JPH01162725A - 磁気特性の良好な珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

磁気特性の良好な珪素鋼板の製造方法

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JPH01162725A
JPH01162725A JP32133487A JP32133487A JPH01162725A JP H01162725 A JPH01162725 A JP H01162725A JP 32133487 A JP32133487 A JP 32133487A JP 32133487 A JP32133487 A JP 32133487A JP H01162725 A JPH01162725 A JP H01162725A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、( 110) < 001>方位を主方位と
する方向性珪素鋼板の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 方向性珪素鋼板を連続鋳造スラブより製造する技術は公
知である.一般に連鋳スラブ厚が厚くなると、とくに2
80M超では鋳込み時の凝固時間が長くなるため、中心
偏析が大きくなり、中心付近のインヒビクー( MnS
, MnSe他〕が粗大析出してしまい、全体のインヒ
ビターの微細分散を妨げ、二次再結晶が不安定になると
いう欠点がある.さらにスラブ厚が厚い場合には、熱延
前の加熱時に中心付近まで完全にインヒビターを固溶さ
せようとすると外側部分は必要以上に加熱され、結晶粒
が成長しすぎたり表゛面状態が悪化するという欠点もあ
る。
ところで方向性珪素鋼板の連鋳スラブを分塊圧延し、特
性を向上させようとする技術が特公昭50− 3700
9号および特公昭53 − 9694号に開示されてお
り、厚さ 150〜600mmの連鋳スラブを1250
〜1300℃の温度で圧下率30〜70%で分塊圧延し
ている.また特公昭54− 27820号には厚さ 1
00〜300圓の珪素鋼スラブを750〜1200゜C
の温度にて圧下率5〜50%で熱間圧延し、その後12
60〜1400゜Cに再加熱して最終の熱間圧延を行っ
ている。
しかしこれら従来技術では、連鋳スラブの分塊圧延を高
圧下で行うと仕上スラブ厚が薄くなり、粗圧延での適当
量の圧下率を確保することができず、組織改善が十分に
行われず、逆に分塊圧延の効果が小さくなるという問題
があった.また連鋳スラブ厚が薄い場合も、粗圧延での
適当量の圧下率を確保できず、粗圧延での組織改善が不
十分であり、特性が悪化するという問題があった.一方
逆にスラブ厚が厚い場合には、分塊圧延を施しても、粗
圧延での圧下率は適当量確保できるが、前述した中心偏
析等の欠点があり、特性の悪化は避けられなかった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は方向性珪素鋼板の素材として連続鋳造スラブを
用いて、インヒビターの固溶を完全にし、かつ粗圧延で
の適当量の圧下率を確保し磁気特性の改善をはかった方
向性珪素鋼板の製造方法を提案するものである。
く問題解決のための手段〉 本発明はC : 0.01〜0.08%,Si:2.0
〜4.0%を含む鋼を連続鋳造によりスラブとなし、該
スラブを熱間圧延により熱延板とし、次いで1回または
中間焼鈍をはさむ2回の冷間圧延を施して最終板厚とし
、その後脱炭焼鈍とこれに続く高温最終仕上焼鈍を施す
一連の工程からなる( 110) <001〉方位を主
方位とする方向性珪素鋼板を製造する方法において、厚
み180〜280 mm範囲のスラブを連続鋳造し、次
いで該スラブを1000〜1250℃の温度範囲に加熱
し、5%以上の厚みを増す圧延を行い、次いで誘導゛加
熱によりスラブ表面温度が1350〜1500℃の温度
範囲に加熱し、該温度範囲で1〜60分間保持し、引続
き熱間圧延すること、あるいは、厚み180〜280m
