JP2020078837A - シート切断装置およびシート切断方法 - Google Patents

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孝久 吉岡
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Abstract

【課題】人手を削減することができるシート切断装置およびシート切断方法を提供すること。【解決手段】接着シートASを切り込むことが可能な切断部材12を備えた切込手段10と、切込手段10と接着シートASとを相対移動させ、当該接着シートASに所定形状の切込を形成する移動手段20とを備え、移動手段20は、切断部材12に付着した異物を接着シートASに当接させ、当該切断部材12から当該異物を除去する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート切断装置およびシート切断方法に関する。
従来、被着体に貼付した接着シートを所定形状に切断するシート切断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−44772号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の切断手段10(シート切断装置)では、有機溶剤Lや回転ブラシ50等の洗浄手段を用い、刃21B(切断部材)に付着したシートSの粘着剤(異物)を除去する構成が採用されているため、洗浄手段が異物で飽和状態となったり、経年劣化したりすると、その洗浄能力が低下するため、当該洗浄手段を新たなものに交換する交換作業に人手が割かれてしまうという不都合を発生する。
本発明の目的は、人手を削減することができるシート切断装置およびシート切断方法を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、切断部材に付着した異物を接着シートに当接させ、当該切断部材から当該異物を除去するので、洗浄手段の交換作業が不要となり、人手を削減することができる。
また、切断部材に付着した異物をはみ出し領域に当接させ、当該切断部材から当該異物を除去する構成とすれば、廃棄物を有効利用することができる。
さらに、異物検知手段を備えれば、当該異物検知手段が異物を検知した際に、切断部材から当該異物を除去することができる。
(A)〜(E)は、本発明のシート切断装置の説明図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。また、図1(B)〜(E)は、図1(A)と同じ方向から観た図なので、方向を示す矢印は省略する。
本発明のシート切断装置EAは、接着シートASを切り込むことが可能な切断部材としての切断刃12を備えた切込手段10と、切込手段10と接着シートASとを相対移動させ、当該接着シートASに所定形状の切込を形成する移動手段20と、切断刃12に付着した異物の有無を検知可能なカメラや投影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の異物検知手段30とを備え、被着体WKを支持する被着体支持手段40と、接着シートASを繰り出す繰出手段50と、被着体WKに接着シートASを押圧して貼付する押圧手段60とでシート貼付装置EA1を形成している。
なお、接着シートASは、基材シートBSと接着剤層ALとを備え、帯状の剥離シートRLの一方の面に仮着されて原反RSを構成している。
切込手段10は、チャック孔11Aが形成されたブラケット11と、ブラケット11に支持された切断刃12とを備えている。
移動手段20は、複数のアームによって構成され、その作業範囲内において、作業部である先端のアーム21Aで支持したものを何れの位置、何れの角度にでも変位可能な駆動機器としての所謂多関節ロボット21を備え、先端のアーム21Aの図示しないチャックピンが、チャック孔11Aに嵌り込むことで切込手段10を保持する構成となっている。
被着体支持手段40は、被着体支持テーブル41を備えている。被着体支持テーブル41には、接着シートASが貼付されるシート支持面41Aと、当該シート支持面41Aから被着体WKの厚み分下がり、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能な被着体支持面41Bと、シート支持面41Aと被着体支持面41Bとの間に形成され、接着シートASに所定形状の切込を形成する際、切断刃12の切先12Aが入り込む環状の切断溝41Cと、切断刃12から異物を除去する際、当該切断刃12の切先12Aが入り込む異物除去穴41Dとが形成されている。なお、シート支持面41Aにおける異物除去穴41Dの周囲は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能なシート吸引面41Eとされている。
繰出手段50は、原反RSを支持する支持ローラ51と、原反RSを案内するガイドローラ52と、剥離シートRLが掛け回され、接着シートASから当該剥離シートRLを剥離する剥離手段としての剥離ローラ53と、図示しない駆動機器の出力軸に支持され、シート貼付装置EA1(シート切断装置EA)の自動運転が行われている間、剥離ローラ53との間に存在する剥離シートRLに、常に所定の張力を付与して当該剥離シートRLを回収する回収手段としての回収ローラ54と、駆動機器としての直動モータ55Aの出力軸55Bに回転自在に支持された調整ローラ55と、接着シートASに繰出力を付与する繰出力付与手段56と、図示しない駆動機器の出力軸に支持され、シート貼付装置EA1(シート切断装置EA)の自動運転が行われている間、繰出力付与手段56との間に存在する接着シートASに、常に所定の張力を付与して当該接着シートASを回収する回収手段としての接着シート回収ローラ57とを備えている。
