JP5824982B2 - 光ファイバの巻取装置および巻取方法 - Google Patents

光ファイバの巻取装置および巻取方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバの巻取装置および巻取方法に関し、特に、光ファイバを巻取ボビンへ巻き取らせるとともに、巻き取りが終了した巻取ボビンを新たな巻取ボビンへ人手を介さずに交換する際などにおける、余長部分の光ファイバの切断などの端末処理が良好に行われたか否かを検出可能な光ファイバの巻取装置および巻取方法に関する。
光ファイバは、一般に、長尺長巻かれた繰出ボビンから、所定の長さ(仕様長)を巻取ボビンへ巻き取った状態で出荷されるが、当該巻取ボビンへの光ファイバの巻き取りが終了したあとに、次の巻取ボビンに巻き取る際は、コスト低減のため、その切り替えを巻取装置によってほぼ自動に行う場合がある。
ここで、上記した自動での巻取ボビンの切り替えの際には、巻き取りが終了した巻取ボビンへ送られている光ファイバを切断してその端部を保持しながら端末処理(ボビンに光ファイバの端末を留めて、余分なファイバを除去する)が行われるスクリーニング装置が知られている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
特開平5−294553号 特開平10−114537号
ところで、上記切断時に、例えば光ファイバの端部の保持に失敗した場合は、巻取ボビンの停止が遅れ、当該端部が巻取ボビンに巻き取られてしまい、巻取ボビンにすでに巻き取られた表層の光ファイバを傷つけている(所謂「線たたき」が生じる)恐れがある。また、端末処理が終了した後、光ファイバが搬送経路に残っている場合は、次の巻き取りを行う際、その残存する不要な光ファイバを巻き込んでしまうことになる。しかしながら、従来は、端末処理の良否を自動で確認する方法は無く、結果として作業者が目視で判別する必要があり、巻取工程の自動化を阻害する原因となっていた。
本発明の目的は、自動での巻取ボビンの交換時に、端末処理が成功したか否かを自動で検出することにより、巻取工程を自動化することができる光ファイバの巻取装置および巻取方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係る光ファイバの巻取装置は、光ファイバを所定の搬送経路に沿って巻取ボビンへと搬送する搬送手段と、
搬送される前記光ファイバが切断されたときに、前記搬送経路の途中で前記光ファイバの端部を保持する保持手段と、
前記端部が前記保持手段によって保持されているか否かを検出する検出手段と、
前記端部が前記保持手段によって保持されていないことが検出されたことに応じて警告情報を出力する警告情報出力手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上記巻取装置において、前記検出手段は、前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記保持手段近傍の前記光ファイバが存在する位置を含む所定領域を撮像し、撮像された画像に基づいて前記所定領域内における前記光ファイバの有無を検出することがより好ましい。
また、上記巻取装置は、前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記巻取ボビンから前記端部までの間の余長部分の前記光ファイバを、前記巻取ボビン近傍で切断する切断手段をさらに備え、
前記検出手段は、前記余長部分の光ファイバの切断後に当該余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれたか否かを検出し、
前記警告情報出力手段は、前記余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれていないことが検出されたことに応じて警告情報を出力することがより好ましい。
上記課題を解決することのできる本発明に係る光ファイバの巻取方法は、前記光ファイバを所定の搬送経路に沿って巻取ボビンへと搬送し、
搬送される前記光ファイバが切断されたときに、前記搬送経路の途中で前記光ファイバの端部を保持手段によって保持し、
前記端部が前記保持手段によって保持されているか否かを検出し、
前記端部が保持されていないことが検出されたことに応じて警告を発することを特徴とする。
また、上記巻取方法において、前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記保持手段近傍の前記光ファイバが存在する位置を含む所定領域を撮像し、撮像された画像に基づいて前記所定領域内における前記光ファイバの有無を検出することがより好ましい。
また、上記巻取方法では、さらに、前記保持手段が前記端部の保持を開始してから所定時間が経過するまでの間に前記端部が保持されていないことが検出されたことに応じて警告を発することがより好ましい。
また、上記巻取方法では、さらに、前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記巻取ボビンから前記端部までの間の余長部分の前記光ファイバを切断し、
