JP2003123939A - イオン発生装置及び空気調節装置 - Google Patents

イオン発生装置及び空気調節装置

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JP2003123939A
JP2003123939A JP2001315083A JP2001315083A JP2003123939A JP 2003123939 A JP2003123939 A JP 2003123939A JP 2001315083 A JP2001315083 A JP 2001315083A JP 2001315083 A JP2001315083 A JP 2001315083A JP 2003123939 A JP2003123939 A JP 2003123939A
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ion
ion generating
air
heating
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Masahito Yamamoto
正仁 山本
Mamoru Morikawa
守 守川
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用環境での湿度に影響されずに、マイナス
イオンおよびプラスイオンを安定して発生させるイオン
発生装置および該イオン発生装置を備えた空気調節装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 電極を有するイオン発生素子に電圧を印
加してプラスイオンとしてH+(H2O)n(nは自然
数)と、マイナスイオンとしてO2 -(H2O)m(mは自
然数)を発生させる構成を備えたイオン発生装置におい
て、前記イオン発生素子を加熱するための加熱手段を設
けることにより、前記電極の近傍の相対湿度を低下させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中にイオンを
発生させるイオン発生装置およびイオン発生装置を備え
た空気調節装置に関するものである。ここでいう空気調
節装置に該当するものの例としては、空気調和機、除湿
機、加湿器、空気清浄機、ファンヒータなどがあり主に
家屋の室内、ビルの一室、病院の病室、車内、飛行機
内、船内などにおいて用いられる。
【0002】
【従来の技術】一般に、事務所や会議室などの換気の少
ない密閉化された部屋では、室内の人が多いと、呼吸に
より排出される二酸化炭素やたばこの煙、ホコリなどの
空気汚染物質が増加するため、人間をリラックスさせる
効能を有するマイナスイオンが空気中から減少してい
く。特にタバコの煙によってマイナスイオンが多量に失
われ、通常の1/2〜1/5程度にまで減少することが
ある。そこで空気中のマイナスイオンを補給するため、
種々のイオン発生装置が提案されており、空気調和機等
に搭載されていた。
【0003】一方、近年殺菌・除菌に対するニーズが高
まっているが、マイナスイオンのみを発生するイオン発
生装置では空気中の浮遊細菌を積極的に除去することは
できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出願人
は、プラスイオンとしてH+(H2O)n(nは自然数)
と、マイナスイオンとしてO2 -(H2O)m(mは自然
数)を発生させると、プラスイオンとマイナスイオンの
双方が浮遊細菌の表面に付着し、浮遊最近の表面でこれ
らのイオンが化学反応して活性種である過酸化水素(H
22)及び/又は水酸基ラジカルOHを生成し、この活
性種の作用により空気中の浮遊細菌を除去することがで
きることを見出した。
【0005】しかし、イオン発生装置を空気調和機の室
内側の熱交換器を通る通路に形成する場合のように、湿
度が高い状態でイオン発生装置を運転しプラスイオンと
マイナスイオンとを発生させた場合は、イオン量が低減
したり、ほとんど発生しなくなるなどの問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題点が
おきることに鑑み、使用環境やイオン発生装置に導かれ
る空気の湿度に影響されずに、マイナスイオンおよびプ
ラスイオンを安定して発生させるイオン発生装置および
該イオン発生装置を備えた空気調節装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、電極を有するイオン発生素子に電圧を印
加してプラスイオンとしてH+(H2O)n(nは自然
数)と、マイナスイオンとしてO2 -(H2O)m(mは自
然数)を発生させる構成を備えたイオン発生装置におい
て、前記イオン発生素子を加熱するための加熱手段を設
