JPH01181666A - 帯材の巻取り停止方法 - Google Patents

帯材の巻取り停止方法

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JPH01181666A
JPH01181666A JP377488A JP377488A JPH01181666A JP H01181666 A JPH01181666 A JP H01181666A JP 377488 A JP377488 A JP 377488A JP 377488 A JP377488 A JP 377488A JP H01181666 A JPH01181666 A JP H01181666A
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Toshio Kise
喜瀬 敏夫
Yoshisuke Sakai
酒井 義祐
Koichi Marumoto
丸本 公一
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Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紙、プラスチックフィルム、金属板等の帯材
が製造工程を経て所定の長さにリール巻きされた状態か
ら巻き直される途中において欠陥部の検査、修復のため
の巻取り停止を位置的に極めて正確に行うことのできる
帯材の巻取り停止方法に関するものである。
〔従来の技術〕
帯材の製造工程においては種々な欠陥部例えば穴、汚れ
、傷等が発生する。このような欠陥部については、製造
工程における諸処環の終了後に行われるリール巻きを欠
陥部を監視しながら行ってその個所を何らかの方法で記
録しておき、次に巻直しを行いながら欠陥部が所定の検
査・修復作業位置に達したときに巻取りを停止して検査
、修復等必要な処置を施してから巻取りを再開している
従来行わオtてきたこのような欠陥部の記録及び巻直し
における所定位置での停止の方法の代表的なものを次に
説明する。
第1の従来方法は、製造工程終了後のリール巻きを行う
ときに帯材の走行路に欠陥検出器とマーク入れ機とを設
置しておき、リール巻き速度で走行する帯材の欠陥部を
検出する毎に欠陥部と一定の位置関係にある帯材側縁部
の位置にマークを入れ、又は更にその位置から一定の間
隔でリール巻後端向かって数個所にマークを入れておき
、次の巻直しにおいて目視又はマーク検出器でマークを
検出して巻取り停止を行う方法である。しかしながら、
リール巻きは生産能率上一般に高速(例えば製紙工程に
おけるリールパートでは300〜1 、000m/分)
で運転されていてマークを所定の位置に正確に入れるこ
とは甚だ困難で数十国から数mにも及ぶ誤差が生じるこ
とが多い、従ってマークが欠陥部と一定の位置関係にあ
る予定された1つの位置にのみ入れられている場合は、
次の巻直、しにおいてこのマークを検出して巻取りを停
止しても、巻直し速度もやはり一般に高速であることか
らマークの検出から巻取り停止までの帯材の走行長を一
定ならしめることの困難性に加えて上記のマーク位置の
誤差があるため、欠陥部が所定位置に位置していないこ
とが多く、徐動、停止を繰り返しながら欠陥部を探し出
す必要があった(マークを全く入れずに巻直しにおいて
欠陥部自体を検出してから巻取り停止のための操作に入
る場合もマークが1つの位置だけの上記場合と同様かそ
れ以上に困難である)。マークが上記した如く欠陥部と
対応する1つの位置の他にも一定間隔で入れられている
場合は、巻直しにおいてはこれら他のマークが先に検出
されるのでこの時点から予め巻取り速度を低下させた状
態で所定のマークの検出と巻取り停止を行うことができ
るから、高速度の巻取り下における欠陥部検出と巻取り
停止に伴う上記困難性はほぼ解決されるが、リール巻き
におけるマーク入れの誤差は依然として残されていて正
確な位置での停止が困難な上に、マークを多く入れる際
帯材に二次的な欠陥部を生じさせるおそれもあった。
第2の従来方法は、製造工程終了後のリール巻きにおい
