JPH0737362A - テープ切出し装置および方法 - Google Patents

テープ切出し装置および方法

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JPH0737362A
JPH0737362A JP19883693A JP19883693A JPH0737362A JP H0737362 A JPH0737362 A JP H0737362A JP 19883693 A JP19883693 A JP 19883693A JP 19883693 A JP19883693 A JP 19883693A JP H0737362 A JPH0737362 A JP H0737362A
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JP
Japan
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tape
reel
defective portion
predetermined length
determined
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Application number
JP19883693A
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English (en)
Inventor
Masataka Watanabe
正隆 渡辺
Yasunari Suda
康徳 須田
Kazuko Minami
和子 南
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リールに巻かれたテープから不良部位が存在
するテープ部分のみを廃棄し、正常部分を最終製品に利
用し、コストの軽減と資源の有効利用を図る。 【構成】 テープ検査機1は、テープ上の不良部位を検
出し、不良部位に関する情報を計測用コンピュータ2を
通じて記憶装置3に記憶させる。制御用コンピュータ5
は、記憶装置3内の不良部位の情報を参照し、不良部位
を有するテープ部分は捨巻きリール44へ巻き取り、有し
ないテープ部分は所定長Lずつカセット43へ巻き取り切
断するように、テープ・ワインダ4を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リールに巻回されて
いるテープを必要な長さに切出すテープ切出し装置およ
び方法に関する。
【0002】
【背景技術】製造直後のテープには、その製造過程にお
いて生じたテープの傷などの不良部位が存在することが
ある。
【0003】このような不良部位は、テープの品質を悪
化させるので、最終製品にする前に取り除く必要があ
る。特に、磁気テープ上の不良部位は、記録された音や
データの異常や欠損の原因となり、不良部位の検出およ
び除去作業は必須である。
【0004】製造直後の原反テープは、数十メートルな
いし数キロメートルの長さをもち、これがリールに巻か
れている。このようなテープは、切出し装置により所定
の長さに切断され、最終製品に加工されることが多い。
【0005】従来、このようなリールに巻かれた原反テ
ープの一部にでも不良部位があると、そのリールごと廃
棄されていた。
【0006】しかし、リールには上述のように原反テー
プが一般に数十メートルないし数キロメートル巻かれて
いるのに対し、この原反テープ上の不良部位は一部分に
過ぎないことが多い。したがって、リールごと廃棄する
と、多くの無欠陥のテープ部分も廃棄されることとな
り、コストの面からも資源の有効利用の面からも問題が
あった。
【0007】
【発明の開示】この発明の目的は、切出し工程におい
て、リールに巻かれたテープから不良部位を有するテー
プ部分のみを廃棄し、正常部分を最終製品に利用し、コ
ストの軽減と資源の有効利用を図ることができるテープ
切出し装置および方法を提供することにある。
【0008】この発明によるテープ切出し装置は、第1
のリールに巻回されたテープを巻き戻しながら第2のリ
ールに予め定められた第1の所定長ずつ巻き取ることに
よりテープを切出す装置であり、第1のリールに巻回さ
れたテープの不良部位の位置データを記憶した記憶手
段、第1のリールから第2のリールに巻き取られるテー
プの行路に設けられた、テープを切断する切断手段、第
