JPH01156133A - 自動車用変速機 - Google Patents

自動車用変速機

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JPH01156133A
JPH01156133A JP31382887A JP31382887A JPH01156133A JP H01156133 A JPH01156133 A JP H01156133A JP 31382887 A JP31382887 A JP 31382887A JP 31382887 A JP31382887 A JP 31382887A JP H01156133 A JPH01156133 A JP H01156133A
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shaft
transmission
engine
disposed
input shaft
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Hiroshi Nakayama
弘 中山
Tomokazu Takeda
武田 共和
Shoji Ota
太田 庄次
Toshiyuki Yumoto
俊行 湯本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用の変速機に関し、さらに詳しくは、
入力軸、カウンタ軸および出力軸を有してなるカウンタ
軸タイプの変速機に関する。
(従来の技術) 従来、縦置エンジンを有する前輪駆動もしくは4輪駆動
の自動車においては、第9A図および第9B図に示すよ
うに、変速機をトルクコンバータ(もしくはクラッチ)
2と変速機構3とに分割するとともに、両者の間に終減
速機4を配設する構成が一最的に用いられている。
このような構成を採用した場合、終減速機4の左右に配
設される車輪5.5に対してエンジン1が車両前方にオ
ーバーハングして搭載されることになり、車両の重量配
分が前部側に重く不均一になり易く好ましくない。さら
に、車体についても、エンジンルームに対して車輪5,
5が車室側に近づいて配設されることになり、車室内ス
ペース、特に前部座席足元のスペースが狭くなり易いと
いう問題がある。
このようなことから、特公昭58−24289号公報に
は、第10図に示すように、終減速機4をエンジン1の
直下に配設する構成例が開示されている。なお、この場
合には、変速機7の車室内への突出量を少なくして車室
スペースを確保するため、エンジン1の出力軸より下方
に変速機7を配設し、トルクコンバータ6の出力軸と変
速機7の入力軸とをスプロケット8a、8bを用いてチ
ェーン8Cにより連結している。
上記のように構成すれば、車輪を車両前方に配置させる
ことが可能であり、エンジンの前方へのオーバーハング
を少なくし、車室スペースを広くすることができるので
あるが、エンジン直下に終減速機が位置するため、エン
ジンの車体に対する取付位置が高くなり、これに応じて
フロントボンネットが高くなり、前方視界が悪化すると
いう問題や、エンジンの重心位置が高くなるので車両の
安定性が低下するという問題がある。さらに、エンジン
の位置が高くなると、その出力軸の位置も高くなり、エ
ンジンに連結される変速機の車室内への突出量が大きく
なり易い。このため、第10図の例において示したよう
に、変速機を下方に配設し、チェーンによる連結機構を
設ける必要が生ずる。
(発明が解決しようとする問題) 上記のような問題に鑑み、本出願人は、エンジンの側部
に終減速機を配設して、エンジンの車体に対する取付位
置を低くする構成を提案している。このように構成すれ
ば、フロントボンネットを低くして前方視界を向上する
ことが可能となり、また、エンジンの重心位置を低くし
て車両の安定性を向上させることが可能となるのである
が、このように低い位置に配設されたエンジンからの動
力を変速して、エンジンの側方に位置する終減速機へ伝
達するための変速機の構造を上記構成に合わせてコンパ
クトに構成することが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みたもので、上記のよう
なエンジンおよび終減速機の構成等に対応して車両に配
設することができるとともに、コンパクトな構成とする
ことができる自動車用変速機を提供することを目的とす
