JPH01176845A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

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Publication number
JPH01176845A
JPH01176845A JP33558587A JP33558587A JPH01176845A JP H01176845 A JPH01176845 A JP H01176845A JP 33558587 A JP33558587 A JP 33558587A JP 33558587 A JP33558587 A JP 33558587A JP H01176845 A JPH01176845 A JP H01176845A
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JP
Japan
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pulley
gear ratio
pressure
control
rotation speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP33558587A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakahara
祐治 中原
Yoshimi Kanemoto
金本 芳実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車に搭載される無段変速機の制御装置、特
に該変速機を構成するベルトの張力を適切に制御するた
めの制御装置に関する。
(従来の技術) 例えば、特開昭57−90450号公報に示されている
ように、一対の入力側及び出力側プーリと、両プーリ間
に巻掛けられたベルトとでなる伝動機構を用い、入力側
プーリをエンジン側に、出力側プーリを車輪側に夫々連
結すると共に、これらのプーリ間の回転伝達比を変1ヒ
させることによって変速比を無段階に変化させるように
した無段変速機が知られている。この無段変速機は、上
記両プーリを構成する各一対の円錐板の一方を回転軸に
固設し、他方を該軸に対してスライド可能とすることに
より、これらの円錐板によるベルトの挾持位置、即ち有
効ピッチ径を可変とすると共に、可動側の円錐板を油圧
によりスライドさせて、上記両プーリ間の変速比を制御
するように構成されている。
その場合に、この変速比の制御は、上記公報にも示され
ているように、車速(出力側プーリ回転数)とエンジン
負荷とから予め設定された特性に基いて最適エンジン回
転数、即ち目標入力側プーリ回転数を求め、この回転数
となるように両プーリの有効ピッチ径を変fヒさせるこ
とにより行われる。
また、この無段変速機においては、上記の如き変速比制
御に加えて、ベルトの張力を適正に保持するための制御
が行われる。つまり、ベルトによって伝達される動力は
、エンジントルクと両プーリ間の変速比によって変化す
るので、これらのプーリの可動側の円錐板に作用させる
油圧をエンジントルクと変速比とに応じて調整すること
により、徒らに油圧を高くしてポンプの駆動損失を増大
させることなく、伝達すべき動力を常に確実に伝達し得
るようにベルトの張力を制御するのである。
(発明が解決し、ようとする問題点) しかるに従来においては、ベルト張力の制御に用いる変
速比として、実際の入力側プーリの回転数と出力側プー
リの回転数との比、即ち各時点における現実の変速比を
検出して用いていたので、次のような不具合があった。
つまり、この種のプーリとベルトとを用いた伝達機構に
おいては該プーリとベルトとの巻掛は部で滑りが生じる
ことがあり、その場合、両プーリ間の変速比が目標変速
比に対して変動することになる。そのため、この変速比
に基いてベルト張力調整用の油圧を制御すると、この油
圧も不安定となり、該油圧がハンチングする等の不具合
が発生するのである。
本発明は、従来の無段変速機における上記のような問題
に対処するもので、エンジントルクと変速比とに応じて
ベルトの張力を調整する油圧のハンチング等を防止し、
