JPH01179045A - 発色性膜被着基板及び遮光パターン付き基板 - Google Patents

発色性膜被着基板及び遮光パターン付き基板

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JPH01179045A
JPH01179045A JP62334004A JP33400487A JPH01179045A JP H01179045 A JPH01179045 A JP H01179045A JP 62334004 A JP62334004 A JP 62334004A JP 33400487 A JP33400487 A JP 33400487A JP H01179045 A JPH01179045 A JP H01179045A
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JP62334004A
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Toshio Mitsuhara
光原 俊夫
Tameyuki Suzuki
鈴木 為之
Junichi Yasukawa
安川 淳一
Shigeru Hayashi
茂 林
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SHINTOO KEMITORON KK
Hoya Corp
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SHINTOO KEMITORON KK
Hoya Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、半導体素子やエレクトロルミネッセンス(E
 L )素子等を製造する際に用いられる遮光パターン
付き基板及びこの遮光パターン付き基板の製造材料であ
る発色性膜被着基板に関する。
本発明の遮光パターン付き基板は、それを構成する遮光
性膜パターンの間の透光性基板上に赤色、緑色、青色の
フィルタ薄膜を形成したカラーフィルタの材料とするこ
ともできる。
[従来の技術] ICパターンやEl−及びカラーフィルタパターンを被
転写板に転写する際のフォトマスクとしては、ハードマ
スクが主として用いられている。
このハードマスクは、ガラス基板等の透光性基板上にク
ロム等の金属薄膜を膜厚0,08〜0゜1μmとなるよ
うに成膜した後、レジスト塗布、露光、現像、エツチン
グの各工程を経て、前記透光性基板上に金属薄膜パター
ンを形成させたものであり、寸法精度に優れた微細パタ
ーンが形成さiすること及び耐溶剤性及び耐久性に優れ
、繰り返し使用が可能であること等の長所を有する。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながらハードマスクは、金属薄膜パターンの膜厚
が0.08〜0.1μ−と薄いため、これを原板として
、被転写板と1対】に密着露光すると、露光終了後、フ
ォトマスクと被転写板とを引き離す際に、両者力(T4
匡れ難く、強引に引き離そうとすると、両者間に静電気
が生じ、フォトマスク及び被転写板、特にフォトマスク
のパターン(そのうちでも特にパターンのコーナ一部分
)が静電気により破壊されやすいという欠点があった。
また被転写板のフォトレジストとして、光分解型樹脂を
用いた場合には、露光による光化学反応により樹脂が分
解してN2ガス等のガスが発生し、光硬化型樹脂の場合
にも、この光硬化型樹脂中に残留り一ている溶剤、その
他の不純物等に起因してガスが発生ずるが、前記のよう
に金属薄膜パターンの膜厚が0.08〜0.1μmと薄
いため、前記のガスが逃散することができずにフォトマ
スクと被転写板との間に滞留し、ガス滞留箇所において
、フォトマスクと被転写板との密着不良(いわゆる露光
時のギヤツブ不!%)を起し、解像度が低下し、m組線
幅のものが得られないという欠点もあった。
さらにハードマスクの製造においては、クロム等の金属
薄膜の成膜工程が必須であり、この金属薄膜の成膜は、
高価な装置を用い、その操作が複雑な蒸着法やスパッタ
法により行なわれるので、これがフォトマスク製品のコ
スト高をもならす原因となっていた。またこの成膜工程
の後に、レジスト塗布、露光、現像、エツチングの各工
