JPH01159313A - 異種金属の誘導加熱方法 - Google Patents

異種金属の誘導加熱方法

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JPH01159313A
JPH01159313A JP63059501A JP5950188A JPH01159313A JP H01159313 A JPH01159313 A JP H01159313A JP 63059501 A JP63059501 A JP 63059501A JP 5950188 A JP5950188 A JP 5950188A JP H01159313 A JPH01159313 A JP H01159313A
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JP
Japan
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heating
heated
magnetic
induction heating
resistivity
Prior art date
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Application number
JP63059501A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Imai
徹郎 今井
Yuji Ishizaka
石坂 雄二
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は誘導加熱方法に係り、特に材質が異なる被加熱
材の誘導加熱方法に関する。
B、 発明の概要 本発明は積類の異なる金属板材を複数枚重ねてなる被加
熱材を効率良く選択加熱する誘導加熱方法の提供を目的
としたもので、金属板材を非磁性材の低抵抗率部材と非
磁性材の高抵抗率部材の2腫類に分類するときは、前記
被加熱材の搬送方向に横断磁束(TRC)誘導加熱コイ
ルを複数台備えて、誘導加熱するものであって、被加熱
材に非磁性材の低抵抗率部材を有するときは300〜1
0001(zの周波数で加熱すると共に、被加熱材に非
磁性材の高抵抗率部材を有するときは1500〜500
014zの周波数で加熱して、被加熱材の夫々の部材を
所定の温度に選択加熱するととにより、性質の異なる非
磁性材から成る重ね合わせ材の加熱温度を開園するもの
である。
また、金属板材を磁性材と非磁性材の低抵抗率部材と、
非磁性材の高抵抗率部材の3糎類に分類して、誘導加熱
するときは被加熱材の搬送方向に誘導加熱部を複数台配
設し、そのうちの少なくとも1台に横断磁束誘導加熱コ
イルを備えて被加熱材に非磁性材の低抵抗率部材を有す
るときは300〜1000Hzの周波数で加熱し、非磁
性材の高抵抗率部材を有するときは1500〜5000
Hzの周波数で加熱すると共に、他の少なくとも1台に
縦断磁束誘導加熱コイルを備えて被加熱材に磁性1部材
を有するときに加熱して、性質の異なる複数の重ね合わ
せ材の夫々の部材に好適な加熱温度を制御するものであ
る。
更に、上記のように2種又は3種に分類される金属板材
を被加熱材として重ねる前にそれぞれ、横断磁束誘導加
熱コイルないし縦断磁束誘導加熱コイルによる一部の加
熱部により加熱し、残りの加熱部により重ねられた後の
被加熱材を加熱するものである。
C1従来の技術 従来より金属部材において単体では得ることが困難な特
性を付与する等のために、例えば高い強度と共に優れた
耐食性を有する金属部材を得るために、ある種の金属に
他の金属を加圧接合や圧延によって重ね合わせしたクラ
ツド材が提供されている。このクラツド材をロールによ
る温間加圧接合等の方法で製造する場合の、各金属部材
の加熱には燃焼炉あるいは電気炉が用いられていた。第
20図は板状のクラツド材をロールによって加圧接合す
る実施例を示したもので、性質の異なる板材1a、lb
、lcを重ね合わせて燃焼炉あるいは電気炉から成る加
熱炉102により加熱して、ロール5,6から成る加圧
機構によって温間加圧接合されてクラツド板1が成形さ
れていた。加熱炉102は輻射による加熱か熱ガスの対
流による加熱のいずれかあるいは両方の併用による加熱
手段が用いられており、クラツド板1を構成する夫々の
異質の板材1a、lb、leの全てが同一温度になる充
分な炉長を備えて構成されていた。
D、 発明が解決しようとする課題 上記の加熱炉を用いた加熱方法では、第1の問題点は重
ね合わせた板材1a、1bplcのうち中間の板材1b
の昇温が板材1a、leと比較して困難であること。こ
れは両側の板材1a、lcは輻射または熱ガスとの接触
によって直接加熱されるのに対して中間の板材1bの昇