前記余長部分の光ファイバの切断後に当該余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれたか否かを検出し、
前記余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれていないことが検出されたことに応じて警告を発することがより好ましい。
本発明に係る光ファイバの巻取装置および巻取方法は、かかる特徴を備えることにより、巻取ボビンへの光ファイバの巻取終了時に巻取ボビンへ搬送される光ファイバを切断したときに、切断された端部が所定の保持手段に保持されているか否かを自動かつ正確に検出することができ、さらに、上記端部が保持手段によって保持されていない場合には巻取ボビンに巻き取られた光ファイバに線たたきが生じた虞があるなどの警告を発する(警告情報を出力する)ことができるので、装置のオペレーターなどの作業者に対して上記処理時の異常を知らせることができる。すなわち、端末処理の良否を自動で検出することができ、よって、作業者の目視による確認が不要となることから、人手による工程を自動化することができるとともに、人件費が削減され、生産性も向上する。
本発明の実施形態に係る巻取装置の概略構成図である。 光ファイバの端部が巻取装置の吸引ノズルによって正常に吸引保持されている状態を示す図である。 光ファイバの端部が吸引ノズルによって正常に吸引保持されていない状態を示す図である。 余長部分の光ファイバの切断後に余長部分が吸引ノズルによって正常に吸引された状態を示す図である。 余長部分の光ファイバの切断後に余長部分が吸引ノズルによって吸引されずに搬送経路上に残っている状態を示す図である。 撮像装置による撮像画像の例を示す図である。 光ファイバの巻取終了時の処理の具体的なフローを示す図である。
以下、本発明に係る光ファイバの巻取装置および巻取方法の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る巻取装置10の概略構成図である。巻取装置10は、繰出機構11aに装填された繰出ボビン100aから繰り出される光ファイバFを、巻取機構11bに装填された巻取ボビン100bへ巻き取らせるとともに、巻き取りが終了した巻取ボビン100bを新たな巻取ボビンへ交換する際などにおいて、光ファイバFの巻取終了時の処理が良好に行われたか否かを検出することが可能な装置である。以下において、巻取装置10の構成についてより詳細に説明する。
繰出側ガイドローラ12aは、繰出ボビン100aから繰り出される光ファイバFをダンサーローラ13aへと送る。ダンサーローラ13aは、光ファイバFの搬送経路(図1等参照)における下流側に配されるダンサーローラ13bとともに、上記搬送経路上を搬送される光ファイバFの搬送速度や張力の変動を吸収する。なお、以下の説明において「搬送経路」とは、図1において繰出ボビン100aから巻取ボビン100bまでの光ファイバFが搬送される経路の全部または一部を示すものとし、「搬送経路の上流」および「搬送経路の下流」とは、それぞれ「搬送経路の繰出ボビン100a側」および「搬送経路の巻取ボビン100b側」をそれぞれ示すものとする。
キャプスタンホイール14は、ダンサーローラ13aから搬送されてくる光ファイバFをキャプスタンベルト15との間で挟持した状態で回転し、光ファイバFを搬送経路の下流側へと搬送する。切断装置17は、搬送経路におけるキャプスタンホイール14およびキャプスタンベルト15よりも下流側であって後述の吸引ノズル20よりも上流側に配置されており、可動刃17aおよび固定刃17bを有する。この切断装置17は、後述の制御部30から入力される駆動信号に応じて可動刃17aが固定刃17b側へ移動することによって、搬送経路上の光ファイバFを切断する。
吸引ノズル20は、吸引ポンプなど吸引力を発生させる装置に接続された略円筒形のノズルであり、そのノズル先端が切断装置17よりも下流側の搬送経路上を搬送される光ファイバFと近接対向するように配置されている。この吸引ノズル20は、後述のように切断装置17によって光ファイバFが切断された際に吸引を開始し、光ファイバFの端部を吸引する。ガイドローラ16a,16bは、それぞれ吸引ノズル20の上流側および下流側に配され、搬送経路上を搬送される光ファイバFをガイドする。なお、キャプスタンの下流側で、張力を掛けるようにする場合(スクリーニング)もあるが、ここでは説明を省略する。
バックライト18は、略矩形の発光面を有する発光装置であり、搬送経路における吸引ノズル20のノズル先端との対向位置よりも上流側および下流側の各一部を含む吸引ノズル20の周辺部を吸引ノズル20の背後から照明する。撮像装置19は、搬送経路に対してバックライト18と反対側に配置されており、バックライト18による照明領域の一部を撮像する。本例では、撮像装置19は、バックライト18によって照明される吸引ノズル20周辺の搬送経路を含む領域(図1において「A」を付して示す破線で囲まれる領域)を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラであり、光ファイバFによってバックライト18からの光が遮られている部分の有無により撮像領域内に光ファイバFが存在するか否かを検出する。より具体的には、撮像装置19は、撮像領域内の搬送経路上およびその近傍に輝度が予め定められた閾値よりも低い部分(ただし吸引ノズル20の部分を除く)が存在すれば、その部分に光ファイバFが存在するとの検出結果を後述の制御部30へ出力する。
