JPH01163276A - 硬質被膜形成組成物 - Google Patents

硬質被膜形成組成物

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JPH01163276A
JPH01163276A JP32087087A JP32087087A JPH01163276A JP H01163276 A JPH01163276 A JP H01163276A JP 32087087 A JP32087087 A JP 32087087A JP 32087087 A JP32087087 A JP 32087087A JP H01163276 A JPH01163276 A JP H01163276A
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JP
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weight
parts
carbon atoms
composition
film
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Application number
JP32087087A
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English (en)
Inventor
Fumio Uchida
文生 内田
Tatsuo Yazaki
矢崎 達雄
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HAKUSUI CHEM IND Ltd
Original Assignee
HAKUSUI CHEM IND Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬質被膜形成組成物に関し、さらに詳しくは高
レベルの表面硬度を有し、且つ耐熱性、耐水性、耐薬品
性、耐摩耗性等の優れた被膜を形成することのできる硬
質被膜形成組成物に関するものであり、更にこの組成物
は、例えば酸化クロム、酸化銅その他の顔料粉末;フタ
ロシアニン系などの有機系顔料粉末;ローダミンB、ツ
クシンなどの有機染料;帯電防止部をもつ第4級アンモ
ニウム塩などの有機化合物;Ni 、Cu、Zn。
Agなとの金属粉末や金属フレーク;Al2O3゜Ti
O2、ZnO,5n02  、ZrO2などの金属酸化
物;Zr5iOn  、雲母などの珪酸塩:S i C
、T i Cなどの炭化物;TiN、BNなどの窒化物
;ZnSなどの蛍光体粉末等のセラミック粉末、などの
結合剤として作用し1表面硬度の改善、耐熱性、白色性
、着色化、電気導電性、電気絶縁性、熱伝導率、潤滑性
などの多くの機能を有する機11性被膜を形成し得るも
のである。
[従来の技術] 被膜形成組成物としては、被膜に対する要求特性によっ
て様々の種類のものが知られており、アクリル系樹脂や
エポキシ系樹脂等を生成物とする有機高分子化合物より
なる被膜形成組成物:有機珪素化合物を生成物とする被
膜形成組成物:有機珪素化合物と有機高分子化合物を混
合してなる被膜形成組成物等多数の提案がなされている
。たとえば特開昭53−134033号公報には有機珪
素化合物と有機高分子化合物を利用した被膜形成組成物
が提案されており、最近でも特開昭61〜130382
号公報、同61〜192771号公報、同61〜236
630号公報、同62−45669号公報、同62−1
06968号公報等には有機珪素化合物を含む各種の被
膜形成組成物が開示されている。これらの被膜形成組成
物は夫々の被膜特性に応じて耐酸性、耐アルカリ性など
の耐薬品性、耐熱性、耐摩耗性、電気絶縁性、耐水性等
を有するものとして適宜使い分けられている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで前述の如き公知の被膜形成組成物は、いずれも
室温から200℃程度の比較的低い温度で乾燥・硬化し
て被膜を形成するものであるが、形成された被膜は 1)耐摩耗性が小さい、 2)表面硬度が低い、 3)耐熱衝撃性が悪い、 といった色々の問題点を有している。
