JPH092712A - ウエッブの巻取・巻返方法およびその装置 - Google Patents

ウエッブの巻取・巻返方法およびその装置

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JPH092712A
JPH092712A JP17826995A JP17826995A JPH092712A JP H092712 A JPH092712 A JP H092712A JP 17826995 A JP17826995 A JP 17826995A JP 17826995 A JP17826995 A JP 17826995A JP H092712 A JPH092712 A JP H092712A
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Ikuo Fujiyoshi
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Toshin KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエッブの検査とウエッブロールの端面の巻
取修正等を行って巻き取った後、そのまま逆転して端縁
を整列して巻き返すことのできる巻取・巻返方法および
その装置を提供する。 【構成】 往復可動ベース(17)に巻出軸支持手段と
該巻出軸回転駆動用の第1駆動手段と第1端縁位置検出
器とが設けられた巻出部(3)と、該往復可動ベースの
平行移動用のアクチュエータ(22)と、第2端縁位置
検出器と、ウエッブ搬送部(4)と、巻取軸支持手段と
巻取軸回転駆動用の第2駆動手段とを備えた巻取部
(5)と、ウエッブが巻取軸に巻き取られる時はウエッ
ブの端縁を第2端縁位置検出器により検出し、アクチュ
エータによる往復可動ベースの往復動を制御し、ウエッ
ブが巻出軸に巻き返される時はウエッブの端縁を第1端
縁位置検出器により検出し、アクチュエータによる往復
可動ベースの往復動を制御するようにした制御装置(6
0)によってウエッブの巻取・巻返を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウエッブを巻出軸か
ら繰り出し、端縁を整列して巻取軸に巻き取り、次い
で、巻き取ったウエッブを逆に巻取軸から繰り出し、端
縁を整列して巻出軸に巻き返すようにできるウエッブの
巻取・巻返方法およびその装置に関するものである。さ
らに詳しくは、この発明は、例えば、ウエッブへの印刷
状態を検査しながらウエッブの端縁を整列して巻取軸に
巻き取り、次いで、ウエッブを巻取時とは逆方向に走行
させ、端縁を整列して巻出軸に巻き返すことのできるウ
エッブの巻取・巻返方法およびその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】紙、フィルム、箔等のウエッブの加工に
おいては、ウエッブの汚れ、傷等の有無を検査したり、
ウエッブへの印刷状態の良否を検査するために巻き戻す
必要がある。また、スリット等の工程に先立ち、ウエッ
ブの蛇行を修正して巻き戻し、ウエッブロールの端面が
均一になるように巻取修正したりする必要がある。その
ためには巻替機が用いられる。これは、ウエッブロール
から繰り出されたウエッブの端縁位置を検出し、それに
基づきウエッブの蛇行を修正し、必要に応じウエッブの
走行中に所定の検査を行い、巻取端縁を整列してウエッ
ブを巻き取るようにしたものである。巻替機は、通常以
下の巻戻摺動台方式と巻取摺動台方式の2方式が採用さ
れている。すなわち、図13に示されたものは、巻出軸
を軸支する摺動台(81)を、アクチュエータによって
矢印Pで示すウエッブの幅方向に往復動可能とし、基台
側に設けられた端縁位置検出器(82)によって、繰り
出されてきたウエッブ(83)端縁の端縁位置検出器
(82)の基準位置からの偏差を検出し、ウエッブの端
縁が端縁位置検出器の基準位置を通過するように、アク
チュエータにより摺動台(81)を摺動させてウエッブ
(83)の蛇行を修正し、巻取軸(図示せず)にウエッ
ブの端面を均一に巻き取らせるように制御するものであ
る。また、図14に示されたものは、ウエッブロールの
巻取軸を軸支する摺動台(91)を、アクチュエータに
よって矢印Qで示すウエッブの幅方向に往復動可能に
し、摺動台(91)に設けられた端縁位置検出器(9
2)によって、ウエッブ(93)端縁の端縁位置検出器
(92)の基準位置からの偏差を検出し、ウエッブの端
縁が端縁位置検出器(92)の基準位置を通過するよう
に、アクチュエータにより摺動台(91)を摺動させ
て、ウエッブ(93)の蛇行を修正し、巻取軸にウエッ
ブの端縁を均一に巻き取らせるように制御するものであ
る。未加工のウエッブの汚れ、傷の有無等の検査を行う
場合、単にウエッブの巻取端面の修正を行う場合、ある
いは、ウエッブに印刷等が施されていても印刷絵柄等に
方向性がないものの印刷状態の良否判断と巻取端面の修
正等を行う場合であれば、これらの方式の何れかを採用
して巻取端面の整ったウエッブロールを得、次の加工工
程に供給することができる。しかしながら、印刷絵柄等
に方向性のあるウエッブの印刷状態の良否検査と蛇行修
正による巻取端面の修正等とを行う場合には、巻取軸に
ウエッブを巻き取った後、再度巻き戻すことが必要とな
る。そのためには、巻取軸ごとウエッブロールを取り外
し、巻戻側に装着し直し、再度、ウエッブの端縁を検出
しながら端縁を整列して巻き取る巻き戻し工程を採用す
ることとなる。このような巻き戻し工程においては、重
量のあるウエッブを巻取軸ごと取り外し、これを適宜の
搬送手段に載置し、巻出側に搬送して装着し直さなけれ
ばならず、作業能率が悪く、手間がかかり、作業者にと
って安全とはいえない。また、巻取軸ごとウエッブロー
ルを取り外し、巻戻側への搬送、装着し直しのための作
業スペースが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな従来技術の欠点を解決するために創案されたもので
あり、ウエッブの端縁を整列して巻取軸に均一に巻き取
らせたり、検出装置等によって不良箇所を検出した場
合、巻き取りを停止させ、目視検査部までウエッブを送
ったり戻したりして、間欠的にウエッブを巻取・巻返し
て肉眼による検査を行ったり、さらには、不良箇所の切
断、削除、紙継ぎ等を行う通常の使用に加え、方向性の
あるウエッブ、例えば、方向性のある印刷絵柄等を有す
るウエッブ、の汚れ、傷等の有無の検査、印刷状態の検
査とウエッブロールの端面の巻取修正等とを行った後、
ウエッブの端縁を整列して巻出軸に巻き返すようにした
ウエッブの巻取・巻返方法およびそのための装置を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明のウエッブの巻取・巻返方法は、巻出部の
ウエッブロールから繰り出されて走行するウエッブの端
縁の位置と所定の基準位置との偏差を第2端縁位置検出
器によって検出し、前記第2端縁位置検出器によって検
出された検出信号に基づき、制御装置によってアクチュ
エータを作動させ、巻出部の巻出軸を回転可能に軸架す
る一対の巻出軸支持手段と巻出軸回転駆動用の第1駆動
手段とウエッブの端縁を検出する第1端縁位置検出器と
が設けられた往復可動ベースを、巻出軸の軸線方向と平
行に摺動させることで前記偏差をなくすようにウエッブ
の走行を制御し、ウエッブ搬送部を経たウエッブを、巻
取軸を回転可能に軸架する一対の巻取軸支持手段と巻取
軸回転駆動用の第2駆動手段とを備えた巻取部の巻取軸
に整列して巻き取らせ、次いで、前記巻取部の巻取軸に
巻き取られたウエッブを逆方向に走行させ、巻取部から
繰り出されてウエッブ搬送部を経たウエッブの端縁の位
置と所定の基準位置との偏差を、前記巻出部の第1端縁
位置検出装置によって検出し、前記第1端縁位置検出装
置によって検出された検出信号に基づき、制御装置によ
ってアクチュエータを作動させ前記往復可動ベースを巻
出軸の軸線方向と平行に摺動させることで前記偏差をな
くすようにウエッブの走行を制御して、ウエッブを巻出
軸に整列して巻き返すようにしたことを特徴とする。そ
して、巻取または巻返は、巻出軸回転駆動用の第1駆動
手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手段のトルクおよび
回転速度を制御して行うようにしてもよいし、または、
巻取を巻取軸回転駆動用の第2駆動手段によって行い、
巻返を巻出軸回転駆動用の第1駆動手段によって行うよ
うに制御してもよい。巻取または巻返に当たっては、運
転または確認動作用の第1選択手段の切換によって運転
を選択した場合は、巻取・巻返の2方向反転駆動若しく
は巻取または巻返の何れかの一方向駆動用の第2選択手
段の切換により、巻取・巻返の2方向運転を行うか若し
くは巻取または巻返の何れかの一方向運転を行うように
制御装置により制御し、第1選択手段の切換によって確
認動作を選択した場合は、第2選択手段の切換により、
巻取・巻返の2方向運転のための確認動作若しくは巻取
または巻返の何れかの一方向運転のための確認動作を制
御装置により行うようにすることが好ましい。次に、こ
の発明のウエッブの巻取・巻返装置は、往復可動ベース
に、巻出軸を回転可能に軸架する一対の巻出軸支持手段