繰出力付与手段56は、駆動機器としてのリニアモータ56Aと、その第1スライダ56Bに支持された駆動機器としてのリニアモータ56Cと、そのスライダ56Dに支持された駆動機器としての回動モータ56Eと、その図示しない出力軸に支持され、ピンチローラ56Fとで剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ56Gとを備えている。
押圧手段60は、繰出手段50と共用されるリニアモータ56Aと、その第2スライダ56Hに支持された駆動機器としてのリニアモータ61と、そのスライダ61Aに回転自在に支持された押圧ローラ62とを備えている。
以上のシート切断装置EAを備えたシート貼付装置EA1の動作を説明する。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EA1に対し、当該シート貼付装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して運転開始の信号を入力すると、異物検知手段30がカメラ等を駆動し、切断刃12に付着した異物の有無を検知する。次いで、使用者または、多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない被着体搬送手段が、図1(A)に示すように、被着体WKを被着体支持テーブル41上に載置すると、被着体支持手段40が図示しない減圧手段を駆動し、被着体支持面41Bでの被着体WKの吸着保持を開始する。その後、繰出手段50が回動モータ56Eの駆動を抑制した状態でリニアモータ56Aを駆動し、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを左方へ移動させ、図1(A)中二点鎖線で示すように、被着体WK上に接着シートASを繰り出す。この際、剥離シートRLは、剥離ローラ53によって接着シートASから剥離され、回収ローラ54で回収される。
次に、繰出手段50および押圧手段60が直動モータ55Aおよびリニアモータ61を駆動し、図1(B)に示すように、調整ローラ55および押圧ローラ62を下降させ、被着体WKの被着面(上面)に対して接着シートASを傾斜させる。そして、押圧手段60がリニアモータ56Aを駆動し、押圧ローラ62を左方へ移動させ、図1(B)中二点鎖線で示すように、当該押圧ローラ62で被着体WKおよびシート支持面41Aに接着シートASを所定の押圧力で押圧して貼付する。これにより、接着シートASは、被着体WKに貼付された状態で当該被着体WKの縁部としての外縁からはみ出したはみ出し領域AS1を有することとなる(図1(C)参照)。
次いで、異物検知手段30によって、切断刃12に異物が付着していないことが検知されている場合、移動手段20が多関節ロボット21を駆動し、図1(C)に示すように、切断刃12を接着シートASに突き刺し、その切先12Aを切断溝41C内に入り込ませることで、当該接着シートASを切り込む。その後、移動手段20が多関節ロボット21を駆動し、当該切断刃12を被着体WKの外縁に沿って移動させて接着シートASに所定形状の切込を形成し、被着体WKに貼付された貼付用シートSSを形成した後、切断刃12を初期位置に復帰させる。次に、繰出手段50がリニアモータ56Cを駆動し、図1(D)中二点鎖線で示すように、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを下降させ、当該駆動ローラ56Gでシート支持面41Aに接着シートASを所定の押圧力で押圧した後、押圧手段60がリニアモータ56A、61を駆動し、押圧ローラ62を初期位置に復帰させる。そして、繰出手段50がリニアモータ56Aおよび回動モータ56Eを駆動し、図1(D)に示すように、駆動ローラ56Gをシート支持面41Aおよび被着体WK上で転動させながら、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを右方へ移動させ、シート支持面41Aから貼付用シートSSが切り抜かれた接着シートASを剥離する。
次いで、シート支持面41Aから接着シートAS全体が剥離され、リニアモータ56Cが初期位置に復帰すると、繰出手段50がリニアモータ56Aおよび回動モータ56Eの駆動を停止した後、直動モータ55Aおよびリニアモータ56Cを駆動し、調整ローラ55、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを初期位置に復帰させる。その後、被着体支持手段40が図示しない減圧手段の駆動を停止し、被着体支持面41Bでの被着体WKの吸着保持を解除すると、使用者または図示しない被着体搬送手段が、貼付用シートSSが貼付された被着体WKを次の工程に搬送し、以降上記同様の動作が繰り返される。
ここで、異物検知手段30によって、切断刃12に異物が付着していることが検知されている場合、押圧ローラ62で被着体WKおよびシート支持面41Aに接着シートASを貼付した後、移動手段20は、切断刃12に付着した異物をはみ出し領域AS1に当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去する異物除去動作(異物除去工程)を実施する。