温が両側板1a、lcからの熱伝導によって行われるた
めで、しかも加熱に伴って両側板ia、leの熱変形が
発生し易く、中間の板材1bとの密着性も悪(なって昇
温不足が発生するためである。第2の問題点は上記の中
間の板材1bの昇温不足の発生を防止して、全ての板材
1a、lb、lcが同一温度に均熱されるまで充分な時
間をかけて加熱するために加熱炉102の炉長を長く必
要として、このため加熱炉の占有面積を多く必要として
いた。第3の問題点は上記の加熱方法では材料の性質や
板厚が異なる板材1a。
lb、le夫々の部材に適した温度に温度制御を実施し
て選択的に加熱することが不可能であった。
一方、上記の問題点を解決するために誘導加熱装置を用
いた加熱方法による加熱が試みられていたが、誘導加熱
には次に例示するような問題点があり、その実施には困
難が生じていた。第1は非磁性材の低電気抵抗率部材(
10μΩ・歯未満)や母性材を中周波数(1500〜5
000七)の横断磁束(TRC)誘導加熱コイルで加熱
するとエツジ部にオーバーヒートが発生し易い。第2に
は非磁性材の高電気抵抗率部材(10μΩ・ann上上
を低周波数(300〜1000Hz)の横断磁束(TR
C)@導加熱コイルで加熱すると効率が30%息下で悪
い。第3には非磁性材を縦断磁束(LNC)誘導加熱コ
イルで加熱すると、その電力の周波数はMHzの高い周
波数で加熱することが必要となり、且つ効率が30%す
下で著しく悪い。
上記のようにクラツド板を形成する複数の板材が、誘導
加熱を実施した場合の加熱特性が夫々異なるため、夫々
の異なる性質の板材を良好な加熱条件のもとで加熱して
、夫々所要の温度に昇温することが困難であ7た。
本発明は上記問題点に鑑み成されたもので、夫々性質の
異なる金属板材を重ねて成る被加熱材を効率良く加熱し
、且つ選択的に夫々の板材の温度を制御する誘導加熱方
法の提供を目的とする。
E 課題を解決するための手段 本発明は被加熱材を構成する各金属板材を非磁性材で低
抵抗率のものと、高抵抗率のものの2種類に分類し、あ
るいは非磁性材で高抵抗率のものと、低抵抗率のものと
、磁性材との3種類の分類に分類し、夫々の特性に合っ
た誘導加熱方法を組合わせて加熱を行うものである。即
ち、金属板材を2種類に分類するときは前記被加熱部材
の搬送方向に横断磁束(TRC)誘導加熱コイルを複数
台備えて、被加熱材に非磁性材の低抵抗率部材を有する
ときは300〜1000Hzの周波数で加熱すると共に
、被加熱材に非磁性材の高抵抗率部材を有するときは1
500〜50001肚の周波数で加熱して、被加熱材の
夫々の部材を所定の温度に選択加熱することである。ま
た、金属板材を3種類に分類するときは、誘導加熱部を
被加熱材の搬送方向に複数台配設して加熱するものであ
って、前記誘導加熱部のうちの少なくとも1台に横断磁
束(TRC)誘導加熱コイルを備えて、被加熱材に非磁
性材の低抵抗率部材を有するときは300〜1000七
の周波数で加熱し、非磁性材の高抵抗率部材を有すると
きは1500〜5000セの周波数で加熱すると共に、
他の少なくとも1台に縦断磁束(LNC)誘導加熱コイ
ルを備えて被加熱材に磁性部材を有するときに加熱して
、被加熱材の夫々の部材を所定の温度に選択加熱するこ
とである。更に上記加熱部による各種の誘導加熱を、被
加熱材として重ねられろ前の各金属板材ないし、少なく
とも1つの金属板材に対して行い、残りの加熱部による
誘導加熱を重ねられた後の被加熱材に対して行うことを
特徴とするものである。
21作 用 上記手段を用いることにより、被加熱材を構成する磁性
、非磁性の異なる部材の夫々に選択的に誘導加熱が行わ
れて、重ね合わせた各部材の夫々に対して迅速に好適な
加熱が行われるとともに、温度の制御が実施される。
G、実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第1図(a)、 (b)と、第2図(a)。
(b)は本発明の実施例に用いられたzal類の誘導加
熱装置の加熱部要部を示したもので、図を参照にしてそ
の構成を説明する。
板材の誘導加熱方法にはコイル電流により形成される磁
束をどのように被加熱材と磁交させるかによって、第1
図(a)、(b)に示す横断磁束加熱(Transve
rse Flux Heating:TRC加熱)と、
第2図(a)、(b)に示す縦断磁束加熱(Londi
tudinalFlux Heating: LNG加
熱)の2つの加熱方法がある。第1図(alは磁束を被
加熱材と直交させる横断磁束加熱(以下TRC加熱と記
す)を行う誘導加熱部を示したもので、板状の被加熱材
1の表裏に主コイル2a、補助コイル2cから成る誘導
加熱部2を対向して設けたものである。TRC加熱に用
いられる第1図(a)。
(b)に示す誘導加熱部2については、本願出願人が先
に特願昭61−118934号や特願昭62−7145