安定したベルトの張力制御を行い得るようにすることを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明に係る無段変速機の制御装置は、エンジン
側に連結された入力側プーリと、車輪側に連結された出
力側プーリと、これらのプーリ間に巻掛けられたベルト
とを有する構成において、上記出力側プーリの回転数と
エンジン負荷とに基いて目標入力側プーリ回転数を設定
する入力回転数設定手段を設けると共に、該設定手段で
設定された目標入力側プーリ回転数と上記出力側プーリ
回転数とに基いて目標変速比を算出する目標変速比算出
手段と、該算出手段で設定された目標変速比とエンジン
トルクとに基いて上記ベルトの張力調整用油圧を制御す
る油圧制御手段とを備えたことを特徴とする。
(作  用) 上記の構成によれば、入力側プーリの回転数が、入力回
転数設定手段により出力側プーリ回転数とエンジン負荷
とに基いて設定された目標入力側プーリ回転数に制御さ
れて、変速比が上記出力側プーリ回転数、即ち車速とエ
ンジン負荷とに応じて制御されることになる。そして、
この変速比制御のために設定された上記目標入力側プー
リ回転数を用いて目標変速比が求められ、更にこの目標
変速比を用いてベルト張力調整用油圧が制御されること
になる。つまり、該油圧をエンジントルクと変速比とに
基いて制御する場合に、この変速比として、現実の変速
比に代えて、変速比制御で用いられる目標入力側プーリ
回転数に基いて設定された目標変速比が用いられること
になる。従って、ベルトの滑り等により現実の変速比が
変動しても、上記ベルト張力調整用の油圧が不安定とな
ったり、ハンチングを生じたりすることがなくなる。
(実  施  例) 以下、本発明の実施例について説明する。
先ず第1図によりこの無段変速機の構造について説明す
ると、該無段変速機1は、エンジン出力軸Aに連結され
た流体継手10と、その出力側に配置されたドライブク
ラッチ20及び前進後退切換機構30と、これらの出力
を車輪側への出力軸Bに伝達するベルト伝動機構40と
を有する。
上記流体継手10は、エンジン出力軸Aに連結されたケ
ース11内の一側部に固設されて、上記エンジン出力軸
Aと一体回転するポンプ12と、該ポンプ12に対向す
るようにケース11の他側部に回転自在に配置されて、
ポンプ12の回転によりケース11内に充填されている
作動油を介して回転駆動されるタービン13と、該ター
ビン13に結合された出力軸14と、該出力軸14に結
合されて、ケース11の内面に対して締結、解放される
ことにより該出力軸14と上記エンジン出力軸Aとを直
結しもしくは分離するロックアツプクラッチ15とを有
する。このロックアツプクラッチ15は、ケース11内
の空間(締結室)16に充填されている作動油の圧力に
より締結され、且つ該クラッチ15とこれに対向するケ
ース内面との間に設けられた解放室17に油圧が導入さ
れた時に解放されるようになっている。
また、ドライブクラッチ20は、上記流体継手10の出
力軸14と前進後退切換機[30の入力軸31との間に
介設された複数のクラッチ板21・・・21と、これら
のクラッチ板21・・・21を締結、解放させるピスト
ン22とを有し、該ピストン22の背部の油圧室23に
油圧が導入された時に、該ピストン22により上記各ク
ラッチ板21・・・21が締結されて、流体継手出力軸
14と切換機構入力軸31とを結合するようになってい
る。
更に、前進後退切換機tf430は、上記入力軸31上
にスライド可能に嵌合された切換部材32と、後退用の
ギヤ列を構成する第1〜第4ギヤ33.34,35.3
6とを有し、切換部材32が図示の位置にある時に、ク
ラッチ機構37を介して上記入力軸31をベルト伝動機
構40の入力軸41に直結し、また切換部材32が図示
の位置から図面上、右方向にスライドされた時に、該部
材32に設けられたギヤ38が上記ギヤ列の第1ギヤ3
3に噛合うことにより、入力軸31の回転を反転させて
上記ベルト伝動flltl140の入力軸41に伝達す
るようになっている。尚、切換部材32は第2図に示す
油圧式のアクチュエータ39によってスライド動作され
るようになっている。
一方、ベルト伝動機構40は、上記入力軸41上及びこ
れに平行に配置された出力軸42上に夫々配設されたプ
ライマリプーリ43及びセカンダリプーリ44と、これ
