JPH01156134A - 自動車用駆動装置 - Google Patents

自動車用駆動装置

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JPH01156134A
JPH01156134A JP31382987A JP31382987A JPH01156134A JP H01156134 A JPH01156134 A JP H01156134A JP 31382987 A JP31382987 A JP 31382987A JP 31382987 A JP31382987 A JP 31382987A JP H01156134 A JPH01156134 A JP H01156134A
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engine
transmission
disposed
reduction gear
shaft
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Hiroshi Nakayama
弘 中山
Tomokazu Takeda
武田 共和
Mitsuo Kitada
北田 光男
Toshiyuki Yumoto
俊行 湯本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ22発明目的 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用の駆動装置に関し、さらに詳しくは
、縦置エンジンを有する前輪駆動もしくは4輪駆動の自
動車の駆動装置に関する。
(従来の技術) 従来、縦置エンジンを有する前輪駆動もしくは4輪駆動
の自動車においては、第9A図および第9B図に示すよ
うに、変速機をトルクコンバータ(もしくはクラッチ)
2と変速機構3とに分割するとともに、両者の間に終減
速機4を配設する構成が一般的に用いられている。
このような構成を採用した場合、終減速機4の左右に配
設される車輪5.5に対してエンジン1が車両前方にオ
ーバーハングして搭載されることになり、車両の重量配
分が前部側に重く不均一になり易く好ましくない。さら
に、車体についても、エンジンルームに対して車輪5.
5が車室側に近づいて配設されることになり、車室内ス
ペース、特に前部座席足元のスペースが狭くなり易いと
いう問題がある。
このようなことから、特公昭58−24289号公報に
は、第1−0図に示すように、終減速機4をエンジン1
の直下に配設する構成例が開示されている。なお、この
場合には、変速機7の車室内への突出量を少なくして車
室スペースを確保するため、エンジン1の出力軸より下
方に変速機7を配設し、トルクコンバータ6の出力軸と
変速機7の人力軸とをスプロケット8a、8bを用いて
チェーン8Cにより連結している。
(発明が解決しようとする問題) 上記のように構成すれば、車輪を車両前方に配置させる
ことが可能であり、エンジンの前方へのオーバーハング
を少なくし、車室スペースを広くすることができるので
あるが、エンジン直下に終減速機が位置するため、エン
ジンの車体に対する取付位置が高くなり、これに応じて
フロントボンネットが高くなり、前方視界が悪化すると
いう問題や、エンジンの重心位置が高くなるので車両の
安定性が低下するという問題がある。さらに、エンジン
の位置が高くなると、その出力軸の位置も高くなり、エ
ンジンに連結される変速機の車室内への突出量が大きく
なり易い。このため、第10図の例において示したよう
に、変速機を下方に配設し、チェーンによる連結機構を
設ける必要が生ずる。
本発明は、上記の問題に鑑み、車輪位置を比較的車体前
方にすることができ、エンジンの車体に対する取付位置
を低くすることができるような駆動装置を提供すること
を目的とする。
口0発明の構成 (問題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明の駆動装置は
、エンジンをそのクランク軸が前後に延びるようにして
車両前部に配設し、このエンジンの後端に変速機を連結
し、エンジンの側方に変速機とは分離して終減速機を配
設するとともに、変速機の出力軸と終減速機の入力軸と
を中間軸を介して連結してなり、このエンジンをシリン
ダ軸が垂直方向に対して車幅方向に傾斜して配設し、且
つ終減速機をエンジンの反傾斜側側方に配設して構成さ
れている。
さらに、もう1つの本発明に係る駆動装置は、エンジン
をそのクランク軸が前後に延びるようにして車両前部に