m範囲のスラブを連続鋳造し、次いで該スラブを100
0〜1250゜Cの温度範囲に加熱し、5%以上の厚み
を増す圧延を行い、引続きスラブ厚みを低減する分塊圧
延を行い厚みを200 s以上とした後、誘導加熱によ
りスラブ表面温度が1350−1500℃の温度範囲に
加熱し、該温度範囲で1〜60分間保持し、引続き熱間
圧延すること、あるいは厚み180〜=280mm範囲
のスラブを連続鋳造し、次いで該スラブを誘導加熱によ
りスラブ表面温度が1350〜1500℃の温度範囲に
加熱し、該温度範囲で1〜60分間保持した後、5%以
上の厚みを増す圧延を行い、引続き熱間圧延することを
特徴とする磁気特性の 製造方法である。
く作 用〉 本発明者らは次に示す実験を行った。即ち連鋳スラブの
厚みが180〜300飾の間にあるものをいくつか作り
、夫々をガス加熱炉で1150℃まで加熱した後誘導加
熱炉に入れ1400℃まで加熱し10分間保持してから
熱間粗圧延で30鴫厚のシートバーとした後、仕上圧延
を行い2.0mm厚のコイルにして通常の2回冷延法に
より0.23mm厚の製品厚とした。
また28Qmmおよび250+++a+厚の連鋳スラブ
についてはまず1050゜Cに加熱し分塊圧延を圧下率
を変えて行い、以後同様に加熱し熱間粗圧延,仕上圧延
後冷延し製品板とした。
この実験結果を第1図に示すが、分塊圧延を行わない場
合には250mm厚のスラブを素材とした製品のi* 
ts’4が最小である。スラブ厚がこれより厚い280
卸および300陥の場合には中心偏析が大きいために、
またスラブ厚が薄い場合、特に180mmの場合には粗
圧延での十分な圧下率が確保できないために鉄損ば大き
くなったと考えられる。
元スラブ厚250mのものに分塊圧延を施し、同じ厚さ
の分塊圧延を行わないものと比較すると常に鉄損は低く
分塊圧延の効果はあがっていると言えるが、分塊圧延を
行わない250 mm厚のスラブの鉄損と殆んど同程度
゛か、180間の薄い領域ではむしろ悪化している。こ
れは粗圧延での十分な圧下率の確保ができないことによ
ると考えられる。
一方元スラブ厚が280mの場合はスラブの中心偏析が
大きいため、250mm,  230mo+まで分塊圧
延を行っても、分塊圧延を行わない同じ厚さのものより
も鉄損が高いという結果になった。180a+mまで分
塊圧延を行ったものは、やはり粗圧延での圧下率が下が
るためその分さらに特性が悪くなった。
以下の実験より得られた知見、即ち分塊圧延時の圧下率
を高くした場合、および連鋳スラブ厚が薄い場合には、
粗圧延での十分な圧下率が確保できず組繊改善による磁
性向上効果が不十分であること、逆に連鋳スラブ厚が厚
い場合にはスラブの中心偏析が磁性向上効果を損なって
いることを基礎として本発明を発想したものである。
次に本発明の構成要件の限定理由について説明する。
Cの含有量は0.08を超えると脱炭焼鈍で完全に除去
することができず磁気特性が悪化し、一方0、01未満
ではT変態′音ず熱延での組織改善が不十分であるので
0.01−0.08%の範囲に限定される。
Siに関しては4%を超えると圧延が不可能であり 2
.0%未満では電気抵抗が小さく鉄損が大きいので、2
.0〜4.0%に限定される。
さらに本発明における他の含有成分についての規制は特
になく、通常の方向性珪素鋼板を製造するにあたって必
要な元素を適宜含有できる。例えば二次再結晶を安定に
生じせしめるに必要な元素であるPIn, SeとかA
l,N,あるいはS, Ni, Zn。
Cu, Mo, Sb, Snなどを単独にあるいは複
合して含有できる。
連鋳スラブの厚さは180〜280 Mに限定される。
280胴超では連鋳スラブの中心偏析が大きく磁気特性
が悪化し、一方180mm未満では現在の連続鋳造技術
では生産性が悪いからである。
これらのスラブを厚み出し圧延前に加熱する時の温度を
1000 ℃ 〜1250 ℃ ニ限定した理由は12
50℃以上では動的に歪みが回復してしまい十分な組繊
改善が行われず、一方1000℃未満では厚み出し圧延
及び分塊圧延が不゛可能であるがらである。
