JPH01174710A - 構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法 - Google Patents
構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法Info
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- JPH01174710A JPH01174710A JP33004987A JP33004987A JPH01174710A JP H01174710 A JPH01174710 A JP H01174710A JP 33004987 A JP33004987 A JP 33004987A JP 33004987 A JP33004987 A JP 33004987A JP H01174710 A JPH01174710 A JP H01174710A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上利用分野〕
本発明は、橋桁等の上部構造物を支承するゴム支承を、
上部構造物の乾燥収縮、プレストレス導入による収縮、
クリープ等に基づく移動方向と逆方向に予備せん断変形
させた状態で据付ける方法に関するものである。
上部構造物の乾燥収縮、プレストレス導入による収縮、
クリープ等に基づく移動方向と逆方向に予備せん断変形
させた状態で据付ける方法に関するものである。
従来、ゴム支承を予備せん断変形させた状態で据付ける
方法としては、特開昭62−45803号公報により発
表されている方法、すなわちゴム層とその上下両面に固
着された上部金属板および下部金属板とからなるゴム支
承を、予備せん断変形させ、かつその予備せん断変形さ
れたゴム支承におけるせん断変形方向の両端部に、それ
ぞれせん断変形保持用金属製支承枠材を係合し、各支承
枠材の両端部を、それぞれ金属製連結部材を介して連結
し、各連結部材の両端部をそれぞれボルトにより連結し
、前記各支承枠材と各連結部材と各ボルトとからなるせ
ん断変形保持装置によりせん断変形状態に保持されてい
るゴム支承を、橋脚または橋台等の下部構造物の上部に
固定されているベースプレートに載置して係止し、かつ
ゴム支承の上部にソールプレートを載置して係止し、次
にソールプレートの上部に橋桁からなる上部構造物を施
工したのち、前記せん断変形保持装置を撒去する方法が
知られている。
方法としては、特開昭62−45803号公報により発
表されている方法、すなわちゴム層とその上下両面に固
着された上部金属板および下部金属板とからなるゴム支
承を、予備せん断変形させ、かつその予備せん断変形さ
れたゴム支承におけるせん断変形方向の両端部に、それ
ぞれせん断変形保持用金属製支承枠材を係合し、各支承
枠材の両端部を、それぞれ金属製連結部材を介して連結
し、各連結部材の両端部をそれぞれボルトにより連結し
、前記各支承枠材と各連結部材と各ボルトとからなるせ
ん断変形保持装置によりせん断変形状態に保持されてい
るゴム支承を、橋脚または橋台等の下部構造物の上部に
固定されているベースプレートに載置して係止し、かつ
ゴム支承の上部にソールプレートを載置して係止し、次
にソールプレートの上部に橋桁からなる上部構造物を施
工したのち、前記せん断変形保持装置を撒去する方法が
知られている。
しかしながら、前記従来の予備せん断変形据付方法の場
合は、構造が複雑で高価なせん断変形保持装置を必要と
し、かつゴム支承における上部金属板が一方の支承枠材
に強力に圧接されると共に、ゴム支承における下部金属
板が他方の支承枠材に強力に圧接され、各支承枠材の両
端部に連結部材が強力に圧接されているので、上部構造
物施工後に連結部材を支承枠材から側方に外す操作を行
ないにくいという問題がある。また前記従来の予備せん
断変形据付方法の場合は、上部構造物の施工気温を予測
して予備せん断変形量を決定するので、せん断変形保持
装置により予備せん断変形状態に保持されたゴム支承を
下部構造物に取付けたのち、上部構造物の施工時期が変
更になったとき、前記せん断変形保持装置によるゴム支
承のせん断変形量を修正することができない、したがっ