て欠陥部が検出されたときのロール状帯材(JF材がリ
ール巻きされてロール状となった巻き姿の帯材)の直径
を記録しておき、巻直しにおいて巻出しによって減じて
いくロール状帯材の直径を計測しながら上記記録を対応
させて巻取りを停止する方法である。しかしながら抄紙
機における薄紙の如く例えば厚さが80−の帯材が直径
1.6mのロール状に巻かれている場合、その直径を−
のオーダーで計測をすることは極めて困難であり、仮に
±0.5閣の精度で直径を計測できたとしても重ね枚数
にして3枚分、すなわち長さにして凡そ±15mの誤差
が生じて、欠陥部を正確に所定位置に位置するように巻
取りを停止することは殆んど不可能と言ってよかった。
また前以って欠陥部までの長さを知ることができないた
め、高速巻直しく例えば製紙工場における巻取機では2
,000m/分)の際、減速をいつ開始すればよいのか
判らないため、効率よく最短時間で停止させることがで
きなかった。
第3の従来方法は、製造工程終了後のリール巻きにおい
て欠陥検出器と巻長さ測定器とにより欠陥部からリール
巻終端(又はリール巻始端)までの帯材長をコンピュー
ターに記憶させておき、次の巻直しにおいてはこのコン
ピューターの信号を受けた巻取制御装置の定尺制御によ
り巻直し始端(リール巻終端に当る)から欠陥部までの
上記帯材長分を巻き取った後に巻取りを停止させる方法
である。しかしながら、リール巻き終端又は始端を形成
させる帯材の切断は高速でリール巻きされている状態で
行われるため、切口は直線とならずしばしば破り切られ
たような不規則な形状を呈しており、従って巻直しにお
ける定尺測定開始の基点をどこにするかによって大きな
誤差を生じさせて正確な停止を困難にしており、この現
象は特に抄紙工程において甚だしい。また、リール巻き
されたロール状帯材を巻直しに先立って予め品質検査等
の目的で数mないし数十mの長さの帯材を試料として切
り除くことがあり、巻直しにおける巻取制御の定尺設定
には、その分を凡その見当で補正した長さを使用するか
らこの場合−層誤差を大きくしていた。
上記のように従来のいずれの停止方法も帯材の欠陥部を
所定の位置に正確に停止させることができず、巻取停止
を自動化していても最終的には目視により欠陥部が所定
の位置に位置したことを確認して手動で巻取りを停止せ
ざるを得なかった。
そのため時間的ロス、操作の繁雑化2作業員の眼の疲労
等を伴って巻取機の処理能力の低下を招いていた欠点が
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の欠点を無くし、巻直しの途中に
おいて欠陥部の検査、修復のための巻取停止を位置的に
極めて正確に且つ自動的に行うことのできる帯材の巻取
り停止方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためには、何を基準にして巻取りを
停止させるか、従ってどのような検出器を組合せて予め
準備しておくべきかについて構成上の解決困難な課題が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題を解決するために種々検討した
結果、リール巻きにおいて各欠陥部の位置に関連して長
さ又は距離を計測する他にはマークをリール巻き終り頃
の唯1個所にのみ付けておき、巻直しにおいてはこれら
から欠陥部の接近を知って(必ずしも欠陥部の走行位置
を正確に知る必要はない)減速させた低速巻取り下にお
いて欠陥部そのものを欠陥検出器により直接に検出する
ことにより上記目的を達成できることを究明して本発明
を完成した。
すなわち本発明は、製造工程を経て連続的に走行して来
る帯材を所定の長さだけロール状にり一ル巻きをして切
り離し、次いでこれから巻き出して巻取機制御装置を備
えた巻取機により別の巻芯に巻き取る巻直しを行いなが
ら帯材の欠陥部を検査、修復するために欠陥部が所定の
検査・修復作業位置に接近するに従って巻取り速度を低
下させて巻取りを停止させるに当り、予めリール巻き工
程において帯材を走行させながら各欠陥部の位置を示す