厚み出し圧延においては、5%未満では厚み増加分が少
ないため粗圧延の圧下率増加分が少なく磁性改善効果が
不十分となるため、厚み出し圧延の増加厚みは5%以上
とする必要がある。厚みを増す圧延は、スラブの横手方
向に取りつけた圧下荷重の大きな圧延ロールを用いるが
、スラブの両横にプンシャーを取りつけこれにより中力
・向に圧縮するかあるいは両者を併用することにより行
われるが、その際のパス回数およびロールの方向および
スラブの袋入方向は特に限定されない。
分塊圧延したスラブの仕上厚は200 rrm以上にI
i艮定されるが、200陥未満では粗圧延時の圧下率が
必要量確保できず組織が改善できないためである。
誘導加熱炉を用いて1350℃〜1500℃に加熱し、
該温度に1〜60分間保持するが、誘導加熱をする理由
は、スラブ厚が厚い場合でも内部まで急速に昇熱できる
ため、スラブの結晶粒の成長をほとんど起こすことなく
インヒビターを完全に固溶できるからである。加熱温度
を1350℃〜1500℃に限定した理由は1500℃
を゛超えると製品の表面外観が悪化し、1350℃未満
ではMnS、 MnSeなどのインヒビターの完全固溶
が達成できないからである。加熱保持時間の下限を1分
間としたのはインヒビターの固溶に要する最小時間であ
り、60分間を上限としたのはこれ以上の時間保持する
とスラブの結晶粒の粗大化が生じるためである。
なお加熱エネルギーコストを低くするために、あらかじ
めスラブをガス燃焼型加熱炉で例えば1250℃以下程
度に加熱しておき、それから誘導加熱炉で1350〜1
500℃の範囲に誘導加熱することは本発明の効果を何
ら1員なうものではない。
この発明の条件で加熱処理したスラブに対する熱延以後
の工程は通常と変ることはなく1回の冷間圧延または中
間焼鈍を含む2回の冷間圧延と脱炭焼鈍およびこれに続
く高温箱焼鈍で最終製品厚の方向性珪素鋼板を製造する
ことができる。
〈実施例〉 実施例1−1 C: 0.04%、Si:3.4%、 Mn:  0.
072%、Se:0.021%、 Sb :  O,O
’2’6%、 Mo : 0.01%を含む200(ト
)厚のスラブを11本製造した。続いて第1表の条件で
加熱を行い、次いで厚み出しの圧延を行った。
続いてl、2,4,5,7,8,9,10.11は誘導
加熱炉を用いて加熱した。3は1100℃までガス燃焼
型加熱炉で加熱しその後誘導加熱炉を用いて加熱した。
6はガス燃焼型加熱炉を用い1350℃まで加熱した後
60分間保持した。1〜11ともに粗圧延後30mmの
シートバーとした後仕上圧延を行い2 、0 mm厚の
熱延コイルとした。そして1次冷延で0.60a+m厚
とし1000℃4分間の中間焼鈍を行い2次冷延で0.
23mm厚の製品に仕上げた。次いで800℃4分間の
脱炭焼鈍を湿水素中で行い?IgOを塗布してN2中で
の850℃の2次再結晶焼鈍とN2中での純化焼鈍から
なる仕上焼鈍を行った。このようにして得られた最終製
品の電磁特性は第1表のとおりである。
である。
本発明により厚み出しを行うことにより磁気特性が向上
している。4は厚み出しの量が2.5%と少な−く5は
厚み出しを行っていないため磁気特性は向上していない
。°6はガス燃焼型加熱炉を用いたため、厚み出し後の
均熱が不十分になり磁気特性は悪化した。7は厚み出し
を行う圧延の前の加熱温度が1300℃と高(スラブの
結晶粒が成長するため磁気特性は向上しない。8は均熱
時間が30秒と短すぎインヒビターの固溶が不十分であ
り、9は75分と長すぎスラブの結晶粒が成長しすぎる
ため磁気特性が悪化する。10は均熱温度が1510℃
と高過ぎ、スラブの結晶粒が成長しすぎるため磁気特性
が悪く表面外観も悪化した。11は均熱温度が1300
℃と低くインヒビターの固溶が不十分なため磁気特性は
悪化する。
次に第2表で表わされる成分を含むスラブについて第1
表の記号2と同し条件で製造した製品の磁気特性を示す
以上の成分においても本発明の製造方法により良好な磁
気特性を得ることができた。
実施例 1−2 C:0.06%、Si:3.1%、 Mn :  0.