本発明はこれらの問題点に着目してなされたものであっ
て、その目的は、耐摩耗性に優れ、鉛筆硬度で9H以上
の表面強度を有しており、しかも優れた耐熱衝撃性を有
する透明被膜を形成し、ステンレス鋼、アルミニウムな
どの金属、ガラス、セラミックス、繊維、樹脂フィルム
、大理石、スレートなどの建材などの表面保護被膜形成
剤として優れた耐薬品性、耐熱性、耐水性、耐候性等を
有するばかりでなく、顔料粉末、有機染料、有機化合物
、金属粉末や金属フレーク、酸化物、珪酸塩、炭化物、
窒化物、硫化物等の微粉末の結合剤としての作用も発揮
し得る被膜形成組成物を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成することのできた本発明に係る硬質被
膜形成組成物の構成は、 (a)コロイダルシリカおよび/またはコロイダルアル
ミナ:2〜50重量部 (b)一般式RI Si (OR2)3  (ただし式
中R1は炭素数1〜6の炭化水素 基、R2は炭素数1〜6のアルキル基 を示す)で表わされるオルガノアルコ キシシランまたはその部分加水分解物 :2〜50重量部 (c)鉛化合物  =0.5〜15重量部(e)アルコ
ール類および/またはグリコール類    :10〜7
0重量部 または上記(a) 、 (b) 、 (c) 、 (e
)に加えて(d)硼素化合物 :0.5〜10重量部を
、各成分の総和が100重量部となる様に混合してなる
ところに要旨を有するものである。
[作用] 上記構成4分のうち、(a)コロイダルシリカあるいは
コロイダルアルミナは、被膜の厚さの調整と表面硬度を
向上させる機能を果たすものであり、ここで使用される
コロイダルシリカは、被膜形成組成物とした場合の安定
性を高めるうえで酸性領域のpH2〜6、殊にpH3〜
5の範囲のものを使用するのがよい、該コロイダルシリ
カの好ましい粒子径はlO〜50mB、より好ましくは
10〜20mgである。また市販のコロイダルシリカの
うち酸性領域のpHを有するものはナトリウム含有量が
比較的少なく、たとえばスノーテックスOあるいはOL
[8産化学(株)社製、商品名]の場合Na2O含量と
して0.04〜0.05%以下である。ナトリウム含有
量は被膜形成組成物としての保存安定性を高め、或は形
成される被膜の電気絶縁性や表面硬度を高めるうえから
も少ない方が好ましい、その他の市販のコロイダルシリ
カとしてはカタロイドSN(触媒化成社製、商品名)等
も知られている。また粒子径が10〜20 m uL程
度のシリカ微粉体、例えばニップシールVN−3やLP
(日本シリカニ業社製、商品名)やアエロジル200や
300 (日本アエロジル社製、商品名)などとして市
販されているシリカ微粉末を、水に分散あるいは溶解さ
せた後、酢酸、硝酸などの酸でPH2〜6に調整したも
のを代用してもよく、あるいは珪酸メチルや珪酸エチル
などの珪酸エステルの部分加水分解物を酢酸、硝酸など
の酸でpH2〜6に調整したものを代用としてもよい。
コロイダルアルミナについても、コロイダルシリカの場
合と同様の理由でpH2〜6程度の酸性領域、殊にpH
3〜5のものを使用するのがよい、コロイダルアルミナ
としては粒子径10〜100m4程度の市販品がそのま
ま使用できるが、特に好ましいのは10〜50 m P
のものである。この様なアルミナゾルとしては、例えば
アルミナゾル−300[8産化学工業社製、商品名、p
H3〜5、粒子径平均50mJLXIOmIL(羽毛状
)]等が利用される。
また一般式Al (OR3)3  (ただしR3は炭素
数1〜4のアルキル基)で表わされるアルミニウムアル
コキシドとしては、例えばアルミニウムメトキシド、ア
ルミニウムエトキシド、アルミニウムイソプロポキシド
、アルミニウムーn−ブトキシドなどが挙げられ、更に
はこれらのアルミニウムアルコキシドを加水分解して得
られる平均粒子径10−100 m gのアルミナに酢
酸や硝酸などの酸1〜10重量%加えてpH3〜5に7
A整し、水媒体にてアルミナ含量を5〜10重量%に調
整したコロイダルアルミナを使用することもできる。こ
の様な目的にかなうアルミニウムアルコキシドとしては
、たとえば用研ファインケミカル社製のモノ第2級ブト
キシアルミニウムジイソプロボキシドが液体状で得られ
