JPH09127011A - 磁気記録媒体の表面検査方法及び装置 - Google Patents

磁気記録媒体の表面検査方法及び装置

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JPH09127011A
JPH09127011A JP28603695A JP28603695A JPH09127011A JP H09127011 A JPH09127011 A JP H09127011A JP 28603695 A JP28603695 A JP 28603695A JP 28603695 A JP28603695 A JP 28603695A JP H09127011 A JPH09127011 A JP H09127011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録媒体の表面に存する欠陥や不良個所
を高速且つ高精度で検査することのできる磁気記録媒体
の表面検査方法及び装置の提供。 【解決手段】 本発明の長尺状磁気記録媒体の表面検査
方法は、一定幅を有する長尺状磁気記録媒体を一方方向
に走行させ、走行中に該磁気記録媒体に磁気的手段及び
光学的手段を連続的に施し、該磁気記録媒体表面の欠陥
を検出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、一定幅を有する長尺状
磁気記録媒体の表面に存する欠陥や不良個所を高速且つ
高精度で検査することのできる長尺状磁気記録媒体の表
面検査方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一定幅
を有する長尺状磁気記録媒体、例えば、磁気テープの磁
気的手段によるドロップアウトの工程検査又は品質検査
は従来から行われてきた。特にこれらの検査は、生産ス
ケールでインカセする前工程においてパンケーキをロー
ディングするときのインカセ不可能部分を排除する目的
で行われる。一方、光学的手段による磁気記録媒体の表
面欠陥検査についても、原反レベルやテープ状に裁断さ
れた後工程レベルにおいて行われるようになってきてい
る。
【0003】磁気的手段に代わって光学的手段によって
欠陥を検出する手段に移行してきている理由は、生産レ
ベルでの高速検査における媒体表面の欠陥検出精度が磁
気的手段よりも光学的手段の方が高く、効果的であると
考えられるからである。具体的には、磁気的手段による
欠陥検査を行う場合、高速検査(例えば、走行速度5m
/s以上)のため固定磁気ヘッドを用いることになる
が、生産ラインでは1パスで検査を終わらせる必要があ
るために多チャンネル化で対応しなければならない。こ
の場合、高周波数に対応するためには一個の磁気ヘッド
の小型化に限界があるで、ヘッドとヘッドの間のスペー
スを全て評価領域とするためにトラック幅が広く設計さ
れている。その結果、実機でドロップアウトになる微小
レベルの欠陥、例えば、磁気テープの長手方向に沿って
存在する幅100μm以下の塗工ヌケ等を充分に検出す
ることが難しくなる。
【0004】一方、光学的手段によれば、磁気テープの
長手方向に沿って存在する幅20〜30μm程度の細い
筋状欠陥でも十分に検出することができるので、塗工筋
などの磁性層の筋状欠陥を検出するには非常に有効であ
る。しかしながら、光学的手段においては、磁気テープ
を高速走行させる場合、画像処理時間の関係で欠陥が一
定以上の長さ(例えば67cm以上、磁気的手段では計
算上10μmまで検出可能)存在しないと検出できない
という欠点がある。また、光学的手段においては、テー
プのしわやカッピング、エッジ部分のダメージの判別の
問題等があり、高速化(5m/s以上)対応が困難であ
る。更に、磁気記録媒体の欠陥は表面性に基づくものに
限られず、磁性粉の分散性に係わるドロップアウトが存
在する可能性もある。
【0005】このように、磁気記録媒体の表面欠陥検出
に用いられる磁気的手段及び光学的手段にはそれぞれ長
所及び短所があり、欠陥を高速且つ高精度で検査するこ
とは困難であった。
【0006】従って、本発明の目的は、磁気記録媒体の
表面に存する欠陥や不良個所を高速且つ高精度で検査す