る。
口3発明の構成 (問題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、第1の本発明の自動
車用変速機は、エンジンからの動力を順次伝達する入力
軸、カウンタ軸および出力軸を有するとともに、入力軸
とカウンタ軸とにわたってカウンタ軸タイプの変速機構
が配設されてなるカウンタ軸タイプ変速機において、入
力軸をエンジンのクランク軸と繋がる軸線上に配設し、
カウンタ軸を入力軸のほぼ垂直下方にこれと平行に延び
て配設し、出力軸を、カウンタ軸の側方で、且つこれに
対して垂直方向同一もしくは上方に位置せしめて配設し
て構成している。
第2の本発明に係る変速機は、上記カウンタ軸タイプ変
速機において、入力軸をエンジンのクランク軸と繋がる
軸線上に配設し、カウンタ軸を入力軸のほぼ垂直下方に
これと平行に延びて配設し、この変速機内において、カ
ウンタ軸と出力軸とを連結する出力ギヤ組を、この出力
軸とこれからの動力により駆動される車輪との間に介在
される終減速機側の端部近傍に配設して構成している。
第3の本発明に係る変速機は4輪駆動車用として用いら
れるものであり、上記カウンタ軸タイプ変速機において
、入力軸をエンジンのクランク軸と繋がる軸線上に配設
し、カウンタ軸を入力軸のほぼ垂直下方にこれと平行に
延びて配設し、出力軸を、カウンタ軸の側方で、且つこ
れに対して垂直方向同一もしくは上方に位置して配設し
ており、出力軸を前方に突出させて前輪用終減速機へ動
力伝達を行わせ、カウンタ軸を後方に突出させて後輪用
終減速機へ動力を伝達を行わせるようになっており、カ
ウンタ軸と出力軸とを連結する出力ギヤ組を、この変速
機内における後輪用終減速機側の端部近傍に配設して構
成している。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例について
説明する。
第1図は、本発明に係る変速機を搭載した自動車を示す
側面図であり、この自動車の前部に、エンジン10、変
速機30および終減速機60からなる駆動装置が搭載さ
れている。この駆動装置を取り出して概略的に示すのが
第2図であり、エンジン10は、そのクランク軸が車体
前後に延びるようにして配設され、その後端には変速1
a30が結合されており、エンジン10の左側部に終減
速機60が結合して配設されている。エンジン出力軸は
トルクコンバータ31を介して変速機入力軸32と同一
軸線上において接続されており、また、変速機入力軸3
2とこれに平行に配設されたカウンタ軸33との間には
カウンタ軸タイプの変速機構が配設されている。変速機
カウンタ軸33は出力ギヤ組を介して変速機出力軸34
と連結されている。
終減速機60は、ハイポイドギヤ組くファイナルドライ
ブピニオン61とファイナルリングギヤ62の組)から
なる減速ギヤ組と差動ギヤ組とから構成され、変速機3
0とは分離してエンジン10の側面に接合配置されてい
る。変速機出力軸34は、終減速機60の入力軸(すな
わち、ファイナルドライブピニオン軸)61aとほぼ同
一軸線上にあり、中間軸90を介してファイナルドライ
ブピニオン軸61aと連結されている。
エンジンルームと車室とは、ダッシュパネル96および
フロアパネル97により仕切られており、エンジン10
、変速8130および終減速機60はエンジンルーム内
に配設されるのであるが、変速機30は、車室下方に突
出して配設される。
この場合において、終減速機60がエンジン10の側方
に配設されるので、エンジンの位置を車体に対してかな
り低くすることができる。このため、変速機の位置も低
くすることができ、フロアパネル97に車体前後に延び
て形成されるトンネル部97a内に変速機を配設するこ
とができる。
これにより、変速機30の車室内への突出の影響が少な
くなり、車室内スペースを広く取ることができる。なお
、エンジン10の位置を低くすることにより、フロント
ボンネットを低くすることができるので、運転席からの
前方視界を良好とすることができる。
また、変速機30と終減速@60とは分離して配設され
、両者は申開軸90を介して連結されているので、この
中間軸90の下側には空間を形成することができる。こ
のため、この空間内にステアリング機構のタイロッド8
1を配設することができ、これにより最低地上高を下げ
ることなくタイロッド81を終減速機60(およびこれ
