JPH01163743A - ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法

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JPH01163743A
JPH01163743A JP32148187A JP32148187A JPH01163743A JP H01163743 A JPH01163743 A JP H01163743A JP 32148187 A JP32148187 A JP 32148187A JP 32148187 A JP32148187 A JP 32148187A JP H01163743 A JPH01163743 A JP H01163743A
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JP
Japan
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developer
tank
development
developing
processing
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JP32148187A
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Haruhiko Iwano
岩野 治彦
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法に
関する。
(従来技術) カラー感光材料の発色現像には通常p−フェニレンジア
ミン誘導体が用いられているが、そのかぶり易さのため
に現像処理における迅速化に困難が生じてきており、写
真材料の高感度化にも制約がもたらされ、またカラー画
質の面でも色濁りなどの支障をきたしている。
したがってかぶりの除去技術の開発は、この分野での重
要な課題で、各種のかぶり防止剤が開発されている。た
とえば、米国特許第3,342゜596号、同第3,2
95,976号、同第3゜536.487号、同第3,
597,199号、同第3,741.765号、特公昭
46−6149号、同46−19039号、特開昭47
−18539号などにはカラー現像用のかぶり防止剤が
記載されている。
しかし、これらの方法では、カブリを迎えることは出来
てもその分、画像濃度を低下させてしまうとか、多層塗
布したハロゲン化銀乳剤層の上層のカブリは抑えること
が出来ても下層のカブリを抑えることが出来ないとかの
欠点を有しており、画像部と非画像部とのディスクリミ
ネーションは依然として不満足なものであった。
ここに、ディスクリミネーションとは未露光部分のかぶ
りと画像部分の像濃度との識別性を意味し、写真科学の
本に説明されている。
この問題点を解決するために、発色現像工程の途中より
新たに抑制成分を非画像状に作用させることが有効であ
ることが特開昭59−135463号公報に開示されて
いる。
現像途中より新たに抑制成分を作用させると云う意味は
、写真材料を現像液に浸漬して現像を起させた後、適当
な時期に現像環境の抑制度を高めてやることである。抑
制度を高めるには、抑制剤を添加したり、発生させたり
するほか現像液のpHを下げることによって活性度を下
げることも含まれる。
かかる先行文献によれば、抑制成分を作用させる時期は
、画像部つまり露光部の現像はすでに実質的に進んでい
るが、未露光部のかぶりはまだ生長を開始する前の段階
に抑制成分を作用させるのが良い。
現像の動力学の面では現像時間に対してオーバーオール
濃度は初期には、きわめて遅い誘導期が存在し、それに
続いて急激な増加を見せる生長期があることは、一般に
知られている。本発明の現像の途中という意味は、露光
部の現像がすでに生長期に入っているが、かぶりは、ま
だ生長期以前の遅い段階にあることを意味している(こ
こに云う誘導期と生長期はC,E、 K、 Mees 
and T、 H。
James+ The theory of Phot
ograpbic ProcessesI[[rdEd
(1966)P352〜353に定義されているいわゆ
るオーバーオール誘導期と生長期を意味しており、これ
は云うまでもなく、現像過程のデンジトメトリックな追
跡で簡単に把握できる)。
即ち、その本質を簡単に述べるならば、現像工程の前半
を比較的高活性の状態で進行させ、後半を抑制的な現像
液の雰囲気に変化させて、現像かぶりが起りにくく、か
つ、現像の過不足の調節が可能な雰囲気で進行させると
、露光部と未露光部のディスクリミネーションが優れ、
階調の良く整った高画質の画像が得られるというもので
ある。
現像工程の途中より新たに現像を抑制する具体的な方法
として、幾つかが挙げられているが、もっとも直接的な
のは、2ステツプ現像、つまり現像を2段階に分け、第
1現像はたとえば、KBrのみを抑制剤とする、または
KBrすら含まない、あるいは、他の抑制剤を含んでい
ても比較的低濃度の現像液によって行なわれ、第2現像
は第1現像液よりも高抑制の現像液たとえば、抑制剤の
濃度が高められているとか、別の種類の抑制剤が含まれ
ているなどの液を使用する方法である。特別なケースと
しては、pHを下げることによって、高抑制化と同じ効
果を賦与された第2現像を用いることもできる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この2段階現像は、ディスクリミネーシ
ョンの改善に効果的な方法ではあるが、本分野における
写真画像の画質向上の要請はきわめて強いものであるた
め、かかるディスクリミネーションの一層の向上が望ま
れている。
また、この技術は発色現像法によりカラー画像を得る多
層構成のハロゲン化銀・ゼラチンタイプのカラー写真感
光材料への適用を目的としたものであるが、盪影用の黒
白ネガフィルムにおいても同様のディスクリミネーショ
ンの問題があり、かかる問題を解決する手段の出現が望
まれている。
一方、特定の低開口比の現像装置を用いることにより、
現像液の蒸発や経時疲労を防止し、処理変動の抑制を図
って一定の写真性能を得ることができることが、特願昭
61−278283号、同62−82734号及び同6
2−50949号に記載されている。とりわけ、かかる
装置において高温度で現像すると現像促進効果が著しく
、更にカラーバランスも改良され得ることが昭和62年
11月16日付特許出願(1)(出願人:富士写真フィ
ルム株式会社)に記載されている。
しかしながら、これらの技術はこれのみでは上記の如き
ディスクリミネーションの向上が必ずしも十分満足でき
るレベルではないことが判った。
従って、本発明の目的は、より一層ディスクリミネーシ
ョンが改良されたハロゲン化銀写真感光材料の現像処理
方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、現像工程の途中より新たに抑制成分を非画
像状に作用させるハロゲン化銀写真感光材料の現像処理
方法において、現像槽の液面部が下記式(I)を満足す
るように構成された自動現像処理装置を用い、現像補充
液を感光材料の入口付近から供給して現像槽中を感光材
料が順流方向に搬送されるようにし、現像槽又は現像槽
群から成る搬送路の中間部分より上記抑制成分を槽内に
注入することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の
現像処理方法により達成されることが見出された。
式(1)logK≦−1.8X10−5V−1.5本発
明の方法を用いることにより、現像工程を2段階に分け
る必要がなくなり、抑制成分を流路上で作用させること
ができるようになるだけでなく、驚くべきことに画像部
と非画像部のディスクリミネーションが著しく改良され
るとともに、更に、粒状性が改良され、また処理変動も
より一層少なくなることが判った。
これらの改良効果は、特開昭59−135463号に記
載されたような現像抑制剤を添加しない第1タンク及び
抑制剤を添加した第2タンクを用いた単純な2段階タン
ク現像(a)、及び現像抑制剤を添加しない現像液を用
