JPH01149972A - クロメート処理鋼板の製造方法 - Google Patents
クロメート処理鋼板の製造方法Info
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- JPH01149972A JPH01149972A JP30888587A JP30888587A JPH01149972A JP H01149972 A JPH01149972 A JP H01149972A JP 30888587 A JP30888587 A JP 30888587A JP 30888587 A JP30888587 A JP 30888587A JP H01149972 A JPH01149972 A JP H01149972A
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Landscapes
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明はクロメート処理鋼板の製造方法に関し、さらに
詳しくは、亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼板を製造する
ためのクロメート処理鋼板の製造方法に関する。
詳しくは、亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼板を製造する
ためのクロメート処理鋼板の製造方法に関する。
［従来技術］
一般に、クロメート処理はその処理の形態から処理の途
中に水洗工程を設け、素地金属と処理液との反応生成物
のみをクロメート皮膜として残す水洗型或いは反応型と
称されるクロメート処理と処理液を塗布し水洗すること
なく乾燥し、クロメート皮膜とする塗布型と称されるク
ロメート処理がある。
中に水洗工程を設け、素地金属と処理液との反応生成物
のみをクロメート皮膜として残す水洗型或いは反応型と
称されるクロメート処理と処理液を塗布し水洗すること
なく乾燥し、クロメート皮膜とする塗布型と称されるク
ロメート処理がある。
そして、塗布型クロメートにおける処理方法としては、
スプレー或いは浸漬することにより鋼板に処理液を付着
させた後、余剰の処理液をゴムロールにより絞り、処理
液の付着量を制御する絞り方式、および、スリットノズ
ルから圧力気体を噴射し鋼板に吹き付け、付着量を制御
する気体絞り方式が一般的であるが、また、最近では複
数のロールを介じて処理液を鋼板に塗布する、所謂、ロ
ールコータ−による塗布もクロメート処理に適用されて
きている。
スプレー或いは浸漬することにより鋼板に処理液を付着
させた後、余剰の処理液をゴムロールにより絞り、処理
液の付着量を制御する絞り方式、および、スリットノズ
ルから圧力気体を噴射し鋼板に吹き付け、付着量を制御
する気体絞り方式が一般的であるが、また、最近では複
数のロールを介じて処理液を鋼板に塗布する、所謂、ロ
ールコータ−による塗布もクロメート処理に適用されて
きている。
しかして、クロメート処理銅板の耐蝕性はクロメート皮
膜が厚い程向上するが、それと共に黄色から褐色の着色
を伴うようになる。また、クロメート処理鋼板に対する
要求は、さらに高い耐蝕性のものへ移行する反面、色調
はより淡色が要求されている。この要求に対処するため
薄くて高耐蝕性を有するクロメート皮膜、即ち、皮膜の
質的改再が求められている。
膜が厚い程向上するが、それと共に黄色から褐色の着色
を伴うようになる。また、クロメート処理鋼板に対する
要求は、さらに高い耐蝕性のものへ移行する反面、色調
はより淡色が要求されている。この要求に対処するため
薄くて高耐蝕性を有するクロメート皮膜、即ち、皮膜の
質的改再が求められている。
上記した塗布型クロメート処理は処理液の成分がそのま
ま皮膜の構成成分となるため、処理液に種々の成分を含
有させて耐蝕性を改善することができるが、次のような
不都合が生じることがある。
ま皮膜の構成成分となるため、処理液に種々の成分を含
有させて耐蝕性を改善することができるが、次のような
不都合が生じることがある。
■含有成分の種類や含有量が増加する程、処理液が高価
なものとなり製造コストが上昇する。
なものとなり製造コストが上昇する。
■含有成分間の量的バランスや含有量を保持するための
処理液の管理が必要となり、作業が繁雑となる。
処理液の管理が必要となり、作業が繁雑となる。
［発明が解決しようとする問題点］
本発明は上記に説明したように、従来におけるクロメー
ト処理方法の種々の問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究
を行ない、検討を重ねた結果、作業上の不利益を生じる
ような処理液の複雑化を行なうことなく、耐蝕性に浸れ
、かつ、コストの上昇することがないクロメート処理鋼
板の製造方法を開発したのである。