と、該巻出軸回転駆動用の第1駆動手段と、ウエッブの
端縁を検出する第1端縁位置検出器とが設けられた巻出
部と、前記往復可動ベースを巻出軸の軸線方向と平行に
摺動させるアクチュエータと、ウエッブの端縁を検出す
る第2端縁位置検出器と、ウエッブ搬送部と、巻取軸を
回転可能に軸架する一対の巻取軸支持手段と、該巻取軸
回転駆動用の第2駆動手段とを備えた巻取部と、ウエッ
ブが巻取軸に巻き取られる時は、巻出部のウエッブロー
ルから繰り出されて走行するウエッブの端縁の位置と所
定の基準位置との偏差を第2端縁位置検出器によって検
出し、前記第2端縁位置検出器によって検出された検出
信号に基づき、アクチュエータを作動させ、往復可動ベ
ースを巻出軸の軸線方向と平行に摺動させることで前記
偏差をなくすようにウエッブの走行を制御し、ウエッブ
搬送部を経たウエッブを、巻取軸を回転可能に軸架する
一対の巻取軸支持手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手
段とを備えた巻取部の巻取軸に整列して巻き取らせ、ウ
エッブが巻出軸に巻き返される時は、前記巻取部の巻取
軸に巻き取られたウエッブを逆方向に走行させ、巻取部
から繰り出されてウエッブ搬送部を経たウエッブの端縁
の位置と所定の基準位置との偏差を、前記巻出部の第1
端縁位置検出装置によって検出し、前記第1端縁位置検
出装置によって検出された検出信号に基づき、アクチュ
エータを作動させ前記往復可動ベースを巻出軸の軸線方
向と平行に摺動させることで前記偏差をなくすようにウ
エッブの走行を制御して、ウエッブを巻出軸に整列して
巻き返すようにする制御装置とを具備してなることを特
徴とする。そして、制御装置は、巻取または巻返を、巻
出軸回転駆動用の第1駆動手段と巻取軸回転駆動用の第
2駆動手段のトルクおよび回転速度を制御して行うよう
にしたものであってもよいし、または、巻取を巻取軸回
転駆動用の第2駆動手段によって行い、巻返を巻出軸回
転駆動用の第1駆動手段によって行うように制御するも
のであってもよい。また、運転または確認動作用の第1
選択手段と、巻取・巻返の2方向反転駆動若しくは巻取
または巻返の何れかの一方向駆動用の第2選択手段とが
制御装置に設けられており、第1選択手段の切換によっ
て運転を選択した場合は、巻取・巻返の2方向反転駆動
若しくは巻取または巻返の何れかの一方向駆動用の第2
選択手段の切換により、巻取・巻返の2方向運転を行う
か若しくは巻取または巻返の何れかの一方向運転を行う
ように制御装置により制御し、第1選択手段の切換によ
って確認動作を選択した場合は、第2選択手段の切換に
より、巻取・巻返の2方向運転のための確認動作若しく
は巻取または巻返の何れかの一方向運転のための確認動
作を制御装置により制御するようにしたものであること
が好ましい。そして、ウエッブ搬送部に、ウエッブの品
質検査用の検出手段が設けられていてることが好まし
く、そのウエッブの品質検査用の検出手段は、反射光型
表面検出装置、および/または、透過光型検出装置であ
ってもよい。また、ウエッブ搬送部に、目視検査用部が
設けられていてもよい。また、巻出軸支持手段が巻出軸
の軸線方向と平行に往復可動ベース上で摺動可能であっ
て、固定手段によって往復可動ベースの所定位置に固定
されるとともに、巻取軸支持手段が巻取軸の軸線方向と
平行に摺動可能であって、固定手段によって所定位置に
固定され、巻出軸および巻取軸の軸長に応じ、一対の巻
出軸支持手段の間隔および一対の巻取軸支持手段の間隔
が変更可能となっていることが好ましい。そして、第1
端縁位置検出器および第2端縁位置検出器がウエッブの
幅方向に移動し、所定位置に位置決め可能に支持手段に
よって支持されていることが好ましい。
【0005】
【作用】巻出部のウエッブロールから繰り出されて走行
するウエッブの端縁の位置と所定の基準位置との偏差を
第2端縁位置検出器によって検出し、前記第2端縁位置
検出器によって検出された検出信号に基づき、制御装置
によってアクチュエータを作動させ、往復可動ベース
を、巻出軸の軸線方向と平行に摺動させることで前記偏
差をなくすようにウエッブの走行を制御し、ウエッブ搬
送部を経たウエッブを、巻取軸を回転可能に軸架する一
対の巻取軸支持手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手段
とを備えた巻取部の巻取軸に整列して巻き取らせること
ができる。次いで、前記巻取部の巻取軸に巻き取られた
ウエッブを逆方向に走行させ、巻取部から繰り出されて
ウエッブ搬送部を経たウエッブの端縁の位置と所定の基
準位置との偏差を、前記巻出部の第1端縁位置検出装置
によって検出し、前記第1端縁位置検出装置によって検
出された検出信号に基づき、制御装置によってアクチュ
エータを作動させ前記往復可動ベースを巻出軸の軸線方
向と平行に摺動させることで前記偏差をなくすようにウ
エッブの走行を制御して、ウエッブを巻出軸に整列して
巻き返すことができる。そして、ウエッブの巻取または
巻返は、第1駆動手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手
段のトルクおよび回転速度を制御して行うこと、また
は、巻取を巻取軸回転駆動用の第2駆動手段によって行
い、巻返を巻出軸回転駆動用の第1駆動手段によって行
うことができる。また、巻取または巻返に当たっては、
運転または確認動作用の第1選択手段の切換によって運
転を選択した場合は、巻取・巻返の2方向反転駆動若し
くは巻取または巻返の何れかの一方向駆動用の第2選択
手段の切換により、巻取・巻返の2方向運転を行うか若
しくは巻取または巻返の何れかの一方向運転を行うよう
に制御装置により制御し、第1選択手段の切換によって
確認動作を選択した場合は、第2選択手段の切換によ
り、巻取・巻返の2方向運転のための確認動作若しくは
巻取または巻返の何れかの一方向運転のための確認動作
を制御装置により行うことができる。また、ウエッブの
端縁を整列して巻取軸に均一に巻き取らせたり、検出装
置等によって不良箇所を検出した場合、巻き取りを停止
させ、目視検査部までウエッブを送ったり戻したりし
て、間欠的にウエッブを巻取・巻返して、肉眼による検
査を行ったり、さらには、不良箇所の切断、削除、紙継
ぎ等を行うことができる等汎用性が高い。ウエッブ搬送
部にウエッブの品質検査用の、反射光型表面検出装置お
よび/または透過光型検出装置を備えることで、ウエッ
ブへの印刷状態等を検査しつつ端縁を整列して巻き取
り、その後、巻き返すことで、元の巻取方向に巻き取ら
れた検査済みであって端面が整列されたウエッブロール
を得ることができる。ウエッブの品質検査としては、目
視検査部においてウエッブの表面状態を検査することも
可能である。また、巻出軸支持手段が巻出軸の軸線方向
と平行に往復可動ベース上で摺動可能であって、固定手
段によって往復可動ベースの所定位置に固定されるとと
もに、巻取軸支持手段が巻取軸の軸線方向と平行に摺動
可能であって、固定手段によって所定位置に固定され、
巻出軸および巻取軸の軸長に応じ、一対の巻出軸支持手
段の間隔および一対の巻取軸支持手段の間隔が変更可能
となっているので、ウエッブロールの幅に応じた長さの
巻取軸を用い、巻出軸支持手段の間隔および巻取軸支持
手段の間隔を調整し、巻き取りおよび巻き返しをするこ
とができる。また、第1端縁位置検出器および第2端縁
位置検出器がウエッブの幅方向に移動し、所定位置に位
置決め可能に支持手段によって支持されるようになって
いると、ウエッブの端縁位置またはウエッブに設けられ
た端縁位置検出用のラインマーク等の位置に応じ、端縁
位置検出器の位置を微調整することができる。
【0006】
【実施例】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明する。もちろんこの発明は以下の例によっ
て限定されるものではない。図1は、この発明の一実施
例である印刷済ウエッブの印刷品質検査等に適したウエ
ッブの巻取・巻返装置の概略側面図であって、巻き取り
時の状態を示しており、図2は、方向性のある印刷絵柄
を有するウエッブのウエッブパスを示す概略斜視図であ
る。図1、2に示されるように、ウエッブの巻取・巻返
装置(A)には、巻出軸(1)の軸線方向(図示せず)
と平行に移動可能に構成されたウエッブ(2)の巻出部
(3)と、ウエッブの搬送部(4)と、ウエッブの巻取
部(5)とが設けられている。巻出部(3)の巻出軸
(1)から繰り出されたウエッブ(2)は、アイドラロ
ール(6)を経て、搬送部(4)の第1ガイドロール
(7)、第2ガイドロール(8)、第3ガイドロール
(9)を経て上方に向けて走行させられ、反転ロール
(10)で下方に向けられ、第4ガイドロール(1
1)、ニアロール(12)を経て、巻取部(5)の巻取
軸(13)に巻き取られるようになっており、第2ガイ
ドロール(8)を通過して第3ガイドロール(9)に至
る間に、例えば、CCD(固体撮像素子)を用いたウエ
ッブ品質検査用の検出装置(14)によりウエッブ
(2)の汚れ、傷の有無、印刷状態の良否等の表面状態
の検査が行われるようになっている。そして、蛇行を修
正してウエッブ(2)を巻取軸(13)へ巻き取るため
に、搬送部(4)に設けられた第2端縁位置検出器であ
る第2センサ(15)によってウエッブ(2)の端縁の