けたイオン発生装置とする。これにより、イオン発生素
子を加熱することができることから、イオン発生素子の
電極の近傍の相対湿度を低下させることが可能である。
【0008】また、本発明は、前記加熱手段は、前記電
極に駆動電圧を印加するための回路に接続された抵抗を
用いるイオン発生装置とする。これにより、特別に発熱
体を設けずとも、通常回路内に必要な抵抗によってイオ
ン発生素子を加熱することができる。
【0009】そして、本発明は、前記加熱手段を発熱量
が可変自在に設るものとする。これにより、イオン発生
素子の加熱量を可変できることから、様々な湿度状態の
雰囲気に対応できる。
【0010】さらに、本発明は、所定の空間を有する室
内に設けられ、該室内の空気を熱交換器で冷却又は加熱
した後、室内に空気を送出する構成を備えた空気調節装
置において、前記したイオン発生装置を前記熱交換器の
下流側に設け、室内空気を冷却する際には、前記加熱手
段を用いてイオン発生素子を加熱し、室内空気を加熱す
る際には、前記加熱手段にてイオン発生素子を加熱しな
いよう切り換える構成の空気調節装置とする。これによ
り、空気調節装置の運転状況に応じて、高湿になりがち
な室内空気の冷却時に対しては、イオン発生素子の近傍
の相対湿度を低く保てるとともに、高温になる室内空気
の加熱時に対しては、不要なイオン発生素子の温度上昇
を防止することになる。
【0011】またさらに、本発明は、一対の電極を有す
るイオン発生素子と、該イオン発生素子からのイオン発
生に必要な電圧を前記電極間に印加する電圧印加手段
と、アノードとカソードを有する整流手段と、該整流手
段に直列接続された開閉手段と、前記整流手段に並列接
続された静電容量部とを備え、前記アノード側は前記電
極の一方に接続され、前記カソード側は前記電圧印加手
段に設けた接地線に接続したイオン発生装置において、
前記電圧印加手段の抵抗体からなる加熱手段をイオン発
生素子に形設する構成とする。これにより、電圧印加手
段に必要な抵抗体を用いてイオン発生素子を加熱するこ
とができる。
【0012】そしてさらに、本発明は、前記イオン発生
素子近傍の湿度が一定以上のときに、前記加熱手段を加
熱運転するよう構成する。この構成によると、湿度に応
じて、加熱手段でイオン発生素子を加熱できる。
【0013】さらにまた、本発明は、前記イオン発生素
子の表面温度が、周囲温度より2度以内上昇させる構成
とする。この構成によると、イオン発生素子を加温する
抵抗体の使用環境の安全度が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。
【0015】図1は、本発明に係るイオン発生装置の主
要回路図である。図1において、30は交流商用電源で
あり、SSR(ソリッドステートリレー)を介して電圧
印加手段としての高電圧印加手段40の一方の入力端で
ある点Aに接続される。SSRが接続される点Aに対
し、高電圧印加手段40の他方の入力端である点Bは直
接、交流商用電源30に接続され、ここでは、点Bを接
地点即ち接地線としている。
【0016】SSRは、マイクロコンピュータ33の制
御部33Cからの制御信号SSにより、開閉制御され
る。尚、制御信号SSは、マイコン制御によらず入力ボ
タン等の直接入力手段を別途設けて、直接入力する形態
にしても良い。SSRは、抵抗R1を介してダイオード
D3のアノード側に接続される。ダイオードD3のカソ
ード側はコンデンサC2の正極側に接続される。コンデ
ンサC2の負極側は、ダイオードD1を介して交流商用
電源30に接続されている。
【0017】SSRがオンであれば、高電圧印加手段4
0に交流商用電源30から電力が供給され、イオン発生
素子10に高電圧(イオン発生に必要な電圧であれば良
い)が印加され、イオンを発生する。SSRがオフであ
れば、高電圧印加手段40には交流商用電源30から電
力が供給されず、イオン発生素子10には高電圧が印加
されないから、イオンは発生しない。
【0018】コンデンサC2の正極側にはスイッチング
トランス31の一次巻線31Pの一端が接続されてい
る。スイッチングトランス31の一次巻線31Pの他端
はSCRに接続されている。コンデンサC1、抵抗R
3、R4、R5はSCRのゲート制御回路を構成してい
る。抵抗R2は交流商用電源30を分圧し、適当な電圧
をコンデンサC2に印加する。なお、ダイオードD2、
D4は逆流防止用である。
【0019】スイッチングトランス31は、二次側に二
次巻線31Sを備え、二次巻線31Sにはイオン発生素
子10が接続されている。イオン発生素子10は誘電体
11と誘電体11を挟んで対向する一対の電極(内部電
極12、表面電極13)とを有している。
【0020】イオン発生素子10の一対の電極の一方
(ここでは表面電極13)と接地線(即ち点B)との間