程を行なわねばならず、製造に多工程を要し、これもフ
ォトマスク製品のコスト高をもたらす原因となっていた
本発明は、このような問題点を解決するなめになされた
ものであり、その目的は、従来のハードマスクの欠点を
解決した、新規な遮光パターン付き基板及びこの遮光パ
ターン付き基板を製造するために用いられる発色性膜被
着基板を提供することにある。
[問題点を解決するだめの手段] 本発明は上記目的を達成するためになされたものであり
、本発明の発色性膜被着基板は、透光性基板の一主表面
上に発色性膜を被着してなり、該発色性膜が無色染料と
顕色剤とを含む無色樹脂混合物からなることを特徴とす
る。
また本発明の遮光パターン付き基板は、透光性基板の一
主表面上に発色性膜を被着してなる発色性膜被着基板の
前記発色性膜を選択的にパターン化して遮光性膜パター
ンを形成してなり、該遮光性膜パターンが無色染料と顕
色剤との反応により生成LfS着色反応生成物を含む有
色樹脂混合物からなることを特徴とする。
上述の如く本発明は、発−色性膜被着基板及び遮光パタ
ーン付き基板を対象とするものであるが、先ず発色性膜
被着基板について説明する。
本発明の発色性膜被着基板は、透光性基板の一主表面上
に発色性膜が被着されたものであり、前記透光性基板と
して、ソーダライムガラス、ボロンシリク−トガラス、
アルミノシリケートガラス、石英ガラス等のガラスやア
クリル樹脂、ポリカーボネート等のプラスチック、さら
にはセラミックス、サファイヤ等の透光性材料が用いら
れる。またインジウムスズ酸化物(ITO)等からなる
透明導電膜パターンを一主表面上に形成した絶縁性を有
する透光性基板を用いても良い。
また透光性基板の一主表面上に被着される発色性膜は、
無色染料と顕色剤とを含む無色樹脂混合物からなるもの
である。この発色性膜の母材を形成する樹脂としては後
述するように選択的なパターン化により遮光性膜パター
ンが形成されるように、光硬化型又は光分解型の感光性
樹脂が用いられる。光硬化型感光性樹脂の例としては、
アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、合成ゴム系、ポ
リビニルアルコール系、ポリケイ皮酸ビニル系の各種樹
脂、5らには還元ゴム(シスイソプレン)とアリルジア
ジドの架橋剤の組合せからなるもの等が挙げられるが、
もちろんこれらのものに限定されるものではない。光硬
化型感光性樹脂の市販品として、東京応化(株)製OM
R−85が挙げられる。
また光分解型感光性樹脂の例としては、ノボラック型フ
ェノール樹脂単独又はこれと。−キノンジアジドのエス
テルを含有したもの等が挙げられるが、もちろんこれら
のものに限定されるものではない。光分解型感光性栃脂
の市販品と樹脂東京応化(株)製のO]” P R−2
が挙げられる。
また上記感光性樹脂の代りに電子線により硬化又は分解
する9j脂を用いてもよい。
発色性膜は、後述するように露光、加熱により有色進光
性膜パターンを形成させるために、上記母材樹脂中に無
色染料と顕色剤とを必須成分として含有する。無色染料
の例としては、感熱記録材料において発色剤として用い
られているものが原則的に全てに使用でき、その例とし
てラクトン系、トリフェニルメタン系、フルオラン系、
ローダミンラクタム系、フルオレン系、スピロピジン系
等の化合物が挙げられる。この無色染料としては、顕色
剤との反応により黒色反応生成物を生じる無色染料が特
に好ましく、このような無色染料の市販品として、PS
D−150(新日曹化工(株))、TH−107(保土
谷化学(株)>、S−205(山田化学(株))、DE
OC(山田化学(株))等が挙げられる。
また加熱により上記無色染料と反応する顕色剤としでは
、感熱記録材料において顕色剤として用いられているも
のが原則的に全て使用でき、その例としてビスフェノー
ルA、ビスフェノールS、ベンジル−p−ヒドロキシベ
ンゾエート等が挙げられる6 無色染料/顕色剤の重量比率は例えば]/2〜1/′3
にするのが好ましい。また樹脂分に加えられる無色染料
と顕色剤との混合物の量は、露光、加熱により得られる
遮光性膜パターンに要求される遮光性、その他の物性に
応じて変動するが、−船釣には、樹脂分60〜80重量
部に対して無色染料と顕色剤との混合物を40〜20重