蛇行を基準位置からの偏差として検出し、後述するよう
に偏差をなくす方向に巻出軸(1)を軸線方向に沿って
摺動させてウエッブ(2)の蛇行を修正し、巻取軸(1
3)に巻取端縁を整列して巻き取ることができるように
なっている。また、ウエッブ(2)の検査が終了した
後、ウエッブ(2)を巻き返すには、ウエッブ(2)の
走行方向を逆転して巻出軸(1)に巻き取ることができ
るようになっている。その際、ウエッブ(2)の蛇行を
修正してウエッブ(2)を巻出軸(1)へ巻き取るため
に、巻出部(3)に設けられた第1端縁位置検出器であ
る第1センサ(16)によってウエッブ(2)の端縁の
蛇行を基準位置からの偏差として検出し、後述するよう
に偏差をなくす方向に巻出軸(1)を軸線方向に沿って
摺動させてウエッブ(2)の蛇行を修正し、巻出軸
(1)に巻取端縁を整列して巻き取ることができるよう
になっている。
【0007】巻出部(3)において、往復可動ベース
(17)が、一対の棒状のスライドレール(18)に沿
って摺動できるようになっている。該スライドレール
(18)は基台(19)に固定された一対のフレーム
(20)の前方部に上下に平行に架設されている。往復
可動ベース(17)は、鉛直板状体からなり、左側面に
は一対のスライダー(21)が設けられている。該スラ
イダー(21)にはスライドレール(18)の挿通部
(21a)が設けられており、該挿通部(21a)には
スライドレール(18)が挿通され、往復可動ベース
(17)がスライドレール(18)に沿って摺動できる
ようになっている。往復可動ベース(17)の摺動は、
フレーム(20)に設けられた油圧シリンダー、モータ
等を用いたアクチュエータ(22)によって行われる。
往復可動ベース(17)の右側面には、巻出軸(1)を
回転可能に軸支する一対の巻出軸支持フレーム(23)
が横方向に張り出して設けられている。巻出軸支持フレ
ーム(23)の基端部には一対のガイド(24)が設け
られ、往復可動ベース(17)に設けられた巻出軸の軸
線方向に平行な一対のガイドレール(25)に沿って摺
動可能となっており、前記基端部は固定ねじ(26)に
よって往復可動ベース(17)の所定位置に固定できる
ようになっている。もちろん、一方の巻出軸支持フレー
ム(23)を往復可動ベース(17)に固定し、他方の
巻出軸支持フレーム(23)を摺動可能としてもよい。
これによって、ウエッブロールの幅に応じ一対の巻出軸
支持フレーム(23)の間隔を変更することができる。
巻出軸(1)の一対の巻出軸支持フレーム(23)への
軸支構造は、周知の巻出軸の交換可能な軸支手段を採用
すればよいことから詳細な説明は省略する。また、一方
の巻出軸支持フレーム(23)には第1モーター(2
7)が取り付けられている。巻出軸支持フレーム(2
3)の上方には、一対のアーム(28)が往復可動ベー
ス(17)に横設され、アーム(28)、(28)の間
には、アイドラロール(6)が軸架されている。一対の
アーム(28)には延長部(28a)が設けられ、該延
長部(28a)、(28)の間には固定棒(29)が架
設され、該固定棒(29)には、ウエッブ端縁位置検出
用の第1センサ(16)がウエッブ幅方向に摺動し、所
定位置に位置決め可能に支持されている。具体的には、
第1センサ(16)を有するスライドブロックをねじに
よって固定棒(29)に固定する等適宜の手段が採用で
きる。
【0008】フレーム(20)の前方上方部には、一対
の前方張り出し板(30)が設けられており、該前方張
り出し板(30)、(30)間には、その基端部近傍に
固定棒(31)が架設され、該固定棒(31)には、ウ
エッブ端縁位置検出用の第2センサ(15)がウエッブ
幅方向に摺動し、所定位置に位置決め可能に支持されて
いる。具体的には、前記第1センサ(16)の位置決め
支持と同一構造が採用できる。前述の第1センサ(1
6)と第2センサ(15)とは何れもアイドラロール
(6)近くに設置されており、ウエッブ(2)の端縁位
置を検出できるようになっている。なお、第2センンサ
(15)は、基台(19)、フレーム(20)に設けら
れるようになっていてもよいものである。そして、前方
張り出し板(30)、(30)先端部の間には、一対の
巻返タッチロール支持アーム(32)が回動可能に軸支
されている。該巻返タッチロール支持アーム(32)、
(32)先端部の間には巻返タッチロール(33)が回
転可能でかつその軸線方向に摺動可能に支持されてい
る。具体的には、巻返タッチロール(33)の両端軸を
スプラインとし、該スプラインを巻返タッチロール支持
アーム(32)、(32)に支持し、巻返タッチロール
(33)は回転できるようになった構造が採用できる。
そして、巻返タッチロール支持アーム(32)は、巻き
出し時には反時計方向に回動され、退避位置にまで上昇
させられるようになっており、巻き返し時には時計方向
に回動され、巻出軸(1)に巻き取られるウエッブロー
ル(2a)に当接し、所定の接圧を与えるようになって
いる。そして、後述するようにウエッブ(2)の巻返に
おいて、巻取軸(13)から繰り出されるウエッブ
(2)の端縁を第1センサ(16)により検出し、該検
出信号に基づいたアクチュエータ(22)による往復可
動ベース(17)の摺動に伴いウエッブロール(2a)
が水平移動し、それに追従して巻返タッチロール(3
3)が、その軸線方向、すなわち、巻出軸(1)の軸線
方向と平行に移動することができるようになっている。
第1センサ(16)、第2センサ(15)は、光電管方
式、エアー方式、超音波方式、リミットスイッチ方式等
各種の検出原理に基づくとともに、検出対象により、ウ
エッブ(2)の端縁位置を検出することのできる検出
器、またはウエッブ(2)に設けられた端縁位置検出用
のライン、マーク等(以下、端縁ともいう)を検出する
検出器等周知のものが適宜使用できるものであり、ウエ
ッブ(2)の種類等に応じ各種のセンサが交換できるよ
うになっている。
【0009】前述したように搬送部(4)において、ウ
エッブ(2)は、フレーム(20)、(20)の間に設
けられた第1ガイドロール(7)を経、第2ガイドロー
ル(8)を通過して第3ガイドロール(9)に至る間
に、上方に設けられたウエッブの品質検査用の検出装置
(14)によって、ウエッブ(2)の汚れ、傷の有無、
印刷状態の良否等の表面状態の検査が行われるようにな
っている。検査には、その目的、被検査対象物等に応
じ、反射光型表面検出装置、透過光型表面検出装置等が
単独または組み合わせて用いられる。ここにおいて、反
射光による表面検査には、フレーム(20)、(20)
間に設けられた反射用照明装置(34)を用い、透過光
による表面検査には透過光用照明装置(35)を用いる
ものである。これらの検出装置によって得られた信号
は、適宜処理されて、判別評価されるようになってお
り、必要に応じモニター画面に表示できるようになって
いる。そして、印刷不良箇所等を検出した場合には、図
示していないマーカー等によってウエッブの印刷不良箇
所に所定のマークを付けるようにすることも可能であ
る。ウエッブ(2)は、第3ガイドロール(9)で上方
に向けてガイドされ、フレーム(20)の上方位置に設
けられた反転ロール(10)で反転され、フレーム(2
0)の後方部に張り出された後方張り出し板(36)、
(36)の間に軸支された第4ガイドロール(11)、
ニアロール(12)を経て、巻取軸(13)に巻き取ら
れる。反転ロール(10)と第4ガイドロール(11)
との間では、ウエッブ(2)が目視検査ができるように
なっており、フレーム(20)の後端側上部から張り出
された照明灯支持板(37)に照明灯(38)が設けら
れ、走行するウエッブ(2)の表側を照明するようにな
っている。また、ウエッブ(2)を裏面から照明するこ
とができるように、フレーム(20)、(20)間に照
明灯(39)が設けられている。後方張り出し板(3
6)、(36)先端部の間には一対の巻取タッチロール
支持アーム(40)が回動可能に軸支されている。該巻
取タッチロール支持アーム(40)、(40)先端部の
間には巻取タッチロール(41)が回転可能に軸支さ
れ、巻き取り時には反時計方向に回動され、巻取軸(1
3)に巻き取られるウエッブロール(2a)に当接し所
定の接圧を与えることができるようになっており、巻き
返し時には時計方向に回動され、退避位置にまで上昇さ
せられるようになっている。
【0010】フレーム(20)の後端部には連結板(4
2)が固定され、該連結板(42)には、巻取軸(1
3)を回転可能に軸支する一対の巻取軸支持フレーム
(43)が横方向に張り出して設けられている。巻取軸
支持フレーム(43)の基端部には一対のガイド(4
4)が設けられ、連結板(42)の左側面に設けられ
た、巻取軸(13)の軸線方向と平行な一対のガイドレ
ール(45)に沿って摺動可能になっており、前記基端
部は固定ねじ(46)によって連結板(42)の所定位
置に固定できるようになっている。これによって、ウエ
ッブロールの幅に応じ一対の巻取軸支持フレーム(4
3)の間隔を変更することができる。前述のごとく、一
方の巻出軸支持フレーム(23)のみがガイドレール
(25)上で摺動するようになっている場合には、一方
の巻取軸支持フレーム(43)をガイドレール(45)
上で摺動できるようにし、他方の巻取軸支持フレーム
(43)を連結板(42)に固定するようにすればよ
