JPH01186815A - 軟カプセル剤およびその製造法 - Google Patents

軟カプセル剤およびその製造法

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JPH01186815A
JPH01186815A JP1107488A JP1107488A JPH01186815A JP H01186815 A JPH01186815 A JP H01186815A JP 1107488 A JP1107488 A JP 1107488A JP 1107488 A JP1107488 A JP 1107488A JP H01186815 A JPH01186815 A JP H01186815A
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JP
Japan
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water
soft capsule
soluble substance
oily liquid
capsule
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JP1107488A
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English (en)
Inventor
Tatsu Yamada
山田 達
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Tokai Capsule Co Ltd
Original Assignee
Tokai Capsule Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な軟カプセル剤、更に詳細には、同一カブ
七ル剤中に油性液と水溶性物質を含有せしめた外観透明
な軟カプセル剤に関する〇 〔従来の技術およびその課題〕 軟カプセル剤は、油状物質を包含させる最適の剤型とし
て開発されたものであるが、近年、これに水溶性物質を
も包含させたいという要請が強くなり、これについての
多くの研究がなされている。
従来、軟カプセル剤に水溶性物償金包含させる方法とし
ては、大別して次の3つの方法が知られている。
■ 界面活性剤を配合して、水溶性物質と油性液をV/
・型エマルションとした内容物を、軟カシ七ル皮膜で被
包して軟カプセル剤とするO ■ 油性溶液中に水溶性物質とミツロクを配合懸濁した
内容物を軟カプセル皮膜で被包成形し些後・チキントロ
ピーを利用して↑答中を半固体状として軟カプセル剤と
する。
■ 水溶性物質を予じめ軽質無水ケイ酸等の吸着剤に吸
着させ、油性溶液中に懸濁させた内容物を軟カプセル皮
膜で被包して軟カプセル剤とする。
しかしながら、斯かる従来法は何れも次のような欠点が
めった、 (、)  ■〜■の何れの方法も、内容物の量が多くな
るためカプセルが大型となり、服用し難い〇 (b)  ■〜■の何れの方法によっても、内容物は懸
濁状態であるので、得られる軟カプセル剤は不透明とな
る0従って、外観的に商品価値を高めるために、カプセ
ル皮膜中にタール色素、酸化チタン等の不要物を配合し
なければならない9 (1)  ■の軟カプセル剤は、流通過程等で長時間高
温下に晒される等の過酷な条件下におかれると、内容物
のエマルションが不均一となって、内容物の漏出がおこ
シ易い。
(4)  ■の軟カプセル剤は、ミツロウによって、経
時的に軟カプセル皮膜の溶解性が損われ、崩壊時間が遅
延する。
(a)(3)の方法は、吸着剤の比重が軽く、嵩高いこ
とから、工程が多くなり、コストが高くなる。
斯かる欠点を克服するために、水溶性物質を軟カプセル
皮膜中に含有させる方法が考えられるが、軟カプセル皮
膜社、通常ゼラチン。
グリセリン及び水の混合物を70〜80℃の温度で2〜
3時間加熱攪拌してゾル溶液とするものであるため、こ
のゾル溶液に水溶性物質を溶解させると、熱に弱い物質
は分解して活性が失われるという問題がある。
また、水溶性物質を分解することなく軟カプセル皮膜中
に溶解できたとしても、この皮膜を用いて、現在最も繁
用されているシーラー、ライナー、アクコゲル等の軟カ
プセル製造機で打ち抜き法によシ軟カプセル剤を製造す
ると、カプセルの打ち抜き後の網状ロス皮膜が40〜5
0%4るため、そのロス皮膜に含まれる水溶性物質が無
駄にな9不経済であるという欠点があった。
〔課題を解決する九めの手段〕
