JP2014127653A - 粘着テープ片供給方法および粘着テープ片供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘着テープの搬送過程で行った外観検査によって見つかった不良品の粘着テープ片を自動で回収する。
【解決手段】複数枚の粘着テープ片taが設けられた長尺のキャリアテープCTを搬送する過程で粘着テープ片taの外観不良を検査器2で検査する。当該検査の結果、不良判定された場合、剥離機構3に備わった剥離部材7の先端よりも前方に移動ローラ8を進出移動させ、剥離部材7から当該移動ローラ8にキャリアテープCTを巻き回して不良判定された粘着テープ片taと一緒に当該キャリアテープCTをキャリアテープ回収部5に巻き取り回収する。
【選択図】図8
【解決手段】複数枚の粘着テープ片taが設けられた長尺のキャリアテープCTを搬送する過程で粘着テープ片taの外観不良を検査器2で検査する。当該検査の結果、不良判定された場合、剥離機構3に備わった剥離部材7の先端よりも前方に移動ローラ8を進出移動させ、剥離部材7から当該移動ローラ8にキャリアテープCTを巻き回して不良判定された粘着テープ片taと一緒に当該キャリアテープCTをキャリアテープ回収部5に巻き取り回収する。
【選択図】図8
Description
本発明は、半導体ウエハや電子基板などのワークの表面保護または支持用として貼り付けるワーク形状の粘着テープ片を供給する粘着テープ片供給方法および粘着テープ片供給装置に係り、特に長尺のキャリアテープ上に設けられた複数枚の当該粘着テープ片を外観検査し、良品の粘着テープ片のみを選別して供給する技術に関する。
キャリアテープ上に設けられた所定形状の粘着テープ片の外観検査は、製造メーカの製造工程でオペレータの目視検査によって行われている。当該目視検査によって粘着層に発生しているピンホールおよび気泡並びに異物の付着などが発見された粘着テープ片は、不良品として判定される。当該不良品は、オペレータによって手作業でキャリアテープから剥離除去されている。
また、キャリアテープと同形状の粘着テープを貼り合わせてロール状で供給された粘着テープを、エンドユーザが粘着テープ片に加工している。すなわち、キャリアテープ上で粘着テープを所定形状の粘着テープ片にハーフカットする。その後にキャリアテープを剥離部材で折り返して粘着テープ片を当該キャリアテープから剥離して供給している(特許文献1を参照)。
しかしながら、上記従来方法では次のような不都合および問題が生じている。
製造メーカの製造工程およびエンドユーザの加工工程のいずれの場合でも、外観検査で不良判定された粘着テープ片をオペレータが手作業でキャリアテープから剥離除去している。すなわち、不良品を剥離除去するために装置を停止させなければならず、作業効率を低下させているといった不都合が生じている。
また、オペレータによる目視検査なので、外観不良の粘着テープ片を見落として利用してしまうといった問題も生じている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、キャリアテープ上またはセパレータ上に設けられた所定形状の粘着テープから外観不良の粘着テープ片を効率よく除去して供給することのできる粘着テープ片供給方法および粘着テープ片供給装置を提供することを主たる目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、所定形状の粘着テープ片を供給する粘着テープ片供給方法であって、
複数枚の前記粘着テープ片が設けられた長尺のキャリアテープを搬送する搬送過程と、
前記搬送過程で粘着テープ片の外観不良を検査する検査過程と、
前記検査により良品判定された場合、先細りテーパ状の剥離部材で前記キャリアテープを折り返して巻き取り回収しつつ、前記粘着テープ片を当該キャリアテープから剥離して前方に供給する供給過程と、
前記検査により不良判定された場合、前記剥離部材の先端よりも前方に移動ローラを進出移動させ、当該移動ローラにキャリアテープを巻き回して不良判定された粘着テープ片と一緒に当該キャリアテープを巻き取り回収する不良回収過程と、
を備えたことを特徴とする。
すなわち、所定形状の粘着テープ片を供給する粘着テープ片供給方法であって、