から左右に延びるアクスルシャフト)より後方に配設す
ることができる。
上記の構成の駆動装置を、矢印■−■に沿って断面して
示す第3図および変速機30の各軸に沿って断面して示
す第4°図を用いて説明する。
エンジン10は、直列複数気筒のエンジンであり、その
シリンダ軸は、第3国に示すように、垂直面に対して車
両前方から見て左方(車体右方)に傾斜している。この
ように傾斜させることにより、エンジン10の全高を低
く抑えることができ、フロントボンネットをさらに低く
することができるという利点がある。このエンジン10
は、ピストン13がシリンダ軸方向に滑動自在に収納さ
れるシリンダブロック12と、このシリンダブロック1
2の上面に接合され、吸気および排気通路18a、18
bを有するとともにこれらの通路を開閉する吸気および
排気弁17a、17bを有するシリンダヘッド11と、
シリンダブロック12の下面に接合されたオイルパン2
5とからなるエンジン回転スを有している。
エンジン10の反傾斜側における、シリンダへラド11
の側面には、吸気通路18aが開口しておりこの開口に
連通ずるようにして反傾斜側側面にインテークマニホー
ルド26が取り付けられ、”シリンダへラド1】の傾斜
側側面には排気通路18bが開口しており、この排気通
路18bに連通ずるようにして傾斜側側面にエキゾース
トマニホールド27が取り付けられている。このように
すると、反傾斜側の側方における広い空間内にインテー
クマニホールド26を配設することになり、吸気管経路
を長くするのが簡単であり、吸気管経路を長くして吸気
慣性効果を高め、エンジンの性能向上を図ることができ
る。
さらに、このシリンダへラド11の上部には、前後に延
びて複数のカム19bを有するカムシャフト19aが配
設されており、エンジン回転に同期したカムシャフト1
9aの回転により、カム1つbがロッカーアーム19c
を介して吸気および排気弁17a、17bを開閉作動さ
せる。これらカムシャフト19a、ロッカーアーム19
c等は、シリンダヘッド11の上面に取り付けられたヘ
ッドカバー11aにより覆われている。
シリンダブロック12の下部をなすクランクケース部1
2aには、前後に延びてクランク軸15が取り付けられ
ており、そのクランク部15aに回動自在に取り付けら
れたコネクティングロッド14の上部がピストン13に
連結されている。
このため、ピストン13の桂復動に応じてクランク軸1
5が回転駆動される。なお、クランク軸15には、クラ
ンク部15aと反対側に突出するバランスウェート部1
6が形成されている。
オイルパン25はシリンダブロック12のクランクケー
ス部12aの下面に接合されるのであるが、この接合面
21は図示のように、シリンダ軸に直角に形成されてお
り、水平面に対してシリンダ軸の傾斜と同じ角度だけ傾
斜している。
エンジン10の反傾斜側におけるオイルパン25の側面
には、終減速機60が配設されている。
この場合、オイルパン25により終減速機60の内部機
構を収納するゲース60aが形成されており、終減速機
60はエンジン10と一体に配設されている(終減速機
60の構造は後述する)。このように、終減速機60を
エンジン10の反傾斜側の側方に配設すると、終減速機
60とシリンダブロック12との干渉のおそれがないの
で、エンジン10の傾斜角を大きくすることが容易であ
り、エンジン10の全高をさらに低下させることが可能
となる。
エンジン10の後端面には、第4図に示すように、変速
機30が接合して取り付けられている。
本図に示す変速機30は自動変速機であり、エンジン1
0の出力軸(クランク軸)15には、トルクコンバータ
31が接続され、このトルクコンバータ31の出力軸が
変速機入力軸32となる。
すなわち、クランク軸15と同軸上に変速機入力軸32
が設けられている。この変速機入力軸32の垂直下方に
はこれと平行に変速機カウンタ軸33が配設されており
、この変速機カウンタ軸33との間には、それぞれ互い
に噛合する1速用ギヤ列41a、41b、2速用ギヤ列
42a、42b、3速用ギヤ列43a、43b、4速用
ギヤ列44a、44bおよびリバース用ギヤ列45a。
45b、45d (但し、リバースアイドラギヤ45d
は図示せず)の5組のギヤ列が配設されている。各ギヤ
列には、それぞれそのギヤ列による動力伝達を行わせる
ための油圧作動クラッチ41c、42c、43c、44
