JP2514676B2 - 有機性廃液の処理方法 - Google Patents

有機性廃液の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はし尿、下水、浄化槽汚泥、畜産廃水、工場廃
水等の有機性廃水中のBOD、COD、或いは窒素、リン、生
物分解処理の困難な有機物等の環境汚染物質を含有する
有機性廃液の処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、し尿等の有機性廃水を処理するには、廃水を
生物処理した後、この処理水を限外過膜(以下UF膜と
いう)を用いて濃縮し、UF膜を透過した処理水をオゾン
処理する方法、廃水を生物処理した後、この混合液を
UF膜によって固液分離し、UF膜を透過した処理水をさら
に逆浸透膜(以下RO膜という)で処理し、RO膜濃縮液を
抜出して乾燥焼却する方法、廃水を生物処理した後、
この混合液をUF膜によって固液分離し、UF膜を透過した
処理水をさらにRO膜によって処理し、RO膜濃縮液を抜出
して、これに粉末活性炭を添加し、濃縮した汚濁成分を
吸着せしめ、これを活性炭と分離水とに分け、分離水は
UF膜の前、例えば生物処理に返送し、活性炭は余剰汚泥
として脱水、乾燥、焼却する方法、等が行なわれてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、の方法において、オゾン処理は運転操作
が容易で、ランニングコストも安く、脱色に効果がある
が、COD除去率は低く、良好な処理水質が得られない。
の方法においては、RO膜はUF膜より膜の細孔径が小さ
く、UF膜を透過したCODや着色成分が除去され、処理水
質も向上するが、RO膜を透過しない濃縮分は抜出され、
UF膜の処理水と共に再度RO膜に供給されるので汚濁成分
が経時的に濃縮する。これを一定濃度に保持するため、
一定量の濃縮液を抜出し、乾燥、焼却する。したがって
水分蒸発に要するエネルギー(例えば重油)を多量に消
費し、設備も大きくなる。上記乾燥、焼却する濃縮液の
濃度を高め、水成分を減少させるには、濃縮倍率を高め
ればよいが、濃縮液の汚濁成分濃度と、必要とする逆浸
透圧とは比例するため、濃縮倍率が上昇するに伴なって
RO膜透過液量が低下してしまう。の方法では、添加活
性炭を焼却せずに回収、再生するとプロセスが複雑とな
り、さらに再生ロス分を補充しなければならないため、
運転経費が高くなる。また使用した活性炭の全量を焼却
処理すると操作は簡単となるが、低品位、低コストの活
性炭を使用しても、全量補給しなければならないため、
運転経費は高くなる。
等、それぞれ問題点がある。
本発明者等は、上記従来法の問題点を解消すべく、生
物処理した廃液を、UF膜装置(以下UF装置という)に導
入して濃縮し、さらに分離した処理水をRO膜装置(以下
RO装置という)に導入して処理する方法について鋭意研
究した結果、次の知見を得た。
すなわち、RO膜はUF膜を透過した汚濁成分と共に溶解
塩類も阻止するので、全蒸発残留物(以下T−Sとい
う)阻止率の高いRO膜を用いると、濃縮側の塩濃度が高
くなるため、RO膜にかける圧力を次第に高くしなければ
ならず、遂には膜の耐圧限界圧力をかけても膜を透過す
る処理水が得られなくなる。したがって、阻止率のあま
りに高いRO膜の使用は好ましくない。
し尿廃液を例にして説明すると、これを生物処理し、
さらにUF処理した液中には各種塩類がイオンとして溶存
しているが、RO膜のイオン阻止率はイオンの種類によっ
て異なりイオン間の相互作用の影響を受ける。このた
め、個々のイオンについて考慮するよりT−Sの阻止率
としてRO膜の性能を評価した方が実用的である。
また、RO膜による濃縮液のT−S濃度は、RO膜に供給
される液のT−S濃度が一定であればRO膜のT−S阻止
率によって決まる。UF装置の処理水量に対するUF装置の
供給液に返送される液量の比は、生物処理槽とRO装置の
間の濃度勾配を決める。
この場合、RO濃縮液の濃度が上昇すると、RO膜のT−
S阻止率は100%でないからRO膜処理水の水質が悪くな
る。
例えば、NH4 +、NO2 -、NO3 -等のN成分は、生物処理に
よってN2ガスなるが、適正負荷の条件でも100%N2ガス
にすることは不可能である。生物処理によって処理され
なかったN成分は、UF膜を透過し、RO膜で相当部分が阻