いて特願昭62−82734号に記載の如き特定の開口
度を有する現像機で処理した薄層型現像(b)のいずれ
よりも−段と優れたものであった。
これらの理由は不明であるが、例えば、処理変動の改善
効果が、上記現像(a)に対してのみでな(現像(b)
に比較しても感度、最高濃度値、かぶりの変動等におい
てみられることは、おそらく薄層現像においては、現像
後期は現像主薬の酸化性放物の比較的多い状態で現像が
行われることとなり、それがもたらす変動要因に対して
本発明の方法が特異的な効果を及ぼすためではないかと
推定している。
また、発色現像液に対して有効であることが知られてい
る特開昭59−13463号に記載の方法を本発明の現
像装置に適用すると、撮影用の黒白ネガ感光材料の黒白
ネガ現像に対してもディスクリミネーション改善効果が
得られることが判った。
上記(1)を満足するよう構成された現像槽は、一般に
低開口度(S/V)と低板容積(V)をもっており、従
来公知の現像槽と区別される。上記規定された開口度に
おいて、処理液の安定化のために、より好ましい領域は
、 log  K≦−1.8X10−5V−2,5特に好ま
しいのは領域は、 log  K≦−1.8X10−5V−3,5である。
逆に、写真感光材料の自動現像機としての実用的な観点
からは、 12og  K≧−1.8X10−5V−4,5特に log  K≧−1.8X10−5V−4,0であるこ
とが好ましい。
上記式(1)は、処理槽中の液容量(V)が30m1l
〜1001!、の間にある場合にあてはまる経験的な式
であるが、■としては好ましくは50mf〜5ON、よ
り好ましくは100m1〜101である。また現像槽の
表面積Sの値は、巾方向では感光材料の巾の1.02倍
以上〜3倍以内でかつ厚み方向では感光材料の厚さの2
00倍以内である。
特に、感光材料厚みの100倍以内が好ましく、より好
ましくは感光材料厚みの50倍以内であり、下限は感光
材料の厚さの2倍以上、特に5倍以上が好ましい。
本処理槽においては、感光材料の入口部付近より現像液
補充液を補充する。出口部付近より補充して補充液を感
光材料の搬送とは逆方向に流すと、特に補充量を切りつ
めた時や処理時間が短い時には、前述の目的を十分に達
成することがむつかしく、感度の低下などをもたらし得
るため好ましくない。
また、本発明の処理槽において、処理液路の断面積が液
面部の表面積とほぼ同じであることが好ましく、いわゆ
る薄層現像が好ましい。
更には、現像槽の主要部分の液流路と感光材料の搬送路
がほぼ平行しており、かつ該主要部分において、感光材
料の乳剤層及び支持体層に対して直角方向(厚さ方向)
の長さが該感光材料の厚さの200倍以内、更には2〜
100倍、特に5〜50倍の処理液路であることが好ま
しい。この場合厚さ方向における処理槽と感光材料との
間隙は0.5〜10mm、更には1〜5閣であることが
好ましい。また、本発明においては現像槽の主要部分の
現像液層の厚みが40mm以下であることが好ましい。
これらにより、開口部での液の蒸発を小さくすることが
できるとともに、後述のレイノルズ数を高く保つことに
有利となり、節板、省エネルギーとの両立をはかること
ができる。
発明の目的からは液層の厚みが薄いほど有効であるが、
一方台上の工作精度、感光材料の通過性、定常液流の生
成し易さなどの点から極端な薄層化には限界がある。し
たがって、液層の厚みは、100μmから40mmの間
が好ましい。より好ましくは0. 5mmから20順が
よい。特に好適なのは1埴から10anである。装置技
術の進歩に伴ってより薄い液層厚みを選ぶことを妨げる
ものではない。
ここで、現像槽の主要部分とは、現像反応の進行に実質
的な寄与をしている部分であり、あるいは写真材料の通
路の大半を占める部分でもある。
この主要部分のほかに、液厚みが40鵬を越えるような
搬送ローラーやガイドパネルの挿入部を設けることを妨
げるものではない。
本発明は、液厚みを401TI111以下にできる任意
の既知のTi1M処理装置に好適に適用できる。
本発明は以上に詳説した現像槽の液流路の途中において
、抑制成分(現像抑制性化合物)を注入することが特徴
である。抑制性化合物を注入する時期つまり液流路のど
の位置で注入するべきかは比較的に許容巾が大きいので
処理装置の設計上の都合に合わせて良い。一般には、効
果的な注入時期は、標準現像時間の1/6経過以降、5
/6経過以前を作用時期とするのが良く、比較的抑制度
が小さい場合は1/6から1/2の間、強い場合には1
/2から5/6の間に作用させるのが良い。
またlタンク型現像槽の液流路の途中から抑制性化合物
を注入することも、2タンク以上の現像槽が併流方式で
連結している現像槽群の中間接合部で注入することも本
発明の思想の中に含まれる。
また、ここで「注入」には、ジェット添加、浸漬添加、
液面へ注ぐなどすべての添加注入方法が含まれる。
本発明には既知の抑制剤を広く使用できる。これらはた
とえばC,E、に、 Mees and T、)1.J
ames。
“The Theory of Photograph
ic Processes II[rd Ed。
(1966Mac Millan Co、)344〜3
46頁などの教科書に記載されている。主な化合物は以
下に示される。
1.1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール誘導体 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール1−(4−
ヒドロキシフェニル)−5−メルカプトテトラゾール 1−(4−アミノフェニル)−5−メルカプトテトラゾ
ール 1−(4−カルボキシフェニル)−5−メルカプトテト
ラゾール 1−(4−クロロフェニル)−5−メルカプトテトラゾ
ール 1−(4−メチルフェニル)−5−メルカプトテトラゾ
ール 1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−5−メルカプ
トテトラゾール 1−(4−スルファモイルフェニル)−5−メルカプト
テトラゾール 1−(3−カルボキシフェニル)−5−メルカプトテト
ラゾール 1−(3,5−ジカルボキシフェニル)−5−メルカプ
トテトラゾール 1−(4−メトキシフェニル)−5−メルカプトテトラ
ゾール 1−(2−メトキシフェニル)−5−メルカプトテトラ
ゾール 1− (4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−
5−メルカプトテトラゾール 1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メルカプトテ
トラゾール ニー(4−ジメチルアミノフェニル)−5−メルカプト
テトラゾール 1−(4−ニトロフェニル)−5−メルカプトテトラゾ
ール 1.4−ビス(5−メルカプト−1−テトラゾリル)ベ
ンゼン 2.1−アリツブティック置換5−メルカプトテトラゾ
ール類 1−メチル−5−メルカプトテトラゾール1−エチル−
5−メルカプトテトラゾール  ゛1−プロピルー5−
メルカプトテトラゾール1−オクチル−5−メルカプト
テトラゾール1−ドデシル−5−メルカプトテトラゾー
ル1−シクロへキシル−5−メルカプトテトラゾール 1−パルジチル−5−メルカプトテトラゾール ■−カルボキシエチルー5−メルカプトテトラゾール 1−(2,2−ジェトキシエチル)−5−メルカプトテ
トラゾール 1−(2−アミノエチル)−5−メルカプトテトラゾー
ルハイドロクロライド 1−(2−ジエチルアミノエチル)−5−メルカプトテ
トラゾール 2−(5−メルカプト−1−テトラゾリル)エチルトリ
メチルアンモニウムクロリド3、ベンゾトリアゾール類 5.6−シメチルベンゾトリアゾール 5−ブチルベンゾトリアゾール 5−メチルベンゾトリアゾール 5−クロロベンゾトリアゾール 5−ブロモベンゾトリアゾール 5.6−ジクロロベンゾトリアゾール 4.6−ジクロベンゾトリアゾール 5−ニトロベンゾトリアゾール 4−ニトロ−6−クロロ−ベンゾトリアゾール 4.5.6−ドリクロロベンゾトリアゾール5−カルボ
