JP4516254B2 - テープワインダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープカートリッジの製造工程において、パンケーキから供給される磁気テープを製品のテープリールに所定量巻き取りつつ、所定のパターンのサーボ信号を書き込むためのテープワインダに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、磁気テープカートリッジの製造工程において、磁気テープの原反から供給される磁気テープを、磁気テープカートリッジの構成部品であるテープリールに所定量巻き取るときは、以下のようにして行われる。まず、所定の製造工程を経て製造された幅広の磁気テープを、その製品の規格で定められたテープ幅に裁断していわゆるパンケーキを製造する。次に、そのパンケーキに、図5に示すようなサーボライタと呼ばれる専用の装置を用いて、サーボ信号を書き込む。そして、図6に示すようなテープワインダと呼ばれる専用の装置を用いて、サーボ信号が書き込まれたパンケーキから供給される磁気テープを、図7に示すような磁気テープカートリッジ40のテープリール41に所定量巻き取る。
【0003】
以下、従来のサーボライタ20およびテープワインダ30について説明する。なお、以下の説明では、同一の磁気テープMTについて、サーボ信号が書き込まれていない状態をMT1、サーボ信号が書き込まれた状態をMT2と表記して、互いに区別している。
【0004】
図5は、従来のサーボライタを概念的に示した正面図である。図5に示すように、従来のサーボライタ20は、パンケーキすなわちサーボ信号が書き込まれていない磁気テープMT1を送り出す送出リール21と、送出リール21から送り出された磁気テープMT1にサーボ信号を書き込むサーボ信号書込ヘッドH1と、サーボ信号書込ヘッドH1の下流側に設けられ、磁気テープMT2に書き込まれたサーボ信号を検査のために読み取るサーボ信号検査ヘッドH2と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMT2を巻き取る巻取リール22とを備えて構成されている。磁気テープMT1,MT2は、キャプスタンローラ23,24を介して図中の矢印B方向に走行する。
【0005】
磁気テープMT2に書きこまれたサーボ信号は、データの記録/再生時に、走行する磁気テープMT2に対して、記録/再生ヘッド(図示せず)の位置を制御する際の基準となるため、信号の欠落や余分な書き込み等を避け、正確に記録されなければならない。そのため、このようなサーボライタ20では、磁気テープMT1にサーボ信号を正確に書き込むために、磁気テープMT1にサーボ信号が書き込まれる位置において、磁気テープMT1の走行速度が一定である必要がある。
【0006】
また、このサーボライタ20は、サーボ信号書込ヘッドH1で磁気テープMT1にサーボ信号を書き込んだ後、サーボ信号検査ヘッドH2で磁気テープMT2に書き込まれたサーボ信号を読み取り、サーボ信号検査部(図示せず)でサーボ信号の異常の有無を検査していた。そして、サーボ信号検査部で異常が発見された場合は、異常がある部分を磁気テープMT2から切り取って除去していた。
【0007】
図6は、従来のテープワインダを概念的に示した正面図である。図6に示すように、従来のテープワインダ30は、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMT2を送り出す送出リール31と、図7に示すような磁気テープカートリッジ40のテープリール41が挿着される巻取軸32とを備えて構成されている。磁気テープMT2は、キャプスタンローラ33,34を介して図中の矢印C方向に走行する。なお、送出リール31は、図5における巻取リール22と同一のものである。
【0008】
このテープワインダ30は、巻取軸32を高速で回転させることにより、送出リール31から送り出される磁気テープMT2を、巻取軸32に挿着されたテープリール41に巻き取る。なお、このテープワインダ30は、図6には図示していないが、テープリール41に巻き取られる磁気テープMT2のテープ量を調節するテープ量調節手段を備えている。
【0009】
