JPH0774492B2 - 免震ゴム支承体の予備せん断変形据付方法およびその装置 - Google Patents

免震ゴム支承体の予備せん断変形据付方法およびその装置

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JPH0774492B2
JPH0774492B2 JP35441491A JP35441491A JPH0774492B2 JP H0774492 B2 JPH0774492 B2 JP H0774492B2 JP 35441491 A JP35441491 A JP 35441491A JP 35441491 A JP35441491 A JP 35441491A JP H0774492 B2 JPH0774492 B2 JP H0774492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋桁等の上部構造物と
橋脚または橋台等の下部構造物との間に設ける上部構造
物の荷重支承用支承装置とは独立して別個に、上部構造
物と下部構造物との間に設ける免震ゴム支承体の予備せ
ん断変形据付方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム支承の予備せん断変形据付方
式として、特開平3−2407号公報により公表されて
いるように、上部に滑り支承板を固定した金属製ベース
プレートを下部構造物の上部に固定し、ゴム支承におけ
る下部金属板の下面に固定されている可動滑り板を前記
滑り支承板に載置し、前記ゴム支承の上部に施工された
コンクリート製上部構造物のコンクリートが硬化したの
ち、ベースプレートに設けられた反力支承部に係合され
たジャッキにより、ゴム支承における下部金属板を上部
構造物収縮方向に移動して、ゴム支承におけるゴム層を
予備せん断変形させるゴム支承の予備せん断変形据付方
式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のゴム支承の
予備せん断変形据付方式の場合は、免震ゴム材とその両
側面に固着された硬質板体とからなる免震ゴム支承の予
備せん断変形据付には実施できないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を有利に解決
するために、本発明の免震ゴム支承体の予備せん断変形
据付方法においては、ベッドプレート1の左右両側に側
部支持部材2の下部を一体に固定して構成した下部支承
部材3を、下部構造物4の上部に固定し、ソールプレー
ト5の下部に固定した中央支持部材6を、前記各側部支
持部材2の間に配置し、免震ゴム材7の一方の側面に固
着した内側硬質板体8を前記中央支持部材6に係合し、
免震ゴム材7の他方の側面に固着した外側硬質板体9
を、前記側部支持部材2の内面に対向させ、次にソール
プレート5の上部にコンクリート製上部構造物10を施
工したのち、各外側硬質板体9を上部構造物10の乾燥
収縮およびクリープの進行方向に移動して、免震ゴム材
7を予備せん断変形させ、次に各側部支持部材2に設け
た挿通孔11に挿通した係止部材12を、各外側硬質板
体9に設けた係止部13に係合し、かつ前記係止部材1
2と挿通孔11の前後方向端部との間隙にスペーサ14
を嵌入する。また本発明の免震ゴム支承体の予備せん断
変形据付装置においては、ベッドプレート1の左右両側
に側部支持部材2の下部を一体に固定して構成した下部
支承部材3を、下部構造物4の上部に固定し、ソールプ
レート5の下部に固定した中央支持部材6を、前記各側
部支持部材2の間に配置し、免震ゴム材7の一方の側面
に固着した内側硬質板体8を前記中央支持部材6に係合
し、免震ゴム材7の他方の側面に固着した外側硬質板体
9を、前記側部支持部材2の内面に対向させ、ソールプ
レート5の上部にコンクリート製上部構造物10を施工
し、各外側硬質板体9を上部構造物10の乾燥収縮およ
びクリープの進行方向に移動して、免震ゴム材7を予備
せん断変形させ、各側部支持部材2に設けた挿通孔11
に挿通した係止部材12を、各外側硬質板体9に設けた
係止部13に係合し、かつ前記係止部材12と挿通孔1
1の前後方向端部との間隙にスペーサ14を嵌入する。
【0005】
【実施例】図面は本発明の実施例を示すものであって、
まず図1ないし図5に示すように、ベッドプレート1の
左右両側に、垂直で前後方向(上部構造物長手方向)に
延長する側部支持部材2の下部が一体に設けられて、金
