JPS59168121A - 複合繊維 - Google Patents

複合繊維

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Publication number
JPS59168121A
JPS59168121A JP3940583A JP3940583A JPS59168121A JP S59168121 A JPS59168121 A JP S59168121A JP 3940583 A JP3940583 A JP 3940583A JP 3940583 A JP3940583 A JP 3940583A JP S59168121 A JPS59168121 A JP S59168121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
thermoplastic polymer
organosilicon polymer
spinning
polymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3940583A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Matsumoto
哲夫 松本
Masaru Hirose
優 広瀬
Yoshito Koike
小池 義人
Mihoko Ichikawa
市川 美保子
Toshikazu Abe
阿部 敏万
Kumiko Sakai
久美子 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Ester Co Ltd filed Critical Nippon Ester Co Ltd
Priority to JP3940583A priority Critical patent/JPS59168121A/ja
Publication of JPS59168121A publication Critical patent/JPS59168121A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 する有機ケイ素重合体からなる芯成分と,熱可塑性重合
体からなる鞘成分とによって構成される新規な複合繊維
に関するものである。
ケイ素と炭素とを主たる骨格成分とする有機ケイ素重合
体を,溶融紡糸してプレカーザーとし。
ついで不融化等の熱処理をした後,さらに高温・焼成し
てシリコンカーバイド繊維とする方法が,た1一 とえば特開昭51. − 1.30324号公報や!特
開昭52ー63 4 2 7号公報などに開示されてい
る。
捷た,このようにして得られたシリコンカーバイド繊維
は,繊維をはじめとして焼結結合剤,複合材料あるいは
各種添加剤用へと幅広い用途を有していることも公知で
ある。
しかしながら、前記のようにして得られるプレカーサー
は強度的に極めて脆いため紡糸が困難であるばかりでな
く,たとえば高温焼成などの後工程において繊維の形状
を維持できないなど,取扱いが非常に困難であった。こ
の欠点を改善するためには,形成されたプレカーサーの
強度を上げる必要がある。このため、たとえば原料であ
る有機ケイ素重合体の分子量分布を調節する方法が特開
昭56 − 1.1.0733号公報等に提案されてい
るが。
その効果は十分であるとはいえず,またそのような方法
では.形成されたプレカーサーの性能がバラノクといウ
根本的な問題が未解決となっていた。
本発明者らは,容易に紡糸でき,後工程での取扱いがし
やすいプレカーサーを得るべく鋭意研究2− の結果、有機ケイ素重合体の芯成分を熱可塑性正合体の
鞘成分で補強することにより、紡糸ならびに紡糸以後の
工程での取り扱いが著[−(改善さ」することを見い出
し1本発明に到達したものである3すなわち本発明は、
ケイ素と炭素とを主たる骨格成分とする有機ケイ素重合
体(1)からなる芯成分が熱可塑性重合体(11)から
なる鞘成分により被覆されていることを特徴とする複合
繊維である。
本発明の複合繊維の芯を構成するケイ素と炭素とを主た
る骨格成分とする有機ケイ素重合体とは。
たとえばポリカルボシラン重合体などのような有機ケイ
素重合体を指し、好ましい具体列としてはポリシルメチ
レン、ポリシルプロピレン、ポリシルフェニレンなどの
重合体があげられるが1合成の答易さや融点を考慮すれ
ば、特にポリシルプロピレンがと(に好適である。
本発明の複合繊維の鞘を構成する熱可塑性重合体として
は、溶融押出1−が可能で、繊維形成能のある熱可塑性
重合体であればどのようなものでも使用できるが、芯成
分となる有機ケイ素重合体と=3− 鞘成分として用いろ熱可塑性重合体の融点の差が太きす
き′ると、紡糸工程で複合繊維の融点の低い部分が熱分