に、整流手段及び開閉手段により構成される直列回路が
接続される。整流手段は、アノード及びカソードを備え
ており、ここではダイオードD5により構成し、アノー
ドを表面電極13側に、カソードを接地線側に接続す
る。開閉手段はリレー32により構成される。整流手段
即ちダイオードD5には、静電容量部のコンデンサC3
が並列に接続される。
【0021】抵抗R1は、図4に示すように、イオン発
生素子10の表面電極13と反対面の下部誘電体11b
の表面に形設したものである。
【0022】リレー32は、マイクロコンピュータ33
の制御部33Cからのリレー制御信号32Sにより、開
閉制御(オンオフ制御)される。リレー制御信号32S
はマイクロコンピュータ33の入力部34への各種の入
力情報INを適宜処理判断して出力される。
【0023】入力部34への各種の入力情報INは、例
えば、ユーザが運転モードを選択できる操作部からの運
転モード指定情報であり、空気状況センサー(例えば汚
染度センサー)による周辺環境の汚染度の測定結果等で
ある。制御部33Cは、制御信号等を出力する制御回路
等により構成される。尚、マイクロコンピュータ33内
の演算部等は省略している。
【0024】このような構成において、SSRをオンす
ると、点A−B間に交流が印加されるが、点Aの電位が
点Bの電位より高い周期においては、コンデンサC2に
充電される(SCRはオフを維持)。次に交流が反転
(点Bの電位が点Aの電位より高い周期)すると、ゲー
ト制御回路の動作により、SCRのゲート・カソード間
に閾値電圧以上の電圧が印加され、SCRはオンする。
SCRがオンすると、コンデンサC2が放電し、コンデ
ンサC2→スイッチングトランス31(一次巻線31
P)→SCR→ダイオードD1の経路で電流が流れ、こ
れにより、スイッチングトランス31の二次巻線31S
にも誘導電圧が発生する。
【0025】イオン発生素子10は、擬似的には容量負
荷と抵抗負荷であるため、スイッチングトランス31の
二次側回路は等価的にはLCR振動回路となり、一次側
のコンデンサC2に充電されたエネルギーに対応するエ
ネルギーを二次側でも放出、消費した後に振動が止ま
る。
【0026】図2は、本発明に用いるイオン発生素子に
おける電位波形図である。縦軸に電圧Vを、横軸に時間
Tを示す。電圧は、ピーク(正)からピーク(負)まで
の値で約5乃至7kVであり、振動波形の振動期間は約
0.1乃至0.2msである。
【0027】この振動波形が、交流商用電源30の周波
数に応じた周期で発生する。同図(a)は、図1の回路
におけるリレー32をオフ状態(つまり、ダイオードD
5が接続されない状態)とした場合の電位波形を示し、
マイナスイオンとプラスイオンとが略同量発生する。
【0028】同図(b)は、図1の回路において、コン
デンサC3を取り外し、リレー32をオン状態(つま
り、ダイオードD5が接続された状態)とした場合の電
位波形を示す。ダイオードD5は、一方向の電流をカッ
トするために、点Bの電位から見て、表面電極13の電
位は、マイナス方向にシフトした波形となる。従って、
プラスイオンの割合が少なく、マイナスイオンが多いイ
オン発生状況となる。
【0029】同図(c)は、図1の回路におけるリレー
32をオン状態(つまり、ダイオードD5が接続され、
更に、コンデンサC3がダイオードD5に並列に付加さ
れた場合)とした場合の電位波形を示す。表面電極13
の電位は同図(b)の場合に比べてプラス方向にシフト
し、少量のプラスイオンが発生する。このコンデンサC
3の静電容量が200pFでは、プラスイオンは14万
個/cc、マイナスイオンは38万個/ccと測定され
た。
【0030】抵抗R1は、図4に示すように、イオン発
生素子10の表面電極と反対面に形設したもので、抵抗
R1は通電される電流に基づく消費電力に応じて発熱す
る。抵抗R1にから発せられた熱はイオン発生素子に伝
達され、それにより表面電極側の温度が上昇する。
【0031】以下表1に、数点の周囲温度において、抵
抗R1のワット数を種々変化させた場合のイオン発生素
子10の表面電極13側の表面温度、および抵抗R1の
温度の変化を示す。なお、この試験に使用したイオン発
生素子10の構成は、幅15mm×長さ37mm×厚み
0.9mmの直方体状の誘電体11の上面(上面とは、
幅×長さが面積となる面の一方を云う。)と内部とに電
極が設けられるもので、その電極の構成は、誘電体61
の上面と平行でかつ厚み方向の中心付近に約6mm×2
4mmの帯状に内部電極62を形成し、そして、誘電体
61の上面の幅方向の中心線を対称軸として線対称な形
状の幅約10.8mm×長さ約.6mmの格子状の表面
電極63を設けた構成である。
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果より、抵抗R1のワット数0.
