JPH01146849A - フエニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩の製法 - Google Patents

フエニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩の製法

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JPH01146849A
JPH01146849A JP63266294A JP26629488A JPH01146849A JP H01146849 A JPH01146849 A JP H01146849A JP 63266294 A JP63266294 A JP 63266294A JP 26629488 A JP26629488 A JP 26629488A JP H01146849 A JPH01146849 A JP H01146849A
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phenylalanine
hydrochloride
propanol
mol
hcl
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JP63266294A
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Heinz Erpenbach
ハインツ・エルペンバツハ
Klaus Gehrmann
クラウス・ゲールマン
Peter Hoerstermann
ペーター・ヘルスターマン
Erhard Jaegers
エアハルト・イエーガース
Georg Kohl
ゲオルク・コール
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/14Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton from compounds containing already amino and carboxyl groups or derivatives thereof
    • C07C227/18Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton from compounds containing already amino and carboxyl groups or derivatives thereof by reactions involving amino or carboxyl groups, e.g. hydrolysis of esters or amides, by formation of halides, salts or esters

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フェニルアラニン−塩酸塩をn−プロパノー
ルと液相で触媒としてのHClの存在で反応させること
によって、フェニルアラニン−n−プロピルエステル−
塩酸塩を製造する方法に関する。
従来の技術 り、L−フェニルアラニンを、HClを含むn−プロパ
ノールと液相で反応させることによってり、L−フェニ
ルアラニン−プロピルエステルを得ることは公知である
(「バイルシュタインス・ハンドブラフ・デア・オルガ
ニツシェン・ヒエミー」(Beilsteins Ha
ndbuch der Org−anischen C
hemie ) 、第4版、1985年、第4補遺、第
14巻、第3部、第1556頁参照)。
この公知反応は平衡反応であり、その結果フェニルアラ
ニン−n−プロピルエステルへの変換率は平衡定数によ
って限定される。従って未反応の出発物質は生じたフェ
ニルアラニン−n−プロピルエステルから分離し、新た
に反応させる必要がある。この事実は該方法を工業的用
  −模で利用することを困難化し、従って欠点である
フェニルアラニンのフェニルアラニン−n−プロピルエ
ステルへの変換率を高めるためには、使用したフェニル
アラニンに対してn−プロパノールを1へ50倍の過剰
モル量で使用し、高いHCl−濃度を維持しまた反応に
際して生じた水を共沸蒸留によって多量のn−プロパノ
ールと一緒に除去しなければならない、この場合分留し
た含水n−プロパノールを費用の嵩む乾燥処理後に初め
て再び反応に供することまたジー−n−プロピルエーテ
ル又は塩化n−プロピルのような不所望の副生成物が生
じることは欠点である。fJE酸又は有機スルホン酸を
使用した場合、エステル化の残液中に残る触媒は特殊な
環境保護上の問題をもたらし、これは克服することが極
めて困難である。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は上記の欠点を有さず、むしろこの反応を