ることのできる磁気記録媒体の表面検査方法及び装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明者らは鋭意検討したところ、光学的手段により検
出できない欠陥であっても磁気的手段により検出できる
ものがあり、またその逆の欠陥もあることを見出し、更
に検討を推し進めた結果、磁気的手段の長所と光学的手
段の長所とを活かした総合的検出方法が優れた方法であ
ることを知見した。
【0008】本発明は上記知見に基づきなされたもので
あり、一定幅を有する長尺状磁気記録媒体を一方方向に
走行させ、走行中に該磁気記録媒体に磁気的手段及び光
学的手段を連続的に施し、該磁気記録媒体表面の欠陥を
検出することを特徴とする長尺状磁気記録媒体の表面検
査方法を提供することにより上記目的を達成したもので
ある。
【0009】また、本発明は、上記方法に好ましく用い
られる装置として、一定幅を有する長尺状磁気記録媒体
の巻出手段と巻取手段とを備えた磁気記録媒体走行系並
びに該巻出手段と該巻取手段との間に設けられた磁気記
録媒体の磁気的欠陥検出手段及び光学的欠陥検出手段を
具備し、上記磁気的欠陥検出手段が磁気記録媒体の幅方
向に配列された多数の磁気ヘッドを備え、上記光学的欠
陥検出手段が磁気記録媒体表面に光を照射する発光手段
と該発光手段からの光の反射光又は透過光を受光する受
光手段とを備えることを特徴とする長尺状磁気記録媒体
の表面検査装置を提供するものである。
【0010】また、本発明は、上記磁気記録媒体の表面
検査装置において、磁気記録媒体の走行方向上流側に上
記磁気的欠陥検出手段が配置され、下流側に上記光学的
欠陥検出手段が配置されてなる磁気記録媒体の表面検査
装置を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、本発明の磁気記録媒体の表
面検査方法に好ましく用いられる装置を図面を参照して
説明する。ここで、図1は、本発明の磁気記録媒体の表
面検査方法に好ましく用いられる装置の一実施形態を示
す模式図である。
【0012】図1に示す長尺状磁気記録媒体の表面検査
装置1(以下、「表面検査装置」ともいう)は、一定幅
を有する長尺状磁気記録媒体2の巻出手段3と巻取手段
4とを備えた磁気記録媒体走行系5、並びに該巻出手段
3と該巻取手段4との間に設けられた磁気記録媒体の磁
気的欠陥検出手段6及び光学的欠陥検出手段7を具備し
ている。上記磁気的欠陥検出手段6と上記光学的欠陥検
出手段7との位置関係は、上記磁気記録媒体2の進行方
向上流側に上記磁気的欠陥検出手段6が配置され、下流
側に上記光学的欠陥検出手段7が配置されている。ま
た、図1に示す表面検査装置1は、上記巻出手段3の下
流位置及び上記巻取手段4の上流位置に、それぞれ一対
のクリーニング手段8,9を備えている。
【0013】図1に示す表面検査装置1における磁気記
録媒体の走行について説明すると、一定幅を有する長尺
状磁気記録媒体2は、上記巻出手段3から所定速度で巻
き出される。次いで、上記磁気記録媒体2は一対の上記
クリーニング手段8,8を通過した後、バキュームゾー
ン10に導かれ、テンションの調整がなされる。次い
で、上記磁気記録媒体2は上記磁気的欠陥検出手段6に
て、磁気的手段によるドロップアウト等の検査を受け
る。磁気的手段による検査を経た後、上記磁気記録媒体
2は、上記光学的欠陥検出手段7にて、光学的手段によ
る塗工ヌケや塗工ムラ等の検査を受ける。磁気的手段及
び光学的手段による検査を経た後、上記磁気記録媒体2
は、再びバキュームゾーン11に導かれテンションの調
整がなされる。次いで、上記磁気記録媒体2は、一対の
上記クリーニング手段9,9を通過した後、上記巻取手
段4によって巻き取られる。
【0014】次に、本実施形態の表面検査装置1を構成
する各部材について説明する。まず、上記磁気記録媒体
走行系5を構成する上記巻出手段3及び上記巻取手段4
について説明すると、該巻出手段3には所定幅を有する
インカセ前(即ち、カセットに装填前)の磁気記録媒体
2がロール状の形態で装填されている。上記巻出手段3
には、上記巻取手段4と連動して回転するための駆動手
段が設けられていてもよく、或いは上記巻取手段4の回
転につれて回転するようにフリーの状態になっていても
よい。なお、上記巻出手段3に装填されている上記磁気
記録媒体2は、幅広のものであってもよく、或いはカセ
