JP2007058386A - ラベルテープの検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラベルテープの検査装置において、ラベルの脱落を含む欠陥を精度良く検出する。
【解決手段】 帯状の台紙に多数のラベルを一定のピッチで貼り付けてなるラベルテープをリールから繰り出して移送する第1、第2駆動ローラと、ラベルテープの所定の検査領域を画像として取得する第1、第2ラインセンサ26,28と、取得した画像を処理し、予め登録された基準画像と対比することによって前記検査領域に貼り付けられた各ラベルの欠陥の有無を判定する画像用コントローラとを有するラベルテープの検査装置であって、第1、第2ラインセンサ26,28よりラベルテープの移送方向下流側に配置され、ラベルテープ上のラベルの到達を検出するトリガセンサ30と、トリガセンサ30により検出されたラベルの到達時点に基いて、第1、第2ラインセンサ26,28による該ラベルの上流側の検査領域に対する画像取得のタイミングを制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ラベルテープの欠陥等を検査する検査装置に関し、物品検査の技術分野に属する。
従来、帯状の台紙に一定のピッチで連続的に貼り付けられた各ラベルの印刷不良等の欠陥を検出する検査装置がある。例えば、特許文献1には、リールから巻き出したラベルテープを移送させる移送手段を備えると共に、ラベルテープの移送経路に上流側から、ラベルの到達を検出するトリガセンサと、1又は複数のラベルを含む所定の検査領域の画像を撮像するCCDカメラとを配置し、該カメラで撮像した画像に基いて各ラベルが適正に貼り付けられているか否かを判定するように構成された検査装置が開示されている。
前記トリガセンサは、投光部と受光部とを有し、投光部により照射された光がラベルテープを透過し、受光部は該ラベルテープを透過した光を検出するが、光の透過率はラベルの存在しない部分に比べてラベルが存在する部分が低いことを利用することにより、各ラベルの到達が検出されるようになっている。そして、このセンサで検出したラベルの到達時点を基準として、カメラによる画像撮像のタイミングが決定される。
例えばラベル毎に検査を行うときは、トリガセンサによりラベルのエッジが検出された後、ラベルテープが所定距離移送されたとき、或いは所定速度で所定時間移送されたときに当該ラベルの画像を取得するようにタイミングが設定され、画像を取得する際には移送されたラベルがカメラの撮像位置に対応位置するようになっている。また、複数のラベルを含む所定の検査領域毎に検査を行うときは、トリガセンサにより所定個数ラベルのエッジが検出された後、該ラベルが所定の距離又は時間移送されたときに当該検査領域の画像を取得するようにタイミングが設定される。
特開2002−216070号公報
ところで、前記特許文献1に開示された検査装置において、ラベルテープからラベルの脱落が生じている場合、トリガセンサはその脱落部位と適正に貼られたラベル間の隙間とを区別することができない。このため、この脱落部位がカメラの撮像位置に対応位置するときに画像取得が行われず、このラベルの脱落が看過されるという問題が生じる。
そこで、本発明は、ラベルテープの検査装置において、ラベルの脱落を含む欠陥を精度良く検出することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、帯状の台紙に多数のラベルを一定のピッチで貼り付けてなるラベルテープをリールから繰り出して移送する移送手段と、該移送手段で移送されているラベルテープの所定の検査領域を画像として取得する画像取得手段と、該取得手段で取得した画像を処理し、予め登録された基準画像と対比することによって前記検査領域に貼り付けられた各ラベルの欠陥の有無を判定する判定手段とを有するラベルテープの検査装置であって、前記画像取得手段よりラベルテープの移送方向下流側に配置され、ラベルテープ上のラベルの到達を検出するラベル検出手段と、該ラベル検出手段により検出されたラベルの到達時点に基いて、前記画像取得手段による該ラベルの上流側の検査領域に対する画像取得のタイミングを制御する画像取得タイミング制御手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のラベルテープの検査装置において、ラベルテープの移送経路上に、欠陥の存在が判定された検査領域のラベルを修正する修正ステーションが設けられ、かつ、ラベルテープを移送するように前記移送手段を制御すると共に、欠陥の存在が判定された検査領域を前記修正ステーションに移送し、修正終了後に、修正ステーションで修正された検査領域又は後続の未判定の検査領域が画像取得手段の上流側の所定位置まで戻るように前記移送手段を制御する移送制御手段が備えられていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、前記請求項1または請求項2に記載のラベルテープの検査装置において、前記画像取得手段は、ラベルテープの幅方向に配置されたラインセンサを用いて、ラベルテープが移送している状態で幅方向の直線画像を連続的に取得することにより検査領域全体の画像を取得するように構成され、前記画像取得タイミング制御手段は、前記ラベル検出手段により検出されたラベルの到達時点に基いて前記ラインセンサによる該ラベルの上流側の検査領域に対する画像取得の開始及び終了のタイミングを制御することを特徴とする。
そして、請求項4に記載の発明によれば、前記請求項3に記載のラベルテープの検査装置において、ラベルテープの移送経路上に2つの画像取得手段が並べて配置され、前記判定手段は、これらの画像取得手段により取得した画像を独立して処理する2つのデータ処理系を有すると共に、前記画像取得タイミング制御手段は、前記ラベル検出手段により検出されたラベルの到達時点に基いて、2つの画像取得手段が交互に画像を取得するように、前記ラインセンサによる画像取得の開始及び終了のタイミングを制御することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、検査の際に、移送されているラベルテープの各ラベルがラベル検出手段により検出され、検出されたラベルの到達時点を基準として画像取得タイミング制御手段により画像取得のタイミングが制御される。そして、画像取得手段により所定の検査領域の画像が取得され、この画像と基準画像とを対比することにより当該検査領域の欠陥の有無の判定が行われる。この判定においては、ラベルの印刷不良やラベルの脱落等が検出されることになる。
一方、前記ラベル検出手段は、画像取得手段の下流側に設けられ、ここで検出されるラベルの到達時点を基準に画像取得のタイミングが設定されるので、ラベルの脱落を含む欠陥を検知することができる。このように、ラベル検出手段の配置位置を工夫するだけで、ラベルの脱落を含む欠陥の判定を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、判定手段により欠陥の存在が判定された検査領域は、修正ステーションに移送され、当該検査領域の欠陥箇所について作業者により修正作業が行われる。ここで、ラベルの脱落が生じている場合は、作業者により適正位置にラベルが貼り付けられることになる。そして、修正作業が終了すると、当該検査領域又は後続の未判定の検査領域が画像取得手段の上流側まで戻るように移送手段が制御され、検査を再開するようになっている。
このとき、前記ラベル検出手段は画像取得手段の下流側に設けられているので、ここで検出されるラベルは作業者により修正された後のものであるから、適正に各ラベルが貼られており、これらのラベルを検出することにより、適正な画像取得のタイミングが設定される。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記画像取得手段として、ラベルテープの幅方向に配置されたラインセンサを用いて、ラベルテープが移送している状態で幅方向の直線画像を連続的に取得することにより前記検査領域全体の画像を取得するように構成されている。このように、ラインセンサを用いることによって、ラベルテープを移送しながら画像を取得することができ、連続送りで検査することができるので、検査能率が向上する。
一方、ラインセンサにより取得した画像を処理し、判定するときに、データ処理のための一定の時間が必要になる。このため、1つの検査領域に対するデータ処理が終了した後、次の検査領域に対する検査を開始するように、移送速度が制限されることになる。