て、ゴム支承の予備せん断実施を、ゴム支承の設置施工
の直前に行なわねばならないので、製品管理上の余裕が
ない等の問題がある。
合は、構造が複雑で高価なせん断変形保持装置を必要と
し、かつゴム支承における上部金属板が一方の支承枠材
に強力に圧接されると共に、ゴム支承における下部金属
板が他方の支承枠材に強力に圧接され、各支承枠材の両
端部に連結部材が強力に圧接されているので、上部構造
物施工後に連結部材を支承枠材から側方に外す操作を行
ないにくいという問題がある。また前記従来の予備せん
断変形据付方法の場合は、上部構造物の施工気温を予測
して予備せん断変形量を決定するので、せん断変形保持
装置により予備せん断変形状態に保持されたゴム支承を
下部構造物に取付けたのち、上部構造物の施工時期が変
更になったとき、前記せん断変形保持装置によるゴム支
承のせん断変形量を修正することができない、したがっ
て、ゴム支承の予備せん断実施を、ゴム支承の設置施工
の直前に行なわねばならないので、製品管理上の余裕が
ない等の問題がある。
本発明は前述の問題を有利に解決できる構造物用ゴム支
承予備せん断変形据付方法を提供することを目的とする
ものであって、本発明の要旨とするところは、上部構造
物収縮方向と反対側の端部にストッパ1を備えている金
属製ベースプレート3を下部構造物4の上部に固定し、
ゴム層5とこれに一体に固着された下部金属板6および
上部金属板7とからなるゴム支承8における前記下部金
属板6を、前記ベースプレート3に対し上部構造物長手
方向に滑動可能に載置し、ゴム支承8における上部金属
板7に係止された金属製ソールプレート9の上部に上部
構造物10を施工し、次にジヤツキ11により下部金属
板6を上部構造物収縮方向に滑動させて、前記ゴム層5
の下側部分を上部構造物収縮方向に予備せん断変形させ
、次に前記下部金属板6とストッパ1との間にスペーサ
12を介在させ、かつ前記ジヤツキ11を撒去すること
を特徴とする構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法
にある。
承予備せん断変形据付方法を提供することを目的とする
ものであって、本発明の要旨とするところは、上部構造
物収縮方向と反対側の端部にストッパ1を備えている金
属製ベースプレート3を下部構造物4の上部に固定し、
ゴム層5とこれに一体に固着された下部金属板6および
上部金属板7とからなるゴム支承8における前記下部金
属板6を、前記ベースプレート3に対し上部構造物長手
方向に滑動可能に載置し、ゴム支承8における上部金属
板7に係止された金属製ソールプレート9の上部に上部
構造物10を施工し、次にジヤツキ11により下部金属
板6を上部構造物収縮方向に滑動させて、前記ゴム層5
の下側部分を上部構造物収縮方向に予備せん断変形させ
、次に前記下部金属板6とストッパ1との間にスペーサ
12を介在させ、かつ前記ジヤツキ11を撒去すること
を特徴とする構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法
にある。
次に本発明を第1図ないし第12図に示す第1実施例に
よって詳細に説明する。
よって詳細に説明する。
第1図ないし第5図は金属製ベースプレート3とゴム支
承8と金属製ソールプレート9との組立体を下部構造物
4の上部に固定した状態を示し、第6図はベースプレー
ト3を示すものであって、水平なベースプレート本体1
4の下面に、上部構造物長手方向すなわち前後方向に延
長する繋止突条15と上部構造物施工後すなわち左右方
向に延長する繋止突条16とが一体に設けられ、前記ベ
ースプレート本体14における上部構造物端部側の端部
すなわち後端部に、左右方向に延長すると共に上方に突
出するストッパ1が一体に設けられ、かつ前記ベースプ
レート本体14における上部構造物中間側の端部すなわ
ち前端部に、左右方向に延長すると共に上方に突出する
ストッパ2が一体に設けられ、さらにベースプレート本
体14の左右両側には前後方向に延長するゴム支承ガイ
ド面17が設けられている。
承8と金属製ソールプレート9との組立体を下部構造物
4の上部に固定した状態を示し、第6図はベースプレー