c、45cが配設されており、これら油圧作動クラッチ
を選択的に作動させることにより、上記5組のギヤ列の
いずれかによる動力伝達を選択して、所定の変速段を設
定することができる。
なお、本装置においては、車体に対してエンジン10の
位置が低いため、エンジンクランク軸15と同一軸線上
に入力軸32を配し、入力軸32とカウンタ軸33との
間に変速機機構を配設するようにしても、第2図のよう
に変速機30をフロアトンネル97a内に配設すること
ができる。このため、従来におけるように、変速機機構
をクランク軸より下方に下げるための機構(例えば、第
10図のチェーン8a)が不要であり、その分、変速機
の構造が簡単となる。
変速機カウンタ軸33とこれに平行に配設された変速機
出力軸34とは、互いに噛合する出力ギヤ列46a、4
6bにより連結されており、上記油圧作動クラッチの作
動により変速されたエンジン出力は、変速機カウンタ軸
33から変速機出力軸34に伝達される。この変速機出
力軸34は、エンジン10の反傾斜側側面に配設された
終減速機60の入力軸すなわちファイナルドライブピニ
オン61の軸61aとほぼ同一軸線上に位置しており、
両端にスプライン91.92を有した中間軸90を介し
てファナルドライブビニオン軸61aと連結されている
。なお、この場合、出力ギヤ列46a、46bは、変速
I!430内における前部(終減速機60に近い部分)
に配設されており、これにより、出力ギヤ46bをコン
パクトに構成することができ、さらに、中間軸90を短
くすることができる。
終減速機60は、ファイナルドライブビニオン61とフ
ァイナルリングギヤ62とからなるハイポイドギヤ組と
、4個の傘歯車63a〜63dからなる差動ギヤ組63
とからなり、これらのギヤ組が、エンジンオイルパン2
5と一体に形成されたケース60aとカバー60bとに
囲まれた空間内に配設されて構成されている。差動ギヤ
組63は、傘歯車63cおよび63dがファイナルリン
グギヤ62により回転自在に支持され、傘歯車63aお
よび63bは左右のアクスルシャフト71.72に結合
されている。このため、変速機出力軸34に伝達された
エンジン動力は、ハイポイドギヤ組により減速された後
、差動ギヤ組63を介してアクスルシャフト71.72
に分割されて伝達され、左右の車輪駆動がなされる。
この場合において、エンジン10の反傾斜側に延びるア
クスルシャフト71はそのまま延びて左前輪に接続され
るのであるが、傾斜側に延びるアクスルシャフト72は
、エンジンケース(オイルパン25およびシリンダブロ
ック12のクランクケース部12a)内を貫通してクラ
ンクケース部12aの傾斜側側面に取り付けられたシャ
フト支持部材75に支持されるハーフシャフト72aと
、このハーフシャフト72aに連結されてさらに外方に
延びる第2シヤフト72bとからなり、第2シヤフト7
2bが右前輪に接続される。
上記構成において、エンジンクランク軸15は、はぼ車
幅方向中央に配設され、終減速機60は車体左側に位置
するため、左側アクスルシャフト71(第3図では右側
に位置する)が雉くなりやすい、このため、ファイナル
リングギヤ62は差動ギヤ組63より外側に配設してア
クスルシャフト71の長さを確保するのが好ましい。ま
た、ファイナルリングギヤ62を外側に配すると、この
リングギヤ62より外径の小さな差動ギヤ組63をオイ
ルパン内に突出させて配設することになるので、リング
ギヤ62を内側に配設する場合よりオイルパン内への突
出部の大きさを小さくすることができ、オイルパン25
の側方への終減速機60の配設を行いやすい。
さらに、終減速機60をエンジン10の反傾斜側に配設
しているので、終減速機60とシリンダブロック12と
の干渉のおそれがなく、終減速機60をクランク軸15
に近づけて配設することができ(すなわち、終減速機6
0を、より車両中心側に配設することができ)、これに
よりアクスルシャフト71が極端に短くなるのを防止す
ることができるばかりでなく、駆動装置のコンパクト化
を図ることができる。
上記構成の駆動装置を車両後方から見たのが第5図であ
り、エンジン10のクランク軸15中心および変速機3
0の入力軸32中心は、図中点Aで示す紙面に垂直な軸
線上に位置する。変速機カウンタ軸33の中心Bは、変
速機入力軸32の中心Aのほぼ垂直下方に位置し、変速
機出力軸34の中心Cは、変速機カウンタ軸33の側方
