JPH01156510A - シリコンカーバイド繊維の製造法 - Google Patents

シリコンカーバイド繊維の製造法

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JPH01156510A
JPH01156510A JP30866187A JP30866187A JPH01156510A JP H01156510 A JPH01156510 A JP H01156510A JP 30866187 A JP30866187 A JP 30866187A JP 30866187 A JP30866187 A JP 30866187A JP H01156510 A JPH01156510 A JP H01156510A
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JP
Japan
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fiber
fibers
silicon carbide
spinning
sizing agent
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JP30866187A
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English (en)
Inventor
Setsu Watanabe
渡辺 節
Keizo Shimada
島田 恵造
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリシラスチレン等の有機珪素ポリマーを原料
として良好な物性のシリコンカーバイド繊維を製造する
方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、有機珪素ポリマーを用いて熔融紡糸し、不融化、
焼成してシリコンカーバイド繊維とする、ポリマー前駆
体法によるシリコンカーバイド繊維の製造法はよく知ら
れている。しかしながら、この方法において、溶融紡糸
により得られる前駆体繊維は、引張強度が約0.1 K
(]/mm2と非常に小ざい上に極めて脆いため、紡糸
巻取工程、不融化工程、焼成工程等で繊維束の切断1毛
羽立ち、ローラー巻き付き等が発生し、糸の取扱いが難
しく、このため高性能のシリコンカーバイド長#i維を
得ることが極めて困難であった。
この問題に関しては、適当な集束剤を用いて解決を図る
ことが考えられるが、有機珪素ポリマーを溶融紡糸して
シリコンカーバイド繊維の前駆体繊維を1qる方法にお
いては集束剤を用いて工程改善する方法は未だ開示され
ておらず、適当な集束剤については何の知見もない。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、有機珪素ポリマーを溶融紡糸した後、
形成されたHK束に集束剤を付与し、不融化・焼成して
シリコンカーバイド長繊維(マルブフィラメントヤーン
)を製造する方法において、紡糸時の巻取り性の向上と
不融化・焼成時のボビンからの糸の解舒性の向上を図る
とともに、高品質のシリコンカーバイド長繊維を製造す
るに適した集束剤を提供することである。
〈発明の構成〉 上述の如き本発明の目的は、有機珪素ポリマーを紡糸し
て繊維化した後、集束剤を付与し、不融化・焼成してシ
リコンカーム461M維を製造するに際し、集束剤とし
て融着防止剤を分散させたアルキレングリコール水溶液
を使用することを特徴とする本発明の方法によって達成
される。
本発明方法において紡糸に供する好適な0機珪素ポリマ
ーとしては、(a)ボリジメブルシランから得られるポ
リカルボシラン、(b)ジメチル・ジクロロシランとフ
ェニル・メチル・ジクロロシランから得られるポリシラ
スチレン、(C)ポリシラスチレンを熱処理又は/及び
紫外線処理して得られるポリカルボシラスチレン共重合
体等がある。
ポリカルボシランの製法及び性質については特公昭57
−26527号公報、特公昭58−38534号公報等
に、ポリシラスチレンの製法及び性質については特公昭
62−9612号等に、またポリカルボシラスチレン共
重合体の製法及び性質については欧州特許公開(EP)
0212485号にそれぞれ詳しく記載されている。
本発明方法では、これらの有機珪素ポリマーのうちでも
、前記(C)に属するカルボシラン結合とシラスヂレン
結合と割合が377〜7/3であり平均分子量がi o
oo以上のポリカルボシラスチレン共重合体が特に好ま
しい。
本発明方法において紡糸に供する有機珪素ポリマーには
必要に応じて少量(例えば0機珪素ポリマーに対し20
重間%以下)の有機潤滑剤、架橋剤。
安定剤等の添加剤を含むことができる。
有機珪素ポリマーの紡糸は、有機珪素ポリマーの溶融物
を複数の紡糸孔を有する紡糸口金から大気中又は冷却雰
囲気中に吐出して冷却固化させる溶融紡糸法が好ましく
採用される。紡糸孔の形状は、通常の円形のみならず、
スリット状やY字形。
十字形、C字形等の非円形でもよい。
本発明方法では有機珪素ポリマーを紡糸するに際し、紡
糸して得られるi維に集束剤として融着防止剤を分散さ
したアルキレングリコール水溶液を付与する。
シリコンカーバイド繊維の製造において使用する集束剤
としては、単に繊維束を良好に集束できるというばかり
でなく、不融化工程で繊維間の融着を防止できること、
不融化・焼成工程で繊維の性能に悪影響を及ぼさないこ
と等の要求を満たす必要があるが、上述の融着防止剤を
分散させたアルキレングリコール水溶液はこれらの条件
を満足し、且つ経済的にも有利な集束剤である。
アルキレングリコールとしては、エチレングリコールが
最も好ましいが、プロピレングリコ−・ル。
ジエチレングリコール等も使用可能である。
アルキレングリコール水溶液におけるアルキレングリコ
ールの濃度は、1〜50重呈%の範囲内に選択されるが
特に5〜25重量%が好ましい。
アルキレングリコール濃度が1重量%未満では紡糸され
た繊維の集束が十分でなく集束剤としての効果が発現し