1のリールから巻き戻されるテープの長さを計測する測
長手段、上記記憶手段に記憶された不良部位の位置デー
タに基づいて第1のリールから第2のリールに巻き取る
べき上記第1の所定長の範囲内に不良部位が存在するか
どうかを判定する手段、上記判定手段によって不良部位
が存在しないと判定されたときに、第2のリールを駆動
して第1のリールのテープを第2のリールに巻き取ら
せ、上記測長手段によって計測された長さが上記第1の
所定長になったときに、上記切断手段によりテープを切
断するように制御する第1の制御手段、および上記判定
手段によって不良部位が存在すると判定されたときに、
第1のリールからテープを第2の所定長巻き戻したのち
上記切断手段によって切断するように制御する第2の制
御手段を備えている。
【0009】また、この発明によるテープ切出し方法
は、第1のリールに巻回されたテープを巻き戻しながら
第2のリールに予め定められた第1の所定長ずつ巻き取
ることによりテープを切出す方法であり、第1のリール
に巻回されたテープの不良部位の位置データを記憶し、
上記記憶された不良部位の位置データに基づいて第1の
リールから第2のリールに巻き取るべき上記第1の所定
長の範囲内に不良部位が存在するかどうかを判定し、不
良部位が存在しないと判定されたときに、第2のリール
を駆動して第1のリールのテープを第2のリールに上記
第1の所定長巻き取り、上記第1の所定長を巻き取った
のちに、巻き取られるテープの行路においてテープを切
断し、不良部位が存在すると判定されたときに、第1の
リールからテープを第2の所定長巻き戻し、上記第2の
所定長を巻き取ったのちに、巻き取られるテープの行路
においてテープを切断するものである。
【0010】この発明によるテープ切出し装置では、第
1のリールに巻回されたテープが、巻き戻されながら第
2のリールに予め定められた第1の所定長ずつ巻き取ら
れ、切断される。このとき、第1のリールから巻き戻さ
れるテープの長さが計測される。
【0011】記憶手段に記憶されている、第1のリール
に巻回されたテープの不良部位の位置データに基づき、
第1のリールから第2のリールに巻き取るべき上記第1
の所定長の範囲内に不良部位が存在するかどうかが、第
2のリールへの巻き取り動作に先だって判定される。不
良部位が存在しないと判定されたときには、第2のリー
ルを駆動して第1のリールのテープが第2のリールに巻
き取られる。計測された長さが上記第1の所定長になっ
たときに、巻き取られるテープの行路に設けられた切断
手段によりテープが切断される。
【0012】不良部位が存在すると判定されたときに
は、第1のリールからテープが第2の所定長巻き戻され
たのちに上記切断手段により切断される。
【0013】このようにして、この発明によれば、不良
部位を有するテープ部分のみを除去できるので、テープ
をリールごと廃棄することなく、正常部分を最終製品と
して利用することが可能となり、コストの軽減と資源の
有効利用を図ることができる。
【0014】この発明の好ましい実施態様では、第1の
リールからテープを巻き取る第3のリール、および第1
のリールからのテープを、上記判定手段によって不良部
位が存在しないと判定されたときは上記第2のリール
へ、存在すると判定されたときは上記第3のリールへ切
り替える手段がさらに設けられる。テープ切出し装置
は、上記判定手段によって不良部位が存在すると判定さ
れたときには、第3のリールが駆動されて、第1のリー
ルのテープが第3のリールに巻き取られ、上記測長手段
によって計測された長さが上記第2の所定長になったと
きに上記切断手段によりテープが切断されるように、第
2の制御手段によって制御される。
【0015】この発明の一実施態様においては、不良部
位が存在しないと判定されたときに上記第1のリールか
ら巻き戻されるテープの上記第1の所定長と、不良部位
が存在すると判定されたときに上記第1のリールから巻
き戻される上記第2の所定長とが同じ長さに設定され
る。これにより、テープの巻き戻しの制御が簡素化され
る。
【0016】この発明の他の実施態様においては、不良
部位が存在すると判定されたときに上記第1のリールか
ら巻き戻される上記第2の所定長が、不良部位が存在す
る位置に応じて定められる。これにより、不良部位が存
在する箇所を含む最低限の長さのテープ部分のみが廃棄
されるので、正常なテープ部分をできるだけ長く有効に
利用することができる。
【0017】
