JPH01174757A

JPH01174757A - 建築物等の階段

Info

Publication number: JPH01174757A
Application number: JP62334066A
Authority: JP
Inventors: Haruhiko Onuki; 大貫　東彦; Takehiko Okujima; 奥島　武彦
Original assignee: N T T TOSHI KAIHATSU KK; Naka Technical Laboratory Co Ltd; NTT Urban Development Corp
Current assignee: N T T TOSHI KAIHATSU KK; Naka Technical Laboratory Co Ltd; NTT Urban Development Corp
Priority date: 1987-12-28
Filing date: 1987-12-28
Publication date: 1989-07-11
Also published as: JPH055977B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、一対のささら桁に仮設段板を固定すると共に
仮設踊り場パネルを一体的に組み立てて構成した仮設階
段を、工事中に作業足場として利用し、その後、前記仮
設階段上に仕上げ段板及び仕上げ踊り場パネルを載置し
てなる建築物等の階段に関するものである。

（従来の技術）近年建築物は高層化の傾向にあり各種材料や施工には軽
量化と合理化が要求されている。このようケ建築物に用
いられている鉄骨ユニット階段は、鉄骨と共に組み付け
られた鉄骨階段に、モルタル打ちを行うか、あるいは表
面仕上げ材を貼り付けて形成されている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上述した従来の鉄骨ユニット階段では、
モルタル打ちや表面仕上げ材の貼り付は後、それらが硬
化するまでの相当期間は階段が使用できないという問題
があり、そのため工期を短縮するための障害となってい
た。

そこで、本発明の目的とするところは、工事中における
作業足場としての仮設階段の機能と、本来の階段の機能
の両方を有し、この階段の大部分を工場生産として、現
場においては組み立て作業のみとすることで工期を短縮
し、かつ歩行者対策と踏み感（クツション）向上を講じ
た階段構造を持つ、建築物等の階段を提供することにあ
る。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明の建築物等の階段は、
一対のささら桁に仮設段板と仮設踊り場パネルを一体化
して取り付けて仮設階段を構成し、該仮設階段の前記仮
設段板と前記仮設踊り場パネルの上面には、吸音・緩衝
ユニットを介して、仕上げ段板と仕上げ踊り場パネルと
をそれぞれ取り付けてなることを特徴とする。

（作用）工事中においては、一対のささら桁に仮設段板を固定す
ると共に仮設踊り場パネルを一体的に組み立てて構成し
た仮設階段が、作業足場として利用され、工事完了後、
仕上げ段板並びに仕上げ踊り場パネルを、吸音・緩衝ユ
ニットを介して、それぞれ仮設階段上に固定して階段を
構築する。

この階段はいわゆる乾式１法によるもので、現場におい
ては、コンクリート打ちやモルタル打ちを行わず、工場
で生産された階段の部分完成品を組み立てて形成される
ため、工期の大幅な短縮を図ることができる。

さらに階段は、仮設階段と、仕上げ段板及び仕上げ踊り
場パネルとの間に、吸音・緩衝ユニットを介在させるこ
とによって、歩行前が減少し、適度の踏み感（クツショ
ン）を持つことができる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図及び第２図は、本発明の建築物等の階段を構成す
る仮設階段２の一実施例を示す。仮設“階段２は、一対
のささら桁５を建築物の梁６間に架設し、次いで仮設段
板３を、仮設段板３に設けられた後部ブラケット７及び
前部ブラケット８にポルト９を挿通し、ナツト１０と螺
合緊締することでささら桁５間に固定し、踊り場パネル
４を、ささら桁５ＮＪにボルト・ナツト（＠示せず）に
より固定された梁（図示せず）上に、プラグ溶接により
取り付けて構成されている。

仮設段板３はその後端部３ａを上方に直角に折曲し、次
いで前方側に直角に折り返してコ字状に形成すると共に
、このコ字状部の左右端部には後部ブラケット７が設け
られ、折り返し部１８には仕上げ段板（図示せず）との
係合部１１及び蹴上げカバー（図示せず）の保合部１２
が配設されている。また、前端部３ｂは下方に直角に折
曲し、次いで後方側に直角に折り返し、さらに下方に直
角に折曲し、次いで前方側に直角に折り返して形成され
ており、下部のコ字状部には前部ブラケット８が設けら
れ、直角折曲部１５には仕上げ段板を固定するフック（
図示せず）の係止孔１３及び差し込み孔１４が形成され
ている。

