JPH01174363A - 密封容器入汁粉飲料 - Google Patents

密封容器入汁粉飲料

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JPH01174363A
JPH01174363A JP62333599A JP33359987A JPH01174363A JP H01174363 A JPH01174363 A JP H01174363A JP 62333599 A JP62333599 A JP 62333599A JP 33359987 A JP33359987 A JP 33359987A JP H01174363 A JPH01174363 A JP H01174363A
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JP
Japan
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beverage
sealed container
fatty acid
starch
acid ester
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JP62333599A
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Ibuki Hayasaka
伊吹喜 早坂
Yasuhiko Nireki
泰彦 楡木
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、缶や紙パツク等の保存密封容器に充填され
て市場を流通する密封容器入嗜好飲料に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
密封容器人飲料としては、従来から乳飲料や清涼飲料が
多く出回っているが、最近、コーンポタージュスープや
汁粉等、とろみを有する嗜好飲料が密封容器人飲料とし
て商品化されている。これらの密封容器入嗜好飲料は、
ホットベンダーやホットプレート等を用いて55°C程
度に加温して市販される場合が多く、この加温中に耐熱
性フラットサワー菌等の変敗歯が増殖して飲料が変敗し
てしまうおそれがある。そこで、このように加温して市
販される密封容器入嗜好飲料には、蔗糖脂肪酸エステル
等の抗菌性界面活性剤を含有させて上記変敗を防止して
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記とろみを有する嗜好飲料では、とろ
みを与えるために、飲料中にコーンスターチや馬鈴薯澱
粉を添加しており、これらの澱粉成分が上記抗菌性界面
活性剤と複合物質を形成して界面活性剤の抗菌性を低下
させてしまうことが問題となっている。抗菌性界面活性
剤を澱粉成分に対して過剰に添加することも考えられる
が、界面活性剤の量を多くすると、界面活性剤の苦みが
強くなって嗜好飲料の風味を損なうため好ましくない。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、界
面活性剤の抗菌性が損なわれていない、とろみのある密
封容器入嗜好飲料の提供をその目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の密封容器入嗜好
飲料は、アミロペクチンを99重量%以上含有する澱粉
と抗菌性界面活性剤とを含有するという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、本発明者らは、抗菌性および風味の両方を満
たした密封容器入嗜好飲料を得るための研究を重ねる過
程で、従来用いている澱粉はアミロースが20〜25重
量%(以下「%」と略す)でアミロペクチンが75〜8
0%であり、このうち特にアミロース成分が抗菌性界面
活性剤と澱粉の複合物質形成に関与することを見いだし
た。そこで、澱粉の中でも、アミロースを殆ど含有しな
いような澱粉を使用すれば界面活性剤の抗菌性が損なわ
れないのではないかと着想し、さらに一連の研究を行っ
た。その結果、通常の澱粉に代えて、ワキシーコーンス
ターチや繻米澱粉のように、アミロペクチン含有量が9
9判%以上である澱粉を用いるようにすると、界面活性
剤の抗菌性を損なうことなく好ましいとろみを付与する
ことができることを見いだしこの発明に到達した。ちな
みに、従来の澱粉を用いた場合、耐熱性フラットサワー
菌等の変敗を防止し、かつ澱粉によるとろみを付与する
ためには、抗菌性界面活性剤である蔗糖脂肪酸エステル
を2000ppm以上添加する必要があったが、この発
明の密封容器入嗜好飲料では、蔗糖脂肪酸エステルの添
加量は500ppm以下で足りる。したがって、蔗糖脂
肪酸エステル過剰に由来する飲料の苦みも解消しうる。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明の対象となる嗜好飲料は、コーンポタージュス
ープ、汁粉、カスタード調ミルクセーキ等、とろみを特
徴とする全ての飲料があげられる。
また、密封容器とは、缶、瓶2紙パック、ラミネートパ
ック等の容器であって上記嗜好飲料を充填後、密封した
もののことである。
上記嗜好飲料の変敗防止のために用いられる抗菌性界面
活性剤としては、蔗糖脂肪酸エステル。
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル
等のエステル型界面活性剤があげられる。
これらは単独で用いても併用してもよい。
また、上記嗜好飲料にとろみをつけるために用いられる
、アミロペクチンを99%以上含有する澱粉としては、
ワキシーコーンスターチや繻米澱粉があげられ、いずれ
も通常の食品製造に使用されるものであればどのような
ものでもよい。これらは単独で用いても併用してもよい
上記アミロペクチンを99%以上含有する澱粉(以下「
澱粉A」と略す)は、前記抗菌性界面活性剤と併用して
も、通常の澱粉とは異なり、アミロースが殆どもしくは
全く含有されていないため、界面活性剤と複合物質を形