加水分解等の操作上取扱い易いものとして推奨される。
かかるコロイダルシリカおよび/またはコロイダルアル
ミナの配合量は、組成物lOO重省1中に2〜50重量
部、より好ましくは15〜30重量部であり、2重量部
未満では被膜の表面硬度を充分に高めることができず、
一方50重量部を越えると被膜の密着性が低下するので
好ましくない、これらコロイダルシリカあるいはコロイ
ダルアルミナは単独で使用してもよく、あるいは2種以
上を混合して使用することもできる。
次に(b)一般式R’ Si  (OR2)3 で表わ
されるオルガノアルコキシシランは、水の存在下で加水
分解および縮重合を起こして高分子化し、オルガノポリ
シロキサン化合物を生成する化合物であり1式中1(+
 は炭素数1〜6、好ましくは1〜4の炭化水素基、R
?は炭素数1〜6.好ましくは1〜4のアルキル基のも
のが使用される。これらのオルガノアルコキシシランは
、交叉結合し得るオルガノポリシロキサン化合物との共
存下で加熱しあるいは常温下で放置することにより硬化
し、組成物中において結合剤として作用する。オルガノ
アルコキシシラン中のR1は炭素数1〜6、好ましくは
1〜4の炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基
、プロピル基、ブチル基。
ペンチル基、ヘキシル基、ビニル基、フェニル基等が挙
げられる。またR2は炭素数1〜6、好ましくは1〜4
のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ヘキシル基などである。
これらのオルガノアルコキシシランの具体例としては、
例えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロ
ピルトリエトキシシラン、インプロピルトリメトキシシ
ラン、イソプロピルトリエトキシシラン、n−ブチルト
リメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フ
ェニルトリエトキシシランなどが挙げられる。
これらのオルガノアルコキシシランは単独で使用し得る
はか2種以上併用することもできる。該オルガノアルコ
キシシランは木の存在下で加水分解して対応するシラノ
ールを生成し、同時に縮重合反応を起こしてオルガノポ
リシロキサン化合物を生成する。
上記オルガノアルコキシシランの配合割合は、組成物1
00重量部中2〜50重量部、好ましくは15〜30重
量部であり、zML量部未満では組成物としての保存安
定性は良好であるものの皮膜の基板に対する密着性が悪
くなり、一方50重量部を越えると、被膜の表面硬度が
乏しくなる。
次に(c)鉛化合物は、被膜の表面硬度を向上させるた
めに必須の成分であり、硼素化合物との併用によって適
度の柔軟性を保ちつつ被膜の表面硬度を高める作用を発
揮する。
上記の機部を果たす鉛化合物としては、炭素数1〜10
のカルボン酸塩、特に炭素数2〜6を有するカルボン酸
塩、硝m塩あるいは炭素数2〜4のアルキル基を有する
全屈アルコキシド、さらには2〜4の配位座を有するキ
レート化剤を含む鉛化合物が挙げられ、具体例としては
、酢酸鉛、プロピオン酸鉛、青草酸鉛、酪酸鉛、乳酸鉛
、硝酸鉛、鉛インプロポキシド、鉛−n−ブトキシド;
さらにはアセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト
酢酸エチル:モノエタノールアミン、ジェタノールアミ
ン、トリエタノールアミンなどのエタノールアミン類;
エチレンジアミン、ジエチレントリアミンなどのアミン
類などをキレート化剤として含む鉛錯化合物などが挙げ
られる。
これらの鉛化合物の配合割合は、全組成物100重量部
中に占める含量で0.5〜15重量部、好ましくは1〜
51f!、置部であり、0.5重量部未満では被膜の表
面硬度を充分に高めることができず、一方15重量部を
越えると被膜に亀裂が生じ易くなるので好ましくない。
また(d)硼素化合物は炭素数1〜4を有するアルコキ
シドまたは2〜4の配位座を有するキレート化剤を含む
硼素化合物であり、たとえば硼素メトキシド(硼酸メチ
ルエステル)、#素エトキシド、硼素インプロポキシド
、硼素−n−ブトキシドなど、あるいはアセチルアセト