キシベンゾトリアゾール ベンゾトリアゾール 5−スルホベンゾトリアゾール Na塩5−メトキシカ
ルボニルベンゾトリアゾール5−アミノベンゾトリアゾ
ール 5−ブトキシベンゾトリアゾール 5−ウレイドベンゾトリアゾール 4、チオウラシル誘導体 チオウラシル メチルチオウラシル エチルチオウラシル プロビルチオウラシル ノニルチオウラシル アミノチオウラシル ヒドロキシチオウラシル 5.2−メルカプトベンツイミダゾール類2−メルカプ
トベンツイミダゾール 5−カルボキシ−2−メルカプトベンツイミダゾール 5−アミノ−2−メルカブトベンツイミダゾ−ル 5−ニトロ−2−メルカプトベンツイミダゾール 5−クロロ−2−メルカプトベンツイミダゾール 5−メトキシ−2−メルカプトベンツイミダゾール 2−メルカプトナフトイミダゾール 2−メルカプト−5−スルホベンツイミダゾール ′″   1−(2−ヒドロキシエチル)−2−メルカ
プトベンツイミダゾール 6、インダゾール類 5−ニトロインダゾール 6−ニトロインダゾール 5−アミノインダゾール 6−アミノインダゾール インダゾール 7、ベンツイミダゾール類 ベンツイミダゾール 5−クロロベンツイミダゾール 5−ニトロベンツイミダゾール 5−n−ブチルベンツイミダゾール 5−メチルベンツイミダゾール 4−クロロペンツイミダゾール 5.6−シメチルベンツイミダゾール 9、アデニン グアニンおよびその類縁化合物 そのほかに、Kl、KBrなどの無機抑制剤も使用でき
る。
注入する抑制成分における抑制剤の濃度は抑制剤の種類
や適用する感光材料や現像液の種類によって異るが、要
は、有効にかぶりの生成を抑えるが画像部の濃度には大
きな影響をもたらさない適切な濃度を選べば良い。この
濃度はもし、現像のはじめから適用していたならば、画
像部への抑制が大きくそのために画像部を非露光部のデ
ィスクリミネーションが悪化するような濃度である。
ごく大雑把には、例えば現像液中に抑制剤を含有せしめ
る場合は非メルカプト型抑制剤では現像液II!、当り
0.02mMから10mM、メルカプト型抑制剤は0.
002mMから1mMの範囲の濃度が効果的であり、と
りわけ前者では0.1mMから1mM、後者では0.0
05mMからo、  imMの範囲が適当である。
しかし、この濃度はあくまで目やすてあり、たとえば抑
制剤としてKBrを用いるときは50mM程度の濃度が
比較的好結果を得るなど抑制剤によってかなり大きな相
違はある。
また、抑制成分として抑制剤の代わりに酸を加えてpH
を下げることができる。この場合、画像部の現像は持続
するが未露光部のかぶり発生は防止できるpH値分、例
えば0. 5〜3.0、好ましくは0.5〜1. 5下
げる。例えば標準的なカラーネガ現像液のpH値は、1
0.1であるが、これに対し、pH値を9.5に下げる
と効果的である。
抑制成分注入部を備えた現像装置は任意に制作してよい
。要は本発明の上記要件を満たした現像装置で、その流
路の途中に注入口を設けてあれば良い。前述の通り注入
口の位置は広い範囲で選択できるが、好ましくは液流路
の入口より1/6地点より後で5/6地点より前である
のがよい。さらに使用する抑制剤やその濃度によって最
高位置は多少変化することは前述から判ることであるが
、むしろ与えられた装置に対して抑制剤の種類と濃度を
選ぶのがよい。
また注入口も一個の偏平孔あるいは円形断面の注入管を
1個、あるいは複数個並列など適宜選ばれる。
代表的なものは第1図と第2図に示しであるが、これに
限るものではない。
本発明の方法は、現像液の流動撹拌があるとと(に効果
的である。つまり理論レイノルズ数が10以上のときに
効果が大きい。感光材料面上での理論レイノルズ数は以
下のように求めることができる。
Re=ρu02/μ ここにReは理論レイノルズ数、ρは密度、uOは処理
液の感光材料に対する相対速度、lは液厚み、すなわち
基準化断面積、μは処理液粘度で各特性値は同一単位系
を用いるものとする。
この式に従って求めた理論レイノルズ数がある程度大き
くなると、現像ムラや感光層の表面側と深部側のカラー
バランスの不良化が著しく軽減される。この効果の現わ
れる臨界域の理論レイノルズ数は経験的に約10と判断
された。処理装置の形状によって若干の差はあり、たと
えば、浸液型対向ローラを多用したり(ローラ一部分は
lには読み込んでいない)、処理槽の感光材料表面と相
対する内壁に凹凸を設けたりすると理論レイノルズ数が
500以下でも効果を発揮するが、有効域は大雑把に1
0以上と見てよい。
本発明の理論レイノルズ数を満足させる処理方法は種々
のものがある。要は液の厚みと処理液/感光材料面の相
対速度でほぼ決まることなので、装置とくに液槽の厚み
、液流と感光材料の搬送速度をどのように設計するかが
ポイントになる。
本発明の現像処理温度は少なくともその一部において、
38°Cを越える高い温度である場合において特に効果
的であり好ましい。高温化に伴う弊害が大きいほど、発
明方法の適用の効果が増大するという意味で、高温度に
するほど価値がある。
したがって少なくともその一部が43℃である場合、さ
らには50°C以上である場合にとくに有効であり、6
0°C以上では一層有効となり、70°C以上では一段
と効果がある。高温度にすることの限界は、現像液の沸
点、感光材料の膜質、作業環境からの制約などによって
決まる。
レイノルズ数を高めた条件で高温現象を行なうと (1)ディスクリミネーシロンの改善効果が一段と大き
くなる。
(2)多層カラー写真材料において下層の現像速度が上
層はどには増加しないためのカラーバランスの変化が大
巾に改善される。
(3)高温で現像しても現像ムラの発生が大巾に減少す
る。
(4)高温度にすることによる現像促進効果(迅速化作
用)が、単に現像バットや現像タンクによる浸浴型の高
温現像に比較して大巾に増加する。
という更なる効果が見出された。
現像工程以外の処理工程の温度については、特に限定的
ではないが、本発明は現像工程のみに適用してもよく、
また、全ウェット工程に適用してもよい。
全ウェット工程は同じ温度でも異っていてもよい。
以上の如き条件を満たすものであれば現像装置の大きさ
、方式を問わず発明の効果が認められる。
すなわち、感光材料はローラー搬送、リーダーベルト搬
送、シネストリップ型、回転ドラム型などいずれの搬送
方式をとってもよい。
本発明の方法に用いられる感光材料としては、カラー感
光材料の他、黒白感光材料がある。例えば、カラーペー
パー、カラー反転ペーパー、撮影用カラーネガフィルム
、カラー反転フィルム、映画用ネガもしくはポジフィル
ム、直接ポジカラー感光材料などの他に、Xレイフィル
ム、印刷用窓光材料、マイクロフィルム、撮影用黒白フ
ィルムなどを挙げることができる。
感光材料のハロゲン化銀乳剤としては、公知のものはい
ずれも用いることができる。迅速処理のためには高塩化
銀乳剤、特に塩化銀含量80〜100モル%のものが好
ましい。カラープリント用感光材料の場合は、塩臭化銀
乳剤(迅速処理のためには、塩化銀が90モル%以上が
好ましい)、撮影用カラー感光材料の場合は、沃臭化銀
乳剤(沃化銀の含有量は2〜15モル%が好ましい)が
好ましい。またハロゲン化銀粒子としては、球状、立方
体、8面体、菱12面体、14面体などであり、高感度
感光材料には平板状(好ましくはアスペクト比5〜20
)が好ましい。これらの粒子は均一な相からなる粒子で
あっても、多層構造からなる粒子であってもよい。また
、表面潜像型粒子でも内部潜像型粒子であってもよい。
粒子すイズ分布としては、多分散でも単分散(好ましく
は標準偏差/平均粒子サイズ≦15%)でもよいが、後
者の方が好ましい。これらのハロゲン化銀粒子は単独で
用いてもよいが、目的に応じて混合して用いてもよい。
本発明に用いられる写真乳剤は、リサーチ・ディスクロ
ージ+  (RD)vol、176  ItemNo、
176431 (1.II、 III)項(1978年
12月)に記載された方法を用いて調製することができ
る。
本発明に用いられる乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成
および分光増感を行ったものを使用する。