これに対し、請求項4に記載の発明によれば、2つの画像取得手段が備えられ、判定手段はこれらの画像取得手段により取得した画像を独立して処理する2つのデータ処理系を有しているので、これらの画像取得手段により交互に画像取得させることによって、単一の画像取得手段の場合に比べて移送速度を2倍に向上することができる。このとき、例えば奇数番目の検査領域に対して上流側の画像取得手段により画像取得及びデータ処理が行われる間に、偶数番目の検査領域に対して下流側の画像取得手段により画像取得及びデータ処理が行われることになる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るラベルテープの検査装置1は、帯状の台紙に複数のラベルが一定のピッチで繰り返して貼り付けられたラベルテープTにおける各ラベルの欠陥を検査するものである。各ラベルの欠陥とは、ラベルの印刷の濃淡のムラ、目詰まり、汚れ、欠け、脱落、ピンホール、ボイド、バリ、異物付着等である。
前記検査装置1は、機枠2と、該機枠2に支持されて前記ラベルテープTが巻き掛けられた巻出リール10と、該巻出リール10から繰り出されたラベルテープTを案内する複数の案内ローラ11…11と、同一水平面上に配置されてラベルテープTを移送させる第1、第2駆動ローラ12,13と、ラベルテープTを巻き取る巻取リール14とを有している。
また、ラベルテープTの移送経路に沿って、上流側から、前記巻出リール10から巻き出したラベルテープTの蛇行を防止する巻出側蛇行修正装置20と、間紙及び赤テープを検出するカラーセンサ21と、巻出リール10に巻かれたラベルテープTの使い切りを検知するテープ切れセンサ22と、作業者がラベルテープTを繋ぎ込むスペースとしての繋ぎ込み用ガラステーブル23と、ラベルテープTの幅方向両端部を検出する巻出側超音波エッジセンサ24と、ラベルテープTの表面からエアを吸引することにより該表面に付着した塵やごみを除去する除塵装置25と、第1ラインセンサ26及び第1投光機27と、第2ラインセンサ28及び第2投光機29と、ラベルテープT上の各ラベルを検出するトリガセンサ30と、作業者が不良ラベルの貼り替え作業を行うスペースとしての貼替ステーション31と、ラベルの通過枚数を検知する出来高カウントセンサ32と、ラベルテープTの幅方向両端部を検出する巻取側超音波エッジセンサ33と、前記出来高カウントセンサ32により規定のラベル枚数が検出されたときに作業者が小巻として取り出すためにラベルテープTを切断するスペースとしての小巻カットスペース34と、前記巻取リール14に巻き取る際のラベルテープTの蛇行を修正する巻取側蛇行修正装置35とが備えられている。また、前記第1、第2ラインセンサ26,28により取得した画像等の表示を行う第1、第2検査用モニタ36、37と、作業者がタッチパネルにより或いはスイッチにより操作できるように構成された操作パネル38と、前記貼替ステーション31の下部にキーボード39とが備えられている。
前記巻出側蛇行修正装置20は、前記巻出側超音波エッジセンサ24によりラベルテープTの幅方向両端部が常時検出されるように、巻出リール10を支持する支軸10aを手前又は奥に移動させ、ラベルテープTの上流側の蛇行を防止するようになっている。また、前記巻取側蛇行修正装置35も同様に、前記巻出側超音波エッジセンサ33によりラベルテープTの幅方向両端が常時検出されるように、巻取リール14を支持する支軸14aを移動させ、ラベルテープTの下流側の蛇行を防止するようになっている。
一方、前記繋ぎ込み用ガラステーブル23と巻出側超音波エッジセンサ24との間に配置された案内ローラ11は、上下一対のローラ11a,11bで構成されており、該ローラ11a,11bの回転量の情報に基いて、ラベルテープTの移送距離及び移送速度の情報を取得するエンコーダ40(図2参照)に連絡されている。そして、第1駆動ローラ12は、該エンコーダ40で取得した速度情報に基いて回転数のフィードバック制御を行うようになっている。また、第2駆動ローラ13は、ラベルテープTのテンションを適正化する回転数に設定されている。さらに、第1、第2駆動ローラ12,13の上方には、ラベルテープTを上方から押圧する押付けローラ41,42が備えられている。なお、該押付けローラ41,42は、ラベルテープTの幅方向両端部を押圧するようになっており、ラベルテープTのテンションを適正化するために作用する。
一方、図2に示すように、この検査装置1は、移送用コントローラ100と画像用コントローラ101とを有し、これらのコントローラ100,101は互いに信号の授受を行うようになっている。
