JPH01163240A - 射出吹込成形用オレフィン系樹脂組成物 - Google Patents

射出吹込成形用オレフィン系樹脂組成物

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JPH01163240A
JPH01163240A JP32105287A JP32105287A JPH01163240A JP H01163240 A JPH01163240 A JP H01163240A JP 32105287 A JP32105287 A JP 32105287A JP 32105287 A JP32105287 A JP 32105287A JP H01163240 A JPH01163240 A JP H01163240A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分析〕 本発明は、射出吹込成形可能なオレフィン系樹脂組成物
に関し、更に詳しくは、プロピレン系樹脂とエチレン系
樹脂とからなる射出吹込成形ポリオレフィン系樹脂組成
物に関するものである。
〔従来の技術〕
ポリプロピレン(7°ロビレン系樹脂)は各種成形材料
として汎用されているが、以下の理由から射出吹込成形
の場合には適用し得る成形容器の大きさに制限があった
。すなわち、押出吹込成形の場合には、パリソンがダイ
スリットから自由空間に押出され、これを割型ではさん
で空気を吹込み、小型容器から大型容器まで自由に成形
できる。これに対して射出吹込成形の場合には、雄型の
コアと雌型のキャピテイで構成される閉鎖された空間内
に溶融樹脂を射出して有底・ぐリソンを成形し、これを
グロー成形部へ移行させた後、割型ではさみ、空気を吹
き込んで容器を成形するのであるが、ブロー比の大きい
薄肉容器などは容器底部が・ぐンクしたシ、アパタにな
ったりして外観にすぐれた成形容器は得られなかった。
また、現行、2ステーシヨンマシーンではブロー比の小
さい厚肉容器の場合でも、雄型のコアから有底・やりソ
ンを引き抜くさいに離型性が悪くなシ、多数個数シは困
難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は前記した従来技術の問題点を解決して
、ポリプロピレン(プロピレン系樹脂)の射出吹込成形
性を改良することを目的とする。
すなわち、本発明者らは、射出吹込成形可能なゾロピレ
ン系樹脂組成物について特定のプロピレン系樹脂と特定
のエチレン系樹脂を特定の割合でブレンドすることによ
って射出吸込成形が容易にできるオレフィン系樹脂組成
物が得られることを見い出し、以前に提案した(特願昭
61−308791号)。
この組成物のメルトフローインデックスは0.5〜4.
0g/10分であるが、さらKこの組成物よシも高いメ
ルトフローインデックスを有するオレフィン系樹脂組成
物を射出吸込成形するさい((使用することKよシ、有
底パリソン成形のさいに配向がほとんどなく、したがっ
て成形性がすぐれ、しかも外観が良好な容器が成形でき
ることからなる組成物を得ることである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明にしたがえば、これらの問題点は、(A)  エ
チレンの共重合割合が多くとも20重量%であるプロピ
レン系樹脂 および (B)  エチレンの共重合割合が少なくとも75重量
%であるエチレン系樹脂 からなる組成物であり、該組成物中に占めるプロピレン
系樹脂の組成割合は5〜99重量%であり、かつ該組成
物のメルトフローインデックス(JISK7210にし
たがい、条件が14と測定、以下「MFR(1) Jと
云う〕は4.0g/10分を超えるが、409710分
以下である射出成形用オレフィン系樹脂組成物、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)  プロピレン系樹脂 本発明において用いられるプロピレン系樹脂のエチレン
の共重合割合は、多くとも20重i%であり、18重重
量板下が好ましく、特に1,0ffi量チ以下が好適で
ある。このプロピレン系樹脂のエチレンの共重合割合が
20重量%を超えると、容器の座屈強度が弱く、また外
観も悪い。
また、このプロピレン系樹脂のMFR(1)は一般には
0.1〜45 、li’/10分であり、とシわけ1.
0〜40!i/10分が望ましい。MFR(1)が0.