号、特願昭62−20240号、実願昭61−1864
48号等において提案したように、板状の被加熱材1の
板幅方向の均熱化を図るために被加熱材1の板幅方向に
延在する複数のコイル導体2gを備えた主コイル2aの
他に被加熱材1の両側端部の内側にて被加熱材1の搬送
方向に延在するコイル導体2eを備えた補助コイル2C
4!搬送方向に沿って配設したものである。また主コイ
ル2a、補助コイル2C共に、磁束を効率よく県中する
鉄心2b、2dがコイル導体2a。
2f、2gに覆設されることが好ましい。また主コイル
2aと補助コイル2Cを夫々複数に交互に配列する等と
してもよく、また補助コイル2Cにおける導体2eを被
加熱材1の搬送方向に対して傾斜させてもよい。なお主
コイル2aのみでも板幅方向の均熱化が得られる場合に
は主コイル2aのみとしてもよい。
第1図(blは上記TRC加熱部を正面から示した図で
ある。
第2図(alibiは磁束を被加熱材の搬送方向に発生
させる縦断磁束加熱(以下LNG加熱と記す)を行う誘
導加熱部3を示したもので、第2図(b)に示すように
板状の被加熱材1を単巻きあるいは複数巻の加熱コイル
3aが板幅方向に巻装され、被加熱材1は巻装したコイ
ル3aの中を搬送される。第2図(alは上記LNG加
熱部3を平面から示した図で、また第2図(b)は第2
図(a)の右側面からの図である。
本実施例では上記概要を説明したTRC加熱部2とLN
CNC加熱部用い、被加熱材1を構成する各種の性質を
もった重ね合わせ部材について、被加熱材1の各部材の
性質と加熱コイル及び供給電力の周波数との関係につい
て種々の実施例を行い、第1表に示すような関係にある
ことを確認した。
第1表 即ち、TRC加熱部2 ニ300〜1000セの周波数
の電力を供給するようにしたTRC加熱部21によって
被加熱材1を加熱した場合、非磁性材で電気抵抗率が小
さい(10μΩ・m未#)被加熱部材の加熱には適して
おり、良好な加熱を行うことができるが、非磁性材でも
抵抗率が大きい(10μΩ・cm以上)、または磁性を
有する被加熱部材を加熱しようとすると、誘導加熱コイ
ルへ投入した電力による被加熱部材の誘導加熱効率が3
0%以下と著しく悪いため加熱が難しく加熱昇温が殆ど
できない。従って第1表に分類された3種類の材質が重
ね合わされて成る被加熱材1を、このTRC加熱部21
を備えた誘導加熱装置を通過させると、非磁性材の低抵
抗率部材のみが加熱昇温するが、他の2覆類の部材は昇
温しない。
また、TRC加熱部2に1500〜5000七の電力を
供給するようにしたTRC加熱部22によって被加熱材
1tt加熱した場合には、非磁性材の高*gK抵抗率部
材(10μΩ・罰以上)は均熱状態で昇温するが、非磁
性材で低電気抵抗率部材及び磁性部材は、両側端のエツ
ジ部の昇温が先行し、中央部分と比較してエツジ部の温
度が一般に高温にな9J6い。
なお、この場合第1図に示すように主コイル2aに補助
コイル2cを組合せて加熱を行うことにより、できるだ
けエツジ部のオーバーと一トを軽減し板幅方向の均熱化
を図っている。
LNGN熱加熱では磁性部材は良好に加熱されるが、非
磁性部材の加熱は加熱効率が30%す下と著しく悪いた
め加熱が困難であり、昇温が行われにくい。
このように、各金属板材にはそれぞれ適した誘導加熱方
法があし、不適切な誘導加熱方法では加熱が困難である
ことが判る。また、逆に、このことは、複数の金属板材
に対して選択的な加熱が可能であることを意味する。
そこで、このような性質に着目して第1表の横軸に示す
非磁性低抵抗率部材と非磁性高抵抗率部材の2種類に分
類し、夫々の部材に適した加熱方法を縦軸に示す3種類
の中から選択し、被加熱材の搬送方向に配設した複数の
TRC加熱部により加熱する方法であり、第2表に示す
実際の組み合わせ例について、その実施例を説明する。
第2表に示された第1実施例では、被加熱材1は非磁性
材の低電気抵抗率部材(10μΩ・(至)未満)である
アルミニウムまたは鋼等を3枚重ね合わせて構成される
。この被加熱材1を加熱する誘導加熱部を示したものが
第3図である。第3図に示すように第1実施例の誘導加
熱部は上記被加熱材1の搬送方向に沿って配設され、夫
々300〜1ooo)IZの周波数の電力を供給する複
数のTRC加熱部21゜21が設けられる。TRC加熱
部21,21により低抵抗率部材が3枚重ね合されて成
る被加熱材1を加熱して所定の温度に昇温する。
上記TRC加熱部21,21の加熱コイルの構成は板幅
方向の均熱を計るため第1図に示すように主コイル2a
と補助コイル2cの組み合わせとするとよく、また均熱
化を計るためにTRC加熱加熱部上11を2台配設して
いるが、1台または3台す上配設してもよい。
第2表に示された第2実施例では、第4図に示すように
