JPH011523A - 繊維強化樹脂製棒状体 - Google Patents

繊維強化樹脂製棒状体

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JPH011523A
JPH011523A JP62-157382A JP15738287A JPH011523A JP H011523 A JPH011523 A JP H011523A JP 15738287 A JP15738287 A JP 15738287A JP H011523 A JPH011523 A JP H011523A
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久儀 橋本
田村 盛雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧・空圧シリンダ用ロッド、ロボットアー
ム、CFRP製トラストラス構造物RP製シャフト、自
動車用ドライブシャフト等に用いて好適なraln強化
樹脂製棒状体に関する。
〔従来技術〕
一般に、接着性の樹脂を含浸させた繊維材料を巻回して
棒状に形成した繊維強化樹脂製棒状体が知られている。
この種の棒状体を例えば油圧ンリンダ用ロッドとして使
用するために、相手方部材とねじ結合する場合には、該
ロッドの構造は、従来第10図又は第11図に示すよう
になっていた。
即ち、第10図において、lはロッドで、該ロッド1は
例えばエポキシ樹脂を含浸させた炭素繊維からなる糸状
Hm維材料を巻回して棒状に形成したものからなってお
り、該ロッド1の一側軸端には切削加工によって形成し
た雄ねじ部IAが一体的に設けられている。
一方、第11図において、2はロッド本体3と雄ねじ部
材↓とからなるロッドで、該ロッド本体3は第1の従来
技術に示したロッドlと同様にエポキシ樹脂等の接着性
樹脂を含浸させた炭素繊維等の糸状繊維材料を巻回して
棒状に形成したものからなっており、該ロッド本体3の
一側軸端には挿入穴3Aが軸方向に穿設されている。一
方、雄ねじ部材4は金属材料によって挿入軸部4Aと雄
ねじ部4Bとからなっており、挿入軸部4Aをロッド本
体3の挿入穴3Aに挿嵌し、接着剤で固着することによ
り、ロッド本体3と雄ねじ部材4を接続している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
而して、ロッド1に雄ねじ部IAを切削加工する第1の
従来技術にあっては、次のような欠点がある。まず、雄
ねじ部IAを形成するための切削加工によって、ロッド
1を形成している糸状繊維材料が短く切断されてしまう
から、繊維方向には大きな強度を有する繊維強化樹脂の
強度が部分的に失われてしまうことである。第2に、ロ
ッド1は糸状繊維材料を巻回して成形したものであるか
ら、ロッド1に切削加工によって雄ねじ部IAを形成す
ると、該切削部分から層間剥離が起こり易く、ねじ山が
崩れてしまうことである。更に、第3の欠点としては、
雄ねじ部IAを形成している樹脂及び糸状m維材料は金
属に比較して軟らかいために、例えば該雄ねじ部IAに
金属製ナツトを螺合して強く締付けた場合、雄ねじ部I
Aが変形する恐れがあり、強い締付力を与えられないこ
とである。
一方、第11図に示すようにロッド本体3と雄ねじ部材
4を挿嵌して接着する他の従来技術にあっても、該接着
部分の剪断強度が低いために。
ロッド本体3を#I維強化樹脂で成形することによって
高強度化を図ろうとした目的を達することができないと
いう欠点がある。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので
、本発明はma強化樹脂の強度を十分に活かすことがで
き、#疲労性、耐衝撃性等がすぐれた高強度の繊維強化
樹脂製棒状体を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した間・照点を解決するために本発明は、繊維強化
樹脂材料によって形成され、軸端側が小径部となった長
尺の芯材と、該芯材に対応する外径を有し、基端側に該
芯材の小径部が嵌合する嵌合穴が形成されると共に、該
基端側外周に繊維材料の引掛は部が突設され、先端側が
相手方部材への取付は部となった取付は部材と、樹脂を
含浸させた繊維材料を前記芯材の外周面から該取付は部
材の基端側外周面に亘り、該取付は部材の引掛は部に引
掛けて巻返しつつ、巻回することにより形成された外筒
とからなる構成を採用している。