ト3を示すものであって、水平なベースプレート本体1
4の下面に、上部構造物長手方向すなわち前後方向に延
長する繋止突条15と上部構造物施工後すなわち左右方
向に延長する繋止突条16とが一体に設けられ、前記ベ
ースプレート本体14における上部構造物端部側の端部
すなわち後端部に、左右方向に延長すると共に上方に突
出するストッパ1が一体に設けられ、かつ前記ベースプ
レート本体14における上部構造物中間側の端部すなわ
ち前端部に、左右方向に延長すると共に上方に突出する
ストッパ2が一体に設けられ、さらにベースプレート本
体14の左右両側には前後方向に延長するゴム支承ガイ
ド面17が設けられている。
前記ベースプレート本体14の後部にストッパ1の前面
において左右方向に延長する凹部18が設けられ、かつ
ベースプレート本体14の上面に、前部のストッパ2と
凹部18との間においてステンレス鋼板からなる固定滑
り板19が溶接または接着剤により固着され、前記凹部
18の底部とベースプレート本体14および固定滑り板
19における凹部18に近い位置とに、それぞれ複数の
雌ねじ孔20が設けられ、さらにベースプレート本体1
4の下面には、雌ねじ孔20の下端部を塞ぐ蓋板21が
接着剤または点溶接等により固定され、またベースプレ
ート、本体14の左右両側には前後方向の中間において
保持部材22が一体に設けられ、前記ベースプレート本
体14とこれに設けられた各部分とにより金属製ベース
プレート3が構成されている。
において左右方向に延長する凹部18が設けられ、かつ
ベースプレート本体14の上面に、前部のストッパ2と
凹部18との間においてステンレス鋼板からなる固定滑
り板19が溶接または接着剤により固着され、前記凹部
18の底部とベースプレート本体14および固定滑り板
19における凹部18に近い位置とに、それぞれ複数の
雌ねじ孔20が設けられ、さらにベースプレート本体1
4の下面には、雌ねじ孔20の下端部を塞ぐ蓋板21が
接着剤または点溶接等により固定され、またベースプレ
ート、本体14の左右両側には前後方向の中間において
保持部材22が一体に設けられ、前記ベースプレート本
体14とこれに設けられた各部分とにより金属製ベース
プレート3が構成されている。
ゴムN5の下面に鋼板からなる下部金属板6が固着され
ると共に、その下部金属板6の下面に四フッ化エチレン
からなる可動滑り板23が接着剤等により固着され、か
つ前記ゴム層5の上面に鋼板からなる上部金属板7が固
着されると共に、その上部金属板7の中央上部に4角形
の係止用突出部24が一体に設けられて、ゴム支承8が
構成されている。
ると共に、その下部金属板6の下面に四フッ化エチレン
からなる可動滑り板23が接着剤等により固着され、か
つ前記ゴム層5の上面に鋼板からなる上部金属板7が固
着されると共に、その上部金属板7の中央上部に4角形
の係止用突出部24が一体に設けられて、ゴム支承8が
構成されている。
鋼板からなるソールプレート9の中央部に4角形の係止
孔25が設けられ、その係止孔25の上端部を塞ぐ蓋板
26はソールプレート9の上面に接着剤または点溶接等
により固定され、かつソールプレート9の上部には多数
のアンカ一部材27が固定され、さらにソールプレート
9の左右両側における前後方向中間部には切欠凹部28
が設けられている。
孔25が設けられ、その係止孔25の上端部を塞ぐ蓋板
26はソールプレート9の上面に接着剤または点溶接等
により固定され、かつソールプレート9の上部には多数
のアンカ一部材27が固定され、さらにソールプレート
9の左右両側における前後方向中間部には切欠凹部28
が設けられている。
前記ゴム支承8における可動滑り板23がベースプレー
ト3における固定滑り板19に載置され、かつ11り記
ソールプレート9がゴム支承8における上部金属板7に
載置されると共に、上部金属板7の係止用突出部24が
ソールプレート9の係止孔25に嵌入され、さらに逆り
字状の支持金具29における水平部分の先端部がソール
プレート9における切欠凹部2Bの上面に接触または近
接するように配置され、前記支持金具29における垂直
部分はベースプレート3における保持部材22に対しボ
ルト30により着脱自在に固定され、前記ゴム支承8に
