JPS6143133A - 無水の、またはほとんど無水のギ酸の製法 - Google Patents

無水の、またはほとんど無水のギ酸の製法

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JPS6143133A
JPS6143133A JP16783885A JP16783885A JPS6143133A JP S6143133 A JPS6143133 A JP S6143133A JP 16783885 A JP16783885 A JP 16783885A JP 16783885 A JP16783885 A JP 16783885A JP S6143133 A JPS6143133 A JP S6143133A
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amine
column
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JP16783885A
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フエルデイナント・フオン・プラウン
ハンス‐ウルリツヒ・ヘツヒ
ギユンテル・ブーブ
ミヒヤエル・ツエルフフエル
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Huels AG
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Chemische Werke Huels AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
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    • C07C51/44Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of the physical state, e.g. crystallisation by distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 式(1)に従って一酸化炭素および水から直接にギ酸を
製造することは、技術的には興味のないものである。何
故ならば、工業的に用いうる反応時間および反応率に達
するためには、比較的高い温度および極圧において反応
が行なわれなければならないからである。
Co  +H,O−” HOOOH(1)\=− 従って、工業的方法では、例えば式(2〕によるアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属のギ酸塩、または式(3
)Kよるギ酸メチルを介する経路が利用される。
Co −)−MaOIH−HOOONa↓+n、O(2
)00 + 0HIOH#R0000Ha      
(3)これらの中間生成物は、次に鉱酸と反応せしめら
れるかあるいは加水分解せしめられなければならない。
式(4)に従う加水分解の平衡の比較的不利な位置のゆ
えに、そしてまた希釈されたギ酸水溶液の蒸留に結び付
く問題のゆえに、最も重要な工業的に用いられる方法に
おいては、エステルをアンモニアによルホルムアミドに
変換しそしてこのものを硫酸を用いてケン化する〔ウル
マン編工業化学百科全書(Ullmannslncyk
lopadie der teahnieahen C
hsmie )第4版第7巻第564−567頁参照)
]。この方法の欠点は、なかんずく利用しなければなら
ない塩が必然的に生成することである。
ギ酸を水溶液から純粋に蒸留によル分離することは不経
済である(米国特許第2.160.064号参照)。
加水分解の際に過剰の水を用いることによってエステル
の高い平衡反応率を得ようと努力するならば、エネルギ
ー費の観点からもまた水の蒸留をできる限シ避けること
が必要である。更に1有機窒素化合物を用いる抽出によ
る精製方法が求められる。それ故、例えば米国特許第4
352412号の教示による水−アミン−アミンホルミ
エート混合物から全部の水を留去し次いでアミンホルミ
エートを分解させることよシなる方策、あるいは例えば
ドイツ特許出願公開第2,545,730号(=米国特
許第4.074594号)によるような抽出的蒸留によ
る分離は、それ故問題の解決にはならない。
とシわけギ酸を含有する低級カルボン酸の混合物をトリ
オクチルアミンを用いて水から抽出674号明細書に記
載されている。その際、全部の純度および収量は、それ
ぞれ90ないし93僑であって不十分なものでめる。と
りわけ、熱的に敏感なギ酸の重要な部分が失なわれない
か否かということは依然として不明のままでら3アミン
を用いて低級脂肪酸を水から抽出するにあたシ、なかん
ずく解乳化剤として炭化水素を添加するという抽出方法