【実施例】図1は、磁気テープ切出しシステムを示すも
のである。このシステムは、磁気テープの不良部位を検
査し、その後、不良部位を排除しながら、不良部位のな
いテープ部分のみを所定の長さずつカセット内に巻き取
り、最終製品であるカセットテープを製造するものであ
る。
【0018】磁気テープ切出しシステムは、大きく分け
ると、磁気テープ検査機1、計測用コンピュータ2、記
憶装置3、磁気テープ・ワインダ4、および制御用コン
ピュータ5から構成されている。
【0019】磁気テープは、まず磁気テープ検査機1に
より検査され、この検査の結果得られた不良部位に関す
る情報が計測用コンピュータ2を介して記憶装置3に格
納される。その後、磁気テープは、磁気テープ・ワイン
ダ4に移される。磁気テープ・ワインダ4は、制御用コ
ンピュータ5に制御され、不良部位を排除しながら磁気
テープをカセットに所定長さずつ巻取る。各処理の詳細
を以下に説明する。
【0020】磁気テープ検査機1は、検査回路11、なら
びに磁気ヘッド12、13および14を備えている。
【0021】磁気テープ検査機1には、検査対象となる
磁気テープが巻かれたリール6がセットされる。リール
6に巻かれた磁気テープはもう一つのリール7に巻き取
られる過程で、検査回路11および磁気ヘッド12、13、14
により、ドロップアウトやドロップインなどの現象を起
こす不良部位の有無が検査される。例えば、ドロップア
ウトの検査の場合は、磁気ヘッド12により磁気テープ上
に記録されている信号(もしあれば)が消去され、磁気
ヘッド13により検査用信号が書き込まれ、磁気ヘッド14
により検査用信号が磁気テープから読み取られ、検査用
信号が正常に再生されたかどうかを調べることにより不
良部位の有無が検査回路11によって判定される。
【0022】検査回路11は、検査位置を、磁気テープの
始端(巻戻し開始端)からの距離として計測する。そし
て、ドロップアウトなどの不良部位が検出されると、検
査回路11は、計測用コンピュータ2に不良部位の位置デ
ータを通知する。
【0023】計測用コンピュータ2は、不良部位の位置
データの通知を受けると、この不良部位の位置データを
含む検査結果を磁気ディスクなどで構成された記憶装置
3に格納する。
【0024】検査結果は、記憶装置3に、図4に示すデ
ータ構造により記憶される。すなわち、検査結果は、ど
のリールに巻かれた磁気テープかを特定するための識別
データおよび当該磁気テープ上の不良部位の位置を示す
不良位置データから構成される。この例では、一つのリ
ールの磁気テープ内に不良部位がn個ある。位置データ
の下にあるEndとは、これ以上不良部位がないことを
示すデータであり、例えばリールに巻かれた磁気テープ
全体の長さより大きな位置データによって表される。
【0025】識別データとは、例えばリールに付された
バーコード情報であり、リールを一意に識別するもので
ある。この識別データは、センサ(図示略)により検査
開始前に読み取られ、検査回路11を通して計測用コンピ
ュータ2に通知される。計測用コンピュータ2は、この
識別データを記憶装置3に書き込む。
【0026】このようにして、磁気テープの検査が終了
した後、磁気テープの巻かれたリールは、磁気テープ・
ワインダ4にセットされる。セットされたリールを符号
8で示す。
【0027】磁気テープ・ワインダ4は、検尺ローラ4
1、継ぎテープ・リール42、カセット43、捨巻きリール4
4、押さえ台45、バキューム・ブロック46、47、48、4
9、50、カッタ51、52、53、および複数の案内ローラ54
から構成されている。
【0028】カッタ51はバキューム・ブロック46と47の
間に進退自在に設けられ、カッタ52はバキューム・ブロ
ック49内に設けられ、カッタ53は押さえ台45内に設けら
れている。また、バキューム・ブロック49には、継ぎテ
ープが吸着されている。バキューム・ブロック50の下面
には、捨巻きリール44からのリーダ・テープが吸着され
ている。
【0029】磁気テープ・ワインダ4は、制御用コンピ
ュータ5の制御の下に、不良部位を有するテープ部分は
捨巻きリール44へ、有しないテープ部分はカセット43へ
巻き取る。
【0030】制御用コンピュータ5は、磁気テープ・ワ
インダ4を制御するために、計測用コンピュータ2と通
信することにより、または記憶装置3に直接アクセスす
ることにより、記憶装置3にある検査結果を読み取る。