そこで1本発明者は、上記問題点を解決せんと鋭意研究
を行った結果、内容物の油性液中に水溶性物質を分散さ
せておき、これを軟カプセル皮膜で被包成形すれば、軟
カプセル製造の乾燥工程以後の工程において、轟該水溶
性物質が皮膜中に移行し、外観透明な軟カプセル剤が得
られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、皮膜中に水溶性物質を、内容物と
して油性液を含有する軟カプセル剤及びその製造法を提
供するものである。
本発明によれば1本発明軟カプセル剤は、油性液中に水
溶性物質を分散させた内容物を軟カプセル皮膜で被包成
形し、乾燥以後の工程で、当該水溶性物質を皮膜中に移
行せしめるととKより製造される。
本発明において、油性液としては、軟カプセル剤の賦形
剤として一般に使用されているサフラワー油、小麦胚芽
等の植物油、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の飽和脂肪酸
トリグリセリドが挙げられ、これらは単独で、また2種
以上の混合物として使用される。
この油性液中には、常法に従って、酢酸トコフェロール
、ビタミンA1 ビタミン0%/9ルミチン酸レチノー
ル等の油溶性物質を溶解して含有させることができる。
水溶性物質としては、水に溶は易いものであれば何れの
ものでもよく、例えば塩酸ピリドキシン、塩酸チアミン
、マレイン酸クロルフェニラミン等が挙げられる。油性
液に分散させる水溶性物質の量は、10重重量風下、特
に6重量係以下が−好ましく、この量が10重量係を超
えると、カプセル皮膜が損傷を受けて、内容物が漏出す
るので好ましくない。
このようにして、油性液に油溶性物質を溶解し、かつ水
溶性物質を分散させた内容物を、常法によって、ゼラチ
ン、グリセリン等を主成分とする通常の軟カプセル皮膜
で被包成形し、乾燥して軟カプセル剤を製造する。斯く
するとき、油性液中に分散して充填した水溶性物質は、
乾燥以後の工程、すなわち乾燥工程及び放置、包装工程
等の工程で水溶性物質が皮膜中に移行し、外観透明な軟
カプセル剤が得られる。
〔発明の効果〕
叙上の如くして得られる本発明軟カプセル剤は次のよう
な利点を有する。
■ 油溶性物質と水溶性物質が一つのカシセル中に含有
されており、しかも外観が透明であるので、美麗である
と共に、服用者に清潔感、安心感を与え、商品価値が高
い0 ■ 界面活性剤、ミツロウ、無水ケイ酸等の余分な添加
物金倉まないので、41に連用する医薬品等にあっては
これらによる人体に対する悪影響がない0 ■ 上記添加物を必要とせず、また工程数が少ないので
、製造コストが安価である0〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。
実施例1 0) ゼラチン10−、グリセリン3に#及び精製水7
に#Q80℃で3時間加熱攪拌してゼラチンのゾル溶液
とし、真空脱気したのち、50℃の恒温槽に貯留して、
軟カプセル皮膜用剤としft、、。
(−)  小麦胚芽油1kll中に、塩酸チアミン70
Fを入れ、攪拌して均一な分散液とする。この液を攪拌
しながら、ライナー社製ロータリー充填機を用いて常法
により、(0の軟カプセル皮膜で被包成形し1通常の乾
燥工程t−経て、内容量100■の透明な球形の軟カプ
セル剤を製した。
実施例2 中鎖脂肪酸トリグリセリド1050を中に予め酢酸トコ
フェロールTool、IQルミチン酸レチノール140
001Uを加えて攪拌し、均一な澄明油性液とする。こ
れに塩酸♂リドキシ735f金入れ、攪拌して均一な分
散液とする。この液を攪拌しながら実施例1と同様の製
造工程により、内容量250#の透明な卵盤の軟カプセ
ル剤t−製した。
実施例3 大豆油982.5を中にa−マレイン酸クロルフェニラ
ミン1’15tlf入れ、攪拌して均一な分散液とする
。この液を攪拌しながら一実施例1と同様の製造工程に
より、内容量10011の透明な球形の軟カプセル剤を
製した0 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、皮膜中に水溶性物質を、内容物として油性液を含有
    する軟カプセル剤。 2、油性液中に水溶性物質を分散させた内容物を軟カプ
    セル皮膜で被包成形し、乾燥以後の工程で、当該水溶性
    物質を皮膜中に移行せしめることを特徴とする軟カプセ
    ル剤の製造法。
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