が記載されている。
この特許明細書からは、ギ酸がどのようにしてそしてい
かなる効果をもって得られるかということを知ることは
できない。
ドイツ特許公開第2,744,313号(=米国特許第
4.21111.5+S8号)に従えば、ギ酸メチルの
加水分解をイミダゾール誘導体の存在下に実施し、そし
て未反応のエステルおよびメタノール、水そして最後に
酸を次々に留去することによってギ酸を無水の状態で得
ることができる。
この方法の場合においても、不利益な多量の水を蒸発さ
せなければならない。更に、アミン塩の分解の際には、
ギ酸の一部およびアミンの一部が分解し、それによって
出願人自身が他の個所で述べているように(欧州特許第
17.866号明細書第2欄第7〜22行=米国特許第
4,326、075号参照)、再蒸留が必要となる。
ドイツ特許出願公開第2.545.658号(=米国特
許第4,21ス460号)には、なかんずくジ−n−ブ
チルホルムアミドによるギ酸の抽出が記載されている。
との抽出剤は、ギ酸と一緒にかなルの量の、記載された
例においては抽出されたギ酸を基準にして43重量優の
水を受容し、従って更に望ましくない多量の水を蒸発さ
せなければならない。更に、この抽出剤の場合には、ギ
酸は、14%しか無水の状態で得られず、残?)Fiy
o優の生成物として得られる。
ドイツ特許出願公開第2.854991号(=米国特許
第4.2+62,140号)によれば、加水分解反応、
エステルおよびメタノールの分離、炭酸アミドによる抽
出訃よび反応塔における抽出物の脱水が総括される。
欧州特許第1ス866号明細書(=米国特許第4.52
6.073号)には、炭酸アミドを用いる抽出に基づく
、ギ酸メチルの加水分解物よりのギ酸の取得の特別な方
法が記載されておシ、この方法は前記の3つのドイツ特
許出願公開の方法のそれぞれの特徴を互いに組合せたも
のである。この方法は、新規な手段として、抽出物脱水
塔の頂部から取出された蒸気を、加水分解物よシの残シ
のギ酸メチルおよびメタノールの蒸留による分離に再循
環させることを含み、従ってその熱含量が直接に再び利
用される。それにもかかわらず、欧州特許第17.86
6号による方法は、なお明らかな欠点を有する。その抽
出相は、抽出物の組成次第で比較的多量の水を吸収する
。このことはなる程上記の蒸気の再循環を用いた場合に
は、なんら追加的なエネルギー消費をもたらさないが、
しかしながら抽出物の脱水を仕込量に適合せしめること
が必骸となり、従って無水のギ酸の取得を困@にする。
かてて加えて上記欧州特許の例1のデータから、加水分
解反応器の流出物からギ酸メチルおよびメタノールを蒸
留的に分離する場合には、再エステル化によって生じた
約15優のギ酸のうちのかなシの部分が再び失なわれて
しまう。更に、実施例によれば生成物として96qhの
ギ酸が得られるが、追加的な分離の費用が必要とされる
であろう実際上無水の(>991)酸を取得するための
教示は、上記欧州特許明細書には記載されていない。
従って、従来技術による方法は、非常に費用がかかるが
、それにもかかわらず一般に実際上無水のギ酸が得られ
ない。
上記のことから、実際上無水のギ酸を経済的に製造する
ことを可能にする簡単な方法を見出すという課題が生じ
た。
この課題は、本発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れた方法によって解決される。
本発明による方法は、無水ないしは実際上無水のギ酸を
抽出によって取得することを可能にする。そのために、
従来技術から導かれうる個々の工程を、今まで記載され
たことのない手段と組合せて、公知の方法の欠点を取除
いた新規な製造方法が達成される。本発明による方法は
、次の各工程からなる: (IL)  メタノールと一酸化炭素との反応によって
得られたギ酸メチルの加水分解; (1:、)  未反応のエステルと生じたメタノールと
の蒸留による分離およびそれらの再使用;(c)  蒸
留(b)の塔底生成物からの液−液抽出によるギ酸の除
去; (イ)(d))において得られた抽出物の脱水;(e)
  加熱および蒸留、好ましくは共沸蒸留による抽出剤
よシの実際上無水のギ酸の分離:(f)  プロセスな
いしは精製工程へのメタノール、ギ酸メチル、水、アミ
ンおよび溶媒の再循環。
第1図に本発明による方法が図式的に示されている。そ
れを以下に詳細に説明する。
m基柱m媒によるメタノールのカルボニル化社、公知の
方法で行なわれるので、それ以上の説明を要しない。こ
のカルボニル化は、プロセスに関係づけられている。何
故ならば、加水分解物から分離されたメタノールを含ん
でいるからである。この再循環メタノールは、そのまま
なお若干のギ酸メチルを含有しうる。
(ハ))ギ酸メチルの加水分解は、それ自体よく知られ
ている。それは、特別な触媒を用いることなく20ない
し150℃および1ないし25バールにおいてバッチ中