で変速機カウンタ軸33より距離” d ”だけ上方に
位置する。なお、図中点りはリバースアイドラギヤの中
心を示す。
このように各軸を配置すると、変速機30の全高を小さ
くしてこれをコンパクトに構成することができる。さら
に、本例のように、車体に対してエンジン10の配設位
置を低くした場合に、クランク軸15に対して変速機入
力軸32を同軸上に配設したとしても、変速機30の出
力軸34が変速機カウンタ軸33と垂直方向で距Mdだ
け上に位置して配設されているので、変速1ffi30
の下面位置をエンジン10の下面位置と同一もしくはこ
れより上にすることが容易であり、所望の最低地上高の
確保が容易である。このことから考えれば、上記距離゛
d“′は、零もしくは正の値、すなわち、変速機出力軸
34を変速機カウンタ軸と垂直方向において同一もしく
は上側に位置せしめると良い。なお、変速機出力軸34
は変速機カウンタ軸33および変速機入力軸32の側方
に配されているので、エンジン10の側方に配設された
終減速機60のファイナルドライブビニオン軸61aと
変速機出力軸34とをほぼ同軸上に位置せしめ、両者を
無理なく連結することができる。
第6図は上記駆動装置におけるエンジンおよびこれに一
体に取り付けられた終減速機60ならびにステアリング
機構80を取り出してこれを車両後方から見た概略図で
あり、第7図は上記駆動装置を車両右側から見た概略図
である。この例は、右ハンドル車の場合を示しており、
ステアリング機構80のギヤボックス81は車体右側に
配され、エンジン10の傾斜側に配されている。このス
テアリング機構80のタイロッド81は、前述のように
エンジンケース内を貫通して配設されたアクスルシャフ
ト71.72より後方に位置して配設されている。この
ため、ギヤボックス82から斜め上後方に延びるステア
リングシャフト83と、アクスルシャツI・との干渉の
問題は全く生じない。さらに、タイロッド81はエキゾ
ーストマニホールド27に対しても後方に位置するため
、エキゾーストマニホールド27およびこれに繋がって
図示のように斜め下後方に延びる排気管28を内方(エ
ンジン(則)に無理なく曲げることにより、これらとス
テアリングシャフト83との干渉も避けることができ、
ステアリング機構80の配設が容易である。
なお、第6図および第7図に蓋縁で示すのは、ブレーキ
マスクシリンダ95であり、本駆動装置においてはエン
ジン10の位置を低くすることができるので、図示のよ
うにブレーキマスクシリンダ95も無理なく配設するこ
とができる。さらに、エキゾーストマニホールド27は
エンジン10の傾斜により傾斜側の斜め下方に延びて配
設されるので、ブレーキマスクシリンダ95はエキゾー
ストマニホールド27から離れて位置し、ブレーキマス
クシリンダ95がエキゾーストマニホールド27からの
熱の影響を受けることがほとんどない。
以上においては、前輪駆動の場合における本発明に係る
変速機を有する駆動装置について説明したが、この駆動
装置は、4輪駆動の場合にも適用することができる。こ
の4輪駆動の場合での駆動装置を第8図に基づいて説明
する。
この駆動装置においては、変速a130としてマニュア
ル式変速機を用いた場合を示しており、エンジン10の
後端にこの変速機130が接合されている。このエンジ
ン10の出力軸(クランク軸)15は、その後端におい
て、変速機130のクラッチ131を介して、クランク
軸15と同軸上に配設された変速機入力軸132に接続
されている。この変速機入力軸132と、この軸132
の垂直下方に位置するとともにこの軸132に平行に配
設された変速機カウンタ軸133との間には、それぞれ
互いに噛合する1速用ギヤ列141a、141b、2速
用ギヤ列142a、142b、3速用ギヤ列143a、
1.43b、4速用ギヤ列144a、14’4b、5速
用ギヤ列145a、]、45bおよびリバース用ギヤ列
146a。
146b、146cの6組のギヤ列が配設されている。
1速から5速用の各ギヤ列は、シンクロメツシュ機構1
47,148,449の作動により、上記5組のギヤ列
のいずれかによる動力伝達を選択して、所定の変速段を
設定することができる。また、リバース段の設定は、ア
イドラギヤ146bを軸方向に摺動させて行う。
変速機カウンタ軸133とこれの側方に平行に配設され
た変速機出力軸134とは、第4図の場合と同様に、互
いに噛合する出力ギヤ列150a、150bにより連結