この異物除去動作は、先ず、被着体支持手段40が図示しない減圧手段を駆動し、シート吸引面41Eでの接着シートASの吸着保持を開始する。次に、移動手段20が多関節ロボット21を駆動し、図1(E)に示すように、はみ出し領域AS1に切断刃12を突き刺し、その切先12Aを異物除去穴41D内に入り込ませた後、当該切断刃12を接着シートASから抜き取る。これにより、切断刃12に付着していた異物は、接着シートASにおける基材シートBSおよび接着剤層ALの少なくとも一方に当接して接着し、当該切断刃12から除去されることとなる。なお、接着シートASに切断刃12を突き刺す深さは、当該切断刃12の刃先領域全域が突き刺さる深さがよいが、所定形状の切込を形成する刃先領域を含む深さでもよい。そして、移動手段20が多関節ロボット21を駆動し、図1(C)に示すように、切断刃12を接着シートASに突き刺した後、上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、切断刃12に付着した異物を接着シートASに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去するので、洗浄手段の交換作業が不要となり、人手を削減することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、切込手段は、接着シートを切り込むことが可能な切断部材を備えたものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
切込手段10は、切断部材として接着シートを切り込むことが可能なものであればどのようなものが採用されてもよく、例えば、切断刃12の延出方向(図1(A)の状態におけるZ軸方向)に対し、峰が平行で刃先が傾斜した切断刃12が採用されてもよいし、切断刃12の延出方向に対し、刃先が平行で峰が傾斜した切断刃12が採用されてもよいし、切断刃12の延出方向に対し、刃先および峰の両方が傾斜した切断刃12が採用されてもよいし、丸刃や鋸刃等のその他の形状の切断刃12が採用されてもよいし、ニクロム線や金属線等の電熱線や、ワイヤやベルト等の線状刃物等が採用されてもよいし、ブラケット11に支持されていなくてもよい。
移動手段20は、例えば、図1(A)中二点鎖線で示すように、切断刃12に付着した異物を、接着シート回収ローラ57で回収した接着シートASにおける接着剤層ALに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、接着シート回収ローラ57で回収した接着シートASの層間に切断刃12を突き刺し(Y軸方向に突き刺し)たり、接着シート回収ローラ57で回収した接着シートASに切断刃12を突き刺し(Y軸方向に交差する方向に突き刺し)たりすることで、切断刃12に付着した異物を接着シートASに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12に付着した異物を、接着シートASにおける基材シートBSに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12に付着した異物を、はみ出し領域AS1における基材シートBSまたは接着剤層ALに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12に付着した異物を、被着体WKに貼付される前の接着シートASに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12に付着した異物を、被着体WKに貼付された貼付用シートSSとなる予定の接着シートAS部分に当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12に付着した異物を、被着体WKに貼付された貼付用シートSSにおける基材シートBSに当接させ、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12に付着した異物を接着シートASに当接させた状態で、切断刃12と接着シートASとを相対的に往復移動させたり、相対的に回転移動させたり、接着シートASの面方向に相対的に移動させたりして、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、接着シートASに対する切断刃12の当接と離間とをそれぞれ1回ずつ行い、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、接着シートASに対する切断刃12の当接と離間とをそれぞれ複数回ずつ行い、当該切断刃12から当該異物を除去してもよいし、切断刃12を移動させずにまたは移動させつつ、接着シートASを移動させて当該切断刃12から当該異物を除去してもよい。
移動手段20は、接着シートASを切り込む前段で異物除去動作を行ってもよいし、所定形状の切込を形成した後段で異物除去動作を行ってもよいし、接着シートASを切り込む前段と所定形状の切込を形成した後段との両方で異物除去動作を行ってもよいし、切断刃12に異物が付着していなくても、当該切断刃12で接着シートASを切り込んだり所定形状の切込を形成したりする度に異物除去動作を行ってもよいし、切断刃12で所定枚数の貼付用シートSSを形成した後に異物除去動作を行ってもよいし、切断刃12で所定形状の切込を一定長さ形成した後に異物除去動作を行ってもよいし、所定の時間が経過した後に異物除去動作を行ってもよい。