このとき、制御用コンピュータ5は、テープ・リール8
の識別データに基づき、記憶装置3内の検査結果を特定
する。識別データは、センサ(図示略)により検出さ
れ、コンピュータ5に入力されるか、またはオペレータ
によりコンピュータ5に入力される。
【0031】制御用コンピュータ5が磁気テープ・ワイ
ンダ4によるテープ切出し動作を制御する方法には、2
つある。一つは、磁気テープを、不良部位の有無を問わ
ずに、カセット1巻分の長さLで切断する方法(第1方
法)である。もう一つは、不良部位を有しない部分はカ
セット1巻分の長さLに切断し、不良部位を有するテー
プ部分は不良部位の近傍とそれにカセット1巻分の長さ
Lよりも十分に短いマージン部分を加えた長さに切断す
る方法(第2方法)である。図5および図6(a) 、(b)
が前者の処理のフローを示したものであり、図7が後者
の処理のフローを示したものである。
【0032】以下、まず第1方法による制御を図5およ
び図6(a) 、(b) に従って説明し、その後、第2方法に
よる制御を図7に従って説明する。
【0033】〔第1方法〕第1方法は、上述したよう
に、磁気テープを、不良部位を有する部分と有しない部
分ともに、一定の長さLで切断する方法である。
【0034】カセット43が、自動的にまたはオペレータ
によって磁気テープ・ワインダ4にセットされる。
【0035】制御用コンピュータ5は、読み取った検査
結果のうちの先頭の不良位置データを参照する(ステッ
プ101 )。目標長レジスタの値が0に初期化され(ステ
ップ102 )、その後、カセット1巻分のテープ長Lが目
標長レジスタの値に加算される(ステップ103 )。この
目標長レジスタは、制御用コンピュータ5が保持するレ
ジスタであり、切出し処理を行うために磁気テープをど
れだけ巻取るかの目標の長さを保持するものである。
【0036】次に、目標長レジスタの値が、リール8に
巻かれた磁気テープ全体の長さ(予め分かっている)と
比較される(ステップ104 )。目標長レジスタの値の方
が小さい場合は、磁気テープの切出し処理を行うため
に、処理はステップ105 に進む。
【0037】ステップ105 では、不良位置データの値
が、目標長レジスタの値以下であり、かつ目標長レジス
タの値からカセット1巻分の長さLを減じた値より大き
いかが判定される。
【0038】この判定結果がYES ならば、切出されるべ
き長さLのテープ部分に不良部位が存在することにな
る。したがって、制御用コンピュータ5は、磁気テープ
を捨巻きリール44へ巻き取るように磁気テープ・ワイン
ダ4を制御する。この制御は、以下のようになされる。
【0039】まず、図2(a) に示すように、バキューム
・ブロック50が移動し、その下面がバキューム・ブロッ
ク47の上面に当接する。そして、バキューム・ブロック
47が、バキューム・ブロック50の下面に吸着されている
テープを吸着する。その後、バキューム・ブロック50は
吸着を解除し、元の位置に戻る。これにより、ブロック
47にはリール44からのテープが吸着された状態となる。
ブロック46にはリール8に巻回されたテープの先端が吸
着された状態となる。
【0040】次に、バキューム・ブロック49が下降し、
バキューム・ブロック46と47とに吸着されているテープ
の端を、継ぎテープ・リール42の継ぎテープにより接続
する。継ぎテープは、カッタ52により切断される。そし
て、バキューム・ブロック46と47の吸着が解除される。
【0041】捨巻きリール44が回転し、磁気テープが捨
巻きリール44に巻き取られる。検尺ローラ41がカセット
1巻分のテープ走行量Lを計測すると、巻き取りは終了
し、不良部位を有する磁気テープ部分は、捨巻きリール
44側に巻き取られる。
【0042】再び、ブロック50が、ブロック47の上面に
下降し、ブロック47上にあるテープを吸着する。その
後、磁気テープは、カッタ51により切断され、バキュー
ム・ブロック50は元の位置に戻る(ステップ106 )。リ
ール8に巻回された磁気テープの先端は、バキューム・
ブロック46に吸着された状態に保たれる。
【0043】その後、新たな不良位置を処理するため
に、次の不良位置データが参照され(ステップ107 )、
ステップ103 から処理が繰り返される。
【0044】一方、ステップ105 における判定結果がNO
ならば、不良位置データの値が、現在の目標長レジスタ
の値からカセット1巻分の長さLを減じた値と比較され
