JP2549590B2 - 帯板の傷部表示方法 - Google Patents

帯板の傷部表示方法

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JP2549590B2 JP3359288A JP35928891A JP2549590B2 JP 2549590 B2 JP2549590 B2 JP 2549590B2 JP 3359288 A JP3359288 A JP 3359288A JP 35928891 A JP35928891 A JP 35928891A JP 2549590 B2 JP2549590 B2 JP 2549590B2
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純一 清水
裕二 小塚
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Nippon Mining Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯板(ストリップ)のコ
イル巻取りラインに用いられる帯板の傷検知器からの異
常信号によってその傷部が巻取り部を通過する際に、そ
帯板の傷部付近の表面に静電気を利用してマークシー
トを貼着して帯板の傷部を表示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯板のコイル巻取りラインにおい
て、コイリングリールの巻取り中に帯板の傷などが発見
された際には、作業員が手に持った目印となる長さ約2
0cm位の紙片、すなわちマークシートを回転している
巻取りコイルに帯板の傷部が巻取られる時に挿入してい
た。しかし、この方法では作業員が手に持ったマークシ
ートを挿入するため帯板の傷部の巻取り部に正確に挿入
することが難しく、特に巻取りコイルの速度が早くなれ
ば一層困難な作業となっていた。また、上記のような回
転している巻取りコイルの帯板の傷部が巻取られる時に
作業員が手に持ったマークシートを巻取りコイルに挿入
することは非常に危険であり、作業員の安全対策上から
も自動的なマークシート挿入装置が必要とされていた。
【0003】そこで、本出願人が特開平3−20411
7号公報で提案したマークシート挿入装置が公知であ
る。この装置は帯板のコイル巻取りラインに用いられる
帯板の傷検知器からの異常信号によってロールパーパー
を所定の長さに切断し、該切断されたマークシートを把
持しているヘッドを挿入シリンダーのピストン先端に取
り付け、前記信号によって該ヘッドを前進させ、前記巻
取り部を通過する際に該マークシートを巻取り部に挾み
込ませるものであり、傷検知機によって巻き取られてい
帯板に傷や割れなどが発見されるとその巻取り部に自
動的にマークシートを挾み込ませて巻き取ったコイル中
の傷部や割れを表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−204117号公報で提案されたマークシート
挿入装置においてはマークシートを把持したヘッドを前
進させ、前記帯板の傷部が巻取り部を通過する際にマー
クシートを巻取り部に挾み込ませるものであるから、
の巻き取り速度が大きくなると挾み込み位置が不正確
になったり、確実に挾み込みまれずに脱落したりするの
で、あまり高速での巻き取りができないという問題があ
った。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上記特開平3−204117号公報で提案された
マークシート挿入方法を改良して帯板のコイル巻取りラ
インにおいて帯板に傷などが発見された際、高速での巻
取り中でも帯板の正確な位置に確実に、かつ自動的にマ
ークシートを貼着して帯板の傷部を表示する方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明者は上記の目的
を達成するため種々研究の結果、超高速での巻取り中に
正確な位置に確実にマークシートを貼着するためには、
マークシートに静電気を帯電させ、この静電気を帯電さ
せたマークシートを超高速で巻取りされている帯板に向
かって静電気を利用して貼着すると確実に貼着できるこ
とを見出した。したがって、本発明はこの知見に基づい
て完成されたものであり、帯板のコイル巻取りラインに
用いられる帯板の傷検知器からの異常信号によって該傷
部が巻取り用コイリングリールに巻き取られる際に、該
