JPH01186022A - 降雨減衰補償形ｆｍ変復調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、衛星通信あるいは地上マ″イ、クロ通イ３
において降雨による回線のＳ／Ｎ劣化を補償する降雨減
衰補償形ＦＭ変復調装置に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、有事にあっても伝送路を確保するために有線伝送
路に代わってマイクロ波などを用いた無線伝送路が増え
ている。第３図はＦＭ方式を用いた衛星通信における１
対向の地球局のブロック図である。図において、１はＴ
Ｖカメラなどの端末２はＦＭ変調器、３は送信周波数変
換装置、４は可変減衰器、５は高周波の信号、６は電力
制御された高周波信号、７は電力増幅器、８，２３は送
受分波器、９はアンテナ、１０．２４は低雑音増幅器、
１１．２５は受信周波数変換装置、１２はビーコン受信
器、１３は降雨減衰量演算装置、１４は制御信号、１５
は上り回線信号、１６はビーコン信号、１７は雨、１８
は衛星受信アンテナ、１９は衛星受信信号、２０はトラ
ンスポンダ、２１は下り回線信号、２２は受信局アンテ
ナ、２７は受像機などの端末、２８は送信の画像信号、
２９は受信の画像信号である。

次に動作について説明する。端末１から送出された画像
信号２８はＦＭ変調器２によって規定の変調度で変調さ
れ、送信周波数変換装置３に入力され高周波の信号５に
変換される。可変減衰器４は制御信号工４によって出力
レベルの制御を行なうものであり、そこで電力調整され
た信号は電力増幅器７および送受分波器８を介してアン
テナ９から輻射される。輻射された信号は上り回線信号
１５となって衛星受信アンテナ１８によって受信され、
トランスポンダ信号１９となる。トランスポンダ信号１
９は降雨時、雨１７によって減衰を生じる。その減衰量
は衛星のビーコン信号１６によるレベルまたはＣ／Ｎモ
ニタを低雑音増幅器ｌＯ２受信周波数変換装置１１．ビ
ーコン受信機１２を介して受信し、降雨減衰量演算装置
１３によって上り回線換算の降雨減衰量を演算し、制御
信号１４を出力し、可変減衰器４の減衰量を降雨減衰量
に対応させることによって補償されている。

トランスポンダ信号１９は下り回線信号２１となり、さ
らに受信局のアンテナ２２．送受分波器２３、低雑音増
幅器１４．受信周波数変換装置２５、ＦＭ復調器２６を
介して端末２７に供給される。端末２７で受信された信
号２９は降雨補償されているので、信号品質Ｓ／Ｎが降
雨によって変化せず良好な回線を提供できる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながらこのような従来の装置は、送信電力を制御
するため、電力増幅器の最大電力を大きくせねばならず
、電力増幅器のコストを増大させまた消費電力も増加す
るなどの問題があったこの発明は電力増幅器を小形、安
価にすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

このような問題を解決するためにこの発明は、降雨減衰
による補償を送信電力に対して行うのでなく、ＦＭ変調
パラメータである周波数偏移量を制御するようにしたも
のである。

〔作用〕

降雨減衰によって周波数偏移量が制御され、回線品質が
一定に保たれる。

〔実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示すブロフク図であり、
第３図と同一部分は同一記号を用いている。図において
、３０はビデオ帯の可変利得増幅器であって、制御信号
１４によって利得が制御されるようになっており、その
制御信号によってレベル制御されたビデオ信号３２を出
力するようになっている。３１は可変利得増幅器であり
、ＦＭ復調器出力３３が供給され、ビデオ信号２９の同
期パルスの振幅が規定値となるように利得が制御される
ようになっている。

このように構成された装置の動作は次の通りである。端
末１の出力信号２８は規定のレベルとなるように制御さ
れている。一方、ＦＭ復調器２６から出力されるＦＭ復
調器出力３３の波形は第２図（ａ）に示すようになって
おり、同期パルスの振幅はＷＯとなっている。そして可
変利得増幅器３１は前述したように、同期パルスの振幅
を規定値とするように利得が制御されるようになってい
る。

降雨時はビーコン受信機の出力に基づいて降雨減衰量演
算装置１３によって降雨減衰量が増加することが演算さ
れるので、可変利得増幅器３０の利得が降雨減衰量の平
方根に比例して上昇するように制御する。この結果ＦＭ
変調器２の周波数偏移もそれに応じて上昇する。ＦＭ信
号を変復調したときのＳ／Ｎは周波数偏移の２乗に比例
する。

このため可変利得増幅器３０の利得を降雨減衰量の平方
根に比例して上昇するように制御したことと、端末２７
に供給される信号の同期パルスの振幅を第２図（ｂ）に
示すように規定値Ｗ１としたこととから。降雨時も受信
Ｓ／Ｎが一定に保たれる。

以上の実施例はＦＭＴＶ伝送について示したが、ＦＤＭ
／ＦＭなどの音声回線についてもへ一スパントバイロフ
トレベルを同期パルスのかわりに使用してレベル制御を
行なえば、同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明は、降雨減衰量の平方根に
比例してＦＭ変調器の周波数偏移を制御するようにした
ので、受信Ｓ／Ｎが一定に保たれるという効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図第２図は
第１図の装置における波形図、第３図は従来装置の一例
を示すブロック図である。 １・・・・端末、２・・・・ＦＭ変調器、３・・・・送
信周波数変換器、４・・・・可変減衰器５．６・・・・
信号、７・・・・送信電力増幅器８．２３・・・・送受
分波器、９，１８．２２・・・・アンテナ、１０．２４
・・・・低雑音増幅器、１１．２５・・・・受信周波数
変換器、１２・・・・ビーコン受信器、１３・・・・降
雨減衰量演算装置、１４・・・・制御信号、１５・・・
・上り回線信号１６・・・・ビーコン信号、１７・・・
・雨、１９・・・・衛星受信信号、２０・・・・トラン
スポンダ、２１・・・・下り回線信号、２７・・・・端
末、２８・・・・送信画像信号、２９・・・・受信画像
信号、３０・・・・可変利得増幅器、３１・・・・可変
利得増幅器。 代　理　人　　　　　大　　　岩　　　増　　　雄：′
−？円

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 降雨減衰量の変動にかかわらず相手局から送出される信
   号を検出しその検出結果に基づいて回線のＳ／Ｎを一定
   に保持する降雨減衰補償形ＦＭ変復調装置において、 降雨減衰量を演算しその平方根に比例した信号を出力す
   る信号発生手段と 信号発生手段の出力信号に応じた変調度のＦＭ信号を発
   生するＦＭ変調器とを備えたことを特徴とする降雨減衰
   補償形ＦＭ変復調装置。