データとして少なくとも帯材の走行方向におけるリール
巻始端から各欠陥部までの帯材長をコンピューターに記
憶させると共にリール巻終端に近い位置にマークを入れ
てリール巻始端から上記マークまでの帯材長もコンピュ
ーターに記憶させておき、このようにしてリール巻きさ
れた帯材を走行長の測定可能な状態で巻き直しながら、
走行長の測定基準位置としてコンピューターに入力され
る少なくともマーク検出器によるマーク検出信号と先に
コンピューターに記憶させておいたリール巻始端からの
マーク及び欠陥部までの各帯材長とに基づいてコンピュ
ーターから発信される信号により各欠陥部毎に当該欠陥
部が接近するに従つて巻取速度を低下させた後に低速巻
取り下における欠陥検出器による当該欠陥部の検出信号
のコンピューター処理により欠陥部が所定の位置に位置
した時に自動的に巻取りを停止させることを特徴とする
帯材の巻取り停止方法に関するものである。
以下、図面に示す具体例により本発明方法を詳細に説明
する。
第1図は本発明方法をその実施に好適な装置系統図の一
例と共に示す説明図、第2図は巻直しでロール状に巻き
取られるべき帯材の各部長さを記号で示す展開説明図、
第3図は巻直しにおける欠陥検出状態の一例を示す斜視
図である。
〔構成の説明〕
製造工程を経た帯材1の基本的な流れは、第1図から看
取できるように、先ず帯材1はモーター2′で回転され
るリール巻き駆動ロール2によって矢印3の方向に走行
させられて巻芯4に所定長だけリール巻きされて切り離
され(以上、第1図の左半分)、次いでこのロール状に
リール巻きされた帯材1は巻直しのために巻き出されて
矢印5の方向に走行させられ、巻取機6の駆動ロール7
に駆動されて別の巻芯8に巻き直される(以上、第1図
の右半分)、帯材1の欠陥部はリール巻きにおいてその
個所を記録しておき、巻直しにおいてその記録によって
欠陥部が検査・修復作業位置40 (回倒では巻取機6
で巻き取られつつある位りりに達したときに巻取りを停
止させて検査や修復作業を施した後、巻取りを再開する
のである。
本発明方法の特徴は、第一に、製造工程を経た帯材1の
リール巻きにおいて各欠陥部の位置を示すデータをコン
ピューターに記憶させると共に、リール巻終端に近い帯
材1上の1つの位置にのみマークを付してこのマークの
位置もコンピューターに記憶させることである。
欠陥部の位置を示すデータとしては、少なくとも帯材1
のリール巻きの走行方向におけるリール巻始端から各欠
陥部までの帯材長を採りコンピューター9に記憶させる
。このデータの採り方の例は、第1面の左半分に示すよ
うに一方では帯材1のリール巻きの走行経路に欠陥検出
器10を設置して欠陥検出制御装置11を経てコンピュ
ーター9に接続しておき、他方では一般にリール巻き工
程に設置される巻長さ測定装置をコンピューター9に°
接続しておき、欠陥検出器10からの欠陥検出信号12
と巻長さ測定装置からの巻長さ信号13とによって第2
図に例示するリール巻始端14から各欠陥部15、16
.17までの帯材長さQl、 Q、、 Q3を計測させ
てコンピューター9に記憶させておくのである。
上記巻長さ測定装置は例えば第1図に示す如くリール巻
き駆動ロール2を回転させるモーター2′や駆動ロール
2に連結しているパルス発生器から主として成る巻長さ
検出器18とそれから入力されるパルス信号を巻長さと
してカウントしてコンピューター9に入力する機能と後
記するようなマーク入れ指令時期設定機能及び切離し時
期設定機能とを持った巻長さカウンター19とから成っ
ている。
欠陥部15.16.17の位置を示すデータとして上記
のリール巻始端14からの帯材長m1.Q□t aSに
加えて、帯材1の幅方向における帯材側縁からの距離を
採っても良い、一般に欠陥検出器lOとしては、原理的
には例えばCCD素子やシリコン光電素子やフォトマル
チプライヤ−や光電子倍増管を用いた検出器と、これら
の光源として蛍光管やハロゲンランプや白熱球やレーザ
ー光線を用いた構成のものが使用されており、帯材の全
幅に渡って欠陥が検出できるように設置されている。す
なわち、欠陥部を検出したときは欠陥検出制御装置11