止されるので、濃縮液を再度生物処理に返送することに
よって、RO膜処理水中のN成分濃度を下げることが出来
る。しかし、返送比を高くすれば、結果としてUF膜に対
する負荷が大きくなり、UF装置を増設しなければならな
くなるので得策でなく、返送比をある程度小さくするこ
とが必要である。
本発明は、上記の知見に基づいてなされたもので、良
好な処理水質が安定して保持され、経時的に各部分の処
理量のバランスがくずれることなく、操作が簡単で運転
経費の安価な有機性廃液の処理方法を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成すべくなされたもので、その
要旨は有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、こ
の生物処理槽から導出した生物処理液を、UF装置の供給
液槽を経てUF装置に導入し、このUF装置を透過した処理
水をオゾン処理槽に導き、このオゾン処理槽でオゾン処
理した処理水をRO装置に導いて、このRO装置で処理する
有機性廃液の処理方法であって、上記生物処理層または
UF装置の供給液に凝集剤を添加し、上記RO装置として全
蒸発残留物阻止率が90%以下のRO装置を用い、上記RO装
置の濃縮液を上記オゾン処理槽の処理水に合流させ、こ
の合流液の一部を上記UF装置の供給液槽に返送し、この
返送する液の量の、上記UF装置の処理水量に対する比を
0.25以下とし、上記UF装置の供給液槽内の液の一部を上
記生物処理槽に返送することを特徴とする有機性廃液の
処理方法、 または、有機性廃液を生物処理槽によって生物処理し、
この生物処理槽から導出した生物処理液を、UF装置の供
給液槽を経てUF装置に導入し、このUF装置を透過した処
理水をRO装置に導いて、このRO装置で処理する有機性廃
液の処理方法であって、上記生物処理槽またはUF装置の
供給液に凝集剤を添加し、上記RO装置として全蒸発残留
物阻止率が90%以下のRO装置を用い、上記RO装置の濃縮
液を上記UF装置の処理水に合流させ、この合流液の一部
をオゾン処理槽に導き、このオゾン処理槽でオゾン処理
した処理水を上記UF装置の供給液槽に返送し、この返送
する液の量の、上記UF装置の処理水量に対する比を0.25
以下とし、上記UF装置の供給液槽内の液の一部を上記生
物処理槽に返送することを特徴とする有機性廃液の処理
方法にある。
〔作用〕
本発明は上記の構成を有するため、RO装置の濃縮液の
濃度が高くなり過ぎて、透過水量が減少したり、UF装置
の負荷が増大して、処理装置全体のバランスがくずれる
ことがない。また、凝集剤を生物処理槽またはUF装置の
供給液に添加することによって凝集処理されるので、被
処理物濃度の高い有機性廃液にも広く対応出来る。さら
に、オゾン処理槽を所要部分に設けて限外過膜装置の
処理水をオゾン処理槽に導き、オゾン処理した後、逆浸
透膜装置に導く、または逆浸透膜装置濃縮液と限外過
膜装置処理水との合流液の一部をオゾン処理槽に導き、
オゾン処理した後、これを限外過膜装置の供給液槽に
返送することによって、色度、COD成分が除去される、
あるいはCOD成分がBOD化され、生物処理槽内で除去され
ることによって処理水質が向上する。
〔実施例〕
第1図は、本発明の方法を実施する装置の一例を示す
もので、図中符号1は生物処理槽である。生物処理槽1
には、除渣廃液が導入される廃液導入管2、下部からO2
ガスを吹込むO2吹込み管3が設けられている。また、PH
をコントロールするためのアルカリ液を導入するアルカ
リ導入管4が設けられている。生物処理された処理液
は、生物処理液導管5を介してUF装置供給液槽6に導入
される。
UF供給液槽6には、内部の液の一部を生物処理槽1に
返送する返送管7、後述するUF装置濃縮液を循環する循
環用の管8、UF装置に供給液を供給する供給管14、およ
びRO装置供給液槽の一部を返送する返送管9が接続され
ている。また、希釈水導入管10、必要に応じて凝集剤を
添加する凝集剤導入管11が設けられている。さらに、こ
の液の一部を抜出し過機(図示せず)等によって固液
分離し、液のみを戻す、抜出管12および戻し管13が接
続されている。
なお、上記凝集剤は、生物処理槽1、生物処理液導管
5、循環用の配管8、または供給管14に添加してもよ
い。
上記UF装置供給液槽の液は、ポンプ(図示せず)によ
