JPH08261474A - 電子レンジ調理用マイクロ波吸収発熱体及びその製造方法 - Google Patents

電子レンジ調理用マイクロ波吸収発熱体及びその製造方法

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JPH08261474A
JPH08261474A JP8642695A JP8642695A JPH08261474A JP H08261474 A JPH08261474 A JP H08261474A JP 8642695 A JP8642695 A JP 8642695A JP 8642695 A JP8642695 A JP 8642695A JP H08261474 A JPH08261474 A JP H08261474A
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JP
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microwave
octacalcium phosphate
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silicon carbide
composite
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JP8642695A
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Tsutomu Suzuki
努 鈴木
Keiichi Miura
啓一 三浦
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Taiheiyo Cement Corp
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Chichibu Onoda Cement Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被調理品に適度な焦げ目を付ける電子レンジ
調理用マイクロ波吸収発熱体及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 リン酸八カルシウム75〜90重量%と一般
式Cn2n242(但し、nは2〜6の整数)で表さ
れる有機酸25〜10重量%からなるリン酸八カルシウ
ム複合化合物に構造水を含有させた含水リン酸八カルシ
ウム複合化合物を50重量部以上70重量部以下含み、
残部が炭化硅素より成る複合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】電子レンジで放射されるマイクロ
波の電磁場のエネルギーを熱エネルギーに変換する電子
レンジ調理用のマイクロ波吸収発熱体及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来技術】電子レンジは周波数2450MHzのマイ
クロ波により被調理物を加熱処理するものであり、短時
間に極めて容易に加熱できるという優れた利点がある
が、この方法では被調理物に焦げ目を付けることができ
ない。一方、食品によっては、料理品として視覚的な面
から焦げ目がないと食欲がでなかったりするものや、食
品としては加熱することによって食することができて
も、料理品としては味覚面や嗅覚面から焦げによって生
み出される味や香りを不可欠とするものも多い。
【0003】この為、電子レンジ内に磁気損失の大きい
Mn−Zn系フェライト、誘電損失の大きいチタン酸バ
リウム、或いは電気抵抗の小さい炭化珪素から作製した
発熱材を設置し、電子レンジのマイクロ波によってこの
発熱材を発熱させ、被調理物に焦げ目を付けることが試
みられてきた。
【0004】しかし、フェライトやチタン酸バリウムで
は発熱量が十分ではない為、焦げ目が付き難く、炭化硅
素は空気中で長期間使用すると酸化が進み、発熱効果が
低減する。この他の物質でもマイクロ波を吸収し、効率
よく熱エネルギーに変換できる機能を備えた物質が知ら
れている。しかし、これらの物質も化学的安定性を欠く
ものであったり、また、前記の炭化硅素も含めマイクロ
波を照射し続けていくと急速に昇温して表面温度が数百
度以上の過熱状態となり、更に昇温が続くものもあって
適度な焦げ目を付けるのは甚だ困難である。このような
理由から何れも電子レンジ調理用のマイクロ波吸収発熱
体としては十分な実用化には至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波吸収
発熱体は、電子レンジのマイクロ波を効率よく吸収し短
時間で被処理物に焦げ目を付ける温度に到達できる発熱
特性を十分備えていないか、適度な焦げ目を付ける温度
領域の発熱特性を連続して長時間安定して維持できるも
のがなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すること