移動手段20は、切込手段10を移動させずにまたは移動させつつ、接着シートASを移動させて当該接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、図1(C)に示すように、切断刃12における切先12Aの反対側を被着体WK方向に傾斜させて接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、切先12Aの反対側を被着体WK方向またはその反対方向に傾斜させずに接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、切先12Aの反対側を被着体WK方向の反対方向に傾斜させて接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、被着体WKの外縁や内縁と同形状の所定形状の切込を形成してもよいし、被着体WKの外縁の内側や、内縁の外側で接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、被着体WKの外縁や内縁よりも被着体WKから離れた位置で接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、被着体WKの外縁や内縁とは関係なく接着シートASに所定形状の切込を形成してもよいし、接着シートASを貫通または貫通することのない所定形状の切込を形成してもよいし、接着シートASを貫通または貫通することのない切込が断続的に続く所定形状の切込を形成してもよいし、接着シートASを貫通することのない切込が連続的に続く所定形状の切込を形成してもよいし、接着シートASを貫通する切込と当該接着シートASを貫通することのない切込とが規則的または不規則的に、連続的または断続的に続く所定形状の切込を形成してもよいし、接着シートASから貼付用シートSSを形成する所定形状の切込を形成するものでなくてもよく、例えば、被着体WKの縁部からはみ出すことなく貼付された接着シートASに対し、当該接着シートASのみに所定形状の切込を形成したり、当該接着シートASおよび被着体WKの両方に同時または時差をおいて所定形状の切込を形成したりしてもよいし、切込手段10を着脱可能または着脱不能な構成でもよい。
移動手段20は、異物検知手段30で切断刃12に付着した異物の有無を検知する際、当該異物検知手段30の検知領域の中で切断刃12を回転させたり移動させたりして、当該切断刃12の全周や所定領域に付着した異物の有無を検知させるようにしてもよいし、ブラケット11を介さずに、切断刃12のみを保持する構成でもよいし、所定時間が経過した時点や、所定数の所定形状の切込を形成した時点や、所定の長さ以上の所定形状の切込を形成した時点等で、切込手段10の交換を行ってもよく、切込手段10の交換は、当該移動手段20が自動で行ってもよいし、人手で行ってもよいし、他の装置で行ってもよい。
異物検知手段30は、切断刃12の一方向側から当該切断刃12に付着した異物の有無を検知してもよいし、切断刃12に付着した異物の有無を検知する際、当該切断刃12の周囲を回動したり移動したりして、当該切断刃12の全周や所定領域に付着した異物の有無を検知してもよいし、シート切断装置EA(シート貼付装置EA1)に備わっていなくてもよく、この場合、移動手段20は、切断刃12で接着シートASを切り込んだり所定形状の切込を形成したりする度に異物除去動作を行ったり、切断刃12で所定枚数の貼付用シートSSを形成した後に異物除去動作を行ったり、切断刃12で所定形状の切込を一定長さ形成した後に異物除去動作を行ったり、所定の時間が経過した後に異物除去動作を行ったりすればよい。
被着体支持手段40は、被着体支持面41Bとシート吸引面41Eとの少なくとも一方が、吸着保持ができなくてもよいし、切断溝41Cや異物除去穴41Dが形成されていなくてもよいし、被着体支持面41Bが被着体WKの厚みに関係なくシート支持面41Aから下がっていてもよいし、被着体支持面41Bがシート支持面41Aから下がっていなくてもよいし、被着体支持面41Bをシート支持面41Aに対して昇降させる駆動機器が備わっていてもよいし、他の装置で被着体WKを支持する場合、シート貼付装置EA1に備わっていなくてもよいし、被着体WKとして、例えば、半導体ウエハおよびリングフレームのような複数のものを支持してもよく、この場合、押圧手段60で半導体ウエハおよびリングフレームに接着シートASを貼付し、リングフレームの面内やリングフレームの外縁に沿って接着シートASに所定形状の切込を形成することができる。
繰出手段50は、剥離シートRLに仮着された帯状の接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込が形成されることで、その切込で仕切られた所定の領域が接着シートASとされた原反を繰り出してもよいし、帯状の接着シート基材が剥離シートRLに仮着された原反を採用し、接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込を図示しない切断手段または、シート切断装置EAで形成し、その切込で仕切られた所定の領域を接着シートASとしてもよいし、支持ローラ51やガイドローラ52等の各ローラの代わりに板状部材やシャフト部材等で原反RSや剥離シートRLを支持したり案内したりしてもよいし、原反RSを巻回することなく例えばファンフォールド折りにして支持してもよいし、剥離シートRLを巻回することなく例えばファンフォールド折りにしたり、シュレッダ等で切り刻んだりして回収してもよいし、巻回したりファンフォールド折りにしたりすることなく単に集積して剥離シートRLを回収してもよいし、剥離シートRLを回収しなくてもよいし、他の装置で接着シートASを繰り出す場合、シート貼付装置EA1に備わっていなくてもよい。