配設し、このエンジンの後端に変速機を連結し、エンジ
ンの側方に変速機とは分離して終減速機を配設するとと
もに、変速機の出力軸と終減速機の入力軸とを中間軸を
介して連結し、このエンジンをシリンダ軸が垂直方向に
対して車幅方向に傾斜させ、且つ終減速機をエンジンの
反傾斜側側方に配設してなり、この終減速機から左右の
車輪に駆動力を伝達するため左右に延びるアクスルシャ
フトのうち、エンジン側に延びるアクスルシャフトを、
エンジンのケース(シリンダブロック、オイルパン)を
貫通させて構成されている。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例について
説明する。
第1図は、本発明に係る駆動装置を搭載した自動車を示
す側面図であり、この自動車の前部に、エンジン10、
変速機30および終減速機60が搭載されている。この
駆動装置を取り出して概略的に示すのが第2図であり、
エンジン10は、そのクランク軸が車体前後に延びるよ
うにして配設され、その後端には変速機30が結合され
ており、エンジン10の左側部に終減速機60が結合し
て配設されている。エンジン出力軸はトルクコンバータ
31を介して変速機入力軸32と同一軸線上において接
続されており、また、変速機入力軸32とこれに平行に
配設されたカウンタ軸33との間にはカウンタ軸タイプ
の変速機構が配設されている。変速機カウンタ軸33は
出力ギヤ組を介して変速機出力軸34と連結されている
終減速機60は、ハイポイドギヤ組(ファイナルドライ
ブビニオン61とファイナルリングギヤ62の組)から
なる減速ギヤ組と差動ギヤ組とから構成され、変速機3
0とは分離してエンジン10の側面に接合配置されてい
る。変速機出力@34は、終減速機60の入力軸(すな
わち、ファイナルドライブピニオン軸)61aとほぼ同
一軸線上にあり、中間軸90を介してファイナノにドラ
イブピニオン軸61aと連結されている。
エンジンルームと車室とは、ダッシュパネル96および
フロアパネル97により仕切られており、エンジン10
、変速機30および終減速機60はエンジンルーム内に
配設されるのであるが、変速機30は、車室下方に突出
して配設される。
この場合において、終減速機60がエンジン10の側方
に配設されるので、エンジンの位置を車体に対してかな
り低くすることができる。このため、変速機の位置も低
くすることができ、フロアパネル97に車体前後に延び
て形成されるトンネル部97a内に変速機を配設するこ
とができる。
これにより、変速@30の車室内への突出の影響が少な
くなり、車室内スペースを広く取ることができる。なお
、エンジン10の位置を低くすることにより、フロント
ボンネットを低くすることができるので、運転席からの
前方視界を良好とすることができる。
また、変速機30と終減速fi60とは分離して配設さ
れ、両者は中間軸90を介して連結されているので、こ
の中間軸90の下側には空間を形成することができる。
このため、この空間内にステアリング機構のタイロッド
81を配設することができ、これにより最低地上高を下
げることなくタイロッド81を終減速機60(およびこ
れから左右に延びるアクスルシャフト)より後方に配設
することができる。
上記の構成の駆動装置を、矢印■−■に沿って断面して
示す第3図および変速機3oの各軸に沿って断面して示
す第4図を用いて説明する。
エンジン10は、直列複数気筒のエンジンであり、その
シリンダ軸は、第3図に示すように、垂直面に対して車
両前方から見て左方く車体右方)に傾斜している。この
ように傾斜させることにより、エンジン10の全高を低
く抑えることができ、フロントボンネットをさらに低く
することができるという利点がある。このエンジン1o
は、ピストン13がシリンダ軸方向に滑動自在に収納さ
れるシリンダブロック12と、このシリンダブロック1
2の上面に接合され、吸気および排気通路18a、18
’bを有するとともにこれらの通路を開閉する吸気およ
び排気弁17a、17bを有するシリンダヘッド11と
、シリンダブロック12の下面に接合されたオイルパン
25とからなるエンジンケースを有している。
エンジン10の反傾斜側における、シリンダへラド11
の側面には、吸気通路18aが開口しておりこの開口に
連通ずるようにして反傾斜側側面にインテークマニホー
ルド26が取り付けられ、シリンダへラド11の傾斜側
側面には排気通路18bが開口しており、この排気通路
18bに連通ずるようにして傾斜側側面にエキゾースト
マニホールド27が取り付けられている。このようにす