1500〜5000Hzの周波数の電力を供給するTR
C加熱部22および300〜1000Hzの電力を供給
するTRC加熱加熱部上1加熱材1の搬送方向に沿って
配設し、TRC加熱部22によって複数の非磁性材高電
気抵抗率部材1a、lcを主として加熱し、TRC加熱
加熱部上1って1枚の非磁性材低抵抗率部材1bが加熱
され、被加熱材1の各重ね合わせ部材は適温に昇温する
。TRC加熱部22および21における夫々のコイル構
成は、上記第1実施例と同様に主コイル2a以外に補助
コイル2Cを配設して被加熱材1の板幅方向の均熱を計
るが、板幅とコイル寸法の関係によってはTRC加熱部
22によって低抵抗率部材1bも加熱されてエツジ部の
温度が高くなることもあるので、第4図のように、被加
熱材1の搬送方向入口側に1500〜5000Hzの周
波数の電力を供給するTRC加熱部22を設けて、後段
にTRC加熱加熱部上1設することにより、低抵抗率部
材1bのエツジ部がオーバーヒート気味になっても、そ
の後の搬送中における熱伝導による熱の拡散とTRC加
熱加熱部上1る300〜ioo。
七での加熱によって板幅方向の均熱が図られる。この場
合もTRC加熱部22およびTRC加熱加熱部上1方ま
たは両方ともに複数台として順次または交互に配設して
もよい。
第2表に示される第3実施例の場合は、上記の第2実施
例と同様に実施される。次に第4実施例の場合は第5図
に示すように夫々1500〜5000セの周波数の電力
を供給する複数のTRC加熱部22,22を被加熱材1
の搬送方向に沿って配設して加熱を行う。
この場合にも板幅方向の均熱化を計る等のためにTRC
加熱部22,22は2台で構成しているが、1台または
3台以上配設してもよい。
第5実施例の場合は第2実施例と同様に実施するとよい
。但し被加熱材1を構成する部材が、1枚は非磁性材の
低抵抗率部材であり、他の2枚の部材は低温領域では磁
性材で高温領域では非磁性材の高抵抗率部材となる。従
って2枚の部材が非磁性材となっている高温領域での加
熱は第2実施例の場合と全く同じである。また上記の構
成の被加熱材1を一方の部材が磁性材である温度から非
磁性となる領域の温度まで続けて加熱する場合には、第
2実施例と同様に加熱することができる。すなわち、被
加熱材1の搬送方向入口側に1500〜5000Hzの
周波数の電力を供給するTRC加熱部22を配設し、後
段に300〜1000七の周波数の電力を供給するTR
C加熱加熱部会1全配設加熱を行う。そしてまず搬送方
向入口側に設けたTRC加熱加熱部内2内過する途中で
磁性材が非磁性材となる領域の温度(例えば炭素鋼の場
合約740℃以上)まで加熱する。この場合被加熱材1
における2枚の磁性部材および1枚の非磁性低抵抗部材
ともエツジ部がオーバーヒート気味に加熱される虞れが
あるが、2枚の磁性材の部材は一定温度を越えると非磁
性材の高抵抗率部材となるので、以後は均熱されて、は
ぼ良好な昇熱分布となってTRC加熱部22の出口部に
到達し、さらにその後の搬送中にも熱拡散により一層の
均熱化が計られる。他の非磁性材の低抵抗率部材の1枚
は下流側のTRC加熱加熱部上1って再加熱される際均
熱に所定の温度に加熱される。従ってTRC加熱部22
とTRC加熱加熱部上1送方向に沿って配設して加熱を
行うことにより、一方の部材が磁性である領域からの両
部材とも非磁性材となる温度領域までの所定の加熱を実
施することができる。
第6実施例の場合は、上記の第4実施例と同様に実施さ
れ、TRC加熱加熱部会22によって加熱されるが、T
RC加熱加熱部会2台または3台以上としてもよい。但
しこの場合も被加熱材1の一方の1枚の部材は非磁性の
高抵抗率部材であり、他の2枚の部材は低温領域では磁
性材で高温領域では非磁性材の高抵抗部材となる。従っ
て2枚の部材が非磁性材となっている高温領域での加熱
は第4実施例の場合と全く同じであるが、2枚の部材が
磁性材である低温領域から加熱する場合には磁性材であ
る2枚の部材がTRC加熱加熱部会2ってエツジ部がオ
ーバーヒート気味に加熱される虞れがあるが、2枚の磁
性材の部材は一定温度を越えると非磁性材の高抵抗率部
材となるので以後は均熱されて、はぼ良好な昇温分布と
なる。
なお上記の第5実施例と第6実施例の場合とも、被加熱
材1の重ね合わされた両部材の夫々に対する加熱温度条
件が厳密であったり、または加熱部の種類や台数が増加
してもよい場合等においては、被加熱材の搬送方向入口
側に1.、、 N C加熱部3を配設して、磁性部材の
磁性領域での加熱を行うようにしてもよい。
第5実施例についてLNC加熱部を用いた加熱部の配置
例を第6図に示す。
第6図に示す加熱部の構成により、被加熱材1の2枚の
磁性部材には搬送方向入口側のL N G加熱部3によ
って、磁性領域を主対象とした加熱を実施し、非磁性領
域の高温の加熱をTRC加熱加熱部会2って1500〜