を経て欠陥検出信号12の他に第1図に示すように欠陥
幅方向位置信号20をコンピューター9に入力して第2
図に示す各欠陥部15.115.17の帯材側縁からの
距離Wag Wtt w3を記憶させるのである。
このようにしてリール巻きが進んでリール巻終端21の
巻出しが近付いたとき、帯材1の例えば側縁部にマーク
22を入れる。このマーク入れは、予め巻長さカウンタ
ー19にリール巻始端14からの所定の帯材長Qyaに
よって発信時期が設定されていたマーク入れ指令信号2
3が第1図に示すようにコンピューター9に発信され、
コンピューター9から更にマーク入れ信号24が発信さ
れてマーク入れ機25を作動させることによって行われ
る。上記所定の帯材長Q11とは、リール巻終端21か
ら試料分等の切除長さRxを切除してもなお且つ巻直し
において別の巻芯に巻き付けるに足りる帯材長Qoをマ
ーク22以降に残す位置までのリール巻始端14からの
帯材長である。そしてこのマーク入れと共に、このマー
ク入れ機25の作動遅れの時間を考慮して実際にマーク
22が入れられた位置に相当する長さとしてコンピュー
ターによって計算された第2図に示す位置までのリール
巻始端14からの帯材長2鳳をコンピューター9に記憶
させておくのである。そしてリール巻きの帯材長が所定
の長さQcに達した時に、予め巻長さカウンター19に
リール巻始端14からの帯材長によって発信時期が設定
されていた切り離し指令信号26がコンピューター9に
発信され、更にコンピューター9からの信号によって切
断機(図示なし)が帯材1を切断して第2図に示す如く
リール巻始端14から所定の長Qcのところにリール巻
終端21を形成させるのである。この場合、リール巻終
端21の切り口の形状は、一つ先のリール巻終端に当る
リール巻始端14と同様に不規則で、帯材長測定の基準
としては第2図に示すようにそれぞれQe、 Qe’の
誤差を生せしめ得る形状を呈していることが多い。
本発明方法の特徴は、第二に、上記の如くにして得られ
たロール状の帯材1の巻直しにおいて、マーク22を検
出してこのマーク22の位置と、先にコンピューターに
記憶させておいたリール巻始端14からマーク22及び
各欠陥部までの帯材長とに基づいて、各欠陥部の接近を
知って巻取り速度を低下させた後、この低速巻取り下に
おいて欠陥部それ自体を直接に検出して停止させること
である。
従って巻取り速度低下開始時点として接近した欠陥部の
走行位置を正確に知ることは必要でないのである。この
巻直しを回倒によって説明する。
第1図に示すように巻芯4にロール状に巻かれた帯材1
は別の巻芯8に巻直し始端34を巻き付けられて、帯材
1は矢印5の方向に巻き出されて走行し巻取機6の駆動
ロール7により駆動されて巻芯8に巻き取られる。巻芯
8に巻き付けられる巻直し始端34は第2図に示すよう
に、そして前記したように試料を採取したり、リール巻
終端21の不規則な部分を切除した後の切除端である。
巻取機6は巻長さ検出器27と巻取機制御装置28とを
備えている。巻長さ検出器27は巻取機6の駆動ロール
7を回転させるモーター7′や駆動ロール7に連結して
いるパルス発生器から主として成っている。
また巻取機制御装w128は巻長さ検出器27からパル
ス信号から成る巻長さ信号13′を受けて帯材1の走行
長又は帯材長の測定ができると共に、コンピューター9
から信号を受けて巻取機6を制御する。
そして巻取機制御装置28は巻長さ検出器27からの信
号入力の開始時点を任意に選択できるようになっていて
、巻直しにおける帯材1の任意の時点からの走行長、従
って帯材1上の任意の位置からの帯材長の測定が可能で
ある。
帯材1の走行経路にはマーク検出器29が設置されてい
てマーク22を検出したときはマーク検出信号30をコ
ンピューター9に入力する。
また本発明において特徴とする低速巻取り下における欠
陥部検出のための欠陥検出器31が設置されていて、欠
陥部を検出したときは欠陥検出信号32を欠陥検出制御
盤33を経てコンピューター9に入力する。この欠陥検
出器31としては、欠陥部検出作用を帯材1の全幅に亘