かかる複雑に折曲された形状は、階段を下方から見上げ
た時に仮設段板３の取付部材、及び仕上げ段板（図示せ
ず）の取付部材（図示せず）が目に入らないようにする
効果を持つと共に、仮設段板３の巾方向の剛性を高めて
いる。また、仮設段板３平面部に形成されたリブ１６は
奥行き方向の剛性を高めている。

踊り場パネル４は、所定の寸法に形成されており、巾方
向は梁（図示せず）によって支持され、奥行き方向はリ
ブ１７によって剛性を高められている。ここで、踊り場
パネル４は複数枚敷設して形成されているが、踊り場パ
ネルの寸法は自由に設定でき、例えば−枚ものを敷設し
てもよい。

第３図ないし第５図は、建築物等の階段の一実施例を示
している。

第３図は、仮設階段２に仕上げ段板２０及び蹴上げカバ
ー２１を載置固定した状態、すなわち完成した段部を示
している。

同図に示す仕上げ段板２０の構成について説明すると、
二枚のパネルが中空状に重ね合わされ、裏面パネル２３
にはほぼ半球状の凹部２３ａが複数個形成されていて、
各凹部２３ａの頂部が上面パネル２２にスポット溶接さ
れている。さらに上面パネル２２と裏面パネル２３で形
成された中空部には、モルタル等の充填材３５が充填封
入されている。

この仕上げ段板２０の後端部分２０ａには、後方に向か
って直角より若干鋭角に折曲した鉤状突片２７が設けら
れ、前端部２０ｂには、前方に向かって直角に折曲した
保合突起２Ｂが設けられている。

また、上面パネル２２表面には、タイルカ一ペットある
いは塩化ビニルシート等の表面仕上げ材２５が敷設固定
され、前端部２０ｂには滑り止め材２６が取り付けられ
ている。

裏面パネル２３の下面には、グラスウール等により構成
された吸音・緩衝ユニット２４が貼付されていて、仮設
段板３との間で圧縮状態で固定されている。この吸音・
緩衝ユニット２４は、仕上げ段板２０自体が持つ吸音、
緩衝効果とあいまって、階段における歩行音並びに衝撃
音を吸収し、階段に適度な踏み感（クツション）をもた
らし、さらに仮設段板３表面の傷や凹凸を吸収して仕上
げ段板２０のがたつきを防止するものである。

この仕上げ段板２０は、後端部２０ａに設けられた鉤状
突片２７を仮設段板３に設けられた保合部１１に係合し
、次いで前端部２０ｂに設けられた係合突起２８にフッ
ク２９を係合し、この７ツク２９を下方に向かって押し
付けて吸音・緩衝ユニット２４及びクツション材３０を
圧縮した状態で、フック２９の端部２９ａを仮設段板３
の保合孔１３に挿入すると共に、差し込み口１４を挿通
したピン３６で７ツク２９を固定することにより、仮設
段板３上に固定されている。。

ここで、仕上げ段板２ｏは工場で生産されるため、現場
においては仕上げ段板２ｏを上述の締結手段のみで取り
付ければよく、取付作業は極めて容易となり、工期を短
縮することができる。

蹴上げカバー２１には、例えばステンレス材等の一枚板
が使用され、その上端を直角に折曲した上端保合部３１
、下端はゆるやかな曲面を形成すると共に後方側へ鋭角
に折り返し、この折り返し部分を中間部で折曲して、上
方にほぼ山形状にした形状の下端保合部３２が設けられ
ている。

蹴上げカバー２１は、蹴上げカバー２１の上端保合部３
１を階段の保合部３３に係合し、さらに余空間内にパツ
キン３４を圧入することによって上端部が固定され、ま
た、蹴上げカバー２１の下端保合部３２の上方への山形
部分と、階段の係合部１２の下方への山形部分が互いに
係合して下端部が固定されている。

