JPH0718131B2 - 免震ゴム支承体の予備せん断変形据付方法およびその装置 - Google Patents

免震ゴム支承体の予備せん断変形据付方法およびその装置

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JPH0718131B2
JPH0718131B2 JP35556291A JP35556291A JPH0718131B2 JP H0718131 B2 JPH0718131 B2 JP H0718131B2 JP 35556291 A JP35556291 A JP 35556291A JP 35556291 A JP35556291 A JP 35556291A JP H0718131 B2 JPH0718131 B2 JP H0718131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋桁等の上部構造物と
橋脚または橋台等の下部構造物との間に設ける免震ゴム
支承体の予備せん断変形据付方法およびその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防振ゴム支承の据付装置として、
実公平2−35850号公報により公表されているよう
に、上部構造に固定される下面に凸部が設けられた上沓
と、橋脚などの下部構造にほぼ全高を埋設固定される上
面に開口部が形成された箱状の下沓と、上面に嵌合凹部
が、また下面に係合凹部が設けられた中間プレートおよ
び所定のバネ定数を有する防振ゴム体ならびに弾性支圧
片とから構成された防振ゴム支承であって、前記下沓内
には防振ゴム体および中間プレートならびに弾性支圧片
が、該防振ゴム体を底面に載置し、その上面に中間プレ
ートを該中間プレートの係合凹部を嵌装して配し、かつ
弾性支圧片を中間プレートおよびあるいは防振ゴム体の
側面と下沓の内側面間に密に介装して収納されており、
また前記上沓は中間プレートの嵌合凹部にその凸部を嵌
合せしめて配されており、前記弾性支圧片で防振ゴム体
の座屈を防止した装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の防振ゴム支
承の据付装置においては、ゴム体と補強板の積層体から
なる防振ゴム体に、上部構造の大きな自重が作用するの
で、圧縮荷重に弱い高減衰ゴム材を使用する免震ゴム支
承体の据付けには実施することができない。また防振ゴ
ム体が箱状下沓内に収納されているので、防振ゴム体
に、上部構造の乾燥収縮およびクリープを考慮して予備
せん断変形を与えておくことができないという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を有利に解決
するために、本発明の免震ゴム支承体の予備せん断変形
据付方法においては、上部構造物1を下部構造物2によ
りゴム支承体3を介して支承し、下部構造物2の上部
に、上部構造物長手方向の両側にストッパ4を備えてい
るベッドプレート5を固定し、高減衰ゴム層6の下面に
下部金属板7を固着すると共に、前記高減衰ゴム層6の
上面に上部金属板8を固着して、免震ゴム支承体9の下
部金属板7を前記ベッドプレート5に載置すると共に、
前記上部金属板8を上部構造物1の下部に固定したソー
ルプレート10に無負荷状態で係合し、前記下部金属板
7を上部構造物1の乾燥収縮およびクリープの進行方向
に移動させたのち、前記下部金属板7とストッパ4との
間にスペーサ11を介在させる。また本発明の免震ゴム
支承体の予備せん断変形据付装置においては、上部構造
物1を下部構造物2によりゴム支承体3を介して支承
し、下部構造物2の上部に、上部構造物長手方向の両側
にストッパ4を備えているベッドプレート5を固定し、
高減衰ゴム層6の下面に下部金属板7を固着すると共
に、前記高減衰ゴム層6の上面に上部金属板8を固着し
て、免震ゴム支承体9を構成し、その免震ゴム支承体9
の下部金属板7を前記ベッドプレート5に載置すると共
に、前記上部金属板8を上部構造物1の下部に固定した
ソールプレート10に無負荷状態で係合し、前記下部金
属板7を上部構造物1の乾燥収縮およびクリープの進行