らのプーリ43,44間に巻掛けられたベルト45とで
構成されている。上記プライマリプーリ43は、入力軸
41に固定された固定円錐板43aと、該軸41にスラ
イド可能に嵌合された可動円錐板43bとを両者の円錐
面を互いに対向させて配置した構成とされ、可動円錐板
43bを固定円錐板43a側に接近させた時に両円錐板
43a、43bによるベルト45の挟持位置、即ち有効
ピッチ径が大きくなり、可動円錐板43bを固定円錐板
43aから離反させた時に有効ピッチ径が小さくなる。
同様に、セカンダリプーリ44も固定円錐板44aと可
動円錐板44bとで構成され、可動円錐板44bを出力
軸42上でスライドさせることにより有効ピッチ径が変
化するようになっている。そして、両プーリ43.44
における可動円錐板43b、44bの背部にこれらをス
ライドさせる油圧シリンダ46.47が設けられ、プラ
イマリプーリ43の油圧シリンダ46に作動油が導入さ
れた時に、該プライマリプーリ43の有効ピッチ径が大
きくなると共に、これに伴ってセカンダリプーリ44の
有効ピッチ径が小さくなって、上記入、出力軸41.4
2間の変速比が増速方向に変化し、また上記油圧シリン
ダ46内の作動油を排出すれば、プライマリプーリ43
の有効ピッチ径が小さく、セカンダリプーリ44の有効
ピッチ径が大きくなって、上記入、出力軸41.42間
の変速比が減速方向に変”化する。また、セカンダリプ
ーリ44の油圧シリンダ47には、ベルト45の張力を
常に適切に保持すべく油圧が導入されるようになってい
る。
次に、第2図により上記ロックアツプクラッチ15、ド
ライブクラッチ20、プライマリプーリ43及びセカン
ダリプーリ44、並びに前進後退切換機構30のアクチ
ュエータ39に対する油圧の給排を制御する油圧制御回
路について説明する。
この制御回路50は、エンジンによって駆動されるポン
プ51を有し、該ポンプ51から吐出された作動油は、
先ず調圧弁としてのセカンダリ圧バルブ52によって所
定のセカンダリ圧に調整された上で、ライン53により
セカンダリプーリ44(油圧シリンダ47)に供給され
る。
上記セカンダリ圧バルブ52は、直列に配置された主ス
プール52a及び補助スプール52bと、両スプール5
2a、52b間に配置されて主スプール52aを一方向
に付勢するスプリング52Cとを有すると共に、中央部
に上記ポンプ51の吐出油が直接導入される調圧ボート
52dと、これに隣接するドレンボート52eとが設け
られている。そして、補助スプール52bの端部に、上
記ライン53から分岐されたライン54上の第1デユー
テイソレノイドバルブ55によって圧力が調整されたパ
イロット圧がスプリング52cの付勢力と同方向に印加
されると共に、この付勢力及びパイロット圧に対抗する
ように主スプール52aの端部に上記ライン53内の油
圧が作用し、これらの力関係によって主スプール52a
が移動して上記調圧ポート52dがドレンボート52e
に対して連通、遮断されることにより、ライン53内の
油圧、即ちセカンダリ圧が上記パイロット圧に対応する
値に制御されるようになっている。
また、上記ライン53からはライン56が分岐され、こ
の分岐ライン56が第1.第2変速比制御バルブ57.
58を介してプライマリプーリ43(油圧シリンダ46
)に導かれている。上記第1、第2変速比制御バルブ5
’7.58は、いずれもスプール57a、58aと、こ
れらを一方向に付勢するスプリング57b、58bとを
有すると共に、スプール57a、58aの端部には、ラ
イン53から分岐されたライン59上のレデューシング
バルブ60により減圧され、更にライン61上の第2デ
ユーテイソレノイドバルブ62により油圧が調整された
パイロット圧が上記スプリング57b、58bの付勢力
と反対方向に印加されるようになっている。ここで、第
1変速比制御バルブ57のスプリング57bは第2変速
比制御パルプ58のスプリング58bよりバネ力が大き
く設定されている。そして、上記パイロット圧が所定値
以上の時は両バルブ57.58のスプール57a、58
aがいずれも図の上手部に示す位置にあって、上記ライ
ン56の上流部56aが遮断され且つ中間部56b及び
下流部56cが第1変速比制御バルブ57のドレンボー
ト57cに通じているが、パイロット圧が上記所定値よ