前記移送用コントローラ100は、前記出来高カウントセンサ32、操作パネル38、キーボード39、エンコーダ40等からの信号を入力し、第1、第2駆動ローラ12,13、操作パネル38に各種制御信号を出力するようになっている。作業者は、操作パネル38を操作することによりラベルのピッチの情報等を移送用コントローラ100に入力し、これによって装置1の動作条件が設定される一方、前記移送用コントローラ100からの信号によりタッチパネルに各種の表示を行うようになっている。
前記画像用コントローラ101は、エンコーダ40、第1、第2ラインセンサ26,28、トリガセンサ30等からの信号を入力し、第1、第2ラインセンサ26,28、第1、第2検査用モニタ36,37等に各種制御信号を出力するようになっている。なお、画像用コントローラ101は、第1、第2ラインセンサ26,28により取得された画像の信号を入力すると共に、第1、第2ラインセンサに画像取得の開始終了のタイミングの制御信号を出力するようになっている。また、画像用コントローラ101は、2つの独立したデータ処理系を有し、それぞれ第1、第2ラインセンサ26,28で取得した画像の処理、及び後述する判定処理を独立に行うようになっている。
前記第1投光機27は、移送中のラベルテープTの斜め上方及び下方から光の照射を行う2つの光源で構成されており、第1ラインセンサ26はこれらの照明による反射光及び透過光を検出し、ラベルテープTの幅方向の直線画像を連続的に取得する。また、前記第2投光機29も同様の構成であり、第2ラインセンサ28は第2投光機29の照明による反射光及び透過光を検出してラベルテープTの幅方向の直線画像を連続的に取得する。
一方、作業者により前記操作パネル38にラベルのピッチの情報が入力されると、少なくとも1ピッチが含まれるように送り方向の画像取得幅が設定されるようになっている。これによって、1又は複数のラベルを含む検査領域が設定される。
一方、前記トリガセンサ30は、透過型センサと、ラベルテープ表裏にそれぞれ配置された反射型センサとを有し、作業者がいずれのセンサを用いるかを選択できるようになっている。また、トリガセンサ30は、テープ上の各ラベルの存在を検出できるようになっている。即ち、透過型センサでは、ラベルの存在する部分がラベルの存在しない部分に比べて光の透過率が低いことを利用して各ラベルの存在が検知され、反射型センサではラベル表面からの反射光の強度或いは色の変化を検出して各ラベルの存在が検知される。
ところで、ラベルテープTの初期位置の設定においては、ラベルテープTを順方向に移送することにより、前記トリガセンサ30はラベルテープTに貼り付けられた先頭のラベルの下流側のエッジを検出する。次に、この先頭のラベルが、第1、第2ラインセンサ26,28の上流側に設定された基準位置に戻るようにラベルテープTが逆方向に移送され、初期設定が完了する。なお、第1、第2ラインセンサ26,28と、トリガセンサ30の位置は固定されていると共に、前記移送用コントローラ100には、これらによる相互間距離のデータが格納されている。このため、エンコーダ40による移送距離の情報に基いて、前記相互間距離だけ移動させるように、前記第1、第2駆動ローラ12,13の回転量が適宜制御されてラベルテープTが移送されるようになっている。
そして、検査時には、ラベルテープTが所定の移送速度で移送され、トリガセンサ30によりラベルテープT上の各ラベルのエッジが検出される。そして、特定のラベルの検出信号に基いて第1ラインセンサ26による画像取得を開始する。また、エンコーダ40による移送距離の情報に基いて、送り方向の画像取得幅分ラベルテープTが移送されたときに第1ラインセンサ26による画像取得を終了し、1つの検査領域についての画像が取得される。
次に、トリガセンサ30による前記特定のラベルの次のラベル或いは所定個数上流側のラベルの検出信号に基いて、第2ラインセンサ28による画像取得を開始する。また、エンコーダ40による移送距離に情報に基いて、送り方向の画像取得幅分ラベルテープTが移送されたときに第2ラインセンサ28による画像取得を終了し、前記第1ラインセンサ26により得られた検査領域の上流隣の検査領域の画像が取得される。このようにして、第1、第2ラインセンサ26,28は交互に画像を取得するようになっており、例えば第1ラインセンサ26が奇数番目の検査領域についての画像取得を行い、第2ラインセンサ28が偶数番目の検査領域についての画像取得を行うことになる。
