JPH01155969A - 耐熱塗装金属板の製造方法 - Google Patents

耐熱塗装金属板の製造方法

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JPH01155969A
JPH01155969A JP31205787A JP31205787A JPH01155969A JP H01155969 A JPH01155969 A JP H01155969A JP 31205787 A JP31205787 A JP 31205787A JP 31205787 A JP31205787 A JP 31205787A JP H01155969 A JPH01155969 A JP H01155969A
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JP
Japan
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heat
powder
resistant coated
coated metal
resistant
Prior art date
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Pending
Application number
JP31205787A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Kato
良一 加藤
Kenichi Masuhara
憲一 増原
Tetsuo Sakai
哲男 坂井
Toshio Nagatomo
長友 敏雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱塗装金属板の製造方法に関し、特に、無
浴剤で耐熱性、塗膜密着性及び摺動特性に優れた耐熱塗
装金属板を得るための新規な改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、用いられていたこの種の耐熱塗装金属板の製造方
法としては、種々採用されているが、その中で代表的な
方法について述べると、次のような方法を挙げることが
できる。
すなわち、ポリフェニレンサルファイド(pps)及び
ポリエーテルサルフオン(PES)などの耐熱性側脂単
独あるいは耐熱性樹脂と四フッ化エチレン樹脂の混合物
の溶液又はデイスパージョンを鋼板の面上にロール塗装
又はスプレー塗装μ溶剤分を乾燥させた後、高温焼付け
によって耐熱塗装金属板を製造する方法が知られている
向、これらの塗料では、鋼板に塗装を施した後、加熱炉
にて溶剤を蒸発させ、その後、高温に昇温させて焼付が
行われる。これは、液状の耐熱塗料のように焼付温度が
高いものは、急速昇温により溶剤の急激な蒸発が発生し
、それによる塗膜の表面外観不良及び密着性不良の発生
を防止している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の耐熱塗装金属板の製造方法は、以上のように構成
されていたため、次のような問題点が存在していた。
すなわち、一般に、ボリフエニレンサルファド(pps
)やポリエーテルサルフオン(PES)などの耐熱性樹
脂は、その溶融温度が高いため、短時間で造膜させるた
めには、急速加熱により短時間で溶融状態にさせること
が生産性の点で有利であることは明白である。
しかしながら、液状塗料を用いる場合、加熱時に於る溶
剤の急激な蒸発によるワキの発生を防止するため、焼付
初期には急速加熱ができないなど、焼付条件に制約があ
り、生産性は極めて低いと云う決定的な問題点を有する
ものであった。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、特に、無溶剤で耐熱性。
塗膜密着性及び摺動特性に優れた耐熱塗装金属板の製造
方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による耐熱塗装金属板の製造方法は、ステンレス
鋼板又はアルミメッキ鋼板等の金属基板の面上に粉末状
の耐熱性樹脂と粉末状の固体潤滑剤との混合物を主成分
とする粉体塗料を塗装する第1工程と、 前記第1工程により得られた塗装後の鋼板を加熱手段に
て焼付ける第2工程と、 よりなる方法である。
〔作 用〕
本発明による耐熱塗装金属板の製造方法においては、塗
料として無溶剤の粉末塗料を用いているため、急速加熱
による焼付工程が可能であると共に、例えば、近赤外線
ヒーターによる高エネルギーの赤外線により被塗物を直
接加熱した場合には、極めて短時間に焼付工程を終了す
ることができ、極めて良好な塗膜外観及び耐熱性を得る
ことができる。
〔実施例〕
以下、図面と共に本発明による耐熱塗装金属板の製造方
法の好適な実施例について詳細に説明する。
まず、本発明で用いる耐熱性樹脂としては、ポリエーテ
ルサルフオン(PES )及びポリフェニレンサルファ
イド(pps )の粉末を用い、固体潤滑剤としては、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)  及びフッ
化カーボンなどがある。
又、前述の耐熱性樹脂及び固体潤滑剤を混合して粉体塗
料を得る方法としては、ヘンシェルミキサーなどにより
分散及び混合するトライブレンド法や、押出機などであ
らかじめ溶融・混練した後、冷却して粉砕する方法を採
用することができる。
さらに、これらの粉体塗料の塗装方法としては、静電塗
装法及び流動浸漬法など公知の粉体塗装法を採用するこ
とができる。
又、前述の塗装工程終了後の焼付方法としては、近赤外
線ヒーター、近赤外線ヒーターと熱風炉の組み合わせ、
近赤外線ヒーターと遠赤外線炉の組み合わせが好適であ
る。
前述のように粉体塗料による塗装工程が終了した後σ3
粉体塗料の急速焼付方法としては、近赤外線ヒーターを
用いるのが最適である。この近赤外線ヒーターの採用は
、熱風方式と異なり、高エネルギーの赤外線によって被
塗物を直接加熱するため、粉体の飛散もなく、10秒程
度で室温から400℃迄昇温が可能であること、又、昇
温速度の変更もヒーターに加える電力を変えることで即
座に対応が可能であることなど、生産性の面で多大のメ
リットが得られる。