量部加えるのが好ましい。
発色性膜は、上記樹脂、無色染料及び顕色剤以外に他の
成分を含有することもできる。このような成分の例とし
て光反応開始剤、光増感剤、反応性又は非反応性希釈剤
、界面活性剤、吸光剤等が挙げられる。
次に発色性膜の透光性基板上への被着方法について説明
する。
無色染料、顕色剤、樹脂を含む発色性膜用材料をスピン
コード法により透光性基板上に塗布する場合には、この
発色性膜用材料に希釈剤(例えばエチルセロソルブなど
の非反応性希釈剤)を加えて低粘度化するのが好ましく
、発色性膜用材料30〜40重量部に対して70〜60
重量部の希釈剤を加えるのが特に好ましい。またスピン
コード法における回転数として500〜] 000rp
mが推奨される。塗布方法としてスピンコード法以外の
方法例えばスクリーン印刷法、オフセット印刷法、ロー
ルコート法、浸漬コート法等の方法を採用しても良い。
このようにして透光性基板上に塗布された発色性膜用材
料の膜厚は例えば3〜10μmである。
透光性基板上に塗布された発色性膜用材料は次いでプリ
ベークされる。プリベーク条件としては、例えば温度5
0〜120℃、時間10〜60分間が挙げられる。
このプリベークにより発色性膜用材料中の樹脂が予備硬
化され、発色性膜と透光性基板との密着性が向上する。
なお、希釈剤を用いた場合には、上記プリベークにより
、希釈剤が揮散するので、プリベータ前の膜厚(3〜1
0μm)よりもブリベータ後の膜厚は減少し、2〜9μ
mとなる。
このようにして得られた本発明の発色性膜被着基板にお
いて、発色性膜中の無色染料と顕色剤とは上記プリベー
ク条件では殆ど反応せず、実質的に無色の状態に保たれ
るので、透光性にすぐれている。従って後述するように
、紫外線露光による選択的なパターン化をきわめて低い
紫外線照射量で行なうことができるという利点がある。
次に本発明の遮光パターン付き基板について説明する。
本発明の遮光パターン付き基板は、前記の発色性膜被着
基板の発色性膜を選択的にパターン化してなるものであ
る。この選択的なパターン化は、例えば、以下のように
して行なわれる。すなわち、所望のパターンを有するマ
スクを発色性膜被着基板と密着させ、紫外線により選択
的に露光する。
前述の如く発色性膜被着基板の発色性膜は実質的に無色
の状態に保たれており、透光性が良いので、例えば10
〜200 mJ/−という極めて低い紫外線照射量で光
硬化型樹脂の硬化又は光分解型樹脂の分解を達成できる
紫外線露光後、発色性膜被着基板をマスクから引き離し
、次いで常法により、現像、洗浄を行なった後、例えば
150〜250℃で0.5〜2時間ボストベーク(後硬
化又は焼付け)を行なうことにより、無色染料と顕色剤
とが反応して着色反応生成物を生成し、その結果、透光
性基板上に、この着色反応生成物を含有する有色樹脂混
合物からなる遮光性膜パターンを有する遮光パターン付
き基板が得られる。なお光硬化型樹脂を用いた場合には
、選択的パターン化によりネガ型パターンが、そして光
分解型樹脂を用いた場合には、選択的パターン化により
ポジ型パターンが形成される。
無色染料と顕色剤との反応による着色反応生成物の形成
は、主として上記ボストベークにおいて達成される。
このようにして得られた本発明の遮光パターン付き基板
をフォトマスクとして用い、本発明の発色性膜被着基板
を被転写板として用い、これらを紫外線により密着露光
後、常法により処理して、これも本発明の遮光パターン
付き基板に相当する遮光パターン付き被転写板を得ても
良い。この遮光パターン付き被転写板の製造において、
被転写板である発色性膜被着基板の発色性膜用樹脂とし
て光分解型樹脂を用いると、紫外線露光により分解ガス
が発生するが、フォトマスクとして用いられた遮光パタ
ーン付き基板の遮光性膜パターンの膜厚が例えば3〜1
0μmと厚いため分解ガスを容易に逃散させることがで
きる。−なお光硬化性樹脂を用いた場合にもガスの発生
があり、このガスも同様に逃散させることができる。ま
たフォトマスク(遮光パターン付き基板)と被転写板(
発色性膜被着基板)とが遮光性膜パターンでのみ接触し
ているだけであるので、両者の引き離しを極めて容易に
行なうことができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図を参照して詳述する。