い。巻取軸(13)の一対の巻取軸支持フレーム(4
3)への軸支構造は、周知の巻取軸の交換可能な軸支手
段を採用すればよいことから詳細な説明は省略する。ま
た、一方の巻取軸支持フレーム(43)には第2モータ
ー(47)が取り付けられている。
【0011】図4は、図1に示すウエッブの巻取・巻返
装置の制御系を示す概略図である。なお、ウエッブの巻
取または巻返の動作については、フローチャート等を含
め後述する(図5、図6、図7、図8、図9、図10参
照)。図4に示されるように、ウエッブ(2)を巻出軸
(1)から繰り出し、矢印a方向に走行させ、巻取軸
(13)に巻き取る場合には、第2センサ(15)によ
って設定された基準位置と走行するウエッブ(2)の端
縁の位置を常時比較し検出する(この場合、第1センサ
(16)は不作動状態とされている。)。ウエッブ
(2)が蛇行しウエッブ(2)の端縁の位置が基準位置
に対しずれを生じると、ずれは、第2センサ(15)に
よって偏差として検出され、検出された検出信号は、制
御装置(60)に入力され、それに基づき制御装置(6
0)からアクチュエータ(22)を駆動させる信号が発
せられる。そして、アクチュエータ(22)が駆動さ
れ、往復可動ベース(17)が前記偏差をなくす方向に
所定量摺動されウエッブ(2)の蛇行が修正され、ウエ
ッブ(2)の端縁を巻取軸(13)に整列して巻き取る
ことができるようになっている。巻取軸(13)から逆
に巻出軸(1)にウエッブ(2)を巻き返す場合には、
ウエッブ(2)を巻取軸(13)から繰り出し、矢印b
方向に走行させ、第1センサ(16)によって設定され
た基準位置と走行するウエッブ(2)の端縁の位置を常
時比較し検出する(この場合、第2センサ(15)は不
作動状態とされている。)。ウエッブ(2)が蛇行しウ
エッブ(2)の端縁の位置が基準位置に対しずれを生じ
ると、ずれは、第1センサ(16)によって偏差として
検出され、検出された検出信号は、制御装置(60)に
入力され、それに基づき制御装置(60)からアクチュ
エータ(22)を駆動させる信号が発せられる。アクチ
ュエータ(22)が駆動されると、往復可動ベース(1
7)が前記偏差をなくす方向に所定量摺動されウエッブ
(2)の蛇行が修正され、ウエッブ(2)の端縁を巻取
軸(13)に整列して巻き取ることができるようになっ
ている。ウエッブ(2)の張力は、反転ロール(10)
に設けられたウエッブ張力検出機構(61)によって検
出されるようになっている。該ウエッブ張力検出機構
(61)により検出された張力信号は制御装置(60)
に入力され、該制御装置(60)によって、第1モータ
ー(27)、第2モーター(47)のトルクおよび回転
速度を制御することにより、ウエッブに所定の張力を付
与できるようになっている。ウエッブ張力検出機構(6
1)は周知の構造ものが採用でき、その詳細説明は省略
する。なお、ウエッブの張力制御には、上記した張力制
御機構に限らず適宜の張力制御手段が採用できることは
いうまでもない。例えば、巻出軸支持フレーム(23)
に第1モーター(27)が取り付けられ、パウダークラ
ッチ等を介して巻出軸(1)を駆動回転と従動回転とに
切り替え、巻き取りにおいてパウダークラッチによりウ
エッブに張力を付与するようにし、他方、巻取軸支持フ
レーム(43)に第2モーター(47)が取り付けら
れ、パウダークラッチ等を介して巻取軸(13)を駆動
回転と従動回転とに切り替え、巻き返しにおいてパウダ
ークラッチによりウエッブに張力を付与するようにして
もよいことはいうまでもない。また、ウエッブ(2)の
巻取または巻返長を検出し巻取径または巻返径を計測
し、巻取径または巻返径に応じてウエッブ(2)への張
力を変更することができるように、例えば、第2ガイド
ロール(8)にパルスジェネレータ(62)が設けられ
ている。そして、該パルスジェネレータ(62)による
検出信号は制御装置(60)に入力され、巻径に応じウ
エッブ(2)への張力が上記したようにして制御され
る。パルスジェネレータ(62)からの信号を制御装置
(60)において演算することにより所定の巻径に達し
たことが判別された場合には、制御装置(60)により
ウエッブの巻取・巻返装置(A)の運転を自動的に停止
できるようにすることができる。そして、制御装置(6
0)には、ウエッブ巻取・巻返装置(A)のシーケンス
制御用手動操作器具である、巻取プッシュボタン(6
3)、巻返プッシュボタン(64)、運転プッシュボタ
ン(65)、停止プッシュボタン(66)、運転または
確認動作用の第1選択スイッチ(67)、巻取・巻返の
2方向反転駆動若しくは巻取または巻返の何れかの一方
向駆動の第2選択スイッチ(68)が設けられている。
その他、メインスイッチ、非常停止用のプッシュボタン
等が設けられているが、これ等についての図示ならびに
説明は省略する。運転または確認動作用の第1選択スイ
ッチ(67)において、連動側を選択した場合は、後述
するように巻取・巻返の2方向反転駆動用若しくは巻取
または巻返の何れかの一方向駆動用の第2選択スイッチ
(68)の巻取・巻返側を選択することで、巻取・巻返
の2方向運転を行い、巻取側を選択することで巻取また
は巻返の何れかの一方向運転を行うように制御装置(6
0)により制御されるようになっている。また、前記第
1選択スイッチ(67)において、入り側を選択した場
合は、第2選択スイッチ(68)の巻取・巻返側を選択
することで、巻取・巻返の2方向運転のための確認動作
を行い、巻取側を選択することで、巻取または巻返の何
れかの一方向運転のための確認動作を制御装置(60)
により行うことができるようになっている。
【0012】このような構造の巻取・巻返装置におい
て、例えば、方向性のある印刷絵柄が施されたウエッブ
(2)の巻き取り・巻き返し、およびこれ等の確認動作
を図5、図6、図7のフローチャート、および図8、図
9のタイムチャートを加えて以下説明する。ここにおい
て、巻取・巻返のためのウエッブ(2)の走行は第1モ
ータ(27)と第2モータ(47)のトルクおよび回転
速度を制御によって行われるものとして説明する。ま
た、図示していないメインスイッチが投入されている。 [I]確認動作について (1)[巻取・巻返確認動作について] 図1に示されるように、巻出部(3)においては、巻返
タッチロール支持アーム(32)が反時計方向に回動さ
れ、巻返タッチロール(33)は上方の退避位置へ回避
されており、巻取部(5)においては、巻取タッチロー
ル支持アーム(40)が反時計方向に回動され、巻取タ
ッチロール(41)は、紙通し後に下降し巻取軸(1
3)に当接するようになっている。そして、巻出軸
(1)を挿通したウエッブロール(2a)が巻出軸支持
フレーム(23)に装着される。その際、巻出軸支持フ
レーム(23)をガイドレール(25)上で摺動させ、
ウエッブ(2)の幅に合わせ、固定ネジ(26)で巻出
軸支持フレーム(23)を往復可動ベース(17)上の
所定位置に固定する。巻取部(5)側においても巻取軸
(13)を巻取軸支持フレーム(43)に装着する際、
巻出軸(1)の装着と同様に巻取軸支持フレーム(4
3)をガイドレール(45)上で摺動させ、ウエッブ
(2)の幅に合わせ、固定ネジ(46)で巻取軸支持フ
レーム(43)を連結板(42)上の所定位置に固定す
る。次に、第1センサ(16)を固定棒(29)に沿っ
てウエッブ幅方向に適宜摺動させウエッブ(2)の端縁
を検出できるような位置に仮固定する。また、第2セン
サ(15)を固定棒(31)に沿ってウエッブ幅方向に
適宜摺動させウエッブ(2)の端縁を検出できるような
位置に仮固定する。そして、ウエッブ(2)はアイドラ
ロール(6)を経て、搬送部(4)の第1ガイドロール
(7)、第2ガイドロール(8)、第3ガイドロール
(9)を経て上方に向けて走行させられ、反転ロール
(10)で下方に向けられ、第4ガイドロール(1
1)、ニアロール(12)を経て、巻取タッチロール
(41)によって所定の接圧を受けるようにして巻取部
(5)の巻取軸(13)に紙通しされ停止される。紙通
しは、制御装置(60)によって、第1モータ(2
7)、第2モータ(47)を低速で回転して紙送りした
り、これ等モータを寸動させることによって行うことが
できるものであってその詳細は説明を省略する。そし
て、図5に示されるように第1選択スイッチ(67)を
入り側に選択し、次いで、図8に示されるように第2選
択スイッチ(68)を巻取・巻返側に選択することによ
り巻取・巻返の確認動作を行う準備状態にする。次い
で、巻取プッシュボタン(63)を押すと、制御装置
(60)によって第2センサ(15)が作動状態にな
る。そこで、仮固定した第2センサ(15)を固定棒
(31)に沿ってウエッブ幅方向に微摺動して第2セン
サ(15)の検出位置とウエッブ(2)の端縁位置とを
合致させ、第2センサ(15)の基準位置を決めて固定
し、巻取時におけるウエッブ(2)の端縁の蛇行を偏差
として検出できるようにする。また、制御装置(60)
は、アクチュエータ(22)の作動が可能かどうかを確
認するとともに第2センサ(15)とウエッブ(2)の
端縁との偏差方向に応じたアクチュエータ(22)の作
動方向を決定する。次に、巻返プッシュボタン(64)
を押すと、制御装置(60)による確認動作が切り替わ
る。すなわち、制御装置(60)によって第1センサ
(16)が作動状態になる。そこで、仮固定した第1セ