なお、バックライト18の照明光の照度および波長等については、撮像領域内に存在する光ファイバFを撮像装置19によってより正確に検出できる照度および波長であれば特に限定されない。また、撮像装置19は、本例では図1に示すように吸引ノズル20のノズル先端との対向位置よりも上流側および下流側の搬送経路を含む領域を撮像するが、撮像装置19による撮像領域は、本例に限られない。すなわち、撮像装置19は、切断装置17による光ファイバFの切断後に光ファイバがあるべき箇所を少なくとも撮像していればよく、本例ではその箇所を含む領域が、吸引ノズル20による光ファイバFの保持位置よりも下流側(巻取ボビン100b側)の搬送経路を含む領域に相当する。また、撮像装置19が本例のように撮像領域内における光ファイバFの有無を検出するのではなく、撮像領域内の画像を所定のフレームレートで制御部30へ出力する機能のみを有するものであってもよく、この場合は、後述の制御部30が撮像装置19から入力される画像に基づいて、撮像領域内における光ファイバFの有無を検出することになる。
巻取側ガイドローラ12bは、搬送経路におけるガイドローラ16bの下流側に配され、ガイドローラ16bを経て搬送される光ファイバFを巻取ボビン100bへ巻き取らせる。本例では、巻取側ガイドローラ12bは、巻取ボビン100bにおける光ファイバFを巻き取らせる位置に応じて巻取ボビン100bの軸方向と平行に移動可能であり(ローラトラバース)、さらに、巻取ボビン100bへの光ファイバFの巻取終了後に光ファイバFの端部を巻取ボビン100bの鍔に固定する際には、鍔の近傍まで移動する。なお、巻取側ガイドローラ12bを移動させるのではなく、巻取側ガイドローラ12bを固定し、巻取ボビンを移動させる方式(ボビントラバース)としても良い。
切断装置21は、搬送経路における巻取側ガイドローラ12bよりも下流側に配置されており、切断装置17と同様に可動刃21aおよび固定刃21bを有し、後述の制御部30から入力される駆動信号に応じて可動刃21aが固定刃21b側へ移動することによって、搬送経路上に残った余長部分の光ファイバFを、後述するラベル貼り付け後に切断する。ラベル貼付装置22は、光ファイバFの巻き取りが終了した巻取ボビン100bの鍔の表面に、光ファイバFの種類、直径、および製造番号等が印刷されたラベルを貼り付け、光ファイバFの端末を鍔に固定する。
制御部30は、巻取装置10の各部へ制御信号を出力することにより各部の動作を制御するとともに、端末処理の成否の情報を処理する。例えば、制御部30は、撮像装置19から入力される光ファイバFの有無の検出結果に基づいて、巻取終了時の処理の際に切断装置17で切断された光ファイバFが正しく吸引ノズル20に保持されているか否か、切断装置21で切断された余長部分の光ファイバFが吸引ノズル20によって吸引されずに搬送経路に残っているか否か、などを判定する。そして、制御部30は、その判定結果が何らかの異常を示すものである場合に、当該異常の内容を示す信号を警告情報生成部40へと出力する。
警告情報生成部40は、制御部30から上記異常を示す信号が入力されたことに応じてその内容に応じて警告情報を生成してスピーカー42へと出力する。なお、スピーカー42に出力する以外に、その内容を所定の周波数で例えばオペレーターの所持する端末などに無線送信することとしてもよい。また、スピーカー42は、警告情報生成部40から上記警告情報が入力されると、その内容を示すサイレンあるいは音声メッセージを出力する。なお、上記警告情報の出力対象は本例に限られず、警告情報生成部40は、本例のスピーカー42に替えて、例えば警告情報の内容を表示可能な表示部へ上記警告情報を出力してもよい。
以上に説明した構成を有する巻取装置10を用いて、巻取ボビン100bへの光ファイバFの巻き取りを終了させる際の処理の具体的なフロー(図7参照)について図面を参照しながら説明する。
本フローでは、まず、光ファイバFの搬送および巻取ボビン100bへの巻き取りが行われている状況(図1参照)において、巻取ボビン100bへ巻き取られた光ファイバFの長さが種々の方法により測定されるとともに、その測定結果に基づいて巻取ボビン100bに予め定められた長さの光ファイバFが巻き取られたか否かが継続的に検知される(ステップS100)。ここで、光ファイバFの搬送および巻取ボビン100bへの巻き取りが正常に行われていれば、例えば図6の(A)に示すように、吸引ノズル20のノズル先端の正面像とともに当該正面像の左右両側(搬送経路の上流側および下流側)に延びる光ファイバFの像が撮像装置19によって撮像される。