成せず界面活性剤の抗菌性を妨げることがない。したが
って、抗菌性界面活性剤を多量に用いる必要がなく、飲
料の風味も損なわれない。
この発明の密封容器入嗜好飲料の製法は特に限定するも
のではなく、飲料および用いる容器の種類によって公知
の方法を適宜採用することができる。例えば缶入コーン
ポタージュスープの製造においては、食用植物油脂、砂
糖2食塩、金粉、冷凍コーン、抗菌性界面活性剤、澱粉
A等を所定の割合で所定量の粉状でよく混合したのち水
に溶解し、これを80゛Cて10分程度加温混合して缶
に充填巻き締めし、120°C程度の温度で30分間殺
菌するということにより製造することができる。
上記製法において、用いる抗菌性界面活性剤の配合量は
、全量に対して0.01〜0.2重量%(以下「%」と
略す)に設定することが好適である。
0.2%を超えると、抗菌性界面活性剤の苦みによって
飲料の風味が損なわれる傾向がみられるからである。
また、用いる澱粉Aの配合量は、飲料の種類によって適
宜設定されるが、通常、乾燥固形分として全量の1.0
〜5.0%に設定することが好ましく、特に1.5%程
度に設定することが効果の点で好適である。このように
、澱粉Aが上記の割合で配合されている限り上記効果が
達成されるものであり、したがって、その範囲内におい
て、澱粉Aと通常の澱粉(アミロースを20〜25%程
度含有するもの)を併用しても差し支えはない。
このようにして得られる缶入コーンポタージュスープは
、抗菌性界面活性剤の存在によって耐熱性フラットサワ
ー菌等の変敗菌による変敗が抑制されており、しかも良
好なとろみと風味を有している。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の密封容器入嗜好飲料は、とろ
みをつけるための増粘剤としてワキシーコーンスターチ
等のアミロペクチンを99%以上含有する特殊な澱粉(
澱粉A)を含有しているため、蔗糖脂肪酸エステル等の
抗菌性界面活性剤による変敗抑制効果が妨げられず、そ
の風味も損なわれることがない。したがって、ホットベ
ンダー等で長期に加温保存しても変敗しない良好な品質
の密封容器入嗜好飲料となるのである。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例1〜4.比較例〕 下記に示す原料を用い、前記の製法に従って缶入りコー
ンポタージュスープを調製した(蔗糖脂肪酸エステルの
濃度および澱粉の種類と濃度の詳細は後記の表に示した
)。
〈原 料〉 食用植物油脂        1.5  %砂[1,2
〃 食塩            0.5〃全脂粉乳   
       0.4〃冷凍コーン         
4.5〃蔗糖脂肪酸エステル   0〜0.3〃澱粉A
         1〜5 〃 また、比較例品として、上記澱粉Aに代えて従来の澱粉
を用い、上記と同様にして缶入りコーンポタージュスー
プを調製した。
このようにして得られた各缶入りコーンポタージュスー
プに、加熱処理を施す前に、フラットサワー菌胞子を9
.2X105個/ mlとなるように接種した。そして
、これらの缶入コーンポタージュスープをホットヘング
ーに入れて55°Cで2週間保存したのち、スープの変
敗状態を調べた。また、各スープを専門パネラ−10名
に喫飲させてその風味と粘度を評価した。その結果を下
記の表に示す。
(以 下 余 白) 上記の結果から、実施例品は、いずれも保存期間中の変
敗が皆無になることがわかった。また、従来の澱粉に代
えてワキシーコーンスターヂや繻米澱粉を用いると、蔗
糖脂肪酸エステルの苦みが発生しない低濃度(500〜
l OOOppm)にしても、充分に変敗防止効果が得
られることがわかった。そして、その風味および粘度も
良好なものであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アミロペクチンを99重量%以上含有する澱粉と
    抗菌性界面活性剤とを含有することを特徴とする密封容
    器入嗜好飲料。
  2. (2)上記アミロペクチンを99重量%以上含有する澱
    粉が、嗜好飲料全体に対し1.0〜5.0重量%含有さ
    れている特許請求の範囲第1項記載の密封容器入嗜好飲
    料。
  3. (3)上記抗菌性界面活性剤が、蔗糖脂肪酸エステル、
    グリセリン脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エス
    テルからなる群から選ばれた少なくとも1つの界面活性
    剤である特許請求の範囲第1項または第2項に記載の密
    封容器入嗜好飲料。
  4. (4)上記抗菌性界面活性剤が、嗜好飲料全体に対し0
    .01〜0.2重量%含有されている特許請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれかに記載の密封容器入嗜好飲
    料。
  5. (5)嗜好飲料が、コーンポタージユスープ、汁粉およ
    びミルクセーキのいずれかである特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれかに記載の密封容器入嗜好飲料。
  6. (6)密封容器が、缶、瓶、紙パックおよびラミネート
    パックのいずれかである特許請求の範囲第1項ないし第
    5項のいずれかに記載の密封容器入嗜好飲料。
JP62333599A 1987-12-28 1987-12-28 密封容器入汁粉飲料 Granted JPH01174363A (ja)

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JPH0435131B2 JPH0435131B2 (ja) 1992-06-10

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Cited By (3)

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