JPH0115394B2 - - Google Patents

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JPH0115394B2
JPH0115394B2 JP20562081A JP20562081A JPH0115394B2 JP H0115394 B2 JPH0115394 B2 JP H0115394B2 JP 20562081 A JP20562081 A JP 20562081A JP 20562081 A JP20562081 A JP 20562081A JP H0115394 B2 JPH0115394 B2 JP H0115394B2
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JP20562081A
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JPS58107389A (ja
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Kenichi Nishimura
Keiji Kishi
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
    • B41M3/12Transfer pictures or the like, e.g. decalcomanias

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  • Printing Methods (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属光沢模様を現出する転写材の製造
法に関し、その目的とするところは各種成型品表
面に金属光沢模様、更に詳しくは任意の色に着色
された金属光沢部分と、艷消し状の金属光沢部分
とを同時に現出することができる新規な転写材を
容易に製造することができる方法を提供せんとす
るところにある。
従来からガラス、プラスチツクス等の各種成型
品の意匠効果を高めることを目的として、転写材
を用いてその表面に金属感を有する表面を現出せ
しめ、更にその金属感を有する表面に光沢を有す
る部分と艷消し状の部分とを設けることにより金
属光沢模様を現出せしめることがよく行われてい
る。このような目的の為に用いられる転写材とし
ては種々あるが、これらの中で、任意の色に着色
された金属光沢を呈する部分と、艷消し状の金属
光沢を呈する部分とを同時に現出することができ
る転写材を製造する方法としては次のような方法
がある。
(イ) 基体シート1上に、剥離層2を設け、その上
にマツト層3と透明着色層4とを部分的に設
け、更にその上に金属薄膜層5、接着剤層6を
順次積層してなる方法(第1図参照)、 (ロ) 基体シート1上に、剥離層2を設け、その上
に水溶性樹脂層を部分的に設け、その上に染料
と溶媒とからなりバインダーを含まない染料溶
液を用いて全面に透明着色層を設け、更にその
上に金属薄膜層5を設け、その後洗浄により前
記水溶性樹脂層、及びその上の透明着色層、金
属薄膜層を除去し、しかる後全面に着色層が金
属感を有する顔料である顔料層7、更にその上
に接着剤層6を順次積層してなる方法(特公昭
55−15309号公報、実願昭56−48278号、第2図
参照)等。
しかしながら前記(イ)の方法は、マツト層3と透
明着色層4とを夫々見当を合わせて形成しなけれ
ばならず、この見当合わせは工業的に極めて困難
であり、仮に少しでも見当にくるいが生じると意
匠効果が著しく損なわれるという欠点を有してい
た。又、前記(ロ)の方法は、前記見当合わせは不必
要であり、見当にくるいが生じる恐れはないから
作業性に優れたものであるが、(イ)の方法によつて
得られる転写材と比較すると、(i)顔料層7の隠蔽
性が劣る為、転写後金属薄膜層5のあるところは
被転写体の表面を隠蔽することができるがそれ以
外のところは、被転写体の表面を完全に隠蔽する
ことができない、(ii)顔料層7によつて得られる艷
消し状の金属光沢部Bは高輝度の発色をすること
が難しい為、表現することができる艷消し程度に
限界がある、(iii)金属薄膜層5を設ける工程に加
え、顔料層7を設ける工程が増す為、コスト高に
なる等々の欠点を有していた。
本発明者等は前記欠点に鑑みて種々研究実験し
た結果、本発明を完成するに至つたものである。
即ち、本発明は、基体シート1上に、(1)該基体シ
ートから剥離容易で耐水性を有する剥離層2を設
ける工程、(2)艷消し状の金属光沢を要する部分に
体質顔料を含有する水溶性樹脂層8を設ける工
程、(3)任意の色に着色された金属光沢を現出する
部分を染色する為に、染料と溶媒とからなる染料
溶液を用いて着色層9を設ける工程、(4)洗浄によ
り前記水溶性樹脂層8及び該水溶性樹脂層上の前
記着色層9を除去し乾燥する工程、(5)金属薄膜層
5を設ける工程、及び(6)接着剤層6を設ける工程
よりなることを特徴とする金属光沢模様を現出す
る転写材の製造法である。
以下、本発明に係る転写材の製造法について図
面を用い更に詳しく説明する。
本発明に使用する基体シート1としては、ポリ
エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイ
ロン、セロハン等の単体もしくは複合フイルム等
を使用することができる。
該基体シート上に設ける剥離層2は、該基体シ
ートより剥離可能で耐水性を有する樹脂を用いて
形成する。このような樹脂としてはアクリル系、
ビニル系、繊維素系、塩素化オレフイン系樹脂等
がある。
前記剥離層2を有する基体シート1上に、必要
に応じて金属薄膜用プライマー層10を設けた
後、体質顔料を含有する水溶性樹脂層8を部分的
に設ける。この部分は転写後、艷消し状の金属光
沢を呈する部分Bとなる。該水溶性樹脂層は本発
明の特徴とする層であり、該水溶性樹脂層を設け
ることによつて該水溶性樹脂層内の体質顔料が、
前記剥離層2或いは金属薄膜用プライマー層10
表面に凹凸を形成せしめ、この凹凸によつて艷消
し状の金属光沢を呈する部分Bが得られるもので
ある。従つて該水溶性樹脂層によつて得られる艷
消し状の金属光沢を呈する部分の艷消し程度は、
前記体質顔料の量、大きさ等の選定によつて任意
に決定することができる。前記体質顔料として
は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリ
カ、酸化チタン、亜鉛華、白鉛華等を用いること
ができる。又、該水溶性樹脂層8は、染料溶液に
て前記剥離層或いは金属薄膜用プライマー層を染
色する際に防染層としての働きを要求される為、
染料溶液の組成により染色されにくいものを適宜
選択使用する必要がある。このような水溶性樹脂
としてはポリビニルアルコールやメチルセルロー
ス等の水溶性セルロース系樹脂等を挙げることが
できる。
前記水溶性樹脂層を設けた後、染料と溶媒とか
らなる染料溶液を用いて着色層9を設ける(第3
図参照)。該着色層9は、前記水溶性樹脂層8が
設けられていない部分の剥離層2或いは金属薄膜
用プライマー層10を染色する為に設けられる層
であり、この染色される部分は任意の色に着色さ
れた金属光沢を呈する部分Aとなる。該染色は、
染料溶液中の溶媒が、剥離層2或いは金属薄膜用
プライマー層10表面を膨潤させることによつて
なされるものと考えられるが、必要に応じ熱処理
することによつて、より一層強固に染色せしめて
もよい。
又、該染料容液は一般のインキと異なり、バイ
ンダーを含まないインキを用いた方が好ましい。
これは前記水溶性樹脂層8上に重ねて着色層9を
設けても、後工程の洗浄工程でバインダーが該水
溶性樹脂層8の溶解を妨げることがないようにす
るためであり、このようにすることによつて工業
的に極めて困難な見当合わせを不必要なものとす
るものである。
前記着色層9を設け、前記剥離層2或いは金属
薄膜用プライマー層10を部分的に染色した後、
洗浄することにより前記水溶性樹脂層8及び該水
溶性樹脂層上の着色層9を除去し、乾燥する(第
4図参照)。
乾燥後、金属薄膜層5を設ける。この金属薄膜
層はアルミニウム、クロム、銀、銅、錫等の金属
を用い、例えば真空蒸着法により形成する。
しかる後、該金属薄膜層上に接着剤層6を設け
る(第5図参照)。この接着剤層としては被転写
体の種類等に応じて例えばアクリル系、ビニル
系、炭化水素系、塩素化オレフイン系等の樹脂を
用いることができる。
本発明に係る転写材の製造法は前記した構成か
らなるものであるが、金属光沢模様の中に金属光
沢を有しない文字、図形等の印刷模様を必要とす
る場合、前記剥離層上に着色剤として顔料を用い
て印刷模様層11を設けてもよい(第6図参照)。
このようにすることにより、一段と変化に富んだ
金属光沢模様を現出することができるものであ
る。
以下、実施例を示し、説明する。尚、実施例中
「部」は全て「重量部」を表わす。
実施例 1 25μm厚のポリエステルフイルムに、アクリル
樹脂にて剥離層を形成し、該層上に金属薄膜用プ
ライマー層として塩化ビニル樹脂層を形成した。
その上に金色に着色された金属光沢を有する
「NISSHA」という文字を現出する以外の部分に
下記組成のインキにて水溶性樹脂層を形成した。
ポリビニルアルコール 8部 無定形シリカ(粒径2μm、吸油量300g/
100g) 2部 水 60部 イソプロピルアルコール 30部 次に該水溶性樹脂層を形成していない部分の金
属薄膜用プライマー層を染色する為に、下記組成
の染料溶液にて全面に印刷し、着色層を形成し
た。
オレオゾール フアースト イエロー2G(住
友化学工業社製) 5部 トルエン 50部 酢酸エチル 45部 その後、前記工程によつて得られたシートを水
を用いて洗浄することにより前記水溶性樹脂層及
び該層上の不要染料溶液を除去したのち、乾燥さ
せた。乾燥後、アルミニウムを用い真空蒸着法に
て約500Å厚の金属薄膜層を形成した。
しかる後、アクリル樹脂にて接着剤層を形成す
ることにより、転写材を得た。
該転写材を用い、アクリルニトリルスチレン共
重合樹脂製容器の側面に、転写温度200℃、転写
圧力30Kg/cm2、転写速度10cm/secにてロール押
転写した後、ポリエステルフイルムを剥離して転
写印刷を完了した。
このようにすることによつて浅い艷消し状の銀
光沢を有する下地の上に、光沢を有する金発色の
「NISSHA」という文字を現出させた容器が得ら
れた。
実施例 2 30μm厚のナイロンフイルム上に、セルロール
樹脂にて剥離層を形成し、該層上に下記組成のイ
ンキにて印刷模様層「」を形成し、更にその上
に金属薄膜用プライマー層としてアクリルウレタ