ない。50重量%以上では焼成後の糸物性を低下させる
傾向が見られる。
アルキレングリコール水溶液中に分散させる融着防止剤
としてはシリカ系微粉末、シリコンカーバイド微粉末、
カーボンブラック微粉末、窒化ボロン微粉末、窒化珪素
微粉末等の不活性な無機微粉末またはそれらのウィスカ
ー等が使用される。
また、融着防止剤の濃度は0.1〜5重量%が好ましい
集束剤の繊維への付与はオイリングローラ一方式、it
i吐出方式、噴霧方式等何れの方式でも良い。
上記の如く紡糸及び集束剤付与して得られる繊維は、熱
処理あるいは紫外線照射処理して架橋不融化した後、焼
成してシリコンカーバイド繊維に転換される。
熱処理による架橋不融化は、空気中、減圧下おるいはア
ルゴン窒素ガスの如き不活性雰囲気中あるいは水素ガス
雰囲気中で50〜450’C1好ましくは100〜40
0℃の温度で10分〜10時間、より好ましくは1〜1
0時間処理することにより行なわれる。
この熱処理は最初から急激に450℃以上で行なうと繊
維の形状が変形したり異常収縮が生じたりするので、4
50℃以下の温度で50℃より徐々に昇温処理すること
が好ましい。また50℃以下の温度での処理は不融化に
要する時間が長くなる(例えば100時間)ので、好ま
しくは100℃以上の温度で処理される。
紫外線照射処理による架橋不融化は、空気中。
真空下、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行な
われ、通常は、室温(例えば20℃)から120℃の温
度範囲で行なわれる。
また、不融化に先立って前駆体繊維をヨウ素処理して該
、lli雑にヨウ素をドーピング(吸着処理)すること
も可能である。ドーピングの邑は繊維車量に対して、0
.01〜50重量%が適当であり、特に0.1〜20重
量%が好ましい。
このように不融化処理した有機珪素ポリマー繊維は次い
でアルゴン、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中で800
〜1500℃、好ましくは1000〜1400℃で焼成
して高性能のシリコンカーバイド繊維となる。
〈発明の効果〉 上述の如く本発明の方法によれば有機珪素ポリマーを紡
糸して得られた繊維の集束性が大幅に改善されるため、
紡糸時の巻取り性は向上し、かつ不融化工程、焼成工程
での繊維束の切断1毛羽立ち、ローラー巻き付き等がほ
とんど皆無となり、糸扱いが容易になる。。
また、不融化工程における繊維間の融着がほぼ完全に防
止され、焼成後前られるシリコンカーバイド長繊維の強
度も、本発明の集束剤の代わりに水を使用したものなど
に比べて約10〜20%向上する。
従って、本発明の方法は高品質のシリコンカーバイド長
llffを工業的に製造する方法として極めて有用であ
る。
〈実施例〉 次に本発明の実施例及び比較例を掲げ更に詳細に説明す
るが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない
実施例1〜5 ジクロロジメチルシランとジクロロメチルフェニルシラ
ンの等モルを使い、トルエン溶媒中、Na分散触媒を用
いて110℃で重合反応させて得られたポリシラスチレ
ン(軟化点84〜92℃)を400℃で20分間不活性
ガス(窒素)中で熱処理し、次いで5分間減圧下で同温
度で処理して軟化点190〜200℃のポリカルボシラ
スヂレン共重合体を得た。
その平均分子量は4500で、カルボシラン結合とシラ
スチレン結合との割合は45155であった。この共重
合体を紡糸温度235℃、紡糸巻取速度500m/分に
て溶融紡糸するに際して、紡出tiaMに付与する集束
剤として後掲の第1表に示す如き組成のものを付与した
。紡糸時の繊維の集束性についても第1表に示す。
得られた繊維を空気中120℃で8時間熱処理(不融化
)し、次いで窒素中で120℃から350℃間で1℃/
分で昇温し350℃で2時間熱処理した後、350℃か
ら1200℃間で50℃/分で昇温焼成し更に1200
℃で1時間焼成を続けた。
得られた焼成繊維は融着が全く認められず、これをX線
解析した結果β−3iC結晶態を持つ主にSiCよりな
るシリコンカーバイド繊維に転換されていることが確認
された。このw4#1の物性を第1表上段に示す。
比較例1〜3 実施例1〜5で用いたポリ力ルポシラスヂレン共重合体
を実施例1〜5と同一条件で溶融紡糸するに際し、集束
剤として水、エチレングリコール水溶液あるいは融着防
止剤を分散した水を用いて溶融紡糸し、実施例1〜5と
同一条件で不融化処理並びに焼成を行なった。
紡糸時の繊維の集束性と焼成後得られた繊維の物性を第
1表下段に示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機珪素ポリマーを紡糸して繊維に成形したのち
    、該繊維に集束剤を付与し、不融化・焼成してシリコン
    カーバイド繊維を製造する方法において、集束剤として
    融着防止剤を分散させたアルキレングリコール水溶液を
    用いることを特徴とするシリコンカーバイド繊維の製造
    法。
  2. (2)アルキレングリコールがエチレングリコールであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
  3. (3)エチレングリコール水溶液中のエチレングリコー
    ル濃度が1〜50重量%である特許請求の範囲第(2)
    項記載の製造法。
  4. (4)集束剤中の融着防止剤の濃度が0.1〜5重量%
    である特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
  5. (5)融着防止剤が無機微粉末である特許請求の範囲第
    (1)項又は第(3)項記載の製造法。
  6. (6)有機珪素ポリマーがポリシラスチレンを熱処理又
    は/及び紫外線照射処理して形成したポリカルボシラス
    チレン共重合体である特許請求の範囲第(1)項記載の
    製造法。
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