ところで、前記画像用コントローラ101には、検査領域についての基準画像、即ち良品の画像が登録されており、この基準画像と前記第1、第2ラインセンサ26,28により取得された検査領域の画像とを対比することにより、取得された画像における各ラベルの欠陥の存在(以下、「NG」という)又は欠陥の非存在(以下、「OK」という)が判定される。なお、第1、第2ラインセンサ26,28により取得した画像の判定は、それぞれ独立のデータ処理系で行われるようになっている。
ところで、前記出来高カウントセンサ32は、前記トリガセンサ30と同様の構成のものであって、該センサ30上を通過するラベルの枚数をカウントするようになっている。小巻を製造するときは、作業者により操作パネル38で予め所望のラベル枚数が設定され、検査時にセンサ32によりカウントされたラベルの枚数が予め設定したラベル枚数に到達すると一旦検査を中断するようになっている。そして、作業者が前記小巻カットスペース34において所望の小巻が得られる位置でラベルテープTをカットする。
次に、前記検査装置1による検査時の制御を図3のフローチャートに基いて説明する。
まず、ステップS1で、Nをゼロに初期化する。次に、ステップS2で、ラベルテープTを所定速度で連続的に搬送する。そして、ステップS3で、画像取得のタイミングが否かを判定し、画像取得のタイミングになればステップS4に進み、第1ラインセンサ26又は第2ラインセンサ28により取得した直線画像を組み合わせて検査領域の画像を作成する。
次に、ステップS5で、N≠0か否かを判定し、N=0のときは、ステップS6に進み、当該検査領域についての欠陥の有無の判定を行う。このとき、ステップS4で作成された検査領域の画像と基準画像とを対比することにより当該基準領域についての欠陥の有無が判定される。そして、前記ステップS6で、当該検査領域についてOK判定された場合は、ステップS2に戻って次の検査領域について同様に判定が行われる。また、ステップS6でNG判定がされた場合は、ステップS7に進み、NにN+1を代入し、ステップS2に戻る。
一方、ステップS5でN≠0のときは、ステップS8に進み、当該検査領域についての欠陥の有無の判定を行う。ステップS8でOK判定されたときは、後述の修正制御に進む。また、ステップS8でNG判定されたときは、ステップS9に進み、NにN+1を代入した上で、ステップS10に進む。ステップS10では、N=5か否かが判定され、N=1〜4のとき、つまり1〜4回連続してNG判定されているときはステップS2に戻る。ステップS10で、N=5のとき、つまり5回連続してNG判定されているときはステップS11に進み、アラームを報知すると共に、装置を停止させ、制御を終了する。
そして、ステップS12〜S14で行われる修正制御では、まず、ステップS12で、ラベルテープTの送りを一時停止させ、次にステップS13でNG判定された検査領域を貼替ステーション31に高速で移送する。なお、複数のNG判定された検査領域が検出されているときは、最下流の検査領域を前記貼替ステーション31に高速で移送し、停止させる。そして、ステップS14で、NG制御を開始する。
図4に示すように、NG制御では、ステップS21で、作業者が当該検査領域における各ラベルの欠陥箇所を目視により特定し、当該ラベルを貼り替える等の修正作業を行う。このとき、ラベルの脱落が生じているときは、作業者により適正な位置にラベルが貼り付けられることになる。そして、ステップS22に進み、修正作業がN回終了したか否かを判定する。
ここで、ステップS22において、複数のNG判定された検査領域が検出されているときは、ステップS21に戻って次の検査領域についての修正作業を行う。そして、これらのNG判定された全ての検査領域について修正作業が完了すると、つまりN回の修正作業が終了すると、ステップS23に進み、処理方法の選択を行う。なお、検査領域の修正作業が終了すると、作業者が操作パネル38を操作することにより次のNG判定された検査領域が自動的に貼替ステーション31に移送されるようになっている。そして、N回終了時には操作パネル38に、NG判定された検査領域を基準位置に高速位置決めする「再検査処理」と、OK判定された検査領域を基準位置に高速位置決めする「OK処理」との選択画面が表示され、作業者がいずれかの処理を選択するようになっている。