ここで、前記繊維材料には、炭素繊維、ガラスta維、
アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維等が用い
られ、該繊維材料に含浸させる樹脂には、熱硬化性と接
着性を有するエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイ
ミド樹脂等が用いられる。そして、前記繊維材料の巻回
方法としては、糸状繊維材料を用いるフィラメントワイ
ンディング法、テープ状繊維材料を用いるテープワイン
ディング法、織物状繊維材料を用いるハンドレイアップ
法等が挙げられる。
また、前記芯材は外筒と同様に樹脂を含浸させた繊維材
料を巻回することにより形成してもよく、あるいは繊維
強化樹脂材料からなる一方向引抜き材等を用いてもよい
。さらに、前記取付は部材は1例えば金属材料、セラミ
ック材料、短繊維で強化した樹脂材料等によって形成さ
れる。
〔作用〕
樹脂を含浸させた繊維材料を取付は部材の引掛け部に引
掛けて巻返しつつ、芯材の外周面から取付は部材の基端
側外周面に亘って外筒を巻回形成しているから、1m雄
材料が途中で切断されることなく、該繊維材料の強度を
十分に活かして、取付は部材を外筒および芯材の軸端側
に強固に一体化できる。また、取付は部材の外径は芯材
の外径に対応しているから、繊維材料をスムーズに巻回
できる。そして、該取付は部材の嵌合穴に芯材の小径部
を嵌合しているから、該小径部に作用する曲げモーメン
トを小さくでき、応力集中を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第9図に基づき、
譲維強化樹脂製棒状体として油圧シリンダ用ロッドを例
に挙げて説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示してい
る。
図において、11は長尺な芯材を示し、該芯材11はl
a雄雄花化樹脂材料らなる一方向引抜き材によって、例
えば直径が105m程度の丸棒状に形成されている。そ
して、該芯材11の軸方向両端側には、例えば旋盤等の
機械加工により深さが1〜4mm+程度の段差部として
の小径部11A(但し、一方のみ図示)が形成され、該
小径部11Aは後述する取付は部材12の嵌合穴12A
内に嵌合され、接着剤等により固着されている。
なお、該芯材11については、後述する外筒16と同様
に樹脂を含浸させたma材料をフィラメントワインティ
ング法等の手段を用いて巻回することにより形成しても
よい。
12は芯材11の各小径部11Aに嵌合固着された取付
は部材(一方のみ図示)を示し、該各取付は部材12は
金属材料、セラミック材料、短ta維で強化した樹脂材
料等により芯材11の外径に対応する外径をもって形成
され、その基端側には芯材11の小径部11Aと対応す
る径をもった有底の嵌合穴12Aが形成され、先端側は
外筒16から軸方卵に突出する取付は部としての雄ねじ
部12Bとなっている。そして、該各取付は部材12の
嵌合穴12A内には芯材11の小径部11Aが嵌合され
て接着剤で固着されており、該各取付は部材12の基端
側外周面と芯材11の外周面とは実質的に面一となって
いる。また、該各取付は部材12の雄ねじ部12Bには
相手方部材としての取付アイやピストン(いずれも図示
せず)等が螺着されるようになっている。
13.13.・・・は各取付は部材12の基端側外周に
径方向外向きに一体形成された引掛は部を示し、該各引
掛は部13は取付は部材12の基端側外周から周方向に
所定間隔をもって1例えばlO〜15個程度略り字形状
に突設されている。
ここで、該各引掛は部13は、前記嵌合穴12Aの軸方
向中間部にほぼ対応して位置し、取付は部材12の基端
側外周から径方向外向きに突出した径方向の突出部13
Aと、該突出部13Aの先端から軸方向に所定長さをも
って延設され、該突出部13Aよりも周方向に幅広に形
成された軸方向の延設部13Bとからなり、各突出部1
3A間にはそれぞれスリット14,14.・・・が介在
し、各延設部13Bと取付は部材12の外周面との間は
略コ字形状の切込み部15となっている。そして、該切
込み部15内には後述のM&雄材料17が第3図、第4
図に示す如く、−のスリット14を介して導入された後
、他のスリット14を介して軸方向に導出されており、
これによって、該繊維材料17は各引掛は部13の突出
部13A等に引掛けて巻返されている。
16は樹脂を含浸させた糸状の繊維材料17を芯材11
の外周面から各取付は部材12の基端側外局面に亘り全