先ず、ソーダライムガラスを所定寸法(本例:6X6X
0.09インチ)に加工し、このソーダライムガラスの
両生表面を研磨し、純水やイソプロピルアルコール等の
洗浄液により洗浄し、乾煤して成膜前のソーダライムガ
ラスからなる透光性基板1を得る。
無色染料PSD−150(新日曹化工(株))と顕色剤
ベンジル−p−ヒドロキシベンゾエートとの混合物(無
色染料/顕色剤の重量比=1/2>35重量部に光硬化
型樹脂O・MR−85(東京応化(株))を65重量部
、そして開始剤イルガキュア181(チバガイギー社)
を5PHR添加して無色染料−顕色剤含有光硬化型樹脂
混合物を得た後、この樹脂混合物を35重量部採り、こ
れに希釈剤エチルセロソルブ65重量部を加えて低粘度
樹脂混合物を得た。次いでこの低粘度樹脂混合物を、ス
ピンコード法(500rpm)により上記透光性基板1
の一主表面上に厚さ約4μmに塗布した後、80℃で1
5分間プリベークして、透光性基板1の一主表面上に無
色染料−顕色剤溶解光硬化型樹脂混合物からなる発色性
膜2を被着させたフォトマスクブランクAを得た(第1
図(a)参照)。なお、このフォトマスクブランクAに
おいて、無色染料と顕色剤とは未だ実質的に反応してい
ないので、発色性膜2はかずかに着色している程度であ
った。また発色性膜2の膜厚は約3μmであった。
次にフォトマスクブランクAの発色性膜2と所望パター
ンを有するマスターマスク3とが向い合うようにしてフ
ォトマスクブランクAとマスターマスク3とを密着させ
て紫外線照射量20mJ/cJの紫外&t4により選択
的に露光したく第1図(b)参照)。上述の如く、露光
前の発色性膜2はかすかに着色している程度なので、透
光性が良く、20mJ/−という低紫外線照射量で光硬
化型樹脂の硬化を達成することができた。
露光後、フォトマスクブランクAをマスターマスク3か
ら引き離した後、前記光硬化型樹脂の専用現像液(エッ
ソ社製ツルペッツ100.液温:22℃)を用いて40
H1lzの超音波を与えて2〜3分間現像し、非露光部
分を除去した後、新規なツルペッツ100を用い、上記
現像と同一条件で洗浄処理しな。次いで、200℃で1
時間ボストベークすることにより無色染料と顕色剤との
反応による黒色反応生成物を形成させ、透光性基板1上
に黒色進光性膜パターン2aを有するフォトマスクBを
得た(第1図(C)参照)。遮光性膜パターン2aの膜
厚はプリベーク後の発色性膜2と同様の約3μmであり
、前記の従来のハードマスクの金属薄膜パターンの膜厚
0.08〜0.1μmよりもはるかに厚いものであった
。従来のハードマスクの製造においては、金属薄膜の成
膜、レジスト塗布、露光、現像、エツチングの諸工程が
必須であったが、本実施例によれば、無色染料−顕色剤
含有光硬化型樹脂混合物の塗布(上のレジスト塗布に対
応)、露光、現像のみでフォトマスクを作成でき、工程
が極めて簡略化された。
このようにして得られたフォトマスクBは、線幅2.0
μmという高い解像度を有し、また光学濃度(OD)が
1.2〜1.5であり十分な遮光性を有するものであっ
た。膜強度も界面活性剤を含有してなる洗浄液を用いス
ポンジでこすりつけて洗浄(いわゆる、スクラブ洗浄)
した後、フロン蒸気(温度:42℃)を用いる蒸気乾煤
に十分耐えられるものであった。
さらに無色染料1)SD−150(新日曹化工(株))
と顕色剤ベンジル−p−ヒドロキシベンゾエートとの混
合物(無色染料/顕色剤の重量比=1/2>35重1部
に光分解型ノボラック樹脂を65重量部、そして開始剤
イルガキュア181(チバガイギー社)を5 P HR
加えて得な無色染料−顕色剤含有光分解型樹脂混合物を
調製し、これを35重量部採り、これに希釈剤エチルセ
ロソルブ65重量部を加えて低粘度樹脂混合物を得た。
次にこの低粘度樹脂混合物をスピンコード法(500r
pm)により、前記透光性基板1と同一材質からなる透
光性基板1′の一主表面上に、約4μmの厚さに塗布し
た後、80℃で15分間プリベークして、透光性基板1
′の一主表面上に無色染料−顕色剤含有光分解型樹脂混
合物からなる発色性膜2′を被着させた被転写板Cを得
な。この被転写板Cにおいて発色性膜2′はほぼ無色で
あった。次に、この被転写板Cと、上記で得られたフォ
トマスクBとを、被転写板Cの発色性膜2′とフォトマ