って同時に行うものと、幅方向の位置を指定して比較的
狭い範囲で行うもの(以下、位置指定型と言う)とのい
ずれであっても良い。位置指定型の一つの態様としてコ
ンピューター9からの信号により幅方向の指定位置に移
動、停止可能な欠陥検出器31が示される。第3図はそ
の1例によって欠陥部を検出している状態を示している
。この欠陥検出器31は、レール31b上を車輪31c
により移動容易な検出器本体31aが、コンピューター
9から位置制御盤(第1図に示す31d)を経て送られ
る信号により回転、停止するモーター31eにより回動
されるタイミングベルト31fによって帯材幅方向の指
定位置に移動し停止するようになっている。この第3図
に示すような構造の欠陥検出器31は小さな検出器本体
31aで幅広い範囲の欠陥検出作用を行うことができる
。検出塁本体31aがコスト的に問題でないなら、位置
指定型の他の態様として検出器本体31aを帯材1の幅
一杯に並置しておいて移動装置をなくし、指定位置の検
出器本体31aを信号によって作動状態とさせるように
構成することもできる。
巻直しを開始した後に、マーク22の位置とリール巻始
端14からマーク22及び各欠陥部までの帯材長に基づ
いて各欠陥部の接近を知るための走行長測定開始の基点
の採り方の3通りの方法例を説明する。
第1の方法は、マーク22を走行長測定開始の基点とす
る方法である。この場合、第2図に示すようにリール巻
始端14から各欠陥部15.16.17及びマーク22
までの帯材長Ω1* ff12s Q3s QIMが既
知であるから、マーク22から各欠陥部17.16.1
5までの帯材長”3 e Q”2 * QllHの計算
は簡単である。すなわち帯材1の巻取りが開始されマー
ク22がマーク検出器29に検出されてマーク検出信号
30がコンピューター9に受信されると、コンピュータ
ー9がら走行長測定開始信号35と、2m3 * 2N
11 g flalに基づいて所定の走行長に従って巻
取速度を低下させるように定尺制御設定信号36とが巻
取機制御装置28に入力される。
第2の方法は巻直し始端34を走行長測定開始の基点と
する方法である。この場合、巻直しが開始されてマーク
22が検出された時点で巻長さ測定器により巻直し始端
34からマーク22までの帯材長ΩOを測定することが
できるから、第2図に示すようにこの20と上記のよう
に求められる2m3 t Q’1llz eQalとか
ら巻直し始端34から各欠陥部15.16.17までの
帯材長Qos t Qoi t Qo□の計算は簡単で
ある。
すなわち帯材1の巻直しが開始されるとコンピューター
9から走行長測定開始信号35が出力される。
そして、走行長測定開始時から巻長さ信号13′がコン
ピューター9に入力されていてマーク検出器29からマ
ーク検出信号30が出力された時点で第2図に示す帯材
長noが測定されるから、コンピューター9が直ちにf
f1oa t ff1o* s QOIを計算して定尺
制御設定信号36が出力される。
第3の方法は、巻直し時の第1番目の欠陥部17につい
ては、マーク22を走行長測定開始の基点とし、定尺制
御設定を2m3とし、次の欠陥部16については先の欠
陥部17を基点とし定尺制御設定をQ3□とし、以下同
様にら、と順送りに行っていく方法である。この場合は
、マーク検出及び欠陥検出の度毎に各走行長開始信号3
5と定尺制御設定信号36が出力される。
上記3つの例で判るようにいずれもマーク22が各欠陥
部までの概略帯材長を知るのに重要な手ががりとなって
いる。上記の帯材長測定においてマーク検出器29の位
置と欠陥検出器31の位置と駆動ロール7の位置と検査
・修復作業位置40との相互間の距離差は、予め定数と
してコンピューター9に入力しておいて補正することが
できる(以下の説明においても同じ)。
巻直しが進んで最初の欠陥部17が接近して第2図に示
す如く予め設定しておいた減速開始ライン37の位置で
巻取機の減速を開始し、巻き直されたロール状帯材にゆ
るみや優遇ぎが起きないで、且つ最短時間で速度を下げ
て行き徐動ライン38の位置まで巻き取られた時点で丁