3Wで、周囲温度に比べ1.4〜1.6℃、ワット数
0.5Wで、周囲温度に比べ2.2〜2.5℃表面電極
を設けた上面の温度が上昇している。なお、抵抗R1の
使用上の上限限界温度は一般的に80℃程度であるた
め、ワット数を0.3Wとする方が安全上は良好であ
る。
【0034】また、イオン発生素子10の表面電極13
側の相対湿度とイオン発生量の関係は、表2に示すとお
りである。
【0035】
【表2】
【0036】表2の結果より、使用環境の湿度によって
イオン発生素子から発生するイオンの量は変化し、例え
ばイオン発生素子10の表面電極13側の湿度が80%
になると、イオン発生量が低減したり、発生しなくな
る。
【0037】そこで、上記したような構成で、イオン発
生素子の表面電極側の表面温度を上昇させることによ
り、表面電極付近の相対湿度を低下させることができ、
雰囲気が多湿の状態であってもイオン発生量は良好に保
つことができる。
【0038】このイオン発生装置1を空気調節装置に備
える場合は、更に、空気状況センサーを備えたものとす
ることができる。ここで言う空気状況センサーとは、例
えば、汚染度センサーであり、具体的にはホコリセンサ
ー、ニオイセンサー等である。
【0039】これらのセンサーの検出結果に基づいて、
マイクロコンピュータ等により、適宜必要な判断を事前
に組み込んだプログラムに応じて自動的にさせることに
より、必要なイオン種を発生させること及びプラスイオ
ンとマイナスイオンの発生比率を制御することが自動的
にできる。また、センサーの出力を人が認識できるよう
にして、手動でイオン発生装置の制御をするように構成
しても良い。
【0040】図3は、本発明に用いたイオン発生素子の
説明図である。同図(a)は、イオン発生素子の外観斜
視図であり、同図(b)は、イオン発生素子の断面図で
ある。図4は、本発明に用いたイオン発生素子の抵抗体
の取付概略図である。
【0041】図3において、イオン発生素子10は、平
板状の誘電体11の表面に設けられた表面電極13と、
該表面電極13に電力を供給するため誘電体11の表面
に設けられる表面電極接点15と、誘電体11の内部に
埋設され且つ前記表面電極13と平行に設けられた内部
電極12と、該内部電極12に電力を供給するため誘電
体11の表面に設けられる内部電極接点14を有してい
る。誘電体11は、上部誘電体11a、下部誘電体11
b、表面保護誘電体11c、抵抗接続点16、17によ
り構成される。
【0042】誘電体11の材料は、有機物としては、耐
酸化性に優れた材料が好適であり、例えばポリイミド又
はガラスエポキシ等の樹脂が使用でき、また、無機物と
しては、純度の高いアルミナ、結晶化ガラス、フォルス
テライト、ステアタイト等のセラミックを使用すること
ができるが、耐食性の面を考えれば、無機系のもののほ
うが望ましく、更に、成形性や後述する電極の構成の容
易性を考えれば、セラミックを用いて成形するのが好適
である。また、表面電極13と内部電極12との間の絶
縁抵抗が均一であることが望ましいため、材料内部の密
度ばらつきが少なく、誘電体11の絶縁率が均一であれ
ばある程好適である。
【0043】表面電極13は、導電性を有するものであ
れば特に制限なく使用することができるが、放電によっ
て溶融する等の変形を起こさないものであることが条件
となる。表面電極13は、誘電体11の表面に誘電体1
1と一体に形成し、該表面からの深さ(誘電体の表面よ
り内部電極12側に表面電極13を設ける場合)或は厚
み(誘電体の表面より突出して表面電極13を設ける場
合)が均一である方が望ましい。
【0044】内部電極12は、表面電極13と同様、導
電性を有するものであれば特に制限なく使用することが
できる。また、表面電極13と内部電極12との間の絶
縁抵抗が均一であることが望ましいため、内部電極12
は表面電極13と平行であることが望ましい。そのた
め、誘電体11の内部であって表面電極13と対向させ
て平行に配置し、表面電極13の電極投影面積を内部電
極12の電極投影面積より大きくしたことにより、表面
電極13と内部電極12との間の放電状態が安定し、プ
ラスイオン及びマイナスイオンを好適に発生させること
が可能である。
【0045】次に、内部電極接点14は、内部電極12
に、表面電極接点15は、表面電極13に、各々導通す
る接点であり、この接点に銅線、アルミ線等のリード線
を介して高電圧印加手段(図1の40)を接続する。表
面電極接点15は、リード線との接続の容易性から誘電
体11の表面であれば何れの面に設けてもよいが、表面
電極13と同じ電位となるものであるため、内部電極1
2と表面電極接点15との距離が、電極間距離よりも遠
い関係にあることが望ましい。内部電極接点14は、リ
ード線との接続の容易性から誘電体の表面であれば何れ
の面に設けてもよいが、内部電極12と同じ電位となる
ものであるため、表面電極13と内部電極接点14との
距離が、電極間距離よりも遠い関係にあることが望まし
い。
【0046】また、表面電極接点15と内部電極接点1
4との距離についても、電極間距離よりも遠く形成す
る。さらに、表面電極接点15及び内部電極接点14を
共に表面電極13を設けた面(上面)と相対する面(下
面)に設けると、プラスイオン及びマイナスイオンが発
生する表面電極13を設けた面にリード線等の配線が配