ットに装填されるために必要な幅に予めスリットされて
いてもよい。一方、上記巻取手段4には、上記磁気記録
媒体2を巻き取るためのモータ等の駆動手段(図示せ
ず)が接続されており、所定速度にて回転可能になされ
ている。また、上記巻取手段4には、上記磁気記録媒体
2の巻き取りにたるみ等を生じさせないためのガイドロ
ーラ41,41が設けられている。
【0015】次に、一対の上記クリーニング手段8,9
について説明する。該クリーニング手段8,9は、それ
ぞれ上記巻出手段3の直ぐ下流、及び上記巻取手段4の
直ぐ上流の位置にそれぞれ一対ずつ設けられている。以
下、上記巻出手段3の直ぐ下流に位置するクリーニング
手段8について説明するが、上記巻取手段4の直ぐ上流
に位置するクリーニング手段9についても同様になされ
ている。上記巻出手段3から所定速度で巻き出された上
記磁気記録媒体2は、ガイドローラ51を介して、一対
のクリーニング手段8,8に導かれ、該クリーニング手
段8,8によって、その表面に存在する微細な塵埃等の
異物が除去される。該クリーニング手段8,8は、ロー
ル状のクリーニングテープ82が装填された巻出81
と、該クリーニングテープ82を巻き取る巻取84とを
備えている。該クリーニングテープ82は、上記磁気記
録媒体2の走行方向と逆向きに走行している。即ち、上
記巻出81から巻き出されたクリーニングテープ82は
押圧ローラ83によってその走行方向が反転すると共
に、上記磁気記録媒体2の走行方向とは逆方向に走行し
ながら該磁気記録媒体2に押圧される。その結果、上記
磁気記録媒体の両面がクリーニングされる。上記クリー
ニングテープ82は、上記押圧ローラ83にて反転後、
巻取84にて巻き取られる。
【0016】次に、上記クリーニング手段8と上記磁気
的欠陥検出手段6との間、及び上記上記光学的欠陥検出
手段7と上記クリーニング手段9との間にそれぞれ設け
られるバキュームゾーン10,11について説明する
と、該バキュームゾーン10,11は、上記磁気記録媒
体走行系5を走行する磁気記録媒体2のテンションを調
整するために用いられるものである。該バキュームゾー
ン10,11は、バキューム手段(図示せず)に接続さ
れており、その内部が減圧に保たれている。その結果、
上記磁気記録媒体2は、該バキュームゾーン10,11
において吸引された状態になっており、所定量のテンシ
ョンが該磁気記録媒体2にかかるようになされている。
なお、テンションは、上記バキュームゾーン10,11
における吸引力を調節することにより所望の値とするこ
とができる。
【0017】次に、上記磁気的欠陥検出手段6について
説明する。該磁気的欠陥検出手段6は、上記磁気記録媒
体2の幅方向に配列された多数の磁気ヘッドを備えてい
る。更に詳しくは、上記磁気的欠陥検出手段6は、上記
磁気記録媒体2の走行方向上流側に書込用磁気ヘッド6
1を備えると共に、下流側に読取用磁気ヘッド62を備
えている。そして、該書込用磁気ヘッド61及び該読取
用磁気ヘッド62は、それぞれ上記磁気記録媒体2の幅
方向に複数個配列されている。上記書込用磁気ヘッド6
1と上記読取用磁気ヘッド62とは上記磁気記録媒体2
のトラックの数分だけ同数用いられているか、又は一つ
の書込用磁気ヘッド61に対して多数の読取用磁気ヘッ
ド62が対応して用いられていてもよい。なお、本実施
形態の表面検査装置1においては、上記書込用磁気ヘッ
ド611個に対して上記読取用磁気ヘッド62は、上記
磁気記録媒体2の幅方向に48個配列されており、その
トラック幅は260μmである。
【0018】上記磁気的欠陥検出手段6について更に説
明すると、該磁気的欠陥検出手段6中を通過する上記磁
気記録媒体2におけるそれぞれのトラックには、上記書
込用磁気ヘッド61によって所定周波数の信号がそれぞ
れ記録される。それぞれのトラックに記録された信号
は、次いで上記読取用磁気ヘッド62によって読み取ら
れ、所定の再生周波数にて再生される。再生された信号
は、信号処理手段(図示せず)によって処理される。か
かる処理の結果、磁気記録媒体の欠陥(ドロップアウ
ト)位置がディスプレー(図示せず)等に表示されるか
或いは磁気ディスク等の記録手段(図示せず)に記録さ
れる。なお、本実施形態の表面検査装置1においては、
上記書込用磁気ヘッド61及び上記読取用磁気ヘッド6