このような工程で使用される添加剤はリサーチ・デスク
ロージャー第176巻、Nα17643 (1978年
12月)および同第187巻、Nα18716 (19
79年11月)に記載されており、その該当個所を後掲
の表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、後掲
の表に記載個所を示した。
添加剤種類  RD17643  RD187161 
化学増感剤   23頁   648頁右欄2 感度上
昇剤           同上3 分光増感剤  2
3〜24頁 648頁右欄〜4 強色増感剤     
    649頁右欄5 増白剤     24頁 6 かふり防止剤 24〜25頁 649頁右欄および
安定剤 7 カプラー    25頁 8 有機溶媒    25頁 9 光吸収剤、フ 25〜26頁 649頁右欄〜イル
ター染料        650頁左欄10  紫外線
吸収剤 11  スティン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右
欄12  色素画像安定剤  25頁 13  硬膜剤      26頁  651頁左欄1
4  バインダー    26頁    同上15  
可塑剤、潤滑剤  27頁  650頁右欄16  塗
布助剤、表面 26〜27頁  同上活性剤 17  スタチック防止  27頁    同上剤 本発明には種々のカラーカプラーを使用することができ
、その具体例は前出のリサーチ・ディスクロージャー(
RD) No、17643.■−C−Gに記載された特
許に記載されている。色素形成カプラーとしては、減色
法の三原色(すなわち、イエロー、マゼンタおよびシア
ン)を発色現像で与えるカプラーが重要であり、耐拡散
性の、4当量または2当量カプラーの具体例は前述RD
 17643、■−CおよびD項記載の特許に記載され
たカプラーの外、下記のものを本発明で好ましく使用で
きる。
使用できるイエローカプラーとしては、公知の酸素原子
離脱型のイエローカプラーあるいは窒素原子離脱型のイ
エローカプラーがその代表例として挙げられる。α−ピ
バロイルアセトアニリド系カプラーは発色色素の堅牢性
、特に光堅牢性が優れており、一方α−ベンゾイルアセ
トアニリド系カプラーは高い発色濃度が得られる。
本発明に使用できるマゼンタカプラーとしては、バラス
ト基を有し疎水性の、5−ピラゾロン系およびピラゾロ
アゾール系のカプラーが挙げられる。
5−ピラゾロン系カプラーは3−位がアリールアミノ基
もしくはアシルアミノ基で置換されたカプラーが、発色
色素の色相や発色濃度の観点で好ましい。
本発明に使用できるシアンカプラーとしては、疎水性で
耐拡散性のナフトール系およびフェノール系のカプラー
があり、好ましくは酸素原子離脱型の二当量ナフトール
系カプラーが代表例として挙げられる。また湿度および
温度に対し堅牢なシアン色素を形成しうるカプラーは、
好ましく使用され、その典型例を挙げると、米国特許第
3.772.002号に記載されたフェノール核のメタ
ー位にエチル基以上のアルキル基を有するフェノ−ル系
シアンカプラー、2,5−ジアシルアミノ置換フェノー
ル系カプラー、2−位にフェニルウレイド基を有しかつ
5−位にアシルアミノ基を有するフェノール系カプラー
、欧州特許第161626A号に記載の5−アミドナフ
トール系シアンカプラーなどである。
発色色素が適度に拡散性を有するカプラーを併用して粒
状性を改良することができる。このようなカプラーは、
米国特許第4,366.237号などにマゼンタカプラ
ーの具体例が、また欧州特許筒96,570号などには
イエロー、マゼンタもしくはシアンカプラーの具体例が
記載されている。
色素形成カプラーおよび上記の特殊カプラーは、二量体
以上の重合体を形成してもよい。ポリマー化された色素
形成カプラーの典型例は、米国特許第3,451.82
0号などに記載されている。
ポリマー化マゼンタカプラーの具体例は、米国特許第4
,367.282号などに記載されている。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは前述のRD17643.■
〜F項に記載された特許のカプラーが有用である。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フ
ェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代
表例としては3−メチル−4−アミノ−N、 N−ジエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−β−ヒド
ロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−
エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン
、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メト
キシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩もしく
はp−トルエンスルホン酸塩が挙げられる。これらの化
合物は目的に応じ2種以上併用することもできる。 “ 発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpHIM衝剤、臭化物塩、沃化物塩
、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくは
メルカプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止
剤などを含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒ
ドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫
酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリエ
タノールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエチレ
ンジアミン(1.4−ジアザビシクロ〔2゜2.2〕オ
クタン)類の如き各種保恒例、エチレングリコール、ジ
エチレングリコールのような有機溶剤、ベンジルアルコ
ール、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、
アミン類のような現像促進剤、色素形成カプラー、競争
カプラー、ナトリウムボロンハイドライドのようなカブ
ラセ剤、■−フェニルー3−ピラゾリドンのような補助
現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミノ
ポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボ
ン酸に代表されるような各種牛レート剤、例えば、エチ
レンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−
1.1−ジホスホン酸、ニトリロ−N、 N、 N−)
リメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−N、N、N
’ 。
N′−テトラメチレンホスホン酸、エチレングリコ−ル
(0−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの塩を代表
例として上げることができる。
高温度においては、カブリ防止剤として、水溶性基を持
つメルカプト化合物(特開昭51−27935号)、5
−メルカプト−1.3,4−チアジアゾール(特開昭5
1−102639号)、メルカプトヒドロトリアジン(
特開昭55−79436号)、3−メルカプト安息香酸
(ドイツ公開公報第3226231号)がとくに有効な
ことは開示されているが、一般にかぶり防止剤として通
常使用されている化合物は、高温度現像の場合でも効果
的に用いることができるのが普通である。