066%、Se:0.019%、 At :  0.0
25%、 N : 0.0085%を含む200mm厚
のスラブを″3本製造した。続いて1100℃まで加熱
して厚み出しの圧延を行った。厚み出し後の厚みは第3
表のとおりである。
続いて誘導加熱炉に入れ1400℃まで加熱しそのlR
度で10分間保持した。その後粗圧延し30胴厚のシー
トバーにした後仕上圧延により 2 、0 man厚の
熱延コイルとした。そして1100℃3分間の熱延板焼
鈍を行った後冷間圧延で0.30mm厚とじ800℃4
分間の脱炭焼鈍を湿水素中で行い門go塗布したのちN
2中での850℃の2次再結晶焼鈍と1(2中で120
0℃の鈍化焼鈍からなる仕上焼鈍を行った。このように
しζ得られた最終製品の電磁特性は第3表のとおりであ
り、厚み出し圧延の効果が冷延1回法の場合にも表われ
ている。
実施例1−3 C: 0.06%、Si:3.0%、 Mn :  0
.068%、S:0.018%、 Af :  0.0
28%、 N :  0.010%を含む200mm厚
のスラブを4本製造した。続いて1100℃まで加熱し
て厚み出しの圧延を行った。厚み出し後の厚みは第4表
の通りである。
続いて誘導加熱炉に入れ1400℃まで加熱しその温度
で10分間保持した。その後粗圧延し30++++n厚
のシートバーにした後、仕上圧延により2.4mm厚の
熱延コイルとした。そして1次冷延で1.8On++n
厚とじ1100℃3分間の中間焼鈍を行い2次冷延でo
、23画厚の製品厚に仕上げた。次いで800℃4分間
の脱炭焼鈍を湿水素中で行いMgO塗布をしたのち12
00℃10時間水素中で仕上焼鈍を行った。このように
して得られた最終製品の電磁特性は第4表のとおりであ
る。実施例1同様厚み出し後のスラブ厚が厚く粗圧延で
の圧下率が高いほど良い磁気特性となっている。
次に第5表で表わされる成分について第4表の。
記号2と同様な条件で製造した製品の磁気特性を示す。
以上の成分においても本発明の製造方法により良好な磁
気特性を得ることができた。
実施例2 C: 0.04%、Si:3.2%、 Mn:  0.
070%、Se:0.020%、 Sb :  0.0
24%1M。: 0.01%を含む連鋳スラブを6本製
造しに、続いて1100℃まで加熱して厚み出し圧延の
後に分塊圧延を行った。それらのパススケジュールは第
6表のとおりである。
続いて1,2,4.5は誘導加熱炉で1400℃まで加
熱しその温度で10分間保持した。3はガス燃焼型加熱
炉を用い1100℃まで加熱した後誘導加熱炉で140
0℃まで加熱しその温度で10分間保持した。
6はガス燃焼型加熱炉を用い1350℃まで加熱した後
60分間その温度で保持した。その後1〜6ともに粗圧
延し30+++mのシートバーとした後仕上圧延を行い
2.0mmffの熱延コイルとした。そして1次冷延で
0.60mm厚とじ1000℃4分間の中間焼鈍を行い
 、2次冷延で0.23mmの製品に仕上げた。次いで
800℃4分間の脱炭焼鈍を湿水素中で行いMgOを塗
布してN2中での850℃の2次再結晶焼鈍と112中
での純化焼鈍からなる仕上焼鈍を行った。このようにし
て得られた最終製品の電磁特性は第6表のとおりである
比較例5は分塊圧延によりスラブ厚を180mInに落
としているため粗圧延での圧下率が下がり特性が悪い。
実施例3 C: 0.04%、Si:3.4%、 Mn:  0.