おける下部金属板6と後部のストッパ1および前部のス
トッパ2との間に所定の大きさの空間が設けられ、前記
保持部材22に固定された支持金具29によりソールプ
レート9とゴム支承8およびベースプレート3とが一体
化され、ゴム支承8の係止用突出部24とソールプレー
ト9の係止孔25との嵌合によりゴム支承8が所定の位
置に保持される。
ト3における固定滑り板19に載置され、かつ11り記
ソールプレート9がゴム支承8における上部金属板7に
載置されると共に、上部金属板7の係止用突出部24が
ソールプレート9の係止孔25に嵌入され、さらに逆り
字状の支持金具29における水平部分の先端部がソール
プレート9における切欠凹部2Bの上面に接触または近
接するように配置され、前記支持金具29における垂直
部分はベースプレート3における保持部材22に対しボ
ルト30により着脱自在に固定され、前記ゴム支承8に
おける下部金属板6と後部のストッパ1および前部のス
トッパ2との間に所定の大きさの空間が設けられ、前記
保持部材22に固定された支持金具29によりソールプ
レート9とゴム支承8およびベースプレート3とが一体
化され、ゴム支承8の係止用突出部24とソールプレー
ト9の係止孔25との嵌合によりゴム支承8が所定の位
置に保持される。
前述のようにして組立てられたベースプレート3とゴム
支承8とソールプレート9との組立体は、橋台または橋
脚等のコンクリート製下部構造物4の上部に配置され、
かつ繋止突条15,16が下部構造物4に埋込まれると
共に、ベースプレート3がアンカーボルト31により下
部構造物4に固定される。
支承8とソールプレート9との組立体は、橋台または橋
脚等のコンクリート製下部構造物4の上部に配置され、
かつ繋止突条15,16が下部構造物4に埋込まれると
共に、ベースプレート3がアンカーボルト31により下
部構造物4に固定される。
次に第7図に示すように、ソールプレート9の上部に位
置するコンクリート製橋桁等の上部構造物10が施工さ
れて、その上部構造物lOのコンクリートが硬化したの
ち、第8図に示すように、ストッパlとゴム支承8の下
部金属板6との間に複数の液圧ジヤツキからなるジヤツ
キ11が配置され、次いで第9図に示すように、各ジヤ
ツキ11が伸長動作されることによりゴム支承8の下部
金属板6および可動滑り板23が、上部構造物収縮方向
に所定量だけ滑り移動されて、ゴム層5の下側部分が上
部構造物収縮方向に所定量だけ予備せん断変形され、す
なわち上部構造物10の乾燥収縮、プレストレス導入に
よる収縮、クリープ等の収縮量に相当する量だけゴム層
5が逆方向に予備せん断変形される。
置するコンクリート製橋桁等の上部構造物10が施工さ
れて、その上部構造物lOのコンクリートが硬化したの
ち、第8図に示すように、ストッパlとゴム支承8の下
部金属板6との間に複数の液圧ジヤツキからなるジヤツ
キ11が配置され、次いで第9図に示すように、各ジヤ
ツキ11が伸長動作されることによりゴム支承8の下部
金属板6および可動滑り板23が、上部構造物収縮方向
に所定量だけ滑り移動されて、ゴム層5の下側部分が上
部構造物収縮方向に所定量だけ予備せん断変形され、す
なわち上部構造物10の乾燥収縮、プレストレス導入に
よる収縮、クリープ等の収縮量に相当する量だけゴム層
5が逆方向に予備せん断変形される。
次に第10図および第11図に示すように、後部のスト
ッパ1と下部金属板6との間にスペーサ12が介在され
てボルト32によりベースプレート3に固定され、かつ
前部のストッパ2と下部金属板6との間にスペーサ13
が介在され、次いで前記ジヤツキ11が撒去される。な
おスペーサ12を固定したのち、直ちにジヤツキ11を
撒去してもよい。
ッパ1と下部金属板6との間にスペーサ12が介在され
てボルト32によりベースプレート3に固定され、かつ
前部のストッパ2と下部金属板6との間にスペーサ13
が介在され、次いで前記ジヤツキ11が撒去される。な
おスペーサ12を固定したのち、直ちにジヤツキ11を
撒去してもよい。
このようにゴム支承8に予備せん断変形を与えておけば
、上部構造物10の乾燥収縮、プレストレス導入による
収縮、クリープによる収縮が終了したとき、第12図に