ン樹脂層を形成した。
塩化ビニル 10部 カーボンブラツク 10部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 その上に青色に着色された金属光沢を有する、
「NISSHA」という文字を現出する以外の部分
に、下記組成のインキにて水溶性樹脂層を形成し
た。
メチルセルロース 10部 炭酸カルシウム(粒径約6μm、吸油量45
g/100g) 30部 水 30部 イソプロピルアルコール 30部 次に、該水溶性樹脂層を形成していない部分の
金属薄膜用プライマー層を染色する為に、下記組
成の染料溶液にて印刷し、着色層を形成した。
油溶性アントラキノン系ブルー 5部 酢酸エチル 50部 メチルエチルケトン 45部 その後、前記工程によつて得られたシートを水
を用いて洗浄することにより、前記水溶性樹脂層
及び該層上の不要染料容液を除去したのち、乾燥
させた。乾燥後、アルミニウムを用い真空蒸着法
にて約500Å厚の金属薄膜層を形成した。
しかる後、アクリル樹脂にて接着剤層を形成す
ることにより、転写材を得た。
該転写材を用い、ハイインパクトポリスチレン
樹脂製容器の側面に実施例1と同様の転写条件に
て転写印刷した。
このようにすることによつて艷消し程度の強い
銀光沢を有する下地の上に、金属光沢を有しない
色の印刷模様と、青い金属光沢を有する文字、
「NISSHA」とを現出させた容器を得ることがで
きた。
本発明に係る転写材の製造法は、以上詳細に説
明した構成からなるものであるから、次のような
効果を有する。
先ず任意の色に着色された金属光沢部分Aと、
艷消し状の金属光沢部分Bとを同時に現出するこ
とができる転写材を容易に、即ち精密な見当合わ
せをすることなく作業性良く且つ少ない工程で経
済的に製造することができるものである。又、本
発明によつて製造される転写材を用いて転写印刷
すると、全面に設けられた金属薄膜層によつて被
転写体の表面を完全に隠蔽することができ、更に
該金属薄膜層は高輝度の発色が可能であるから、
表現することができる艷消し状の金属光沢部分の
艷消し程度に限界はなく、自在に表現することが
できるものである。
従つて、本発明に係る転写材の製造法は産業利
用価値の極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の方法によつて得られ
る転写材の拡大断面模式図、第3図乃至第5図は
本発明に係る転写材の製造法を示す拡大断面模式
図、第6図は他の実施例を示す拡大断面模式図を
各々示す。第7図は本発明によつて得られた転写
材を用い、転写印刷した被転写物の斜視図を示
す。 図中、1……基体シート、2……剥離層、3…
…マツト層、4……透明着色層、5……金属薄膜
層、6……接着剤層、7……顔料層、8……体質
顔料を含有する水溶性樹脂層、9……着色層、1
0……金属薄膜用プライマー層、11……印刷模
様層、12……被転写物、A……任意の色に着色
された金属光沢を呈する部分、B……艷消し状の
金属光沢を呈する部分、C……金属光沢のない印
刷模様部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基体シート上に、 (1) 該基体シートから剥離容易で耐水性を有する
    剥離層を設ける工程、 (2) 艷消し状の金属光沢を要する部分に体質顔料
    を含有する水溶性樹脂層を設ける工程、 (3) 任意の色に着色された金属光沢を現出する部
    分を染色する為に、染料と溶媒とからなる染料
    溶液を用いて着色層を設ける工程、 (4) 洗浄により前記水溶性樹脂層及び該水溶性樹
    脂層上の前記着色層を除去し乾燥する工程、 (5) 金属薄膜層を設ける工程、 (6) 接着剤層を設ける工程、 よりなることを特徴とする金属光沢模様を現出す
    る転写材の製造法。
JP20562081A 1981-12-18 1981-12-18 金属光沢模様を現出する転写材の製造法 Granted JPS58107389A (ja)

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JP20562081A JPS58107389A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 金属光沢模様を現出する転写材の製造法

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JPS58107389A JPS58107389A (ja) 1983-06-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61227085A (ja) * 1985-03-29 1986-10-09 Oike Kogyo Kk 温度変化により色変化する転写箔
JPS61230972A (ja) * 1985-04-08 1986-10-15 Oike Kogyo Kk 通電により色変する転写箔

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JPS58107389A (ja) 1983-06-27

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