JPH01171829A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JPH01171829A
JPH01171829A JP33183987A JP33183987A JPH01171829A JP H01171829 A JPH01171829 A JP H01171829A JP 33183987 A JP33183987 A JP 33183987A JP 33183987 A JP33183987 A JP 33183987A JP H01171829 A JPH01171829 A JP H01171829A
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mold clamping
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plate
receiving plate
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Toshio Shiina
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement
    • B29C45/6714Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は射出成形機の型締装置に係り、特に金型の開閉
操作を補助シリンダにて行ない、圧締操作を主シリンダ
にて行なう形式の型締装置に関するものである。
(従来技術) 射出成形機の型締装置の一種に、タイロッドにて連結さ
れた固定盤と受圧盤との間に可動盤を配設し、該可動盤
と該受圧盤との間に配設された補助シリンダにて該可動
盤を該固定盤に対して接近・離隔移動させることにより
、それら可動盤と固定盤との間で金型の開閉操作を行な
うようにする一方、該可動盤を該固定盤に対して型締シ
リンダにて押圧させることにより、それら可動盤と固定
盤との間で金型の圧締操作を行なうようにしたものがあ
る。そして、このような型締装置の中に、受圧盤と可動
盤との間に配設した型締シリンダにて可動盤を直接押圧
する直圧式のものに比べて、型締シリンダの全長を短く
できると共に、使用作動油量を少なくできる、所謂ハイ
ドロメカニカル式の型締装置がある。
第7図には、そのようなハイドロメカニカル式型締装置
の一例が示されている。すなわち、そこにおいて、1は
、可動盤2を図中左右方向に移動させて、固定盤3との
間で金型4の高速型開閉を行なう補助シリンダであって
、可動盤2とタイロッド5で固定盤3に連結された受圧
盤6との間に配設されている。一方、金型4の圧締操作
を行なう型締シリンダ7は、受圧盤6に配設されており
、その型締シリンダ7の型締ラム8の先端面に対して中
間受圧盤9が配設されている。
そして、ここでは、可動盤2に対して、受圧盤6に向か
って延びるようにディスタンスロッド10が設けられて
いる一方、中間受圧盤9に対して、該ディスタンスロッ
ド10の挿通を許容する貫通孔11が形成せしめら耗て
おり、さらに、かかる中間受圧盤9に対して、かかる貫
通孔11内へのディスタンスロッド10の挿入を許容す
る挿入許容位置と、これを阻止するロック位置との間で
選択的に移動せしめられるロックプレート12が設けら
れている。
このようなハイドロメカニカル式型締装置によれば、ロ
ックプレート12を上記挿入許容位置に移動させた状態
で、前記補助シリンダ1を作動させることにより、可動
盤2を高速で移動させて、金型4の高速型開閉操作を行
なうことができるのであり(第7図下半部参照)、また
ロックプレート12を上記ロック位置に移動させた状態
で、型締シリンダ7の型締ラム8を突出作動させること
により、該型締シリンダ7の押圧力をディスタンスロッ
ド10を介して可動盤2に作用させて、金型4の圧締操
作を行なうことができるのである(第7図上半部参照)
そして、かかる型締装置では、上記補助シリンダ1によ
る金型4の高速型開閉操作時において、型締ラム8を移
動させる必要がないことから、直圧式のものに比べて、
型締シリンダ7の長さを短くできるのであり、またその
使用作動油量を著しく低減することができるのである。
なお、第7図において、13は、金型4の型開時におい
て、ロックプレート12とディスタンスロッド10との
間にロックプレート12の移動を許容する間隙を形成す
るための引戻シリンダであり、14は、その間隙幅を設
定するためのストツパである。
(問題点) しかしながら、このような従来のハイドロメカニカル式
〇型締装置においては、上述のように、型締シリンダが
受圧盤に配設されていたため、その構造上、前記中間受
圧盤(9)の如き中間強度部材を省略することができず
、それ故、装置が複雑で、製作性に劣るといった問題が
あった。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような事情を背景として
、上記従来のハイドロメカニカル式〇型締装置と同様の
利点を有する型締装置であって、従来のハイドロメカニ
カル式の型締装置よりも製作性に優れたものを提供する
ために為されたものであり、その要旨とするところは、
タイロッドにて連結された固定盤と受圧盤との間に可動
盤を配設し、該可動盤と該受圧盤との間に配設した補助
シリンダにて該可動盤を該固定盤に対して接近・離隔移
動させることにより、それら可動盤と固定盤との間で金
型の開閉操作を行なうようにする一方、該可動盤を該固
定盤に対して複数の型締シリンダにて押圧させることに
より、それら可動盤と固定盤との間で金型の圧締操作を
行なうようにした射出成形機の型締装置において、前記
複数の型締シリンダを、前記受圧盤と対面する前記可動
盤の背面側に配設すると共に、それら型締シリンダのそ
れぞれのピストンロッドから前記受圧盤に向かって延び
出すように所定長さのディスタンスロッドを設け、且つ
前記受圧盤に該ディスタンスロッドの挿通を許容する貫
通孔を形成して、前記補助シリンダにて前記可動盤が該
受圧盤に接近せしめられたときに、該ディスタンスロッ
ドが該貫通孔内に挿入せしめられ得るように為す一方、
該受圧盤に対して、所定の駆動手段にて、該ディスタン
スロッドの該貫通孔内への挿入を許容する位置とかかる
挿入を阻止する位置とに選択的に移動せしめられるロッ
ク部材を配設し、該ロック部材による該ディスタンスロ
ッドの挿入阻止状態において、前記型締シリンダのピス
トンロッドを突出作動せしめることにより、該ディスタ
ンスロッドを・該ロック部材に当接させて、該型締シリ
ンダに基づく押圧力を前記可動盤に作用せしめ得るよう
にしたことにある。
(作用・効果) このような型締装置によれば、前記従来のハイドロメカ
ニカル式の型締装置と同様に、直圧式のものに比べて、
主シリンダの全長を短(できる、使用作動油量を少なく
できる等といった効果が得られることは勿論、可動盤に
配設されたディスタンスロッドの受圧盤側への移動を阻
止するロック部材を受圧盤に直接設けて、従来のハイド
ロメカニカル式型締装置の如き中間強度部材を省略する
ことができるのであり、従って、その分、従来のハイド
ロメカニカル式〇型締装置よりも、装置を簡略化して、
その製作性を向上させることができるのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図において、20は、固定金型22が装着さ
れる固定盤であって、ベース24上に固設されている。
また、同図において、26は、タイロッド28によって
固定盤20に連結された受圧盤であって、図中左右方向
に移動可能にベース24上に配設されている。なお、か
かる受圧盤26は、タイロッド28に螺合されたナツト
36が、チェーン32およびスプロケット34を介して
電動モータ30にて回動せしめられることにより、固定
盤20に対して接近・離隔移動せしめられるようになっ
ている。ここでは、それら電動モータ30、チェーン3
2.スプロケット34.ナンド36等から受圧盤26の
移動機構が構成されているのである。
上記固定盤20と受圧盤26との間には、タイロッド2
8に案内されて第1図中左右方向に移動せしめられる可
動盤38が設けられており、この可動盤38と受圧盤2
6との間に補助シリンダ40.40が配設されている。
そして、可動盤38は、それら補助シリンダ40.40
によって図中左右方向に高速で移動せしめられ得るよう
になっており、かかる補助シリンダ40.40による可
動盤38の移動作動に基づいて、可動盤38に配設され
た可動金型42と前記固定盤20に配設された固定金型
22との高速型開閉操作が行なわれるようになっている
受圧盤26と対面する可動盤38の背面側には、機軸芯
回りに略等間隔に4つ(ここでは、そのうちの2つが示
されている)の型締シリンダ44が設けられている。そ
して、それら型締シリンダ44の受圧盤26側に突出せ
しめられたピストンロッド46の先端部に対して、それ
ぞれ、所定長さのディスタンスロッド48がその一端部
において同軸的に取り付けられている。
一方、受圧盤26には、それぞれのディスタンスロッド
48と同心的に、それらディスタンスロッド48の挿通
を許容する4つの貫通孔50が形成されており、また、
第1図および第2図に示されているよ□うに、可動盤3
8と対面する受圧盤26の前面には、それぞれ、2本の
ディスタンスロッド48に対応して、それらディスタン
スロッド48の貫通孔50内への挿入を阻止し得る二組
のロック装置52.52が設けられている。
これらロック装置52.52は、それぞれ、対応する2
つの貫通孔50を同時に閉塞する閉塞位置と同時に開放
する開放位置との間で移動せしめられるロック部材とし
てのロックプレート54と、ロックプレート54を上記
閉塞位置と開放位置との間で案内する案内部材56と、
ロックプレート54を案内部材56に沿って上記閉塞位
置と開放位置との間で移動せしめる駆動手段としての油
圧シリンダ58とから成っている。
ここにおいて、ロックプレート54は、対応する2つの
貫通孔50の配設方向に長い長手短形板状を成しており
、その長手方向の中間部には、ディスタンスロッド48
の直径よりも大径の通孔60が形成されている。また、
案内部材56は、U字状断面を有しており、そのU字部
の両端部で受圧盤26に固設されて、そのU字部の底壁
部と受圧盤26との間でロックプレート54をその長手
方向に案内するようになっている。さらに、油圧シリン
ダ58は、ロックプレート54の長手方向と平行に受圧
盤26に取り付けられており、そのピストンロッド62
の先端部においてロックプレート54から延び出させら
れたアーム64に連結されている。
そして、ここでは、案内部材56の底壁部に対して、各
ディスタンスロッド48が摺動可能に嵌合せしめられる
所定長さのガイド孔66.66が形成されており、油圧
シリンダ58のピストンロッド62が引込作動せしめら
れたとき、各対応する案内部材56のガイド孔66と受
圧盤26の貫通孔50とがロックプレート54にて遮断
せしめられるようになっている一方、油圧シリンダ58
のピストンロッド62が突出作動せしめられたとき、ロ
ックプレート54が一方の貫通孔50を閉塞する位置か
ら外れると共に、ロッドプレート54の通孔60が他方
の貫通孔50と一致する位置に移動せしめられて、それ
ら各対応するガイド孔66と貫通孔50とが相互に連通
せしめられるようになっている。
つまり、油圧シリンダ58のピストンロッド62が突出
作動せしめられた状態では、第3図に示されているよう
に、ディスタンスロッド48、ひいては可動盤38が、
ロックプレート54によって阻止されることなく、受圧
盤26側に移動せしめられ得るようになっているのであ
り、逆に、油圧シリンダ58のピストンロッド62が引
込作動せしめられた状態では、ディスタンスロッ5、ド
48がロックプレート54に当接することに基づいて、
可動盤38の受圧盤26側への移動が阻止せしめられる
ようになっているのである。
従って、かかる型締装置によれば、各ロック装置52の
油圧シリンダ58のピストンロッド62を突出作動させ
た状態で、前記補助シリンダ40を作動させることによ
り、金型22,42の高速型開閉操作を行なうことがで
きるのであり、また各ロック装W52の油圧シリンダ5
8のピストンロッド62を引込作動させた状態で、型締
シリンダ44のピストンロッド46を突出作動させるこ
とにより、各ディスタンスロッド48を各ロック装置5
2のロックプレート54に当接させ、型締シリンダ44
に基づく押圧力をその反力として可動盤38に作用させ
て、可動盤38と固定盤20との間で金型22,42の
圧締操作を行なうことができるのである。
そして、ここでは、上記金型22.42の高速型開閉操
作時において、型締シリンダ44のピストンロッド46
を型締シリンダ44の本体に対して移動させる必要がな
いことから、従来のハイドロメカニカル式〇型締装置と
同様、直圧式のものに比べて、型締シリンダ44の全長
を短くできると共に、その使用作動油量を著しく低減す
ることができるのである。
ところで、前記型締シリンダ44は、第4図に詳細に示
されているように、そのピストン68の可動盤38側に
第一の加圧室70を備えると共に、そのピストン68′
の受圧盤26側に第二の加圧室72を備えた復動シリン
ダとされており、第一の加圧室70に作動油圧が作用せ
しめられたとき、そのピストンロフト46が受圧盤26
側へ突出作動せしめられるようになっていると共に、第
二の加圧室72に作動油圧が作用せしめられたとき、そ
のピストンロッド46が可動盤38側に引込作動せしめ
られるようになっている。そして、ここでは、かかる型
締シリンダ44のピストン68に、ピストンロッド74
が型締シリンダ44の第一の加圧室70内に寸法;Sだ
け突出し得る状態で、子シリンダ76が設けられており
、この子シリンダ76の存在に基づいて、型締シリンダ
44のピストン68の移動ストロークが必要最小限の大
きさに設定できるようになっていると共に、金型22.
42のキャビティ内への樹脂材料の過充填時におけるデ
ッドロックが良好に防止できるようになっている。
すなわち、子シリンダ76のピストン78の受圧盤26
側には、前記型締シリンダ44の第二の加圧室72に連
通せしめられた、該第二の加圧室72よりも断面積の大
きい加圧室80が設けられており、その型締シリンダ4
4の第二の加圧室72に作動油圧が作用せしめられて、
型締シリンダ44のピストンロッド46が引込作動せし
められるとき、子シリンダ76のピストンロッド74が
型締シリンダ44の第一の加圧室70内に突出せしめら
れるようになっている。そして、かかる第一の加圧室7
0側に突出した子シリンダ76のピストンロッド74が
可動盤38側のシリンダ壁に当接することに基づいて、
型締シリンダ44のピストンロッド46の引込位置が規
定されるようになっている。
一方、型締シリンダ44の第一の加圧室70側に作動油
圧が作用せしめられるピストンロッド46の突出作動時
においては、第5図に示されているように、子シリンダ
76の可動盤38側の加圧室82にその第一の加圧室7
0を通じて作動油圧が作用せしめられて、その子シリン
ダ76のピストンロッド74が受圧盤26側に引込作動
せしめられるようになっている。そして、これにより、
型締シリンダ44のピストン68と第一の加圧室70の
可動盤38例のシリンダ壁との間に、該ピストン68の
実際の移動ストローク:Gよりも前記寸法:Sだけ大き
い間隙:αが形成せしめられるようになっており、後述
するように、かかる間隙:α(ここでは、厳密には、子
シリンダ76のピストンロッド74とシリンダ壁との間
の間隙:β)の存在に基づいて、キャビティ内への樹脂
材料の過充填時におけるデッドロックが良好に防止され
るようになっている。
このような型締装置では、通常の型締作動に先立って、
先ず、電動モータ30にて受圧盤26を移動させて、第
1図に示すように、金型22,42の型閉状態において
、各ディスタンスロッド48と各ロック装置52のロッ
クプレート54との間に所定の隙間:Gが形成せしめら
れるように、受圧盤26を位置決めする。そして、かか
る受圧盤26の位置決め後において、通常の型締作動を
行なうようにする。なお、上記隙間:Gは、前記型締シ
リンダ44のピストン68の移動ストローク:Gに対応
するものであるため、成形サイクルを短縮する都合上、
ロックプレート54のスムーズな移動を許容する範囲で
できるだけ小さく設定する。
ところで、この型締装置では、かかる受圧盤26の位置
決め完了後、前述のように、各ロック装置52の油圧シ
リンダ58のピストンロッド62の突出作動状態下にお
いて、補助シリンダ40゜40が作動せしめられて、金
型22,42の高速型開閉操作が行なわれる一方、それ
ら油圧シリンダ58のピストンロッド62の引込作動状
態下において、各型締シリンダ44のピストンロッド4
6が突出作動せしめられて、金型22,42の圧締操作
が行なわれ、これによって金型22,24の型締作動が
行なわれることとなるが、補助シリンダ40.40によ
る金型22,42の高速型開閉時においては、各型締シ
リンダ44の第二の加圧室72に対して作動油圧を作用
せしめるようにする。
このようにすれば、前述のように、子シリンダ76のピ
ストンロッド74がシリンダ壁に当接する引込位置にピ
ストンロッド46が保持された状態で、金型22,42
の高速型開閉が行なわれるのであり、第4図に示されて
いるように、それら金型22.42の型閉時において、
各ディスタンスロッド48と各ロック装置52のロック
プレート54との間に前記隙間:Gが形成されると共に
、型締シリンダ44のピストン68と可動盤38側のシ
リンダ壁との間に前記隙間:Sが形成されるのである。
従って、この状態から型締シリンダ44のピストンロッ
V46を突出作動させ、ディスタンスロッド48をロッ
クプレート54に当接させて金型22.42の圧締操作
を行なえば、型締シリンダ44のピストン68とシリン
ダ壁との間に前記間隙:α(= S 十G)が形成され
るのであり、金型22.42のキャビティ内に樹脂材料
が過充填されたとき、可動盤38がその間隙:α(実際
には、間隙:β)の存在に基づいて受圧盤26側に移動
せしめられて、デッドロックが良好に回避されるのであ
る。
なお、かかる樹脂材料の過充填による可動盤38の移動
は、第6図に示されているように、型締シリンダ44の
第一の加圧室70内の作動油がリリーフ弁84を通じて
排出されることにより、許容されることとなる。また、
上記デッドロックを防止するための隙間:βは、任意の
大きさに設定することが可能であるが、一般には、第6
図に示されているように、最大射出量の樹脂材料を2度
射出しても、子シリンダ76のピストンロッド74とシ
リンダ壁との間に所定の隙間:γが形成される大きさに
設定されることとなる。
以上説明したように、かかる本実施例の型締装置によれ
ば、従来のハイドロメカニカル式型締装置と同様、直圧
式のものに比べて、主シリンダの全長を短くできると共
に、使用作動油量を著しく少なくできるのであり、しか
もそのような効果を、従来のハイドロメカニカル式の型
締装置の中間受圧盤の如き中間強度部材を用いることな
く得ることができるのである。そしてそれ故、従来のハ
イドロメカニカル式型締装置と同様の機能を、より製作
性に優れた簡単な構造によって有利に達成することがで
きるのである。
また、本実施例の型締装置によれば、型締シリンダ44
として子シリンダ76を内蔵した復動シリンダが採用ぎ
れ、型締シリンダ44のピストンロッド46の移動スト
ロークを増大させることなく、キャビティ内への樹脂材
料の過充填時におけるデッドロックを良好に回避できる
ようにされていることから、型締シリンダ44の作動時
間を有利に短縮して、型締サイクル、ひいては射出成形
サイクルを有利に短縮できるといった利点もあるのであ
る。
さらに、・本実施例では、4つの型締シリンダ44が機
軸芯回りに等間隔で配設されていることから、第1図に
示されているように、それら型締シリンダ44の中央部
にエジェクタ機構86を支障な(設けることができると
いった利点もあるのである。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通りの例示であり、本発明がかかる具体例に限定され
ることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種
々なる変更、修正、改良等を施した態様で実施できるこ
とは、言うまでもないところである。
例えば、前記実施例では、型締シリンダ44が機軸芯回
りに等間隔に4つ配設されていたが、かかる型締シリン
ダ44の配設形態および配設数は、必要に応じて適宜変
更することが可能であり、また型締シリンダ44として
単動シリンダ構造のものを採用することも可能である。
また、受圧盤26の貫通孔50内へのディスタンスロッ
ド48の挿入を阻止するためのロック装置としては、ロ
ック部材としてのロックプレートを一軸回りに回動せし
める回動タイプのものを採用することが可能であり、受
圧盤26を固定盤20に対して接近・離隔移動させる移
動機構としても、種々の構造のものを採用することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う型締装置の一例を示す要部断面
説明図であり、第2図は、そのu−n断面図であり、第
3図は、第1図の型締装置の異なる作動形態を示す一部
断面説明図である。第4図は、第1図の型締装置の要部
を拡大して示す断面説明図であり、第5図および第6図
は、それぞれ、第4図とは異なる作動形態における第4
図の一部に対応する断面図である。第7図は、従来例を
示す説明断面図である。 20:固定盤     22:固定金型26:受圧盤 
    28:タイロッド38:可動盤     40
:補助シリンダ42:可動金型    44:型締シリ
ンダ46:ピストンロッド(型締シリンダの)48:デ
ィスタンスロッド 50:貫通孔     52:ロック装置54:ロック
プレート(ロック部材) 56:案内部材 58:油圧シリンダ(駆動手段) 60:通孔      66:ガイド孔68:ピストン
(型締シリンダの) 70:第一の加圧室  72:第二の加圧室74:ピス
トンロッド(子シリンダの)76:子シリンダ 78:ピストン(子シリンダの)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイロッドにて連結された固定盤と受圧盤との間
    に可動盤を配設し、該可動盤と該受圧盤との間に配設し
    た補助シリンダにて該可動盤を該固定盤に対して接近・
    離隔移動させることにより、それら可動盤と固定盤との
    間で金型の開閉操作を行なうようにする一方、該可動盤
    を該固定盤に対して複数の型締シリンダにて押圧させる
    ことにより、それら可動盤と固定盤との間で金型の圧締
    操作を行なうようにした射出成形機の型締装置において
    、 前記複数の型締シリンダを、前記受圧盤と対面する前記
    可動盤の背面側に配設すると共に、それら型締シリンダ
    のそれぞれのピストンロッドから前記受圧盤に向かって
    延び出すように所定長さのディスタンスロッドを設け、
    且つ前記受圧盤に該ディスタンスロッドの挿通を許容す
    る貫通孔を形成して、前記補助シリンダにて前記可動盤
    が該受圧盤に接近せしめられたときに、該ディスタンス
    ロッドが該貫通孔内に挿入せしめられ得るように為す一
    方、該受圧盤に対して、所定の駆動手段にて、該ディス
    タンスロッドの該貫通孔内への挿入を許容する位置とか
    かる挿入を阻止する位置とに選択的に移動せしめられる
    ロック部材を配設し、該ロック部材による該ディスタン
    スロッドの挿入阻止状態において、前記型締シリンダの
    ピストンロッドを突出作動せしめることにより、該ディ
    スタンスロッドを該ロック部材に当接させて、該型締シ
    リンダに基づく押圧力を前記可動盤に作用せしめ得るよ
    うにしたことを特徴とする射出成形機の型締装置。
  2. (2)前記型締シリンダが、そのピストンの両側にそれ
    ぞれ加圧室を備えた復動シリンダであって、前記可動盤
    側の第一の加圧室に作用せしめられる作動油圧により、
    前記ピストンロッドが突出作動せしめられるようになっ
    ていると共に、前記受圧盤側の第二の加圧室に作用せし
    められる作動油圧により、該ピストンロッドが引込作動
    せしめられるようになっており、且つ、該型締シリンダ
    のピストンに、ピストンロッドが該型締シリンダの第一
    の加圧室内に所定寸法突出可能に配設された復動式の子
    シリンダが内蔵されて、該子シリンダのピストンロッド
    の突出作動と引込作動とが、それぞれ、前記型締シリン
    ダのピストンロッドの引込作動と突出作動とに連動して
    行なわれるようになっている特許請求の範囲第1項記載
    の型締装置。
  3. (3)前記受圧盤が、所定の移動機構により、前記固定
    盤に対して接近・離隔移動せしめられ得るようになって
    いる特許請求の範囲第1項または第2項記載の型締装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111980183A (zh) * 2020-07-24 2020-11-24 王小艳 一种装配式建筑外挂墙板排水装置

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