って所定の圧で、供給管14を介してUF装置15に導入され
る。このUF装置15で濃縮された液は循環用の管8を介し
てUF装置供給液槽6に循環され、UF膜15aを透過した液
は、UF処理水送管16によってオゾン処理供給水槽22に送
られ、続いてオゾン処理槽24に供給される。同時にO2
込管3より導かれた酸素ガスが、オゾン発生器(図示せ
ず)によってオゾン化され、吹込み管26を介してオゾン
処理槽24に吹き込まれる。オゾン処理された処理水は、
抜出し管27より抜出され、RO装置供給液槽17に送られ
る。この供給槽17の液は、ポンプ(図示せず)によっ
て、供給管18を介してRO装置19に圧送される。
RO装置19で濃縮された濃縮液は、循環用の管20を通っ
て上記RO装置供給液槽17に戻され、RO膜19aを透過した
液は、外部に排出される。
上記構成の有機性廃液処理装置において、RO膜19aの
T−S阻止率が高過ぎると濃縮液の濃度が次第に高くな
り、RO膜19aを透過する処理水の量が少なくなり、ま
た、RO装置供給液槽17に抜出し管27を通って供給される
液量に対するRO装置供給液槽17から返送管9によって返
送されるRO装置濃縮液量の比が0.25を越えると、UF装置
に対する負荷が高くなり、UF装置の能力を越えてしま
う。そのため、各部の量的バランスを保持して定常的な
運転を行なうには、RO膜のT−S阻止率を90%以下、RO
装置供給槽17に供給するUF装置処理水の量に対する、返
送管9によって返送される液量の比を0.25以下とするこ
とが必要である。
また、凝集剤の添加は、廃水中の被処理物質が少な
く、特にリンが含まれていない場合には必要ないが、こ
れを添加することにより、リンが固定化され、COD、色
度、その他の成分の中で、比較的高分子な成分を凝集、
吸着によって固定化し、抜出管12より引出す余剰汚泥と
して処理でき、UF、RO装置に対する負荷が減少され、処
理水質が良好となる。
凝集剤の添加位置は、UF装置を2台直列に設けた場合
には後段のUF装置の供給液に凝集剤を添加して、発生す
る凝集懸濁物を分離してもよい。
使用される凝集剤は、一般の凝集剤がいずれも使用出
来、例えば硫酸バンド、塩化第二鉄、ポリ鉄、その他市
販品の有機高分子凝集剤があげられる。
本発明で使用されるT−S阻止率90%以下のRO膜は、
一般にルーズRO膜で、RO膜の中では細孔径が大きく、UF
膜に近い膜である。そのため、T−Sの濃縮によって透
過水の量が低下することなく、20kg/cm2以下の比較的低
い圧で、操作することが出来る。オゾン処理に使用さ
れ、含有するオゾンが消費されたガスは、ガス戻り管28
によって、O2吹込み管3に送られ、生物処理に使用され
る。オゾン処理は主としてCOD、色度除去に効果があ
り、さらにCODの一部をBOD化する。しかし、BOD成分の
大部分はRO膜19aで阻止され、濃縮液としてUF装置供給
液槽6を通って生物処理槽1に返送されるので、RO装置
19の処理水質は向上する。
また、通常の凝集沈殿処理水をオゾン処理する場合
は、難生物処理物質の易生物処理化が行われる。すなわ
ち、CODのBOD化率は高くなる。しかし本願発明では、CO
Dは大幅に減少するのでBODの増加は少なく、さらに溶解
成分が不溶化して懸濁物質が発生することがない。
第2図は、本発明の方法を実施する装置の他の例を示
すもので、第1図と同一部分には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。この装置は、RO装置供給液槽17とUF
装置供給液槽6との間の返送管9にオゾン処理槽24を設
けたもので、オゾン処理の対象となる液の量が少ないた
め効率のよい処理が可能となる。そのためCODのBOD化の
率も高くなり、またNH4 -の一部がNO2 -或はNO3 -となる。
生物処理におけるN2ガス化はNH4 -がNO2 -またはNO3 -を経
てN2ガスとなるので、生物的脱窒素効率が上昇し、その
結果、RO装置処理水の水質が向上する。
上記オゾン酸化の代りに、紫外線処理に代表される光
酸化処理、或いは塩素系酸化剤処理などもあるが、光酸
化法は、低濃度、多量の水処理には、効率が悪く、経費
がかかり、塩素系酸化剤はオゾンに比して酸化力が弱
く、有害な有機塩素化合物を発生する。
これに対して、オゾンは、生物処理の酸素源として高