ン、アセト酢酸メチルアセト酢酸エチル;モノエタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン
などのエタノールアミン類:エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミンなどのアミン類など、をキレート化剤と
して含む硼素化合物が挙げられる。
これら硼素化合物の配合113合は0.5〜10屯量部
、より好ましくは1〜2重量部であり、0.5重5B部
未満では被膜の柔軟性の向上が見られず、−方10重州
部を越えると被膜の表面硬度が低くなリ、耐摩耗性が不
足気味となるので好ましくない。
前記鉛化合物と硼素化合物は無水物でも結晶水を含むも
のであっても使用可ス駈であるが、無水物の方が組成物
中への溶解が容易であるので有利である。
次に(e)アルコール類および/またはグリコール類は
、前記(a)コロイダルシリカおよび/またはコロイダ
ルアルミナの分散媒として作用するものであり、被膜形
成時における粘性調整剤としての役割りを果たすほか、
組成物中の加水分解調整剤としての役割りも有しており
、更には保存安定性の向上にも寄与する。
この様な作用を発揮するアルコール類および/またはグ
リコール類としては、炭素数1〜5の脂肪族アルコール
あるいは多価アルコールが挙げられ、具体的にはメチル
アルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
5ec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル、n−ペンチルアルコール、エチレングリコール、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、テレピネオールなどが例示さ
れる。これらアルコール類および/またはグリコール類
は単独で使用してもよく、あるいは2種以上を併用する
こともできる。
アルコール類および/またはグリコール類の配合割合は
、組成物100重量部中lO〜70重量部、好ましくは
10〜30重量部であり、10重量部未満ではオルガノ
アルコキシシランの加水分解によって生成するオルガノ
シラノールの縮重合が進みすぎてゲル化の原因となり、
さらにはコーティングの際のレベリング性が悪く、被膜
に亀裂が発生し易くなる。一方70重量部を越える場合
は十分な膜厚(2〜10pLm)が得られず満足のいく
耐摩耗性を得ることができない。
本発明の被膜形成組成物は前記のように(a)〜(e)
成分よりなるものであるが、全組成物中の好ましい固形
分含量は5〜30重量部、特に好ましくは5〜20重量
部であり、5重量部未満では被膜の厚さが不足気味とな
って耐庁耗性、耐熱性。
耐薬品性などが不十分となり、一方3Of重量部を越え
ると、固形分量が多すぎるため均一な被膜が得られ難く
なるばかりでなく、被膜に亀裂が生じ易くなる。
本発明に係る組成物の必須構成4分は以上の通りである
が、更に必要によりレベリング剤としてノニオン系ある
いはカチオン系の界面活性剤を添加することもできるし
、各種の顔料、染料、金属およびその酸化物、炭化物、
窒化物、硫化物よりなる微粒子であって、平均粒子径が
0.01〜5p’m、より好ましくは0.02〜lpm
のものを添加することにより、被膜表面の機部性を高め
ることができる。また光硬化性樹脂組成物としてウレタ
ン(メタ)アクリレート系樹脂、エポキシ(メタ)アク
リレート系樹脂、ポリエステル(メタ)アクリレート系
樹脂なども被膜の基板に対する密着性改善と被膜の柔軟
性や表面硬度の改善などのために添加することも可能で
ある。またシランカップリング剤、チタンカップリング
剤なども、たとえばセラミック粉末、顔料粉末、金属粉
末などの無aIA粉末の表面改質剤として併用すること
ができる。
本発明に係る組成物の調製は、(a)〜(e)をどの順
序で混合してもよく、たとえば(a) +(c) +(
d)の混合液に(b) +(e)の混合液を添加するな
ど1作業工程の手順により任意に選択することができる
かくして得られる被覆組成物はガラス、金属、プラスチ
ック、紙、陶磁器、建材などの基板の表面に刷毛、スプ
レー、浸漬などの手法により1回もしくは必要により2