を目的とし、本発明者らは鋭意検討した結果、リン酸八
カルシウムと有機酸からなり構造水を有する含水リン酸
八カルシウム複合化合物に炭化硅素を加えた複合物が、
電子レンジから放射される特有の波長のマイクロ波を効
率よく吸収して加熱中の被処理物に短時間で適度の焦げ
目を容易に与えることができる発熱特性を発現すること
を見出し、しかも、引き続きマイクロ波照射を行っても
その表面温度はほぼ一定の値に留まっており、適度の焦
げ目を与える発熱特性が長時間連続或いは繰り返し使用
しても維持できることを見出し、発明を完成させるに至
った。
【0007】即ち、この発明は、リン酸八カルシウム7
5〜90重量%と一般式Cn2n242で表される有
機酸25〜10重量%からなる一般式Ca8(PO4
2-X・(Cn2nCO4X・mH2Oで表されるリン酸八
カルシウム複合化合物に構造水を含有せしめた含水リン
酸八カルシウム複合化合物を50〜70重量部含み、残
部が炭化硅素より成る複合物を特徴とする電子レンジ調
理用マイクロ波吸収発熱体である。〔式中、Xは0より
大きく1以下の数、nは2〜6の整数、mは4〜8の整
数を表す。〕
【0008】この発明に於けるリン酸八カルシウムは、
化学式Ca8(HPO42(PO44・5H2Oで表さ
れ、単独ではマイクロ波に対して不活性である。その構
造は層状構造であり、層中に構造水等を保持することが
できる物質である。
【0009】この発明に於ける有機酸は一般式Cn2n
242で表されるジカルボン酸化合物であり、その
一例としては、琥珀酸、メチル琥珀酸、フタル酸、イソ
フタル酸、アジピン酸等を挙げることができる。〔式
中、nは2〜6の整数〕
【0010】このようなリン酸八カルシウムと有機酸か
らなるリン酸八カルシウム複合化合物は一般式Ca
8(PO42-X・(Cn2nCO4X・mH2Oで表され
る。〔式中、Xは0より大きく1以下の数、nは2〜6
の整数、mは4〜8の整数を表す。〕このリン酸八カル
シウム複合化合物は、リン酸八カルシウムの源構造を保
った層状構造の物質であって、その層中に前記有機酸が
比較的強固に結合保持された複合化合物である。
【0011】また、この層中には構造水として水を含む
ことができる。一般に、水そのものはマイクロ波を吸収
し、電磁場のエネルギーを熱エネルギーに変換して発熱
することができる。しかし、発熱により通常100℃を
越えると、水が気化し、この気化熱の放出によってそれ
以上の温度上昇は見られなくなる。この水と前記有機酸
とを層中に含む含水リン酸八カルシウム複合化合物は、
マイクロ波照射により発熱すると共に、層中の水分が減
少する。しかし、マイクロ波照射を停止し冷却すると、
層中の有機酸が、例えば大気中等に存在する水分を容易
に吸収し、再び構造水として層中に含水させることがで
きる。
【0012】この発明に於ける炭化硅素は、α型でもβ
型でも良い。炭化硅素は、それ自体マイクロ波を吸収し
発熱する機能を有するが、マイクロ波を吸収し続ける
と、本発明の課題とする適度な焦げ目を与えるのことに
は適さない温度にまで急速に昇温し過熱状態に陥りやす
い。
【0013】炭化硅素に前記の含水リン酸八カルシウム
複合化合物を複合させると、発熱体表面温度の昇温を特
定の温度で抑えることができ、その結果、適度な焦げ目
を与える温度を維持することが可能となる。その温度は
含水リン酸八カルシウム複合化合物と炭化硅素との成分
割合によって設定するこことができる。
【0014】本発明の各物質の成分割合を前記の如く定
めたのは、リン酸八カルシウムと前記有機酸との成分割
合に関しては、リン酸八カルシウム75重量%未満では
構造水の含水可能量が不足し、加熱時に放出される気化
熱が乏しくなって炭化硅素による過度の昇温を抑えるこ
とが困難となるので好ましくない。一方、リン酸八カル
シウムが90重量%を越えると、有機酸が10重量%未
満となり、その不足から吸水効果が殆ど見られなくなる
ので好ましくない。尚、含水リン酸八カルシウム複合化
合物の構造水は、前記成分範囲内のリン酸八カルシウム
複合化合物に於いて、概ね含水可能な最大量迄含むのが
望ましいが、気化熱放出による放熱効果が低減するよう
な少ない含水量でなければ良い。また、含水リン酸八カ
ルシウム複合化合物が70重量部を越えると、被調理物
に焦げを与えることができる温度(被調理物により異な
るが概ね120℃以上)に発熱が至らないので好ましく
ない。含水リン酸八カルシウム複合化合物が50重量部
を下廻ると気化熱放出による放熱効果が低減するので昇
温が進み、適度な焦げ目を付ける温度を越えた温度(概
ね250℃以上)になり易く好ましくない。
【0015】また、この発明は、α−リン酸三カルシウ
ムと一般式Cn2n242で表される有機酸とを混合
したものをpH5〜7で加水分解することによって得ら
れる、リン酸八カルシウム75〜90重量%と一般式C
n2n242で表される有機酸25〜10重量%から
なる一般式Ca8(PO42-X・(Cn2nCO4X・m
2Oで表されるリン酸八カルシウム複合化合物に構造