ンサ(16)を固定棒(29)に沿ってウエッブ幅方向
に微摺動して第1センサ(16)の検出位置とウエッブ
(2)の端縁位置とを合致させ、第1センサ(16)の
基準位置を決めて固定し、巻返時におけるウエッブ
(2)の端縁の蛇行を偏差として検出できるようにす
る。また、制御装置(60)は、アクチュエータ(2
2)の作動が可能かどうかを確認するとともに第1セン
サ(16)とウエッブ(2)の端縁との偏差方向に応じ
たアクチュエータ(22)の作動方向を決定する。
【0013】[巻取または巻返確認動作について] (2)巻取確認動作について 巻取におけるウエッブロール(2a)の装着、紙通し、
第2センサ(15)の仮固定ついては、前記の[巻取・
巻返確認動作について]と同一なため説明を省略する。
そして、図5に示されるように第1選択スイッチ(6
7)を入り側に選択し、次いで、図8に示されるように
第2選択スイッチ(68)を巻取側に選択することによ
り巻取の確認動作を行う準備状態にする。次いで、巻取
プッシュボタン(63)を押すと、制御装置(60)に
よって第2センサ(15)が作動状態になる。そこで、
仮固定した第2センサ(15)を固定棒(31)に沿っ
てウエッブ幅方向に微摺動して第2センサ(15)の検
出位置とウエッブ(2)の端縁位置とを合致させ、第2
センサ(15)の基準位置を決めて固定し、巻取時にお
けるウエッブ(2)の端縁の蛇行を偏差として検出でき
るようにする。また、制御装置(60)は、アクチュエ
ータ(22)の作動が可能かどうかを確認するとともに
第2センサ(15)とウエッブ(2)の端縁との偏差方
向に応じたアクチュエータ(22)の作動方向を決定す
る。なお、第1センサ(16)は不作動状態に維持され
ることはいうまでもない。
【0014】(3)巻返確認動作について 図3に示されるように、巻取部(5)においては、巻取
タッチロール支持アーム(40)が時計方向に回動さ
れ、巻取タッチロール(41)は上方の退避位置へ回避
されており、巻出部(3)においては、巻返タッチロー
ル支持アーム(32)が時計方向に回動され、巻返タッ
チロール(33)は、紙通し後に下降し巻出軸(1)に
当接するようになっている。そして、巻取軸(13)を
挿通したウエッブロール(2a)が巻取軸支持フレーム
(43)に装着される。その際、巻取軸支持フレーム
(43)をガイドレール(45)上で摺動させ、ウエッ
ブ(2)の幅に合わせ、固定ネジ(46)で巻取軸支持
フレーム(43)を連結板(42)上の所定位置に固定
する。巻出部(3)側においても巻出軸(1)を巻出軸
支持フレーム(23)に装着する際、巻取軸(13)の
装着と同様に巻出軸支持フレーム(23)をガイドレー
ル(25)上で摺動させ、ウエッブ(2)の幅に合わ
せ、固定ネジ(26)で巻出軸支持フレーム(23)を
往復可動ベース(17)上の所定位置に固定する。ま
た、第2センサ(15)を固定棒(31)に沿ってウエ
ッブ幅方向に適宜摺動させウエッブ(2)の端縁を検出
できるような位置に仮固定する。そして、ウエッブ
(2)は、ニアロール(12)、第4ガイドロール(1
1)、反転ロール(10)、第3ガイドロール(9)、
第2ガイドロール(8)、アイドラロール(6)を経
て、巻返タッチロール(33)によって所定の接圧を受
けるようにして巻出部(3)の巻出軸(1)に紙通しさ
れ停止される。そして、図5に示されるように第1選択
スイッチ(67)を入り側に選択し、次いで、図8に示
されるように第2選択スイッチ(68)を巻取側に選択
することにより巻返の確認動作を行う準備状態にする。
次いで、巻返プッシュボタン(64)を押すと、制御装
置(60)によって第2センサ(15)が作動状態にな
る。そこで、仮固定した第2センサ(15)を固定棒
(31)に沿ってウエッブ幅方向に微摺動して第2セン
サ(15)の検出位置とウエッブ(2)の端縁位置とを
合致させ、第2センサ(15)の基準位置を決めて固定
し、巻返時におけるウエッブ(2)の端縁の蛇行を偏差
として検出できるようにはするが、制御装置(60)
は、アクチュエータ(22)を不作動状態にロックし、
ロック状態になっていることを確認し、第2センサ(1
5)とウエッブ(2)の端縁との偏差を検出してもアク
チュエータ(22)を駆動させないことを決定する。な
お、第1センサ(16)は不作動状態に維持されること
はいうまでもない。
【0015】[II]運転について (4)[巻取・巻返運転について] 図1に示されるように、巻出部(3)においては、巻返
タッチロール支持アーム(32)が反時計方向に回動さ
れ、巻返タッチロール(33)は上方の退避位置へ回避
され、巻取部(5)においては、巻取タッチロール支持
アーム(40)が反時計方向に回動され、巻取タッチロ
ール(41)は下降し巻取軸(13)に当接した状態に
ある。ここでは、前記[I](1)の[巻取・巻返確認
動作について]において説明したようにして確認動作が
終了した後、図5に示されるように第1選択スイッチ
(67)を連動側に選択し、次いで、第2選択スイッチ
(68)を巻取・巻返側に選択する(図4の制御系およ
び図9のタイムチャート参照)。そして、巻取プッシュ
ボタン(63)を押すと、制御装置(60)によって第
1モータ(27)、第2モータ(47)が起動状態にな
る。次いで、運転プッシュボタン(65)を押すと、制
御装置(60)によって第2センサ(15)とアクチュ
エータ(22)とが作動状態になる(第1センサ(1
6)は不作動状態が維持される。)。そして、制御装置
(60)によって巻出軸(1)からウエッブ(2)が繰
り出され、主速指令(図示せず)によって所定のウエッ
ブ走行速度に達し、アイドラロール(6)を経て、搬送
部(4)の第1ガイドロール(7)、第2ガイドロール
(8)、第3ガイドロール(9)を経て上方に向けて走
行させられ、反転ロール(10)で下方に向けられ、第
4ガイドロール(11)、ニアロール(12)を経て、
巻取タッチロール(41)によって所定の接圧を受けな
がら巻取部(5)の巻取軸(13)に巻き取られる。そ
して、ウエッブ張力検出機構(61)によって検出され
た張力およびパルスジェネレータ(62)によって計測
された巻径に基づき第1モータ(27)と第2モータ
(47)のトルクおよび回転速度を制御することで所定
の張力に調整しつつ巻き取られる。その際、第2センサ
(15)によって設定された基準位置と走行するウエッ
ブ(2)の端縁の位置を常時比較し検出するが、何らか
の原因によりウエッブ(2)が蛇行しウエッブ(2)の
端縁の位置が基準位置に対しずれを生じると、ずれは、
第2センサ(15)によって偏差として検出され、検出
された検出信号は、制御装置(60)に入力され、それ
に基づき制御装置(60)からアクチュエータ(22)
を駆動させる信号が発せられる。そして、アクチュエー
タ(22)が駆動され、往復可動ベース(17)が前記
偏差をなくす方向に所定量摺動されウエッブ(2)の蛇
行が修正され、ウエッブ(2)の端縁が巻取軸(13)
に整列して巻き取られることになる。ウエッブ(2)が
第2ガイドロール(8)を通過して第3ガイドロール
(9)に至る間に、CCD等の検出装置(14)によっ
て印刷状態が検出され、マーク付け機構を備えている場
合は、必要に応じ、印刷不良箇所にマーク付けを行うこ
とができる。なお、印刷状態は、反転ロール(10)と
第4ガイドロール(11)との間で必要に応じ目視検査
される。そして、パルスジェネレータ(62)による計
測により所定の巻取径に達すると制御装置(60)によ
って装置の運転が自動停止されるかまたは停止プッシュ
ボタン(66)を押すことで第1モータ(27)、第2
モータ(47)、アクチュエータ(22)は作動を停止
するようになる。次に、巻取軸(13)に巻き取られた
ウエッブ(2)は、印刷絵柄が方向性を有していること
から、次加工工程に供するため、巻取部(5)から巻出
部(3)にウエッブ(2)がその端縁を整列して巻き返
される。そのために、図1に示される状態から図3に示
されるように、巻取部(5)においては、巻取タッチロ
ール支持アーム(40)が時計方向に回動され、巻取タ
ッチロール(41)は上方の退避位置へ回避され、巻出
部(3)においては、巻返タッチロール支持アーム(3
2)が時計方向に回動され、巻返タッチロール(33)
は下降し巻出軸(1)に当接する状態となる。そして、
第1選択スイッチ(67)および第2選択スイッチ(6
8)はそのままの状態に維持されており、巻返プッシュ
ボタン(64)を押すと、制御装置(60)によって第
2モータ(47)、第1モータ(27)が逆回転するよ
うに起動状態となる。次いで、運転プッシュボタン(6
5)を押すと、制御装置(60)によって第1センサ
(16)とアクチュエータ(22)とが作動状態になる
(第2センサ(15)は不作動状態に切り替わる。)。
そして、制御装置(60)によって巻取軸(13)から
ウエッブ(2)が繰り出され、主速指令によって所定の
ウエッブ走行速度に達し、ニアロール(12)、第4ガ
イドロール(11)、反転ロール(10)、第3ガイド
ロール(9)、第2ガイドロール(8)、アイドラロー
ル(6)を経て、巻返タッチロール(33)によって所
定の接圧を受けながら巻出軸(1)に巻き返される。そ
して、ウエッブ張力検出機構(61)によって検出され
た張力およびパルスジェネレータ(62)によって計測