僅かなn−プロパノール過剰量及び酸性触媒としてのH
Clの減少量で高収率で進行させる形式の、フェニルア
ラニン−塩酸塩とn−プロパノールとからフェニルアラ
ニン−n −プロピルエステル−塩酸塩を製造する方法
を提供することにある。
課題を解決するための手段 この課題は本発明によれば、フェニルアラニン−塩酸塩
を温度80〜110℃、有利には85〜105℃及び圧
力O11〜1.5バールでn−プロパノールとモル比1
:(5〜20)で、フェニルアラニン−塩酸塩1モル当
たり HCl 0.1〜0.75モル及び水連行剤の存
在で反応させ、その際反応混合物中の水連行剤の濃度を
20〜50重量%に保つことによって達成される。
本発明による方法は更に選択的に以下の特徴によって構
成することもできる: a)水連行剤としてトルオールを使用する;b) 水連
行剤として1.2−ジクロルエタンを使用する; C) フェニルアラニン−塩酸塩1モル当たりHCl 
0.1〜0.75モルを配量することによって反応混合
物中のHCl−濃度を0.15〜1.5重量%に調整し
、維持する; d) 連行剤を反応中3〜10の還流比で水との共沸混
合物として分留し、各相を分離した後、有機相を少なく
とも部分的に反応混合物に戻す; e) 完全にエステル化した後連行剤及び過剰のn−プ
ロパノールを十分に分留し、残留する塔底生成物を付加
的なトルオール又はキシロールに取り、残りの10パノ
ールを蒸留により除去し、加熱溶液を冷却した後、濾過
しかつ乾燥することによって純粋な結晶性フェニルアラ
ニン−n−プロピルエステル塩酸塩を得る。
本発明による方法では、エステル化反応を80〜110
℃の温度で実施することによって、塩化n−プロピルの
僅少な形成下に満足な反応速度が達成される。すなわち
塩化n−プロピルの発生は高い温度によって促進される
本発明による方法では出発物質としてフェニルアラニン
−塩酸塩を直接またフェニルアラニンそれ自体を使用す
ることもでき、この場合反応混合物中のフェニルアラニ
ンは付加的に装入することのできる塩化水素によって塩
酸塩に変えられる。
実施例 例 l(比較例) 連続流加熱器を介して制御される循環油によって加熱可
能の内部加熱蛇管を有する、充填容量100gのガラス
製攪拌反応器1(図面参照)内に、D、L−フェニルア
ラニン−塩酸塩5kg(25モル)及びn−プロパノー
ル40kg (670モル)を配置した。これは約1:
27のモル比に相当する。導管2を介してガス状のHC
l 850g  (23,4モル)を導入することによ
って、反応混合物中のHCl−濃度を0.7重量%に調
整し、維持した。これはり、L−7エニルアラニンー塩
酸塩:  )fcI= 1 : 0.94のモル比に相
当する0反応に際して生じる水を、同時に連行剤として
利用されるn−プロパノールと一緒に共沸混合物として
、攪拌反応器1上に設置されたカラム3の頂部から98
℃の反応温度及び標準圧で分留した、冷却器4内で凝縮
することにより、導管5を介して供給される一定の還流
を調整しながら共沸混合物を除去した。D、L−7エニ
ルアラニンー塩酸塩が完全にエステル化されるまでの反
応時間は6時間であり、これは得られたエステル1kg
当たり還流比5で留出物量2.6kg (水4゜7重量
%、HCl 1重量%、塩化n−プロピル7.2重量%
、n−プロパノール残りと共に)を除去した場合にのみ
達成することができな、この留出物から塩化n−プロピ
ル及び水を分離する処理は極めて困難であり、法外な経
費を必要とする。
D、L−フェニルアラニン−塩酸塩を完全にエステル化
した後、過剰のn−プロパノールを標準圧で分留した。
塔底温度・が102℃に達した後、加熱を短時間中断し
、キシロール25kgを導管13を介して加えた。この
時点で残りのn−プロパノールを280mバールで分留
し、その後に熱キシロール溶液を導管14を介して結晶
容器に留出させた。攪拌下に冷却した際、純粋なり。
L−フェニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩
が生じ、これを濾別した。乾燥後り。
L−フェニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩
5.9kg (24,2モル)が99%の純度で生じ、
これはエステル収率97.5%に相当する。生じた塩化
n−プロピル対り、L−フェニルアラニン−n−プロピ
ルエステル−塩酸塩のモル比は0.6であった。
例 2(本発明による) 例1で使用した攪拌反応器1(図面参照)に、D、L−
フェニルアラニン−塩酸塩10kg(50モル)、n−
プロパノール26.4kg (440モル)、トルオー
ル19.4kg及び塩酸(31%’)  0.5kgを
配置した。これはり、L−フェニルアラニン−塩酸塩:
n−プロパノールのモル比1:8.8に相当する。エス