そして、巻取ボビン100bに予め定められた長さの光ファイバFが巻き取られたことが検知されると(ステップS100:YES)、切断装置17が吸引ノズル20の上流側で光ファイバFを切断し(ステップS110)、同時に巻取ボビン100bを停止させるとともに、吸引ノズル20による吸引が開始される(ステップS120)。次に、吸引ノズル20による吸引開始から一定時間(例えば5秒間)撮像装置19によって吸引ノズル20のノズル先端との対向位置よりも下流側の搬送経路を含む領域が撮像される。
そして、例えば図6の(B)に示すように光ファイバFが撮像されていれば(ステップS130:YES)、光ファイバFの端部が吸引ノズル20によって正常に吸引保持されているものと判定される。この場合、例えば図2に示すように、光ファイバFの切断された端部が吸引ノズル20によって吸引されることで吸引ノズル20よりも下流側の光ファイバFが吸引ノズル20による吸引力に応じた張力を受けつつ吸引ノズル20から巻取ボビン100bまでの搬送経路上で保持された状態となっている。巻取側ガイドローラ12bが巻取ボビン100bの軸方向に移動することにより、巻取ボビン100bに巻き取られていない光ファイバFの一部が巻取ボビン100bの鍔に引掛けられて固定される(ステップS140)。そして、図4に示すように、巻取ボビン100bの鍔の表面にラベル貼付装置22によってラベルが貼り付けられ(ステップS150)、搬送経路上に残った余長部分の光ファイバFが切断装置21によって切断される(ステップS160)。
なお、上記ステップ130において、例えば図6の(C)に示すように、光ファイバFが撮像されなければ(ステップS130:NO)、図3に示すように光ファイバFの端部が吸引ノズル20によって正常に吸引保持されず、端部が巻取ボビンに巻かれてしまって線たたきなどの不具合が発生している恐れがあるため、異常と判定される。そして、この場合、警告情報生成部40からスピーカー42を介してアラーム(警報)が発報される(ステップS180)。また、このとき、吸引ノズル20によって保持できなかった光ファイバFの端部が線たたきを起こした可能性があることから、制御部30によって管理されている巻取ボビン100bの品質データが「不良」に書き換えられる(ステップS190)。その後、制御部30は、巻取装置10の各部の動作を停止して(ステップS200)、本フローによる光ファイバFの巻取終了時の処理を終了する。
また、上記ステップ160において余長部分の光ファイバFが切断装置21によって切断されると、撮像装置19によって吸引ノズル20のノズル先端との対向位置よりも下流側の搬送経路を含む領域が撮像される(ステップS170)。そして、例えば図6の(C)に示すように、光ファイバFが撮像されなければ(ステップS170:NO)、例えば図4に示すように切断された光ファイバFの余長部分(切断箇所よりも上流側の光ファイバF)が吸引ノズル20によって吸引されたことにより正常に搬送経路から取り除かれたものと判定され、本フローによる光ファイバFの巻取終了時の処理は終了する。
一方、上記ステップS170において、例えば図6の(B)に示すように、光ファイバFが撮像されていれば(ステップS170:YES)、例えば図5に示すように切断された余長部分の光ファイバFがガイドローラ12bに引っ掛かった状態となるなどにより、吸引ノズル20による吸引によって搬送経路から取り除かれていない(搬送経路に残っている)ものと判定され、警告情報生成部40からスピーカー42を介してアラームが発報される(ステップS180)。また、このときも、制御部30によって管理されている巻取ボビン100bの品質データが「不良」に書き換えてもよい(ステップS190)が、この場合は、必ずしも光ファイバFに傷がついているとは言えないので、巻取ボビン100b自体は、品質データを「不良」に書き換えずに流しても良い。また、この場合、搬送経路上にファイバが残っており、次の巻取ボビンを自動で巻き取ることができない(不要なファイバを巻き込んでしまう)ので、その後、制御部30は、巻取装置10の各部の動作を停止して(ステップS200)、本フローによる光ファイバFの巻取終了時の処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る巻取装置10は、巻取ボビン100bへの光ファイバFの巻取終了時に巻取ボビン100bへ搬送される光ファイバFを切断したときに、切断された光ファイバFの端部が吸引ノズル20に吸引保持されているか否かを自動かつ正確に検出することができ、さらに、上記端部が吸引ノズル20に吸引保持されていない場合には巻取ボビン100bに巻き取られた光ファイバFに線たたきが生じた虞があるなどの警告を発する(警告情報を出力する)ことができるので、巻取装置10のオペレーターなどの作業者に対して上記処理時の異常を知らせることができる。すなわち、端末処理の良否を自動で検出することができ、よって、作業者の目視による確認が不要となることから、人手による工程を自動化することができるとともに、人件費が削減され、生産性も向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、上記実施形態に基づいて当業者が想到できるいずれの形態をも当然に含むものである。