り低下すれば、先ず第1変速比制御バルブ57のスプー
ル57aが下半部に示す位置に移動してライン56の上
流部56aと中間部56bとを連通させることにより、
上記ライン53内の作動油が該第1.第2変速比制御バ
ルブ57.58を介してプライマリプーリ43に導入さ
れるようになっている。また、パイロット圧が更に低下
すれば、第2変速比制御バルブ58のスプール58aも
下半部に示す位置に移動してライン56の中間部56b
と下流部56cとの間を遮断することにより、プライマ
リプーリ43の油圧シリンダ46に作動油を閉じ込める
ようになっている。このようにして、パイロット圧に応
じてプライマリプーリ43に対する作動油の給排が制御
され、これに伴ってベルト伝動機構40の変速比がM御
されるようになっている。
更に、上記セカンダリ圧バルブ52からはライン63に
作動油が送り出され、この作動油が調圧弁としてのクラ
ッチ圧バルブ64により所定のクララ圧に調整された上
で、ライン65及びドライブクラッチ制御バルブ66を
介してドライブクラッチ20(油圧室23)に、またラ
イン67及びロックアツプクラッチMuバルブ68念介
して流体継手10のケース11内、即ちロックアツプ締
結室16内に供給されるようになっている。また、上記
クラッチ圧バルブ64からライン69に送り出される作
動油が上記ロックアツプクラッチ制御バルブ68を介し
て流体継手1oのロックアツプ解放室17に供給される
ようになっている。
上記クラッチ圧バルブ64は、スプール64aと、これ
を一方向に付勢するスプリング64bとを有すると共に
、中央部に上記ライン63がら作動油が導入される調圧
ポート64cと、これに隣接するドレンボート64dと
が設けられている。
そして、スプール64aの端部に、ライン63内の油圧
と、上記ライン59から分岐されたライン70上の第3
デユーテイソレノイドバルブ71によって圧力が調整さ
れたパイロット圧とがスプリング64bの付勢力と反対
方向に印加されるようになっており、これらの力関係で
スプール64aが移動して上記調圧ボート64cがドレ
ンボート64dに対して連通、遮断されることにより、
上記ライン63内の油圧、即ちクラッチ圧が上記パイロ
ット圧に応じて制御されるようになっている。
また、このクラッチ圧をドライブクラッチ20に供給す
るライン65上に設けられたドライブクラッチ制御バル
ブ66は、スプール66aと、これを一方向に付勢する
スプリング66bとを有する。そして、スプール66a
の一端部に、後述する前進後退切換機構用油圧アクチュ
エータ39からライン72.73を介して導入される作
動圧が印加された時に、該スプール66aが図の上半部
に示す位置に移動して上記ライン65の上、下流部65
a、65bを連通させることにより、上記クラッチ圧が
該ドライブクラッチ制御バルブ66を介してドライブク
ラッチ20に供給され、また上記油圧アクチュエータ3
9からの作動圧の導入が停止された時に、スプール66
aが図の下半部に示す位置に移動することにより、ライ
ン65の下流部65bがドレンボート65cに連通して
、ドライブクラッチ20から作動油がドレンされ、この
ようにして上記油圧アクチュエータ39がらの作動圧の
導入及び導入停止に応じて、ドライブクラッチ20が締
結又は解放されるようになっている。
更に、上記ロックアツプクラッチ制御バルブ68は、ス
プール68aと、これを一方向に付勢するスプリング6
8bとを有すると共に、スプール68aの一端部に、上
記ライン59がら分岐されたライン74上の第4デユー
テイソレノイドバルブ75により油圧が調整されたパイ
ロット圧が上記スプリング68bの付勢力と反対方向に
印加されるようになっている。そして、このパイロット
圧がスプリング68bの付勢力に打勝った時に、スプー
ル68aが図の下半部に示す位置に移動して上記ライン
67の上、下流部67a、67bを連通させることによ
り、流体継手10のロックアツプ締結室16に作動油が
供給され、またスプリング68bの付勢力がパイロット
圧を上回る時は、スプール68aが図の上半部に示す位
置にあってライン69の上、下流部69a、69bを連
通させることにより、ロックアツプ解放室17に油圧が
供給され、このようにして、上記パイロット圧に応じて
ロックアツプクラッチ15が締結又は解放されるように