送出リール31に巻回された磁気テープMT2は、テープリール41複数本分のテープ量を有するので、送出リール31から送り出される磁気テープMT2をテープリール41に所定量巻き取った後は、そのテープリール41を巻取軸32から取り外し、次のテープリール41を巻取軸32に取り付けるという作業が行われる。そのため、テープリール41を交換する際に、磁気テープMT2の走行を一旦停止しなければならないので、テープリール41に所定量の磁気テープMT2を巻き取り終わる頃には、磁気テープMT2の走行速度を減速しなくてはならない。また、交換されたテープリール41に磁気テープMT2を巻き取り始めるときには、磁気テープMT2の走行速度は、当然、加速する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の磁気テープカートリッジの製造工程では、磁気テープにサーボ信号を書き込む工程と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープを磁気テープカートリッジのテープリールに巻き取る工程との2つの工程が必要であるため、サーボライタとテープワインダとの2つの専用装置を設置しなければならず、装置の設置コストが多くかかるという問題点があった。
【0011】
磁気テープにサーボ信号を書き込む工程(以下、単に、「サーボ信号を書き込む工程」という)と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープを磁気テープカートリッジのテープリールに巻き取る工程(以下、単に、「テープリールに巻き取る工程」という)とを、一台の装置で行うことができないのは、サーボ信号を書き込む工程では、磁気テープの走行速度が一定であるのに対して、テープリールに巻き取る工程では、磁気テープの走行速度が一定でないためである。すなわち、サーボ信号を書き込む工程と、テープリールに巻き取る工程とでは、磁気テープの走行の仕方が異なっているため、両者を同一の装置で行うことができない。
【0012】
本発明は前記事情に鑑みて案出されたものであり、その目的は、磁気テープにサーボ信号を書き込む工程と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープを磁気テープカートリッジのテープリールに巻き取る工程との2つの工程を、一台の装置で行えるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のサーボライタは、パンケーキから供給される磁気テープを製品のテープリールに所定量巻き取りつつ、所定のパターンのサーボ信号を書き込むためのテープワインダであって、前記磁気テープの走行速度を検出するテープ走行速度検出部と、前記テープ走行速度検出部の検出結果に基づいて、前記サーボ信号に対応した記録電流を、前記磁気テープの走行速度に応じた周波数で出力する記録電流出力部と、前記記録電流が供給されることで、前記サーボ信号を前記磁気テープに書き込むサーボ信号書込ヘッドと、前記サーボ信号が書き込まれた前記磁気テープの前記テープリールにおける巻き取り量を調節するテープ量調節手段と、を備えて構成されることを特徴とする。
【0014】
このように構成されたテープワインダによれば、磁気テープの走行速度をテープ走行速度検出部により検出した後、記録電流出力部が、テープ走行速度検出部の検出結果に基づいて、サーボ信号に対応した記録電流を、磁気テープの走行速度に応じた周波数で出力することができる。具体的には、ある基準となる走行速度を決めた上で、磁気テープの走行速度がその基準となる走行速度よりも速くなるにつれて出力する記録電流の周波数を高くし、磁気テープの走行速度がその基準となる走行速度よりも遅くなるにつれて出力する記録電流の周波数を低くする。このように、サーボ信号に対応した記録電流を走行速度に応じた周波数で出力することにより、磁気テープの走行速度にかかわらず、磁気テープ上に所定のパターンのサーボ信号を一定の間隔で書き込むことができる。
【0015】
また、このテープワインダは、前記サーボ信号書込ヘッドの下流側に配置され、前記磁気テープに書き込まれたサーボ信号を検査のために読み取るサーボ信号読取ヘッドと、前記サーボ信号読取ヘッドで読み取られたサーボ信号を検査するサーボ信号検査部とをさらに備えて構成することもできる。
また、このテープワインダは、前記磁気テープの張力が適正となるように前記磁気テープの張力を調節するテープ張力制御部をさらに備えて構成することもできる。
【0016】