スクBの遮光性膜パターン2aとが向い合うように密着
させた後、紫外線照射量20mJ/−の紫外線4により
選択的に露光した(第1図((1)参照)。この露光に
より発色性膜2′の露光部分において光分解型樹脂が分
解してN2ガスが発生したが、フォトマスクBの透光性
基板1と被転写板Cとの間に約4μmという厚い遮光性
膜パターン2aが介在するために、N2ガスが逃散しや
すく、N2ガスの滞留による解像度及び線幅の悪化は認
められなかった。また発色性膜2′がほぼ無色で透光性
が良いので、2ΩmJ/−という低紫外線照射量で樹脂
を光硬化することができた。
次にフォトマスクBと被転写板Cとを引き離したが、両
者は遮光性膜パターン2aでのみ接触しているだけであ
るので、この引き離しは極めて容易に行なわれ、フォト
マスクB及び被転写板Cの損傷は認められなかった。
次に被転写板Cを、光分解型樹脂の専用現像液(アルカ
リ水溶液、液温:22°C)を用いて現像し、露光部分
を除去した後、200℃で60分間ボストベークすると
、非露光部分の無色染料と顕色剤とが反応して黒色化し
て、透光性基板1′上に黒色遮光性膜パターン2’aを
有する、パターン付き被転写板りを得た(第1図(e)
参照)。
得られたパターン付き被転写板りにおいては、フォトマ
スクBのパターンが極めて忠実に転写されていた。
なお念のために述べると、上の実施例で得られたフォト
マスクブランクA及び被転写板Cが本発明の発色性膜被
着基板の具体例に相当し、またフォトマスクB及びパタ
ーン付き被転写板りが本発明の遮光パターン付き基板の
具体例に相当する。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、発色性膜被着基板を素材
にして遮光パターン付き基板を製造する場合に、前記の
発色性膜被着基板の発色性膜が無色染料と顕色剤とを含
む樹脂混合物からなるため、露光、現像、焼付け]工程
のみで微細パターンを有する着色遮光パターン付き基板
が得られるという利点がある。また発色性膜は露光時に
ほぼ無色であり、透光性にずぐれているため、低エネル
ギーで樹脂を硬化することができるという利点がある。
また得られた遮光パターン付き基板をフォトマスクとし
、これを被転写板に転写する場合に、遮光性膜パターン
の膜厚が厚いため、露光後、フォトマスクと被転写板と
をこれらを損傷させることなく容易に剥離できるだけで
なく、露光時に発生ずるガスを容易に逃散させることが
でき、ガスの滞留による解像度の低下等の問題も生じな
いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるフォトマスク及びパタ
ーン付き被転写板の製造工程を示す概略図である。 ]、1′・・・透光性基板 2.2′・・・発色性膜 2a、2’計・・遮光性膜パターン 3・・・マスターマスク 4・・・紫外線 A・・・フォトマスクブランク B・・・フォトマスク C・・・被転写板 D・・・パターン付き被転写板 出願人 株式会社 シントーケミトロンホーヤ株式会社 代理人 弁理士 中  村  静  男1.11・・・
透光性基板 2.2′・・・発色性膜 2a、2’a・・・遮光性膜パターン 3・・・マスターマスク 4・・・紫外線 A・・・フォトマスクブランク B・・・フォトマスク C・・・被転写板 D・・・パターン付き被転写板 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透光性基板の一主表面上に発色性膜を被着してな
    り、該発色性膜が無色染料と顕色剤とを含む無色樹脂混
    合物からなることを特徴とする発色性膜被着基板。
  2. (2)透光性基板の一主表面上に発色性膜を被着してな
    る発色性膜被着基板の前記発色性膜を選択的にパターン
    化して遮光性膜パターンを形成してなり、該遮光性膜パ
    ターンが無色染料と顕色剤との反応により生成した着色
    反応生成物を含む有色樹脂混合物からなることを特徴と
    する遮光パターン付き基板。
JP62334004A 1987-12-30 1987-12-30 発色性膜被着基板及び遮光パターン付き基板 Pending JPH01179045A (ja)

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