置されないため、表面電極13を設けた面に空気を送風
する構成とした場合に、リード線によって空気の流れが
乱れるような事もなく好適である。なお、このような効
果は、表面電極接点15及び内部電極接点14を上面以
外の位置に設けることによって同様に得ることが可能で
ある。
【0047】抵抗接続点16、17は、表面電極側とは
反対側の下部誘電体11bの表面に形成し、内部電極1
3や表面電極13には接続されていない。抵抗接続点1
6、17の大きさは抵抗体と接続線を溶着可能な面積と
する。
【0048】抵抗R1は、セラッミックのイオン発生素
子10を焼成した後に、図4に示すように、抵抗R1を
イオン発生素子10の抵抗接続点16、17に溶着す
る。
【0049】イオン発生素子10を搭載したイオン発生
装置1は、図5、図6に示すように、昇圧コイル51、
回路基板52、共通ケース53、及び蓋板54を備えて
いる。昇圧コイル52は、図6に示す如く、樹脂製ケー
スの一側に、一対の高圧端子及び一対の入力端子を突設
した構成となっている。
【0050】回路基板52は、その一面(図6における
下面)にイオン発生素子10の駆動波形発生のための回
路が形成され、コンデンサ、半導体等の回路部品が実装
された基板である。更に回路基板52の他側には、外部
接続用の4本の接続ピンが前記一面側に突設されてい
る。
【0051】共通ケース53は、一側の全面に前記回路
基板52の差し込みが可能な矩形の開口を備え、他側に
半円形断面の底部を備える箱体であり、該底部は、長手
方向と略直交するように横架された所定高さの隔壁53
aにより、コイル収容室53bと回路部品受容室53c
とに分割されている。また共通ケース53の内面には、
前記隔壁53aの上縁と一致する高さ位置に、全周に亘
って内向きに張り出して前記回路基板52の支持部とな
る支持縁が設けてあり、更に共通ケース53の開口部周
縁には、対向する長辺の相互に離隔した各2か所に、前
記蓋板54係合用の凹所が形成されている。
【0052】蓋板54は、樹脂材料製の平板であり、そ
の長手方向一側には、イオン発生素子10に対応する矩
形形状の凹所が設けてあり、該凹所には、イオン発生素
子10の前記放電電極接点14及び内部電極接点15の
形成位置に夫々対応するように、表裏に貫通する長円形
の窓孔と抵抗体抜穴が一体かされた穴54aが形成され
ている。
【0053】以上の如く構成された蓋板54は、前記凹
所にイオン発生素子10を嵌め込むと、これを一体に保
持させることができる。
【0054】本発明に係るイオン発生装置は、以上の如
く構成された昇圧コイル51、回路基板52、及び共通
ケース53と、イオン発生素子10が固着された蓋板5
4とを以下の如く組み付けて構成される。
【0055】まず昇圧コイル51を、共通ケース53の
底部に設けたコイル収容室53b内に前記高圧端子、グ
ランド端子及び入力端子の突出側を上向きとして挿入
し、コイル収容室53bに充填材55を、真空引きによ
り気泡の混入を防ぎつつ充填して絶縁モールドする。
【0056】その後、充填材55の乾燥固化を待ち、共
通ケース53の内部に上側開口部を経て回路基板52を
挿入する。この挿入は、回路部品の実装面を下に向け、
コイル収容室53bに固着された昇圧コイル51の上方
に、該昇圧コイル51との接続のための4つの接続孔を
位置合わせし、回路基板52の下面が前記隔壁53c及
び支持縁に突き当たるまで行われる。この挿入の後、前
記接続孔から突出する前記高圧端子、グランド端子及び
入力端子の先端を、回路基板52の上面から該当位置に
溶着する。
【0057】この溶着により回路基板52は、前記支持
縁及び前記隔壁53aの上縁により下側から支えられ、
前記充填材55により固定された昇圧コイル51によ
り、前記高圧端子、グランド端子及び入力端子を支持脚
として固定される。
【0058】このように回路基板52の取付けを終えた
後、前述の如くイオン発生素子10を保持させてなる蓋
板54を取付ける。この取付けは、長手方向一側に開設
された孔54aを共通ケース53内に先に固定された回
路基板52に開設された窓孔の形成位置に合わせ、イオ
ン発生素子10の保持面を上向きとして前記共通ケース
53の上側開口部に蓋板54を位置合わせし、このと
き、蓋板54の両側縁に設けた係止爪が撓み変形し、共
通ケース53の開口部周縁に設けた対応する凹所に弾性
復帰により係合せしめられ、該蓋板54は、前記基板5
2の上面から適長離隔した位置に、前記共通ケース53
の開口部を覆うように取付けられる。
【0059】この取付け後、前記蓋板54に開設された
窓孔54bを経て充填材56を導入し、該充填材56を
前記基板52との間の空間に充填せしめ、該基板52と
イオン発生素子10との間を絶縁モールドし、この充填
材56の乾燥固化を待ってイオン発生装置1が完成され
る。
【0060】図9に示す如く空気調和機59は、本体ハ
ウジング60の前面(図における左面)上部に、多数の
スリット又は孔が開設された前パネル61により開閉自
在に覆われた吸込口62を開設し、同じく前面下部に吹
出口63を開設して、これらの吸込口62及び吹出口6
3を連絡すべく本体ハウジング60の内部に湾曲形成さ
れた通気路の中途に熱交換器64と送風ファン65とを
並設してなり、送風ファン65の回転により前記吸込口