ト処理方法の種々の問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究
を行ない、検討を重ねた結果、作業上の不利益を生じる
ような処理液の複雑化を行なうことなく、耐蝕性に浸れ
、かつ、コストの上昇することがないクロメート処理鋼
板の製造方法を開発したのである。
［問題点を解決するための手段］
本発明に係るクロメート処理鋼板の製造方法の特徴は、
処理液を鋼板の進行方向と同一方向に回転する塗布ロー
ルで鋼板に塗布し、水洗することなく乾燥するクロメー
ト処理方法において、塗布ロールをその周速度が通板速
度より速くなるように回転して処理液を鋼板に塗布する
ことにある。
処理液を鋼板の進行方向と同一方向に回転する塗布ロー
ルで鋼板に塗布し、水洗することなく乾燥するクロメー
ト処理方法において、塗布ロールをその周速度が通板速
度より速くなるように回転して処理液を鋼板に塗布する
ことにある。
また、塗布ロール周速度と通板速度の差が５ｍ／ｍｉｎ
以上であることが望ましく、かつ、処理液のｐＨが１．
０以上であることが望ましい。
以上であることが望ましく、かつ、処理液のｐＨが１．
０以上であることが望ましい。
本発明に係るクロメート処理鋼板の製造方法について、
以下詳細に説明する。
以下詳細に説明する。
本発明に係るクロメート処理鋼板の製造方法は、ロール
コータ一方式の塗布型クロメート処理において、処理液
を鋼板に塗布する塗布ロール、所謂、アプリケーターロ
ールを鋼板と接近した位置でのロール面の進行方向が鋼
板進行方向と同じ方向となるように回転させ、即ち、ナ
チュラルコートとなるように回転させ、塗布ロールの周
速度が鋼板の速度よりも速くなるように回転数を制御し
塗布することにある。
コータ一方式の塗布型クロメート処理において、処理液
を鋼板に塗布する塗布ロール、所謂、アプリケーターロ
ールを鋼板と接近した位置でのロール面の進行方向が鋼
板進行方向と同じ方向となるように回転させ、即ち、ナ
チュラルコートとなるように回転させ、塗布ロールの周
速度が鋼板の速度よりも速くなるように回転数を制御し
塗布することにある。
塗布ロールの周速度は通板速度より５ｍ／ｍｉｎ以上と
することが望ましく、５ｍ／ｍｉｎ未満では耐蝕性の向
上か顕著でなく、また、処理の種類は特に限定はしない
が、処理液のｐ Ｉ−１は１．０以上とするのが望まし
く、１．０未満では５ｍ／ｍｉｎ以上の塗布ロールの周
速度と通板速度との速度差で塗布しても、耐蝕性向上の
効果は小さい。
することが望ましく、５ｍ／ｍｉｎ未満では耐蝕性の向
上か顕著でなく、また、処理の種類は特に限定はしない
が、処理液のｐ Ｉ−１は１．０以上とするのが望まし
く、１．０未満では５ｍ／ｍｉｎ以上の塗布ロールの周
速度と通板速度との速度差で塗布しても、耐蝕性向上の
効果は小さい。
本発明に係るクロメート処理鋼板の製造方法のように、
ナチュラルコート法において、塗布ロールを先進させる
ことにより耐蝕性が向上する理由については明らかでは
ないが、通板速度と塗布ロールの周速度との差が大きく
なっても、クロム付着量は略一定であることから概路次
のように推定される。
ナチュラルコート法において、塗布ロールを先進させる
ことにより耐蝕性が向上する理由については明らかでは
ないが、通板速度と塗布ロールの周速度との差が大きく
なっても、クロム付着量は略一定であることから概路次
のように推定される。
即ち、塗布型クロメート処理においても、塗布された処
理液は素地鋼板と反応して素地界面に難溶性の反応クロ
メート層を形成する。そのため、クロメート皮膜は素地
との界面に上記反応層とその上に未反応液の乾燥によっ
て形成された未反応層との２層によって構成されている
。そして、塩水噴霧や浸漬試験では上部の未反応層は比
較的短時間で溶失するので、防蝕時間の大部分が反応ク
ロメート層によって維持される。
理液は素地鋼板と反応して素地界面に難溶性の反応クロ
メート層を形成する。そのため、クロメート皮膜は素地
との界面に上記反応層とその上に未反応液の乾燥によっ
て形成された未反応層との２層によって構成されている
。そして、塩水噴霧や浸漬試験では上部の未反応層は比
較的短時間で溶失するので、防蝕時間の大部分が反応ク
ロメート層によって維持される。
従って、クロメート層をピンホール欠陥や厚さにムラの
ない、より緻密な層として形成させることにり耐蝕性を
大きく向上させることができる。
ない、より緻密な層として形成させることにり耐蝕性を
大きく向上させることができる。
本発明に係るクロメート処理鋼板の製造方法のように、
塗布ロールを先進させることは鋼板面と塗布ロール面と
の間の非常に微細な間隙の中で、間に充填された処理液
に大きな流速を生じさせて、素地界面に反応促進のエネ
ルギーを与えることになる。そのため、緻密、かつ、均
質な反応クロメート層を形成し、耐蝕性が向上するので