070%、Se:0.020%、 sb:  0.02
6%、 Mo : 0.01%、を含む200 m厚の
連鋳スラブを4本製造した。続いてl。
3は誘導加熱炉を用い】400℃まで加熱しその温度で
10分間保持した。2はガス燃焼型加熱炉を用い110
0℃まで加熱した後、誘導加熱炉で1400℃まで加熱
し、その温度で10分間保持した。4はガス燃焼型加熱
炉を用い1350℃まで加熱した後60分間その温度に
保持した。その後厚み出し圧延を行い続けて粗圧延し3
0mmのシートバーとした後、仕上圧延を行い2 、0
 mm厚の熱延コイルとした。そして1次冷延で0.6
0謳厚とし1000℃4分間の中間焼鈍を行い2次冷延
で0.23mm厚の製品に仕上げた。次いで800℃4
分間の脱炭焼鈍を湿水素中で行いMgOを塗布してN2
中での850℃の2次再結晶焼鈍とN2中での純化焼鈍
からなる仕上焼鈍を行った。このようにして得られた最
終製品の電磁特性は第7表のとおりである。厚み出し圧
延を行い粗圧延での圧下率が上がること゛により磁気特
性が向上している。
る。
〈発明の効果〉 以上詳述したよう、に本発明により、スラブ高温加熱前
またはスラブ高温加熱後に厚み出しの圧延を行うこと、
そしてスラブの高温加熱を誘導加熱で行うことにより連
鋳スラブ厚を厚くすることなく、分塊圧延時および粗圧
延時の圧下率を高くし組織改善効果が上げられ、磁気特
性の良好な方向性珪素鋼板を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱延前の連鋳スラブの厚みならびに分塊圧延
により連鋳スラブ厚みを低減した場合の熱延前のスラブ
の厚みが鉄損に及ぼす影響を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.01〜0.08%、Si:2.0〜4.0
    %を含む鋼を連続鋳造によりスラブとなし、該スラブを
    熱間圧延により熱延板とし、次いで1回または中間焼鈍
    をはさむ2回の冷間圧延を施して最終板厚とし、その後
    脱炭焼鈍とこれに続く高温最終仕上焼鈍を施す一連の工
    程からなる(110)<001>方位を主方位とする方
    向性珪素鋼板を製造する方法において、厚み180〜2
    80mm範囲のスラブを連続鋳造し、次いで該スラブを
    1000〜1250℃の温度範囲に加熱し、5%以上の
    厚みを増す圧延を行い、次いで誘導加熱によりスラブ表
    面温度が1350〜1500℃の温度範囲に加熱し、該
    温度範囲で1〜60分間保持し、引続き熱間圧延するこ
    とを特徴とする磁気特性の良好な方向性珪素鋼板の製造
    方法。 2、C:0.01〜0.08%、Si:2.0〜4.0
    %を含む鋼を連続鋳造によりスラブとなし、該スラブを
    熱間圧延により熱延板とし、次いで1回または中間焼鈍
    をはさむ2回の冷間圧延を施して最終板厚とし、その後
    脱炭焼鈍とこれに続く高温最終仕上焼鈍を施す一連の工
    程からなる(110)<001>方位を主方位とする方
    向性珪素鋼板を製造する方法において、厚み180〜2
    80mm範囲のスラブを連続鋳造し、次いで該スラブを
    1000〜1250℃の温度範囲に加熱し、5%以上の
    厚みを増す圧延を行い、引続きスラブ厚みを低減する分
    塊圧延を行い厚みを200mm以上とした後、誘導加熱
    によりスラブ表面温度が1350〜1500℃の温度範
    囲に加熱し、該温度範囲で1〜60分間保持し、引続き
    熱間圧延することを特徴とする磁気特性の良好な方向性
    珪素鋼板の製造方法。 3、C:0.01〜0.08%、Si:2.0〜4.0
    %を含む鋼を連続鋳造によりスラブとなし、該スラブを
    熱間圧延により熱延板とし、次いで1回または中間焼鈍
    をはさむ2回の冷間圧延を施して最終板厚とし、その後
    脱炭焼鈍とこれに続く高温最終仕上焼鈍を施す一連の工
    程からなる(110)<001>方位を主方位とする方
    向性珪素鋼板を製造する方法において、厚み180〜2
    80mm範囲のスラブを連続鋳造し、次いで該スラブを
    誘導加熱によりスラブ表面温度が1350〜1500℃
    の温度範囲に加熱し、該温度範囲で1〜60分間保持し
    た後、5%以上の厚みを増す圧延を行い、引続き熱間圧
    延することを特徴とする磁気特性の良好な方向性珪素鋼
    板の製造方法。
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