テル化生導管2を介してガス状のHCl 465g  
(12,75モル)を供給し、反応混合物中のHCl−
濃度を0.7重量%に調整し、維持した。  HClの
全添加量はり、L−フェニルアラニン−塩酸塩:  H
Clのモル比1 : 0.34に相当する0反応温度は
96℃であり、完全にエステル化されるまでの時間は8
時間であった。この時間内で、反応器1に設置されたカ
ラム3を介して還流比7で、生成したエステル1kg当
たり留出物0.96kgを除去した。冷却器4内に生じ
る留出物を分離器6内で2相に、すなわち水相18%及
び有機相82%に分離した。n−プロパノール約23重
量%、トルオール1重量%、I(CI 4.5重量%、
残りが水からなる水相は導管8を介して除去するが、有
機相は塩化n−プロピル約14重量%の含有量が達成さ
れるまで導管7を介して反応器1に戻した。引続き生じ
た全有機相(これは前記量の塩化n−プロピルの他に水
2.2重量%、プロパノール21重量%、トルオール残
分を含む)の約70%を、導管9を介して分離工程10
に供給し、標準圧で還流比6で塔底温度が74℃にまた
塔頂温度が50℃になるまで蒸留により分解した。この
場合導管11を介して塩化n−プロピル97.5重量%
(11,2モル)を有する留出物0.9kgが得られる
が、導管12を介して除去されたプロパノール及びトル
オールからなる塔底生成物は次のバッチで再使用した。
使用したり、L−フェニルアラニン−塩酸塩を完全にエ
ステル化した後、残りのトルオール及び過剰のn−プロ
パノールをカラム3の頂部から分留し、冷却器4内で凝
縮した後導管8を介して除去した。塔底温度が約102
℃に達した後、加熱を中断し、導管13を介してキシロ
ール(39kg)を反応器1に満たした。
引続き圧力280mバール及び還流比1でトルオール及
び残りのn−プロパノールを分留した、得られた留出物
は更に処理することなく次のバッチで使用した。
熱キシロール溶液を結晶容器に流出させた。
攪拌下に冷却した際純粋なり、L−フェニルアラニン−
n−プロピルエステル−塩酸塩が晶出し、これを濾別し
た。乾燥後り、L−フェニルアラニン−n−プロピルエ
ステル−塩酸塩12kg(49,5モル)が99.5%
の純度で得られ、これは99%のエステル収率に相当す
る。生じた塩化n−プロピル対り、L−フェニルアラニ
ン−n −プロピルエステル−塩酸塩のモル比は0.2
3であった。
例 3(本発明による) 例1で使用した攪拌反応器1(図面参照)に、D、L−
フェニルアラニン−塩酸塩10kg(50モル)、n−
プロパノール32kg (530モル)、1.2−ジク
ロルエタン20kg及び塩酸(31%)0.5kgを配
置した。これはり、L−フェニルアラニン−塩酸塩:n
−プロパノールのモル比1: 10.6に相当する。エ
ステル化中導管2を介してガス状のHCl 325g 
(9モル)を供給し、反応混合物中のHCl−濃度を0
.7重量%に調整し、維持した。  HClの全添加量
はり、L−フェニルアラニン−塩酸塩:  HClのモ
ル比1 : 0.27に相当する9反応温度は94℃で
あり、完全にエステル化されるまでの時間は6.5時間
であった。
この時間内で、反応器1に設置されたカラム3を介して
還流比5で、生成したエステル1kg当たり留出物L3
kgを除去した。冷却器4内に生じる留出物を分離器6
内で2相に、すなわち水相12%及び有機相88%に分
離した。n−プロパノール約18重量%、IC17重量
%、残りが水からなる水相は導管8を介して除去するが
、有機相は塩化n−プロピル約約9景景の含有量が達成
されるまで導管7を介して反応器1に戻した。引続き生
じた全有機相(これは前記量の塩化n−プロピルの他に
、プロパノール7重量%、1.2−ジクロルエタン残分
を含む)の約50%を、導管9を介して分離工程IOに
供給し、標準圧で還流比6で塔底温度が77℃にまた塔
頂温度が50℃になるまで蒸留により分解した。この場
合導管11を介して塩化n−プロピル96重量%(7,
9モル)を有する留出物0.65kgが得られるが、導
管12を介して除去されたプロパノール及び1.2−ジ
クロルエタンからなる塔底生成物は次のバッチで再使用
した。
使用したり、L−フェニルアラニン−塩酸塩を完全にエ
ステル化した後、残りの1,2−ジクロルエタン及び過
剰のn−プロパノールをカラム3の頂部から分留し、冷
却器4内で凝縮した後導管8を介して除去した。塔底温
度が約102℃に達した後、加熱を中断し、導管13を
介してキシロール(39kg )を反応器1に満たした
、引続き圧力280mバール及び還流比1で1゜2−ジ
クロルエタン及び残りのn−プロパノールを分留した。
得られた留出物は更に処理することなく次のバッチで使
用した。
熱キシロール溶液を結晶容器に流出させた。
攪拌下に冷却した際純粋なり、L−フェニルアラニン−
n−プロピルエステル−塩酸塩が晶出し、これを濾別し