複数枚の前記粘着テープ片が設けられた長尺のキャリアテープを搬送する搬送過程と、
前記搬送過程で粘着テープ片の外観不良を検査する検査過程と、
前記検査により良品判定された場合、先細りテーパ状の剥離部材で前記キャリアテープを折り返して巻き取り回収しつつ、前記粘着テープ片を当該キャリアテープから剥離して前方に供給する供給過程と、
前記検査により不良判定された場合、前記剥離部材の先端よりも前方に移動ローラを進出移動させ、当該移動ローラにキャリアテープを巻き回して不良判定された粘着テープ片と一緒に当該キャリアテープを巻き取り回収する不良回収過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 上記方法によれば、搬送過程にある粘着テープ片が不良判定されると、剥離部材の先端よりも前方に移動ローラが進出移動する。すなわち、剥離部材によって鋭角に折り返されていたキャリアテープが、移動ローラの曲面に沿って巻き替えられるので、粘着テープ片は、キャリアテープに貼り付いたまま巻き取り回収される。したがって、不良判定された粘着テープ片を除去するために製造ラインを一旦停止させる必要がないので、処理速度を向上させることができる。
なお、この方法において、例えば、検査過程の前に、長尺の粘着テープをキャリアテープ上で所定形状にハーフカットして粘着テープ片を形成する切断過程を備えてもよい。
この方法によれば、粘着テープの製造工程で実施していた検査工程を省くことができる。また、キャリアテープ上から粘着テープ片を剥離除去した位置を確認し、当該スペースをスキップさせる煩雑な処理も省くことができる。
また、この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、所定形状の粘着テープ片を供給する粘着テープ片供給装置であって、
複数枚の前記粘着テープ片が設けられた長尺のキャリアテープを供給するテープ供給部と、
前記キャリアテープ上の粘着テープ片の外観を検査する検査器と、
先細りテーパ状の先端で前記キャリアテープを折り返して搬送しつつ、当該キャリアテープから良品判定された前記粘着テープ片を剥離してゆく剥離部材と、
前記剥離部材の先端よりも前方に進出移動し、不良判定された粘着テープ片を前記キャリアテープに貼り付けたまま回収方向に案内する移動ローラと、
前記キャリアテープを巻き取り回収するテープ回収部と、
を備えたことを特徴とする。
複数枚の前記粘着テープ片が設けられた長尺のキャリアテープを供給するテープ供給部と、
前記キャリアテープ上の粘着テープ片の外観を検査する検査器と、
先細りテーパ状の先端で前記キャリアテープを折り返して搬送しつつ、当該キャリアテープから良品判定された前記粘着テープ片を剥離してゆく剥離部材と、
前記剥離部材の先端よりも前方に進出移動し、不良判定された粘着テープ片を前記キャリアテープに貼り付けたまま回収方向に案内する移動ローラと、
前記キャリアテープを巻き取り回収するテープ回収部と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、検査器によって外観不良の粘着テープ片が検出されると、移動ローラが剥離部材の先端よりも前方に進出移動する。したがって、当該剥離部材から移動ローラにキャリアテープが巻き替えられる。ことのき、剥離部材よって折り返されるキャリアテープの角度に比べて移動ローラの曲面に沿った緩やかな角度でキャリアテープが搬送される。したがって、粘着テープ片は、キャリアテープから剥離されることなく巻き取り回収されてゆく。
なお、上記装置は、例えば、長尺の粘着テープを前記キャリアテープ上で所定形状にハーフカットして前記粘着テープ片を形成する切断機構を備えてもよい。
この構成によれば、キャリアテープ上で粘着テープ片を形成しながら、良品の粘着テープ片のみを効率よく供給することができる。
本発明の粘着テープ片供給方法および粘着テープ片供給装置によれば、粘着テープ片の供給工程および装置を停止させることなく、不良品の粘着テープ片をキャリアテープとともに巻き取り回収しつつ良品の粘着テープ片のみを供給することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