された巻径に基づいて、第2モータ(47)と第1モー
タ(27)のトルクおよび回転速度を制御することでウ
エッブ(2)が巻き返される。その際、第1センサ(1
6)によって設定された基準位置と走行するウエッブ
(2)の端縁の位置を常時比較し検出するが、何らかの
原因によりウエッブ(2)が蛇行しウエッブ(2)の端
縁の位置が基準位置に対しずれを生じると、ずれは、第
1センサ(16)によって偏差として検出され、検出さ
れた検出信号は、制御装置(60)に入力され、それに
基づき制御装置(60)からアクチュエータ(22)を
駆動させる信号が発せられる。そして、アクチュエータ
(22)が駆動され、往復可動ベース(17)が前記偏
差をなくす方向に所定量摺動されウエッブ(2)の蛇行
が修正され、ウエッブ(2)が巻出軸(1)に整列して
巻き返されることになる。そして、パルスジェネレータ
(62)による計測により所定の巻取径に達すると制御
装置(60)によって装置の運転が自動停止されるかま
たは停止プッシュボタン(66)を押すことで第2モー
タ(47)、第1モータ(27)、アクチュエータ(2
2)は作動を停止するようになる。これによって印刷絵
柄等に方向性のあるウエッブ(2)は端縁が整列して巻
出軸(1)に巻き返される。このようにして、方向性の
ある印刷絵柄が施されたウエッブ(2)の印刷状態を検
査しつつ端縁を整列して巻き取り、次いで、端縁を整列
して巻き返し、良好な端面を有する元の巻き方向を有す
るウエッブロール(2a)を、次の加工工程に供するこ
とができる。以上、巻取・巻返装置による、方向性のあ
る印刷絵柄が施されたウエッブの巻き取りを連続して行
い、これにより巻き返すようにすることについて説明し
たが、この巻取・巻返装置においては、このようにウエ
ッブの送りを連続して行うだけでなく、ウエッブの巻き
取りを行いつつ印刷状態等の不良箇所を検出装置で検出
した場合、巻き取りを停止させ、目視検査部までウエッ
ブを送ったり戻したりして肉眼による検査を行うように
してもよく、さらには、不良箇所の切断、削除、紙継ぎ
等を行うようにしてもよい。こういった場合は、ウエッ
ブの巻き取り時は間欠送りとし、巻き取った後の巻き返
しは、連続巻き返しとすればよい。
【0016】[巻取または巻返運転について] (5)巻取運転について この場合のウエッブ(2)の印刷絵柄は方向性がないも
のが適している。図1に示されるように、巻出部(3)
においては、巻返タッチロール支持アーム(32)が反
時計方向に回動され、巻返タッチロール(33)は上方
の退避位置へ回避され、巻取部(5)においては、巻取
タッチロール支持アーム(40)が反時計方向に回動さ
れ、巻取タッチロール(41)は下降し巻取軸(13)
に当接した状態にある。ここでは、前記[I](2)の
巻取確認動作についてにおいて説明したようにして確認
動作が終了した後、図5に示されるように第1選択スイ
ッチ(67)を連動側に選択し、次いで、第2選択スイ
ッチ(68)を巻取側に選択する(図4の制御系および
図10のタイムチャート参照)。そして、巻取プッシュ
ボタン(63)を押すと、制御装置(60)によって第
1モータ(27)、第2モータ(47)が起動状態にな
る。次いで、運転プッシュボタン(65)を押すと、制
御装置(60)によって第2センサ(15)とアクチュ
エータ(22)とが作動状態になる(第1センサ(1
6)は不作動状態が維持される。)。そして、制御装置
(60)によって巻出軸(1)からウエッブ(2)が繰
り出され、主速指令によって所定のウエッブ走行速度に
達し、アイドラロール(6)を経て、搬送部(4)の第
1ガイドロール(7)、第2ガイドロール(8)、第3
ガイドロール(9)を経て上方に向けて走行させられ、
反転ロール(10)で下方に向けられ、第4ガイドロー
ル(11)、ニアロール(12)を経て、巻取タッチロ
ール(41)によって所定の接圧を受けながら巻取部
(5)の巻取軸(13)に巻き取られる。そして、ウエ
ッブ張力検出機構(61)によって検出された張力およ
びパルスジェネレータ(62)によって計測された巻径
に基づき、第1モータ(27)と第2モータ(47)の
トルクおよび回転速度を制御することで所定の張力に調
整しつつ巻き取られる。その際、第2センサ(15)に
よって設定された基準位置と走行するウエッブ(2)の
端縁の位置を常時比較し検出するが、何らかの原因によ
りウエッブ(2)が蛇行しウエッブ(2)の端縁の位置
が基準位置に対しずれを生じると、ずれは、第2センサ
(15)によって偏差として検出され、検出された検出
信号は、制御装置(60)に入力され、それに基づき制
御装置(60)からアクチュエータ(22)を駆動させ
る信号が発せられる。そして、アクチュエータ(22)
が駆動され、往復可動ベース(17)が前記偏差をなく
す方向に所定量摺動されウエッブ(2)の蛇行が修正さ
れ、ウエッブ(2)の端縁が巻取軸(13)に整列して
巻き取られることになる。ウエッブ(2)が第2ガイド
ロール(8)を通過して第3ガイドロール(9)に至る
間に、CCD等の検出装置(14)によって印刷状態が
検出され、マーク付け機構を備えている場合は、必要に
応じ、印刷不良箇所にマーク付けを行うことができる。
なお、印刷状態は、反転ロール(10)と第4ガイドロ
ール(11)との間で必要に応じ目視検査される。そし
て、パルスジェネレータ(62)による計測により所定
の巻取径に達すると、制御装置(60)によって装置の
運転が自動停止されるかまたは停止プッシュボタン(6
6)を押すことで第1モータ(27)、第2モータ(4
7)、アクチュエータ(22)は作動を停止する。そし
て、巻き取られたウエッブロール(2a)は巻取軸(1
3)とともに取り外し、次の加工工程等に供給する。
【0017】(6)巻返運転について この場合は単にウエッブ(2)の巻き返しだけを行うも
のである。図3に示されるように、巻取部(5)におい
ては、巻取タッチロール支持アーム(40)が時計方向
に回動され、巻取タッチロール(41)は上方の退避位
置へ回避され、巻出部(3)においては、巻返タッチロ
ール支持アーム(32)が時計方向に回動され、巻返タ
ッチロール(33)は下降し巻出軸(1)に当接する状
態にある。そして、前記[I](3)の巻返確認動作に
おいて説明したようにして確認動作が終了した後、図5
に示されるように第1選択スイッチ(67)を連動側に
選択し、次いで、第2選択スイッチ(68)を巻取側に
選択する(図4の制御系および図10のタイムチャート
参照)。巻返プッシュボタン(64)を押すと、制御装
置(60)によって第2モータ(47)、第1モータ
(27)が逆回転するように起動状態となる。次いで、
運転プッシュボタン(65)を押すと、制御装置(6
0)によって第2センサ(15)は作動状態になるもの
のアクチュエータ(22)は不作動(ロック)状態にな
る。そして、制御装置(60)によって巻取軸(13)
からウエッブ(2)が繰り出され、主速指令によって所
定のウエッブ走行速度に達し、ニアロール(12)、第
4ガイドロール(11)、反転ロール(10)、第3ガ
イドロール(9)、第2ガイドロール(8)、アイドラ
ロール(6)を経て、巻返タッチロール(33)によっ
て所定の接圧を受けながら巻出軸(1)に巻き返され
る。そして、ウエッブ張力検出機構(61)によって検
出された張力およびパルスジェネレータ(62)によっ
て計測された巻径に基づき第2モータ(47)と第1モ
ータ(27)のトルクおよび回転速度を制御することで
巻き返される。その際、第2センサ(15)によって設
定された基準位置と走行するウエッブ(2)の端縁の位
置を常時比較し検出するもののアクチュエータ(22)
は不作動なため、何らかの原因によりウエッブ(2)が
蛇行しウエッブ(2)の端縁の位置が基準位置に対しず
れを生じても、ずれは修正されることはない。そして、
パルスジェネレータ(62)による計測により所定の巻
取径に達すると制御装置(60)によって装置の運転が
自動停止されるかまたは停止プッシュボタン(66)を
押すことで第2モータ(47)、第1モータ(27)、
アクチュエータ(22)は作動を停止するようになる。
そして、巻き返されたウエッブロール(2a)は巻出軸
(1)とともに取り外し、次の加工工程等に供給する。
【0018】なお、図1に示したように巻返タッチロー
ル(33)の両端軸をスプラインとして、ウエッブ
(2)の巻返において、巻取軸から繰り出されるウエッ
ブ(2)の端縁を第2センサ(15)により検出し、該
検出信号に基づきアクチュエータ(22)による往復可
動ベース(17)の摺動によるウエッブロール(2a)
の水平移動に追従して巻返タッチロール(33)を、軸
線方向に移動する構造に代え、図11に示されるよう
な、構造を採用することもできる。図11に示されるウ
エッブの巻取・巻返装置(B)は、アーム(28)に突
出部(28b)を設け、該突出部(28b)、(28
b)間に一対の巻返タッチロール支持アーム(32)を
回動可能に軸支し、該巻返タッチロール支持アーム(3
2)、(32)先端部の間に巻返タッチロール(33)
を回転可能に軸支するようになっている。係る構造によ
って、巻返タッチロール支持アーム(32)を、巻き返
し時に時計方向に回動し、巻出軸(1)に巻き取られる
ウエッブロール(2a)に当接し、所定の接圧を与える
とともに、後述するようにウエッブ(2)の巻返におい