また、高温度現像の際の表面層と深部との現像速度のバ
ランスを調節するために比較的高活性で表面層への選択
作用性が強い化合物を感光材料または前浴液、あるいは
現像液に含ませるのが適切な場合がある。この目的のた
めには英国特許第1457664号の3−メルカプト−
5−アミドトリアゾール誘導体、特公昭46−1903
9号のメルカプトトリアゾール類、米国特許第3342
596号のベンゾチアゾリウム類、米国特許第3833
376号のメルカプトテトラザインデン類、特公昭94
−43332号のチアゾリウム塩、セレナゾリウム塩、
などが好適である。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、1−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類など
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHは9〜12で
あることが一般的である。またこれらの現像液の補充量
は、処理するカラー写真感光材料にもよるが、一般に感
光材料1平方メートル当たり31.以下であり、補充液
中の臭化物イオン濃度を低減させておくことにより50
0rrl以下にすることもできる。補充量を低減する場
合には処理槽の空気との接触面積を小さくすることによ
って液の蒸発、空気酸化を防止することが好ましい。
また現像液中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用い
ることにより補充量を低減することもできる。
以上の現像処理の具体的実施には、高温度用に専用処方
を設計しても良いし、また既存の処理を高温現像用に時
間、温度、かぶり防止剤や現像抑制剤の使用、現像主薬
をはじめとする各成分濃度の調節を行なっても良い。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい、ざらに二種の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバルl−(I
[[)、クロム(■)、銅(II)などの多価金属の化
合物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる
代表的漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
;鉄(III)もしくはコバルト(III)の有機錯塩
、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミ
ノニ酢酸、1. 3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコ
ールエーテルジアミン四酢酸、などのアミノポリカルボ
ン酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩
;過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸塩;ニトロベンゼ
ン類などを用いることができる。これらのうちエチレン
ジアミン四酢酸鉄(III)錯塩を始めとするアミノポ
リカルボン酸鉄(II[)錯塩及び過硫酸塩は迅速処理
と環境汚染防止の観点から好ましい。さらにアミノポリ
カルボン酸鉄(nI)錯塩は漂白液においても、漂白定
着液においても特に有用である。
これらのアミノポリカルボン酸鉄(1)錯塩を用いた漂
白液又は漂白定着液のPHは通常5.5〜8であるが、
処理の迅速化のために、さらに低いpHで処理すること
もできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnalof  the  5ociety  of
  Motion  Picture  and  T
a1evj−sion Engineers  第64
巻、P、248〜253(1955年5月号)に記載の
方法で、求めることができる。
安定化処理においては、特開昭57−8.543号、5
B−14,834号、60−220.345号に記載の
公知の方法はすべて用いることができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を示す。
実施例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層よりなる多層カラー感光材
料である試料101を作成した。
(感光層の組成) 塗布量はハロゲン化銀およびコロイド銀については銀の
g/rrf単位で表した量を、またカプラー、添加剤お
よびゼラチンについてはg/%単位で表した量を、また
増感色素については同一層内のハロゲン化銀1モルあた
りのモル数で示した。
第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀        ・・・0.2ゼラチン
          ・・・1.3ExM−8・・・0
.06 UV−1・・・0.1 UV−2・ ・ ・0.2 Solv−1・・・0.01 Solv−2・ =0.01 第2層(中間N) 微粒子臭化銀 (平均粒径0.07μ)     ・・・0.10ゼラ
チン          ・・・1.5UV−1・・・
0. 06 UV−2・・・0.03 ExC−2・・・0.02 ExF−1・・・0. 004 Solv−1・・・0.  l 5olv−2・=0. 09 第3層(第1赤惑乳剤N) 沃臭化銀乳剤(AgI2モル%、内部高Agl型、球相
当径0. 3μ、球相当径の変動係数29%、正常晶、
双晶混合粒子、直径/厚み比2.5) 塗布銀量 ・・・・・・0.4 ゼラチン          ・・・0.6ExS−1
・ ・・1.0XIO−’ ExS−2・ ・ 3.0XIO−’ ExS−3・ ・・   lXl0−’ExC−3・・
 ・0.06 ExC−4・ ・ ・0.06 ExC−7・ ・ ・0.04 ExC−2・・・0.03 Solv−1・ ・ ・0.03 Solv−3・ ・ ・0.012 第471(第2赤惑乳剤N) 沃臭化銀乳剤(Ag15モル%、内部高AgI型、球相
当径0.7μ、球相当径の変動係数25%、正常晶、双
晶混合粒子、直径/厚み比4) 塗布銀量 ・・・・・・0.7 ExS−1・・・  lXl0−’ ExS−2・・・  3X10−’ ExS−3・・・  lXl0−’ ExC−3・・・0.24 ExC−4・・・0.24 ExC−7・ ・ ・0.04 ExC−2・ ・ ・0.04 Solv−1・ ・ ・0. 15 Solv−3・ ・ ・0.02 第5層(第3赤感乳剤N) 沃臭化銀乳剤(Ag710モル%、内部高Agl型、球
相当径0.8μ、球相当径の変動係数16%、正常晶、
双晶混合粒子、直径/厚み比1.3) 塗布銀量 ・・・・・・1.0 ゼラチン          ・・・1.0ExS−1
・・・  lXl0−’ ExS−2・・・  3X10−’ ExS−3・・・  lXl0−’ ExC−5・・・0.05 ExC−6・・・0.l 5olv−1・・・O,0f Solv−2・=0. 05 第6層(中間層) ゼラチン          ・・・1. 0Cpd−
1・・・0゜03 SO1v−1・ ・ ・0.05 第7層(第1緑惑乳剤N) 沃臭化銀乳剤(Ag12モル%、内部高AgI型、球相
当径0. 3μ、球相当径の変動係数28%、正常晶、
双晶混合粒子、直径/厚み比2.5) 塗布銀量 ・・・・・・0.30 ExS−4・・・  5xlO−’ ExS−6・・・0.3X10−’ ExS−5・・・4 2X10−’ ゼラチン          ・・・1.0ExM−9
・・・0.2 ExY−f4         ・・・0.03ExM
−8・・・0.03 So Iv−1・・・0. 5 第81(第2緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(Ag14モル%、内部高Agl型、球相
当径0.6μ、球相当径の変動係数38%、正常晶、双
晶混合粒子、直径/厚み比4) 塗布銀量 ・・・・・・0.4 ExS−4=    5X10−’ ExS−5・ ・ ・   2X10−’ExS−6・