はないかと推定する。なお、Ｉ）Ｈカ月未満のようにあ
まり低い場合は、エツチング性が強すぎるため、反応ク
ロメート層形成に関与する流速による反応促進の介在す
る余地が非常に小さくなるのではないかと推定される。
塗布ロールを先進させることは鋼板面と塗布ロール面と
の間の非常に微細な間隙の中で、間に充填された処理液
に大きな流速を生じさせて、素地界面に反応促進のエネ
ルギーを与えることになる。そのため、緻密、かつ、均
質な反応クロメート層を形成し、耐蝕性が向上するので
はないかと推定する。なお、Ｉ）Ｈカ月未満のようにあ
まり低い場合は、エツチング性が強すぎるため、反応ク
ロメート層形成に関与する流速による反応促進の介在す
る余地が非常に小さくなるのではないかと推定される。
［実 施 例］
本発明に係るクロメート処理鋼板の製造方法について実
施例を説明する。
施例を説明する。
実施例１
全クロムに対して４０％の３価クロムを含有し、Ｃｒｙ
ｓ換算の全クロム濃度がａｏｇ／ｌであるクロム酸と珪
弗化カルシウム３ｇ／ＩよりなるＩ）Ｈ２，９０の処理
液を第１図に示す、処理ｔｉ２に浸漬されているピック
アップロールＰに付着された処理液２は、トランスファ
ーロールＴによりアプリケーターロールＡ（塗布ロール
）を回転させることにより鋼板１両面に塗布する３０一
ル方式によるロールコータ−により、鋼板と塗布ロール
との速度差を種々に変化させて電気亜鉛めっき鋼板に塗
布した後、９０℃の温度の熱風により乾燥した。
ｓ換算の全クロム濃度がａｏｇ／ｌであるクロム酸と珪
弗化カルシウム３ｇ／ＩよりなるＩ）Ｈ２，９０の処理
液を第１図に示す、処理ｔｉ２に浸漬されているピック
アップロールＰに付着された処理液２は、トランスファ
ーロールＴによりアプリケーターロールＡ（塗布ロール
）を回転させることにより鋼板１両面に塗布する３０一
ル方式によるロールコータ−により、鋼板と塗布ロール
との速度差を種々に変化させて電気亜鉛めっき鋼板に塗
布した後、９０℃の温度の熱風により乾燥した。
次いで、塩水噴霧試験（ＪＩＳ Ｚ ２３７１．）に
よる！％白錆発生時間および原子吸光法によるクロム付
着量の測定を行なった。
よる！％白錆発生時間および原子吸光法によるクロム付
着量の測定を行なった。
第２図にその結果を示す。
なお、耐蝕性は速度差がゼロ、即ち、ロール周速が通板
速度に同期した時の１％白錆発生時間をＡ他の条件の場
合を各々Ｂとして、Ｂ／Ａによる比として示した。
速度に同期した時の１％白錆発生時間をＡ他の条件の場
合を各々Ｂとして、Ｂ／Ａによる比として示した。
実施例２
Ｃｒ Ｏａ換算の６価りロム濃度を５０ｇ／ｌと一定と
し、Ｃｒ Ｏ３および（Ｎｆ−（、）Ｃｒ２０７を種々
の割合で混合し、ｐＨ０，５〜３．３の処理液を作製し
た。
し、Ｃｒ Ｏ３および（Ｎｆ−（、）Ｃｒ２０７を種々
の割合で混合し、ｐＨ０，５〜３．３の処理液を作製し
た。
この処理液を第１図に示す装置により、電気亜鉛めっき
鋼板に鋼板と塗布ロールの速度差Ｏｍ／ｍｉｎおよびｌ
１ 、４ ｍ／ｍｉｎで塗布し、９０°Ｃの温度の熱
風で乾燥した。
鋼板に鋼板と塗布ロールの速度差Ｏｍ／ｍｉｎおよびｌ
１ 、４ ｍ／ｍｉｎで塗布し、９０°Ｃの温度の熱
風で乾燥した。
実施例１と同様の試験を行なった。
第３図にその結果を示す。
実施例３
全クロムに対して、３価クロムを０〜４０％含有し、Ｃ
ｒ Ｏｓ換算の全クロム濃度が５０ｇ／ｌ、 ｐＨが０
．５〜２．８６の処理液を第１図の装置により０．２１
％のＡｔを含有する浴にてめっきした溶融亜鉛めっき鋼
板に鋼板と塗布ロールとの速度差Ｏｍ／ｍｉｎおよびｌ
ｌ 、 ４ ｍ／ｍｉｎで塗布し、９０℃の温度の熱
風により乾燥した。
ｒ Ｏｓ換算の全クロム濃度が５０ｇ／ｌ、 ｐＨが０
．５〜２．８６の処理液を第１図の装置により０．２１
％のＡｔを含有する浴にてめっきした溶融亜鉛めっき鋼
板に鋼板と塗布ロールとの速度差Ｏｍ／ｍｉｎおよびｌ
ｌ 、 ４ ｍ／ｍｉｎで塗布し、９０℃の温度の熱
風により乾燥した。
次いで、実施例１と同様の試験を行なった。
第４図に結果を示す。
上記実施例において、本発明に係るクロメート処理鋼板
の製造方法によれば、同じ処理液を使用しても耐蝕性は
大きく向上し、そのため、処理液の複雑化を行なうこと
なく、優れた耐蝕性を有するクロメート処理鋼板を製造
することができるのである。
の製造方法によれば、同じ処理液を使用しても耐蝕性は
大きく向上し、そのため、処理液の複雑化を行なうこと
なく、優れた耐蝕性を有するクロメート処理鋼板を製造
することができるのである。
［発明の効果］
以上説明したように、本発明に係るクロメート処理鋼板
の製造方法は上記の構成であるから、耐蝕性に優れ、か
つ、処理液を複雑化することなく優れた耐蝕性を有する
クロメート処理鋼板を製造することができるという効果
を奏するものである。
の製造方法は上記の構成であるから、耐蝕性に優れ、か