示すように、温度変化以外の影響によるゴム層5のせん
断変形は殆んど生じないので、ゴム支承に作用するせん
断力は極めて小さくなる。したがって、橋脚等の下部構
造物に作用する水平力も小さくなり安全性が向上する。
、上部構造物10の乾燥収縮、プレストレス導入による
収縮、クリープによる収縮が終了したとき、第12図に
示すように、温度変化以外の影響によるゴム層5のせん
断変形は殆んど生じないので、ゴム支承に作用するせん
断力は極めて小さくなる。したがって、橋脚等の下部構
造物に作用する水平力も小さくなり安全性が向上する。
また一般に、上部構造物が長大である場合は、ゴム支承
におけるゴム層の厚さを必然的に厚(する必要があるが
、ゴム層に予備せん断変形を与えると、その予備せん断
変形量に見合った量だけゴム層を薄くすることができる
ので、経済的であり、かつゴム支承の安定性も向上する
。
におけるゴム層の厚さを必然的に厚(する必要があるが
、ゴム層に予備せん断変形を与えると、その予備せん断
変形量に見合った量だけゴム層を薄くすることができる
ので、経済的であり、かつゴム支承の安定性も向上する
。
次に本発明の第2実施例を第13図ないし第18図によ
って説明する。
って説明する。
第2実施例の場合は、第13図および第14図に示すよ
うに、ゴム支承8の下部金属板6が上部構造物収縮方向
すなわち前方に延長され、その延長部分33に係合用切
欠部34が設けられ、かつベースプレート3の前部のス
トッパ2に、前記係合用切欠部34に対向する位置にお
いてスリット35が設けられ、前記下部金属板6の後端
部はベースプレート3の後部のストッパ1に近接するよ
うに配置され、さらに前記下部金属板6の延長部分33
とベースプレート3の前部のストッパ2との間に、下部
金属板移動許容空間が設けられている。
うに、ゴム支承8の下部金属板6が上部構造物収縮方向
すなわち前方に延長され、その延長部分33に係合用切
欠部34が設けられ、かつベースプレート3の前部のス
トッパ2に、前記係合用切欠部34に対向する位置にお
いてスリット35が設けられ、前記下部金属板6の後端
部はベースプレート3の後部のストッパ1に近接するよ
うに配置され、さらに前記下部金属板6の延長部分33
とベースプレート3の前部のストッパ2との間に、下部
金属板移動許容空間が設けられている。
次に第15図および第16図に示すように、牽引部材3
6における係止頭部37が前記延長部分33における係
合用切欠部34に係合されると共に、前記牽引部材36
における軸部38が、ストッパ2のスリット35および
そのストッパ2に係合されたセンターホール型のジヤツ
キ11に挿通され、かつ前記軸部38の端部に螺合され
たナフト39が前記ジヤツキ11における中空ピストン
40の端部に係合され、次いでジヤツキ11が伸長動作
されることにより、ゴム支承8の下部金属板6および可
動滑り板が上部構造物収縮方向すなわち前方に所定量だ
け牽引滑り移動されて、ゴム層5の下側部分が前方に所
定量だけ予備せん断変形される。
6における係止頭部37が前記延長部分33における係
合用切欠部34に係合されると共に、前記牽引部材36
における軸部38が、ストッパ2のスリット35および
そのストッパ2に係合されたセンターホール型のジヤツ
キ11に挿通され、かつ前記軸部38の端部に螺合され
たナフト39が前記ジヤツキ11における中空ピストン
40の端部に係合され、次いでジヤツキ11が伸長動作
されることにより、ゴム支承8の下部金属板6および可
動滑り板が上部構造物収縮方向すなわち前方に所定量だ
け牽引滑り移動されて、ゴム層5の下側部分が前方に所
定量だけ予備せん断変形される。
次に第17図および第18図に示すように、後部のスト
ッパ1と下部金属板6との間にスペーサ12が介在され
てボルト32によりベースプレート3に固定され、かつ
前部のストッパ2と下部金属板6との間にスペーサ13
が介在され、次いで前記ジヤツキ11が撒去されるが、
その他の構成および作用は第1実施例の場合と同様であ
る。
ッパ1と下部金属板6との間にスペーサ12が介在され
てボルト32によりベースプレート3に固定され、かつ
前部のストッパ2と下部金属板6との間にスペーサ13