5000七の周波数で実施し、非磁性材の低抵抗率部材
を主対象として後段のTRC加熱部21によって300
〜1000Hzの周波数で実施するものである。
なお、上記第2表についてはいずれも被加熱材が3枚の
部材で構成されている場合について実施例として説明し
たが、被加熱材を構成する部材の枚数や種類および重ね
合わせの組み合わせは第2表の例示に限定されず、例え
ば4枚以上の重ね合わせでもよい。
また上記の各加熱部21,22.3の台数や配置は少な
くともいずれかをまたはすべてを夫々複数台として順次
または交互と配置等としてもよい。
次に本発明の第7実施例を説明する。第7図は被加熱材
1の2枚の異なる部材の加熱方法を示し、被加熱材の搬
送方向入口側前段にTRC加熱加熱部会2設し、このT
RC加熱加熱部会2磁性材の高抵抗率部材1aを搬送し
て1500〜5000 Hzの周波数で加熱を行う。そ
の後他方の非磁性材の低抵抗率部材1b、!l:重ね合
わせて一緒にTRC加熱部21に搬送され300〜10
00Hzの周波数で加熱するものである。TRC加熱部
21において非磁性材の高抵抗率部材1aには殆んど加
熱昇温が生じない。
第8図は被加熱材1が非磁性材の高抵抗率部材1a、l
a2枚と、非磁性材の低抵抗率部材1bの3枚で構成さ
れたものの第8の実施例で、上記第6図と同様に実施さ
れる。
上記第7図、第8図に示した実施例では、被加熱材1の
同一材質の部材毎に単独に加熱され、その際に他の部材
への影響が生じないので、夫々の部材を、好適な加熱方
法によって所定の加熱を実施することが容易である。
なお、被加熱材の部材の枚数や種類および加熱部の配設
数は上記実施例に限定されず糎々の態様としてもよい。
第9図〜第12図に更に他の実施例を示す。
この実施例では3導加熱における磁束をしやへいするた
めの「しやへい磁心」を用いたことに特徴がある。第8
図に示す第9の実施例では、被加熱材1は3枚の部材の
組み合わせより成り、重ね合わされる両外側の部材が非
磁性材の高抵抗率部材1a、laの2枚で、中央の1枚
が非磁性材の低抵抗率部材1bよセ形成されている。一
方加熱部は復送方向入口側にTRC加熱加熱部会2段に
TRC加熱部21を配設して成り、TRC加熱部22は
、中心部にじゃへい磁心8を挟装して外側に1組のTR
C誘導加熱コイルを配設して構成している。第10図は
第9図に示した第9実施例の構成を側面から示した図で
、TRC加熱部22およびしやへい磁心8については拡
大図として詳細を図示しである。第11図は第10図の
TRC加熱部22の平面図で、TRC加熱部は第1図と
同様の構成で、夫々のコイル導体22e、22f、22
gに対応する位置にじゃへい磁心8が設けられている。
このTRC加熱部22およびしやへい磁心8の要部の部
分斜視図を表したものが第12図である。
第12図に示すように、TRC加熱部22に設けなしや
へい磁心8は硅素鋼板などの磁性材料を積層する等によ
って構成され、その内部を中空状に形成し、その中空部
を貫通する被加熱部材1bへの外部から誘導磁束の影響
をシールドする役割を果たす。TRC加熱部22の誘導
加熱コイルは上記しゃへい磁心8の外側に鉄心22b、
22dを覆設したコイル導体22 g、 22 a、 
22 fを備えて形成される。
以上のように構成された本実施例では最初に被加熱材1
の外側の部材、即ち非磁性材の高抵抗率部材1m、1m
を加熱するために、2枚の部材1a、laはTRC加熱
部22の誘導加熱コイル22 a、 22 aに供給さ
れる1500〜5000Hzの周波数の電力により加熱
昇温される。この際被加熱材1の外側の部材のみが有効
に加熱され、しやへい磁心8が形成する磁路によって、
TRC加熱部22の誘導加熱コイル22 m、 22 
cによって発生し、外側の被加熱材1a、laと直交し
て交鎖する磁束は、しやへい磁心8の部分ではとのしゃ
へい磁心8に沿って流れるので、しゃへい磁心8内の非
磁性材の低抵抗率部材1bとは交鎖しない。従って被加
熱部材は外側の高抵抗率部材1a、laのみが有効に加
熱昇温し、中央の低抵抗率部材1bは加熱されない。
続いて被加熱材1はTRC加熱部21において、300
〜1000Hzの周波数の電力によって加熱が実施され
、被加熱部材3枚のうち中央の非磁性材の低抵抗率部材
1bのみが主に加熱昇温される。従って、夫々の部材を
夫々の部材に適した加熱方法によって所定の加熱を施す
ことが容易に実施される。
なお、上記の加熱部の構成は一方または両方共に複数台
としてもよく、この場合は夫々のTRC加熱部22毎に
しやへい磁心を設ける。また被加熱材の構成部材も4枚
以上でもよい。
本発明の実施にあたっては上記の実施例に限定されず、
種々の態様をとり得るもので、例えば本発明の加熱方法
はクラツド材の素材の加熱に限定されず、−数的に性質