属製下部支承部材3が構成され、前記側部支持部材2の
前後両側に、前後方向に延長する長方形の挿通孔11が
設けられ、前記ベッドプレート1の下部に、複数の下部
アンカー部材30が固定され、かつ前記側部支持部材2
に、挿通孔11の上部および下部において複数のねじ孔
15が設けられ、前記側部支持部材2の中間上部にも複
数のねじ孔16が設けられている。
【0006】高減衰ゴムからなる免震ゴム材7の一方の
側面に、鋼板からなる内側硬質板体8が固着され、その
内側硬質板体8の表面の前後両側に鋼製係合突起17が
一体に設けられ、前記免震ゴム材7の他方の側面に、鋼
板からなる外側硬質板体9が固着され、その外側硬質板
体9の前後両側に係止孔からなる係止部13が設けられ
て、免震ゴム支承18が構成されている。
【0007】ソールプレート5の中央下部に、前後方向
に延長する中央支持部材6が一体に設けられて上部支承
部材19が構成され、前記中央支持部材6の両側面の前
後両側に、前記免震ゴム支承18における内側硬質板体
8の係合突起17を嵌入するための係合孔20が設けら
れ、かつソールプレート5の上部に複数の上部アンカー
部材21が固定されている。
【0008】前記中央支持部材6の両側面に、免震ゴム
支承18における内側硬質板体8が当接されると共に、
免震ゴム支承18の係合突起17が中央支持部材6の係
合孔20に嵌入され、かつ各免震ゴム支承18の外側硬
質板体9が各側部支持部材2の内面に接触するように配
置され、さらにソールプレート5の左右両側のフランジ
22と側部支持部材2の上部外面とにわたって、逆L字
状のソールプレート浮き上がり防止用金属製クリップ2
3が当接され、そのクリップ23は、側部支持部材2の
ねじ孔16に螺合されたボルト24により側部支持部材
2に固定され、またベッドプレート1の前部および後部
の左右両側と、ソールプレート5の前部および後部の左
右両側との間に、ねじ式高さ調整ジャッキ25が介在さ
れている。
【0009】前述のように構成された免震ゴム支承支持
装置における下部支承部材3を、下部アンカー部材30
を介してコンクリート製下部構造物4に固定したのち、
ソールプレート5の上にコンクリート製上部構造物10
を施工し、次に上部構造物10にプレストレスを導入す
る前に高さ調整ジャッキ25を撤去して図6に示す状態
にする。
【0010】次に図7に示すように、平面コ字状のせん
断変形用押圧金具26における両腕の先端部を、各免震
ゴム支承18における外側硬質板体9の一端部に係合
し、かつせん断変形用押圧金具26の中間部に挿通した
ボルト27を中央支持部材6の一端部に螺合し、そのボ
ルト27を締付回動することにより、せん断変形用押圧
金具26を介して各免震ゴム支承18の外側硬質板体9
を、コンクリート製上部構造物10の乾燥収縮方向およ
びその上部構造物10のクリープ進行方向に押圧移動
し、図8に示すように、各免震ゴム支承18における免
震ゴム材7を、前記上部構造物10の乾燥収縮方向およ
びクリープ進行方向にせん断変形させる。
【0011】次に図9ないし図11に示すように、側部
支持部材2の挿通孔11と、免震ゴム支承18における
係止部13とにわたって、金属製の係止部材12を嵌挿
し、かつその係止部材12と挿通孔11における前後方
向端部との間の間隙に金属製スペーサ14を嵌入し、前
記係止部材12およびスペーサ14を被覆する金属製カ
バー28を、前記側部支持部材2の外面に当接して、側
部支持部材2のねじ孔15に螺合したボルト29により
固定する。また中央支持部材6の端部のねじ孔にグリー
ス等の防錆剤を充填したのち、前記ねじ孔の開口端部に
ゴム製キャップ31を嵌入する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ベッドプレート1の左
右両側に側部支持部材2の下部を一体に固定して構成し
た下部支承部材3を、下部構造物4の上部に固定し、ソ
ールプレート5の下部に固定した中央支持部材6を、前
記各側部支持部材2の間に配置し、免震ゴム材7の一方
の側面に固着した内側硬質板体8を前記中央支持部材6
に係合し、免震ゴム材7の他方の側面に固着した外側硬
質板体9を、前記側部支持部材2の内面に対向させ、次
にソールプレート5の上部にコンクリート製上部構造物
10を施工したのち、各外側硬質板体9を上部構造物1
0の乾燥収縮およびクリープの進行方向に移動して、免
震ゴム材7を予備せん断変形させ、次に各側部支持部材
2に設けた挿通孔11に挿通した係止部材12を、各外
側硬質板体9に設けた係止部13に係合し、かつ前記係