<第1実施例>
本実施例では、円形の粘着テープがキャリアテープに予め設けられている粘着テープを使用した場合を例にとって説明する。すなわち、図2に示すように、粘着テープTは、長尺のキャリアテープCT上に所定ピッチをおいて円形の粘着テープ片taが予め設けられている。なお、粘着テープとしては、半導体ウエハや電子基板の表面に貼り付ける保護テープまたは半導体ウエハとリングフレームにわたって貼り付けるダイシングテープなどがあげられる。
本実施例では、円形の粘着テープがキャリアテープに予め設けられている粘着テープを使用した場合を例にとって説明する。すなわち、図2に示すように、粘着テープTは、長尺のキャリアテープCT上に所定ピッチをおいて円形の粘着テープ片taが予め設けられている。なお、粘着テープとしては、半導体ウエハや電子基板の表面に貼り付ける保護テープまたは半導体ウエハとリングフレームにわたって貼り付けるダイシングテープなどがあげられる。
本実施例の粘着テープ片供給装置は、図1に示すように、テープ供給部1、検査器2、剥離機構3、搬送機構4およびキャリアテープ回収部5などから構成されている。
テープ供給部1は、粘着テープTをロール巻きした原反ロールを装着するボビンを備えている。このテープ供給部1は、原反ロールから繰り出された粘着テープTを、ガイドローラを介して搬送しながら剥離機構3に供給するように構成されている。
検査器2は、例えば光学カメラを利用している。当該検査器は、搬送される粘着テープ片taを撮像し、取得した画像データを制御部6に送信する。
剥離機構3は、剥離部材7および移動ローラ8などを備えている。剥離部材7は、装置フレームに水平に固定配備されており、粘着テープ片taを水平に保持可能な扁平面を有する。また、剥離部材7は、先細りのテーパ状を有している。すなわち、剥離部材7は、先端でキャリアテープCTを折り返してキャリアテープ回収部5に案内する。
移動ローラ8は、剥離部材7の下方基端よりに配備されている。当該移動ローラ8は、可動フレームに遊転自在に軸支されている。可動台は、エアーリンダなどのアクチュエータまたはリニアガイドによって、剥離部材7の基端側と先端よりも前方の位置を往復移動可能に構成されている。
搬送機構4は、可動台9および吸着テーブル10を備えている。可動台9は、ガイドレール11に沿って水平往復移動する。
吸着テーブル10は、可動台9に装着されたエアーシリンダなどのアクチュエータによって昇降するよう構成されている。当該吸着テーブル10は、粘着テープ片taの直径以上の大きさを有する。したがって、吸着テーブル10は、剥離部材7の上方の待機位置と剥離部材7上で粘着テープ片taを吸着する位置、および、粘着テープ片taを吸着後に粘着テープTの送りに同調してその搬送方向に水平移動する。
キャリアテープ回収部5は、後述する不良品判定された粘着テープ片taのみを貼り付けたまま回収ボビンに巻取るよう構成されている。
本実施例に係る粘着テープ片供給装置は以上のように構成されている。当該粘着テープ片供給装置を用いて粘着テープ片taを供給および搬送する一巡の動作を、図3から図8を参照しながら説明する。
装置を作動させてテープ供給部1から粘着テープTを繰り出し供給させる。粘着テープTが剥離機構3に搬送される過程で、検査器2によって粘着テープ片taを撮像する。当該画像データは、制御部6に送信される。制御部6は、予め求めた良品の粘着テープ片taの基準画像と取得した実画像を、例えばパターンマッチング処理する。当該パターンマッチング処理により、粘着層に発生しているピンホール、気泡および異物の付着などの外観不良の有無を判別する。以下、良品判定された場合と不良品判定された場合とに分けて説明する。
<良品判定の場合>
良品判定された粘着テープ片taは、剥離機構3へと搬送されてゆく。剥離機構3に到達した良品の粘着テープ片taを、図3に示すように、剥離部材7上で停止させる。このとき、図4に示すように、吸着テーブル10を下降させて粘着テープ片taに当接させて吸着を開始する。
良品判定された粘着テープ片taは、剥離機構3へと搬送されてゆく。剥離機構3に到達した良品の粘着テープ片taを、図3に示すように、剥離部材7上で停止させる。このとき、図4に示すように、吸着テーブル10を下降させて粘着テープ片taに当接させて吸着を開始する。