た。乾燥後り、L−フェニルアラニン−n−プロピルエ
ステル−塩酸塩12kg(49,5モル)が99.5%
の純度で得られ、これは99%のエステル収率に相当す
る。生じた塩化n−プロピル対り、L−フェニルアラニ
ン−n−プロピルエステル−塩酸塩のモル比は0.16
であった。
例 4(本発明による) 例1で使用した攪拌反応器1(図面参照)に、D、L〜
フェニルアラニン−塩酸塩10kg(50モル)、n−
プロパノール28.2kg (470モル)、トルオー
ル27.8kg及び塩酸(31%)  0.5kgを配
置した。これはり、L−フェニルアラニン−塩酸塩二〇
−プロパノールのモル比1:9.4に相当する。エステ
ル化生導管2を介してガス状のHCl 480g <1
3.15モル)を供給し、反応混合物中のHCl=濃度
を0.7重量%に調整し、維持した。  HClの全添
加量はり、L−フェニルアラニン−塩酸塩:  HCl
のモル比1 : 0.35に相当する0反応温度は96
℃であり、完全にエステル化されるまでの時間は7時間
であった。この時間内で、反応器1に設置されたカラム
3を介して還流比7で、生成したエステル1kg当たり
留出物0.96kgを除去した。冷却器4内に生じる留
出物を分離器6内で2相に、すなわち水相18%及び有
機相82%に分離した。n−プロパノール  −約23
重量%、トルオール1重量%、1(CI 4.5重量%
、残りが水からなる水相は導管8を介して除去するが、
有機相は塩化n−プロピル約14重量%の含有量が達成
されるまで導管7を介して反応器1に戻した。引続き生
じた全有機相(これは前記量の塩化n−プロピルの他に
水2.2重量%、n−プロパノール21重量%、トルオ
ール残分を含む)の約70%を、導管9を介して分離工
程IOに供給し、標準圧で還流比6で塔底温度が74℃
にまた塔頂温度が50℃になるまで蒸留により分解した
。この場合導管11を介して塩化n−プロピル97重量
%(Ll、6モル)を有する留出物0.925kgが得
られるが、導管12を介して除去されたプロパノール及
びトルオールからなる塔底生成物は次のバッチで再使用
した。
使用したり、L−フェニルアラニン−塩酸塩を完全にエ
ステル化した後、トルオール及び過剰のn−プロパノー
ルをカラム3の頂部から分留し、冷却器4内で凝縮した
後導管8を介して除去した。塔底温度が約102℃に達
した後、加熱を中断し、導管13を介して付加的なトル
オール(35kg )を反応器1に満たした。引続き圧
力280mバール及び還流比1で残りのn−プロパノー
ルをトルオールと共沸的に分留した。得られた留出物は
更に処理することなく次のバッチで使用した。
熱トルオール溶液を導管14を介して結晶容器に流出さ
せた。攪拌下に冷却した際純粋なり。
L−フェニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩
が晶出し、これを濾別した。乾燥後り、し−フェニルア
ラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩12kg (4
9,5モル)が99.4%の純度で得られ、これは99
%のエステル収率に相当する、生じた塩化n−プロピル
対り、L−フェニルアラニン−n−プロピルエステル−
塩酸塩のモル比は0.23であった。
例 5(本発明による) 例1で使用した攪拌反応器1(図面参照)に、L−フェ
ニルアラニン−塩酸塩10kg(50モル)、n−プロ
パノール29.4kg (490モル)、トルオール2
0.2kg及び塩酸(31%)  0.5kgを配置し
た。これはL−フェニルアラニン−塩酸塩:n−プロパ
ノールのモル比1:9.8に相当する、エステル化中、
導管2を介してガス状のHCl475g  (13モル
)を供給し、反応混合物中のHCl−濃度を0.7重量
%に調整し、維持した。
HClの全添加量はL−フェニルアラニン−塩酸塩: 
 HClのモル比1 :  0.345に相当する0反
応温度は96℃であり、完全にエステル化されるまでの
時間は7時間であった。この時間内で、反応器1に設置
されたカラム3を介して還流比7で、生成したエステル
1kg当たり留出物0.97kgを除去した。冷却器4
内に生じる留出物を分離器6内で2相に、すなわち水相
18%及び有機相82%に分離した。n−プロパノール
約23重量%、トルオール1重量%、HCl 4.5重
量%、残りが水からなる水相は導管8を介して除去する
が、有機相は塩化n−プロピル約14重量%の含有量が
達成されるまで導管7を介して反応器1に戻した。引続
き生じた全有機相(これは前記量の塩化n−プロピルの
他に水約2.2重量%、プロパノール21重量%、トル
オール残分を含む)の約70%を、導管9を介して分離
工程lOに供給し、標準圧で還流比6で塔底温度が74
℃にまた塔頂温度が50℃になるまで蒸留により分解し
た、この場合導管11を介して塩化n−プロピル97.