このように構成することで、サーボ信号書込ヘッドによって磁気テープにサーボ信号を書き込んだ後、磁気テープに書き込まれたサーボ信号を、サーボ信号読取ヘッドで読み取り、サーボ信号検査部で異常の有無を検査することができる。なお、ここでいう「異常」とは、サーボ信号の欠落や余分な書き込み等のことをいう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明のテープワインダを概念的に示した正面図である。また、図2はテープワインダの概略の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、同一の磁気テープMTについて、サーボ信号が書き込まれていない状態をMT1、サーボ信号が書き込まれた状態をMT2と表記して、互いに区別している。
【0018】
図1に示すように、テープワインダ10は、サーボ信号が書き込まれていない磁気テープMT1を送り出す送出リール11と、磁気テープカートリッジ40(図7参照)のテープリール41が挿着される巻取軸12とを備えて構成され、送出リール11と巻取軸12との間には、制御部15に制御されて動作するサーボ信号読取ヘッドH1とサーボ信号読取ヘッドH2とが順に配設されている。制御部15は、テープ走行速度検出部16、記録電流出力部17、サーボ信号検査部18、サーボ信号記憶部19を備えている(図2参照)。以下、各部について詳細に説明する。
【0019】
送出リール11は、サーボ信号書込ヘッドH1の上流側に配設されており、外周にはサーボ信号が書き込まれていない磁気テープMT1が巻回されている。この送出リール11は、図示しない送出リール用サーボモータにより所定の回転数で回転され、外周に巻回された磁気テープMT1を所定の速度でサーボ信号書込ヘッドH1に向けて送り出す。なお、ここでいう「上流側」とは、磁気テープMTの走行方向(図中の矢印A方向)における上流側のことをいう。
【0020】
巻取軸12は、サーボ信号読取ヘッドH2の下流側に配設されており、磁気テープカートリッジ40(図7参照)のテープリール41が挿着される。巻取軸12に挿着されたテープリール41は、図示しない巻取軸用サーボモータにより所定の回転数で回転され、サーボ信号書込ヘッドH1によりサーボ信号が書き込まれた磁気テープMT2を所定の速度で巻き取り、テープリール41の外周に巻回させる。なお、ここでいう「下流側」とは、磁気テープMTの走行方向における下流側のことをいう。
【0021】
また、送出リール11とサーボ信号書込ヘッドH1との間にはキャプスタンローラ13が、サーボ信号読取ヘッドH2と巻取軸12との間にはキャプスタンローラ14がそれぞれ配設されており、磁気テープMTは、キャプスタンローラ13,14の回転によっても走行される。つまり、送出リール11から送り出された磁気テープMT1は、図示しない複数のガイドローラに案内されつつ、送出リール用サーボモータ(図示せず)、巻取軸用サーボモータ(図示せず)、キャプスタンローラ13,14の回転により図中の矢印A方向に走行し、テープリール41に巻き取られる。
【0022】
このテープワインダ10においては、磁気テープMT1にサーボ信号を正確に書き込むために、磁気テープMTのテープ張力を適正な張力にすることや、磁気テープMTを所定の速度で走行させることが必要である。そのため、テープワインダ10は、図1には図示していないが、磁気テープMTの張力が適正となるように調整するテープ張力制御部や、磁気テープMTが所定の速度で走行するように送出リール用サーボモータ、巻取軸用サーボモータ、キャプスタンローラ13,14の回転を制御するテープ走行制御部を備えている。ここでは、このテープ走行制御部は、送出リール用サーボモータ、巻取軸用サーボモータ、キャプスタンローラ13,14の回転数を示す信号を、テープ走行速度検出部16に入力するように構成されている。また、テープワインダ10は、図1には図示していないが、テープリール41に巻き取られる磁気テープMT2の量(テープの長さ)を調節するテープ量調節手段を備えている。
【0023】
サーボ信号書込ヘッドH1は、制御部15の記録電流出力部17(図2参照)からサーボパターンの書込信号である記録電流が供給されることで、サーボ信号を磁気テープMT上に書き込む。このとき、サーボ信号は、磁気テープMTの走行方向(図中の矢印A方向)に沿って直線状に書き込まれ、図3に示すような、サーボトラックSTを形成する。なお、図3におけるDTは、データトラックである。サーボ信号は、特殊なパターンの基準信号であり、図4に示すように、磁気テープMTの走行方向(図中の矢印A方向)に対してそれぞれ所定の角度で傾斜して形成されたパターンP1〜P4から構成されるパターンブロックPBを最小単位として、このパターンブロックPBを繰り返している。
【0024】
