JPH01173512A - 高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法 - Google Patents

高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法

Info

Publication number
JPH01173512A
JPH01173512A JP33164787A JP33164787A JPH01173512A JP H01173512 A JPH01173512 A JP H01173512A JP 33164787 A JP33164787 A JP 33164787A JP 33164787 A JP33164787 A JP 33164787A JP H01173512 A JPH01173512 A JP H01173512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene resin
ethylene
foaming
speed
blowing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33164787A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Masazumi Shimizu
清水 正純
Hideki Yagyu
柳生 秀樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP33164787A priority Critical patent/JPH01173512A/ja
Publication of JPH01173512A publication Critical patent/JPH01173512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁電線あるいは同軸ケーブル等への適用が
可能である発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
コンピュータおよびその周辺機器をはじめとする電子機
器の発展に伴い、機器に使用する信号伝送用の電線・ケ
ーブルに対しても、高性能化、高倍転化が強く要求され
るようになってきている。
その中でも特に、絶縁被覆が薄(、信号伝送速度が速く
、雑音や漏話がなく、しかも低価格であるといった事項
についての要求が強い。
これらの要求を満足させるには、安価で加工し易く、か
つ電気的特性が良好であるエチレン系樹脂が好適であり
、さらにこれを発泡させることが比誘電率等の電気的特
性の向上につながる。
また発泡絶縁体の押出被覆速度が速いほどケーブルを低
価格にすることができる。
従来、発泡エチレン系樹脂絶縁被覆を形成するための種
々の方法が提案されている0例えば、発泡剤として、ア
ゾジカルボンアミドあるいは炭化水素あるいは弗化炭化
水素(フロン)などを使用することにより、発泡度が7
0%以上の絶縁被覆を製造することができる。
〔発明が解決しようとする問題点] しかしながら上記において、発泡度が70%を越えるよ
うな、高発泡体を押出被覆する場合、押出被覆速度がか
なり低下する “甲≠という欠点があった。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を改善し、押
出被覆速度を大幅に増加させることができる新規な高発
泡絶縁被覆を実現できるエチレン系樹脂発泡絶縁被覆の
形成方法の提供を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明の要旨
は、絶縁材料として、200℃における臨界剪断速度が
102〜10’ sec −Iの範囲のエチレン系樹脂
を用いたことにあり、それによって、押出被覆速度を大
幅に向上させたものである。
即ち、本発明の目的はエチレン系樹脂に化学発泡剤を混
練し又は物理発泡剤を押出機途中に導入し、溶融エチレ
ン系樹脂中に該発泡剤を均一に分散させた後、導体外周
に押出被覆して発泡エチレン系樹脂絶縁被覆を形成する
方法において、該エチレン系樹脂として200℃におけ
る臨界剪断速度が102〜10’ sec −’  の
範囲にあるエチレン系樹脂を用いることを特徴とする発
泡度が70%以上の高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形
成方法によって達成される。
本発明において使用するエチレン系樹脂には、エチレン
共重合体、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体などがあげられる。
本発明において使用する発泡剤は、化学発泡剤。
物理発泡剤のいずれでも良い。代表的化学発泡剤として
アゾジカルボンアミドなどのアゾ化合物、ニトロソ化合
物、スルホンヒドラジド化合物などがあり、これらの有
機化合物のほか重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、
亜硝酸アンモニウム。
アジド化合物などの無機化合物を使用できる。
また代表的物理発泡剤は常態で気体または液体であり、
チッソ、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の不活性ガス、
プロパン、ブタン、ヘキサン、ペンタン等の炭化水素、
ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロロトリフルオ
ロエタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモノフ
ルオロメタン。
モノクロロジフルオロメタン、トリクロロモノフルオロ
メタン等の弗化炭化水素といったものがあげられる。
発泡剤は、化学発泡剤はあらかじめ樹脂中に混練し、揮
発性物理発泡剤は、押出機途中で、溶融樹脂中に注入す
る方法が採用される。
本発明においては、気泡径の調整および均一な気泡の形
成を容易とするために発泡核剤を使用することも可能で
ある。代表的なものとして、窒化はう素、含水硅酸マグ
ネシウム、二酸化チタン、二酸化硅素などがある。また
化学発泡剤は、それ自身が有効な発泡核剤としての働き
も有している。
本発明において、熱溶融押出可能なエチレン系樹脂を使
用するが、ここで使用されるエチレン系樹脂は200 
’Cにおける臨界剪断速度が102〜10’ 5ec−
’を越えると個々の気泡が大きくなりすぎるめ多数の微
細気泡を均一に分布させることが困難であると共に耐亀
裂性が低下する傾向にある6 本発明において、臨界剪断速度は次のようにしで測定さ
れるものである。フローテスタを用い、ポリマを測定温
度に加熱溶融させ、さらに剪断応力をかけて半径r(a
m)の穴をもつダイスから押出し、流れるポリマの体積
流速Q (am” /sec )を測定する。このとき
の見掛けの剪断速度4Q/πr3を剪断速度として算出
する。剪断速度がある値以上になると流れ出るポリマの
表面が荒れてくる0表面が荒れ始める境界の剪断速度を
臨界剪断速度とする。なお、ダイスは半径0.25am
、ランド長1.Onのものを用いた。臨界剪断速度を測
定する温度を200 ”Cとしたのは、この温度がエチ
レン系樹脂の代表的成形温度であるからである。
〔実 施 例] 200℃における臨界剪断速度が20.500.300
0.15000の4種類のポリエチレンをエチレン10
0重量部に対してアブジカルボンアミドを5.0重量部
配合し、押出機に供給した。
これを外径0. 3−φの導体外周に押出被覆し、厚さ
0. 4wnt、の発泡絶縁被覆を形成した。
なお、押出条件は、20aI+1押出機を用い、L/D
=25、圧縮比−2,5、供給部の溝深さ=2、 5a
m+、計量部の溝深さ=1. 0in、スクリュウ回転
数=4rpm、シリンダ各部の設定温度=150 ’C
、ダイス設定温度=120℃であった。
かくして作製した発泡電線について、押出被覆速度、発
泡度、発泡状態、耐亀裂性について評価した結果を第1
表に示す。
第   1   表 なお、発泡状態は電線を輪切りにした断面を顕微鏡で観
察して評価した。また、耐亀裂性は、電線を自己径に5
回巻付け、100℃で2時間加熱と常温で2時間放置の
サイクルを3回繰り返した後の発泡絶縁被覆の亀裂の有
無を観察して評価した。
第1表から明らかな通り200 ’Cでの臨画剪断速度
が本発明の範囲にあるポリエチレンを使用した実施例1
.2では、発泡度が80%以上の高発泡体が得られ、し
かも発泡状態および耐亀裂性も良好である。
これに対し、200 ’Cでの臨界剪断速度が本発明の
範囲を外れる比較例−1では押出被覆速度を100m/
分以上と高速にすることは不可能であり、比較例−2で
は高速被覆及び高発泡にすることは可能であるが、1つ
1つの気泡が大きすぎ、また耐亀裂性が悪い。
〔発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明のエチレン系樹脂に化学
発泡剤を混練し又は物理発泡剤を押出機途中に導入し、
溶融エチレン系樹脂中に該発泡剤を均一に分散させた後
、導体外周に押出被覆して発泡エチレン系樹脂絶縁被覆
を形成する方法において、該エチレン系樹脂として20
0℃における臨界剪断速度が102〜l O’ sec
 −’  の範囲にあるエチレン系樹脂を用いることを
特徴とする発泡度が70%以上の高発泡エチレン系樹脂
絶縁被覆の形成方法によれば、薄肉で高発泡度の絶縁体
の高速被覆が実現できるようになり、電気的特性が良好
であり品質の向上と同時に大幅なコストダウンが可能と
なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチレン系樹脂に化学発泡剤を混練し又は物理発泡剤を
    押出機途中に導入し、溶融エチレン系樹脂中に該発泡剤
    を均一に分散させた後、導体外周に押出被覆して発泡エ
    チレン系樹脂絶縁被覆を形成する方法において、該エチ
    レン系樹脂として200℃における臨界剪断速度が10
    ^2〜10^4sec^−^1の範囲にあるエチレン系
    樹脂を用いることを特徴とする発泡度が70%以上の高
    発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法。
JP33164787A 1987-12-25 1987-12-25 高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法 Pending JPH01173512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33164787A JPH01173512A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33164787A JPH01173512A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01173512A true JPH01173512A (ja) 1989-07-10

Family

ID=18246004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33164787A Pending JPH01173512A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01173512A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61148703A (ja) * 1984-12-21 1986-07-07 出光石油化学株式会社 電線被覆用エチレン重合体組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61148703A (ja) * 1984-12-21 1986-07-07 出光石油化学株式会社 電線被覆用エチレン重合体組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4683166A (en) Foamed plastic insulated wire and method for producing same
EP2065155B1 (en) High processing temperature foaming polymer composition
JPH0752606B2 (ja) コーティングされた電線
JP3523943B2 (ja) 高発泡絶縁ポリエチレン用の発泡性樹脂組成物及びこれを被覆して作った高発泡絶縁ポリエチレン被覆電線
JP2012121995A (ja) 樹脂組成物及び発泡絶縁電線
US4547328A (en) Method for producing foamed plastic insulator
JPH01173512A (ja) 高発泡エチレン系樹脂絶縁被覆の形成方法
JP2596114B2 (ja) 高発泡プロピレン系樹脂絶縁被覆の形成方法
JP3694566B2 (ja) 不活性ガス発泡法による高発泡絶縁ポリエチレン被覆電線製造用の発泡性樹脂組成物及びこれを被覆して作った高発泡絶縁ポリエチレン被覆電線
JP3860243B2 (ja) 高発泡絶縁ポリエチレン用の発泡性樹脂組成物及びこれを被覆して作った高発泡絶縁ポリエチレン被覆電線
JP3534666B2 (ja) 不活性ガス発泡法による高発泡ポリエチレン被覆電線製造用の発泡性樹脂組成物及びこれを被覆して作った高発泡絶縁ポリエチレン被覆電線
JPH0464125B2 (ja)
JPH03195746A (ja) 薄肉発泡絶縁電線
JP2618464B2 (ja) 発泡絶縁電線
JP2939565B2 (ja) 高発泡絶縁ポリエチレン用発泡性樹脂組成物およびその製造方法
JPH02195603A (ja) 発泡絶縁電線
JP3514835B2 (ja) 高発泡体被覆電線およびその製造方法
JPS63252322A (ja) 発泡ふつ素樹脂絶縁電線の製造方法
JPH03146532A (ja) 電線被覆用の発泡性ポリオレフィン樹脂組成物
JPS63254620A (ja) 発泡ふつ素樹脂絶縁電線の製造方法
JP2597299B2 (ja) 発泡体および発泡体の製造法
JPS63276831A (ja) 発泡ふっ素樹脂絶縁電線の製造方法
JPH01221815A (ja) 高発泡ふっ素樹脂絶縁電線の製造方法
JPS63250027A (ja) 発泡ふつ素樹脂絶縁電線の製造方法
JPH0578124B2 (ja)