面に巻回することにより形成された外局を示し、該外筒
16は繊維材料17をフィラメントワインディング法等
の手段を用いて中心軸O−oに対して零度に近い巻角、
例えば巻角0=5〜30度(第3図参照)となるように
、所定の厚さになるまで張力をかけた状態で交差巻付け
した一層以上の巻回層によって略円筒状に形成されてい
る。そして、該繊維材料17はこの交差巻付は時に第3
図、第4図に例示する如く、外筒16の軸方向両端側に
巻返し部16A(一方のみ図示)を形成すべく、各取付
は部材12の1本または複数本の引掛は部13に引掛け
て巻返され、これによって、芯材11の軸方向両端側に
各取付は部材12を強固に一体化するようになっている
ここで、前記繊維材料17には炭濃繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素1!維等が用
いられ、該繊維材料17に含浸させる樹脂には熱硬化性
と接着性を有するエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リイミド樹脂等が用いられる。かくして、この樹脂を含
浸させた糸状の繊維材料17からなる外筒16は芯材1
1の外周面から各取付は部材12の基端側外周面に亘っ
て、これらを完全に覆うように形成゛され、前記切込み
部15内を前記繊維材料17で完全に埋めるようになっ
ている。そして、該外筒16の軸方向両端からは各取付
は部材12の雄ねじ部12Bが同軸に突出し、該各線ね
じ部12Bには前記取付アイやピストン等がそれぞれv
I著されるようになっている。
本実施例による油圧シリンダ用ロッドは上述の如き構成
を有するもので、次にその製造方法について説明する。
まず、例えば外径が10mm程度の芯材11を用、なす
る、これは引抜き成形法によってm雄花化樹脂材料から
形成された中実な丸棒体でもよく、あるいはフィラメン
トワインディング法等による小径な円筒体であってもよ
い。そして、該芯材11の軸方向両端側に機械加工を施
して、それぞれ小径部11Aを形成した後、該各小径部
11Aに各取付は部材12を嵌合穴12Aを介して嵌合
し、接着剤によって接合固着する。このとき、芯材11
の外周面等を紙やすり等により荒しておけば、外筒16
との接着性を向上させることができる。
次に、この接着剤が完全に硬化した段階で、芯材11の
外周面から各取付は部材12の基端側外局面に亘り、樹
脂を含浸させた糸状の繊維材料17をフィラメントワイ
ンディング法等の手段を用いて巻回し、外筒16を形成
する。このとき、前記ma材料17を芯材11の外周面
側から各取付は部材12の外周面側へと所定の張力をも
って伸長させつつ、各引掛は部13の突出部13A側に
引掛けて、再び芯材11の外周面側へと巻返すようにし
、これによって、各取付は部材12を芯材11の両端側
に強固に一体化する。また、該繊維材料17の巻角θを
中心軸o−0に対して零度に近い巻角、例えばθ=5〜
30度とすることにより、曲げ強度や引張り強度等を大
幅に高めることができる。そして、芯材11および取付
は部材12の外周面側に所定の厚さをもった外筒16を
形成した段階で、これらを硬化炉内に入れ、繊維材料1
7に含浸させた樹脂を熱硬化させる。
次に、外筒16の外周面にグラインダ等の機械加工を施
すと共に、例えば紙やすり等を用いて外筒16の端部外
周等を均一な表面に仕上げて、該外筒16の外径を、例
えば22.4 mmとし、当該ロッドを完成させる。
而して、本実施例によれば、芯材11および各取付は部
材12の外周面側に、樹脂を含浸させた糸状の繊維材料
17を巻回して外筒16を形成するときに、該m維材料
17を各引掛は部13の突出部13A等に引掛けて巻返
すようにしているから、該繊維材料17を規則的に交差
巻付けすることが可能となるばかりでなく、該繊維材料
17が有している強度を十分に活かして、芯材11およ
び外筒16の軸方向両端側に各取付は部材12を強固に
一体化でき、該各取付は部材12を確実に抜止めおよび
潮止めすることができる。
また、前記繊維材料17を途中で切断したりすることが
なく、その強度を十分に活かすことができるから、耐疲
労性や耐衝撃性等を大幅に高めることができ、信頼性の
高い軽量な油圧シリンダ用ロッドを得ることができる。
そして、引張り強度や曲げ強度等を高めることができる
上に、当該口・ンドの強度を事前に計算することも可能
となる。
さらに、引張り強度や曲げ強度等が要求される芯材11
や外016には繊維強化樹脂材料を、高い硬度が要求さ