帯板の傷部付近の表面に静電気を利用してマークシート
を貼着して帯板の傷部を表示することを特徴とする方法
であり、そのマークシートを巻取り用コイリングリール
に巻き取られていく帯板に貼着させるタイミングをコイ
ル巻取りラインの速度に応じて制御し、また巻き取り用
コイリングリールの巻太りによるマークシートの貼着位
置の変化を検出してマーカーヘッドの位置を帯板の走行
方向に平行移動するように制御することを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】 次に、本発明の作用について説明すると、帯
板のコイル巻取りラインにおいて高速で巻取り中に帯板
の傷を傷検知器が発見すると、その傷検知器からの異常
信号によってマーカーヘッド支持シリンダーが作動して
ヘッドを移動させながら、ヘッド内ではマークシート用
のロールペーパーを所定の長さに切断し、その切断され
たマークシートを把持しているヘッドを正確にその傷部
の巻き取られる付近に接近させ、さらに帯板の傷部が最
も接近した瞬間に静電気発生装置によってマークシート
に静電気が発射され、同時にそのマークシートが静電気
の吸引作用により帯板の傷部付近の表面に吸引され自動
的に貼着される。さらに、帯板の巻取り作業中、巻き取
り用コイリングリールの巻太りによる貼着位置の変化を
常に検出している貼着位置検知器の信号により追従装置
が作動して支持シリンダーの位置を帯板の走行方向に平
行移動するように制御しているから、帯板の超高速巻取
り作業中にも常にマークシートの適正な貼着作業がなさ
れる。またコイル巻取りラインの速度に応じて支持シリ
ンダー及び静電気発生装置のマークシートへ静電気を帯
電させる貼着タイミングを補正装置により補正させるか
ら、どのような高速の巻取り速度においても正確な位置
に確実にマークシートの貼着がなされ、これによって帯
板の傷部を正確に表示する。
【0008】
【実施例】 以下に本発明に係る帯板の傷部表示方法を
実施するための一実施例を図面を参照して説明する。図
1乃至図3は本実施例を示しており、図1は一方のコイ
リングリール1に帯板3が巻回されていて、他方の巻き
取り部である巻き取り用のコイリングリール2(テンシ
ョンリール2)に緊張状態で巻き取られる場合を示して
いる。
【0009】帯板3の上面上には傷検知器4の光学的検
知器5が帯板3の走行方向に対して直角方向に伸びてお
り、この検知器5によって走行する帯板3の傷や割れな
どを常時検出している。一方、同様に帯板3の走行方向
に対して直角方向に配設されたマーカーヘッド支持シリ
ンダ6にはマーカーヘッドAの支持ピストン7が摺動可
能に設けられている。そしてこの支持ピストン7には図
示しない追従装置が内蔵されている。
【0010】マーカーヘッドAは図2に示すように長方
形の本体に収納されたロールペーパー8を所定の長さに
切断する刃物9とこの切断されたマークシート(紙片)
10を上下から把持して搬送する一対のベルト11と1
2とが取りつけられている。ベルト11は上記本体内配
設された多数のローラ11aに懸架されており、またベ
ルト12は同じくローラ12aに懸架されていて、これ
らのベルト11,12はモータ11bによって移動が制
御される。そしてこのベルトによって所定の位置に運ば
れ停止しているマークシート10に対して前記傷検知器
4の光学的検知器5からの信号によってマークシート1
0は静電気発生装置13から静電気を帯電されると同時
にマークシート押出しピストン14によってマークシー
ト10は押し出され、マークシート10は静電気の作用
によってテンションリール2に巻かれている帯板3表面
に貼着される。
【0011】また、テンションリール2の近傍には図示
していない貼着位置検知器が配設されていて、テンショ
ンリール2の巻太りによる貼着位置の変化を検出し、前
記追従装置に信号を送って支持シリンダーの位置を帯板
の走行方向に平行移動するように動かし、マーカーヘッ
ドAの貼着位置を制御している。さらに、傷検知器4内
に別に設けられた補正装置により巻き取られていく帯板
3の速度を検出し、前記静電気発生装置13によリマー
クシートへ静電気を帯電させる貼着タイミングを巻取り
速度に適合するように補正している。
【0012】次に、本実施例の動作につい説明すると、
テンションリール2によって巻き取られて10〜150
m/分で走行している帯板3に傷検知器4の光学的検知
器5中に配設された光学的検知部が傷や割れを発見する