62から空気を吸込み、熱交換器64との接触により冷
却又は加熱して、前記吹出口63から図中に白抜矢符に
て示す如く吹き出す構成となっている。
【0061】このような空気調和機59において、本発
明に係るイオン発生装置1は、吹出口62の内奥側に位
置させ、前記イオン発生素子10の装着面が前記通気路
の内部の空気流に対面するように取付けてある。この取
付けの後、共通ケース53外部の接続端子57、58
(図7参照)を外部電源及び空気調和機59の制御回路
に接続すれば、イオン発生装置は、吹出口63から吹き
出される空気中に、略同量のプラスイオンとマイナスイ
オンとを含んで放出される。また、冷房運転をしイオン
発生素子10のイオン発生面近傍の相対湿度が高い状態
とした場合であっても抵抗1によってイオン発生面近傍
の相対湿度は低下しているためイオン量が低減しない。
【0062】ここで、前記プラスイオンは、水素イオン
(H+)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイ
オンであり、H+(H2O)m(mは自然数)として表さ
れる。またマイナスイオンは、酸素イオン(O2 -)の周
囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、
2 -(H2O)n(nは自然数)として表される。これら
のプラスイオン及びマイナスイオンは、吹出口63から
送出された後、前述の如く、送出空間内の浮遊物(粒
子、細菌)に凝集して相互に化学反応し、活性物質とし
ての過酸化水素H22又は水酸化ラジカル・OHとな
り、酸化反応により浮遊粒子を不活性化し、また浮遊細
菌を殺菌する作用をなすから、空気調和機59が設置さ
れた居室の内部を清浄化することができる。
【0063】他の実施の形態としては、図8に示すよう
に、抵抗R1に抵抗R70を並列に接続し、抵抗R1は
イオン発生素子10の下部誘電体11bに形設し、抵抗
R70は高圧印加手段内に形成させたものである。ま
た、抵抗R1、抵抗R70への接続の切替手段として、
リレー71が構成されている。リレー71は、マイクロ
コンピュータ33の制御部33Cからのリレー制御信号
71Sにより、接続の切替制御がされる。リレー制御信
号71Sはマイクロコンピュータ33の入力部34への
各種の入力情報INを適宜処理判断して出力される。入
力部34への各種の入力情報INは、例えば、ユーザが
運転モードを選択できる操作部からの運転モード指定情
報であり、制御部33Cは、制御信号等を出力する制御
回路等により構成される。尚、マイクロコンピュータ3
3内の演算部等は省略している。
【0064】つまり、冷房運転のときには、マイクロコ
ンピュータ33の入力部34に『冷房運転』の入力情報
が入力され、マイクロコンピュータ33の制御部33C
からのリレー制御信号71Sにより切替制御され、イオ
ン発生素子側の抵抗1に接続される。
【0065】また、暖房運転のときには、マイクロコン
ピュータ33の入力部34に『暖房運転』の入力情報が
入力され、マイクロコンピュータ33の制御部33Cか
らのリレー制御信号71Sにより切替制御され、高圧印
加手段の抵抗70側に接続される。
【0066】このように、運転状態によって抵抗体への
接続を切り替えることが出来、暖房運転のときにイオン
発生素子の周囲温度が高い環境の制約がへり、冷房運転
時の抵抗R1のワット数を上げることが出来、イオン発
生量を湿度の影響をほとんど受けずに安定した発生する
ことができる。
【0067】また、リレーによる切り替えを運転モード
で実施することが記載したが、イオン発生素子の周囲湿
度の環境状態でも採用することが出来、つまり湿度セン
サーにより湿度を検出し、予め設定した湿度より高いと
きに、イオン発生素子の抵抗体に接続することにより、
イオン発生素子を加温することが出来、表面電極側の温
度を上昇させることが出来る。このように湿度が高いと
きのみ加温させることにより、より安定したイオン量発
生差せることができる。
【0068】またさらに、空気調和機に湿度センサーを
設ける等して、室内の雰囲気の湿度を検知可能とすると
ともに、抵抗R1を可変抵抗にして構成し、抵抗R1に
おける発熱量を検知された湿度に基づいて調整し、表面
電極13の近傍の相対湿度を例えば80%以下といった
所定の相対湿度以下に保つことにより、イオン発生素子
によるイオン発生量が受ける雰囲気の湿度の影響をなる
べく小さくして、安定したイオン発生量とすることが可
能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、電極を
有するイオン発生素子に電圧を印加してプラスイオンと
してH+(H2O)n(nは自然数)と、マイナスイオン
としてO2 -(H2O)m(mは自然数)を発生させる構成
を備えたイオン発生装置において、前記イオン発生素子
を加熱するための加熱手段を設けたイオン発生装置とす
る。これにより、イオン発生素子を加熱することができ
ることから、イオン発生素子の電極の近傍の相対湿度を
低下させることが可能である。また、それによって、周
囲の雰囲気の湿度が高い場合であってもプラスイオン及
びマイナスイオンを安定して発生させることができる。
【0070】また、本発明は、前記加熱手段は、前記電
極に駆動電圧を印加するための回路に接続された抵抗を