度即時停止可能な徐動スピードまで速度が下げられ維持
される。例えば製紙工程において巻直しスピード2,0
00m/分から50m/分程度の徐動スピードまで減速
される。
一方、徐動ライン38まで巻き取られた時点で゛欠陥検
出器31はコンピューター9からの信号により作動状態
となる。欠陥検出器31が位置指定型のときは、予めコ
ンピューター9に記憶されている帯材側縁からの距離W
、の信号を受けて欠陥検出器31のその位置にある部分
が作動状態となるが、位置指定型の一つの態様として第
3図のように欠陥検出器本体31aが移動、停止するも
のであるときは、巻直しを開始した時点で欠陥部17(
第2番目以降の欠陥部については先の欠陥部が検出され
た後に次の欠陥部)の幅方向1位置までコンピューター
9からの指令で予め移動して待機させておく。このよう
な状況下で低速巻取すされている帯材1の欠陥部17が
進んで来て欠陥検出器31の監視域に入った時は、欠陥
検出器31が誤りなくこれを検出して欠陥検出信号32
をコンピューター9に入力し、帯材1が低速のまま更に
進んで欠陥検出器M39から検査・修復作業位置40ま
での走行距離Qt (第2図に示す欠陥部17から停止
ライン41までの帯材長)だけ進んだ時、コンピュータ
ー9から巻取機停止信号42が巻取制御装置28に入力
されて巻取機6は停止され、このとき欠陥部17は正確
に検査・修復作業位置40に位置しているのである。そ
して必要な検査、修復の処理をした後は巻取りを再開し
、以降の欠陥部16.15についても上記と全く同様に
して巻取り停止を行うことが出来る。なお、上記巻直し
始端34.減速開始ライン37.徐動ライン38゜停止
ライン41は観念上のラインであって具体的に帯材1に
線引きされているものではない。
〔発明の効果〕
本発明に係る帯材の巻取り停止方法は、リール巻きにお
いてリール巻終端近くの1つの位置にのみマークを入れ
てリール巻始端から各欠陥部及びこのマークまでの各帯
材長をコンピューターに記憶させておき、巻直しにおい
て上記マークを測定基準にしてこの走行長と先にコンピ
ューターに記憶させておいた上記各欠陥部までの”F材
長とから欠陥部の接近を知って巻取速度を低下させた状
態で欠陥部自体を欠陥検出器により直接に検出してそれ
から所定長さの進行後に巻取りを停止するように構成し
たことにより、以下に述べる効果を有する。
(1)巻取停止はマーク等の検出だけによらず最終的に
欠陥部自体を検出することにより、欠陥部の停止位置に
誤差が生じない。
(2)巻取停止は欠陥部間の帯材長データだけによらず
最終的に欠陥部自体を検出することにより、欠陥部の停
止位置に誤差が生じない。
(3)巻取りの減速開始時期判断のための走行長測定開
始の基準として、マークを用いることにより、基点の形
状が不規則であることによる走行長の誤差や、試料を切
除したときの凡その見当の補正による帯材長の設定誤差
がない。
(4)若し何らかの原因で測定された上記走行長に若干
の誤差があったとしても、減速開始の時期をいくらか左
右するだけで、欠陥部検出に関する上記(1)、 (2
)の効果には大きな影響を及ぼさない。
(5)以上の総合効果として、欠陥部を所定の位置に極
めて正確に位置させて巻取りを停止することが出来る。
(6)その結果、低速度下での長時間の欠陥目視検査や
、巻戻し停止のやり直しに消費される時間ロスがなくな
り、巻直し作業の能率を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法をその実施に好適な装置系統図の一
例と共に示す説明図、第2図は巻直しでロール状に巻き
取られるべき帯材の各部長さを記号で示す展開説明図、
第3図は巻直しにおける欠陥検出状態の一例を示す斜視