されており、上記ギヤ列のいずれかを選択して変速され
たエンジン出力は、変速機カウンタ軸133から変速機
出力軸134に伝達され、この変速機出力軸134がら
中間1)1190を介して終減速機60に伝達される。
この場合においても、出力ギヤ列150a、150bは
、変速機130内における前部〈終減速機60に近い部
分)に配設されており、これにより、出力ギヤ150b
をコンパクトに構成することができ、さらに、中間軸9
0を短くすることができる。
さらに、この変速機130においては、変速機カウンタ
軸133はその後端が後方に突出しており、この突出部
にはスプライン133aにより後輪駆動動力取り出し用
のヨーク135が取り付けられている。このヨーク13
5には、ユニバーサルジヨイントを介してプロペラシャ
フトが接続され、後輪側終減速機への動力伝達がなされ
る。この場合、第5図に示したように、変速機カウンタ
軸133は変速機入力軸132の下方に位置するため、
プロペラシャフトをフロアトンネル97a内に配設する
ことができる。
ハ1発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、入力軸をエンジン
クランク軸と繋がる軸線上に配設し、カウンタ軸を入力
軸の下方に配設し、出力軸をカウンタ軸の側方でこれよ
り垂直方向で同一もしくは上側に配設しているので、変
速機をコンパクトに構成することができ、終減速機をエ
ンジンの側方に配設して車体に対するエンジン位置を低
くした場合に、この変速機をエンジンにそのまま連結し
ても変速機の車室内への突出を少なくすることができる
とともに、自動車の最低地上高を確保しつつ終減速機と
変速機出力軸との無理のない連結を行わせることができ
る。さらに、カウンタ軸と出力軸とを連結する出力ギヤ
組を、変速機内において、終減速機側に近づけて配設し
ているので、出力ギヤのコンパクト化を通じて変速機の
コンパクト化を図ることができ、変速機と終減速機とを
連結するシャフトを短くすることができる。
また、変速機出力軸を前方に突出させるとともに、変速
機カウンタ軸を後方に突出させ、4輪駆動車における前
輪用終減速機および後輪用終減速機の駆動をそれぞれの
軸から収り出すようにしているので、コンパクトな4輪
駆動用変速機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る変速機を有してなる駆動装置を備
えた自動車の側面図、 第2図は上記駆動装置を示す側面概略図、第3図は上記
駆動装置を第2図の矢印■−■に沿って示す断面図、 第4図は上記駆動装置を変速機の軸に沿って断面して示
す断面図、 第5図および第6図は上記駆動装置を後方から見て示す
正面概略図、 第7図は上記駆動装置を右側から見て示す側面概略図、 第8図は本発明に係る変速機を有してなる駆動装置の他
の例を示す断面図、 第9A図、第9B図および第10図は従来の駆動装置の
例を示す概略図である。 10・・・エンジン    11・・・シリンダヘッド
12・・・シリンダブロック 15・・・クランク軸   25・・・オイルパン26
・・・インテークマニホールド 27・・・エキゾーストマニホールド 30・・・変速機     31・・・トルクコンバー
タ32・・・変速機入力軸  33・・・変速機カウン
タ軸34・・・変速機出力軸  60・・・終減速機6
1・・・ファイナルドライブビニオン62・・・ファイ
ナルリングギヤ 63・・・差動ギヤ組 71.72・・・アクスルシャフト 80・・・ステアリング機構 81・・・タイロッド8
2・・・ステアリングギヤボックス 90・・・申開シャフト 95・・・ブレーキマスクシリンダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジンからの動力を順次伝達する入力軸、カウン
    タ軸および出力軸を有するとともに、前記入力軸と前記
    カウンタ軸とにわたってカウンタ軸タイプの変速機構が
    配設されてなる自動車用変速機において、 前記入力軸が前記エンジンのクランク軸と繋がる軸線上
    に配設され、前記カウンタ軸が前記入力軸のほぼ垂直下
    方にこれと平行に延びて配設され、 前記出力軸が、前記カウンタ軸の側方で、且つ該カウン
    タ軸に対して垂直方向同一もしくは上方に位置して配設