方向に移動させた状態で、前記下部金属板7とストッパ
4との間にスペーサ11を介在させる。
【0005】
【実施例】図面は本発明の実施例を示すものであって、
まず図1ないし図5に示すように、コンクリート製橋台
または橋桁からなる下部構造物2の上部の左右両側に、
ゴム支承体3を支持するベースプレート12が配置さ
れ、そのベースプレート12に固定された下部アンカー
部材13は下部構造物2に埋込固定され、前記ベースプ
レート12の上面にゴム支承体3が載置されて固定さ
れ、そのゴム支承体3の上面に載置されて固定されたソ
ールプレート14に、上部アンカー部材15が固定され
ている。
【0006】前記下部構造物2の中央部に下部アンカー
部材16を固定したベッドプレート5が配置され、その
ベッドプレート5における上部構造物長手方向の両側
に、上方に突出するストッパ4が一体に設けられ、その
ストッパ4に水平な複数のねじ孔17が設けられ、その
ねじ孔17にボルト18が螺合され、前記下部アンカー
部材16が下部構造物2に埋込まれて、ベッドプレート
5が下部構造物2の中央上部に固定されている。
【0007】高減衰ゴム層6の下面に下部金属板7が一
体に固着されると共に、前記高減衰ゴム層6の上面に上
部金属板8が一体に固着されて、免震ゴム支承体9が構
成され、前記上部金属板8の中央上部に係止突起19が
一体に設けられ、上部アンカー部材20を固定したソー
ルプレート10の下面の中央に係止孔21が設けられ、
その係止孔21に前記上部金属板8の上部の係止突起1
9が嵌入されると共に、上部金属板8の上面にソールプ
レート10の下面が小間隙をおいて配置され、前記ベッ
ドプレート5における上部構造物長手方向の前部および
後部の左右両側と、ソールプレート10における上部構
造物長手方向の前部および後部の左右両側との間に、ク
リップ25が介在されている。
【0008】前記ベッドプレート5の左右両側に側部支
持部材23の下部が一体に設けられ、前記免震ゴム支承
体9の両側面は各側部支持部材23の内面に近接して配
置され、ソールプレート10の左右両側のフランジ24
と側部支持部材23の上部外面とにわたって、逆L字状
のソールプレート浮き上がり防止用金属製クリップ25
が当接され、そのクリップ25は、側部支持部材23の
ねじ孔に螺合されたボルト26により側部支持部材23
に固定されている。
【0009】次に各ストッパ4に螺合したボルト18に
より、免震ゴム支承体9における下部金属板7を前後方
向に移動しないように保持した状態で、各ソールプレー
ト10,14の上にコンクリート製上部構造物1を施工
し、次にその上部構造物1にプレストレスを導入する前
に高さ調整ジャッキ22を撤去して図6および図7に示
す状態にする。
【0010】次に図8に示すように、上部構造物1の乾
燥収縮およびクリープ進行方向にあるボルト18を撤去
したのち、前記上部構造物1の乾燥収縮およびクリープ
進行方向と反対側にあるボルト18を締付回動して、免
震ゴム支承体9における下部金属板7を上部構造物1の
乾燥収縮およびクリープ進行方向に押圧移動し、免震ゴ
ム支承体9における高減衰ゴム層6を上部構造物1の乾
燥収縮およびクリープ進行方向にせん断変形させる。
【0011】次に図9および図10に示すように、前記
ストッパ4とこれから離反移動した下部金属板7との間
にスペーサ11を介在させ、そのスペーサ11をベッド
プレート5に対しボルト27により固定する。
【0012】免震ゴム支承体9における高減衰ゴム層6
をせん断変形させたとき、下部金属板7の前後両端部と
各ストッパ4との間に空間が生じたときは、それらの空
間にそれぞれスペーサ11を嵌入してもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、上部構造物1を下部構
造物2によりゴム支承体3を介して支承し、下部構造物
2の上部に、上部構造物長手方向の両側にストッパ4を
備えているベッドプレート5を固定し、高減衰ゴム層6
の下面に下部金属板7を固着すると共に、前記高減衰ゴ
ム層6の上面に上部金属板8を固着して、免震ゴム支承
体9の下部金属板7を前記ベッドプレート5に載置する