吸着テーブル10が粘着テープ片taを吸着すると、図5に示すように、粘着テープTの送り速度に同調させて吸着テーブル10をテープ搬送方向に移動させる。
吸着テーブル10は、剥離部材7によってキャリアテープCTの剥離された粘着テープ片taのみを吸着保持する。
吸着テーブル10は、粘着テープ片taを保持したまま上昇し、粘着テープ供給ラインに沿って当該粘着テープ片taを所定のワーク貼り付け位置に搬送する。
なお、粘着テープ片taの剥離されたキャリアテープCTは、キャリアテープ回収部5に案内されて逐次に巻き取り回収される。
<不良品判定の場合>
不良品判定された粘着テープ片taは、剥離機構3へと搬送されてゆく。このとき、図6に示すように、移動ローラ8が、剥離部材7の先端よりも前方の位置に進出移動する。
不良品判定された粘着テープ片taは、剥離機構3へと搬送されてゆく。このとき、図6に示すように、移動ローラ8が、剥離部材7の先端よりも前方の位置に進出移動する。
移動ローラ8の移動に伴って、剥離部材7で折り返されていたキャリアテープCTが、移動ローラ8に巻き替えられる。すなわち、キャリアテープCTの折り返し角度が、剥離部材7を使用した場合の鋭角に比べて移動ローラ8を利用した場合は大きくな角度になる。つまり、移動ローラ8の曲面に沿った滑らかな曲率となる。したがって、不良品の粘着テープ片taは、図7および図8に示すように、キャリアテープCTに貼り付いたままキャリアテープ回収部5に案内されて巻き取り回収される。
以上で一巡の粘着テープ片taの供給および搬送が終了し、以後、同じ動作が繰り返される。
<第2実施例>
本実施例では、長尺の粘着テープTの搬送過程で所定のワーク形状の粘着テープ片にハーフカットし、当該粘着テープ片を供給する場合を例にとって説明する。なお、上記第1実施例の装置と同一構成については、同一符号を付すに留め、詳細な説明を省略する。
本実施例では、長尺の粘着テープTの搬送過程で所定のワーク形状の粘着テープ片にハーフカットし、当該粘着テープ片を供給する場合を例にとって説明する。なお、上記第1実施例の装置と同一構成については、同一符号を付すに留め、詳細な説明を省略する。
粘着テープTは、表面側に基材および裏面にセパレータSが添設されている。当該セパレータSがキャリアテープとして機能する。
粘着テープ片供給装置は、図9に示すように、テープ供給機構16、テープ切断機構17、ダンサローラ18、不要テープ回収部19、検査器2,剥離機構3、搬送機構4およびセパレータ回収部21などから構成されている。
テープ供給機構16は、粘着テープTをロール巻きした原反ロールを装着するボビンを備えている。このテープ供給機構16は、原反ロールから繰り出された粘着テープTを、ダンサローラ18を介して所定の搬送経路に導き、テープ切断機構17を経て剥離機構3に供給されるように構成されている。
テープ切断機構17は、同調駆動する切断ローラ23と受けローラ24を上下に対向配備している。切断ローラ23は、図10に示すように、切断刃25を形成したシート26を駆動ローラ27に装着して構成されている。切断刃25は、粘着テープTを円形に切断する環状に形成されている。
受けローラ24は、金属製の駆動ローラである。なお、切断ローラ23または受けローラ24の少なくとも一方が駆動シリンダによって昇降可能に構成されている。したがって、両ローラ23、24の間隙を粘着テープTの厚みに応じて設定を変更可能に構成されている。
不要テープ回収部19は、裏面側のセパレータS上で円形の粘着テープ片taに切り抜かれたて連なった不要な粘着テープT’を、テープ送りローラ28の直後にセパレータSから剥離して回収ボビン29に巻取るよう構成されている。したがって、粘着テープ片taが残されたセパレータSが、テープ剥離機構3に導かれる。
本実施例に係る粘着テープ片供給装置は以上のように構成されている。当該粘着テープ片供給装置を用いて粘着テープ片taを供給および搬送する一巡の動作を説明する。
テープ供給機構16は、帯状の粘着テープTを繰り出し供給する。セパレータS付きの粘着テープTは、テープ切断機構17の切断ローラ23と受けローラ24の間を通過する過程で、回転駆動する切断ローラ23によってセパレータS上で円形の粘着テープ片taにハーフカットされてゆく。