 ・ ・0.3X10−’ExM−9−・ ・0.25 ExM−8・ ・ ・0.03 ExM−10・ ・ ・0.015 ExY−14・−−0,0f Solv−1・ ・ ・0.2 第97ii(第3緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(Ag!6モル%、内部高Agl型、球相
当径1. 0μ、球相当径の変動係数80%、正常晶、
双晶混合粒子、直径/厚み比1.2) 塗布8M量  ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0.85ゼラ
チン          ・・・1.0ExS−7・・
・3.5X10−’ ExS−8・・・1.4X10−’ ExM−11・−・0.01 ExM−12・・・0.03 ExM−13・ ・・0.20 ExM−8・・・0.02 ExY−15・ ・・0.02 Solv−1・・・0.20 So1v−2・・・0.05 第1ONCイ工ローフイルター層) ゼラチン          ・・・1.2黄色コロイ
ド銀        ・・・0.08Cpd−2・・・
0.  l 5O1v−1・・・0.3 第11層(第1青惑乳剤層) 沃臭化銀乳剤(Ag14モル%、高Agl型、球相当径
0.5μ、球相当径の変動係数15%、8面体粒子) 塗布W&量 ・・・・・・0.4 ゼラチン          ・・・1.0ExS−9
・・・  2X10” ExY−16・=0. 9 ExY−14・・・0.07 Solv−1・ ・−0,2 第12層(第2青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(Ag110モル%、内部高Agl型、球
相当径1.3μ、球相当径の変動係数25%、正常晶、
双晶混合粒子、直径/厚み比4.5) 塗布銀量 ・・・・・・0.5 ゼラチン          ・・・0.6ExS−9
・・・  lXl0−’ ExY−16−−・0. 25 Solv−1・・・0. 07 第13層(第1保護N) ゼラチン          ・・・0.8UV−1・
・・0.l UV−2・・・0. 2 Solv−1・=0. 01 Solv−2・・・0. 01 第14層(第2保護層) 微粒子臭化銀(平均粒径0.07μ) ・・・0.5 ゼラチン          ・・・0.45ポリメチ
ルメタクリレ一ト粒子 (直径1.5μ)・・・0.2 H−1・・・0.4 Cpd−3・・・0.5 Cpd−4・・・0.5 各層には上記の成分の他に、界面活性剤を塗布助剤とし
て添加した。以上のようにして作成した試料を試料10
1とした。
次に本発明に用いた化合物の化学構造式または化学名を
下に示した。
V−2 Solv−1リン酸トリクレジル 5olv−2フタル酸ジブチル 5olv−37タル酸ビス(2−エチルヘキシル)xM
−8 しL xF−1 Lnl シ4 PI w xY−14 I CH。
CH。
C(CH3)3 xM−9 xM−10 ’cp xM−11 xY−16 Cpd−I             Cpd−2xS
−1 ExS−2 ExS−3 ExS−4 ExS−5 ExS−6 ExS−7 ExS−8 ExS−9 pd−3 pd−4 以上の如くして作製した試料を101とし、以下の処理
(A)、(B)又は(C)を施した。
処理(A) 試料101をセンシトメリー用及びRMS粒状、CTF
鮮鋭度測定用の段階露光したのち、Aタイプ処理として
富士写真フィルム(株)製カラーネガプロセサーFP−
350を用い以下に記載の方法で、(液の累積補充量が
その母液容量の3倍になるまで)処理した。
処理方法 工程  処理時間 処理温度補充量 タンク容量発色現
像 3分15秒  38°C45m1   104漂 
 白 1分00秒  38℃  20d    4f漂
白定着 3分15秒  38°C30戚   102水
洗(2)1分00秒 35°C30d    441!
安  定   40秒 38°C20mR412乾  
燥 1分15秒 55°C 補充量は35鴫巾1m長さ当たり 尚、上記処理における、漂白定着液の水洗工程への持込
量は35m/m巾の感光材料1m長さ当り2戚であった
次に処理液の組成を記す。
(発色現像液) 母液(g)補充液(g) ジエチレントリアミン  1.0    1.1五酢酸 1−ヒドロキシエチリ   3.0    3.2デン
−1.1−ジホ スホン酸 亜硫酸ナトリウム     4.0    4.4炭酸
カリウム      30.0    37.0臭化カ
リウム       1.4    0.7ヨウ化カリ
ウム      1.5■    −ヒドロキシルアミ
ン硫  2.4     2.8酸塩 4−(N−エチル−N   4.5    5.5−β
−ヒドロキシエ チルアミノ)−2= メチルアニリン硫酸塩 水を加えて       1.Of    1.Ofp
 H10,0510,10 (漂白液)母液、補充液共通(単位g)エチレンジアミ
ン四節酸第    120.0二鉄アンモニウムニ水塩 エチレンジアミン四酢酸二     1O00ナトリウ
ム塩 臭化アンモニウム         100.0硝酸ア
ンモニウム          10.0漂白促進剤 
           0.005モルアンモニア水(
27%)        15.0戚水を加えて   
         1.01p H6,3 (漂白定着液) 母液、補充液共通(単位g)エチレン
ジアミン四節酸第     50.0二鉄アンモニウム
ニ水塩 エチレンジアミン四酢酸二     5.0ナトリウム
塩 亜硫酸ナトリウム         12.0チオ硫酸
アンモニウム水溶    240.0mff1液(70
%) アンモニア水(27%)        6 、0 m
l水を加えて            1.01p H
7,2 (水洗液)母液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した温床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/l以下に処理し、続いて二塩
化イソシアヌール酸ナトリウム20■/lと硫酸ナトリ
ウム150mg/lを添加した。
この液のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
(安定液)母液、補充液共通(単位g)ホルマリン(3
7%)         2.0mftポリオキシエチ
レン−p −0,3 モノノニルフエニルエー チル(平均重合度10) エチレンジアミン四酢酸二     〇、05ナトリウ
ム塩 水を加えて            1.0ip H・
             5.0〜8.0処理(B) 処理(B)に用いる現像処理槽を図に基づいて説明する
。現像槽2は、第1図を断面図に示すように、現像槽く
し型上M6を吊下げたM8を現像ハウジング4の上方開
口部に配置してなる。M8の上面中央部には把手IOが
設けられている。上M6は、断面が矩形の複数の塩化ビ
ニール類の上蓋材12をほぼ垂直に配置し、これらの上
下端部の結合部に感光材料送りリール16が配置されて
いる。
現像ハウジング4の内部には、上蓋材12と組合って処
理路15を形成する伝熱性壁材14が配置されている。
従って、上蓋材12と伝熱性壁材14とは、波型に連続
する処理路15を形成し、その上方及び下方の折曲がり
部に感光材料送りリール16がそれぞれ配置されること
になる。なお、第1図においては、感光材料送りリール
16が上方に2個、下方に3個設けられているが、最も
筒車な装置としては、下方に只−個の感光材料送りリー
ル16を配置し、この両側に各1本の処理路15を設け
て構成される。さらに、所望により処理路15の中間部
に感光材料送りリールを設けてもよい。
処理路15のスリット状の出口部にはオーバーフロー孔
22が設けられ、処理路15内の現像液面しはオーバー
フロー孔22より高くなることはない。また、処理路1
5の入口部及び出口部の上方には感光材料供給リール2
4及び感光材料取り出しリール26が配置されている。
補充口は第1図の27.28.29に設けられており、
