   
           7210、 0       
    10210、 5           10
611.0           10711.5  
        115 12、0         136 12、 5           16413・ 0 
         18013.5         
  19514、 0           1991
4.5          198 15、 0           19815、 5 
          19716、 0       
   195表2に示すように、水添加後、8分間では
ほとんど温度上昇を示さず。その後急激に温度が上昇し
、最高温度は約200℃にも達した。最高温度が高すぎ
るため、食料及び食品の加温には適していない。また、
温度が上昇し始めるまでの時間も長ずざる。
実施例 2 酸化カルシウム(Ca O)を粉砕し、粒子サイズをI
Oメツシュから4メツシユにした。この酸化カルシウム
1mo lに、塩化マグネシウム(無水物、MgCQ2
)、塩化亜鉛(Z ncll、) 、塩化カルシウム(
無水物、CaC112)、塩化マグネシウムと塩化カル
シウム(いずれも無水物)と塩化亜鉛のいずれか2種以
上の種々の量を加え、無水状態で混合し、発熱組成物を
製造した。得られた組成物759に水40ccを加えた
場合の100 ’Oまでの上昇時間と最高温度を測定し
た。結果を表3に示す。
表3 1 30以内  162 MgCQ22  30以内  147 4 30以内  135 ZnCQ22  30以内  130 5 30以内  115 0.5 60   209 CaC112160135 230以内  133 +CaCα22 + Cncll2  3 gCL21 十ZnCl12   2  30以内  148+ C
ncll2  1 以上の結果より酸化カルシウム1 m o 1につき、
2g以上の塩化マグネシウム、2g以上の塩化亜鉛、2
g以上の塩化カルシウムによって望ましい最高温度が水
添加後、30秒以内に得られることがわかった。望まし
い最高温度を30秒以内に得るには発熱制御物質は単独
の化合物でなくとも塩化マグネシウム、塩化亜鉛、塩化
カルシウムを2種以上組み合わせて用いても良いことが
わかった。
実施例 3−1.3−2 (3−1)  酸化カルシウム56gに、塩化マグネシ
ウム0.5gを混ぜ、大ルツボに入れ1000℃で焼成
した後、水lccを噴霧し、室温で徐々に放冷した。ル
ツボから出し、粒子を4〜10メツシユとし、発熱組成
物(1)を製造した。
この組成物(1)159に水8ccを加えて、組成物の
発熱状態を調べた。結果は、100℃までの上昇時間は
30秒間であり、最高温度は140℃であった。
(3−2)  酸化カルシウム56gに塩化亜鉛0.7
gを混ぜ、水を20cc入れて良く練り、大ルツボに入
れ1000℃以上に焼成した後、水を20cc噴霧し、
室温で徐々に放冷した。ルツボがら出し、粒子を4〜1
0メツシユとし、発熱組成物(2)を製造した。
この組成物(2)75gに水40ccを加えて、組成物
の発熱状態を調べた。結果はl OO℃までの上昇時間
は30秒であり、最高温度は135℃であった。
以上の結果より、発熱物質に発熱制御物質を加えて良く
混ぜ、少量の水を加えて良く練り、5゜O℃以上に焼成
し、少量の水を噴霧し冷やすことで、発熱物質に発熱制
御物質を単に混合するよりも発熱制御物質を20%まで
減らせることが分かっt二。
参考例 2 酸化カルシウム1mol(56g)に塩化亜鉛または塩
化マグネシウムを混合せずに実施例3と同じようにした
この製造物759に水40ccを加えて、発熱状態を調
べた。結果は100℃までの上昇時間は3θ秒であり、
最高温度は165℃であった。
実施例 4 天然石灰石を焼成して製造する軽質の生石灰を用いて参
考例 1と同様にした。天然石灰石のうち酸化マグネシ
ウムが0.3〜0.8%含まれているものについては実
施例3で得たのと同様な結果が得られた。
従って、酸化マグネシウムを0.3〜0.8%含む天然
石灰石は発熱制御物質を新たに混合することなく本発明
の発熱組成物を製造することができる。
(効果) 本発明によれば発熱物質に発熱制御物質を混合すること
により所望の発熱時間と最高温度とを得ることができる
また、発熱物質に発熱制御物質を混合し、水を加えて練
り、400℃以上に焼成し、水を噴霧し冷却して製造す
れば、発熱制御物質の量も極めて少量で済むことができ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水との反応により発熱する発熱物質と、発熱を調
    節しうる発熱制御物質とからなることを特徴とする発熱
    組成物。
  2. (2)前記発熱物質が酸化カルシウム及び/または天然
    の石灰石の粉砕物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の発熱組成物。
  3. (3)前記発熱制御物質が塩化マグネシウム(無水物)
    、塩化カルシウム及び塩化亜鉛からなる群より選ばれる
    1または2以上の物質であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の発熱組成物。
  4. (4)前記発熱物質と前記発熱制御物質とが70〜99
    .5:30〜0.5(重量%)の割合であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の発熱組成物。
  5. (5)水との反応により発熱する発熱物質とその発熱を
    制御しうる発熱制御物質とを混合することを特徴とする
    発熱組成物の製造方法。
  6. (6)前記発熱物質と前記発熱制御物質とを70〜99
    .5:30〜0.5(重量%)の割合で混合することを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の発熱組成物の製
    造方法。
  7. (7)前記発熱物質と、前記発熱制御物質とを混合し、
    少量の水を添加して練った後、400℃以上に焼成し、
    少量の水を噴霧することを特徴とする特許請求の範囲第
    5項記載の発熱組成物の製造方法。
  8. (8)前記発熱物質及び前記発熱制御物質が天然石灰石
    であり、前記石灰石を400℃以上に焼成し、少量の水
    を噴霧して製造した軽質石灰石であることを特徴とする
    特許請求の範囲第5項記載の発熱組成物の製造方法。
JP62-155132A 1987-06-22 発熱組成物及びその製造方法 Pending JPH01187A (ja)

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JPS64187A JPS64187A (en) 1989-01-05
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