る(ステップ108 )。
【0045】不良位置データの値の方が小さい場合は
(ステップ108 でYES )、この不良位置は、既に捨巻き
リール44により巻き取られたテープ内にあることにな
り、この不良部位の廃棄処理は、既に終了していること
になる。すなわち、既に廃棄された磁気テープ部分内に
2箇所以上の不良部位があることを意味する。したがっ
て、次の不良部位の処理を行うために、次の不良位置デ
ータが参照され(ステップ109 )、ステップ105 からの
処理が繰り返される。
【0046】ステップ108 の判定結果がNOの場合は、不
良部位は、現在切出しの対象となっている長さLの磁気
テープ部分内には存在しないことになる。したがって、
制御用コンピュータ5は、磁気テープを長さL分、カセ
ット43に巻き取るように制御を行う(ステップ110 )。
その制御は、以下のようになされる。
【0047】まず、図2(b) に示すように、バキューム
・ブロック47と48が押さえ台45の方に半回転しながら当
接し、カセット43のリーダ・テープを吸着する。次に、
押さえ台45の中央部分に設けられているカッタ53が、カ
セット43のリーダ・テープを切断する。バキューム・ブ
ロック47、48は、切断されたリーダ・テープの端をそれ
ぞれ吸着した状態に保たれる。そして、バキューム・ブ
ロック47と48が、破線で示した位置に戻り、図3(a) の
状態になる。
【0048】その後、バキューム・ブロック49が下降
し、バキューム・ブロック46に吸着されている磁気テー
プの先端とバキューム・ブロック47に吸着されているリ
ーダ・テープの半分とが、継ぎテープ・リール42の継ぎ
テープにより接続される。そして、バキューム・ブロッ
ク46と47の吸着が解除される。
【0049】カセット43内にある、図中左側のリールが
回転し、磁気テープがカセット43内に巻き取られる。検
尺ローラ41が、カセット1巻分のテープ走行量Lを計測
すると、巻き取りは終了する。
【0050】巻き取り終了後、磁気テープは、バキュー
ム・ブロック46、47により吸着された状態でカッタ51に
より切断される。そして、バキューム・ブロック47が、
バキューム・ブロック49に向かって上昇し、そこで適当
な長さに切断された継ぎテープが、バキューム・ブロッ
ク47に吸着されている磁気テープの先端に貼付される。
その後、バキューム・ブロック47は、半回転しながら押
さえ台45に向かい、バキューム・ブロック48も半回転し
ながら押さえ台45に向かう。そこで、図3(b)に示すよ
うに、バキューム・ブロック47に吸着されている磁気テ
ープの先端とバキューム・ブロック48に吸着されている
リーダ・テープの先端とが、継ぎテープにより接続され
る。バキューム・ブロック47、48の吸着は解除される。
【0051】その後、次のテープ切出し処理を行うため
に、ステップ103 から処理が繰り返される。
【0052】このように処理が繰り返され、ステップ10
4 で、目標長レジスタの値の方が大きいと判定された場
合は、リール8のテープ切出し処理は終了していること
になるので処理は終了する。
【0053】この第1方法においては、磁気テープは、
図8(a) に示すように切断される。図中、(1) から(3)
は、長さLで切断された不良部位を有しないテープ部分
であり、斜線を付した部分は、長さLで切断された不良
部位を有するテープ部分である。テープ中の“×”は不
良部位である。
【0054】〔第2方法〕図7を参照して、第2方法に
よる制御を説明する。
【0055】カセット43のセット後、制御用コンピュー
タ5は、記憶装置3から読み出した検査結果から先頭の
不良位置データを参照する(ステップ201 )。次に、目
標長レジスタの値が0に初期化され(ステップ202 )、
その後、カセット1巻分のテープ長Lが目標長レジスタ
の値に加算される(ステップ203 )。
【0056】次に、目標長レジスタの値が、リール8に
巻かれているテープ全体の長さと比較される(ステップ
204 )。目標長レジスタの値の方が小さい場合は、磁気
テープの切出し処理を行うために、処理はステップ205
に進む。
【0057】ステップ205 では、不良位置データの値と
目標長レジスタの値とが比較される。目標長レジスタの
値の方が小さい場合は、切出されるべき長さLの磁気テ
ープ部分内には不良部位は存在しないことになる。した
がって、制御用コンピュータ5は、磁気テープをカセッ
