JPH01164702A - 冷蔵庫用オゾナイザ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は冷蔵庫の庫内殺菌用のオゾンを発生させるオ
ゾナイザに関するものであり、特に、沿面コロナ放電に
よりオゾンを発生させる冷蔵庫用オゾナイザに関するも
のである。

「従来の技術」 第４図は、例えば、実開昭６０−１２５４８５号公報に
示された従来の冷蔵庫用オゾナイザのオゾナイザ本体の
断面図を含む基本的回路構成図である。

図において、（１）はオゾナイザ本体、（２）はアルミ
ナ磁器等のファインセラミックスで形成した板状の誘電
体、（３）はオゾナイザ本体（１）の表面に貼設、した
線状放電極、（４）（はＡゾナイザ本体（１）の内部に
埋設した面状誘導電極である。（５）は線状放電極（３
）と面状誘導電極（４）に高電圧パルスを印加する高電
圧パルス発生器である。

従来の冷蔵庫用オゾナイザは上記のように構成されてお
り、オゾナイザ本体（１）を冷蔵庫の庫内または通風路
内に配設していた。そして、例えば、冷蔵庫の扉の開閉
が頻繁に行なわれる場合、冷蔵庫の庫内の温度は上昇し
、種々の雑菌か繁殖し、庫内に収納した食品が腐敗し易
い状態となる。

そこで、この冷蔵庫の庫内または通風路内の脱臭及び殺
菌等を行ない、庫内に収納した食品が腐敗し難い状態に
保持していた。

ここで、この冷蔵庫用オゾナイザの動作について、以下
に説明する。

まず、オゾナイザ本体（１）の線状放電極（３）及び面
状誘導電極（４）に高電圧パルス発生器（５）から高電
圧パルスを印加する。すると、誘電体（２）の表面に沿
って沿面コロナ放電が起こり、殺菌作用のあるオゾンか
発生する。このオゾンが庫内を強制循環或いは自然循環
させることにより、冷蔵庫の庫内または通風路内の脱臭
及び殺菌等を行なっていた。

特に、この種の冷蔵庫用Ａゾナイザはオゾナイザ本体（
１〉が小形であり、冷蔵庫の庫内を有効に活用できるも
ので′あった。

［発明か解決しようとする問題点］ 上記のような従来の冷蔵庫用オゾナイザでは、オゾナイ
ザ本体（１）を冷蔵庫の庫内または通風路内に配設し、
沿面コロナ放電によりオゾンを発生させていた。

したがって、冷蔵庫の庫内及び通風路内の湿度が高い場
合には、オゾナイザが沿面コロナ放電を停止している間
に、オゾナイザ本体（１）の誘電体（２）及び線状放電
極（３〉の表面が結露し、放電を開始した場合に放電効
率が低下するという問題点がめった。

そこで、この発明はかかる問題点を解消するためになさ
れたものであり、冷蔵庫の庫内及び通風路内の湿度が高
い場合でも、オゾナイザ本体の誘電体及び線状放電極の
表面が結露しない冷蔵庫用オゾナイザを得ることを課題
とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明にかかる冷蔵庫用オゾナイザは、線状放電極（
３）及び面状誘導電極（４）に高電圧パルスを印加して
、固体状の誘電体（２）の沿面コロナ放電によりオゾン
を発生させる固体状の誘電体（２）に対して、熱線（６
）及び前記熱線（６〉の発熱用の電源供給手段とからな
るヒータ装置（９）を配設したものである。

「作用」 この発明の冷蔵庫用オゾナイザにおいては、線状放電極
（３）及び面状誘導電極（４〉からなる２つの電極を配
設した固体状の誘電体（２）に熱線（６）を配設し、こ
の熱線（６）に電源を供給して発熱させるヒータ装置（
９）を有するので、オゾナイザ本体（１）が所定の温度
状態に保温され、冷蔵庫の庫内及び通風路内の湿度が高
い場合でも、オゾナイザ本体（１）の誘電体（２）及び
電極の表面は結露しない。したがって、安定した沿面コ
ロナ放電を維持でき、オゾンの発生が常に所定の効率を
維持できる。

［実施例］ □第１図はこの発明の一実施例である冷蔵庫用オゾナイ
ザのオゾナイザ本体を示す平面図、第２図はこの発明の
一実施例である冷蔵庫用オゾナイザの第１図のオゾナイ
ザ本体のＡ−Ａ断面を含む回路図である。なお、図中、
（１）から（５）は上記従来例の構成部分と同一または
相当する構成部分である。

図において、（６）は誘電体（２）の表面にプリント配
線された熱線であり、線状放電極（３）の近傍に線状放
電極（３）を囲むように貼設されている。（７）は二接
点を同時にオン／オフするリレーであり、熱線（６）へ
の電源の供給を制御している。（８）は商用電源である
１００　（Ｖ）の電源、（９〉は熱線（６〉及び熱線発
熱用の電源供給手段であるリレー（７）及び電源（８）
とからなるヒータ装置である。

この実施例の冷蔵庫用オゾナイザは上記のように構成さ
れており、オゾナイザ本体（１）にヒータ装＠（９〉が
配設されている。そして、このオゾナイザ本体（１〉を
冷蔵庫の庫内または通風路内に配設している。