濃度酸素を使用している場合、その一部をオゾン発生器
に通してオゾン化することによって得られ、そのコスト
は、例えば酸素濃度90%の場合、空気を原料とした場合
の1/3となり、しかもオゾン処理槽より出たガスの酸素
濃度は、生物処理槽に吹込まれるO2ガスと大差がないの
で再利用することが出来る。
実施例1 第1図の装置を用いてスクリーン等によって挾雑物を
除去した除渣し尿10m3/日を生物処理槽1に連続供給
し、生物処理槽1内の溶存酸素が1mg/となるようにO2
ガスを吹込んだ。し尿は、平均滞留時間4日で処理され
た後、生物処理液はUF装置供給液槽6に導かれる。この
UF装置供給液槽6には、溶解性のリンや、生物分解残存
COD、着色物質を固定化するため、凝集剤として硫酸バ
ンドを500mgAl2O3/・し尿の割合で供給し、さらに希
釈水として井戸水10m3/日を供給した。この際、硫酸バ
ンドの添加により、生物処理槽1のPHが低下するので、
槽内PHが約6.5となるようにアルカリ水溶液として苛性
ソーダ25wt%溶液を生物処理槽1に供給する。上記UF装
置供給液槽6の液を分子量20,000のポリエチレングリコ
ール製で、阻止率85%、1本当り1.6m2のモジュール26
本を装着したUF装置15にUF膜管内流速2.5m/sec、入口圧
8kg/cm2の条件で圧入した。このUF装置濃縮液の相当部
分をUF装置供給液槽6に循環した。UF装置供給液槽6で
は、活性汚泥と凝集剤による固定化物質が濃縮される。
この濃縮スラリを返送汚泥として、生物処理槽1の汚泥
濃度がMLSS約23,000mg/を保持するように生物処理槽
1に返送した。また、UF装置供給液槽6からは、活性汚
泥増加量および凝集成生汚泥量の合計量に見合う量の余
剰汚泥を抜出管12より抜出し、遠心脱水機等によって脱
水し、その液を戻し管13を介してUF装置供給液槽6に
戻し、脱水汚泥は系外で乾燥、焼却等の別処理をした。
UF膜透過液量は、30/m2hrを維持することとした
が、これに関係なく、2ケ月に1回の頻度で、UF膜を薬
液洗浄した。
上記UF装置15の処理水をオゾン処理供給水槽22に導
き、続いてオゾン処理槽24に供給し、オゾン処理を行っ
た。O2吹き込み管3より導かれた酸素ガスをオゾン発生
器(図示せず)によってオゾン化し、オゾン処理槽24に
導入した。この場合のオゾン処理条件は、供給液に対す
るオゾン導入量は400mgO3/・供給液とし、オゾン処理
槽24の供給液滞留時間は60分とした。含有するオゾンが
消費されたガスは、O2吹込管3に送り、生物処理に使用
した。続いて、オゾン処理された液をRO装置供給液槽17
に導入した。このRO装置供給液槽17から、T−S阻止率
90%のスパイラル管3本よりなるRO膜を装着したベッセ
ルを、4本組合わせてRO装置とした。このRO装置にベッ
セル1本当り30/分、入口圧17kg/cm2を維持しながら
RO装置供給液槽17の液を供給した。RO装置19の濃縮液は
RO装置供給液槽17に循環した。したがってRO装置供給槽
17には、UF膜を透過し、RO膜で阻止されたCOD、色度成
分等が濃縮するので、5m3/日の量をRO装置濃縮液槽17か
らUF装置供給液槽6に返送した。この場合、RO装置供給
液槽17に導入されるUF装置処理水の量に対する、RO装置
供給液槽17からUF装置供給液槽6に返送される液量の比
は約0.2である。
UF装置供給液槽6に返送されたRO膜濃縮液は再度凝集
剤処理され、さらにその一部は、返送汚泥によって生物
処理槽1に送られ生物処理される。
上記条件において、RO装置19のRO膜19aを透過する処
理水量は膜面積あたり0.7m3/m2・日、全排出水量は25m3
/日であった。
上記RO装置19の透過水を試料Aとする。
実施例2 第2図の装置を用いて廃水処理を行なった。オゾン処
理供給水槽22と、オゾン処理槽24とをUF装置15とRO装置
供給液槽17との間に設けず、オゾン処理槽24のみをRO装
置供給液槽17と、UF装置供給液槽6の間の返送管9に設
けた他は実施例1と同じにした。オゾ処理条件は、供給
液の量が少ないため、800mgO3/・供給液とし、滞留時
間は60分とした。その結果RO装置のRO膜の透過水量は、
0.75m3/m2・日とやや向上した。このRO装置を透過した
水を試料Bとする。
実施例1、2(試料A、B)の処理水質測定結果を一
括して第1表に示す。