又、この焼付方法としては、前述の近赤外線ヒーターに
限らず、近赤外線ヒーターと熱風炉又は遠赤外線炉を組
み合わせることにより、急速昇温を近赤外線ヒーターで
行ない、高温での保持を熱風炉又は遠赤外線炉で行なう
ことも可能である。
さらに、本発明に使用する金属基板としては、高温で焼
付けた場合にも、脆弱な酸化皮膜が形成して塗膜密着性
を阻害することのない、ステンレス鋼、仮又はアルミメ
ッキ銅版が好適である。
次に、本発明による耐熱塗装金属板の製造方法の具体的
な実施例について、実施結果と共に説明する。
〔実施例1〕 まず、ポリフェニレンサルファイド(pps )100
重量部に対し、平均粒径10〜20μのポリテトラフル
オロエチレン(PTFE )  粉末10重量部を配合
した材料1を、ドライブレンダ−2(三井三池株式会社
製ヘンシェルミキサー)で約2分間均一に混合したもの
を、押出機3を。
用いて640℃で浴融混練した後にペレット4化した。
このペレット4を微粉砕機5(細用ミクロン裂ファイン
ヴイクトリーミル)で粉砕した後、150メツシユのふ
るいによって濾過し、粉体塗料6を得た。
この粉体塗料6を板厚0.5nのステンレス鋼板(SU
S 304 )に膜厚35μになるように静電塗装によ
る第1工程7を施した後、近赤外線ヒーター8で380
℃に約20秒で昇温して昇温処理9を行なった。
さらに、この昇温処理9終了後のステンレス鋼板を、3
80℃の雰囲気に保たれた熱風炉10で焼付処理よりな
る第2工程11を行なった。
〔実施例2〕 前述の実施例1において、前記ポリフェニレンサルファ
イド(PPSJO代わりにポリエーテルサルフオン(P
ES)を用い、他の工程は全て実施例1と全(同一にし
て行なった製造方法を実施例2とした。
〔実施例3〕 前述の実施例1において、前記熱風炉10の代わりに遠
赤外線炉を用い、他の工程は全て実施例1と全(同一に
して行なった製造方法を実施例3とした。
〔本発明による前述の各実施例1〜3と比較するための
従来方法による比較実施例〕 ポリフェニレンサルファイド(PPS) 100 重量
部、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、) 20
M量部及び界面活性剤3重量部を、水300重量部に分
散させた液状の塗料を板厚0.5mi+のス □テンレ
ス鋼板(SUS304)にバーコーターで膜厚20μに
なるよう塗装した後、前述の実施例1と同様の条件で焼
付工程を行なった。
次に、前述の各実施例1〜3及び比較実施例において製
造された各耐熱塗装金属板の塗膜外観及び耐熱性につい
て性能試験を行なった結果。
を、次の第1表にて示す。
以上、前述の第1表から明らかなように本発明による実
施例1・−3においては、いずれも、塗膜外観及び耐熱
性ともに良好であることが明らかである。
これに対し、比較実施例では、焼付時における俗媒の急
激な蒸発によるふ(れが多数発生していた。
又、耐熱性試験後のゴバン目テープ剥離でも、ふくれ部
、で多数塗膜剥脂が発生していた。
し発明の効果〕 本発明による耐熱塗装金属板の製造方法は、以上のよう
に構成でれているため、次のような効果を得ることがで
きる。
すなわち、粉体塗料を用いるために、急速加熱により短
時間で焼付処理を行なうことができ、生産性を極めて高
(することが可能で、大量生産時の生産効率を大巾に向
上させることができる。
又、塗膜外観及び耐熱性に優れ、ふくれ及び剥離のない
高品質の耐熱塗装金属板を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による耐熱塗装金属板の製造方法にお
ける1実施例を示す工程図である。 1は材料、2はドライブレンダ−13は押出機、4はペ
レット、5は微粉砕機、6は粉末塗料、7は第1工程、
8は近赤外緋炉、9は昇温処理、10は熱風炉、11は
焼付処理である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステンレス鋼板又はアルミメッキ鋼板等の金属基
    板の面上に粉末状の耐熱性樹脂と粉末状の固体潤滑剤と
    の混合物を主成分とする粉体塗料を塗装する第1工程と
    、 前記第1工程により得られた塗装後の鋼板 を加熱手段にて焼付ける第2工程と、 よりなることを特徴とする耐熱塗装金属板の製造方法。
  2. (2)前記加熱手段は、近赤外線ヒーターからなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の耐熱塗装金属
    板の製造方法。
  3. (3)前記加熱手段は、近赤外線ヒーターと熱風炉の組
    み合わせからなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の耐熱塗装金属板の製造方法。
  4. (4)前記加熱手段は、近赤外線ヒーターと遠赤外線炉
    の組み合わせよりらることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の耐熱塗装金属板の製造方法。
JP31205787A 1987-12-11 1987-12-11 耐熱塗装金属板の製造方法 Pending JPH01155969A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03249975A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Nippon Steel Corp 粉体塗装金属板の焼付方法
JPH0691222A (ja) * 1991-06-07 1994-04-05 Setsuo Tate 塗膜の乾燥方法
US7740915B2 (en) 2005-05-06 2010-06-22 Whitford Worldwide Company Process for coating a substrate with a coating including a fluoropolymer, thermoplastic polymer, and filler

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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