使用方法により使い分けれらる。更に、現像ハウジング
4の中には、処理路15の液を加温するために温水路1
7が設けられており、ポンプ11により温水が循環して
いる。この温水路17の温水を加温するために、パネル
ヒーター19と温度コントロールのために温度センサー
18がパネルヒーターに接続されている。更に、温水路
の温水の温度低下防止のため、保温性壁材13が設けら
れている。
上記構成において、処理路15内に現像液が入れられ、
現像液を一定温度に保ために温水路17内に温水を入れ
る。そして、感光材料Sが感光材料供給リール24を介
して処理路15に供給され、複数の感光材料送りリール
16により搬送されながら現像処理され、感光材料取出
しリール26によって取出される。
上記現像槽における処理液の容量は約3.2尼であり、
また現像液の空気に接する表面積が4c+fiあり、従
って、 である。
ちなみに、この現像槽に下記の発色現像液母液を入れ、
1週間に2日間の割合で38°Cに温調し、未処理未補
充で2週間経過後の液組成を調べたところ、液劣化は実
用上無視でき、2週間経時でも写真性の変化はほとんど
みられなかった。
なお、ポンプ11は吐出量15f/分の強力ポンプを用
いたため、温水路中に含まれる液量51分は20秒毎に
1回交換され、温水路中の水温は略38〜38,5°C
に維持されていた。
処理(B)においては、第1図に示す現像槽にて処理(
A)で示した現像母液及び補充液を用いて、補充口27
より補充液を補充してランニングを行ないつつ、38°
Cで3分15秒現像し、その後は(A)の方法と同じ条
件で処理した。
処理(C) 処理(C)として、第1図に示す現像槽にて、処理(A
)で示した発色現像液補充液の臭化カリウム含量をOg
/lとしたものを補充口27より、また1、4g//!
とじたものを補充口28からそれぞれ指定補充量の1/
2づつ補充してランニングを行った。
現像条件は38°C3分15秒で、その後の処理は(A
)の方法と同じであった。
以上の処理の結果得られた結果をまとめると第1表の通
りとなる。
従来の処理機を用いた処理(A)に比べ、第1図の現像
処理機を用いた処理(B)は、高域やや硬調であり、R
MS粒状は劣化、CTF鮮鋭度はやや良化している。
しかし、本発明に従う処理(C)では、著しく高感、や
や硬調でかつRMS粒状が著しく良化し、CTF鮮鋭度
も良化している。
即ち、本発明の方法によると、処理槽中の液の保存性が
良く、高感、高画質の写真が得られることがわかった。
実施例2 ヨウ臭化銀乳剤とカプラーの乳化分散物を混合して、セ
ルローストリアセテートフィルムベース上に塗布した撮
影感度を持つ単色カラーフィルムに、センシトメトリー
用ウェッジを重ねて4800°にの色濃度の50ルツク
スの光で0.5CMSの露光を行なって下記D−Fの3
種の現像を行なった。使用した現像装置を第2図に示す
。D及びEは、抑制剤注入装置は用いなかった。
D)現像液−1にて38°C1分45秒又は2分15秒
現像→漂白2分10秒→水洗35秒→定着4分20秒→
水洗35秒 E)現像液−2にて38°C2分15秒又は4分30秒
現像→漂白2分10秒→水洗35秒→定着4分20秒→
水洗35秒 F)現像タンクのスペーサードラムにとりつけた抑制剤
注入口を図示の位置つまり液流路の中点で抑制剤が注入
されるように設定し、その濃度と添加量は、現像液−1
が注入を受けて現像液−2の抑制剤濃度になるようにし
た。
現像時間は2分15秒である。
なお、この時の液流路は30cm、液厚みは1.8膿で
あり、現像フィルム試料の搬送速度は0.22cm/s
ecであり(現像Eでは0.11cm/sec )理論
レイノルズ数は4(現像Eでは2)である。
また、上記現像装置における現像液の容量(V)は、約
30CTM、表面積(S)は0. 9cd!あり、従っ
て・ fogK=nogo、9/30#−1.52である。
使用した処理液の組成(処方)は以下の通りである。
(現像液−1) 水                  900dニト
リロトリ錯酸            3g重亜流酸ソ
ーダ            3g炭酸カリ     
           30g臭化カリ       
        1.4gヨー化カリ        
      1.3mgヒドロキシルアミン硫酸塩  
   2.5g3−メチル−4−アミノ−N− エチル−N−β−ヒドロキシ エチルアニリン硫酸塩        4g重炭酸ソー
ダ             2g水を加えて    
       1ilとする。
(現像液−2) 上記現像液へ5−メチルベンツトリアゾールを0.3m
Mの濃度で添加したもの。
(漂白液) 水                   850 m
12臭化アンモニウム          160g2
8%アンモニウム水          IWIEDT
A・鉄(III)アンモニウム  100gEDTA・
2ナトリウム塩       10g硝酸アンモニウム
           10g水を加えて    全量
    12とする。
(定着液) 水                   100m1
EDTA・2ナトリウム塩     0.58亜流酸ソ
ーダ             5g70%のチオ硫酸
アンモニウム   150mj!重亜流酸ソーダ   
         5g水を加えて    全量   
 11とする。
このようにして現像処理を行なった試料の特性曲線を第
3図に示した。
処理D)は比較のための従来タイプの現像である。
処理E)は比較のために行なったもので、現像のはじめ
から抑制剤が存在している。この場合現像時間3分15
秒ではかぶりも低いが現像度も低いので実質的感度は低
い。現像時間を2倍に延長し、露光部濃度を必要レベル
に高めたときはかぶりが増加してしまいディスクリミネ
ーションは却って低下してしまう。第3図には2倍延長
の方の特性曲線を示しである。
処理F)は本発明の例で、かぶりの増加をもたらすこと
なく、露光部が高濃度となり硬調化して、ディスクリミ
ネーションが改善されている。
なお、第1図のD″、E’ 、F”は比較例でり。
E、  Fと同じ処理液と処理工程で現像機を皿現像に
変えたものである。F′は、Fにおける補充の代りに、
後半の1分8秒を現像液−2によって、2タンク現像で
行なった。現像の途中から抑制剤を加えた効果は明瞭だ
が、薄層型現像機を用いて行なうときの効果には及ばな
いことがわかる。粒状もすぐれており、かつ処理変動も
小さかった。
実施例3 実施例2と同じ試料と露光・現像条件及び現像機で、た
だし抑制剤を変更して、実験を行なった。
ここでは、前例の現像液−2の代りに下記の現像液を用
い、この場合の現像時間は、4分30秒とした。
(現像液−3)現像液−1へ1−フェニル−5−メルカ
プトテトラゾールを0.05mMの濃度に添加したもの
(現像液−4)現像液−1へ6−ニトロベンツイミダゾ
ールを0.2mMの濃度に添加したもの。
(現像液−5)現像液−1へ1−プロピル−5−メルカ
プトテトラゾール0.05mMの濃度に添加したもの。
(現像液−6)現像液−1ヘヨー化カリウムを0.05
mMの濃度になるように追加したもの。
(現像液−7)現像液−1へチオウラシル0.05mM
の濃度になるように追加したもの。
(現像液−8)現像液−1へ2−メルカプトベンツイミ
ダゾール0.05mMの濃度になるように追加したもの
(現像液−9)現像液−1へ6−ニドロベンツイミダゾ
ール0.5mMの濃度になるように追加したもの。
(現像液−10)現像液−1へ5−メチルベンツトリア
ゾール0.3mMの濃度になるように追加したもの。
これらのいずれの現像液を用いても、本発明の方法は従
来の方法に比べてかぶりは同程度かそれ以下でありなが
ら、感度はlogEで0. 1〜0゜3高感度となる。
つまり、ディスクリミネーションが向上した。
実施例4 実施例2の処理Fと同じ試料、露光条件、現像機、現像
処理液及び処理工程を用いて、液層の厚みを0.4,1
.2,4,6.8mmに変更して、Re数の影響を調べ
た。補充液の添加速度は、液層の厚みが0.4mmのと
きに0,22c+n/seeになるようにした。各液層
厚みに対応するRe数は、上記の順に0. 2. 4.