ト43に所定長L分巻き取り、切断するように、磁気テー
プ・ワインダ4を制御する(ステップ206 )。この巻き
取り、切断、およびその後のカセットの最終仕上げの詳
細な動作は、上述した第1の方法と同じである。
【0058】一方、目標長レジスタの値の方が大きい場
合は、切出される磁気テープ部分内に不良部位が存在す
ることになる。したがって、制御用コンピュータ5は、
磁気テープを、不良位置近傍の長さと、その両側に設定
する一定のマージンとの和の長さだけ捨巻きリール44に
巻き取り、切断するように制御する(ステップ207 )。
この詳細な動作も、捨巻きリール44に巻き取る長さが異
なるだけで、上述した第1の方法と同じである。
【0059】その後、次の不良部位を処理するために、
制御用コンピュータ5は、目標長レジスタの値に、上記
の捨巻きリール44に巻き取ったテープの長さを加算し
(ステップ208 )、次の不良位置データを参照する(ス
テップ209 )。そして、ステップ203 から処理が繰り返
される。
【0060】このようにして、磁気テープは、不良部位
を含むその近傍部分とその両側のマージン部分のみが切
断除去され、不良部位のない部分はカセットテープとし
て最終製品にされる。
【0061】ステップ204 において、目標長レジスタの
値がリール8に巻かれた磁気テープ全体の長さ以上の場
合は、リール8のテープ切出し処理は終了していること
になるので、処理は終了する。
【0062】この第2方法においては、磁気テープは、
図8(b) に示すように切断される。図中、(1) から(4)
は、長さLで切断された不良部位を有しないテープ部分
であり、斜線を付した部分が、長さδ1 とδ2 に切断さ
れた不良部位を有するテープ部分である。
【0063】なお、図1において、計測用コンピュータ
2に複数の磁気テープ検査機1を接続し、同時に複数の
磁気テープを検査することもできる。また、制御コンピ
ュータ5にも複数の磁気テープ・ワインダ4を接続し、
同時に複数の磁気テープの切出しを制御することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気テープ切出しシステムの全体構成図であ
る。
【図2】(a) は磁気テープを捨巻きリールに巻き取ると
きの磁気テープ・ワインダの動作を、(b) はカセット内
のリーダ・テープを切断するときの磁気テープ・ワイン
ダの動作をそれぞれ示す。
【図3】(a) は磁気テープをカセットに巻き取るときの
磁気テープ・ワインダの動作を、(b) はカセットの最終
仕上げを行うときの磁気テープ・ワインダの動作をそれ
ぞれ示す。
【図4】検査結果のデータ構造を示す。
【図5】第1の方法によるテープ切出し処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】第1の方法によるテープ切出し処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第2の方法によるテープ切出し処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】(a) は第1の方法により、(b) は第2の方法よ
り、それぞれ切出される磁気テープを示すものである。
【符号の説明】
1 磁気テープ検査機 2 計測用コンピュータ 3 記憶装置 4 磁気テープ・ワインダ 5 制御用コンピュータ 6、7、8 磁気テープ・リール 11 検査回路 12、13、14 磁気ヘッド 41 検尺ローラ 42 継ぎテープ・リール 43 カセット 44 捨巻きリール 45 押さえ台 46、47、48、49、50 バキューム・ブロック 51、52、53 カッタ 54 案内ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリールに巻回されたテープを巻き
    戻しながら第2のリールに予め定められた第1の所定長
    ずつ巻き取ることによりテープを切出す装置であり、 第1のリールに巻回されたテープの不良部位の位置デー
    タを記憶した記憶手段、 第1のリールから第2のリールに巻き取られるテープの
    行路に設けられた、テープを切断する切断手段、 第1のリールから巻き戻されるテープの長さを計測する
    測長手段、 上記記憶手段に記憶された不良部位の位置データに基づ
    いて第1のリールから第2のリールに巻き取るべき上記