て、巻取軸から繰り出されるウエッブ(2)の端縁を第
1センサ(16)により検出し、該検出信号に基づきア
クチュエータ(22)による往復可動ベース(17)の
摺動とともに巻返タッチロール(33)が、巻取軸
(1)の軸線方向に移動することができる。このような
構造によれば、スプライン等を設ける必要がなくなる。
【0019】図12に、この発明の他の実施例を示す。
この実施例のウエッブの巻取・巻返装置(C)は、往復
可動ベース(17)に設けられた一対のアーム(51)
の間に前段ガイドロール(52)、中間ガイドロール
(53)、後段ガイドロール(54)が設けられ、アー
ム(51)の延長部(51a)、(51a)間の固定棒
(29)に摺動可能に支持された第1センサ(16)
が、前段ガイドロール(52)に対向して設けられ、前
方張り出し板(30)、(30)間の固定棒(31)に
摺動可能に支持された第2センサ(15)が、後段ガイ
ドロール(54)に対向して設けられたものである。こ
のような構造を採用すれば、第1センサ(16)、第2
センサ(15)との間の空間に余裕が生じ、これらの配
設を容易にすることができる。その他の構成については
図1のウエッブの巻取・巻返装置(A)と同一であり、
説明を省略する。また、この装置の動作説明も省略す
る。
【0020】なお、往復可動ベースを基台に摺動可能に
設け、該往復可動ベースに巻出軸支持フレームを垂直に
立設したり、巻取軸支持フレームを基台に立設したりす
るように適宜設計変更をすることが可能であることはい
うまでもない。また、図1、図3に示された巻取・巻返
装置において、ウエッブの裏面を検査するようにウエッ
ブロールを逆方向に装着し、第1モーター、第2モータ
ーの回転を逆方向に回転させ、ウエッブの裏面を検査し
て、端縁を整列して巻き取り、巻き返しすることができ
ることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上詳しく説明したように
構成されているので、以下に記載されるような効果を奏
する。巻出部のウエッブロールから繰り出されて走行す
るウエッブの端縁の位置と所定の基準位置との偏差を第
2端縁位置検出器によって検出し、前記第2端縁位置検
出器によって検出された検出信号に基づき、制御装置に
よってアクチュエータを作動させ、往復可動ベースを、
巻出軸の軸線方向と平行に摺動させることで前記偏差を
なくすようにウエッブの走行を制御し、ウエッブ搬送部
を経たウエッブを、巻取軸を回転可能に軸架する一対の
巻取軸支持手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手段とを
備えた巻取部の巻取軸に整列して巻き取らせることがで
きる。次いで、前記巻取部の巻取軸に巻き取られたウエ
ッブを逆方向に走行させ、巻取部から繰り出されてウエ
ッブ搬送部を経たウエッブの端縁の位置と所定の基準位
置との偏差を、前記巻出部の第1端縁位置検出装置によ
って検出し、前記第1端縁位置検出装置によって検出さ
れた検出信号に基づき、制御装置によってアクチュエー
タを作動させ前記往復可動ベースを巻出軸の軸線方向と
平行に摺動させることで前記偏差をなくすようにウエッ
ブの走行を制御して、ウエッブを巻出軸に整列して巻き
返すことができる。その結果、印刷絵柄等に方向性のあ
るウエッブの印刷状態の良否検査、または、蛇行修正に
よる巻取端面の修正等を行いながら巻き取った後、次の
加工工程に供するため、従来のように巻取軸ごとウエッ
ブロールを取り外し、巻出側に装着し直し、再度、ウエ
ッブの端縁を検出しながら巻き取るようなことをせず、
ウエッブの走行方向を逆転して元の巻出軸にウエッブの
端縁を整えながら巻き返すことができる。そのため、ウ
エッブの巻き取り・巻き返しまでの工程に要する時間が
短縮できる。また、従来のように、巻返工程において、
重量のあるウエッブを巻取軸ごと取り外し、これを適宜
の搬送手段に載置し、巻出側に搬送して装着し直すとい
った、重労働で手間のかかる、しかも、作業者にとって
危険な作業を省略することができる。そして、従来のよ
うなウエッブロールの巻取軸ごとの取り外し、巻出側へ
の搬送、装着し直しのための作業スペースが必要なこと
に比べ、省スペース化を図ることができる。さらに、第
1端縁位置検出器を往復可動ベースに設け、該第1端縁
位置検出器と第2端縁位置検出装置とによってウエッブ
の端縁を整列して巻き取りまたは巻き返しをするといっ
た簡単な構造であることから、安価に製造することがで
きる。そして、ウエッブの巻取または巻返は、第1駆動
手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手段のトルクおよび
回転速度を制御し張力調整しながら行うか、または、巻
取を巻取軸回転駆動用の第2駆動手段によって、巻返を
巻出軸回転駆動用の第1駆動手段によって張力調整しな
がら行うことができる。また、巻取または巻返に当たっ
ては、運転または確認動作用の第1選択手段の切換によ
って運転を選択した場合は、巻取・巻返の2方向反転駆
動若しくは巻取または巻返の何れかの一方向駆動用の第
2選択手段の切換により、巻取・巻返の2方向運転を行
うか若しくは巻取または巻返の何れかの一方向運転を行
うように制御装置により制御し、第1選択手段の切換に
よって確認動作を選択した場合は、第2選択手段の切換
により、巻取・巻返の2方向運転のための確認動作若し
くは巻取または巻返の何れかの一方向運転のための確認
動作を制御装置により行うことができ、操作を確実にか
つ簡単に行うことができる。また、ウエッブの端縁を整
列して巻取軸に均一に巻き取らせたり、検出装置等によ
って不良箇所を検出した場合、巻き取りを停止させ、目
視検査部までウエッブを送ったり戻したりして、間欠的
にウエッブを巻取・巻返して、肉眼による検査を行った
り、さらには、不良箇所の切断、削除、紙継ぎ等を行う
等汎用性が高いものを得ることができる。ウエッブ搬送
部にウエッブの品質検査用の、反射光型表面検出装置お
よび/または透過光型検出装置を備えることで、ウエッ
ブへの印刷状態等を検査しつつ端縁を整列して巻き取
り、その後、巻き返すことで、元の巻取方向に巻き取ら
れた検査済みであって端面が整列されたウエッブロール
を得ることができる。ウエッブの品質検査としては、目
視検査部においてウエッブの表面状態を検査することも
可能である。また、巻出軸支持手段が巻出軸の軸線方向
と平行に往復可動ベース上で摺動可能であって、固定手
段によって往復可動ベースの所定位置に固定されるとと
もに、巻取軸支持手段が巻取軸の軸線方向と平行に摺動
可能であって、固定手段によって所定位置に固定され、
巻出軸および巻取軸の軸長に応じ、一対の巻出軸支持手
段の間隔および一対の巻取軸支持手段の間隔が変更可能
となっていると、ウエッブロールの幅に応じた長さの巻
取軸を用い、巻出軸支持手段の間隔および巻取軸支持手
段の間隔を調整し巻き取りおよび巻き返しをすることが
でき、一台の装置で各種の幅のウエッブロールの巻き取
り・巻き返しに対応させることが可能となる。また、第
1端縁位置検出器および第2端縁位置検出器がウエッブ
の幅方向に移動し、所定位置に位置決め可能に支持手段
によって支持されるようになっていると、ウエッブの端
縁位置またはウエッブに設けられた端縁位置検出用のラ
インマーク等の位置に応じ、端縁位置検出器の位置を微
調整して位置決めすることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す巻取・巻返装置の側
面図である。
【図2】図1のウエッブパス状態を示す概略斜視図であ
る。
【図3】図1の巻取・巻返装置の巻き返し時の側面図で
ある。
【図4】図1に示す巻取・巻返装置の制御系を示す概略
図である。
【図5】図4の制御系の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図6】図4の制御系の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図7】図4の制御系の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図8】図4の制御系の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図9】図4の制御系におけるウエッブの巻取・巻返動
作を示すタイムチャートである。
【図10】図4の制御系におけるウエッブの巻取または
巻返動作を示すタイムチャートである。
【図11】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図12】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図13】従来の巻戻台車方式を示す説明図である。
【図14】従来の巻取台車方式を示す説明図である。
【符号の説明】
A 巻取・巻返装置 1 巻出軸 2 ウエッブ 3 巻出部 4 搬送部 5 巻取部 13 巻取軸 14 検出装置 15 第2センサ 16 第1センサ 17 往復可動ベース 22 アクチュエータ 23 巻出軸支持フレーム 27 第1モーター 43 巻取軸支持フレーム 47 第2モーター 60 制御装置 67 第1選択スイッチ 68 第2選択スイッチ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻出部のウエッブロールから繰り出され
