JP2702803B2 - 階段及びその形成方法 - Google Patents

階段及びその形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、木造住宅等の木造建築物の木造の階段及び
その形成方法、更に詳しくは、作業性に優れ且つ安価に
形成することができる階段及びその形成方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の木造住宅等の木造建築物における木造階段とし
て、例えば、側板、踏板及び蹴込み板とを備えて構成さ
れたタイプのものがある。そして、このようなタイプの
階段の側板には、踏板及び蹴込み板の各端部がそれぞれ
嵌入する溝が形成され、側板の溝によって踏板及び蹴込
み板の各端部が固定されたものである。このような従来
の階段を組み立てるには例えば以下のようにして行われ
ている。
まず、階段を構成する側板、踏板及び蹴込み板を製作
し、次いで、側板を上下階の梁等へ掛け渡して大入れし
た後、側板を柱、間柱にボルト、釘等によって締め付け
て側板を柱、間柱に沿って配設する。引き続き、側板の
溝に踏板及び蹴込み板の端部をそれぞれ嵌入してこれら
を配設するが、この際、これら両者の各端部と溝との間
に楔を打ち込んでこれら両者を溝に固定するなどして階
段を所定箇所に据え付けるようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の階段を設置する場合には、上述
の如く、踏板、蹴込み板を取付けるための溝加工を側板
に施す必要がある上、踏板、蹴込み板を側板に固定する
場合には、固定用の楔を用意し、楔をこれら踏板、蹴込
み板と溝との隙間にそれぞれの下側(裏側)から打ち込
むなどして固定するようにしていたため、それらの作業
性は必ずしも良くはなかった。また、階段を設置する際
には階段を完成品として設置してしまうため、木造建築
物の残り作業を行う間に既に設置された階段の踏板、蹴
込み板にシート、カバーなどを被せて養生をする必要が
あった。しかも、側板が壁面から露出しているため、注
文主の中には、そのような階段の意匠を好ましく思わな
い者もいる。
従って、本発明の目的は、施工を簡略化することがで
きると共に、踏板、蹴込み板の施工を後施工できる方法
とし、特別の養生を必要とすることなく、作業床(階
段)として使用でき、また意匠的にも優れた階段及びそ
の形成方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、側板と、該側板に対して端部が固定された
踏板及び蹴込み板とを備えた階段において、上記踏板及
び蹴込み板を接触固定する階段状に形成された側縁を有
する第1側板と、該第1側板の階段状の側縁に則して形
成された階段状の側縁を有する第2側板と、上記第1側
板の階段状の側縁に固定された上記踏板及び蹴込み板の
各端部に配設され、上記第2側板を支承する巾木とを備
えたことを特徴とする階段を提供することにより上記目
的を達成したものである。
また、本発明は、本発明の階段の好ましい形成方法と
して、上階と下階とに階段状の側縁を上方にして第1側
板を掛け渡す第1工程と、第1側板の階段状の側縁に従
って踏板及び蹴込み板を配設する第2工程と、上記踏板
及び蹴込み板の各端部にそれぞれの巾木を配設する第3
工程と、上記巾木上に第2側板を係合する第4工程とを
備えたことを特徴とする階段の形成方法を併せて提供す
るものである。
〔作用〕
本発明の階段及びその形成方法によれば、第1側板を
上下階に掛け渡して配設した後、踏板、蹴込み板及び巾
木を必要時に配設し、次いで、第2側板を踏板、蹴込み
板の各端部及び巾木を挟んで第1側板に係合させて配設
することによって階段を形成することができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第6図に示す実施例に基づいて本発明
を説明する。尚、各図中、第1図は本発明の階段の一実
施例を示す平面図、第2図は第1図に示す階段の側板、
踏板、蹴込み板及び巾木の関係を示す壁面に沿う断面
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は踏板
の端部を拡大して示す断面図、第5図(a)、(b)及
び第6図(a)、(b)はそれぞれ巾木を示す側面図及