2重量%(11,4モル)を有する留出物0.92kg
が得られるが、導管12を介して除去されたプロパノー
ル及びトルオールからなる塔底生成物は次のバッチで再
使用した。
使用したし一フェニルアラニンー塩酸塩を完全にエステ
ル化した後、トルオール及び過剰のn−プロパノールを
カラム3の頂部から分留し、冷却器4内で凝縮した後導
管8を介して除去した。塔底温度が約102℃に達した
後、加熱を中断し、導管13を介してキシロール(38
kg )を反応器1に満たした。引続き圧力280mパ
ール及び還流比1でトルオール及び残りのn−プロパノ
ールを分留した。得られた留出物は更に処理することな
く次のバッチで使用した。
熱キシロール溶液を結晶容器に流出させた。
攪拌下に冷却した際純粋なし一フェニルアラニンーn−
プロピルエステル−塩酸塩が晶出しこれを濾別した。乾
燥後L−フェニルアラニンーn−プロピルエステル−塩
酸塩12kg (49,5モル)が99.5%の純度で
得られ、これは99%のエステル収率に相当する。生じ
た塩化n−プロピルjtL−7エニルアラニンーn−プ
ロピルエステル−塩酸塩のモル比は0.23であった。
本発明方法の場合有機相からの塩化n−プロピルの分離
はまったく問題なく行えたが、比較例で生じる留出物か
らの塩化n−プロピル及び水の分離は極めて困難であり
、法外な経費を要する。
本発明による方法で生じる全ての未反応n−プロパノー
ルは乾燥工程なしに連行剤と一緒に新たなエステル化バ
ッチに使用することができるが、比較例のn−プロパノ
ールは水及び塩化n−プロピルで不純化されている。
比較例に比べて本発明による例で得られた利点は次表か
ら明らかである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施するための装置のフローシート
である。 1・・・攪拌反応器、3・・−カラム、4・・・冷却器
、6分離器、10・−・分離器。 10・・・分離器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェニルアラニン−塩酸塩をn−プロパノールと液
    相で触媒としてのHClの存在で反応させることによっ
    てフェニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩を
    製造する方法において、フェニルアラニン−塩酸塩を温
    度80〜110℃及び圧力0.1〜1.5バールでn−
    プロパノールとモル比1:(5〜20)で、フェニルア
    ラニン−塩酸塩1モル当たりHCl0.1〜0.75モ
    ル及び水連行剤の存在で反応させ、その際反応混合物中
    の水連行剤の濃度を20〜50重量%に保つことを特徴
    とする、フェニルアラニン−n−プロピルエステル−塩
    酸塩の製法。 2、水連行剤としてトルオールを使用する、請求項1記
    載の方法。 3、水連行剤として1,2−ジクロルエタンを使用する
    、請求項1記載の方法。 4、フェニルアラニン−塩酸塩1モル当たりHCl0.
    1〜0.75モルを配量することによつて反応混合物中
    のHCl−濃度を0.15〜1.5重量%に調整し、維
    持する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法
    。 5、連行剤を反応中3〜10の還流比で水との共沸混合
    物として分留し、各相を分離した後有機相を少なくとも
    部分的に反応混合物に戻す、請求項1から4までのいず
    れか1項記載の方法。 6、完全にエステル化した後連行剤及び過剰のn−プロ
    パノールを十分に分留し、残留する塔底生成物を付加的
    なトルオール又はキシロールに取り、残りのプロパノー
    ルを蒸留により除去し、加熱溶液を冷却した後、濾過し
    かつ乾燥することによって純粋な結晶性フェニルアラニ
    ン−n−プロピルエステル塩酸塩を得る、請求項1から
    5までのいずれか1項記載の方法。
JP63266294A 1987-10-24 1988-10-24 フエニルアラニン−n−プロピルエステル−塩酸塩の製法 Pending JPH01146849A (ja)

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