    て走行するウエッブの端縁の位置と所定の基準位置との
    偏差を第2端縁位置検出器によって検出し、前記第2端
    縁位置検出器によって検出された検出信号に基づき、制
    御装置によってアクチュエータを作動させ、巻出部の巻
    出軸を回転可能に軸架する一対の巻出軸支持手段と巻出
    軸回転駆動用の第1駆動手段とウエッブの端縁を検出す
    る第1端縁位置検出器とが設けられた往復可動ベース
    を、巻出軸の軸線方向と平行に摺動させることで前記偏
    差をなくすようにウエッブの走行を制御し、ウエッブ搬
    送部を経たウエッブを、巻取軸を回転可能に軸架する一
    対の巻取軸支持手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手段
    とを備えた巻取部の巻取軸に整列して巻き取らせ、 次いで、前記巻取部の巻取軸に巻き取られたウエッブを
    逆方向に走行させ、巻取部から繰り出されてウエッブ搬
    送部を経たウエッブの端縁の位置と所定の基準位置との
    偏差を、前記巻出部の第1端縁位置検出装置によって検
    出し、前記第1端縁位置検出装置によって検出された検
    出信号に基づき、制御装置によってアクチュエータを作
    動させ前記往復可動ベースを巻出軸の軸線方向と平行に
    摺動させることで前記偏差をなくすようにウエッブの走
    行を制御して、ウエッブを巻出軸に整列して巻き返すよ
    うにしたことを、特徴とするウエッブの巻取・巻返方
    法。
  2. 【請求項2】 巻取または巻返を、巻出軸回転駆動用の
    第1駆動手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動手段のトル
    クおよび回転速度を制御して行うようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のウエッブの巻取・巻返方法。
  3. 【請求項3】 巻取を巻取軸回転駆動用の第2駆動手段
    によって行い、巻返を巻出軸回転駆動用の第1駆動手段
    によって行うことを特徴とする請求項1記載のウエッブ
    の巻取・巻返方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のウエッブの
    巻取・巻返方法において、運転または確認動作用の第1
    選択手段の切換によって運転を選択した場合は、巻取・
    巻返の2方向反転駆動若しくは巻取または巻返の何れか
    の一方向駆動用の第2選択手段の切換により、巻取・巻
    返の2方向運転を行うか若しくは巻取または巻返の何れ
    かの一方向運転を行うように制御装置により制御し、第
    1選択手段の切換によって確認動作を選択した場合は、
    第2選択手段の切換により、巻取・巻返の2方向運転の
    ための確認動作若しくは巻取または巻返の何れかの一方
    向運転のための確認動作を制御装置により行うようにし
    たことを特徴とするウエッブの巻取・巻返方法。
  5. 【請求項5】 往復可動ベースに、巻出軸を回転可能に
    軸架する一対の巻出軸支持手段と、該巻出軸回転駆動用
    の第1駆動手段と、ウエッブの端縁を検出する第1端縁
    位置検出器とが設けられた巻出部と、 前記往復可動ベースを巻出軸の軸線方向と平行に摺動さ
    せるアクチュエータと、 ウエッブの端縁を検出する第2端縁位置検出器と、 ウエッブ搬送部と、 巻取軸を回転可能に軸架する一対の巻取軸支持手段と、
    該巻取軸回転駆動用の第2駆動手段とを備えた巻取部
    と、 ウエッブが巻取軸に巻き取られる時は、巻出部のウエッ
    ブロールから繰り出されて走行するウエッブの端縁の位
    置と所定の基準位置との偏差を第2端縁位置検出器によ
    って検出し、前記第2端縁位置検出器によって検出され
    た検出信号に基づき、アクチュエータを作動させ、往復
    可動ベースを巻出軸の軸線方向と平行に摺動させること
    で前記偏差をなくすようにウエッブの走行を制御し、ウ
    エッブ搬送部を経たウエッブを、巻取軸を回転可能に軸
    架する一対の巻取軸支持手段と巻取軸回転駆動用の第2
    駆動手段とを備えた巻取部の巻取軸に整列して巻き取ら
    せ、ウエッブが巻出軸に巻き返される時は、前記巻取部
    の巻取軸に巻き取られたウエッブを逆方向に走行させ、
    巻取部から繰り出されてウエッブ搬送部を経たウエッブ
    の端縁の位置と所定の基準位置との偏差を、前記巻出部
    の第1端縁位置検出装置によって検出し、前記第1端縁
    位置検出装置によって検出された検出信号に基づき、ア
    クチュエータを作動させ前記往復可動ベースを巻出軸の
    軸線方向と平行に摺動させることで前記偏差をなくすよ
    うにウエッブの走行を制御して、ウエッブを巻出軸に整
    列して巻き返すようにする制御装置と、を具備してなる
    ことを特徴とするウエッブの巻取・巻返装置
  6. 【請求項6】 請求項5記載のウエッブの巻取・巻返装
    置において、制御装置は、巻取または巻返を、巻出軸回
    転駆動用の第1駆動手段と巻取軸回転駆動用の第2駆動
    手段のトルクおよび回転速度を制御して行うようにした
    ものであることを特徴とするウエッブの巻取・巻返装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のウエッブの巻取・巻返装
    置において、制御装置は、巻取を巻取軸回転駆動用の第
    2駆動手段によって行い、巻返を巻出軸回転駆動用の第
    1駆動手段によって行うように制御するものであること
    を特徴とするウエッブの巻取・巻返装置。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7記載のウエッブの
    巻取・巻返装置において、運転または確認動作用の第1
    選択手段と、巻取・巻返の2方向反転駆動若しくは巻取
    または巻返の何れかの一方向駆動用の第2選択手段とが
    制御装置に設けられており、第1選択手段の切換によっ
    て運転を選択した場合は、巻取・巻返の2方向反転駆動
    若しくは巻取または巻返の何れかの一方向駆動用の第2
    選択手段の切換により、巻取・巻返の2方向運転を行う
    か若しくは巻取または巻返の何れかの一方向運転を行う
    ように制御装置により制御し、第1選択手段の切換によ
    って確認動作を選択した場合は、第2選択手段の切換に
    より、巻取・巻返の2方向運転のための確認動作若しく
    は巻取または巻返の何れかの一方向運転のための確認動
    作を制御装置により行うようにしたことを特徴とするウ
    エッブの巻取・巻返装置。
  9. 【請求項9】 ウエッブ搬送部に、ウエッブの品質検査
    用の検出手段が設けられていることを特徴とする請求項
    5、6、7または8記載のウエッブの巻取・巻返装置。
  10. 【請求項10】 ウエッブの品質検査用の検出手段が反
    射光型表面検出装置であることを特徴とする請求項9記
    載のウエッブの巻取・巻返装置。
  11. 【請求項11】 ウエッブの品質検査用の検出手段が透
    過光型検出装置であることを特徴とする請求項9記載の
    ウエッブの巻取・巻返装置。
  12. 【請求項12】 ウエッブ搬送部に、目視検査用部が設
    けられていることを特徴とする請求項5、6、7、8、
    9、10または11記載のウエッブの巻取・巻返装置。
  13. 【請求項13】 巻出軸支持手段が巻出軸の軸線方向と
    平行に往復可動ベース上で摺動可能であって、固定手段
    によって往復可動ベースの所定位置に固定されるととも
    に、巻取軸支持手段が巻取軸の軸線方向と平行に摺動可
    能であって、固定手段によって所定位置に固定され、巻
    出軸および巻取軸の軸長に応じ、一対の巻出軸支持手段
    の間隔および一対の巻取軸支持手段の間隔が変更可能と
    なっていることを特徴とする請求項5、6、7、8、
    9、10、11または12記載のウエッブの巻取・巻返
    装置。
  14. 【請求項14】 第1端縁位置検出器および第2端縁位
    置検出器がウエッブの幅方向に移動し、所定位置に位置
    決め可能に支持手段によって支持されていることを特徴
    とする請求項5、6、7、8、9、10、11、12ま
    たは13記載のウエッブの巻取・巻返装置。
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US20170038706A1 (en) * 2015-08-03 2017-02-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Winding device and image forming device
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