と共に、前記上部金属板8を上部構造物1の下部に固定
したソールプレート10に無負荷状態で係合し、前記下
部金属板7を上部構造物1の乾燥収縮およびクリープの
進行方向に移動させたのち、前記下部金属板7とストッ
パ4との間にスペーサ11を介在させたので、高減衰ゴ
ム層6とこれに固着された下部金属板7および上部金属
板8とからなる免震ゴム支承体9を、これに上部構造物
1の大きな自重を作用させることなく、簡単な手段によ
り容易にかつ迅速に予備せん断変形状態に保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部構造物にゴム支承支持装置および免震ゴム
支承支持装置を固定した状態を示す一部縦断正面図であ
る。
【図2】図1における免震ゴム支承支持装置を拡大して
示す一部縦断正面図である。
【図3】免震ゴム支承支持装置を拡大して示す縦断正面
図である。
【図4】免震ゴム支承支持装置を示す一部縦断側面図で
ある。
【図5】免震ゴム支承支持装置を示す縦断側面図であ
る。
【図6】ゴム支承支持装置および免震ゴム支承支持装置
の上に上部構造物を施工した状態を示す一部縦断正面図
である。
【図7】免震ゴム支承体における下部金属板を固定した
状態を示す一部縦断側面図である。
【図8】免震ゴム支承体をせん断変形させた状態を示す
縦断側面図である。
【図9】ストッパと免震ゴム支承体の下部金属板との間
にスペーサを介在させて固定した状態を示す縦断側面図
である。
【図10】スペーサの設置状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 上部構造物 2 下部構造物 3 ゴム支承体 4 ストッパ 5 ベッドプレート 6 高減衰ゴム層 7 下部金属板 8 上部金属板 9 免震ゴム支承体 10 ソールプレート 11 スペーサ 12 ベースプレート 13 下部アンカー部材 14 ソールプレート 15 上部アンカー部材 16 下部アンカー部材 17 ねじ孔 18 ボルト 19 係止突起 20 上部アンカー部材 21 係止孔 22 高さ調整ジャッキ 23 側部支持部材 24 フランジ 25 クリップ 26 ボルト 27 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部構造物1を下部構造物2によりゴム
    支承体3を介して支承し、下部構造物2の上部に、上部
    構造物長手方向の両側にストッパ4を備えているベッド
    プレート5を固定し、高減衰ゴム層6の下面に下部金属
    板7を固着すると共に、前記高減衰ゴム層6の上面に上
    部金属板8を固着して、免震ゴム支承体9を構成し、そ
    の免震ゴム支承体9の下部金属板7を前記ベッドプレー
    ト5に載置すると共に、前記上部金属板8を上部構造物
    1の下部に固定したソールプレート10に無負荷状態で
    係合し、前記下部金属板7を上部構造物1の乾燥収縮お
    よびクリープの進行方向に移動させたのち、前記下部金
    属板7とストッパ4との間にスペーサ11を介在させる
    免震ゴム支承体の予備せん断変形据付方法。
  2. 【請求項2】 上部構造物1を下部構造物2によりゴム
    支承体3を介して支承し、下部構造物2の上部に、上部
    構造物長手方向の両側にストッパ4を備えているベッド
    プレート5を固定し、高減衰ゴム層6の下面に下部金属
    板7を固着すると共に、前記高減衰ゴム層6の上面に上
    部金属板8を固着して、免震ゴム支承体9を構成し、そ
    の免震ゴム支承体9の下部金属板7を前記ベッドプレー
    ト5に載置すると共に、前記上部金属板8を上部構造物
    1の下部に固定したソールプレート10に無負荷状態で
    係合し、前記下部金属板7を上部構造物1の乾燥収縮お
    よびクリープの進行方向に移動させた状態で、前記下部
    金属板7とストッパ4との間にスペーサ11を介在させ
    た免震ゴム支承体の予備せん断変形据付装置。
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