例えば、上記実施形態においては、本発明の巻取装置が備える検出手段の一例としてバックライト18および撮像装置19を例示したが、これに限られず、例えば、搬送経路を通るように光を照射する発光ダイオードとその照射光を受光してその強度変化から搬送経路上の光ファイバの有無を検出する受光装置との組み合わせなどであってもよい。
また、上記実施形態においては、本発明の巻取装置が備える保持手段の一例として吸引ノズル20を例示したが、これに替えて、光ファイバFを掴持可能なアームやキャプスタンなどを保持手段として用いてもよい。
なお、上記実施形態にかかる巻取装置10の構成のうち、繰出側ガイドローラ12a、巻取側ガイドローラ12b、ダンサーローラ13a,13b、キャプスタンホイール14、キャプスタンベルト15、およびガイドローラ16a,16bは、本発明の巻取装置における搬送手段の一例である。また、吸引ノズル20は、本発明の巻取装置における保持手段の一例であり、バックライト18および撮像装置19は、検出手段の一例である。また、警告情報生成部40、およびスピーカー42は、本発明の巻取装置における警告情報出力手段の一例であり、切断装置21は、本発明の巻取装置における切断手段の一例である。
10…巻取装置、11a…繰出機構、11b…巻取機構、12a…繰出側ガイドローラ、12b…巻取側ガイドローラ、13a…ダンサーローラ、13b…ダンサーローラ、14…キャプスタンホイール、15…キャプスタンベルト、16a,16b…ガイドローラ、17…切断装置、17a…固定刃、17b…可動刃、18…バックライト、19…撮像装置、20…吸引ノズル、21…切断装置、21a…固定刃、21b…可動刃、22…ラベル貼付装置、30…制御部、40…警告情報生成部、41…アンテナ、42…スピーカー、100a…繰出ボビン、100b…巻取ボビン、F…光ファイバ

Claims (5)

  1. 光ファイバを所定の搬送経路に沿って巻取ボビンへと搬送する搬送手段と、
    搬送される前記光ファイバが切断されたときに、前記搬送経路の途中で前記光ファイバの端部を保持する保持手段と、
    前記端部が前記保持手段によって保持されているか否かを検出する検出手段と、
    前記端部が前記保持手段によって保持されていないことが検出されたことに応じて警告情報を出力する警告情報出力手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記保持手段近傍の前記光ファイバが存在する位置を含む所定領域を、撮像装置を前記搬送経路に対してバックライトと反対側に配置して撮像し、前記光ファイバによって前記バックライトからの光が遮られている部分の有無により、前記所定領域内における前記光ファイバの有無を検出することを特徴とする光ファイバの巻取装置。
  2. 前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記巻取ボビンから前記端部までの間の余長部分の前記光ファイバを、前記巻取ボビン近傍で切断する切断手段をさらに備え、
    前記検出手段は、前記余長部分の光ファイバの切断後に当該余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれたか否かを検出し、
    前記警告情報出力手段は、前記余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれていないことが検出されたことに応じて警告情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの巻取装置。
  3. ファイバを所定の搬送経路に沿って巻取ボビンへと搬送し、
    搬送される前記光ファイバが切断されたときに、前記巻取ボビンを停止させ、前記搬送経路の途中で前記光ファイバの端部が保持手段によって保持されているか否かを検出するとともに、
    前記端部が保持されていないことが検出されたことに応じて警告を発し、
    前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記保持手段近傍の前記光ファイバが存在する位置を含む所定領域を、撮像装置を前記搬送経路に対してバックライトと反対側に配置して撮像し、前記光ファイバによって前記バックライトからの光が遮られている部分の有無により、前記所定領域内における前記光ファイバの有無を検出することを特徴とする光ファイバの巻取方法。
  4. 前記保持手段が前記端部の保持を開始してから所定時間が経過するまでの間に前記端部が保持されていないことが検出されたことに応じて警告を発することを特徴とする請求項3に記載の光ファイバの巻取方法。
  5. 前記端部が前記保持手段によって保持された状態において、前記巻取ボビンから前記端部までの間の余長部分の前記光ファイバを切断し、
    前記余長部分の光ファイバの切断後に当該余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれたか否かを検出し、
    前記余長部分の光ファイバが前記搬送経路から取り除かれていないことが検出されたことに応じて警告を発することを特徴とする請求項3または4に記載の光ファイバの巻取方法。
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