が介在され、次いで前記ジヤツキ11が撒去されるが、
その他の構成および作用は第1実施例の場合と同様であ
る。
第19図および第20図は、ゴム支承を予備せん断変形
させたのち、ゴム支承における下部金属板を固定する手
段の他の例を示すものであって、ベースプレート3にお
ける後部のストッパ1にボルトからなる複数のスペーサ
12が螺合され、そのスペーサ12の先端部はゴム支承
8における下部金属板6の後端面に係合され、かつ前記
スペーサ12はこれに螺合されたロックナツト41によ
りストッパ1に固定され、またベースプレート3におけ
る前部のストッパ2にボルトからなる複数のスペーサ1
3が螺合され、そのスペーサ13の先端部はゴム支承8
における下部金属板6の前端面に係合され、かつ前記ス
ペーサ13はこれに螺合されたロックナツト42により
ストッパ2に固定されている。
させたのち、ゴム支承における下部金属板を固定する手
段の他の例を示すものであって、ベースプレート3にお
ける後部のストッパ1にボルトからなる複数のスペーサ
12が螺合され、そのスペーサ12の先端部はゴム支承
8における下部金属板6の後端面に係合され、かつ前記
スペーサ12はこれに螺合されたロックナツト41によ
りストッパ1に固定され、またベースプレート3におけ
る前部のストッパ2にボルトからなる複数のスペーサ1
3が螺合され、そのスペーサ13の先端部はゴム支承8
における下部金属板6の前端面に係合され、かつ前記ス
ペーサ13はこれに螺合されたロックナツト42により
ストッパ2に固定されている。
本発明を実施する場合、係止用突出部24および係止孔
25の数は複数であってもよく、さらに前記突出部24
および係止孔25の形状は円形その他任意形状であって
もよい。
25の数は複数であってもよく、さらに前記突出部24
および係止孔25の形状は円形その他任意形状であって
もよい。
第1実施例および第2実施例の場合、スペーサ13が上
方へ抜は出す恐れを排除するために、スペーサ13をベ
ースプレート3に対し溶接、ビスまたはその他の手段に
より固定してもよい。また前記スペーサ13を省略して
、ゴム支承8の下部金属板6をストッパ2に直接突き当
たらせてもよい。
方へ抜は出す恐れを排除するために、スペーサ13をベ
ースプレート3に対し溶接、ビスまたはその他の手段に
より固定してもよい。また前記スペーサ13を省略して
、ゴム支承8の下部金属板6をストッパ2に直接突き当
たらせてもよい。
本発明によれば、上部構造物収縮方向と反対側の端部に
ストッパ1を備えている金属製ベースプレート3を下部
構造物4の上部に固定し、ゴム層5とこれに一体に固着
された下部金属板6および上部金属板7とからなるゴム
支承8における前記下部金属板6を、前記ベースプレー
ト3に対し上部構造物長手方向に滑動可能に1tizし
、ゴム支承8における上部金属板7に係止された金属製
ソールプレート9の上部に上部構造物10を施工し、次
にジヤツキ11により下部金属板6を上部構造物収縮方
向に滑動させて、前記ゴム層5の下側部分を上部構造物
収縮方向に予備せん断変形させ、次に前記下部金属板6
とストッパ1との間にスペーサ12を介在させ、かつ前
記ジヤツキ11を撒去するので、前記従来のゴム支承予
備せん断変形据付方法において使用している複雑な構造
で高価なせん断変形保持装置を使用することなく、ゴム
支承据付施工現場において簡単な手段によってゴム支承
8におけるゴム層5を所要量だけ予備せん断変形させて
据付けることができる効果が得られる。
ストッパ1を備えている金属製ベースプレート3を下部
構造物4の上部に固定し、ゴム層5とこれに一体に固着
された下部金属板6および上部金属板7とからなるゴム
支承8における前記下部金属板6を、前記ベースプレー
ト3に対し上部構造物長手方向に滑動可能に1tizし
、ゴム支承8における上部金属板7に係止された金属製
ソールプレート9の上部に上部構造物10を施工し、次
にジヤツキ11により下部金属板6を上部構造物収縮方
向に滑動させて、前記ゴム層5の下側部分を上部構造物
収縮方向に予備せん断変形させ、次に前記下部金属板6
とストッパ1との間にスペーサ12を介在させ、かつ前
記ジヤツキ11を撒去するので、前記従来のゴム支承予