の異なる異種部材を重ね合わせた被加熱材の加熱に適用
されることは当然である。
次に、各金属板材を第1表の横軸に示す3種類に分類し
、被加熱材を構成する部材に適した加熱方法を縦軸の3
種類の中から選択し、被加熱材の搬送方向に配設したT
RC加熱部。
LNC加熱部により加熱する方法7あり、第3表に示す
実際の組合わせ例について、その実施例を説明する。
第3表 第3表に示された第10実施例では、被加熱材1は非磁
性材の低抵抗率部材(10μΩ・帥未満)であるアルミ
ニウムまたは鋼等と、磁性材である炭素鋼等を夫々1枚
づつ重ね合わせで形成される。炭素鋼は約740℃を越
えると非磁性材に変化するが、本実施例では磁性範囲の
加熱とする。上記の被加熱材を加熱する誘導加熱部を示
したものが第13図である。第13図に示すように第1
0実施例の誘導加熱部は上記被加熱材1の搬送方向に沿
って配設され、TRC加熱加熱部上1NCNC加熱炉3
々1台づつ設けられる。搬送され加熱部に至った被加熱
材1は、最初にLNGN熱加熱の加熱コイル3aにより
、主に磁性材である炭素鋼等の部材が加熱昇温し、続い
て300〜1000Hzの周波数の電力を供給するTR
C加熱加熱部上1熱コイル2a、2cによって非磁性材
の低抵抗率部材であるアルミニウム等が加熱昇温する。
上記の夫々の加熱部の作用により、2枚に重ね合わされ
た被加熱材1は全体として迅速、かつ好適な加熱昇温温
度が得られる。なお、第10実施例ではLNCNC加熱
炉3RC加熱加熱部上1前段に配設しているが、逆の配
設としても良い。
また、LNCNC加熱炉3びTRC加熱加熱部上1方ま
たは両方ともに複数台として更に板幅方向の灼熱化を図
るようにしてもよい。
次に第11実施例について、第14図を参照して説明す
る。第11実施例の被加熱材lは非磁性材の高抵抗率部
材であるチタンまたはオーステナイト系ステンレスil
l (SUS304 )等と、磁性材である炭素鋼また
はニッケル・鉄合金等を夫々1枚づつ重ね合わせて形成
される。誘導加熱部は被加熱材1の搬送方向に沿って前
段にTRC加熱加熱部上2設し、 TRC加熱加熱部上
2段にLNGN熱加熱を配設して構成される。このよう
に構成したTRC加熱加熱部上2主コイル2aに補助コ
イル2Cを配置して(第1図参照)、誘導加熱部の誘導
加熱コイル2a、2cに1500〜5000セの周波数
の電力を投入する。本実施例ではTRC加熱加熱部上2
って非磁性高抵抗率部材が主に加熱される際に磁性部材
も加熱されてエツジがオーバーヒートするのを緩和する
ため、主コイル2aと補助コイル2Cを設けてその作用
で板幅方向の均熱が図られるようにするが、それでも板
幅とコイル寸法の関係によってはエツジ部分の温度がオ
ーバーヒートする虞れがあるので、加熱部の配置は上記
のようにTRC加熱加熱部上2段とすることにより、被
加熱材1の磁性部材にオーバーと一トが発生しても、そ
の後の搬送中における熱伝導等による熱の拡散や、後段
のLNGN熱加熱の加熱により均熱化されるようにする
のがよい。
とのTRC加熱加熱部上2り主に被加熱材1の非磁性材
の高抵抗率部材が加熱されて均等に昇温し、続いてLN
CNC加熱炉3って磁性材が更に加熱されて均等に昇温
し、被加熱材1は全体として好適な加熱昇温か実施され
ろ。
第3表に示された第12実施例は、上記第10実施例と
同様の方法で、また第13実施例は上記第11実施例と
同様の方法によって、夫々加熱部を構成して実施する。
上記実施例によって説明した第3表の組合わせ例以外に
、非磁性材の低抵抗率部材、非磁性材の高抵抗率部材及
び磁性部材の3種類の部材から成る被加熱材の加熱には
、第15図に示すように、3種類の部材に適した加熱部
を構成して、1500〜5000セの電力を供給するT
RC加熱加熱部上2NGN熱加熱と300〜1000H
zの電力を供給するTRC加熱加熱部上1送方向に沿っ
て少なくとも各1台づつ配設して、夫々の部材に適した
加熱を行う。
上記の各実施例において、第3表に示された組合わせ例
の被加熱材1を構成する重ね合わせ部材が、合わせて2
枚ないしは3枚の場合について説明したが、重ね合わせ
部材の枚数や重ね合わせの順序等は第2表に示された内
容に限定されず、4枚以上でもよく、また重ね合わせ順
序が異なるものでもよい。
なお被加熱材1の重ね合わせ部材に硼性材を用いた場合
、本実施例では磁性範囲内の加熱濃度と限定して説明し
たが、更に高温の非磁性となる温度までの加熱を実施す
る場合には、引き続きTRC加熱部22において非磁性
領域の加熱を行うとよい。
次に第14実施例について説明する。第16図は被加熱
材1の構成を断面図によって示したもので、セラミック
ス等熱伝導の悪い部材を中間部材1bとして両方の外面
1aを銅またはアルミニウム等の非磁性低電気抵抗率部
材で、またその中間部ICを磁性部材にて構成したクラ