なっている。尚、この実施例では、上記パイロット圧が
第4デユーテイソレノイドバルブ75により上記スプリ
ング68bと略釣り合う油圧で微調整され、これに伴っ
て上記締結室16と解放室17内の油圧も略釣り合う状
態で微調整されることにより、ロックアツプクラッチ1
5のスリップ制御が行われるようになっている。
更に、この油圧制御回路50には、運転者のシフト操作
によりレンジを切換えるセレクトバルブ76が設けられ
ている。このセレクトバルブ76は、Nレンジ及びPレ
ンジでは、上記ドライブクラッチ20に至るライン65
の下流部65bから分岐されたライン77をドレンさせ
て、ドライブクラッチ20を解放させるようになってい
る。また、D、2.1の各前進レンジでは、上記ライン
77を遮断してドライブクラッチ20を締結状態に保持
すると共に、上記レデューシングバルブ60を介して導
かれたライン59を前進後退切換機構30の油圧アクチ
ュエータ39における前進ボート39aに通じるライン
78に、Rレンジでは上記ライン5つを油圧アクチュエ
ータ39の後退ボート39bに通じるライン79に夫々
連通させる。そして、上記油圧アクチュエータ39は、
前進ボート39aに油圧が導入された時に、ピストン3
9cが図に実線で示す位置に移動することにより、シフ
トフォーク39dを介して第1図に示す前進後退切換機
構30における切換部材32を切換機構入力軸31とベ
ルト伝動機構入力軸41とが直結される位置に移動させ
、また後退ボート39bに油圧が導入されてピストン3
9cが鎖線で示す位置に移動すれば、上記切換部材32
を上記両軸31,41が後退用の各ギヤ38.33〜3
6を介して連結される位置に移動させるようになってい
る。更に、このアクチュエータ39は、上記ピストン3
9cが実線で示す前進位置又は鎖線で示す後退位置のい
ずれかにある時に、前進ボート39a又は後退ボート3
9bのうちの油圧が導入されている方のボートを上記ド
ライブクラッチ制御バルブ66に至るライン72.73
に連通させて、該バルブ66に作動油を供給し、また上
記ピストン39cが前進位置と後退位置との間で移動し
ている時、即ち前進、後退の切換時には、上記ライン7
2.73からドライブクラッチ制御バルブ66への作動
油の供給を一時的に停止するようになっている。これに
より、該アクチュエータ39の作動に応じてドライブク
ラッチ制御バルブ66のスプール66aが移動して、ド
ライブクラッチ20に対するクラッチ圧の給排が制御さ
れ、前進時又は後退時にはドライブクラッチ20が締結
され、前進、後退の切換時には該クラッチ20が解放さ
れるようになっている。
尚、上記ライン59の端部にはリリーフバルブ80が設
けられていると共に、ライン63がら分岐されたライン
81が当該無段変速機における各潤滑箇所に導かれ、ま
たロックアツプクラッチ制御バルブ68から導き出され
たライン82がオイルクーラに接続されている。更に各
ラインの所定位置にはフィルタ83・・・83が設けら
れている。
次に、第3図によりこの無段変速機の電気制御回路につ
いて説明する。
この電気制御回路90は、上記第1〜第4デユーテイソ
レノイドバルブ55,62.71.75をデユーティ制
御するコントロールユニット91を有すると共に、該ユ
ニット91に、運転者の操作によるシフト位M(レンジ
)を検出するシフト位置センサ92と、エンジンのスロ
ットル開度を検出するスロットル開度センサ93と、ベ
ルト伝動機[40におけるプライマリプーリ43の回転
数を検出するプライマリ回転数センサ94と、同じくセ
カンダリプーリ44の回転数を検出するセカンダリ回転
数センサ95と、エンジン回転数を検出するエンジン回
転数センサ96とからの信号が入力されるようになって
いる。そして、これらのセンサ92〜96からの信号に
応じて上記第1〜第4デユーテイソレノイドバルブ55
,62.71.75をデユーティ制御して、セカンダリ
圧バルブ52、第1.第2変速比制御パルプ57.58
、クラッチ圧バルブ64及びロックアツプクラッチ制御
バルブ68に導入される各パイロット圧を夫々調整する
ことにより、セカンダリプーリ44に供給されるセカン
ダリ圧の制御(ベルト45の張力の制御)、プライマリ
プーリ43に対する作動油の給排制御(変速比制御)、
ドライブクラッチ20に供給されるクラッチ圧の制御、