2における記録・再生周波数は共に1.6MHzであ
る。
【0019】次に、上記光学的欠陥検出手段7について
説明する。該光学的欠陥検出手段7は、上記磁気記録媒
体表面、即ち磁性層表面に光を照射する発光手段と該発
光手段からの光の反射光又は透過光を受光する受光手段
とを備えている。かかる光学的欠陥検出手段7によっ
て、磁気記録媒体2の表面の幅20〜30μm程度の微
細な塗工ヌケや塗工ムラ等の欠陥を検出することができ
る。
【0020】上記光学的欠陥検出手段7について更に説
明すると、該光学的欠陥検出手段7中を通過する上記磁
気記録媒体2には、その幅方向全域にわたって上記発光
手段から光が照射される。照射された光は、上記磁気記
録媒体2における磁性層の表面で反射するか又は該磁気
記録媒体中を透過する。この反射光又は透過光は、上記
受光手段によって受光される。受光された光は該受光手
段により電気信号に変換され、該電気信号は画像処理手
段(図示せず)によって画像処理される。かかる処理の
結果、磁気記録媒体表面に存する塗工ヌケや塗工ムラ等
の欠陥の位置がディスプレー(図示せず)等に表示され
るか或いは磁気ディスク等の記録手段(図示せず)に記
録される。なお、本実施形態における表面検査装置1に
おいては、図1に示すように、上記発光手段71として
発光ダイオード(LED)を用い、上記受光手段72と
して反射光受光型の電荷結合素子(CCD)を用いてい
る。
【0021】次に、図1に示す実施形態の表面検査装置
を用いた本発明の長尺状磁気記録媒体の表面検査方法
(以下、「表面検査方法」ともいう)の好ましい実施形
態について説明する。本発明の表面検査方法において
は、長尺状磁気記録媒体を一方方向に走行させ、走行中
に該磁気記録媒体に磁気的手段及び光学的手段を連続的
に施し、該磁気記録媒体表面の欠陥を検出する。即ち、
本発明の表面検査方法においては、磁気記録媒体の一回
の走行工程内において磁気記録媒体表面の欠陥を磁気的
及び光学的に同時に検出する。従って、磁気的検出と光
学的検出を別個の走行工程で検出する場合に比して、検
出時間が単に1/2になるのみならず、1回目の測定開
始点(例えば、磁気的検出)と2回目の測定開始点(例
えば、光学的検出)とが逆になることに起因する測定精
度の低下や、走行を重ねることに起因する磁気記録媒体
へのダメージを避けることができるので、収率の低下を
防止することができる。なお、本発明の表面検査方法に
おいては、磁気的手段と光学的手段の順序に特に制限は
なく、磁気的手段を施し、次いで光学的手段を施しても
よく、或いはその逆の順序でもよい。
【0022】本発明の表面検査方法における上記磁気的
手段について図2に示すブロック図を参照して説明する
と、上記読取用磁気ヘッドによって読み取られた磁気デ
ータは電気信号に変換されて、増幅器へと送られる。該
増幅器で増幅された電気信号は、オートゲインコントロ
ール(AGC)において所定の電圧レベルに調整され
る。次いで、所定の電圧レベルに調整された電気信号
は、ローパスフィルタ(LPF)にて検波される。この
検波波形に対して所定のクリップレベルを予め設定して
おき、該検波波形と該クリップレベルとをコンパレータ
により比較することによって、ドロップアウトが検出さ
れる。ドロップアウトが検出された位置は、磁気記録媒
体の測定開始点からの距離で示され、インカセ時に上記
位置の前後における所定長さの部分がトリミングされ
る。なお、上記磁気的検出におけるクリップレベルは、
全トラックにおいて同一の値に設定してもよく、或いは
磁気記録媒体の長手方向両側方部におけるクリップレベ
ルをそれ以外の部分のクリップレベルと異なるように設
定してもよい。
【0023】次に、本発明の表面検査方法における上記
光学的手段について説明すると、上記受光手段によって
受光された光は電気信号に変換された後、上記画像処理
手段によって処理され、微分波形に変換される。この微
分波形に対して所定のスライスレベルを予め設定してお
き、該微分波形と該スライスレベルとを判定回路により
比較することによって、塗工ヌケや塗工ムラ等の表面欠
陥が検出される。表面欠陥が検出された位置は、磁気記
録媒体の測定開始点からの距離で示され、インカセ時に
上記位置の前後における所定長さの部分が不良個所とし
て除去(トリミング)される。
【0024】以上、本発明の長尺状磁気記録媒体の表面