ると、反傾斜側の側方における広い空間内にインテーク
マニホールド26を配設することになり、吸気管経路を
長くするのが簡単であり、吸気管経路を長くして吸気慣
性効果を高め、エンジンの性能向上を図ることができる
さらに、このシリンダへラド11の上部には、前後に延
びて複数のカム19bを有するカムシャフト19aが配
設されており、エンジン回転に同期したカムシャフト1
9aの回転により、カム1つbがロッカーアーム19c
を介して吸気および排気弁17a、17bを開閉作動さ
せる。これらカムシャフト19a、ロッカーアーム19
c等は、シリンダへラド11の上面に取り付けられたヘ
ッドカバー11aにより覆われている。
シリンダブロック12の下部をなすクランクケース部1
2aには、前後に延びてクランク軸15が取り付けられ
ており、そのクランク部15aに回動自在に取り付けら
れたコネクティングロッド14の上部がピストン13に
連結されている。
このため、ピストン13の往復動に応じてクランク軸1
5が回転駆動される。なお、クランク軸15には、クラ
ンク部15aと反対側に突出するバランスウェート部1
6が形成されている。
オイルパン25はシリンダブロック12のクランクケー
ス部12aの下面に接合されるのであるが、この接合面
21は図示のように、シリンダ軸に直角に形成されてお
り、水平面に対してシリンダ軸の傾斜と同じ角度だけ傾
斜している。
エンジン10の反傾斜側におけるオイルパン25の側面
には、終減速機60が配設されている。
この場合、オイルパン25により終減速機60の内部機
構を収納するケース6−Oaが形成されており、終減速
機60はエンジン10と一体に配設されている(終減速
機60の構造は後述する)。このように、終減速機60
をエンジン10の反傾斜側の側方に配設すると、終減速
機60とシリンダブロック12との干渉のおそれがない
ので、エンジン10の傾斜角を大きくすることが容易で
あり、エンジン10の全高をさらに低下させることが可
能となる。
エンジン10の後端面には、第4図に示すように、変速
機30が接合して取り付けられている。
本図に示す変速機30は自動変速機であり、エンジン1
0の出力軸(クランク軸)15には、トルクコンバータ
31が接続され、このトルクコンバータ31の出力軸が
変速機入力軸32となる。
この変速機入力軸32と、これに平行に配設された変速
機カウンタ軸33との間には、それぞれ互いに噛合する
1速用ギヤ列41a、41b、2速用ギヤ列42a、4
2b、3速用ギヤ列43a。
43b、4速用ギヤ列44a、44bおよびリバース用
ギヤ列45a、45b、45d (但し、リバースアイ
ドラギヤ45dは図示せず)の5組のギヤ列が配設され
ている。各ギヤ列には、それぞれそのギヤ列による動力
伝達を行わせるための油圧作動クラッチ41c、42c
、43c、44c、45cが配設されており、これら油
圧作動クラッチを選択的に作動させることにより、上記
5組のギヤ列のいずれかによる動力伝達を)X択して、
所定の変速段を設定することができる。
なお、本装置においては、車体に対してエンジン10の
位置が低いため、エンジンクランク軸15と同一軸線上
に入力軸32を配し、入力軸32とカウンタ軸33との
間に変速機機構を配設するようにしても、第2図のよう
に変速機30をフロアトンネル97a内に配設すること
ができる。このため、従来におけるように、変速機機構
をクランク軸より下方に下げるための機構(例えば、第
10図のチェーン8a)が不要であり、その分、変速機
の構造が簡単となる。
変速機カウンタ軸33とこれに平行に配設された変速機
出力軸34とは、互いに噛合する出力ギヤ列46a、4
6bにより連結されており、上記油圧作動クラッチの作
動により変速されたエンジン出力は、変速機カウンタ軸
33から変速機出力軸34に伝達される。この変速機出
力軸34は、エンジン10の反傾斜側側面に配設された
終減速機60の入力軸すなわちファイナルドライブビニ
オン61の軸61aとほぼ同一軸線上に位置しており、
両端にスプライン91.92を有した中間軸90を介し
てファナルドライブビニオン軸61aと連結されている
。なお、この場合、変速機30と終減速機60とは分離
して配設されており、変速機30と終減速機60との間
においては中間軸90を配設するための空間があればよ
いだけである。このなめ、変速機30と終減速機60と
の間において中間軸90もしくはファイナルドライブピ
ニオン軸61aの下方に空間を形成することが可能とな
り、この空間にステアリング機構のタイロッド81を配