用いるイオン発生装置とする構成とする。これにより、
特別に発熱体を設けずとも、通常回路内に必要な抵抗に
よってイオン発生素子を加熱することができる。したが
って、部品を更に付け加えずとも製造することができ、
それによって、コストダウンが図られる。
【0071】そして、本発明は、前記加熱手段を発熱量
が可変自在に設るものとする。これにより、イオン発生
素子の加熱量を可変できることから、様々な湿度状態の
雰囲気に対応できる。
【0072】さらに、本発明は、所定の空間を有する室
内に設けられ、該室内の空気を熱交換器で冷却又は加熱
した後、室内に空気を送出する構成を備えた空気調節装
置において、前記したイオン発生装置を前記熱交換器の
下流側に設け、室内空気を冷却する際には、前記加熱手
段を用いてイオン発生素子を加熱し、室内空気を加熱す
る際には、前記加熱手段にてイオン発生素子を加熱しな
いよう切り換える構成の空気調節装置とする。これによ
り、空気調節装置の運転状況に応じて、高湿になりがち
な室内空気の冷却時に対しては、イオン発生素子の近傍
の相対湿度を低く保てるとともに、高温になる室内空気
の加熱時に対しては、不要なイオン発生素子の温度上昇
を防止することになる。したがって、無駄なエネルギー
の消費を避けることができる。
【0073】またさらに、本発明は、一対の電極を有す
るイオン発生素子と、該イオン発生素子からのイオン発
生に必要な電圧を前記電極間に印加する電圧印加手段
と、アノードとカソードを有する整流手段と、該整流手
段に直列接続された開閉手段と、前記整流手段に並列接
続された静電容量部とを備え、前記アノード側は前記電
極の一方に接続され、前記カソード側は前記電圧印加手
段に設けた接地線に接続したイオン発生装置において、
前記電圧印加手段の抵抗体からなる加熱手段をイオン発
生素子に形設する構成とする。この構成によれば、前記
電圧印加手段の抵抗体をイオン発生素子に形設したこと
で、電圧印加手段の抵抗体の熱により、イオン発生素子
の放電電極側の表面温度が上昇するので、放電電極側近
傍の相対湿度が低下し、イオン発生量が安定して発生す
ることができ、他に部品を追加するとか、ヒータを追加
することがをなくイオン発生素子を加熱することができ
る。
【0074】そしてさらに、本発明は、前記イオン発生
素子近傍の湿度が一定以上のときに、前記加熱手段を加
熱運転するよう構成する。この構成によると、湿度に応
じて、加熱手段でイオン発生素子を加熱できる。したが
って、不要時には加熱しないことから無駄なエネルギー
の消費を防ぐことができる。
【0075】さらにまた、本発明は、前記イオン発生素
子の表面温度が、周囲温度より2度以内上昇させる構成
とする。この構成によると、イオン発生素子を加温する
抵抗体の使用環境の安全度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイオン発生装置の主要回路図であ
る。
【図2】図1のイオン発生素子における電位波形図であ
る。
【図3】図1のイオン発生素子の説明図である。
【図4】図1の本発明に係るイオン発生素子の抵抗体の
取付け概略図である。
【図5】図4を搭載したイオン発生装置の斜視図であ
る。
【図6】図4を搭載したイオン発生装置の背面斜視図で
ある
【図7】図4の分解図である。
【図8】他の実施に係るイオン発生装置の主要回路図で
ある。
【図9】本発明のイオン発生装置を空気調和機に搭載し
た場合を示す断面概略図である。
【符号の説明】
1 イオン発生装置 10 イオン発生素子 12 内部電極 13 表面電極 32 リレー 40 高電圧印加手段 59 空気調節装置(空気調和機) C3 コンデンサ D5 ダイオード R1 抵抗(抵抗体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月29日(2002.11.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、プラスイオンとマイナスイオンとを発生
させるイオン発生素子と、該イオン発生素子を加熱する
加熱手段とを備えたイオン発生装置において、前記加熱
手段は、前記イオン発生素子に駆動電圧を印加するため
の回路に接続された抵抗を用いることを特徴とするイオ
ン発生装置とする。これにより、特別に発熱体を設けず
とも、通常回路内に必要な抵抗によってイオン発生素子
を加熱することができることから、イオン発生素子の電
極の近傍の相対湿度を低下させることが可能である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明は、前記加熱手段としての抵
抗を前記イオン発生素子に形設したものとする。これに
より抵抗は通電される電流に基づく消費電力に応じて発
熱し、抵抗から発せられた熱はイオン発生素子に伝達さ
れて温度上昇する。また、前記加熱手段としての抵抗と
前記駆動電圧を印加するための回路内の抵抗とを並列に
接続し、前記両抵抗のいずれかに接続を切り替える切替
手段を設けこともできる。これにより、イオン発生素子
を加熱する場合とそうでない場合とに切替えることがで
きる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】そして、本発明は、前記加熱手段を発熱量