繰出手段50は、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを移動させずにまたは移動させつつ、支持ローラ51、ガイドローラ52、調整ローラ55等を移動させ、接着シートASを繰り出してもよいし、チャックシリンダや吸着パッド等の保持手段で接着シートASを保持して繰り出してもよいし、調整ローラ55を昇降させなくてもよいし、直動モータ55Aや調整ローラ55が備わっていなくてもよいし、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを移動させずにまたは移動させつつ、被着体支持テーブル41を移動させてシート支持面41Aから接着シートASを剥離してもよいし、ピンチローラ56Fおよび駆動ローラ56Gを昇降させない構成としてもよいし、例えば、チャックシリンダや吸着パッド等の保持手段で接着シートASを保持し、当該保持手段を移動させてシート支持面41Aから接着シートASを剥離する構成としてもよい。
押圧手段60は、リニアモータ56Aに代えて繰出手段50と共用することのない駆動機器で押圧ローラ62を移動させてもよいし、押圧ローラ62を移動させずにまたは移動させつつ、被着体WKおよび接着シートASを移動させ、当該被着体WKに接着シートASを押圧して貼付してもよいし、押圧ローラ62を昇降させない構成としてもよい。
シート切断装置EAは、シート貼付装置EA1以外に、例えば、帯状の剥離シートRLに所定の間隔を隔てて複数の接着シートが仮着された原反を形成する原反製造装置や、接着シートASに所定の印刷や印字を行う印刷機械やプリンタ等、接着シートに所定形状の切込を形成する必要があるものであればどのようなものに採用されてもよい。
接着シートASは、剥離シートRLが仮着されていなくてもよいし、被着体WKに貼付された状態で、当該被着体WKの外縁からはみ出したはみ出し領域AS1を有してもよいし、例えば、被着体WKがドーナツ形状のようなものの場合、当該被着体WKの内縁からはみ出したはみ出し領域AS1を有してもよいし、当該被着体WKの外縁および内縁の何れからもはみ出さないことで、はみ出し領域AS1を有していなくてもよい。接着シートASが被着体WKに貼付された状態で、はみ出し領域AS1を有さない場合、移動手段20は、接着シートASにおける基材シートBSに切断刃12を当接させ、当該切断刃12に付着した異物を当該切断刃12から除去してもよい。
切断刃12に付着した異物とは、接着剤層ALを構成する接着剤や、基材シートBSの切れカスの他、油膜、酸化膜、雰囲気を舞っていた塵埃等が例示でき、何ら限定されるものではない。
本発明における接着シートASおよび被着体の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着シートASが採用された場合は、当該接着シートASを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、このような接着シートASは、例えば、接着剤層ALだけの単層のもの、基材シートBSと接着剤層ALのみとで構成されたもの、基材シートBSと接着剤層ALとの間に中間層を有するもの、基材シートBSの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートBSを接着剤層ALから剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、被着体WKが半導体ウエハの場合、当該半導体ウエハの一方の面および他方の面のうち少なくとも一方に所定の回路が形成されていてもよいし、それら両方の面に回路が形成されていなくてもよい。また、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよい。
EA…シート切断装置
10…切込手段
12…切断刃(切断部材)
20…移動手段
30…異物検知手段
AS…接着シート
AS1…はみ出し領域
WK…被着体

Claims (4)

  1. 接着シートを切り込むことが可能な切断部材を備えた切込手段と、
    前記切込手段と前記接着シートとを相対移動させ、当該接着シートに所定形状の切込を形成する移動手段とを備え、
    前記移動手段は、前記切断部材に付着した異物を前記接着シートに当接させ、当該切断部材から当該異物を除去することを特徴とするシート切断装置。
  2. 前記接着シートは、被着体に貼付された状態で当該被着体の縁部からはみ出したはみ出し領域を有し、
    前記移動手段は、前記切断部材に付着した異物を前記はみ出し領域に当接させ、当該切断部材から当該異物を除去することを特徴とする請求項1に記載のシート切断装置。
  3. 前記切断部材に付着した前記異物の有無を検知可能な異物検知手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート切断装置。
  4. 接着シートを切り込むことが可能な切断部材を備えた切込手段で、当該接着シートを切り込む切込形成工程と、
    前記切込手段と前記接着シートとを相対移動させ、当該接着シートに所定形状の切込を形成する移動工程と、
    前記切断部材に付着した異物を前記接着シートに当接させ、当該切断部材から当該異物を除去する異物除去工程とを実施することを特徴とするシート切断方法。
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