ステップS23で、再検査処理が選択されたときは、ステップS24に進み、NG判定された検査領域を基準位置に高速で位置決めする。なお、複数のNG判定された検査領域が検出されているときは、これらのうちの最下流の検査領域が基準位置に戻るように位置決めする。なお、このとき、再検査が行われるラベルの数だけ前記出来高カウントセンサ32により検出されたラベルのカウント数を減算するようになっている。次に、ステップS1に戻り、検査を再開する。
また、ステップS23で、OK処理が選択されたときは、ステップS25に進み、OK判定された検査領域を基準位置に高速で位置決めする。なお、このとき、出来高カウントセンサ32により検出されたラベルのカウント数を1減算するようになっている。次に、ステップS1に戻り、検査を再開する。
続いて、この検査時の制御を図5〜7の動作図を用いて説明する。
まず、前記第1、第2ラインセンサ26,28による画像取得の開始、終了のタイミングの制御について図5に基いて説明する。
まず、図5(a)に示すように、ラベルテープTが所定の移送速度Vで連続的に移送されている。そして、図5(b)に示すように、トリガセンサ30によりラベルaのエッジが検出されたときに、第1ラインセンサ26による画像取得が開始される。そして、図5(c)に示すように、ラベルテープTの移送に伴って、予め設定された第1ラインセンサ26の画像取得幅分の画像を取得し、1つの検査領域X1を得る。このとき、エンコーダ40による移送距離の情報に基いて第1ラインセンサ26による画像取得の終了のタイミングが制御される。また、検査領域X1取得の間に、トリガセンサ30によりラベルb、cが検出されている。
そして、図5(d)に示すように、ラベルテープTの移送に伴って、ラベルdが検出され、ラベルeが検出される。そして、ラベルeを検出後、図5(e)に示すように、予め設定された補正距離アを移送後、第2ラインセンサ28による画像取得が開始される。このとき、エンコーダ40により補正距離アの移送が完了した旨の信号が画像用コントローラ101に入力され、これに基いて画像用コントローラ101は第2ラインセンサ28による画像取得を開始させるための信号を出力する。
続いて、図5(f)に示すように、ラベルテープTの移送に伴って、ラベルfが検出され、ラベルgが検出される。このとき、ラベルgの検出信号に基いて、第1ラインセンサ26による画像取得が開始される。
次に、図5(g)に示すように、ラベルテープTの移送に伴って、予め設定された第2ラインセンサ28の画像取得幅(ここでは第1ラインセンサ26の画像取得幅と同一に設定されている)分の画像を取得し、前記検査領域X1の次の検査領域X2の画像を得る。このとき、前述の検査領域X1の取得時と同様に、エンコーダ40による移送距離の情報に基いて第2ラインセンサ28による画像取得の終了のタイミングが制御される。なお、このとき、第1ラインセンサ26により前記検査領域X2の次の検査領域X3の画像を取得中であると共に、トリガセンサ30によりラベルhが検出されている。
以上のように、第1、第2ラインセンサ26,28により、交互に検査領域の画像が取得されるようになっている。第1ラインセンサ26は、トリガセンサ30によりラベルa,g…が検出されたとき、つまり、ラベルaの検出後に6つのラベルが検出される毎に画像取得を開始するようになっている。また、第2ラインセンサ28は、トリガセンサ30によりラベルe…が検出されたときに、つまり第1ラインセンサ26による画像取得開始のためのラベルa,g…の検出後に4つのラベルが検出される毎に、さらに補正距離ア移送した上で、画像取得を開始するようになっている。この結果、第1、第2ラインセンサ26,28により交互に同様の検査領域の画像が連続的に取得されることになる。
なお、第1、第2ラインセンサ26,28による画像取得の開始のタイミングは、このようなものに限らず、ラベルのピッチ等に応じて、幾つめのラベル毎に画像取得を開始するかを設定することできる。さらに、第1ラインセンサ26による画像取得の開始のタイミングに補正距離を設けるようにしてもよい。
次に、NG判定されたときの送りの制御について図6に基いて説明する。
まず、図6(a)は、ラベルテープTが所定の移送速度で矢印A方向に移送され、検査領域X1についてラベルの脱落によりNG判定された後、該検査領域X1の次の検査領域X2がOK判定された状態である。このようにNG判定された後、OK判定がされると、ラベルテープTの移送が一旦停止される。