上述のように、蹴上げカバー２１は確実な取り付けが極
めて容易に行え、また、仮設階段２の構成部材、仕上げ
段板２０を固定するためのフック２９及びピン３６等の
部材を覆い隠し、階段表面を美しく仕上げることができ
る。

第４図は、踊り場パネル４に仕上げ踊り場パネル４０を
載置固定した踊り場部分を示す。

仕上げ踊り場パネル４０の構成について説明すると、二
枚のパネルが中空状に重ね合わされ、裏面パネル４２に
はほぼ半球状の凹部４２ａが複数個形成されていて、各
凹部４２ａの頂部が上面パネル４１にスポット溶接され
ている。さらに上面パネル４１と裏面パネル４２で形成
された中空部には、モルタル等の充填材４３が充填封入
されている。

また、上面パネル４１表面には、タイルカーペットある
いは塩化ビニルシート等の表面仕上げ材４４が敷設固定
されている。

裏面パネル４２の下面には、グラスウール等により構成
された吸音・緩衝ユニット４５が貼付されていて、踊り
場パネル４との間で圧縮状態で固定されている。この吸
音・緩衝ユニット４５は、仕上げ踊り場パネル４０自体
が持つ吸音、緩衝効果とあいまって、階段における歩行
音並びに衝撃音を吸収し、階段に適度な踏み感（クツシ
ョン）をもたらし、さらに踊り場パネル４表面の傷や凹
凸を吸収して仕上げ踊り場パネル４ｏのがたつきを防止
するものである。

この仕上げ踊り場パネル４は、その端部４０ａには内側
に折曲した保合部４７が形成され、端部４０ｂには外側
に折曲した係合突起４８が形成されていて、仕上げ踊り
場パネル４０敷設時には隣接するパネルの係合部４７と
係合突起４８が互いに係合して連結状態となる。そして
押さえ金具５０はビス５２によって押さえ金具受５１に
固定され、このとき仕上げ踊り場パネル４０は突出部４
９が押圧され踊り場パネル４上に固定される。

ここで、仕上げ踊り場パネル４０は工場で生産されるた
め、現場においては仕上げ踊り場パネル４０を上述の締
結手段のみで取り付ければよく、取付作業は極めて容易
となり、仕上げ段板２０の取付作業と共に、工期を短縮
することができる。

（発明の効果）工事中においては、一対のささら桁に仮設段板を固定す
ると共に仮設踊り場パネルを一体的に組み立てて構成し
た仮設階段が、作業足場として利用され、工事完了後、
仕上げ段板並びに仕上げ踊り場パネルを、吸音・緩衝ユ
ニットを介して、それぞれ仮設階段上に固定して階段を
構築する。

この階段はいわゆる乾式１法によるもので、現場におい
ては、コンクリート打ちやモルタル打ちを行わず、工場
で生産された階段の部分完成品を組み立てて形成され、
また、それらは作業の容易な取付構造を持つため、工期
の大幅な短縮を図ることができる。

さらに階段は、仮設階段と、仕上げ段板及び仕上げ踊り
場パネルとの間に、吸音・緩衝ユニットを介在させるこ
とによって、歩行者が減少し、適度の踏み感（クツショ
ン）を持つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の建築物等の階段の仮設階段を示す斜
視図、第２図は、同仮設階段の仮設段板の取付状態を示
す斜視図、第３図は、本発明の建築物等の階段の完成状
態の段部を示す断面図、第４図は、同踊り場部分を示す
断面図、第５図は、同階段の断面図である。ｌ・・・階段、　２・・・仮設階段、　３・・・仮設段
板、４・・・踊り場パネル、　　５・・・ささら桁、２
０・・・仕上げ段板、４０・・・仕上げ踊り場パネル、２４．４５・・・吸音・緩衝ユニット。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一対のささら桁に仮設段板と仮設踊り場パネルを
一体化して取り付けて仮設階段を構成し、該仮設階段の
前記仮設段板と前記仮設踊り場パネルの上面には、吸音
・緩衝ユニットを介して、仕上げ段板と仕上げ踊り場パ
ネルとをそれぞれ取り付けてなることを特徴とする、建
築物等の階段。