11//lO分未満のプロピレン系樹脂を使用すると、
樹脂の流動性が悪くなり、有底i?リンンにフローマー
クが発生する。一方、4!M’710分を超えたプロピ
レン系樹脂を使うならば、有底パリソンの成形が困難と
なるばかシでなく、離型性も極端【悪くなる。
このプロピレン系樹脂はゾロピレン単独重合体でもよく
、プロピレンとエチレンとのランダム共重合体でもよく
、ブロック共重合体でもよい。
(BJ  エチレン系樹脂 また、本発明において使われるエチレン系樹脂のエチレ
ンの共重合割合は少なくとも75重量%であり、80重
量%以上のものが望ましい。エチレンの共重合割合が7
5重ft%未満のエチレン系樹脂を使用するならば、射
出吹込成形は可納であるが、容器の座屈強度が大幅に低
下する。
このエチレン系樹脂のメルトフローインデックス(: 
JIS K 7210にしたがい、条件が4で測定、以
下[MFR(2) Jと云う]は、通常0.1〜45I
/10分であり、特に4.0〜45.9/10分のもの
が好ましい。MFR(2)が0.1.9/10分未:黄
のエチレン系樹脂を用いるならば、前記と同様に有底パ
リソンにフローマークが発生する。一方1.15I/1
0分を超えたものを使用すると、有底・OIJソンの成
形性や離型性が悪化する。
このエチレン系樹脂の単独重合体でもよく、エチレンと
α−オレフィンまたはビニルモノマーとの共重合体でも
よい。該α−オレフィンの炭素数は、一般には多くとも
12個(好ましくは、3〜8個)でアシ、プロピレン、
ブテン−1,4−メチル(ンテン−1があげられる。ま
た、他のビニルモノマーの代表例としては、酢酸ビニル
、(メタ)アクリル酸およびその低級アルキルエステル
があげられる。このエチレン系樹脂としては、例えば高
密度エチレン重合体、長鎖状低密度エチレン重合体、直
鎖状低密度エチレン重合体、エチレンと酢酸ビニル共重
合体、エチレンとアクリル酸、アクリル酸メチルなどの
共重合体などがあげられる。
特に本発明においては、高密度エチレン重合体、長鎖状
低密度エチレン重合体、直鎖状低密度エチレン重合体、
エチレンと酢酸ビニル共重合体が、吹込み成形時の延伸
性が特に良好なため、特に好ましい。
(C)  組成割合 本発明のオレフィン系樹脂組成物中に占めるグル95重
士係が好適である。該組成物中に占めるプロピレン系樹
脂の;m成割合が5重量係未満では、射出吹込成形が容
易にできないために好ましくない。一方、99重量%を
超える場合では、本発明の特徴である射出吹込成形性(
とシわけ、容器にアパタや偏肉が発生する)を改良する
ことができない。
(D)  組成物およびその製造 本発明の組成物は、前記プロピレン系樹脂およびエチレ
ン系樹脂を均一に混合することによって製造することが
できる。このさい、オレフィン系樹脂の分野において広
く利用されている酸素、光(紫外、ljjりおよび熱に
対する安定剤、滑剤、可塑剤、充填剤および帯電防止剤
のごとき添加剤を本発明の組成物が有する物性を本質的
にそこなわない範囲で配合(添加)してもよい。
混合方法としては、合成樹脂の分野において一般に利用
されているタンブラ−、ヘンシェルミキサーなどの混合
機を使ってトライブレンドしてもよく、押出機、ニーダ
−などの混合機を用いて溶融混練させてもよい。このさ
い、あらかじめトライブレンドし、得られる混合物をさ
らに溶融混練させることによって一層均一な組成物を得
ることができる。
このようにして得られる本発明のオレフィン系樹脂組成
物のMFR(1)は4.0.9/10分を超えるが、で
ある。該組成物のMFR(1)が4.0.9/10分未
満では、有底z91)ソンに配向や縦筋が発生し、容器
の外観が悪くなシ、しかも偏肉が犬きくなる。−方、4
5.9/10分を超えるならば、有底ノぐリソン成形が