ツド材等の合成材であって、従来の燃焼炉や電気炉では
中央部ICの部材の昇温に長時間の加熱が必要であった
。本実施例では、最外側1aの銅やアルミニウムの部材
にはTRC加熱部21より300〜100〇七の周波数
で加熱し、中心部のニッケル・鉄合金の部材にはLNG
加熱加熱上3加熱することにより、夫々の部材を短時間
に所定の温度に昇温することができる。
なお、上記の加熱部の構成は上記の実施例に限定される
ものではな(、TRC加熱部21、TRC加熱部22、
LNG加熱加熱上3なくともいずれか、または全部を複
数台として順次または交互に配設するようにしてもよい
本発明の実施にあたっては上記の実施例に限定されず種
々の態様をとり得るもので、例えば本発明の加熱方法は
クラツド材の素材の加熱に限定されず、−数的に性質の
異なる異種部材を重ね合わせtコ被加熱材の加熱に適用
される乙とは当然である。
更に第17図に示す第15実施例は、重ね合される前の
各金属板材に対しこれを独立的に加熱する加熱部を設け
て、他の影響を受けることなく各々の金属板材を夫々所
定の温度まで加熱できるようにしたものである。即ち、
アルミニウム(又は銅)30とこれの上下のフェライト
系ステンレス鋼(炭素鋼)31゜32は各々繰出ロール
33,34,35から繰り出されて、各々TRC加熱部
36、LNGN熱加熱7.38により誘導加熱される。
加熱温度は同一とするようにしても良(、また、異なら
しめても良い。加熱後、これらはガイドロール39に案
内され、フェライト系ステンレス鋼11,32の間にア
ルミニウムが挾って3]!に重ね合せられた後、加圧四
−ル40を有する圧延機41により加圧されて接合し、
一体のクラツド材42となって巻取ロール43に巻き取
られる。ここでフェライト系ステンレス#I31,32
は磁性材であるのでLNC加熱炉37,38により加熱
したが、アルミニウム30は非磁性低抵抗材であるので
300Hz 〜1000Hz (低周波)のTRC加熱
炉36に・よって加熱した(第1表参照)。このように
、各金属板材に対して専用の加熱部を設けたので、金属
板材の温度を他から影響を受けることなく、独立的に管
理することができる。
第18図は第15実施例の変形例にかかる第16実施例
である。本実施例では、フェライト系ステンレス鋼31
.32に代えてオーステナイト系ステンレス#!44,
45を用いたものである。オーステナイト系ステンレス
#f44j45は非磁性高抵抗材料であるので、150
0七〜5000Hz(中周波)のTRC加熱部46,4
りを設けた(第1表参照)。
第19図は、第16実施例の変形例にかかる第17実施
例である。本実施例ではTRC加熱部36を移動させて
、このTRC加熱部36により重ね合されたアルミニウ
ム30及びオーステナイト系ステンレスWi44.45
を加熱するようにしたものである。TRC加熱部36は
300セ〜1000’t’rzの低周波でTRC加熱を
行うので、オーステナイト系ステンレス@44,45は
加熱されず、アルミニウム30f!けが加熱されること
となる。尚、熱伝導を避けるために金属板材間には隙間
を設けたほうが良く、また輻射熱のために中央のアルミ
ニウム30もわずかに昇温することとなる。第16.第
17実施例において、その他の構成は第17図に示す第
15実施例と同様である。尚、第15.第16.第17
実施例において各加熱部ごとに電源が別個に設けである
が、加熱部を通過する金属板材の材質や、形状寸法が同
一である場合には、電源′を共通させても良い。
Hl 発明の効果 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
は被加熱材を構成する各金属板材を磁性、非磁性、抵抗
率によって2al又は3種に分類し、夫々の特性に合わ
せたTRC又はLNG誘導加熱方法を組み合せて加熱を
行うので、各金属板材を選択的に迅速かつ効率的な加熱
が可能となる。このため、その加熱温度を制卸すること
ができると共に、被加熱材の部材の組み合わせの変化に
対して、操業条件設定の切換が即時にできる大きな効果
を生ずる。
また被加熱材への単位面積当たりのエネルギー投入密度
(KW/M2)が、従来の燃焼炉や電気炉による加熱方
法と比較して10倍以上となり、従って加熱炉長を短く
できるので加熱装置の設置スペースも1/10以下に縮
少可能となると共に、被加熱材の搬送機構の簡素化、清
浄な加熱雰囲気の造成等の効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図ばTRC加熱部の構成図、第2図はLNC加熱部
の構成図、第3図は第1実施例に用いた加熱部の構成図
、第4図は第2実施例に用いた加熱部の構成を示し、第
5図は第4実施例に用いた加熱部の構成を示し、第6図
は磁性部材が被加熱材に含まれた場合の加熱部の構成例