備せん断変形据付方法において使用している複雑な構造
で高価なせん断変形保持装置を使用することなく、ゴム
支承据付施工現場において簡単な手段によってゴム支承
8におけるゴム層5を所要量だけ予備せん断変形させて
据付けることができる効果が得られる。
第1図ないし第12図は本発明の第1実施例を示すもの
であって、第1図はベースプレートとゴム支承とソール
プレートとの組立体を下部構造物の上部に設置した状態
を示す縦断面図、第2図はその一部縦断側面図、第3図
は前記組立体の平面図、第4図は第2図のA−A線断面
図、第5図は第1図の一部を拡大して示す縦断側面図、
第6図はベースプレートの平面図、第7図はソールプレ
ートの上部に上部構造物を施工した状態を示す縦断側面
図、第8図はベースプレートの後部のストッパとゴム支
承の下部金属板との間にジヤツキを設置した状態を示す
横断平面図、第9図はジヤツキによりゴム支承の下部を
押圧してゴム支承を予備せん断変形させた状態を示す縦
断側面図、第10図はジヤツキによりゴム支承を予備せ
ん断変形させた状態でスペーサを設置した状態を示す横
断平面図、第11図はゴム支承の予備せん断変形据付け
を終了した状態を示す縦断側面図、第12図は上部構造
物が収縮してゴム支承のせん断変形がなくなった状態を
示す縦断側面図である 第13図ないし第18図は本発明の第2実施例を示すも
のであって、第13図はベースプレートとゴム支承とソ
ールプレートとの組立体を下部構造物の上部に設置した
状態を示す縦断側面図、第14図はその横断平面図、第
15図はジヤツキによりゴム支承の下部を牽引してゴム
支承を予備せん断変形させた状態を示す縦断側面図、第
16図その横断平面図、第17図はゴム支承の予備せん
断変形据付けを終了した状態を示す縦断側面図、第18
図はその横断平面図である。第19図はゴム支承を予備
せん断変形させたのちゴム支承の下部金属板を固定する
手段の他の例を示す縦断側面図、第20図はその横断平
面図である。 1および2:ストッパ、3:金属製ベースプレー)、4
:下部構造物、5:ゴム層、6:下部金属板、7:上部
金属板、8:ゴム支承、9:金属製ソールプレート、1
0:上部構造物、11:ジヤツキ、12および13ニス
ペーサ、17:ゴム支承ガイド面、18:凹部、19:
固定滑り板、20:雌ねじ孔、22:保持部材、23:
可動滑り板、24:係止用突出部、25:係止孔、27
:アンカ一部材、28:°切欠凹部、29:支持金具、
30:ボルト、31:アンカーボルト、32:ボルト。
であって、第1図はベースプレートとゴム支承とソール
プレートとの組立体を下部構造物の上部に設置した状態
を示す縦断面図、第2図はその一部縦断側面図、第3図
は前記組立体の平面図、第4図は第2図のA−A線断面
図、第5図は第1図の一部を拡大して示す縦断側面図、
第6図はベースプレートの平面図、第7図はソールプレ
ートの上部に上部構造物を施工した状態を示す縦断側面
図、第8図はベースプレートの後部のストッパとゴム支
承の下部金属板との間にジヤツキを設置した状態を示す
横断平面図、第9図はジヤツキによりゴム支承の下部を
押圧してゴム支承を予備せん断変形させた状態を示す縦
断側面図、第10図はジヤツキによりゴム支承を予備せ
ん断変形させた状態でスペーサを設置した状態を示す横
断平面図、第11図はゴム支承の予備せん断変形据付け
を終了した状態を示す縦断側面図、第12図は上部構造
物が収縮してゴム支承のせん断変形がなくなった状態を
示す縦断側面図である 第13図ないし第18図は本発明の第2実施例を示すも
のであって、第13図はベースプレートとゴム支承とソ
ールプレートとの組立体を下部構造物の上部に設置した
状態を示す縦断側面図、第14図はその横断平面図、第
15図はジヤツキによりゴム支承の下部を牽引してゴム
支承を予備せん断変形させた状態を示す縦断側面図、第
16図その横断平面図、第17図はゴム支承の予備せん
断変形据付けを終了した状態を示す縦断側面図、第18
図はその横断平面図である。第19図はゴム支承を予備
せん断変形させたのちゴム支承の下部金属板を固定する
手段の他の例を示す縦断側面図、第20図はその横断平