水を含有せしめた含水リン酸八カルシウム複合化合物を
50重量部以上70重量部以下含み、残部が炭化硅素よ
り成る複合物を特徴とする電子レンジ調理用マイクロ波
吸収発熱体の製造方法である。〔式中、Xは0より大き
く1以下の数、nは2〜6の整数、mは4〜8の整数を
表す〕
【0016】以下、この発明による製造方法をより詳し
く説明する。α−リン酸三カルシウム粉末80〜95重
量%と前記有機酸20〜5重量%を混合し、懸濁液を作
製する。この懸濁液を一般式Cn2n24 2-で示され
る有機酸イオン下でpH5〜7にて加水分解することに
よりリン酸八カルシウムと該有機酸から成るリン酸八カ
ルシウム複合化合物に構造水が含まれた含水リン酸八カ
ルシウム複合化合物が得られる。ここでpH調整に際し
ては、必要に応じ例えばアンモニア水、希塩酸等の水溶
液を適当量加味しても良い。この含水リン酸八カルシウ
ム複合化合物50〜70重量部に対し、炭化硅素粉末を
50〜30重量部の割合で加えて混合した泥しょうを、
適当な形状の型枠に流し込んで静置する。尚、炭化硅素
は粒径がより小さい方が好ましく、概ね1μm以下であ
るのが望ましい。泥しょうが型枠中でほぼ固化した段階
で脱型し、該固化物を、好ましくは40〜70℃で乾燥
させることにより構造水を含有する該複合物を製造する
ことができる。
【0017】ここで、懸濁液のpHを、5〜7とするの
は、pHが5を下廻るとリン酸水素カルシウム(CaH
PO4・2H2O)が生成し、7を越えると水酸アパタイ
トが生成し有機酸を層中に含んだリン酸八カルシウム複
合化合物が得られない。
【0018】
【作用】炭化硅素は、一般に電子レンジで加熱時に使わ
れる2450MHzのマイクロ波を極めて吸収し易く、
吸収したマイクロ波の電磁場のエネルギーを瞬時にかつ
極めて効率よく熱エネルギーに変換することができる。
その熱エネルギーの一部は複合物残部を形成する含水リ
ン酸八カルシウム複合化合物中の構造水の気化、即ち水
の相変化のエネルギーとして費やされる為、複合物の表
面温度の上昇を特定の温度で抑えることができる。その
温度はマイクロ波照射が続いても、気化できる構造水が
存在する限り、かなりの時間殆ど一定に留めておくこと
ができる。この温度は、被調理品を電子レンジで加熱処
理する際適度な焦げ目を付けるに十分適した温度とする
ことができる。また脱水後の複合物も、高い吸水性及び
保水性を有する該有機酸の作用により外部の水分を吸収
し、その水分を再度構造水として層中に保有することが
できる。即ち、構造水の吸収、離脱は可逆的に行える。
この為、繰り返し使用しても発熱特性を損なうことはな
い。また、単独では酸化に伴う変質・分解が生じ易い炭
化硅素も、該リン酸八カルシウム複合化合物と複合化さ
せることによってその成分変化が生じ難くなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳しく説
明する。市販試薬のα−リン酸三カルシウム粉末(純度
99.8%)10gを0.25モル濃度のアジピン酸水
溶液10ml中に入れ、アンモニア水でpH5.0、
6.0、7.0に調整した懸濁液をそれぞれ作製した。
尚、pH測定は、市販のpHメーター(柴田器械工業社
製、PH−VISION6071)を用いた。この懸濁
液に、平均粒径0.8μmのα型炭化硅素粉末を表1の
配合表で示す配合量にてそれぞれ加え、十分攪拌した。
これをφ50mm、高さ7mmの円柱形状の型に流し込
み、40℃で約3時間保持し固化させた。この固化物を
脱型し、更に65℃の温度で60分乾燥させることによ
って含水リン酸八カルシウム複合化合物と炭化珪素より
なる複合物である本発明品1〜5を得た。尚、各生成物
は粉末X線回折により定性分析を行い生成相を確認し
た。
【0020】
【表1】
【0021】得られた各複合物を市販の電子レンジ中に
設置し、電子レンジを作動(500W)させ、そのマイ
クロ波(2450MHz)により複合物を加熱した。マ
イクロ波照射中の複合物表面温度をフロロプチック光フ
ァイバ式温度計(LUXTRON社製、MODEL75
0)を用いて作動開始時から連続測定した。その結果を
図1に示す。
【0022】
【図1】
【0023】この結果から本発明品は何れも、一般に被
調理物に適度な焦げ目を与えることに適した表面温度に
速やかに到達し、引き続きマイクロ波照射を行ってもそ
の適度な焦げ目を与える温度範囲、即ち約120〜25
0℃の範囲内でほぼ一定の値に留まることがわかる。
【0024】
【比較例】本発明をより明確に理解する上での参考とし
て、その物質、配合比、若しくは製造方法等が本発明の
範囲から外れる場合についても、比較例として以下に示
す。尚、各生成物は粉末X線回折により定性分析を行い
生成相を確認した。 [比較例1] 出発物質としてα−リン酸三カルシウム
粉末の代わりに直接リン酸八カルシウム粉末を用い、こ
のリン酸八カルシウム粉末10gを0.25モル濃度の
アジピン酸水溶液10ml中に入れ、アンモニア水でp
H6.0に調整した懸濁液を作製した。懸濁液に平均粒