回塗り以上で乾燥後膜厚にして2〜10pm程度の被膜
となる様に塗布した後、室温にて自然乾燥しあるいは5
0〜200℃でlO〜30分程度加熱すると硬化被膜を
形成する。乾燥温度や乾燥時間による被膜への影響につ
いては、低温で乾燥時間を長くするほど表面硬度は向上
するので、作業性や要求される表面硬度等に応じて任意
に条件を選択すればよい。
また本発明の組成物は2層あるいは3層以上に塗り重ね
ることも可使である。更にはエチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、n−ブチルアルコール、エチレング
リコールモノエチルエーテルなどの溶媒で希釈してlI
Lm以下の被膜を形成することもでき、膜厚の調整も自
由に行なうことができる。
この様にして得られる被膜は、透明で且つ鉛筆硬度にし
て9H以上の表面硬度を有し、耐摩耗性、耐熱性、耐薬
品性、耐水性に優れたものであるほか、種々の方法で被
膜を形成することができ、ガラスやプラスチック、大理
石、スレートなどの建材表面へ塗布することにより硬質
化、防塵、防汚などに利用され、或は金属の防蝕、紙の
難燃化など各種の用途に利用される。更にこの組成物は
、例えば酸化クロム、酸化銅その他の顔料粉末;フタロ
シアニン系などの有機系顔料粉末;ローダミンB、ツク
シンなどの有機染料;帯電防止俺をもつ第4級アンモニ
ウム塩などの有機化合物;Ni 、Cu、Zn、Agな
どの金属粉末や金属7レー”;Al2O3、TiO2、
ZnO。
5nOz  、ZrO2などの酸化物;Zr5iOn。
雲母などの珪酸塩; S i C、T i Cなどの炭
化物;TiN、BNなとの窒化物;ZnSなどの蛍光体
粉末の如きセラミック粉末の結合剤として作用し、表面
硬度の改善、耐熱性、白色性、着色化、電気導電性、電
気絶縁性、熱伝導率、潤滑性などの多くの機部を有する
機部性被膜の形成に利用することができる。
[実施例] 以下実施例を挙げて本発明の構成及び作用効果をより具
体的に説明するが、本発明はもとより以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例1 本発明に係る被覆組成物の性状および被II特性を調べ
るため、第1表に示す配合組成の組成物No、  1〜
15を調製した。
各組成物の調整に当たっては、(e)の溶媒中に(a)
〜(d)を順番に添加して混合した。全成分を添加する
と混合液は発熱を伴って白濁するが、更に攪拌を続ける
と次第に濁りが薄れ、およそ1時間で透明な液となった
。この透明な液状組成物を室温に12時間放こした後、
以下に示す如く各種の基材に塗布してテストピースを作
製した。
即ち塗膜特性試験用の基材としてガラス板を準備し、ス
プレーガンを使用して第1表に示した各組成物を1@塗
布したものと2回塗布したものを作った。
尚塗布後の乾燥条件は、塗布1回のものは90℃×30
分間とし、一方2回塗布のものは1回目は90℃XtO
分間、2回目は90℃X30分間とした。また塗膜の厚
さは1回塗布につき3〜6ルmとなる様に調整した。
得られた各テストピースについて、それぞれ密着性、耐
酸性、耐アルカリ性、硬度、耐水性、耐熱性及び耐熱衝
撃性を評価し、第2表に示す結果を得た。
尚、塗膜特性の評価方法は下記の通りとした。
(密着性) JIS−に−5400による基盤目テープ剥離試験法を
採用。
(耐酸性) JIS−A−5209による塩酸溶液浸漬試験法を採用
(#Jアルカリ性) JIS−A−5209による水酸化ナトリウム溶液浸漬
試験法を採用。
(硬度) JIS−に−5400による鉛筆硬度試験法を採用。
(耐水性) 25℃の水に30日間浸漬した後の塗膜の状態を観察。
(耐酸性) 電気炉内で500℃で10時間保持した後の塗膜の状態
を観察。
(#熱衝撃性) 乾燥基円において100℃で1時間保持し、その直後に
氷水中へ入れたときの塗膜の状況を観察[2Si材はス
テンレス板(SUS306)とする]。
(評価基準) 0:異常なし Δニ一部分剥離などの異常が見られる X:剥離面積が塗膜面積の1/2以上 尚第1表中に示したコロイダルシリカおよびコロイダル
アルミナの評価は下記の通りである。
コロイダルシリカA:日産化学工業社製スノーテックス
0 コロイダルシリカB:日産化学工業社製スノーテックス