ハーフカット済みの粘着テープTは、ダンサローラ18を経由して不要テープ回収部19に送られる。この過程で不要テープ回収部19は、粘着テープ片taを切り抜いた後の不要な粘着テープT’をテープ送りローラ28によって剥離し、回収ボビン29に巻き取り回収してゆく。
粘着テープ片taの残された裏面側のセパレータSは、剥離機構3に向けて送られる。この搬送過程で、検査器2によって粘着テープ片taを撮像する。当該画像データは、制御部6に送信される。制御部6は、予め求めた良品の粘着テープ片taの基準画像と取得した実画像を、例えばパターンマッチング処理する。当該パターンマッチング処理により、粘着層に発生しているピンホール、気泡および異物の付着などの有無を判別する。以下、良品判定された場合と不良品判定された場合とに分けて説明する。なお、主要な剥離機構3と搬送機構4の構成および動作は同じなので、図3から図8を利用して説明する。
<良品判定の場合>
剥離機構3は、粘着テープ片taが剥離位置に到達すると、ダンサローラ18による粘着テープTの引き込み作動によって、図3に示すように、粘着テープ片taを剥離部材7上で停止させる。図4に示すように、同時に搬送機構4の吸着テーブル10を下降させて粘着テープ片taに当接させて吸着を開始する。
剥離機構3は、粘着テープ片taが剥離位置に到達すると、ダンサローラ18による粘着テープTの引き込み作動によって、図3に示すように、粘着テープ片taを剥離部材7上で停止させる。図4に示すように、同時に搬送機構4の吸着テーブル10を下降させて粘着テープ片taに当接させて吸着を開始する。
吸着テーブル10が粘着テープ片taを吸着すると、ダンサローラ18を操作して粘着テープTの送りを再開させる。このとき、図5に示すように、粘着テープTの送り速度に同調させて吸着テーブル10をテープ搬送方向に移動さる。
吸着テーブル10は、剥離部材7によってセパレータSの剥離された粘着テープ片taのみを吸着保持する。同時にセパレータ回収部21は、セパレータSをボビンに巻き取り回収してゆく。
吸着テーブル10は、粘着テープ片taを保持したまま上昇し、粘着テープ供給ライン側の貼付け位置の上方に移動する。
吸着テーブル10は、粘着テープ片taを保持したまま上昇し、粘着テープ供給ラインに沿って当該粘着テープtaを所定のワーク貼り付け位置に搬送する。
なお、粘着テープ片taの剥離されたセパレータSは、セパレータ回収部21に案内されて逐次に巻き取り回収される。
<不良品判定の場合>
不良品判定された粘着テープ片taは、剥離機構3へと搬送されてゆく。このとき、図6に示すように、移動ローラ8が、剥離部材7の先端よりも前方の位置に進出移動する。
不良品判定された粘着テープ片taは、剥離機構3へと搬送されてゆく。このとき、図6に示すように、移動ローラ8が、剥離部材7の先端よりも前方の位置に進出移動する。
移動ローラ8の移動に伴って、剥離部材7で折り返されていたセパレータSが、移動ローラ8に巻き替えられる。すなわち、セパレータSの折り返し角度が、剥離部材7を使用した場合の鋭角に比べて移動ローラ8を利用した場合は大きくなる。すなわち、滑らかな曲率となる。したがって、不良品の粘着テープ片taは、図7および図8に示すよう、にキャリアテープCTに貼り付いたままキャリアテープ回収部5に案内されて巻き取り回収される。
以上で一巡の粘着テープ片taの供給および搬送が終了し、以後、同じ動作が繰り返される。
上記各実施装置によれば、不良品の粘着テープ片taを供給過程で選別して自動で巻き取り回収することができる。すなわち、不良判定された粘着テープ片taを除去するために製造ラインを一旦停止させる必要がないので、処理速度を向上させることができる。また、外観不良の粘着テープ片taを見落とすことなく検出し、確実に回収することもできる。
なお、本発明は以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記各実施例装置は、良品の粘着テープ片taを剥離しながらワークの表面に貼り付けるように構成してもよい。例えば、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)の回路面を保護する保護テープを貼り付ける場合を例にとって説明する。