及びロックアツプクラッチ15の制御を行うようになっ
ている。
これらの制御は第4図に示すフローチャートに従って行
われ、コントロールユニット91は、先ずステップP 
1 + P2で各種状態のイニシャライズと、上記各セ
ンサ92〜96からの信号の読込みとを行った上で、ス
テップP3〜P6に従って、上記各制御で用いられるパ
イロット圧を制御すべく、対応するデユーティソレノイ
ドバルブ55.62.71.75のデユーティ率(1O
N−OFF周期中のON時間比率)を設定する。
そして、ステップP7で、夫々設定したデユーティ率と
なるように各デユーティソレノイドバルブ55,62,
71.75にデユーティ信号を出力する。
上記ステップP5による変速比制御は、具体的には第5
図に示すフローチャートに従って次のように行われる。
即ち、この制御においては、先ずステップQ1で、シフ
ト位置と、エンジンのスロットル開度と、セカンダリプ
ーリ44の回転数とを読込んだ後、ステップQ2で、セ
カンダリプーリ回転数に対応する車速とスロットル開度
とに基づいて当該シフト位置における目標プライマリプ
ーリ回転数を算出する。この算出は、第6図に示すよう
に、各シフト位置毎に予め車速とスロットル開度とをパ
ラメータとして設定された目標プライマリプーリ回転数
のマツプと、現実の車速及びスロットル開度とを比較す
ることにより行われる。そして、次にステップQ3.Q
4で、現実のプライマリプーリ43の回転数を読込み、
これと上記目標プライマリプーリ回転数とを比較してそ
の偏差を算出する。更に、ステップQ5で、この偏差に
対応する第2デユーテイソレノイドバルブ62のデユー
ティ率を第7図の特性に従って求める。つまり、実際の
プライマリプーリ43の回転数が目標回転数より小さく
、上記偏差が負の時は、デユーティ率を大きくして第1
.第2変速比制御バルブ57.58に導入されるパイロ
ット圧を高くすることにより、プライマリプーリ43の
油圧シリンダ46から作動油を排出して該プーリ43の
有効ピッチ径を小さくし、これにより該プーリ43の回
転数を目標回転数まで上昇させる。また、該プーリ43
の回転数が目標回転数より大きく、上記偏差が正の時は
、逆にデユーティ率を小さくしてパイロット圧を低くす
ることにより、上記油圧シリンダ46に作動油を供給し
て有効ピッチ径を大きくし、該プーリ43の回転数を目
標回転数まで低下させる。これにより、プライマリプー
リ43の回転数、換言すればベルト伝動機構40の変速
比が車速とスロットル開度とに応じた値に制御されるこ
とになる。
一方、第4図のフローチャー1・のステップP6による
セカンダリ圧の制御は第8図のフローチャートに従って
次のように行われる。
先ず、この制御においては、ステップR,〜R3に従っ
てシフト位置を読取り、該位置がR9D、2.1のうち
のいずれかの走行レンジにある時に、更にスロットル開
度及びエンジン回転数を読込む。そして、ステップR4
,R,で、第9図 2に示すようなエンジントルク性能
図からその時の回転数とスロットル開度とに対応するエ
ンジン出力トルクを算出すると共に、これに所定の伝達
効率を積算してベルト伝動機構40の入力トルクを算出
する。ここで、シフト位置がP又はNの非走行レンジに
ある時はステップR6で入力トルクを0とする。
次に、ステップR7でセカンダリプーリ44の回転数を
読込み、更にステップR8で変速比を求めるのであるが
、その場合に、この変速比としては、上記ステップR7
で読込んだセカンダリプーリ44の実回転数と、第5図
のフローチャートによる変速比制御のステップQ2で算
出した目標プライマリプーリ回転数とを用い、後者を前
者で除すことにより得られる目標変速比を求めるのであ
る。そして、ステップR9で、第10図に示すように予
め目標変速比と入力トルクとをパラメータとして設定さ
れた目標セカンダリ圧のマツプと、上記のようにして求
めた目標変速比及び入力トルクとを比較して、その時点
での目標セカンダリ圧を算出する。その場合に、上記マ
ツプは、目標変速比(減速比)が大きいほど、また入力
トルクが大きいほど、つまりベルト伝動機構40が伝達
する動力が大きいほど、目標セカンダリ圧を高くするよ
うに設定されている。その後、ステップRIOで、上記
目標セカンダリ圧に基いて、セカンダリ圧パルプ52に