設することができる〈第2図参照)。
終減速機60は、ファイナルドライブピニオン61とフ
ァイナルリングギヤ62とからなるハイポイドギヤ組と
、4個の傘歯車63a〜63dからなる差動ギヤ組63
とからなり、これらのギヤ組が、エンジンオイルパン2
5と一体に形成されたケース60aとカバー60bとに
囲まれた空間内に配設されて構成されている。差動ギヤ
組63は、傘歯車63cおよび63dがファイナルリン
グギヤ62により回転自在に支持され、傘歯車63aお
よび63bは左右のアクスルシャフト71.72に結合
されている。このため、変速機出力軸34に伝達された
エンジン動力は、ハイポイドギヤ組により減速された後
、差動ギヤ組63を介してアクスルシャフト71.72
に分割されて伝達され、左右の車輪駆動がなされる。
この場合において、エンジン10の反傾斜側に延びるア
クスルシャフト71はそのまま延びて左前輪に接続され
るのであるが、傾斜側に延びるアクスルシャフト72は
、エンジンケース(オイルパン25およびシリンダブロ
ック12のクランクケース部12a)内を貫通してクラ
ンクケース部12aの傾斜側側面に取り付けられたシャ
フト支持部材75に支持されるハーフシャフト72aと
、このハーフシャフト72aに連結されてさらに外方に
延びる第2シヤフト72bとからなり、第2シヤフト7
2bが右前輪に接続される。
なお、本例においては、ハーフシャフト72aをエンジ
ンケースを貫通して配設しているが、この場合には、ハ
ーフシャフト72aの貫通部においてエンジンオイルが
外部および終減速機ケース内に漏洩するのを防止するた
めシールを配設する必要がある。このため、終減速機6
0をエンジンオイルパン25に一体に接合して配設する
が、この終減速機60からエンジン側(右前輪側)に延
びるアクスルシャフト72をエンジンケースの外側に配
設するようにしてもよい。この場合には、エンジンオイ
ルの漏洩のおそれはないのであるが、アクスルシャフト
72を配設するスペースを確保するため、エンジンケー
ス(オイルパン)をこの部分において上方にへこませた
形状にする必要があり、このため、エンジンケースを貫
通させる場合に比べてエンジン位置は、若干ではあるが
、高くなる。
上記構成において、エンジンクランク軸15は、はぼ車
幅方向中央に配設され、終減速機60は車体左側に位置
するため、左側アクスルシャフト71(第3図では右側
に位置する)が短くなりやすい。このため、ファイナル
リングギヤ62は差動ギヤ組63より外側に配設してア
クスルシャフト71の長さを確保するのが好ましい。ま
た、ファイナルリングギヤ62を外側に配すると、この
!Jソングャ62より外径の小さな差動ギヤ組63をオ
イルパン内に突出させて配設することになるので、リン
グギヤ62を内側に配設する場合よりオイルパン内への
突出部の大きさを小さくすることができ、オイルパン2
5の側方への終減速機60の配役を行いやすい。
さらに、終減速機60をエンジン10の反傾斜側に配設
しているので、終減速機60とシリンダブロック12と
の干渉のおそれがなく、終減速機60をクランク軸15
に近づけて配設することができ(すなわち、終減速機6
0を、より車両中心側に配設することができ)、これに
よりアクスルシャフト71が極端に短くなるのを防止す
ることができるばかりでなく、駆動装置のコンパクト化
を図ることができる。
上記構成の駆動装置を車両後方から見たのが第5図であ
り、エンジン10のクランク軸15中心および変速機3
0の入力軸32中心は、図中点Aで示す紙面に垂直な軸
線上に位置する。変速機カウンタ軸33の中心Bは、変
速機入力軸32の中心Aのほぼ垂直下方に位置し、変速
機出力軸34の中心Cは、変速機カウンタ軸33の側方
で且つ変速機カウンタ軸33より距離“d゛′だけ上方
に位置する。このように各軸を配置することにより、変
速機30をコンパクトに構成することができるだけでな
く、エンジン10のクランク軸15に対して変速機入力
軸32を同軸上に配するとともに、変速機出力軸34と
同軸に配されるファイナルドライブビニオン軸61aを
有した終減速機60をエンジンの側方に無理なく配設す
ることができる。なお、図中、点りはリバースアイドラ
ギヤの中心を示す。
第6図は上記駆動装置におけるエンジンおよびこれに一
体に取り付けられた終減速機60ならびにステアリング
機構80を取り出してこれを車両後方から見た概略図で
あり、第7図は上記駆動装置を車両右側から見た概略図
である。この例は、右ハンドル車の場合を示しており、
ステアリング機構80のギヤボックス81は車体右側に