図である。 1・・・・帯材 2・・・・リール巻き駆動ロール 2′・・・・モーター 3・・・・矢印 4・・・・巻芯 5・・・・矢印 6・・・・巻取機 7・・・・駆動ロール 7′・・・・モーター 8・・・・巻芯 9°・・°コンピューター 10・・・・欠陥検出器 11・・・・欠陥検出制御装置 12・・・・欠陥検出信号 13、13’・・・・巻長さ信号 14・・・・リール巻始端 15・・・・欠陥部 16・・・・欠陥部 17・・・・欠陥部 18・・・・巻長さ検出器 19・・・・巻長さカウンター 20・・・・欠陥幅方向位置信号 21・・・・リール巻終端 22・・・・マーク 23・・・・マーク入れ指令信号 24・・・・マーク入れ信号 25・・・・マーク入れ機 26・・・・切り離し指令信号 27・・・・巻長さ検出器 28・・・・巻取機制御装置 29・・・・マーク検出器 30・・・・マーク検出信号 31・・・・欠陥検出器 31a・・・・検出器本体 31b・・ ・・ レール 31c・・・・車輪 31d・・・・位置制御盤 31e・・・・モーター 31f−・・・タイミングベルト 32・・・・欠陥検出信号 33・・・・欠陥検出制御盤 34・・・・巻直し始端 35・・・・走行長測定開始信号 36・・・・定尺制御設定信号 37・・・・減速開始ライン 38・−・・徐動ライン 39・・・・欠陥検出位置 40・・・・検査・修復作業位置 41・・・・停止ライン 42・・・・巻取機停止信号 特許出願人 山陽国策パルプ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 製造工程を経て連続的に走行して来る帯材を所定の
    長さだけロール状にリール巻きをして切り離し、次いで
    これから巻き出して巻取機制御装置を備えた巻取機によ
    り別の巻芯に巻き取る巻直しを行いながら帯材の欠陥部
    を検査、修復するために欠陥部が所定の検査・修復作業
    位置に接近するに従つて巻取り速度を低下させて巻取り
    を停止させるに当り、予めリール巻き工程において帯材
    を走行させながら各欠陥部の位置を示すデータとして少
    なくとも帯材の走行方向におけるリール巻始端から各欠
    陥部までの帯材長をコンピューターに記憶させると共に
    リール巻終端に近い位置にマークを入れてリール巻始端
    から上記マークまでの帯材長もコンピューターに記憶さ
    せておき、このようにしてリール巻きされた帯材を走行
    長の測定可能な状態で巻き直しながら、走行長の測定基
    準位置としてコンピューターに入力される少なくともマ
    ーク検出器によるマーク検出信号と先にコンピューター
    に記憶させておいたリール巻始端からのマーク及び欠陥
    部までの各帯材長とに基づいてコンピューターから発信
    される信号により各欠陥部毎に当該欠陥部が接近するに
    従つて巻取速度を低下させた後に低速巻取り下における
    欠陥検出器による当該欠陥部の検出信号のコンピュータ
    ー処理により欠陥部が所定の位置に位置した時に自動的
    に巻取りを停止させることを特徴とする帯材の巻取り停
    止方法。 2 リール巻きにおいて欠陥部の位置を示すデータとし
    て帯材の幅方向の位置をもコンピューターに記憶させて
    おき、巻直しにおいてコンピューターからの信号により
    該位置での欠陥検出器の作動により欠陥部を検出する請
    求項1に記載の帯材の巻取り停止方法。 3 巻直しにおいてマークから欠陥部までの帯材長とマ
    ーク検出信号により測定開始されるマーク検出時からの
    走行長とにより欠陥部の接近を知つて巻取速度を低下せ
    しめる請求項1に記載の帯材の巻取り停止方法。 4 巻直しにおいてマークから欠陥部までの帯材長とマ
    ーク検出信号により測定開始されるマーク検出時からの
    走行長とにより欠陥部の接近を知つて巻取速度を低下せ
    しめる請求項2に記載の帯材の巻取り停止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0827927A2 (en) * 1996-09-04 1998-03-11 Arpeco Engineering Limited Web inspection and repair machine

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