周期となるのみならず、離型性も極端に悪くなる。
(E)  成形方法 このようにして得られる本発明のオレフィン系樹脂組成
物は後記のごとき特徴(効果)を発揮するため、射出吹
込成形法によって、各種食品容器、清涼飲料容器、化粧
品容器および台所洗剤容器などに成形されて好適に使用
することができる。
射出吹込成形法としては、特に限定する方法ではない。
まず射出成形機を使って射出成形させて有底・やりンン
を成形する。このさい、成形温度はらのことから、18
0〜280℃(好ましくは、180〜250℃)で成形
される。
このように射出成形を行なった後、直に可動プラテンに
よって反転させ、ブロー金型を移動させる。型締した後
、ブロー成形を行なう。このさい、該樹脂が融点以下を
成形を行なう。しかし、低い温度で実施すると、金型の
再現性が不足する。これらのことから、60〜140℃
(望ましくは、80〜130℃)で成形を実施する。
〔作用〕
本発明者らは、本発明に従った樹脂組成物の吹込射出成
形性が改良される機構については必ずしも明確ではない
が、これらのプロピレン系樹脂とエチレン系樹脂を混合
することによシ、結晶化温度分布が広くなるため、従来
射出吹込成形で発生していた、偏肉やアパタ、さらには
容器底部が・ぐンクするなどの現象を防止できるものと
推定する。
特にプロピレン単独重合体では、成形スタート−連続運
転への条件調整が困難であるが、本発明の組成物はこの
条件調整が容易に出来るのである。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、使ったプロピレン
系樹脂およびエチレン系樹脂の物性などを下記に示す。
C(A) fロピレン系樹脂〕 プロピレン系樹脂として、MFR(1)が5.51/1
0分であシ1.かつエチレンの共重合割合が5.5重量
%であるエチレン−プロピレンブロック共重合体〔以下
rPP(a)Jと云う〕、MFR(1)が111/10
分であり、かつエチレンの共重合割合が9.0重量%で
あるエチレン−ゾロピレンブロック共重合体〔以下1’
−pp(b月と云う〕、MFR(1)が45g/lO分
であり、かつエチレンの共重合割合が7.0!ifL%
であるエチレンープロピレンブロック共重合体〔以下「
PP(c月と云う〕、MFR(1)が8.Li/10分
であり、かつエチレンの共重合割合が10.0重−i1
%であるエチレンーゾロピレンブロック共重合体〔以下
r PP (d)Jと云う〕、MFR(1)が12.0
.9710分であり、かつエチレンの共重合割合が7.
1重量%であるエチレン−プロピレンランダム共重合体
〔以下「PP(0月と云う〕、MFR(1)が45N/
10分であり、かつエチレンの共重合割合が3.5重量
%であるエチレン−プロピレンランダム共重合体〔以下
1’−pp(r月と云う〕、MF’R(1)が821/
lO分であり、かつエチレンの共重合割合が3.5重量
%であるエチレン−プロピレンランダム共重合体〔以下
「PP(g)jと云う〕およびMFR(1)が8、OI
I/10分であるプロピレン単独重合体〔以下rPP(
h)Jと云う〕を使った。
〔(B)エチレン系樹脂〕
また、エチレン系樹脂として、MFR(2)が4.CM
?/10分であり、かつ密度が0.920.!7/ff
iである長鎖分岐低密度エチレン単独重合体〔いわゆる
高圧法ポリエチレン、以下「PF (1月と云う」、M
FR(2)が50.0,9710分であり、かつ密度が
0.915.9/ cm3である長鎖分岐低密度エチレ
ン単独重合体〔いわゆる高圧法ポリエチレン、以下「P
E (2)Jと云う〕、MFR(2)が110g710
分であり、かつ密度が0.913 ji/ cm3であ
る長鎖分岐低密度エチレン単独重合体〔以下r PE 
(3)Jと云う〕、MFR(2)が4.1.9/10分