    されていることを特徴とする自動車用変速機。 2)エンジンからの動力を順次伝達する入力軸、カウン
    タ軸および出力軸を有するとともに、前記入力軸と前記
    カウンタ軸とにわたってカウンタ軸タイプの変速機構が
    配設されてなる自動車用変速機において、 前記入力軸が前記エンジンのクランク軸と繋がる軸線上
    に配設され、前記カウンタ軸が前記入力軸のほぼ垂直下
    方にこれと平行に延びて配設され、 前記変速機内において、前記カウンタ軸と前記出力軸と
    を連結する出力ギヤ組が、前記出力軸から動力が伝達さ
    れて駆動される車輪との間に介在される終減速機側の端
    部近傍に、配設されていることを特徴とする自動車用変
    速機。 3)エンジンからの動力を順次伝達する入力軸、カウン
    タ軸および出力軸を有するとともに、前記入力軸と前記
    カウンタ軸とにわたってカウンタ軸タイプの変速機構が
    配設されてなる自動車用変速機において、 前記入力軸が前記エンジンのクランク軸と繋がる軸線上
    に配設され、前記カウンタ軸が前記入力軸のほぼ垂直下
    方にこれと平行に延びて配設され、前記出力軸が、前記
    カウンタ軸の側方で、且つ該カウンタ軸に対して垂直方
    向同一もしくは上方に位置して配設されており、 前記出力軸は前方に突出して前輪用終減速機へ動力伝達
    を行わせ、前記カウンタ軸は後方に突出して後輪用終減
    速機へ動力を伝達を行わせるようになっており、 前記カウンタ軸と前記出力軸とを連結する出力ギヤ組が
    、前記変速機内における前輪用終減速機側の端部近傍に
    配設されていることを特徴とする自動車用変速機。
JP62313828A 1987-12-11 1987-12-11 自動車用駆動装置 Expired - Lifetime JPH078609B2 (ja)

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CA000585457A CA1332575C (en) 1987-12-11 1988-12-09 Drive system for automobile
AU26730/88A AU613995B2 (en) 1987-12-11 1988-12-09 Drive system for automobile
US07/282,476 US5046578A (en) 1987-12-11 1988-12-09 Drive system for automobile
EP88311755A EP0320312B1 (en) 1987-12-11 1988-12-12 Drive system for automobile
EP91117484A EP0473202B1 (en) 1987-12-11 1988-12-12 Power transmission system for automobile
DE3854695T DE3854695T2 (de) 1987-12-11 1988-12-12 Kraftübertragungssystem für Kraftfahrzeug.
DE8888311755T DE3871100D1 (de) 1987-12-11 1988-12-12 Antriebssystem fuer kraftfahrzeuge.
US07/986,887 US5339918A (en) 1987-12-11 1992-12-03 Drive system for automobile

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824289A (ja) * 1982-05-14 1983-02-14 Hitachi Ltd 固体撮像装置を用いたカラ−テレビジョンカメラ装置
JPS6255226A (ja) * 1985-09-03 1987-03-10 Kubota Ltd 農用トラクタの走行装置

Patent Citations (2)

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JPS6255226A (ja) * 1985-09-03 1987-03-10 Kubota Ltd 農用トラクタの走行装置

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