面図である。 1および2:ストッパ、3:金属製ベースプレー)、4
:下部構造物、5:ゴム層、6:下部金属板、7:上部
金属板、8:ゴム支承、9:金属製ソールプレート、1
0:上部構造物、11:ジヤツキ、12および13ニス
ペーサ、17:ゴム支承ガイド面、18:凹部、19:
固定滑り板、20:雌ねじ孔、22:保持部材、23:
可動滑り板、24:係止用突出部、25:係止孔、27
:アンカ一部材、28:°切欠凹部、29:支持金具、
30:ボルト、31:アンカーボルト、32:ボルト。
Claims (1)
- 上部構造物収縮方向と反対側の端部にストッパ1を備え
ている金属製ベースプレート3を下部構造物4の上部に
固定し、ゴム層5とこれに一体に固着された下部金属板
6および上部金属板7とからなるゴム支承8における前
記下部金属板6を、前記ベースプレート3に対し上部構
造物長手方向に滑動可能に載置し、ゴム支承8における
上部金属板7に係止された金属製ソールプレート9の上
部に上部構造物10を施工し、次にジャッキ11により
下部金属板6を上部構造物収縮方向に滑動させて、前記
ゴム層5の下側部分を上部構造物収容方向に予備せん断
変形させ、次に前記下部金属板6とストッパ1との間に
スペーサ12を介在させ、かつ前記ジャッキ11を撒去
することを特徴とする構造物用ゴム支承予備せん断変形
据付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33004987A JPH01174710A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33004987A JPH01174710A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174710A true JPH01174710A (ja) | 1989-07-11 |
JPH0379481B2 JPH0379481B2 (ja) | 1991-12-19 |
Family
ID=18228206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33004987A Granted JPH01174710A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 構造物用ゴム支承予備せん断変形据付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01174710A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280797A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Nitta Ind Corp | 高面圧鉛直荷重支持体、これを用いた支承装置およびその据え付け方法 |
CN110029591A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-19 | 东南大学 | 梁底楔形块的施工辅助装置及其使用方法 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33004987A patent/JPH01174710A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280797A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Nitta Ind Corp | 高面圧鉛直荷重支持体、これを用いた支承装置およびその据え付け方法 |
CN110029591A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-19 | 东南大学 | 梁底楔形块的施工辅助装置及其使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0379481B2 (ja) | 1991-12-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |