JPH01171688A - 有機性廃液の処理方法 - Google Patents

有機性廃液の処理方法

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JPH01171688A
JPH01171688A JP62328800A JP32880087A JPH01171688A JP H01171688 A JPH01171688 A JP H01171688A JP 62328800 A JP62328800 A JP 62328800A JP 32880087 A JP32880087 A JP 32880087A JP H01171688 A JPH01171688 A JP H01171688A
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本田 一好
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竹倉 紘一
Shinji Yanagimachi
柳町 晨二
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はし尿、下水、浄化槽汚泥、畜産廃水、工場廃水
等の有機性廃水中のBOD、COD、或いは窒素、リン
、生物分解処理の困難な有機物等の環境汚染物質を含有
する有機性廃液の処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、し尿等の有機性廃水を処理するには、■廃水を生
物処理した後、この処理水を限外濾過膜(以下UP膜と
いう)を用いて濃縮し、UP膜を透過した処理水をオゾ
ン処理する方法、■廃水を生物処理した後、この混合液
をUP膜によって固液分離し、UP膜を透過した処理水
をさらに逆浸透膜(以下RO膜という)で処理し、RO
@濃縮液を抜出して乾燥焼却する方法、■廃水を生物処
理した後、この混合液をUF膜によって固液分離し、U
P膜を透過した処理水をさらにRO膜によって処理し、
ROIlfi4縮液を抜出して、これに粉末活性炭を添
加し、濃縮した所間成分を吸着せしめ、これを活性炭と
分離水とに分け、分離水はUP膜の前、例えば生物処理
に返送し、活性炭は余剰汚泥として脱水、乾燥、焼却す
る方法、等が行なわれている。
〔発明か解決しようとする問題点〕
゛ところで、■の方法において、オゾン処理はJ転操作
が容易で、ランニングコストも安く、脱色に効果がある
が、COD除去率は低く、良好な処理水質が得られない
。■の方法においては、RO膜はUP膜より膜の細孔径
が小さく、UP膜を透過したCODや着色成分が除去さ
れ、処理水質ら向上するが、RO膜を透過しない濃縮分
は抜出され、UF膜の処理水と共に再度RO膜に供給さ
れるので所間成分が経時的に濃縮する。これを一定濃度
に保持するため、一定電の濃縮液を抜出し、乾燥、焼却
する。したがって水分蒸発に要するエネルギー(例えば
重油)を子指に消費し、設備ら大きくなる。上記乾燥、
焼却する濃縮液の濃度を高め、水成分を減少させるには
、濃縮倍率を高めればよいが、濃縮液の汚濁成分濃度と
、必要とする逆浸透圧とは比例するため、濃縮倍率が上
昇するに伴なって110膜透過液量が低下してしまう。
■の方法では、添加活性炭を焼却仕ずに回収、再生する
とプロセスが複雑となり、さらに再生ロス分を補充しな
ければならないため、運転経費が高くなる。また使用し
た活性炭の全mを焼却処理すると操作は簡単となるが、
低品位、低コストの活性炭を使用しても、全量補給しな
ければならないため、運転経費は高くなる。
等、それぞれ問題点がある。
本発明者等は、上記従来法の問題点を解消すべく、生物
処理した廃液を、UP膜装置(以下UP装置という)に
導入して濃縮し、さらに分離した処理水をRO膜装置(
以下RO装置という)に導入して処理する方法について
鋭意研究した結果、次の知見を得た。
すなイっち、RO膜はUF膜を透過した所間成分と共に
溶解塩類も阻止するので、全蒸発残留物(以下T−Sと
いう)阻止率の高いRO膜を用いると、濃縮側の塩濃度
が高くなるため、Ro膜にかける圧力を次第に高くしな
ければならず、遂には膜の耐圧限界圧力をかけても膜を
透過する処理水が得られなくなる。したがって、阻止率
のあまりに高いRO膜の使用は好ましくない。
し尿廃液を例にして説明すると、これを生物処理し、さ
らにUP処理した液中には各種塩類がイオンとして溶存
しているが、RO膜のイオン阻止率はイオンの種類によ
って異なりイオン間の相互作用の影響を受ける。このた
め、個々のイオンについて考慮するよりT−Sの阻止率
としてRO膜の性能を評価した方か実用的である。
また、RO膜による濃縮液のT−S濃度は、RO膜に供
給される液のT−S濃度が一定であればRO膜のT−S
阻止率によって決まる。UF装置の処理水心に対するU
P装置の供給液に返送される液量の比は、生物処理槽と
RO装置の間の濃度勾配を決める。
この場合、RO濃縮液の濃度が上昇すると、RO膜のT
−’S阻止率は100%でないがらRO膜処理水の水質
が悪くなる。
例えば、NH,”、No2−1N O3−等のN成分は
、生物処理によってN2ガスとなるが、適正負荷の条件
でも100%N、ガスにすることは不可能である。生物
処理によって処理されなかったN成分は、UP膜を透過
し、RO膜で相当部分が阻止されるので、濃縮液を再度
生物処理に返送することによって、RO膜処理水中のN
成分濃度を下げることが出来る。しかし、返送比を高く
すれば、結果としてUF膜に対する負荷が大きくなり、
UP装置を増設しなければならなくなるので得策でなく
、返送比をある程度小さくすることが必要である。
本発明は、上記の知見に基づいてなされたもので、良好
な処理水質か安定して保持され、経時的に各部分の処理
型のバランスがくずれることなく、操作が簡単で運転経
費の安価な有−性廃液の処理方法を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成すべくなされたもので、その要
旨は有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、この
生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置で
濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理する
有機性廃液の処理方法において、全蒸発残留物阻止率が
90%以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置
の処理水心に対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装
置処理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に返送
される液qの比が0.25 以下であって、返送される
液量の一部が生物処理槽に返送される有機性廃液の処理
方法、または上記方法の生物処理槽、UF装置に供給す
る液、またはUP装置処理水に凝集剤を添加する有機性
廃液の処理方法、或いは上記方法においてオゾン処理を
所要部分に付加した有機性廃液の処理方法にある。
〔作用〕
本発明は上記の構成を有するため、Ro装置の濃縮液の
濃度が高くなり過ぎて、透過水損が減少したり、UP装
置の負荷が増大して、処理装置全体のバランスがくずれ
ることがない。また、凝集剤を生物処理槽またはUP装
置の供給液に添加することによって凝集処理されるので
、被処理物濃度の高い有機性廃液にも広く対応出来る。
さらに、オゾン処理槽を所要部分に設けてオゾン処理を
施することによって処理水質が向上する。
〔実施例〕
第1図は、本発明の方法を実施する装置の一例を示すも
ので、図中符号Iは生物処理槽である。
生物処理槽Iには、除渣廃液か導入される廃液導入管2
、下部から02ガスを吹込む0.吹込み管3が設けられ
ている。また、P Hをコントロールするためのアルカ
リ液を導入するアルカリ導入管4が設けられている。生
物処理された処理液は、生物処理液導管5を介してUP
P置供給液槽6に導入される。
UPP給液槽6には、内部の液の一部を生物処理槽1に
返送する返送管7、後述するUPP置濃縮液を循環する
循環用の管8、UP装置に供給液を供給する供給管14
、およびRO装置供給液槽の一部を返送する返送管9が
接続されている。また、希釈水導入管IO1必要に応じ
て凝集剤を添加する凝集剤導入管11が設けられている
。さらに、この液の一部を抜出し濾過機(図示せず)等
によって固液分離し、炉液のみを戻す、抜出管12およ
び戻し管13が接続されている。
なお、上記凝集剤は、生物処理槽1、生物処理液導管5
、循環用の配管8、または供給管14に添加してもよい
上記UF装置供給液槽の液は、ポンプ(図示せず)によ
って所定の圧で、供給管14を介してUF装置I5に導
入される。このUP装置I5で濃縮された液は循環用の
管8を介してUPP置供給液槽6に循環され、UF膜1
5aを透過した液は、UP処処理水胃管16よってRO
装置供給液槽17に送られる。この供給W117の液は
、ポンプ(図示せず)によって、供給管工8を介してR
O装置I9に圧送される。
RO装置I9で濃縮された濃縮液は、循環用の管20を
通って上記RO装置供給液槽17に戻され、RO膜19
aを透過した液は、外部に排出される。
上記構成の有機性廃液処理装置において、RO膜19a
のT−S阻止率が高過ぎろと濃縮液の6度が次第に高く
なり、RO膜19aを透過する処理水の量が少なくなり
、また、RO装置供給液槽I7にUP処理水送管工6を
通って供給される液…に対するRO装置供給液槽17か
ら返送管9によって返送きれるRO装置濃縮液量の比が
 0.25を越えると、UF装置に対する負荷が高くな
り、UP装置の能力を越えてしまう。そのため、各部の
量的バランスを保持して定常的な運転を行なうには、R
O膜のT−S阻止率を90%以下、RO装置供給槽17
に供給するUPP置処理水の量に対する、返送管9によ
って返送される液量の比を0.25 以下とすることが
必要である。
また、凝集剤の添加は、廃水中の被処理物質が少なく、
特にリンが含まれていない場合には必要ないが、これを
添加することにより、リンが固定化され、COD、色度
、その他の成分の中で、比較的高分子な成分を凝集、吸
着によって固定化し、抜出管12より引出す余剰汚泥と
して処理でき、UP、RO装置に対する負荷が減少され
、処理水質が良好となる。
凝集剤の添加位置は、UF装置を2台直列に設けた場合
には後段のUP装置の供給液に凝集剤を添加して、発生
する凝集懸濁物を分離してもよい。
使用される凝集剤は、一般の凝集剤がいずれら使用出来
、例えば硫酸バンド、塩化第二鉄、ポリ鉄、その他市販
品の有機高分子凝集剤があげられる。
本発明で使用されるT−S阻止率90%以下のRO膜は
、一般にルーズRO膜で、r(0膜の中では細孔径か大
きく、UP膜に近い膜である。そのため、T−Sの濃縮
によって透過水の量が低下することなく、20 kg/
 cm’以下の比較的低い圧で、操作することが出来ろ
。しかし、ルーズであるため高度な処理水質が要求され
たり、廃水中に低分子汚濁物質が多く含有されていると
、満足な処理水質が得られないことがある。
このような場合にはRO膜処理の而、またはあとに、オ
ゾン処理工程を設けて、オゾン処理を行う。
例えば、第1図に2点鎖線で示すように、RO装置I9
の透過水を導管2Iを介してオゾン処理槽供給水槽22
に導入し、この液をポンプ(図示せず)によって、導入
管23を介してオゾン処理槽24に供給する。同時にO
3吹込管3より分岐し、オゾン発生器25によってオゾ
ン化したオゾン含有酸素を吹込み管26を介してオゾン
処理槽、IV24に吹込む。オゾン処理された処理水は
、抜出し管27より抜出される。オゾン処理に使用され
、含有するオゾンが消費されたガスは、ガス戻り管28
によって、0.吹込み管3に送られ、生物処理に使用さ
れる。
このように、RO装置によって大部分の汚濁成分が阻止
され、さらにその処理水をオゾン処理するので、高度の
COD、色度除去が達成される。
また、通常の凝集沈澱処理水をオゾン処理する場合は、
難生物処理物質の易生物処理化が行なわれ、すなわち、
CODのBOD化率は高くなる。
しかし本願発明ではCODは大幅に減少するのでBOD
の増加は少なく、さらに溶解成分が不溶化して懸局物質
が発生することがない。
第2図、第3図は、オゾン処理を付加した他の例を示す
もので、第1図と同一部分には同一の符号を付してその
説明を省略する。
第2図は、UF装置I5の透過液をオゾン処理槽供給液
槽22に導入し、これをオゾン処理槽24に導いてオゾ
ン処理した後RO膜処理をするものである。これは、主
としてCOD、色度除去に効果があるが、CODのBO
D化は高い。しがし、BOD成分の大部分はRO膜19
aで阻止され、濃縮液としてUP装置供給液槽6を通っ
て生物処理槽1に返送されるので、RO装置19の処理
水質は向上する。
第3図は、RO装置供給液槽I7とUP装置供給液槽6
との間の返送管9にオゾン処理槽24を設けたしので、
オゾン処理の対象となる液の量が少ないため効率のよい
処理が可能となる。そのためCODの130D化の率も
高くなり、またNI−I、−の一部がNO2−或はNO
,″となろ。生物処理におけるN、ガス化はN H4−
がNo、−またはNo、−を経てN、ガスとなるので、
生物的脱窒素効率が上昇し、その結果、RO装置処理水
の水質が向上する。
上記オゾン酸化の代りに、紫外線処理に代表される光酸
化処理、或いは塩素系酸化剤処理などもあるが、光酸化
法は、低濃度、多量の水処理には、効率が悪く、経費が
かがり、塩素系酸化剤はオゾンに比して酸化力か弱く、
存寄な有機塩素化合物を発生する。
これに対して、オゾンは、生物処理の酸素源として高濃
度酸素を使用している場合、その一部をオゾン−発生器
に通してオゾン化することによって得られ、そのコスト
は、例えば酸素濃度90%の場合、空気を原料とした場
合の1/3となり、しかむオゾン処理槽より出たガスの
酸素濃度は、生物処理槽に吹込まれるO、ガスと大差が
ないので再利用することが出来る。
実施例I 第1図の装置を用いてスクリーン等によって挾錐物を除
去した除渣し尿10m3/日を生物処理槽Iに連続供給
し、生物処理槽1内の溶存酸素がImg/ Qとなるよ
うに02ガスを吹込んだ。し尿は、平均滞留時間4日で
処理された後、生物処理液はUP装置供給液VI6に導
かれる。このUP装置供給液槽6には、溶解性のリンや
、生物分解残存COD、着色物質を固定化するため、凝
集剤とり、て硫酸バンドをs o o mgA +22
03/ I2・し尿の割合で供給し、さらに希釈水とし
て井戸水10m3/日を供給した。この際、硫酸バンド
の添加により、生物処理槽IのPHが低下するので、槽
内P I(が約6.5 となるようにアルカリ水溶液と
して苛性ソーダ25wt%溶液を生物処理槽lに供給す
る。上記jJ F装置供給液槽6の液を分子量20,0
00のポリエチレングリコールで、阻止率85%、l本
当り1.6m2のモジュール26本を装着したUP装置
15にUF膜管内流速2 、5 m/sec、入口圧8
 kg/cm’の条件で圧入した。このUF’装置濃縮
液の相当部分をUP装置供給液槽6に循環した。UP装
置供給液槽6では、活性汚泥と凝集剤による固定化物質
が濃縮される。この濃縮スラリを返送汚泥として、生物
処理槽lの汚泥濃度がMLSS約23.000mg/f
Jを保持するように生物処理槽1に返送した。また、U
P装置供給液11v6からは、活性汚泥増加債および凝
集成牛汚泥量の合計量に見合う(dの余剰汚泥を抜出管
12より抜出し、遠心脱水機等によって脱水し、そのp
液を戻し管13を介してUF装置供給液1’ff6に戻
し、脱水汚泥は系外て乾燥、焼却等の別処理をした。
TJF膜透過液量は、3012/ m”hrを維持する
こととしたが、これに関係なく、2ケ月に1回の頻度で
、UP膜を薬液洗浄した。
上記UF装置I5の処理水をRO装置供給液槽17に導
入した。このRO装置供給液槽17から、T−3阻止率
90%のスパイラル管3本よりなるRO膜を装着したベ
ッセルを、4本組合わせてRO装置とした。このRO装
置にベッセル1本当り30g/分、入口圧17 kg/
 cm2を維持しなからRO装置供給液槽17の液を供
給した。RO装置19の濃縮液はRO装置供給液槽17
に循環した。
したがってRO装置供給槽17には、UF膜を透過し、
OR膜で阻止されたCOD、色度成分等が濃縮するので
、5m3/日の量をRO装置濃縮液槽17からUP装置
供給液槽6に返送した。この場合、RO装置供給液槽1
7に導入されるUP装置処理水の量に対する、RO装置
供給液槽17からUP装置供給液槽6に返送される液量
の比は約0.2である。
UF装置供給液槽6に返送されたRO膜濃縮液は再度凝
集剤処理され、さらにその一部は、返送汚泥によって生
物処理槽1に送られ生物処理される。
上記条件において、RO装置19のRO膜19aを透過
する処理水量は膜面積あたり 0 、7 m’/m2・
日、全排出水量は25m3/日であった。
上記RO装置19の透過水を試料Aとする。
実施例2 実施例1の処理水をオゾン処理槽24に導きオゾン処理
を行なった。オゾンは、02吹込管3より分岐し、オゾ
ン発生器25を通してオゾン化し、オゾン含有ガスをオ
ゾン処理槽24に導入した。
この場合のオゾン処理条件は、供給液に対するオゾン導
入量は70 mgo 3/ Q・供給液とし、オゾン処
理槽24の供給液滞留時間は20分とした。オゾン処理
した液は排出し、オゾン処理に供したガスは、02吹込
管3に送り、生物処理に使用した。
上記オゾン処理槽24からの排出水を試料Bとする。
実施例3 第2図の装置を用いて廃水処理を行なった。オゾン処理
槽24を、UP装置15、RO装置19の間に位置せし
め、UP装置の処理水をオゾン処理し、これをRO装置
に供給した。この場合RO装置に供給される水量および
T−Sflは実施例2と同じなので、RO膜当り、0.
7m’/m”日 の透過量とし、オゾン処理条件は40
0 mgo 3/ Q・供給液、供給液の滞留時間は6
0分として運転を行なった。RO装置19の透過水を試
料Cとする。
実施例4 第3図の装置を用いて廃水処理を行なった。オゾン処理
槽24をRO装置供給液槽17と、UP装置供給液槽6
の間の返送管9に設けた他は実施例2と同じにした。オ
ゾン処理条件は、供給液の量が少ないため、800 m
go 3/ Q・供給液とし、滞留時間は60分とした
。その結果RO装置のRO膜の透過水量は、0.75 
m37m”・日とやや向上した。このRO装置を透過し
た水を試料りとする。
比較例I 実施例1と同じにして運転を行ない、安定した状態に達
した時点で、RO装置供給液槽17に導入されるUP装
置処理水の量に対する、返送管9を介して返送する量の
比を3.0 とした。その結果、UP装置供給液槽6の
水位が次第に上昇し、遂には運転不能となった。
比較例2 実施例1と同じにして運転を行ない、安定した状態に達
した時点で、RO膜をT−5阻止率90%の膜から95
%の膜に交換したところ、30後にRO装置供給液槽1
7内のT−5は約40,000mg/(!になり、RO
装置19の透過水量は0.2m3/m2・日に急低下し
、運転継続が出来なくなった。
実施例5 浄化槽汚泥混入率50%の除渣し尿を用い、凝集剤を添
加せず、またRO膜としてT−S阻止率80%のものを
使用した他は実施例1と同じにしlコ。RO装置の透過
水を試料Eとする。
実施例1〜5(試料A−E)の処理水質測定結果を一括
して第1表に示す。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係る有機性廃液の処理方法は
、RO膜のT−S阻止率およびRO装置供給噂に導入さ
れるUP装置透過水量に対する、RO装置供給槽から返
送される液量の比を規制することによって、処理装置各
部分の流mバランスが良好に保持され、また凝集剤を用
いろことによって除渣廃液の被処理物質濃度の広い範囲
に対応することが出来る。さらにオゾン処理を所要の部
所に付加することによって処理水質が向上するなどの長
所を有し、操作が容易で経済的な有機性廃処理を可能と
するしのである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の方法を実施する装置の
フローを示す図で、第1図は、基本的フローおよびこれ
にオゾン処理の一例を付加した図、第2図および第3図
は、オゾン処理を付加した他の例を示す図である。 I・・・・・・生物処理槽、2・・・・・・廃液導入管
、3・・・・・・0、吹込み管、4・・・・・・アルカ
リ導入管、5・・・・・・生物処理液導管、6・・・・
・・UP装置供給液槽、7・・・・・・返送管、8・・
・・・・循環用管、9・・・・・・返送管、10・・・
・・希釈水導入管、II・・・・・・凝集剤導入管、1
2・・・・・・抜出管、13・・・・・・戻し管、14
・・・・・・供給管、I5・・・・・UF装置、15a
・・・・・・UP膜、16・・・・・・UF処理液送管
、17・・・・・・RO装置供給液槽、18・・・・・
供給管、19・・・・−・RO装置、19a・・・・・
・RO膜、20・・・・・・循環用の管、21・・・・
・・導管、22・・・・・・オゾン処理槽供給水槽、2
3・・・・・・導入管、24・・・・・・オゾン処理槽
、25・・・・・・オゾン発生器、26・・・・・吹込
み管、27・・・・・・抜出し管、28・・・・・・ガ
ス戻り管。 出願人  昭和エンジニアリング株式会社手続補正書(
師) 63.2.12 昭和 年 月  日 特許庁長官   殿             も1、
事件の表示 昭和62年特許願第328800号 2、発明の名称 有機性廃液の処理方法 3、補正をする者 東京都中央区八重洲2丁目1番5号 東京駅前ビル6階
明細書の「特許請求の範囲」および「発明の詳細な説明
」の各個。 6、補正の内容 (+)  明細書の「特許請求の範囲」を別紙のように
訂正する。 (2)第17頁第4行「オゾン−発生器」とあるを[オ
ゾン発生器母訂正す6・々−t 乙へ 特許請求の範囲 (1)  有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し
、この生物処理槽か導出した生物処理液を限外E過膜装
置で濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理
する有機性廃液の処理方法において、全蒸発残留物阻止
率が90%以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜
装置の処理水量に対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過
膜装置処理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に
返送される液量の比が 0.25以、下であって、返送
される液量の一部が生物処理槽に返送されることを特徴
とする有機性廃液の処理方法。 (2)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
の生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置
でa縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理す
る有機性廃液の処理方法において、上記生物処理槽また
は限外濾過膜装置のO(給液に凝集剤を添加して限外濾
過膜装置に導入するとともに、全蒸発残留物阻止率が9
0%以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置の
処理水rnに対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装
置処理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に返送
される液mの比が0.25 以下であって、返送される
液量の一部が生物処理槽に返送されることを特徴とする
有機性廃液の処理方法。 (3)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
の生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置
で濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理す
る有機性廃液の処理方法において、2台の限外濾過膜装
置を直列に配置し、後段の限外濾過膜装置の供給液に凝
集剤を添加し、全蒸発残留物阻止率が90%以下の逆浸
透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置の処理水量に対す
る逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処理水との合流
液から、限外濾過膜装置の供給液に返送される液量の比
が0.25 以下であって、返送される液量の一部が生
物処理槽に返送されることを特徴とする有機性廃液の処
理方法。 (4)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
の生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置
で濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理す
る有機性廃液の処理方法において、上記生物処理槽また
は限外濾過膜装置の供給液に凝集剤を添加して限外濾過
膜装置に導入するとともに、全蒸発残留物阻止率が90
%以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置の処
理水虫に対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処
理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に返送され
る液量の比が0.25 以下であって、返送される液量
の一部が生物処理槽に返送され、さらに所要部分にオゾ
ン処理槽を設けてオゾン処理を施すことを特徴とする有
機性廃液の処理方法。 (5)オゾン処理槽を設けてオゾン処理を施すことが、
逆浸透膜装置の処理水をオゾン処理槽に導き、オゾン処
理を施すことである特許請求の範囲第4項記載の有機性
廃液の処理方法。 (6)オゾン処理槽を設けてオゾン処理を施すことが、
限外濾過膜装置の処理水をオゾン処理槽に導き、オゾン
処理した後、逆浸透膜装置に導くことである特許請求の
範囲第4項記載の有機性廃液の処理方法。 (7)オゾン処理槽を設けてオゾン処理を施すことが、
逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処理水との合流液
の一部をオゾン処理槽に導き、オゾン処理した後、これ
を限外濾過膜装置の供給液に返送することである特許請
求の範囲第4項記載の有数性廃液の処理方法。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
    の生物処理槽か導出した生物処理液を限外濾過膜装置で
    濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理する
    有機性廃液の処理方法において、全蒸発残留物阻止率が
    90%以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置
    の処理水量に対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装
    置処理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に返送
    される液量の比が0.25以下であって、返送される液
    量の一部が生物処理槽に返送されることを特徴とする有
    機性廃液の処理方法。
  2. (2)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
    の生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置
    で濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理す
    る有機性廃液の処理方法において、上記生物処理槽また
    は限外濾過膜装置の供給液に凝集剤を添加して限外濾過
    膜装置に導入するとともに、全蒸発残留物阻止率が90
    %以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置の処
    理水量に対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処
    理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に返送され
    る液量の比が0.25以下であって、返送される液量の
    一部が生物処理槽に返送されることを特徴とする有機性
    廃液の処理方法。
  3. (3)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
    の生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置
    で濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理す
    る有機性廃液の処理方法において、2台の限外濾過膜装
    置を直列に配置し、後段の限外濾過膜装置の供給液に凝
    集剤を添加し、全蒸発残留物阻止率が90%以下の逆浸
    透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置の処理水量に対す
    る逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処理水との合流
    液から、限外濾過膜装置の供給液に返送される液量の比
    が0.25以下であって、返送される液量の一部が生物
    処理槽に返送されることを特徴とする有機性廃液の処理
    方法。
  4. (4)有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
    の生物処理槽から導出した生物処理液を限外濾過膜装置
    で濃縮し、膜を透過した処理水を逆浸透膜装置で処理す
    る有機性廃液の処理方法において、上記生物処理槽また
    は限外濾過膜装置の供給液に凝集剤を添加して限外濾過
    膜装置に導入するとともに、全蒸発残留物阻止率が90
    %以下の逆浸透膜装置を用い、かつ限外濾過膜装置の処
    理水量に対する逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処
    理水との合流液から限外濾過膜装置の供給液に返送され
    る液量の比が0.25以下であって、返送される液量の
    一部が生物処理槽に返送され、さらに所要部分にオゾン
    処理槽を設けてオゾン処理を施すことを特徴とする有機
    性廃液の処理方法。
  5. (5)オゾン処理槽を設けてオゾン処理を施すことが、
    逆浸透膜装置の処理水をオゾン処理槽に導き、オゾン処
    理を施すことである特許請求の範囲第4項記載の有機性
    廃液の処理方法。
  6. (6)オゾン処理槽を設けてオゾン処理を施すことが、
    限外濾過膜装置の処理水をオゾン処理槽に導き、オゾン
    処理した後、逆浸透膜装置に導くことである特許請求の
    範囲第4項記載の有機性廃液の処理方法。
  7. (7)オゾン処理槽を設けてオゾン処理を施すことが、
    逆浸透膜装置濃縮液と限外濾過膜装置処理水との合流液
    の一部をオゾン処理槽に導き、オゾン処理した後、これ
    を限外濾過膜装置の供給液に返送することである特許請
    求の範囲第4項記載の有機性廃液の処理方法。
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