検査方法及び装置をその好ましい実施形態に基づき説明
したが、本発明は上記実施形態に制限されるものではな
く、種々の変更形態が可能である。例えば、上記表面検
査装置においては、磁気的欠陥検出手段と光学的欠陥検
出手段との配置の順序は逆にしてもよい。また、上記光
学的欠陥検出手段においては、反射型の受光手段を用い
る代わりに透過型の受光手段を用いてもよい。また、上
記表面検査方法は、一走行工程のみで行ってもよく、或
いは二走行工程以上のそれぞれの走行工程において行っ
てもよい。また、本発明の表面検査方法及び装置は、塗
布型の磁気記録媒体のみならず、蒸着型の磁気記録媒体
に対しても適用することができる。また、本発明の表面
検査方法及び装置は、インカセ前の磁気記録媒体のみな
らず、インカセ後の磁気記録媒体に対しても適用するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の長尺状磁気記録媒体の表面検査
方法及び装置によれば、磁気記録媒体を表面検査する際
に磁気的手段と光学的手段とを併用することによって、
高速且つ高精度の検査が可能となる。また、同一工程内
において磁気的及び光学的検査を行うので、トリミング
時の測長誤差が少なくなり、しかも複数の走行を重ねる
ことに起因する磁気記録媒体たのダメージを避けること
もできるので、収率の低下を防止することができる。更
に、検査工程が簡略化され、人的ミスも減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の表面検査方法に好まし
く用いられる装置の一実施形態を示す模式図である。
【図2】磁気的検出の方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 長尺状磁気記録媒体の表面検査装置 2 長尺状磁気記録媒体 3 巻出手段 4 巻取手段 5 磁気記録媒体走行系 6 磁気的欠陥検出手段 7 光学的欠陥検出手段 8,9 クリーニング手段 10,11 バキュームゾーン 61 書込用磁気ヘッド 62 読取用磁気ヘッド 71 発光手段 72 受光手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定幅を有する長尺状磁気記録媒体を一
    方方向に走行させ、走行中に該磁気記録媒体に磁気的手
    段及び光学的手段を連続的に施し、該磁気記録媒体表面
    の欠陥を検出することを特徴とする長尺状磁気記録媒体
    の表面検査方法。
  2. 【請求項2】 一定幅を有する長尺状磁気記録媒体の巻
    出手段と巻取手段とを備えた磁気記録媒体走行系並びに
    該巻出手段と該巻取手段との間に設けられた磁気記録媒
    体の磁気的欠陥検出手段及び光学的欠陥検出手段を具備
    し、上記磁気的欠陥検出手段が磁気記録媒体の幅方向に
    配列された多数の磁気ヘッドを備え、上記光学的欠陥検
    出手段が磁気記録媒体表面に光を照射する発光手段と該
    発光手段からの光の反射光又は透過光を受光する受光手
    段とを備えることを特徴とする長尺状磁気記録媒体の表
    面検査装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体の走行方向上流側に上記磁
    気的欠陥検出手段が配置され、下流側に上記光学的欠陥
    検出手段が配置されてなる、請求項2記載の磁気記録媒
    体の表面検査手段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157798A (ja) * 2000-11-16 2002-05-31 Tdk Corp 磁気テープ検査装置
US6816336B2 (en) * 2001-09-10 2004-11-09 Mitsumi Electric Co., Ltd. Magnetic tape drive having a sensor for detecting a behavior of magnetic tape and a flexible circuit board connected to the sensor

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