サーボ信号読取ヘッドH2は、磁気テープMTに書き込まれたサーボ信号を読み取り、制御部15のサーボ信号検査部18に出力する(図2参照)。なお、サーボ信号読取ヘッドH2は、磁気テープMT2に書き込まれたサーボ信号の最終的な検査手段となるため、磁気テープMT2の表面に塵等が付着することにより生じる異常を見逃すことがないように、なるべくテープリール41の近くに配置されることが望ましい。
【0025】
テープ走行速度検出部16は、前記したテープ走行制御部に接続されており、テープ走行制御部から入力された送出リール用サーボモータ、巻取軸用サーボモータ、キャプスタンローラ13,14の回転数を示す信号に基づいて演算を行い、磁気テープMTの走行速度を算出する。
【0026】
記録電流出力部17は、テープ走行速度検出部16の検出結果に基づいて、サーボ信号記憶部19に記憶されている所定のパターンのサーボ信号に対応した記録電流を、磁気テープMT1(MT2)の走行速度に応じた周波数で出力する。具体的には、ある基準となる走行速度(以下、「基準走行速度」という)を決めた上で、磁気テープMTの走行速度がその基準走行速度よりも速くなるにつれて出力する記録電流の周波数を高くし、磁気テープMTの走行速度がその基準走行速度よりも遅くなるにつれて出力する記録電流の周波数を低くする。なお、基準走行速度は、磁気テープMTにサーボ信号を精度良く書き込める速度に決定される。このように、サーボパターンの書込信号である記録電流を走行速度に応じた周波数で出力することにより、磁気テープMTの走行速度にかかわらず、磁気テープMT1上に所定のパターンのサーボ信号を一定の間隔で書き込むことができる。
【0027】
サーボ信号検査部18は、サーボ信号読取ヘッドH2で読み取られたサーボ信号を、サーボ信号記憶部19に記憶されたサーボ信号と比較し、サーボ信号の異常(以下、「記録エラー」という)の有無を検査する。なお、サーボ信号の記録エラーには、サーボ信号を構成するパターンが欠落している場合と、正しいサーボ信号には無い余分なパターンが書き込まれている場合とがある。これらの記録エラーは、例えば、磁気テープの素材の欠陥や、磁気テープにサーボ信号を書き込むときの振動などが原因とされている。
【0028】
サーボ信号記憶部19には、図4に示すような、所定のパターンのサーボ信号が記憶されている。なお、サーボ信号は、図4に示すようなパターンのサーボ信号に限定されるものではなく、様々なパターンのサーボ信号を適用することができる。
【0029】
以上のように構成されたテープワインダ10が、磁気テープMT1にサーボ信号を書き込む工程と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMT2を磁気テープカートリッジ40のテープリール41に巻き取る工程とを、連続して行う際の動作を説明する。
【0030】
まず、テープ走行速度検出部16が、テープ走行制御部から入力された送出リール用サーボモータ、巻取軸用サーボモータ、キャプスタンローラ13,14の回転数を示す信号に基づいて演算を行い、磁気テープMTの走行速度を算出する。ここで検出された磁気テープMTの走行速度は、記録電流出力部17に出力される。
【0031】
次に、記録電流出力部17が、テープ走行速度検出部16から出力された磁気テープの走行速度に基づいて、サーボ信号記憶部19に記憶されているサーボ信号に対応した記録電流を、磁気テープMT1(MT2)の走行速度に応じた周波数でサーボ信号書込ヘッドH1に出力する。このとき、ある基準値を決めた上で、磁気テープMTの走行速度が速くなるにつれて出力される記録電流の周波数を高くし、磁気テープMTの走行速度が遅くなるにつれて出力される記録電流の周波数を低くする。
【0032】
そして、サーボ信号書込ヘッドH1が、記録電流出力部17から出力された記録電流が供給されることで、サーボ信号を磁気テープMT1に書き込む。このとき、記録電流出力部17から出力される記録電流は、サーボ信号を走行速度に応じた周波数で出力されるので、磁気テープMTの走行速度にかかわらず、磁気テープMT1上に所定のパターンのサーボ信号を一定の間隔で書き込むことができる。
【0033】
続いて、サーボ信号読取ヘッドH2が、磁気テープMT2に書き込まれたサーボ信号を読み取る。ここで読み取られたサーボ信号は、サーボ信号検査部18に出力される。
【0034】