つ、処理液を複雑化することなく優れた耐蝕性を有する
クロメート処理鋼板を製造することができるという効果
を奏するものである。
第１図は本発明に係るクロメート処理銅板の製造方法に
おける処理液の塗布方法の説明図、第２図はクロメート
処理鋼板の耐蝕性・およびクロム付着量Ｏとクロメート
処理時の鋼板と塗布ロールとの速度差との関係を示す図
、第３図および第４図は鋼板と塗布ロールとの速度差Ｏ
ｍ／ｍｉｎで塗布した場合の１％白錆発生時間をＡ１１
１．４ｍ／ｍｉｎの場合をＢとして、Ｂ／Ａの比として
示される耐蝕性・および速度比１１ 、４ ｍ／ｍｉｎ
の時のクロム付着量○と処理液のｐＨの関係を示す図で
ある。 第１図 第２図 ＩＱｉＭ−ｔノミ、ａ−＋しＱ＊ｄ＆、４／ｗ／ｙ；＞
）才３図 才４図 か埋火Ｐ）−Ｉ
おける処理液の塗布方法の説明図、第２図はクロメート
処理鋼板の耐蝕性・およびクロム付着量Ｏとクロメート
処理時の鋼板と塗布ロールとの速度差との関係を示す図
、第３図および第４図は鋼板と塗布ロールとの速度差Ｏ
ｍ／ｍｉｎで塗布した場合の１％白錆発生時間をＡ１１
１．４ｍ／ｍｉｎの場合をＢとして、Ｂ／Ａの比として
示される耐蝕性・および速度比１１ 、４ ｍ／ｍｉｎ
の時のクロム付着量○と処理液のｐＨの関係を示す図で
ある。 第１図 第２図 ＩＱｉＭ−ｔノミ、ａ−＋しＱ＊ｄ＆、４／ｗ／ｙ；＞
）才３図 才４図 か埋火Ｐ）−Ｉ
Claims (3)
- （１）処理液を鋼板の進行方向と同一方向に回転する塗
布ロールで鋼板に塗布し、水洗することなく乾燥するク
ロメート処理方法において、塗布ロールをその周速度が
通板速度より速くなるように回転して処理液を鋼板に塗
布することを特徴とするクロメート処理鋼板の製造方法
。 - （２）塗布ロール周速度と通板速度の差が５ｍ／ｍｉｎ
以上であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
のクロメート処理鋼板の製造方法。 - （３）処理液のｐＨが１．０以上であることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項のクロメート処理鋼板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30888587A JPH01149972A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | クロメート処理鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30888587A JPH01149972A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | クロメート処理鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01149972A true JPH01149972A (ja) | 1989-06-13 |
Family
ID=17986433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30888587A Pending JPH01149972A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | クロメート処理鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01149972A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001006037A1 (de) * | 1999-07-15 | 2001-01-25 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Verfahren zum auftrag von no-rinse-produkten auf laufende metallbänder |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP30888587A patent/JPH01149972A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001006037A1 (de) * | 1999-07-15 | 2001-01-25 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Verfahren zum auftrag von no-rinse-produkten auf laufende metallbänder |
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