〔発明の効果〕 以上述べたように本発明に係る有機性廃液の処理方法
は、RO膜のT−S阻止率およびRO装置供給槽に導入され
るUF装置透過水量に対する、RO装置供給槽から返送され
る液量の比を規制することによって、処理装置各部分の
流量バランスが良好に保持され、また凝集剤を用いるこ
とによって除渣廃液の被処理物質濃度の広い範囲に対応
することが出来る。さらに限外過膜装置の処理水をオ
ゾン処理槽に導き、オゾン処理した後、逆浸透膜装置に
導く、または逆浸透膜装置濃縮液と限外過膜装置処理
水との合流液の一部をオゾン処理槽に導き、オゾン処理
した後、これを限外過膜装置の供給液槽に返送するこ
とによって逆浸透膜濃縮液の水質が優れたものとなり、
逆浸透膜濃縮液の、廃棄あるいは再処理に要するコスト
を削減することができる。また、処理水質も優れている
ので、操作が容易で、経済的かつ処理水質の優れた有機
性廃液処理を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法の一例を実施する装置のフロー
を示す図で、第2図は、本発明の方法の他の例を実施す
る装置のフローを示す図である。 1……生物処理槽、2……廃液導入管、3……O2吹込み
管、4……アルカリ導入管、5……生物処理液導管、6
……UF装置供給液槽、7……返送管、8……循環用管、
9……返送管、10……希釈水導入管、11……凝集剤導入
管、12……抜出管、13……戻し管、14……供給管、15…
…UF装置、15a……UF膜、16……UF処理液送管、17……R
O装置供給液槽、18……供給管、19……RO装置、19a……
RO膜、20……循環用の管、21……導管、22……オゾン処
理供給水槽、23……導入管、24……オゾン処理槽、26…
…吹込み管、27……抜出し管、28……ガス戻り管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機性廃液を生物処理槽によって生物処理
    し、この生物処理槽から導出した生物処理液を、限外
    過膜装置の供給液槽を経て限外過膜装置に導入し、こ
    の限外過膜装置を透過した処理水をオゾン処理槽に導
    き、このオゾン処理槽でオゾン処理した処理水を逆浸透
    膜装置に導いて、この逆浸透膜装置で処理する有機性廃
    液の処理方法であって、 上記生物処理槽または限外過膜装置の供給液に凝集剤
    を添加し、 上記逆浸透膜装置として全蒸発残留物阻止率が90%以下
    の逆浸透膜装置を用い、 上記逆浸透膜装置の濃縮液を上記オゾン処理槽の処理水
    に合流させ、この合流液の一部を上記限外過膜装置の
    供給液槽に返送し、この返送する液の量の、上記限外
    過膜装置の処理水量に対する比を0.25以下とし、 上記限外過膜装置の供給液槽内の液の一部を上記生物
    処理槽に返送することを特徴とする有機性廃液の処理方
    法。
  2. 【請求項2】有機性廃液を生物処理槽によって生物処理
    し、この生物処理槽から導出した生物処理液を、限外
    過膜装置の供給液槽を経て限外過膜装置に導入し、こ
    の限外過膜装置を透過した処理水を逆浸透膜装置に導
    いて、この逆浸透膜装置で処理する有機性廃液の処理方
    法であって、 上記生物処理槽または限外過膜装置の供給液に凝集剤
    を添加し、 上記逆浸透膜装置として全蒸発残留物阻止率が90%以下
    の逆浸透膜装置を用い、 上記逆浸透膜装置の濃縮液を上記限外過膜装置の処理
    水に合流させ、この合流液の一部をオゾン処理槽に導
    き、このオゾン処理槽でオゾン処理した処理水を上記限
    外過膜装置の供給液槽に返送し、その返送する液の量
    の、上記限外過膜装置の処理水量に対する比を0.25以
    下とし、 上記限外過膜装置の供給液槽内の液の一部を上記生物
    処理槽に返送することを特徴とする有機性廃液の処理方
    法。
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JPS61200813A (ja) * 1985-03-01 1986-09-05 Kurita Water Ind Ltd 膜分離装置

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