 8. 12. 16である。
実験の結果、Re数がO又は2のときは、コントラスト
が低く、かつかぶりは減少せず、実施例2の処理F“と
同様の特性を示した。Re数が4の例は、同じ実施例2
の処理Fに示されているが、Re数が大きくなると、さ
らにコントラストが高くなり、かぶりは低い値を保った
ま\であった。
Re数12と16では16の方がすぐれた特性を示すが
、差は小さいのでRe数が1Ω以上であれば、ディスク
リミネーション改良の効果が一層発揮されることが判っ
た。
実施例5 実施例2の処理り、  Fと同じ試料、処理機、現像処
理液及び処理工程で次の点のみを変更して温度効果を調
べた。
変更点1.液層の厚みを6胴とした。これによりRe数
は各実験で、10以上となり、Re数は結果に大きく影
響しない。
変更点2.温度と時間を次のように変更した。
33°C2分35秒、38°C2分15秒、45℃1分
50秒、50°C1分30秒結果は第2表に示すように
、高温度で本発明を実施するとその効果は一層明らかで
あった。
第2表 実施例6 実施例1の処理装置による現像をフジカラーペーパータ
イプAについても行なった。この時に使用した現像液と
漂白定着液及び処理工程は下記に示す。補充液は補充口
27より添加した。
処理工程  現像液   50°C30秒漂白定着液 
 〃   30秒 水洗     〃   30秒 (現像液)             現像液  補充
液水                900m190
0mNニトリロトリ醋酸          3g  
  3g重亜硫酸ソーダ          Ig  
  1g炭酸カリ             30g 
  30g臭化カリ             0.4
g  O,1g塩化ナトリウム         0.
 6g  O,1gヒドロキシルアミン硫酸塩   2
.0g  2.2g3−メチル−4−アミノ−N− エチル−N−(β−メタンス ルホアミドエチル)アニリン セスキサルフェート・モノハ イドレート          4.0g  4.2g
ベルジルアルコール      6.0d  6.og
ジエチレングリコール     2. 0rrdl  
2. 0g水を加えて   全N      1ρ  
 11ここで、現像工程の中間で第1図の注入口より、
現像液5−メチルベンツトリアゾールを0.3mMの濃
度になるように添加した。
(漂白定着液) EDTA・鉄(I[[)・アンモニウム  30gED
TA・4アンモニウム       3g48%千オ硫
酸アンモニウム水溶液  80Id亜硫酸ソーダ   
          3g水を加えて   全f   
   Inとする。
その結果を第3表に示す。比較例は、5メチルベンツト
リアゾールを加えないで処理を行った。
第表3 本発明では、かぶりの発生が抑制され、しかも画像部の
発色濃度は影響を受けてないので、結果としてディスク
リミネーションが向上し、かぶり十0.2の点での相対
感度も増加が見られた。
(発明の効果) 本発明の方法を用いることにより、現像工程を2段階に
分ける必要がなくなり、抑制成分を流路上で作用させる
ことができるようになるだけでなく、驚くべきことに画
像部と非画像部のディスクリミネーションが著しく改良
されるとともに、更に、粒状性が改良され、また処理変
動もより一層少なくなる。
また、これらの結果は撮影用の黒白ネガ、感光材料の黒
白ネガ現像に対しても発揮される。
更に、本発明の付加的効果として、感光材料の処理に伴
って排出される廃液の量が少なくなり、また廃液中の残
存主薬濃度を減少させることができるようになる。従っ
て両者を合わせて一層の廃液中のBOD、及びCOD負
荷の減少を達成させると共に、生薬の有効利用率を昂め
て経済性の改善をも図ることができる。
また、廃液量の軽減に伴ってその始末のための余分の作
業量を減らして、現像作業の単純化を図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に用いることのできる現像
槽の断面図を示す。 第3図は、本発明及び比較処理により得られた画像の特
性曲線を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像工程の途中より新たに抑制成分を非画像状に
    作用させるハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法に
    おいて、現像槽の液面部が下記式( I )を満足するよ
    うに構成された自動現像処理装置を用い、現像補充液を
    感光材料の入口付近から供給して現像槽中を感光材料が
    順流方向に搬送されるようにし、現像槽又は現像槽群か
    ら成る搬送路の中間部分より上記抑制成分を槽内に注入
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の現像
    処理方法。 式( I )logK≦−1.8×10^−^5V−1.
    5(ここで、Sは液面部の表面積(cm^2)、Vは現
    像槽の液の容積(cm^3)、 KはS/Vで定義される開口度(cm^−^1)を表わ
    す)
  2. (2)現像槽の液層厚みが現像槽の主要部分において2
    0mm以下であり、かつ現像槽の感光材料面における理
    論レイノルズ数が10以上であるように設計された自動
    現像処理装置を用いる特許請求の範囲第(1)項記載の
    現像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03121450A (ja) * 1989-07-31 1991-05-23 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JP2684224B2 (ja) * 1989-07-31 1997-12-03 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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