    第1の所定長の範囲内に不良部位が存在するかどうかを
    判定する手段、 上記判定手段によって不良部位が存在しないと判定され
    たときに、第2のリールを駆動して第1のリールのテー
    プを第2のリールに巻き取らせ、上記測長手段によって
    計測された長さが上記第1の所定長になったときに、上
    記切断手段によりテープを切断するように制御する第1
    の制御手段、および上記判定手段によって不良部位が存
    在すると判定されたときに、第1のリールからテープを
    第2の所定長巻き戻したのち上記切断手段によって切断
    するように制御する第2の制御手段を備えている、 テープ切出し装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のリールからテープを巻き取る
    第3のリール、および上記第1のリールからのテープ
    を、上記判定手段によって不良部位が存在しないと判定
    されたときは上記第2のリールへ、存在すると判定され
    たときは上記第3のリールへ切り替える手段をさらに備
    え、 上記第2の制御手段が、上記判定手段によって不良部位
    が存在すると判定されたときに、第3のリールを駆動し
    て第1のリールのテープを第3のリールに巻き取らせ、
    上記測長手段によって計測された長さが上記第2の所定
    長になったときに、上記切断手段によりテープを切断す
    るように制御するものである、 請求項1に記載のテープ切出し装置。
  3. 【請求項3】 上記判定手段によって不良部位が存在し
    ないと判定されたときに上記第1のリールから巻き戻さ
    れるテープの上記第1の所定長と、不良部位が存在する
    と判定されたときに上記第1のリールから巻き戻される
    上記第2の所定長とが同じ長さである、 請求項1または請求項2に記載のテープ切出し装置。
  4. 【請求項4】 不良部位が存在すると判定されたときに
    上記第1のリールから巻き戻される上記第2の所定長
    が、不良部位が存在する位置に応じて定められる、 請求項1または請求項2に記載のテープ切出し装置。
  5. 【請求項5】 第1のリールに巻回されたテープを巻き
    戻しながら第2のリールに予め定められた第1の所定長
    ずつ巻き取ることによりテープを切出す方法であり、 第1のリールに巻回されたテープの不良部位の位置デー
    タを記憶し、 上記記憶された不良部位の位置データに基づいて第1の
    リールから第2のリールに巻き取るべき上記第1の所定
    長の範囲内に不良部位が存在するかどうかを判定し、 不良部位が存在しないと判定されたときに、第2のリー
    ルを駆動して第1のリールのテープを第2のリールに上
    記第1の所定長巻き取り、 上記第1の所定長を巻き取ったのちに、巻き取られるテ
    ープの行路においてテープを切断し、 不良部位が存在すると判定されたときに、第1のリール
    からテープを第2の所定長巻き戻し、 上記第2の所定長を巻き取ったのちに、巻き取られるテ
    ープの行路においてテープを切断する、 テープ切出し方法。
  6. 【請求項6】 上記不良部位が存在しないと判定された
    ときは上記第1のリールから上記第2のリールへ、上記
    不良部位が存在すると判定されたときは上記第1のリー
    ルから第3のリールへテープを切り替え、 不良部位が存在すると判定されたときは、上記第1のリ
    ールから上記第3のリールへテープを上記第2の所定長
    巻き取る、 請求項5に記載のテープ切出し方法。
  7. 【請求項7】 上記不良部位が存在しないと判定された
    ときに上記第1のリールから巻き戻されるテープの上記
    第1の所定長と、不良部位が存在すると判定されたとき
    に上記第1のリールから巻き戻されるテープの上記第2
    の所定長とが同じ長さである、 請求項5または請求項6に記載のテープ切出し方法。
  8. 【請求項8】 不良部位が存在すると判定されたときに
    上記第1のリールから巻き戻される上記第2の所定長
    が、不良部位が存在する位置に応じて定められる、 請求項5または請求項6に記載のテープ切出し方法。
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