が可変自在に設けるものとする。これにより、イオン発
生素子の加熱量を可変できることから、様々な湿度状態
の雰囲気に対応できる。また、このイオン発生装置を備
えた空気調節装置において、室内の雰囲気の湿度を検知
可能とされ、また、前記加熱手段を前記イオン発生素子
に駆動電圧を印加するための回路に接続された可変抵抗
から構成し、前記検知された湿度に基づいて可変抵抗の
発熱量を調整することもできる。これにより、室内の雰
囲気の湿度の影響をなるべく小さくして、安定したイオ
ン発生量とすることが可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、プラス
イオンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生素子
と、該イオン発生素子を加熱する加熱手段とを備えたイ
オン発生装置において、前記加熱手段は、前記イオン発
生素子に駆動電圧を印加するための回路に接続された抵
抗を用いることを特徴とするイオン発生装置とする。こ
れにより、これにより、特別に発熱体を設けずとも、通
常回路内に必要な抵抗によってイオン発生素子を加熱す
ることができる。したがって、部品を更に付け加えずと
も製造することができ、それによって、コストダウンが
図られる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】削除
フロントページの続き Fターム(参考) 3L051 BC10 3L060 AA05 CC06 DD01 EE45 4C080 AA09 BB05 CC01 HH02 KK02 MM01 QQ12 QQ17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を有するイオン発生素子に電圧を印
    加してプラスイオンとしてH+(H2O)n(nは自然
    数)と、マイナスイオンとしてO2 -(H2O)m(mは自
    然数)を発生させる構成を備えたイオン発生装置におい
    て、 前記イオン発生素子を加熱するための加熱手段を設けた
    ことを特徴とするイオン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は、前記電極に駆動電圧を
    印加するための回路に接続された抵抗を用いることを特
    徴とする請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、発熱量が可変自在に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のイオン
    発生装置。
  4. 【請求項4】 所定の空間を有する室内に設けられ、該
    室内の空気を熱交換器で冷却した後、室内に空気を送出
    する構成を備えた空気調節装置において、 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたイオ
    ン発生装置を前記熱交換器の下流側に設けたことを特徴
    とする空気調節装置。
  5. 【請求項5】 所定の空間を有する室内に設けられ、該
    室内の空気を熱交換器で冷却又は加熱した後、室内に空
    気を送出する構成を備えた空気調節装置において、 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたイオ
    ン発生装置を前記熱交換器の下流側に設け、 室内空気を冷却する際には、前記加熱手段を用いてイオ
    ン発生素子を加熱し、室内空気を加熱する際には、前記
    加熱手段にてイオン発生素子を加熱しないよう切り換え
    る構成であることを特徴とする空気調節装置。
  6. 【請求項6】 一対の電極を有するイオン発生素子と、
    該イオン発生素子からのイオン発生に必要な電圧を前記
    電極間に印加する電圧印加手段と、アノードとカソード
    を有する整流手段と、該整流手段に直列接続された開閉
    手段と、前記整流手段に並列接続された静電容量部とを
    備え、前記アノード側は前記電極の一方に接続され、前
    記カソード側は前記電圧印加手段に設けた接地線に接続
    したイオン発生装置において、 前記電圧印加手段の抵抗体からなる加熱手段をイオン発
    生素子に形設したことを特長とするイオン発生装置。
  7. 【請求項7】 前記イオン発生素子近傍の湿度が一定以
    上のときに、前記加熱手段を加熱運転することを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3又は請求項6に記載
    のイオン発生装置。
  8. 【請求項8】 前記イオン発生素子の表面温度が、周囲
    温度より2度以内上昇させることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項6又は請求項7に記載
    のイオン発生装置。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれか一項に
    記載のイオン発生装置を備えたことを特徴とする空気調
    節装置。
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