JPH01163151A - モノクロル酢酸カリウムの製造方法 - Google Patents

モノクロル酢酸カリウムの製造方法

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JPH01163151A
JPH01163151A JP32095087A JP32095087A JPH01163151A JP H01163151 A JPH01163151 A JP H01163151A JP 32095087 A JP32095087 A JP 32095087A JP 32095087 A JP32095087 A JP 32095087A JP H01163151 A JPH01163151 A JP H01163151A
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JP
Japan
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solvent
mca
reaction
monochloroacetic acid
koh
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Pending
Application number
JP32095087A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Aono
青野 哲士
Kazuaki Furukawa
和明 古川
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモノクロル酢酸カリウムの製造方法に関するも
のである。
〔従来の技術及びその問題点〕
一般にモノクロル酢酸カリウム(以後MCA−にと表記
)は有機薬品の重要な中間原料として用いられている。
その製造方法としては、水溶媒中でのKOH或いはに2
COff とモノクロル酢酸との中和反応後、濃縮、晶
析してM CA −Kを取り出す方法、また、低級アル
コール溶媒中でKOH或いはに2CD3とモノクロル酢
酸との中和反応後、濃縮、晶析してMCA−Kを取り出
す方法が知られているが〔例えばProchazkov
a、 Zuzana; C3183454(1980)
] 、水溶媒の場合、濃縮の段階でMCA−にのグリコ
ール酸への加水分解が起こり、純度の高いものは得られ
ない。またアルコール溶媒の場合は、晶析後分離する際
にアルコールへのM CA −Kの溶解ロスが大きく、
得量が大幅にダウンする欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、MCA−にの加水分解を防ぐための反応
条件及び晶析方法を鋭意検討した結果、加水分解もなく
、また晶析収率の高い製造方法を確立するに至った。
即ち本発明は、水酸化カリウム或いは炭酸カリウムとモ
ノクロル酢酸の反応によりモノクロル酢酸カリウムを得
る製造方法において、炭化水素或いはハロゲン化炭化水
素を溶媒とし、反応終了後溶媒との共沸により水分を除
去することを特徴とするモノクロル酢酸カリウムの製造
方法に関するものである。
本発明においては、反応溶媒としてMCA−にの溶解度
の低い炭化水素或いはハロゲン化炭化水素を用い、モノ
クロル酢酸とKOH又はに2CG、との中和反応を行い
、生成するH2Oを溶媒との共沸脱水で取り除き、この
時点で晶析するMCA−Kを分離、乾燥する。モノクロ
ル酢酸とKOH又はに、CO3との反応は、通常モル比
的1:1で行われる。
本発明において使用する炭化水素或いはハロゲン化炭化
水素系溶媒は、MCA−Kを溶解し難いものであれば何
れでも良いが、水との共沸温度が低く、また共沸組成も
水の組成が高いものが望ましく、例えば、塩化メチレン
、クロロホルム、ジクロルメタン、トルエン、ベンゼン
等が挙げられる。溶媒の使用量は一般的にはモノクロル
酢酸に対して5〜10重量倍、工業的にはモノクロル酢
酸に対して6〜7重量倍が望ましい。
また、反応温度及び脱水中の温度はなるべく低い方が良
く、具体的には50℃以下が望ましい。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によれば、MCA−にの加水分解が殆
ど起こらず、また溶媒への溶解ロスも少ないので高収率
でMCA−Kを得ることができる。
〔実 施 例〕
以下に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
実施例1 塩化メチレン350gにモノクロル酢酸50gを溶解し
、ここに水酸化カリウム29.7gを反応温度を15〜
20℃に保ちながら徐々に添加し、反応させた。反応終
了後、塩化メチレンとの共沸脱水(共沸温度40℃)を
行ってMCA−にの結晶を析出させ、ヌッチェ濾過後乾
燥し、MCA−K 70g(純度95.1%、収率94
.9%)を得た。
得られたMCA−に中には水分が1.4%、KCIが2
.0%、グリコール酸が1.5%含まれていた。
実施例2 実施例1と同様の操作で共沸脱水を減圧下25℃で行い
、MCA−K 72g(純度96.2%、収率98.7
%)を得た。
得られたMCA−に中には水分が1.3%、KCIが1
.9%、グリコール酸が0.6%含まれていた。
実施例3 塩化メチレン4kgにモノクロル酢酸0.42kgヲ溶
解し、ここに炭酸カリウム0.307kgを反応温度を
15〜25℃に保ちながら徐々に添加し、反応させた。
反応終了後、40℃で共沸脱水し、MCA−に乾燥品0
.60kg (純度96.0%、収率94.4%)を得
た。
得られたMCA−に中には水分が0.3%、KCIが2
.1%、グリコール酸が1.6%含まれていた。
実施例4 実施例1と同様の操作で溶媒をクロロホルム(水との共
沸温度56.1℃)で行った。
得られたMCA−には70gで純度94.2%、水分1
.2%、にC12,8%、グリコール1.7%、収率9
4.0%であった。
実施例5 実施例1と同様の操作で溶媒としてベンゼンを用い、減
圧下共沸脱水を40℃で行い、MCA−に71gを得た
結果は表−1に示した。
実施例6 実施例1と同様の操作で溶媒としてトルエンを用い、減
圧下共沸脱水を40℃で行い、M CA −K70gを
得た。
結果は表−1に示した。
表   −1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水酸化カリウム或いは炭酸カリウムとモノクロル酢酸の
    反応によりモノクロル酢酸カリウムを得る製造方法にお
    いて、炭化水素或いはハロゲン化炭化水素を溶媒とし、
    反応終了後溶媒との共沸により水分を除去することを特
    徴とするモノクロル酢酸カリウムの製造方法。
JP32095087A 1987-12-18 1987-12-18 モノクロル酢酸カリウムの製造方法 Pending JPH01163151A (ja)

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