び横方向の断面図である。
本実施例の階段10は、第1図に示す如く、昇降方向が
180゜転換し、中間に踊場を有する全折階段であり、そ
の外側面が壁面11、12、13に沿ってコ字状に形成され、
2箇所の階段部14、15が壁16によって区画されている。
而して、本実施例における側板20は、第2図、第3図
に示す如く、踏板30及び蹴込み板40を接触固定する階段
状に形成された側縁を有する第1側板21と、該第1側板
21の階段状の側縁に即して形成された階段状の側縁を有
する第2側板22とからなり、第1側板21が下側に位置
し、第2側板22が上側に位置するようにそれぞれ独立し
た部材によって構成されている。そして、第1側板21
は、第2図に示す如く、一階と二階に掛け渡された状態
で、一階と踊場部の間に位置する第1側板21の下端が一
階の床を貫通して土台80に係合し、また、踊場部と二階
との間に位置する第1側板21の上端が二階の床梁90に係
合すると共に、壁11、13の柱100及び間柱110にビスある
いは釘などによって固定されている。また、他方の第1
側板21は、第1図に示す壁16の柱100、及び間柱110にビ
スあるいは釘などによって固定されている。尚、踊場部
における第1側板及び第2側板は水平に設置されるた
め、階段状の側縁を有しない。
また、第1側板21と第2側板22とが相対峙する各側縁
は、上述の如くそれぞれが略係合するように階段状に形
成され、これら各側縁の間に上記踏板30、蹴込み板40の
各端部及び巾木50、60が介在し、該巾木50、60は、第1
側板21の階段状の側縁に固定された踏板30、蹴込み板40
に配設されて第2側板22を支承するように構成されてい
る。更に、第3図に示す如く、第1側板21は、第2側板
22よりも厚く形成され、踏板30を階段状の水平部で支承
する一方、第2側板22は、階段状の側縁に対向する傾斜
辺で壁面を形成するプラスターボード140との取合いを
施工し易くするように構成されている。
而して、上記踏板30は、第4図に示す如く、その裏面
に蹴込み板40の上端が嵌り込む溝30Aが形成され、ま
た、その表面に2条の溝30B、30Bが滑り止めとして形成
されている。
また、一方の第5図に示す巾木50は、第1側板21の水
平部に配設された踏板30の端部に沿って水平に配設さ
れ、他方の第6図に示す巾木60は、第1側板21の垂直部
に配設された蹴込み板40の端部に沿って垂直に配設され
ている。後者の巾木60の上端には、第6図に示す如く、
切欠部60Aが形成され、該切欠部60Aに対して、第1側板
21の水平部から突出した踏板30の前端部が係合するよう
に構成されている。また、後者の巾木60の表面には縦方
向に溝60Bが形成され、意匠上の工夫が施されている。
また、第2側板22は、第3図に示す如く、プラスター
ボード140と略同一厚さに形成されており、壁面をクロ
ス仕上げする際に、第2側板22とプラスターボード70と
にクロス紙(図示せず)を一体的に貼着して第2側板22
を隠蔽するように構成されている。また、第1側板21
は、踏板30及び蹴込み板40によって隠蔽し、本実施例の
階段10は、全体として恰も側板が無いように構成され、
更に踏板30に沿って配設された巾木50の厚みを、プラス
ターボード140及び第2側板21よりも僅かだけ大きくす
ることにより、壁面10からの張出しを小さくし、意匠的
に見栄えが良くなっている。
次に、本実施例の階段の形成方法の好ましい実施態様
について説明する。
まず、工場において側板20、踏板30、蹴込み板板40及
び巾木50、60を予め切断加工(プレカット)しておく。
その後、屋根を設置した建築物に、必要時に、第1図に
示すコ字状の壁11、12、13を想定し配設されたそれぞれ
の柱100及び間柱110に沿わせて第1側板21を一階の土台
80と、踊場の受梁または二階の床梁90との間に掛け渡す
一方、他方の第1側板21を中央の壁16の柱100、間柱110
に掛け渡し、掛け渡された第1側板21をそれぞれ柱100
及び間柱110等にビスあるいは釘などによって固定する
(第1工程)。また、他の作業との進捗状況に応じて踏
板30、蹴込み板40をそれぞれ第1側板21、21の間に掛け
渡し、それぞれの端部をビスあるいは釘などによって第
1側板21、21に固定する(第2工程)。次いで、踏板3
0、蹴込み板40及び踊場それぞれの端部に巾木50及び60