配され、エンジン10の傾斜側に配されている。このス
テアリング機構80のタイロッド81は、前述のように
エンジンケース内を貫通して配設されたアクスルシャフ
ト71.72より後方に位置して配設されている。この
ため、ギヤボックス82から斜め上後方に延びるステア
リングシャフト83と、アクスルシャフトとの干渉の問
題は全く生じない。さらに、タイロッド81はエキゾー
ストマニホールド27に対しても後方に位置するため、
エキゾーストマニホールド27およびこれに繋がって図
示のように斜め下後方に延びる排気管28を内方(エン
ジン側)に無理なく曲げることにより、これらとステア
リングシャフト83との干渉も避けることがてき、ステ
アリング機WI80の配設が容易である。
なお、第6図および第7図に鎖線で示すのは、ブレーキ
マスクシリンダ95であり、本駆動装置においてはエン
ジン10の位置を低くすることができるので、図示のよ
うにブレーキマスクシリンダ95も無理なく配設するこ
とができる。さらに、エキゾーストマニホールド27は
エンジン10の傾斜により傾斜側の斜め下方に延びて配
設されるので、ブレーキマスクシリンダ95はエキゾー
ストマニホールド27から離れて位置し、ブレーキマス
クシリンダ95がエキゾーストマニホールド27からの
熱の影響を受けることがほとんどない。
以上においては、前輪駆動の場合における本発明に係る
駆動装置について説明したが、本駆動装置は、4輪駆動
の場合にも適用することができる。この4輪駆動の場合
での駆動装置を第8図に基づいて説明する。
この駆動装置においては、変速機130としてマニュア
ル式変速機を用いた場合を示しており、エンジン10の
後端にこの変速機130が接合されている。このエンジ
ン10の出力軸(クランク軸)15は、その後端におい
て、変速機130のクラッチ131を介して、クランク
軸15と同軸上に配設された変速機入力軸132に接続
されている。この変速機入力軸132と、これに平行に
配設された変速機カウンタ軸133との間には、それぞ
れ互いに噛合する1速用ギヤ列141a。
141b、2速用ギヤ列142a、142b、3速用ギ
ヤ列143a、143b、4速用ギヤ列144a、14
4b、5速用ギヤ列145a、145bおよびリバース
用ギヤ列146a、146b、146cの6組のギヤ列
が配設されている。
1速から5連用の各ギヤ列は、シンクロメツシュ機構1
47,148,149の作動により、上記5組のギヤ列
のいずれかによる動力伝達を選択して、所定の変速段を
設定することができる。また、リバース段の設定は、ア
イドラギヤ146bを軸方向に摺動させて行う。
変速機カウンタ軸133とこれに平行に配設された変速
機出力軸134とは、第4図の場合と同様に、互いに噛
合する出力ギヤ列150a、、15obにより連結され
ており、上記ギヤ列のいずれかを選択して変速されたエ
ンジン出力は、変速機カウンタ軸133から変速機出力
軸134に伝達され、この変速機出力軸134から中間
軸90を介して終減速機60に伝達される。
さらに、この変速機130においては、変速機カウンタ
軸133はその後端が後方に突出しており、この突出部
にはスプライン133aにより後輪駆動動力取り出し用
のヨーク135が取り付けられている。このヨーク13
5には、ユニバーサルジヨイントを介してプロペラシャ
フトが接続され、後輪側への動力伝達がなされる。この
場合、第5図に示したように、変速機カウンタ軸133
は変速機入力軸132の下方に位置するため、プロペラ
シャフトをフロアトンネル97a内に配設することがで
きる6 ハ、発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、エンジンをそのク
ランク軸が前後に延びるようにして車両前部に配設し、
このエンジンの後端に変速機を連結し、エンジンの側方
に変速機とは分離して終減速機を配役するとともに、変
速機の出力軸と終減速機の入力軸とを中間軸を介して連
結し、このエンジンをシリンダ軸が垂直方向に対して型
幅方向に傾斜して配設し、且つ終減速機をエンジンの反
傾斜側側方に配設しているので、駆動装置全体の構成を
コンパクトにすることができ、その分、車室内スペース
を広げることが可能となる。さらに、上記構成により、
エンジン全高を低くすることができるとともに車体に対
するエンジンの位置を低くすることができるので、フロ
ントボンネットを低くして前方視界を良くすることがで
き、駆動装置全体の重心位置を低くして車両の安定性を
向上させることができる。