この後、図6(b)の矢印Bに示すように、前記検査領域X1を貼替ステーション31に高速で移送し、停止させる。このとき、作業者により前記検査領域X1のラベルの脱落箇所に適正にラベルが貼り付けられる修正作業が行われる。この修正作業が終了した旨が操作パネル38により入力されると、該操作パネル38のタッチパネルには処理方法の選択画面が表示される。
そして、作業者によりOK処理の選択がなされたときに、図6(c)の矢印Cに示すように、検査領域X2が基準位置に高速で位置決めされ、後続の検査領域についての検査が再開される。なお、作業者により再検査処理の選択がなされたときは、検査領域X1が基準位置に高速で位置決めされることになる。
また、図7(a)は、ラベルテープTが所定の移送速度で矢印D方向に移送され、検査領域X1について不良ラベルの存在によりNG判定された後、該検査領域X1の次の検査領域X2についてラベルの脱落によりNG判定され、該検査領域X2の次の検査領域X3についてOK判定された状態である。検査領域X3についてOK判定がされたときにラベルテープTの移送が一旦停止される。
この後、図7(b)の矢印Eに示すように、前記検査領域X1を貼替ステーション31に高速で移送し、停止させる。このとき、作業者により前記検査領域X1の不良ラベルを良品に貼り替える修正作業が行われる。そして、当該検査領域X1についての修正作業が終了した旨が操作パネル38により入力されると、図7(c)の矢印Fに示すように、ラベルテープTを1検査領域分移送させ、前記検査領域X2を貼替ステーション31に位置決めする。このとき、作業者により当該検査領域X2のラベルの脱落箇所に適正にラベルが貼り付けられる修正作業が行われる。そして、当該検査領域X2についての修正作業が終了した旨が操作パネル38により入力されると、操作パネル38のタッチパネルには処理方法の選択画面が表示される。
そして、作業者によりOK処理の選択がなされたときに、図7(d)の矢印Gに示すように、検査領域X3が基準位置に高速で位置決めされ、後続の検査領域についての検査が再開される。なお、作業者により再検査処理の選択がなされたときは、検査領域X1が基準位置に高速で位置決めされることになる
以上のように、移送されているラベルテープTの各ラベルがトリガセンサ30により検出され、検出されたラベルの到達時点を基準として第1、第2ラインセンサ26,28による画像取得のタイミングが制御される。そして、所定の検査領域の画像が取得され、この画像と基準画像とを対比することにより当該検査領域の欠陥の有無の判定が行われる。
一方、トリガセンサ30は、第1、第2ラインセンサ26,28の下流側に設けられ、ここで検出されるラベルの到達時点を基準に画像取得のタイミングが設定されるので、ラベルの脱落を含む欠陥を検知することができる。このように、トリガセンサ30の配置位置を工夫するだけで、ラベルの脱落を含む欠陥の判定を行うことができるのである。
また、NG判定された検査領域は、貼替ステーション32に移送され、当該検査領域の欠陥箇所について作業者により修正作業が行われる。ここで、ラベルの脱落が生じている場合は、作業者により適正位置にラベルが貼り付けられることになる。そして、修正作業が終了すると、当該検査領域又は後続の未判定の検査領域が第1、第2ラインセンサ26,28の上流側の基準位置まで戻るように第1、第2駆動ローラ12,13の回転が制御され、検査を再開するようになっている。
ここで、前記トリガセンサ30は画像取得手段の下流側に設けられているので、ここで検出されるラベルは作業者により修正された後のものであるから、適正に各ラベルが貼られており、これらのラベルを検出することにより、適正な画像取得のタイミングが設定される。
また、画像を取得するためにラインセンサ26,28を用いることによって、ラベルテープTを移送しながら画像を取得することができ、連続送りで検査することができるので、検査能率が向上する。なお、画像取得のためにCCDカメラ等を用いてもよい。
一方、ラインセンサ26,28により取得した画像を処理し、判定するときに、データ処理のための一定の時間が必要になる。このため、1つの検査領域に対するデータ処理が終了した後、次の検査領域に対する検査を開始するように、移送速度が制限されることになる。