を当ててビスあるいは釘などによってこれら両者50、60
を固定し、然る後、第2側板22を巾木50、60に合わせて
一階と二階との間に掛け渡し、柱100及び間柱110等にビ
スあるいは釘などによって第2側板22をそれぞれ固定す
る(第1図、第2図参照)。
斯くして、階段10の組み付けが完了する前に、他の内
装工事に合わせて、第2側板22の上辺に取合いをもつよ
う傾斜カットされたプラスターボード140を取り付する
ことが可能となり、現場進捗に合わせ段板30、蹴込み板
40、巾木50、60及び第2側板22を施した後、プラスター
ボード140及び第2側板22の表面にクロス張りを施して
第2側板22を隠蔽することによって壁及び階段工事を終
了し、階段10の据え付けを完了する。
従って、本発明方法の好ましい一実施態様によれば、
本実施例の階段10の第1側板21に階段状の境界が形成さ
れているため、第1工程と第2工程は必ずしも連続する
必要がなく、作業板としての仮踏板を配することにより
作業階段として使用が可能である。従って、本木造建築
物の施工工事の比較的早い時期に第1側板21、21のみを
設置して、これらの第1側板21、21の境界の水平部21A
に板材を架設し、これらの板材を仮踏板として他の作業
に利用することができ、作業の安全性を高めることがで
きる。また、踏板30、蹴込み板40を本木造建築物の最終
段階で取り付ければよいため、従来のように、踏板30及
び蹴込み板40にシートを被せるなどの養生をする必要が
なく、経済的である。更に、踏板30及び蹴込み板40を側
板20に取り付ける際には、本実施例では第1側板21の階
段状の境界にこれら両者30、40を当接させてビスあるい
は釘などによって固定するため、従来のように楔を使っ
て側板の溝にこれら両者を裏側から固定するという面倒
な作業がなくなり、作業性を向上させることができる。
更にまた、階段10の完成後においては、第1側板21は踏
板30及び蹴込み板40の裏側に隠れ、また第2側板22はク
ロス張りによって隠れるため、全体的にスッキリして煩
雑さがなく意匠的にも優れたものになる。
尚、本発明の階段及びその形成方法は、上記実施例に
何ら制限されるものではなく、要は、壁面に沿って側板
を配設する階段であればよい。
〔発明の効果〕
本発明の階段及びその形成方法によれば、施工を簡略
化することができると共に作業階段として使用できる上
特別の養生をする必要がなく、また意匠的にも優れた階
段を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の階段の一実施例を示す平面図、第2図
は第1図に示す階段の側板、踏板、蹴込み板及び巾木の
関係を示す壁面に沿う断面図、第3図は第2図のIII−I
II線断面図、第4図は踏板の端部を拡大して示す断面
図、第5図(a)、(b)及び第6図(a)、(b)は
それぞれ巾木を示す側面図及び横方向の断面図である。 10;階段、20;側板 21;第1側板、22;第2側板 30;踏板、40;蹴込み板 50、60;巾木

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側板と、該側板に対して端部が固定された
    踏板及び蹴込み板とを備えた階段において、上記踏板及
    び蹴込み板を接触固定する階段状に形成された側縁を有
    する第1側板と、該第1側板の階段状の側縁に則して形
    成された階段状の側縁を有する第2側板と、上記第1側
    板の階段状の側縁に固定された上記踏板及び蹴込み板の
    各端部に配設され、上記第2側板を支承する巾木とを備
    えたことを特徴とする階段。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の階段の形成方法であっ
    て、 上階と下階とに階段状の側縁を上方にして第1側板を掛
    け渡す第1工程と、 第1側板の階段状の側縁に従って踏板及び蹴込み板を配
    設する第2工程と、 上記踏板及び蹴込み板の各端部にそれぞれの巾木を配設
    する第3工程と、 上記巾木上に第2側板を係合する第4工程とを備えたこ
    とを特徴とする階段の形成方法。
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