止部材12と挿通孔11の前後方向端部との間隙にスペ
ーサ14を嵌入するので、免震ゴム材7とその一側面お
よび他側面に固着された内側硬質板体8および外側硬質
板体9とからなる免震ゴム支承18を、ソールプレート
5に固定された中央支持部材6の両側面と、下部支承部
材3における両側の側部支持部材2との間に配置した状
態で、簡単な手段により容易にかつ迅速に予備せん断変
形状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】免震ゴム支承支持装置を下部構造物に固定した
状態を示す縦断正面図である。
【図2】免震ゴム支承支持装置を下部構造物に固定した
状態を示す一部縦断側面図である。
【図3】図1の一部を拡大して示す縦断正面図である。
【図4】図2の一部を拡大して示す一部縦断側面図であ
る。
【図5】図2のAーA線断面図である。
【図6】上部構造物を施工した状態を示す一部縦断側面
図である。
【図7】各免震ゴム支承における外側硬質板体の一端部
にせん断変形用押圧金具を係合させた状態を示す横断平
面図である。
【図8】各免震ゴム支承の免震ゴム材をせん断変形させ
た状態を示す横断平面図である。
【図9】せん断変形された各免震ゴム支承における外側
硬質板体を下部支承部材の側部支持部材に固定した状態
を示す横断平面図である。
【図10】図9の状態を示す縦断正面図である。
【図11】図9の状態を示す一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ベッドプレート 2 側部支持部材 3 下部支承部材 4 下部構造物 5 ソールプレート 6 中央支持部材 7 免震ゴム材 8 内側硬質板体 9 外側硬質板体 10 上部構造物 11 挿通孔 12 係止部材 13 係止部 14 スペーサ 15 ねじ孔 16 ねじ孔 17 係合突起 18 免震ゴム支承 19 上部支承部材 20 係合孔 21 上部アンカー部材 22 フランジ 23 クリップ 24 ボルト 25 高さ調整ジャッキ 26 せん断変形用押圧金具 27 ボルト 28 カバー 29 ボルト 30 下部アンカー部材 31 キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドプレート1の左右両側に側部支持
    部材2の下部を一体に固定して構成した下部支承部材3
    を、下部構造物4の上部に固定し、ソールプレート5の
    下部に固定した中央支持部材6を、前記各側部支持部材
    2の間に配置し、免震ゴム材7の一方の側面に固着した
    内側硬質板体8を前記中央支持部材6に係合し、免震ゴ
    ム材7の他方の側面に固着した外側硬質板体9を、前記
    側部支持部材2の内面に対向させ、次にソールプレート
    5の上部にコンクリート製上部構造物10を施工したの
    ち、各外側硬質板体9を上部構造物10の乾燥収縮およ
    びクリープの進行方向に移動して、免震ゴム材7を予備
    せん断変形させ、次に各側部支持部材2に設けた挿通孔
    11に挿通した係止部材12を、各外側硬質板体9に設
    けた係止部13に係合し、かつ前記係止部材12と挿通
    孔11の前後方向端部との間隙にスペーサ14を嵌入す
    る免震ゴム支承体の予備せん断変形据付方法。
  2. 【請求項2】 ベッドプレート1の左右両側に側部支持
    部材2の下部を一体に固定して構成した下部支承部材3
    を、下部構造物4の上部に固定し、ソールプレート5の
    下部に固定した中央支持部材6を、前記各側部支持部材
    2の間に配置し、免震ゴム材7の一方の側面に固着した
    内側硬質板体8を前記中央支持部材6に係合し、免震ゴ
    ム材7の他方の側面に固着した外側硬質板体9を、前記
    側部支持部材2の内面に対向させ、ソールプレート5の
    上部にコンクリート製上部構造物10を施工し、各外側
    硬質板体9を上部構造物10の乾燥収縮およびクリープ
    の進行方向に移動して、免震ゴム材7を予備せん断変形
    させ、各側部支持部材2に設けた挿通孔11に挿通した
    係止部材12を、各外側硬質板体9に設けた係止部13
    に係合し、かつ前記係止部材12と挿通孔11の前後方
    向端部との間隙にスペーサ14を嵌入した免震ゴム支承
    体の予備せん断変形据付装置。
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