これに対し、2つのラインセンサ26,28が備えられ、画像用コントローラ101はこれらのラインセンサ26,28により取得した画像を独立して処理する2つのデータ処理系を有しているので、これらのラインセンサ26,28により交互に画像取得させることによって、単一のラインセンサにより検査を行う場合に比べて移送速度を2倍に向上することができる。
本発明は、本発明は、ラベルテープの欠陥等を検査する検査装置に関し、製造産業に広く好適である。
本発明の実施の形態に係る検査装置の正面図である。 同検査装置の制御系統を示すブロック図である。 検査時の制御のフローチャートである。 NG制御のフローチャートである。 画像取得のタイミング制御の説明図である。 NG判定時の送り制御の説明図である。 連続NG判定時の送り制御の説明図である。
符号の説明
1 検査装置
12 第1駆動ローラ
13 第2駆動ローラ
26 第1ラインセンサ
28 第2ラインセンサ
30 トリガセンサ
31 貼替ステーション
100 移送用コントローラ
101 画像用コントローラ
T ラベルテープ

Claims (4)

  1. 帯状の台紙に多数のラベルを一定のピッチで貼り付けてなるラベルテープをリールから繰り出して移送する移送手段と、該移送手段で移送されているラベルテープの所定の検査領域を画像として取得する画像取得手段と、該取得手段で取得した画像を処理し、予め登録された基準画像と対比することによって前記検査領域に貼り付けられた各ラベルの欠陥の有無を判定する判定手段とを有するラベルテープの検査装置であって、
    前記画像取得手段よりラベルテープの移送方向下流側に配置され、ラベルテープ上のラベルの到達を検出するラベル検出手段と、
    該ラベル検出手段により検出されたラベルの到達時点に基いて、前記画像取得手段による該ラベルの上流側の検査領域に対する画像取得のタイミングを制御する画像取得タイミング制御手段とを有することを特徴とするラベルテープの検査装置。
  2. 前記請求項1に記載のラベルテープの検査装置において、
    ラベルテープの移送経路上に、欠陥の存在が判定された検査領域のラベルを修正する修正ステーションが設けられ、かつ、
    ラベルテープを移送するように前記移送手段を制御すると共に、欠陥の存在が判定された検査領域を前記修正ステーションに移送し、修正終了後に、修正ステーションで修正された検査領域又は後続の未判定の検査領域が画像取得手段の上流側の所定位置まで戻るように前記移送手段を制御する移送制御手段が備えられていることを特徴とするラベルテープの検査装置。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載のラベルテープの検査装置において、
    前記画像取得手段は、ラベルテープの幅方向に配置されたラインセンサを用いて、ラベルテープが移送している状態で幅方向の直線画像を連続的に取得することにより検査領域全体の画像を取得するように構成され、
    前記画像取得タイミング制御手段は、前記ラベル検出手段により検出されたラベルの到達時点に基いて前記ラインセンサによる該ラベルの上流側の検査領域に対する画像取得の開始及び終了のタイミングを制御することを特徴とするラベルテープの検査装置。
  4. 前記請求項3に記載のラベルテープの検査装置において、
    ラベルテープの移送経路上に2つの画像取得手段が並べて配置され、前記判定手段は、これらの画像取得手段により取得した画像を独立して処理する2つのデータ処理系を有すると共に、
    前記画像取得タイミング制御手段は、前記ラベル検出手段により検出されたラベルの到達時点に基いて、2つの画像取得手段が交互に画像を取得するように、前記ラインセンサによる画像取得の開始及び終了のタイミングを制御することを特徴とするラベルテープの検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290444A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 北京凌云光技术有限责任公司 不干胶标签检测设备停机控制方法
JP2017142083A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 株式会社東洋レーベル ラベルロール検査機

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