30 コロイダルシリカC:日本アエロジル社製アエロジル2
00を S f 02含120wt%と なる様に水に分散し、酢 酸を2重量%添加したも の コロイダルアルミナ:8産化学工業社製アルミナゾル1
00 コロイダルアルミナ:日産化学工業社製アルミナゾル3
00 実施例2 前記第1表に示した組成物No、  lを使用し、導電
性酸化亜鉛微粉末(白水化学工業社製=BET法による
比表面積径0.013 gm)を該組成物中の5i02
に対して20重量%となる様に配合して均一に混合し、
ガラス基板状にスピナー法にて乾燥膜厚が3μmとなる
様に塗布した。
この塗膜の表面硬度は9Hであり、J I S−に−5
400に準じて行なった基盤目テープ剥離試験でも異常
は全く見られず、表面抵抗は2×109Ω/口、全光線
透過率は85.3%と何れも良好な値を示した。
実施例3 上記と同様第1表の組成物No、  1を用いてポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロリド[ダウ・
ケミカル社製商品名:ECR−34]を、組成物中のS
iO2に対して1重量%となるよう添加して溶解させ、
ガラス基板にスピナー法にて乾燥膜厚が4弘mとなる様
に塗布した。
この塗膜の表面硬度は9Hと優れており、JIS−に−
5400に準じて行なった基盤目テープ剥離試験でも異
常は全く見られず、表面抵抗は2×106Ω/口、全光
線透過率89.3%と良好な値を示した。
実施例4 第1表に示した組成物N006を用いて、該組成物中の
5i02に対してグリセロールジメタクリレートを3重
量%、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシランを
1.5gl量%、夫々加えて溶解させ、ガラス基板に乾
燥膜厚が3ルmとなる様にスピナー法で塗布した。
この塗膜の表面硬度は9Hであり、JIS−に−540
0に従って行なった基盤目テープ」離試験では全く異常
が認められなりかた。
しかしながら組成物N016をガラス基板に塗布したも
のと本実施例のものについて砂消しゴムで摩耗性を確認
したところ、組成物MO06の場合は12回(1往復を
1回と数える)で摩耗したが、本実施例の場合20回ま
で摩耗性が向上していた。
実施例5 第1表に示した組成物No、  1を使用し、キシダ化
学社製商品名「ローダミンB」を組成物中の5i02に
対して5重量%加えて溶解させ、白色のタイルにスプレ
ーガンで3回塗布した。1回の塗布毎に90℃で10分
間乾燥し最終的に90℃で30分間乾燥した。
塗膜はピンク色で表面硬度は8Hと優れたものであり、
透明感のあるきれいな塗膜となった。
実施例6 第1表に示した組成物No、 1を用いてニー・メルク
社製のパール顔料1riodin 120 Lu5tr
eSatin、 Ir1odin、 210 Red 
Pearl、 Ir1odi!1220Blue Pe
arlをそれぞれ組成物中の5i02 に対し10 屯
74%を分散させ、白色のタイルにスプレーガンで2回
塗布した。1回毎に90℃で10分間乾燥し、最終的に
90℃で30分間乾燥した。
塗膜はそれぞれ、穏やかな銀白色のパール光沢、赤味の
あるパール光沢、青味のあるパール光沢をイiする透明
感のある塗膜であった。また表面硬度は9HでJIs−
に−5400に準拠して行なった3盤目テープの剥離試
験でも異常は全く見られなかった。
実施例7 第1表の組成物No、  1を使用し、大方品窒化はう
素微粉末[白水化学工業社製、BET法による比表面積
径0.1 pm以下]を組成物中の5i02に対し20
重量%加えて分散させ、ガラス基板にスプレーガンで塗
布した。
塗膜上にガラス基板の破片を首いて、片一方の端を徐々
に持ち上げ、ガラス片がすべり落ちる角度を測定したと
ころ、窒化はう素を分散させなかったものは38度にな
ってはじめてすベリ落ちたが、窒化はう素を分散させた
ものでは10度を越えた時点ですべり落ち、滑沢性の向
上が確認された。
[発明の効果] 本発明の被覆組成物は以上のように構成されており、そ
の効果を要約すると次の通りである。
1)表面硬度は鉛筆硬度で9H以上と非常に優れている
2)被膜は優れた表面硬度と柔軟性を有しており、各種
の基材、形態のものに対する表面保護材として利用でき