を示したもので、第7図、第8図は被加熱材の同じ性質
の部材だけを夫々加熱する加熱方法の加熱部の構成図、
第9図と第10図は、しゃへい磁心を採用した加熱方法
の加熱部の構成図、第12図と第11図は加熱部の詳細
な斜視図と平面図、第13図は第10実施例に用いた加
熱部の構成図、第14図は第11実施例に用いた加熱部
の構成図、第15図は12種類の部材で被加熱材−を形
成した場合の加熱部の構成図、第16図は第13実施例
における被加熱材の構成の断面図、第17図は第15実
施例の構成図、第18図は第16実施例の構成図、第1
9図は第17実施例の構成図、第20図は従来技術の説
明図である。 図面中、1は被加熱材、2aは主コイル導体、2Cは補
助コイル導体、3はLNC加熱部、8はしゃへい磁心、
9は加圧用ロール、21はTRC加熱部(300〜10
00七)、22はTRC加熱部(1500〜5000H
z) 、37゜38 Lt L N C加熱部、36,
46,47はTRC加熱韻である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)種類の異なる金属板材を複数枚重ねてなる被加熱
    部材を搬送して誘導加熱するにあたって、前記金属板材
    を非磁性材の低抵抗率部材と非磁性材の高抵抗率部材に
    分類し、前記被加熱部材の搬送方向に横断磁束(TRC
    )誘導加熱コイルを複数台備えて、誘導加熱するもので
    あって、被加熱材に非磁性材の低抵抗率部材を有すると
    きは300〜1000Hzの周波数で加熱すると共に、
    被加熱材に非磁性材の高抵抗率部材を有するときは15
    00〜5000Hzの周波数で加熱して、被加熱材の夫
    々の部材を所定の温度に選択加熱することを特徴とした
    異種金属の誘導加熱方法。
  2. (2)種類の異なる金属板材を複数枚重ねてなる被加熱
    部材を搬送して誘導加熱するにあたって、前記金属板材
    を磁性材と、非磁性材の低抵抗率部材と、非磁性材の高
    抵抗率部材の3種類に分類し、被加熱材の搬送方向に誘
    導加熱部を複数台配設し、誘導加熱するものであって、
    前記誘導加熱部のうちの少なくとも1台に横断磁束(T
    RC)誘導加熱コイルを備えて、被加熱材に非磁性材の
    低抵抗率部材を有するときは300〜1000Hzの周
    波数で加熱し、非磁性材の高抵抗率部材を有するときは
    1500〜5000Hzの周波数で加熱すると共に、他
    の少なくとも1台に縦断磁束 (LNC)誘導加熱コイルを備えて被加熱材に磁性部材
    を有するときに加熱して、被加熱材の夫々の部材を所定
    の温度に選択加熱することを特徴とした異種金属の誘導
    加熱方法。
  3. (3)種類の異なる金属板材を複数枚重ねてなる被加熱
    部材を搬送して誘導加熱するにあたって、前記金属板材
    を磁性部材と非磁性の低抵抗率部材と非磁性の高抵抗率
    部材の3種類に分類し、被加熱材として重ねられる前の
    磁性部材を加熱するときは縦断磁束誘導加熱コイルによ
    り構成される加熱部を設けて加熱し、被加熱材として重
    ねられる前の非磁性の低抵抗率部材を加熱するときは横
    断磁束誘導加熱コイルにより構成される加熱部を設けて
    300〜1000Hzの周波数の電力で加熱し、被加熱
    材として重ねられる前の非磁性の高抵抗率部材を加熱す
    るときは横断磁束誘導加熱コイルにより構成される加熱
    部を設けて1500〜5000Hzの周波数の電力で加
    熱するものであって、前記加熱部を夫々の前記金属板材
    ごとの搬送経路中に配設して被加熱材の夫々の部材を所
    定の温度に選択加熱することを特徴とした異種金属の誘
    導加熱方法。
  4. (4)特許請求の範囲第3項において電力で加熱するも
    のであって、前記の加熱部の一部を夫々の金属ごとにそ
    の搬送経路中に配設するとともに、残りの加熱部を重ね
    られた後の被加熱部材の搬送経路中に配設して被加熱材
    の夫々の部材を所定の温度に選択加熱することを特徴と
    した異種金属の誘導加熱方法。
JP63059501A 1987-09-11 1988-03-15 異種金属の誘導加熱方法 Pending JPH01159313A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020136080A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 島田理化工業株式会社 トンネル型加熱コイルを用いた誘導加熱方法

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