導入されるパイロット圧調整用の第1デユーテイソレノ
イドバルブ55のデユーティ率を第11図のマツプから
算出し、そのデユーティ率で第1デユーテイソレノイド
バルブ55を制御する。
これにより、セカンダリプーリ44の油圧シリンダ47
に供給されるセカンダリ圧が入力トルクと変速比とに応
じてm整されて、ベルト45の張力が該ベルト45によ
って伝達する動力の大きさに対応する大きさに制御され
ることになるが、その場合に、上記変速比は、現実のプ
ライマリプーリ43とセカンダリプーリ44の回転数の
比ではなく、目標プライマリプーリ回転数とセカンダリ
プーリ回転数とから求められる目標変速比であって、目
標プライマリプーリ回転数は当然のことながらベルトの
滑り等によっては変動せず、またセカンダリプーリ回転
数は車速に対応して安定しているから、該目標変速比も
安定したものとなる。
従って、この目標変速比に応じて調整されるセカンダリ
圧も安定し、ベルト45の張力が良好に制御されること
になるのである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、エンジントルクと変速比
とに基いてベルトの張力調整用の油圧を制御するように
した無段変速機において、上記変速比として、該変速比
の制御で用いられる目標入力側プーリ回転数を用いて算
出した目標変速比を採用するようにしたから、実際の変
速比がベルトの滑り等によって変動しても、この目標変
速比は変動しないから、上記ベルト張力調整用の油圧が
安定することになる。これにより該油圧のハンチ−ング
等が防止され、上記ベルトの張力が伝達すべき動力に応
じて常に良好に制御されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は無段変速
機の全体構成を示す骨子図、第2図はその油圧制御回路
図、第3図は同じく電気制御回路図、第4図は全本制御
動作を示すフローチャート図、第5図は変速比制御を示
すフローチャート図、第6,7図はこの制御で用いられ
る各制御特性図、第8図はセカンダリ圧制御を示すフロ
ーチャート図、第9〜11図はこの制御で用いられる各
制御特性図である。 43・・・入力側プーリ(プライマリプーリ)、44・
・・出力側プーリ(セカンダリプーリ)、45・・・ベ
ルト、52.55・・・油圧制御手段(セカンダリ圧バ
ルブ、第1デユーテイソレノイドバルブ)、91・・・
入力回転数設定手段、目標変速比算出手段(コントロー
ルユニット)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効ピッチ径可変の入力側プーリ及び出力側プー
    リと、これらのプーリ間に巻掛けられたベルトとで構成
    されて、エンジン出力を無段階に変速して伝達する無段
    変速機の制御装置であって、上記出力側プーリの回転数
    とエンジン負荷とに基いて目標入力側プーリ回転数を設
    定する入力回転数設定手段と、該設定手段で設定された
    目標入力側プーリ回転数と上記出力側プーリ回転数とに
    基いて目標変速比を算出する目標変速比算出手段と、該
    算出手段で算出された目標変速比とエンジントルクとに
    基いて上記ベルトの張力調整用油圧を制御する油圧制御
    手段とを有することを特徴とする無段変速機の制御装置
JP33558587A 1987-12-29 1987-12-29 無段変速機の制御装置 Pending JPH01176845A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0615082A1 (en) * 1993-03-08 1994-09-14 Ford Motor Company Limited Continuously variable transmission

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0615082A1 (en) * 1993-03-08 1994-09-14 Ford Motor Company Limited Continuously variable transmission

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