図11に示すように、剥離部材7を斜め傾斜姿勢で配備する。当該剥離部材7の下方に保持テーブル30を配備するとともに、剥離部材7の先端より前側に貼付けローラ31を配備する。
すなわち、キャリアテーCTから剥離された良品の粘着テープ片taが、剥離部材7の先端から繰り出されると、図12および図13に示すように、貼付け位置で待機している保持テーブル30上のウエハWの端部に向けて貼付けローラ31を下降させて押圧して貼り付ける。その後、粘着テープTの搬送速度に同調させて保持テーブル30を移動させることにより、キャリアテープCTから同じ速度で剥離される粘着テープta上を貼付けローラ31が転動する。したがって、貼付けローラ31は、ウエハWの全面に粘着テープ片taを貼り付けてゆく。
なお、不良品の粘着テープ片taをキャリアテープCTと一緒に巻き取り回収する場合、保持テーブル30を移動ローラ8の進路を妨げない位置に退避させる。
(2)上記第1実施例装置は、第2実施例装置と同様にダンサローラを備える構成であってもよい。つまり、テープ供給部1からの粘着テープTの繰り出しを止めることなく、剥離部材7上で粘着テープ片taの搬送を停止可能な構成にしてもよい。
1 … テープ供給部
2 … 検査器
3 … 剥離機構
4 … 搬送器項
5 … キャリアテープ回収部
6 … 制御部
7 … 剥離部材
8 … 移動ローラ
10 … 吸着テーブル
T … 粘着テープ
CT … キャリアテープ
ta … 粘着テープ片
W … ウエハ
2 … 検査器
3 … 剥離機構
4 … 搬送器項
5 … キャリアテープ回収部
6 … 制御部
7 … 剥離部材
8 … 移動ローラ
10 … 吸着テーブル
T … 粘着テープ
CT … キャリアテープ
ta … 粘着テープ片
W … ウエハ
Claims (4)
- 所定形状の粘着テープ片を供給する粘着テープ片供給方法であって、
複数枚の前記粘着テープ片が設けられた長尺のキャリアテープを搬送する搬送過程と、
前記搬送過程で粘着テープ片の外観不良を検査する検査過程と、
前記検査により良品判定された場合、先細りテーパ状の剥離部材で前記キャリアテープを折り返して巻き取り回収しつつ、前記粘着テープ片を当該キャリアテープから剥離して前方に供給する供給過程と、
前記検査により不良判定された場合、前記剥離部材の先端よりも前方に移動ローラを進出移動させ、当該移動ローラにキャリアテープを巻き回して不良判定された粘着テープ片と一緒に当該キャリアテープを巻き取り回収する不良回収過程と、
を備えたことを特徴とする粘着テープ片供給方法。 - 請求項1に記載の粘着テープ片供給方法において、
前記検査過程の前に、長尺の粘着テープを前記キャリアテープ上で所定形状にハーフカットして前記粘着テープ片を形成する切断過程を備える
ことを特徴とする粘着テープ片供給方法。 - 所定形状の粘着テープ片を供給する粘着テープ片供給装置であって、
複数枚の前記粘着テープ片が設けられた長尺のキャリアテープを供給するテープ供給部と、
前記キャリアテープ上の粘着テープ片の外観を検査する検査器と、
先細りテーパ状の先端で前記キャリアテープを折り返して搬送しつつ、当該キャリアテープから良品判定された前記粘着テープ片を剥離してゆく剥離部材と、
前記剥離部材の先端よりも前方に進出移動し、不良判定された粘着テープ片を前記キャリアテープに貼り付けたまま回収方向に案内する移動ローラと、
前記キャリアテープを巻き取り回収するテープ回収部と、
を備えたことを特徴とする粘着テープ片供給装置。 - 請求項3に記載の粘着テープ片供給装置において、
長尺の粘着テープを前記キャリアテープ上で所定形状にハーフカットして前記粘着テープ片を形成する切断機構を備えた
ことを特徴とする粘着テープ片供給装置。
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- 2012-12-27 JP JP2012285031A patent/JP2014127653A/ja active Pending
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