る。
3)種々の塗布方法を選択することができ作業渣率が改
善される。
4)室温から200℃までの温度で硬化させることがで
きる。
5)1回の塗布で2〜iopmの膜厚が得られ、重ね塗
りも可能である。
6)顔料粉末、有機染料、有機化合物、金属粉末や金属
フレーク、酸化物、炭化物、窒化物、硫化物1等の微粉
末の結合剤として作用し機能性を有する被膜を形成する
ことができる。
7)耐熱性、耐候性、耐薬品性、#水性に優れた被膜を
形成することが可f先である。
8)耐熱性皮膜として400〜500℃まで使用するこ
とが可ス七である。
9)耐熱衝撃性皮膜として、100℃以上の温度差が繰
り返される様な用途にも支障なく使用することができる
10)透明な被膜を得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)コロイダルシリカおよび/またはコロイダ
    ルアルミナ:2〜50重量部 (b)一般式R^1Si(OR^2)_3(ただし式中
    R^1は炭素数1〜6の炭化水素基、R^2は炭素数1
    〜6のアルキル基を示す)で表わされるオルガノアルコ
    キシシランまたはその部分加水分解物:2〜50重量部 (c)鉛化合物:0.5〜15重量部 (e)アルコール類および/またはグリコール類:10
    〜70重量部 を、各成分の総和が100重量部となる様に混合してな
    ることを特徴とする硬質被膜形成組成物。
  2. (2)鉛化合物が炭素数1〜10を有するカルボン酸塩
    、硝酸塩あるいは炭素数2〜4のアルキル基を有する金
    属アルコキシド、または2〜4の配位座を有するキレー
    ト化剤を含む鉛化合物である特許請求の範囲第1項記載
    の硬質被膜形成組成物。
  3. (3)アルコール類および/またはグリコール類が炭素
    数1〜5の脂肪族アルコールあるいは多価アルコールで
    ある特許請求の範囲第1または2項に記載の硬質被膜形
    成組成物。
  4. (4)(a)コロイダルシリカおよび/またはコロイダ
    ルアルミナ:2〜50重量部 (b)一般式R^1Si(OR^2)_3 (ただし式中R^1は炭素数1〜6の炭化水素基、R^
    2は炭素数1〜6のアルキル基を示す)で表わされるオ
    ルガノアルコキシシランまたはその部分加水分解物:2
    〜50重量部 (c)鉛化合物:0.5〜15重量部 (d)硼素化合物:0.5〜10重量部 (e)アルコール類および/またはグリコール類:10
    〜70重量部 を、各成分の総和が100重量部となる様に混合してな
    ることを特徴とする硬質被膜形成組成物。
  5. (5)鉛化合物が炭素数1〜10を有するカルボン酸塩
    、硝酸塩あるいは炭素数2〜4のアルキル基を有する金
    属アルコキシド、または2〜4の配位座を有するキレー
    ト化剤を含む鉛化合物である特許請求の範囲第4項記載
    の硬質被膜形成組成物。
  6. (6)硼素化合物が炭素数1〜4のアルキル基を有する
    アルコキシドあるいは2〜4の配位座を有するキレート
    化剤を含む硼素化合物である特許請求の範囲第4または
    5項記載の硬質被膜形成組成物。
  7. (7)アルコール類および/またはグリコール類が炭素
    数1〜5の脂肪族アルコールあるいは多価アルコールで
    ある特許請求の範囲第4〜6項のいずれかに記載の硬質
    被膜形成組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3115403A1 (en) * 2015-07-08 2017-01-11 Xiaodong Liu An inorganic coating composition which can be cured at low temperature and a preparation method thereof
KR20190117680A (ko) * 2017-03-24 2019-10-16 엘지전자 주식회사 페이징 메시지를 수신하는 방법 및 이를 위한 단말
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