と、傷検知器4から静電気発生装置13に異常信号が送
られ、その信号によって適切なタイミングでピストン7
を突出させ、その先端に設けられているマーカーヘッド
Aを帯板3の傷や割れなどの欠陥部分が巻き込まれる巻
取部の近傍に近づけ、その欠陥部分が通過する際、マー
クシート10は静電気発生装置13から静電気を帯電
れると同時にマークシート押出しピストン14によって
マークシート10は押し出され、マークシート10は静
電気の作用によってテンションリール2に巻かれている
帯板3の上記欠陥部分付近の縁部表面に火花を散らして
貼着される。このように、本実施例によれば帯板3の傷
や割れなどの欠陥部を光学的検知器5が発見すると自動
的に、しかも安全に巻き取られるその該当部分付近の帯
板3縁部にマークシートを静電気により貼着できる。
【0013】さらに、巻取りが進んでテンションリール
2が巻太り、そのため貼着位置が変化しても図示しない
貼着位置検知器からの信号によって追従装置が作動して
マーカーヘッドAの貼着位置を順次制御するからマーク
シートの貼着が常に適正に行なうことができる。そし
て、テンションリール2に帯板3を全部巻き取った場合
は、マーカーヘッドAのピストン部7をシリンダ部6内
に完全に収納させ静電気発生装置13を図1の2点鎖線
位置に収納して、帯板3を巻き取ったテンションリール
2から完全に退避させることができる。なお、図1にお
いて支持ピストン7の伸びきった先にある2点鎖線で表
現したマーカーヘッドAは、テンションリール2が巻太
りした際にマークシートをより確実に貼着するために必
要ならばマーカーヘッドAを軸方向に回動してもよいこ
とを示している。
【0014】
【発明の効果】 上記した本発明によれば、高速で巻き
取られている帯板に傷検知機によって傷や割れなどが発
見されると、自動的にその巻取り用コイリングリールに
巻き取られていく帯板の傷部表面の正確な位置にマーク
シートを確実に貼着することができるので、巻き取った
コイル中の傷部や割れを正確に表示することができ、し
かもマークシートを貼着するのに静電気を利用している
ので、帯板の巻き取り速度が高速であっても正確な位置
を確実に表示することができる。また、マークシートを
巻取り用コイリングリールに巻き取られていく帯板に
射させるタイミングをコイル巻取りラインの速度に応じ
て制御するので、コイル巻取りラインのどのような速度
でも正確な位置を確実に表示することができ、さらに巻
取りコイルの巻太りによる表示位置が変化しても支持シ
リンダーの位置を帯板の走行方向に平行移動するように
制御しているから、常に正確な位置を表示することがで
き、さらに、マークシートを巻取り中のコイルに自動的
に貼着できるので、作業者の安全が確保できる効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例のマーカーヘッドの説明図である。
【図3】図2の平面図である。
【符号の説明】
1,2 コイリングリール 3 帯板 4 傷検知器 5 光学的検知器 6 マーカーヘッド支持シリンダ 7 支持ピストン 8 ロールペーパー 9 刃物 10 マークシート 11,12 搬送ベルト 13 静電気発生装置 14 押出しピストン A マーカーヘッド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板のコイル巻取りラインに用いられる
    帯板の傷検知器からの異常信号によって該傷部が巻取り
    用コイリングリールに巻き取られる際に、該帯板の傷部
    付近の表面に静電気を利用してマークシートを貼着して
    帯板の傷部を表示することを特徴とする帯板の傷部表示
    方法。
  2. 【請求項2】 マークシートを巻取り用コイリングリー
    ルに巻き取られていく帯板に貼着させるタイミングをコ
    イル巻取りラインの速度に応じて制御することを特徴と
    する請求項1記載の帯板の傷部表示方法。
  3. 【請求項3】 巻き取り用コイリングリールの巻太りに
    よるマークシートの貼着位置の変化を検出してマーカー
    ヘッドの位置を帯板の走行方向に平行移動するように制
    御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    帯板の傷部表示方法。
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