径0.8μmのα型炭化硅素粉末を10g加えて十分攪
拌した後、これをφ50mm、高さ7mmの円柱形状の
型に流し込み、約40℃で24時間保持したが固化しな
かった。
【0025】[比較例2] α−リン酸三カルシウム粉
末(純度99.8%)10gを0.25モル濃度のアジ
ピン酸水溶液10ml中に入れ、アンモニア水でpH
8.0に調整した懸濁液を作製しが、アパタイトの生成
が見られ、リン酸八カルシウム複合化合物は生成しなか
った。
【0026】[比較例3] α−リン酸三カルシウム粉
末(純度99.8%)10gを0.25モル濃度のアジ
ピン酸水溶液10ml中に入れ、希塩酸でpH4.0に
調整した懸濁液を作製したが、ブラッシャイト(リン酸
水素カルシウム)の生成が見られ、リン酸八カルシウム
複合化合物は生成しなかった。
【0027】[比較例4] α−リン酸三カルシウム粉
末(純度99.8%)10gを0.25モル濃度のアジ
ピン酸水溶液10ml中に入れ、アンモニア水でpH
6.0に調整した懸濁液を作製した。懸濁液に、38g
(80重量部)の平均粒径0.8μmのα型炭化硅素粉
末を加えて十分攪拌した後、これをφ50mm、高さ7
mmの円柱形状の型に流し込み、約40℃で24時間保
持したが固化しなかった。
【0028】[比較例5] α−リン酸三カルシウム粉
末(純度99.8%)10gを0.25モル濃度のアジ
ピン酸水溶液10ml中に入れ、アンモニア水でpH
6.0に調整した懸濁液を作製した。これをφ50m
m、高さ7mmの円柱形状の型に流し込み、約40℃で
3時間保持し固化させた。この固化物を脱型し、更に6
5℃の温度で60分乾燥させて炭化珪素を含まない参考
品1を作製した。
【0029】[比較例6] 公知の焼結助剤である平均
粒径0.5μmのカーボン粉末2重量%を均一に混合さ
せた平均粒径0.8μmのα型炭化硅素粉末をφ50m
m、高さ10mm黒鉛型枠に充填し、アルゴン雰囲気中
で2000℃、20MPaにてホットプレス焼結を行っ
て炭化珪素焼結体を作製し、参考品2とした。
【0030】[比較例7] α−リン酸三カルシウム粉
末(純度99.8%)10gを0.25モル濃度のアジ
ピン酸水溶液10ml中に入れ、アンモニア水でpH
6.0に調整した懸濁液を作製した。懸濁液に、4g
(30重量部)の平均粒径0.8μmのα型炭化硅素粉
末を加えて十分攪拌した後、これをφ50mm、高さ7
mmの円柱形状の型に流し込み、約40℃で3時間保持
し固化させた。この固化物を脱型し、更に65℃の温度
で60分乾燥させることによって含水リン酸八カルシウ
ム複合化合物と炭化珪素よりなる複合物である参考品3
を作製した。尚、前記比較例5〜7で作製した参考品1
〜3については、前記実施例と同様の方法でその表面温
度を測定した。この結果も前記図1に実施例と共に記
す。
【0031】
【発明の効果】本発明による電子レンジ調理用マイクロ
波吸収発熱体は、適度の焦げ目を与える発熱特性が長時
間連続、或いは繰り返し使用しても維持できる。また、
この発熱体は、特に従来のセラミックス部材や金属部材
と異なり、高温焼成工程を経ずに任意の形状品を極めて
容易にかつ比較的安価に製造することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合物と本発明によらない複合物に対
しそれぞれマイクロ波照射を行った際のマイクロ波照射
時間と各複合物表面の温度との関係を示した説明図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン酸八カルシウム75〜90重量%と
    一般式Cn2n242で表される有機酸25〜10重
    量%からなる一般式Ca8(PO42-X・(Cn2nCO
    4X・mH2Oで表されるリン酸八カルシウム複合化合
    物に構造水を含有せしめた含水リン酸八カルシウム複合
    化合物を50〜70重量部含み、残部が炭化硅素より成
    る複合物を特徴とする電子レンジ調理用マイクロ波吸収
    発熱体。〔式中、Xは0より大きく1以下の数、nは2
    〜6の整数、mは4〜8の整数を表す。〕
  2. 【請求項2】 α−リン酸カルシウムと一般式Cn2n
    242で表される有機酸とを混合したものをpH5
    〜7で加水分解することによって得られる、リン酸八カ
    ルシウム75〜90重量%と一般式Cn2n242
    表される有機酸25〜10重量%からなる一般式Ca8
    (PO42-X・(Cn2nCO4X・mH2Oで表される
    リン酸八カルシウム複合化合物に構造水を含有せしめた
    含水リン酸八カルシウム複合化合物を50〜70重量部
    含み、残部が炭化硅素より成る複合物を特徴とする電子
    レンジ調理用マイクロ波吸収発熱体の製造方法。〔式
    中、Xは0より大きく1以下の数、nは2〜6の整数、
    mは4〜8の整数を表す。〕
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