1qイして品質な低下させたり、有機ケイ素重合体の重
合度が増大して溶融性が悪くγCつたりして好寸しくな
いので、使用する有機ケイ素重合体との融点の差が少な
いものが望ましい。寸だ。
高温焼成工程での熱分解ガスの処理が間四とならないよ
うな熱可塑性重合体や焼成後のシリコンカーバイド繊維
の強度低下が起こらないような熱可塑性重合体を用いる
ことが好適である。
そのような熱可塑性重合体としては、たとえばポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレンイン、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6T(ポリへキサメチレン
テレフタルアミド)などのポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンチレフタレ−1−、ナフタ
レンジカルボン酸を酸成分とするポリエステル、芳香族
二塩基酸と芳香族ジオールとからなるポリエステル寸た
は溶融成形可能な全芳香族ポリエステルなどがあげられ
るが、I?i!l!点ACらびに有機ケイ素重合体との
接合性4− の面でポリシチレンテレフタレ−1・あるいはポリエチ
レン等がとくに好1しく用いら、11.る。
本発明の複合繊維は、横断面において前記芯成分となる
有機ケイ素重合体の断面積に対する鞘成分となる熱可塑
性重合体の断面積の割合が10〜90%であることが好
捷しい。10%未満となった場合には実質的に複合繊維
とした効果が発現しに<<、一方90係をこえても効果
がほとんど変らないばかりか、生産性がかえって悪くな
る傾向がある。
同時に9本発明の複合繊維の強度は主として鞘の部分で
ある熱可塑性重合体の強度に依存するため、鞘成分の厚
みは通常の紡糸工程あるいは延伸工程での操業性を何局
しうるよう延伸糸で1〜50μ、とくに3〜30μ、最
適には5〜10μ程度であることが好ましい。
本発明の複合繊維は芯成分が鞘成分により被覆さ牙1て
いるものであるが、繊維の長軸方向に芯および鞘が連続
的であることが好ましい。芯の部分が不連続である七高
温で焼成したときにその部分5− でシリコンカーバイド繊M1.に糸切ねが生じやす(な
るので好斗しくない。捷だ、鞘の部分が不連続であると
紡糸工程での糸切れが生じやすくなるので、芯成分が鞘
成分により長軸方向に連続的に被覆されているのが好捷
しい。さらには、芯部と鞘部の接合が悪いと複合繊維が
捲取あるいは延伸等の後工程で剥離することがあるので
、鞘成分としては芯成分とのぬれのよいものを用いるの
がさらに好捷しい。
芯となる有機ケイ素重合体の形状には制限はなく1円形
、車形、不定形など任意でよいが9円形が好寸しく、鞘
となる熱可塑性重合体と同じ円となるのがより好ましい
本発明の複合繊維の製造方法及び製造装置としては、従
来公知の芯鞘型複合紡糸方法及び装置を用いることがで
きる。
本発明の複合繊維は熱処理工程あるいは高温焼成工程な
どの後処理工程における取扱いが極めて容易であるとい
つ將徴を廂する。本発明の複合繊維を製造する場合、S
の部分の熱可塑性重合体が6一 複合繊維の全断面積に占める割合を適宜調節したり、熱
可塑性重合体の重合度を適当に選択することにより複合
繊維の強1Wを調整することができるし、捷だ芯の部分
の有機ケイ素重合体の繊度を自由自在に悪1節できろた
め、最終製品の用途に合わせたプレカーサーを製造でき
ろ。
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
参考例1 常法によりバラキシレン溶媒中でジメチルジクロロシラ
ンを金属ナトリウムで脱塩素化してポリジメチルシラン
を製造した。
一方、  シー n −フチルエーテル中テシフェニル
ジクロロシランとホウ酸を反応させてポリボロジフェニ
ルシロキサンを製造した。
このようにしてH,J(4造したポリジメチルシランに
ポリボロジフェニルシロキサンを3wt%添加し。
N2ガス雰囲気下9反応温度390℃で6時間反応させ
数平均分子量1.290 + 7点160℃のポリシル
プロピレンを製造した。なお9分子量はゲルパーミ7一 ニージョンクロマトグラフィーより求めた。
参考例2 テレフタル酸とエチレングリコールより直接エステル化
、連続重合法で極限粘度0.70のポリエチレンテレフ
タレートを製造した。なお、極限粘度はフェノール−四
塩化エタンの等1喰混合溶媒中。
20℃で測定した溶液粘度より求めた。
実施例1 参考例1で得られた有機ケイ素重合体を芯とし。
参考例2で得られたポリエステルを鞘とし、公知の芯鞘
型溶融紡糸装置を用い、以下の条件で複合紡糸した。
紡糸ブロックの温度:290℃ ・宙(ポリエステル)部の流量二2897m1n芯(有