れる取付は部材12には金属材料等を適宜に選択して使
用でき、設計の自由度を増大させ、限界設計が可能とな
る。
そして、取付は部材12の嵌合穴12Aに芯材11の小
径部11Aを嵌合固着しているから、取付は部材12を
確実に位置決めできるばかりでなく、繊維強化樹脂材料
からなる芯材11の小径部11Aに作用する曲げモーメ
ント等を他の部位に比較して小さくすることができ、応
力集中による小径部11Aの破損等を防止できる。また
取付は部材12の基端側外径は芯材11の外径に対応し
1両者の外周面をほぼ面一としているから、これらの外
周面に繊維材料17をスムーズに巻回して外筒16を形
成でき、該外筒16の強度を高めることができる等、種
々の効果を奏する。
次に、第5図および第6図は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例の特徴は、取付は部材の外周側に突設した
各引掛は部を径方向の突出部のみによって形成したこと
にある。なお1本実施例では前記第1の実施例で述べた
芯材11、tam材料17をそのまま援用するものとす
る。
図中、21は芯材11の各小径部11Aに嵌合固着され
た取付は部材(一方のみ図示)を示し、該各取付は部材
21は前記第1の実施例で述べた取付は部材12と同様
に、基端側には嵌合穴21Aが、先端側には取付は部と
しての雄ねじ部21Bがそれぞれ形成されているものの
、該各取付は部材21の基端側外周には径方向にのみ突
出する引掛は部22.22が一体形成されている。
そして、該各引掛は部22は嵌合穴21Aの軸方向中間
部にほぼ対応して位置し、取付は部材21の基端側外周
に周方向に所定間隔をもって、例えば10〜15個程度
突設されている。なお、該各引掛は部22の横断面形状
は第6図中に例示する如く、四角形状でもよく、三角形
状または円形状であってもよい。
23は樹脂を含浸させた18維材料17を芯材11の外
周面から各取付は部材21の基端側外周面に亘り巻回す
ることによって形成された外筒を示し、該外筒23は前
記第1の実施例で述べた外筒16とほぼ同様に形成され
、その軸方向両端側には前記繊維材料17を各引掛は部
22に引掛けて巻返すことにより形成された巻返し部2
3Aが設けられ、該各巻返し部23Aの肉厚は外筒23
の他の部分とほぼ等しくなるように形成されている。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記実
施例とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に
本実施例では、各引掛は部22を径方向にのみ突出させ
て形成したから、取付は部材21全体の形状を簡略化で
き、材料費を削減できる等の効果を奏する。
次に、第7図ないし第9図は本考案の第3の実施例を示
し、本実施例の特徴は、芯材31の小径部31A外周面
に雄ねじ31Bを形成し、取付は部材32の嵌合穴32
Aに形成した雌ねじ32A1を該雄ねじ31Bに接着剤
等を塗布してねじ嵌合させたことにある。
ここで、芯材31は雄ねじ31Bを除いて前記第1の実
施例で述べた芯材11と同様に形成されている。また取
付は部材32は雌ねじ32A1を除いて第1の実施例で
述べた取付は部材12とほぼ同様に形成され、先端側に
は雄ねじ部32Bが、外周側には径方向の突出部33A
と軸方向の延設部33Bとからなる略り字形状の引掛は
部33 、33 、・・・がそれぞれ設けられている。
そして、該取付は部材32の基端側外周面および芯材3
1の外周面には第1の実施例で述べた外筒16と同様の
外筒34が巻回形成され、該外筒34の軸方向両端側に
は繊維材料を各引掛は部33に引掛けて巻返すことによ
り形成された巻返し部34Aが設けられている。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記0
′!■の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができ
るが、特に本実施例では、芯材31の小径部31Aに形
成した雄ねじ31Bと取付は部材32の嵌合穴32Aに
形成した雌ねじ32AI  とをねじ嵌合し、接着剤等
で固着するようにしたから、取付は部材32′4に加え
られる引張り荷重を外筒34の巻返し部34Aだけでな
く、このねじ嵌合部でも分担でき、引張り強度等をさら
に高めることができる。
なお、前記第2の実施例でも、芯材11の小径部11A
外周面に雄ねじを形成し、取付は部材21の嵌合穴21