次に、この実施例の冷蔵庫用オゾナイザの動作について
、以下に説明する。

オゾナイザ本体（１）の線状放電極（３）及び面状誘導
電極（４）に高電圧パルスを印加し、沿面コロナ放電に
よりオゾンを発生し、冷蔵庫の庫内または通風路内の脱
臭及び殺菌等を行なう動作自体は従来例と同一の動作で
おる。この動作は、高電圧パルス発生器（５）をマイコ
ン等（図示せず）でオン／オフ制御することにより、放
電動作を所定の時間間隔をおいて交互に繰り返ず。この
場合、オゾナイザ本体（１）で放電が行なわれていない
間は、リレー（７）の両接点は上記マイコン等の制御装
置に応答して導通状態となる。そして、熱線（６）には
電源が供給され発熱状態となる。

したがって、オゾナイザ本体（１）で放電が行なわれて
いない場合には、ヒータ装置（９）により誘電体（２）
及び線状放電極（３）は保温されている。このため、冷
蔵庫の庫内及び通風路内の湿度が高い場合でも、従来の
ようにオゾナイザ本体（１）の誘電体（２）及び線状放
電極（３）の表面が結露することはなく、次の放電を開
始した場合に放電効率が低下することはない。

一方、オゾナイザ本体（１）が放電状態の場合には、リ
レー（７）の両接点は遮断状態となっており、高電圧パ
ルスがヒータ装置（９）に流れ込むことがない。

以上のように、この実施例の冷蔵庫用オゾナイザは、極
めて安全で、且つ、安定した沿面コロナ放電を行なうこ
とができる。したがって、常時、一定量以上のオゾンが
確保され、このオゾンによる冷蔵庫の庫内または通風路
内の信頼性の高い脱臭及び殺菌等を行なうことができる
。

次に、この発明の仙の実施例について説明する。

第３図はこの発明の他の実施例で必る冷蔵庫用オゾナイ
ザのオゾナイザ本体を示ず断面図である。

なお、図中、（１〉から（４〉、及び（６〉は上記従来
例または上記実施例の構成部分と同一または相当する構
成部分である。

この実施例は、熱線（６）を誘電体（２）の内部に埋設
したものであり、他の構成部分は上記実施例と同一で必
る。また、沿面放電によるオゾンの発生動作及びヒータ
装置（９）による熱線（６）の発熱動作も上記実施例と
同一である。

したがって、この実施例の場合にも上記の冷蔵庫用オゾ
ナイザ同様に、極めて安全で、且つ、安定した沿面コロ
ナ放電を行なうことができ、オゾンによる冷蔵庫の庫内
または通風路内の信頼性の高い脱臭及び殺菌等を行なう
ことができる。

このように、ビータ装置（９）によりオゾナイザ本体（
１）を保温状態にすることかできれば、熱線（６）の配
設方法及び配設場所は任意に変化させることができる。

特に、熱線（６）を誘電体（２）の内部に埋設した実施
例では、熱線（６）の絶縁を誘電体（２）で行なうこと
ができ、安全性の点から優位でおる。

ところで、上記実施例では線状放電極（３）及び面状誘
導電極（４）を配設する誘電体（２）として平板状の誘
電体（２）を用いた冷蔵庫用オゾナイザについて説明を
したが、この形状に限定されるものではない。例えば、
円筒状等の他の形状の誘電体でおってもよい。

「発明の効果］ 以上説明したとおり、この発明の冷蔵庫用オゾナイザは
、線状放電極及び面状誘導電極からなる２つの電極を配
設した固体状の誘電体に熱線を配設し、この熱線に電源
を供給し発熱させるヒータ装置を具備するものでおるか
ら、オゾナイザ本体の温度が所定の条件下に保温され、
冷蔵庫の庫内及び通風路内の湿度が高い環境中で使用し
ても、オゾナイザ本体の誘電体及び電極の表面が結露し
ないので、放電効率が低下することはなく、安定した沿
面コロナ放電を行なうことかできる。したかつて、オゾ
ンによる冷蔵庫の庫内または通風路内の信頼性の高い脱
臭及び殺菌等を行なうことかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である冷蔵庫用オゾナイザ
のオゾナイザ本体を示す平面図、第２図はこの発明の一
実施例でおる冷蔵庫用オゾナイザの第１図のオゾナイザ
本体のＡ−Ａ断面を含む回路図、第３図はこの発明の他
の実施例である冷蔵庫用オゾナイザのオゾナイザ本体を
示す断面図、第４図は従来の冷蔵庫用オゾナイザのオゾ
ナイザ本体の断面図を含む基本的回路構成図である。 図において、 ２：誘電体、　　　　　３：線状放電極、４：面状誘導
電極、　　６：熱線、 ８：電源、　　　　　　　９：ヒータ装置、である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）固体状の誘電体を介して線状放電極及び面状誘導
   電極からなる２つの電極を配設し、前記２つの電極に高
   電圧パルスを印加することにより発生する沿面コロナ放
   電によりオゾンを発生させる冷蔵庫用オゾナイザにおい
   て、 上記誘電体に配設した熱線及び前記熱線の発熱用の電源
   供給手段とからなるヒータ装置とを具備することを特徴
   とする冷蔵庫用オゾナイザ。
2. （２）前記誘電体に配設した熱線は、誘電体の表面に貼
   設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   冷蔵庫用オゾナイザ。
3. （３）前記誘電体に配設した熱線は、誘電体の内部に埋
   設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   冷蔵庫用オゾナイザ。
4. （４）前記熱線の発熱用の電源供給手段は、前記２つの
   電極へ高電圧パルスを印加していない間に、熱線に電源
   を供給することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の冷蔵庫用オゾナイザ。