サーボ信号検査部18では、サーボ信号読取ヘッドH2で読み取られたサーボ信号を、サーボ信号記憶部19に記憶されたサーボ信号と比較し、サーボ信号の記録エラーの有無を検査する。ここで、サーボ信号の記録エラーが発見されなかった場合は、磁気テープMT2をそのままテープリール41に向けて送り出すが、サーボ信号の記録エラーが発見された場合は、その記録エラーがある部分を磁気テープMT2から切り取って除去する。
【0035】
サーボ信号検査部18で検査され、記録エラーが発見されなかった磁気テープMT2は、巻取軸12に装着された磁気テープカートリッジ40(図7参照)のテープリール41に巻き取られる。テープリール41に巻き取られる磁気テープMT2の量は、図示しないテープ量調節手段により調節される。
【0036】
以上のように構成されたテープワインダ10によれば、サーボ信号が書き込まれていない磁気テープMT1にサーボ信号を書き込む工程と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMT2を磁気テープカートリッジ40のテープリール41に巻き取る工程との2つの工程を、一台の装置で行うことができる。また、磁気テープMT1にサーボ信号を書き込む工程において、サーボ信号に対応した記録電流を、磁気テープMTの走行速度に応じた周波数で出力することができるので、磁気テープMTの走行速度にかかわらず、磁気テープMT1上に所定のパターンのサーボ信号を一定の間隔で書き込むことができる。
【0037】
また、サーボ信号書込ヘッドで磁気テープにサーボ信号を書き込んだ後、磁気テープに書き込まれたサーボ信号を、サーボ信号読取ヘッドで読み取り、サーボ信号検査部でサーボ信号の記録エラーの有無を検査することができるで、磁気テープMTの不良を防止し、製品の歩留まりを向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明のテープワインダによれば、磁気テープにサーボ信号を書き込む工程と、サーボ信号が書き込まれた磁気テープを磁気テープカートリッジのテープリールに巻き取る工程との2つの工程を、一台の装置で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープワインダを概念的に示した正面図である。
【図2】テープワインダの概略の構成を示すブロック図である。
【図3】磁気テープのトラック構成を示した図である。
【図4】サーボ信号の構成を示した図である。
【図5】従来のサーボライタを概念的に示した正面図である。
【図6】従来のテープワインダを概念的に示した正面図である。
【図7】磁気テープカートリッジの概略の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 テープワインダ
11 送出リール
12 巻取軸
13 キャプスタンローラ
14 キャプスタンローラ
15 制御部
16 テープ走行速度検出部
17 記録電流出力部
18 サーボ信号検査部
19 サーボ信号記憶部
H1 サーボ信号書込ヘッド
H2 サーボ信号読取ヘッド
40 磁気テープカートリッジ
41 テープリール
MT 磁気テープ

Claims (3)

  1. パンケーキから供給される磁気テープを製品のテープリールに所定量巻き取りつつ、所定のパターンのサーボ信号を書き込むためのテープワインダであって、
    前記磁気テープの走行速度を検出するテープ走行速度検出部と、
    前記テープ走行速度検出部の検出結果に基づいて、前記サーボ信号に対応した記録電流を、前記磁気テープの走行速度に応じた周波数で出力する記録電流出力部と、
    記記録電流が供給されることで、前記サーボ信号を前記磁気テープに書き込むサーボ信号書込ヘッドと
    前記サーボ信号が書き込まれた前記磁気テープの前記テープリールにおける巻き取り量を調節するテープ量調節手段と、
    を備えて構成されることを特徴とするテープワインダ。
  2. 前記サーボ信号書込ヘッドの下流側に設置され、前記磁気テープに書き込まれたサーボ信号を読み取るサーボ信号読取ヘッドと、
    前記サーボ信号読取ヘッドで読み取られたサーボ信号の記録エラーの有無を検査するサーボ信号検査部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のテープワインダ。
  3. 前記磁気テープの張力が適正となるように前記磁気テープの張力を調節するテープ張力制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープワインダ。
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