であり、かつ密度が0.9511/口3である高密度エ
チレン単独重合体〔以下「PE(4)」と云う〕、MF
R(2)が4.39/10分であり、かつ酢酸ビニルの
共重合割合が5.0重量%でおるエチVンー酢酸ビニル
共重合体(以下「EvA」と云う)およびMF″R(2
)が4.5g/10分であり、かつ密度が0.920 
、li’ / cm3である短鎖分岐直鎖状低密度エチ
レン−ブテン−1共重合体〔ブテン−1の共重合割合、
122重量%以下1− PE (5月と云う〕を用いた
実施例 1〜20.  比較例 1〜4第4表に得られ
るオレフィン系樹脂組成物中に占めるプロピレン系樹脂
の組成割合が示されているようにプロピレン系樹脂(以
下「PP」と云う)およびエチレン系樹脂(以下「PE
Jと云う)をあらかじめヘンミニルミキサ−を使って5
分間トライブレンドを行なった。得られた各混合物を押
出機(径40震)f!!:用い、樹脂温度が190〜2
10℃において溶融させながら混練し、組成物(ベレッ
ト)を製造した。得られた組成物のMFR(1)を第1
表に示す。
得られた各ベレットを射出吹込成形機(住友重機械工業
社製、型式ネビオマノ) 260/760)を使用し、
シリンダーの設定温度(後部200℃、中部220℃、
前部220℃、ノズル220℃、ホットランナ−220
℃)、キャビティ設定温度40〜80℃、コア設定温度
60〜130℃、射出時間5・〜8秒、冷却時間2〜3
秒の条件で有底ノヤリソンを射出成形させた。直に、反
転させ、ブロー金型温度20〜30℃、吹込圧力6〜8
ky/crn2の条件で金型容量が250 rru3の
円筒状の容器全吹込(中空)成形させた。
得られた容器の外観の観察および肉厚分布を測定した。
それらの結果を第1表に示す。
なお、第1表の「成形性難易」の欄において、下記のご
とく成形性の難易の状態を表わす。
◎ 成形性が極めて良好(成形サイクルやスタートが速
く、成形範囲が広い)。
○ 成形性良好(成形サイクルが若干力る)× 成形で
きず また、「外観」および「肉厚分布」の瀾においで、下記
のごとく外観および肉厚分布の状態を示す。
◎ 外観になんらの異常を認めることができず、しかも
肉厚も均一である。
○ 外観および肉厚が上記に準する。
〔発明の効果〕
本発明の射出吹込成形用オレフィン系樹脂組成物は射出
−吹込(中空)成形させることによって下記のごとき効
果(特徴)を発揮する。
(1)  成形性がすぐれている。
(2)成形物の外観が良好である。
(3)  成形物の肉厚ムラがほとんどない。
本発明の射出吹込成形用オレフィン系樹脂組成物は以上
のごとき効果を発揮するため、成形されて多方向にわた
りて利用することができる。代表的な容器を下記に示す
(1)  各種食品用容器類 (2〕  清涼飲料用容器 (3)  化粧品用容器 (4)  台所などの洗剤用容器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)エチレンの共重合割合が多くとも20重量%であ
    るプロピレン系樹脂 および (B)エチレンの共重合割合が少なくとも75重量%で
    あるエチレン系樹脂 からなる組成物であり、該組成物中に占めるプロピレン
    系樹脂の組成割合は5〜99重量%であり、かつ該組成
    物のメルトフローインデックスは4.0g/10分を超
    えるが、45g/10分以下である射出吹込成形用オレ
    フィン系樹脂組成物。
JP32105287A 1987-12-18 1987-12-18 射出吹込成形用オレフィン系樹脂組成物 Granted JPH01163240A (ja)

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