Aに雌ねじを形成し、両者を接着剤等を併せてねじ嵌合
するようにしてもよい。
なお、前記各実施例では、外筒16(23゜34)等を
フィラメントワインディング法等の手段を用いて形成す
るものとしたが、これに替えて、外筒16 (23、3
4)等をテープワインディング法、ハンドレイアップ法
等の手段を用いて形成してもよい。
また、前記各実施例では、油圧シリンダ用ロッドを例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、空圧シ
リンダ用ロー2ド、ロボットアーム、CFRP製トラス
トラス構造物RP製シャフト、自動車用ドライブシャフ
ト等、種々の繊維強化樹脂製棒状体に適用できるもので
ある。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明によれば、芯材の小径部を取
付は部材の嵌合穴に嵌合し、該取付は部材の引掛は部に
樹脂を含浸させた繊維材料を引掛けて巻返すようにして
外筒を形成したから、18m材料の強度を活かして、外
筒および芯材に取付は部材を強固に一体化でき、芯材の
小径部に応力が集中するのを防止でき、信頼性を向上で
きる。また、取付は部材の外径を芯材の外径に対応させ
たから、繊維材料を芯材の外周面から取付は部材の基端
側外周面に亘すスムーズに巻回でき、外筒の強度を高め
ることができる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4は本発明の第1の実施例を示し、第1
図はロッドの一端側を示す縦断面図、第2図は第1図中
の■−■矢示方向拡大断面図、第3図は繊維材料を引掛
は部に引掛けて巻返した状態を示す外観説明図、第4図
は第3図中の■−■矢示方向断面図、第5図および第6
図は第2の実施例を示し、第5図はロッドの一端側を示
す縦断面図、第6図はHAm材料の巻回状態を示す第5
図の要部拡大外観図、第7図ないし第9図は第3の実施
例を示し、第7図はロッドの一端側を示す縦断面図、第
8図は芯材の要部縦断面図、第9図は取付は部材の要部
縦断面図、第10図は従来技術によるロッドの一端側を
示す外観図、第11図は他の従来技術によるロッドの一
端側を示す縦断面図である。 11.31・・・芯材、IIA、31A・・・小径部、
12,21.32・・・取付は部材、12A。 21A、32A・・・嵌合穴、12B、21B。 3gB・・・雄ねじ部、13,22.33・・・引掛は
部、16,23.34・・・外筒、16A、23A。 34A・・・巻返し部、17・・・繊維材料、31B・
・・雄ねじ、32A1・・・雌ねじ。 特許出願人   日立建機株式会社 代理人 弁理士   広 瀬 和 音 間        中  村  直  樹脂1図 第2図 第3図 第4図 1A 第5図 第6図 第7図 1  人   \ 31A33  34A 第10図 第11図 3          3A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維強化樹脂材料によって形成され、軸端側が小
    径部となった長尺の芯材と、該芯材に対応する外径を有
    し、基端側に該芯材の小径部が嵌合する嵌合穴が形成さ
    れると共に、該基端側外周に繊維材料の引掛け部が突設
    され、先端側が相手方部材への取付け部となった取付け
    部材と、樹脂を含浸させた繊維材料を前記芯材の外周面
    から該取付け部材の基端側外周面に亘り、該取付け部材
    の引掛け部に引掛けて巻返しつつ、巻回することにより
    形成された外筒とから構成してなる繊維強化樹脂製棒状
    体。
  2. (2)前記引掛け部は取付け部材の周方向に所定間隔を
    もって、該取付け部材の基端側外周からそれぞれ径方向
    外向きに突設してなる特許請求の範囲(1)項記載の繊
    維強化樹脂製棒状体。
  3. (3)前記引掛け部は、取付け部材の基端側外周からそ
    れぞれ径方向外向きに突設された径方向の突出部と、該
    各突出部の先端から軸方向に延設された軸方向の延設部
    とから構成してなる特許請求の範囲(1)項記載の繊維
    強化樹脂製棒状体。
  4. (4)前記芯材の小径部外周面には雄ねじを形成し、前
    記取付け部材の嵌合穴には該雄ねじがねじ嵌合する雌ね
    じを形成してなる特許請求の範囲(1)項記載の繊維強
    化樹脂製棒状体。
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