また、上記構成に加えて、終減速機から左右に延びるア
クスルシャフトのうち、エンジンの方に延びるアクスル
シャフトをエンジンケースを貫通して配設する構成を採
ることにより、エンジン位置をさらに低くすることが可
能であり、前方視界および車両の安定性をより一層向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る駆動装置を備えた自動車の側面図
、 第2図は上記駆動装置を示す側面概略図、第3図は上記
駆動装置を第2図の矢印■−■に沿って示す断面図、 第4図は上記駆動装置を変速機の軸に沿って断面して示
す断面図、 第5図および第6図は上記駆動装置を後方から見て示す
正面概略図、 第7図は上記駆動装置を右側から見て示す側面概略図、 第8図は本発明に係る駆動装置の他の例を示す断面図、 第9A図、第9B図および第10図は従来の駆動装置の
例を示す概略図である。 10・・・エンジン    11・・・シリンダヘッド
12・・・シリンダブロック 15・・・クランク軸   25・・・オイルパン26
・・・インテークマニホールド 27・・・エキゾーストマニホールド 30・・・変速機     31・・・トルクコンバー
タ32・・・変速機入力軸  33・・・変速機カウン
タ軸34・・・変速機出力軸  60・・・終減速機6
1・・・ファイナルドライブビニオン62・・・ファイ
ナルリングギャ 63・・・差動ギヤ組 71.72・・・アクスルシャフト 80・・・ステアリング機構 81・・・タイロッド8
2・・・ステアリングギヤボックス 90・・・申開シャフト 95・・・ブレーキマスクシリンダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インテークマニホールドおよびエキゾーストマニホ
    ールドを有し、クランク軸が前後に延びるようにして車
    両前部に配設されたエンジンと、該エンジンの後端に連
    結して配設された変速機と、 前記エンジンの側方に前記変速機とは分離して配設され
    た終減速機と、 前記変速機の出力軸と前記終減速機の入力軸とを連結す
    る中間軸とからなり、 前記エンジンは、そのシリンダ軸が垂直方向に対して車
    幅方向に傾斜して配設されており、前記終減速機が前記
    エンジンの反傾斜側の側方に配設されていることを特徴
    とする自動車用駆動装置。 2)前記エンジンのインテークマニホールドが反傾斜側
    に配設され、エキゾーストマニホールドが傾斜側に配設
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の自動車用駆動装置。 3)前記終減速機が終減速ギヤ組および差動ギヤ組から
    なり、終減速ギヤ組を構成するファイナルリングギヤが
    、ファイナルドライブピニオンに対し、車幅方向で前記
    エンジンと反対側に配設したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項もしくは第2項記載の自動車用駆動装置。 4)クランク軸が前後に延びるようにして車両前部に配
    設されたエンジンと、 該エンジンの後端に連結して配設された変速機と、 前記エンジンの側方に前記変速機とは分離して配設され
    た終減速機と、 前記変速機の出力軸と前記終減速機の入力軸とを連結す
    る中間軸とからなり、 前記エンジンは、そのシリンダ軸が垂直方向に対して車
    幅方向に傾斜して配設され、前記終減速機が前記エンジ
    ンの反傾斜側の側方に配設されており、 前記終減速機からは、左右の車輪に駆動力を伝達するア
    クスルシャフトが左右に延び、このうち前記エンジンの
    方に延びるアクスルシャフトは前記エンジンのケースを
    貫通して配設されていることを特徴とする自動車用駆動
    装置。 5)前記エンジンのケースが、シリンダブロックと、該
    シリンダブロックの下部をなすクランクケース部の下面
    に接合されたオイルパンとからなり、前記クランクケー
    ス部の下面と前記オイルパンとの接合面が傾斜しており
    、前記エンジンの方に延びるアクスルシャフトが、前記
    オイルパンの側壁と前記クランクケースの側壁とを貫通
    して配設されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    4項記載の自動車用駆動装置。
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