機ケイ素重合体)部の流量: 69.7m1n紡糸ロ金
径二〇5陥 紡糸孔数:12ホール 紡糸速度: 1400 m1mrn 得られた未延伸糸の繊度は2186デニール、強度は1
5 ji/denであった。
8− この未延伸糸をヒートローラ表面温度115℃。
延伸倍率3]、捲取速度630 m、k”で加熱延伸し
たところ、その繊度は705デニール、強度は48g/
denであった。
この延伸糸を室温から150℃丑で2時間がけて空気中
で熟成し、さらに3時間150℃で保持i−だ。
その後、空気中で350℃丑で昇温し4時間保持した。
このものを真空中、100℃/hrの割合で昇温し。
最終的に1000℃で1時間保持してシリコンカーバイ
ド繊維を得た。この間鞘部のポリエステルはすべて分解
飛散した。得られた繊維の繊度は約88デニールであり
1強度は約1.0.1 、!7/denであった。
比較列1 実施例]で使用した有機ケイ素重合体のみを紡糸ブロッ
ク290℃、吐出量349/lllInの条件下で通常
の紡糸装置を用いて実施例1と同じ1.400 m/分
の紡糸速度で紡糸したところ糸切れが頻発し全(巻き取
れなかった。それゆえ紡速と吐出量をそれぞれ]/4に
低下して紡糸したところ、がろうじて巻六取ることがで
きたが、それでも糸切れが多く19− 1<2の連続フィラメントを得ることはできなかっな。
件た。この」=つにし7て得られた有機ケイ素重合体か
らなる連続フィラメントを実施例1と同様の条件下で加
熱処理したところ、きわめてもろく。
連続フィラメントとしての形態をとどめることができな
かった。
特許出願人  日本エステル株式会社 代  理  人   児   玉   雄   三10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ケイ素と炭素とを主たる骨格成分とする有機
    ケイ素重合体(1)からなる芯成分が熱可塑性重合体(
    II)からなる鞘成分により被覆されていることを特徴
    とする複合繊維。
  2. (2)横断面において成分(Dに対する成分(11)の
    占める断面積の割合が10〜90%である特許請求の範
    囲第1項記載の複合繊維。
JP3940583A 1983-03-10 1983-03-10 複合繊維 Pending JPS59168121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3940583A JPS59168121A (ja) 1983-03-10 1983-03-10 複合繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3940583A JPS59168121A (ja) 1983-03-10 1983-03-10 複合繊維

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59168121A true JPS59168121A (ja) 1984-09-21

Family

ID=12552077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3940583A Pending JPS59168121A (ja) 1983-03-10 1983-03-10 複合繊維

Country Status (1)

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JP (1) JPS59168121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2600346A1 (fr) * 1986-06-23 1987-12-24 Chisso Corp Procede de production de fibres inorganiques
US4863799A (en) * 1986-05-22 1989-09-05 Hoechst Celanese Corp. Sheath core spun organosilicon preceramic fibers and processes for production

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4863799A (en) * 1986-05-22 1989-09-05 Hoechst Celanese Corp. Sheath core spun organosilicon preceramic fibers and processes for production
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