の水対ギ酸メチルのモル比1;1ないし50:1におい
て行なわれる。
本発明による方法に関しては、70ないし120℃、3
ないし10バールおよび水対エステルのモル比5:1な
いし25:1が好ましい。12:1ないし20:1の水
対ギ酸メチルのモル比が好ましい。水の比較的高い化学
量論的過剰量が加水分解重量の急速な調整およびエステ
ルの高い平衡反応にとって有利に作用する。好ましい範
囲においては、エステルは、数分間ないし1時間の滞留
時間において60ないし85%まで反応する。その際、
他方において工業用ギ酸メチル中に、ないしは(1))
よシの再循環ギ酸メチル中に、または(c)および/ま
たは(d)において分離された水の中に含有された少量
は邪魔にならないとしても、仕込み生成物にメタノール
またはギ酸を添加する必要はない。
加水分解の平衡状態に速やかに近づくことを確実ならし
め、afe、めに、それぞれの時点において反応器中で
の仕込み成分の均一な混合を確保することが合目的的で
ある。そのために、メタノールまたはギ酸を使用した場
合に、達成される収得率に不利に影響する可溶化剤を添
加する必!!はない。所望の均一性は、使用成分が比較
的高い温度において、合目的的には反応温度において乱
流肇態で互いに混合せしめることによって達成される。
少くとも12:1の水/ギ酸メチルのそル比を有する溶
液は、室温においてすでに均質でおる。
従来10:1よシ大なるモル比は、有利とは考えられて
いなかった。何故ならば、その後の水の分離に追加的な
費用を必要としたからである。平衡状態への調整の迅速
性ならびに達成しうる収得率に対して積極的な影響を与
える水の高い過剰量は、しかしながら本発明に関しては
、公知の従来技術とけ異なって特に有利である。
何故ならば、水の分離は工程(d))および(d)にお
いてに僅かなエネルギーしか必要でなく、また処理すべ
き水性ギ酸の濃度に実際上左右されないからである。こ
こに記載された水/エステル比よりもより小なる比なら
びによシ大なる比もまたそのまま使用されうるが、経済
上の観点からは不利である。何故ならば、第一にエステ
ルの再循環菅および加水分解反応器における必要な滞留
時間が大となり、一方第二に追加的な水の有利な作用が
比較的少なくなシ、そして必然的により大きくなる装置
のよシ多額の費用によって過剰補償されるからである。
(b)  加水分解反応器の流出物は、蒸留塔に供給さ
れ、好ましくは、一般に20ないし30、好ましくは2
5の理論段数の分離能力を有しそして腐食を避けるため
にセラミック製の充填物を充填され喪蒸留塔(Kj)の
中央部に供給される。
精留は、好ましくは常圧において行なわれる。
このことは、一方では冷却水、特に河水を約40℃の温
い蒸気の冷却媒体として使用することができ、そして他
方では110℃以下、好ましくは100ないし105℃
の底部温度においては熱的に不安定なギ酸の熱分解を避
けることができるという利点を有する。との精留の底部
生成物として水性ギ酸が得られ、このものは抽出工程(
c) K供給される。塔(K1)の約40℃の温い液状
留出物、未反応のギ酸メチルおよび反応方程式(4)に
従って生成されたメタノールの混合物は、場合によって
は、同じ塔の上部において分離される。それはまた例え
ばポンプを用いて少くとも10バール、好ましくは12
ないし20バール、特に13ないし15バールとするこ
とができる。好ましくは、この混合物を次に熱交換器で
塔(K2)の約140℃の熱い底部生成物によって約7
5℃に予熱し、そしてこの混合物を、同様に一般に20
ないし30、好ましくは25の理論段数を有する分離能
力を有しそして好ましくはセラミックの充填物を充填さ
れた塔(K2)に、好ましくこの塔の中央部に導入する
。例えば約12パールの頂部圧力および〉115℃の温
度においては、約96℃の純度を有する未反応のギ酸メ
チルが蒸気として取出される。好ましくは、それは塔(
K1〕の蒸発器に供給され、その際、凝縮熱は、塔(K
1)の部分加熱に利用される。凝縮物は、再循環流を分
離した後に、そして生成物流を一部は再循環流として塔
(Klおよび/またはに2)の頂部にそして部分流とし
てケン化反応器(H)に再循環させる。
好ましくは塔(K2および/また蝶に1)のギ酸メチル
流から分岐された、もう一つのギ酸メチル部分流を、第
1の蒸留塔(K1〕の加水分解混合物の添加部位より下
流に再循環させる。
この手段によって、塔内におけるギ酸の部分的逆エステ
ル化が避けられる。
反応器内で生成されたメタノール(これは塔(K2)の
底部生成物および/lたは塔(K1)の上部において得
られる)は、ギ酸メチルの合成に再循環される。
(c)  蒸留(1))の底部生成物よシの水性ギ酸は
、抽出剤としての有機塩基と接触せしめられ、その際ギ
酸の95ないし100係が水性相から除去される。抽出
は、好ましくけ疎水性の溶剤の存在下に行なわれる。こ
の溶剤の有利な作用は、後続する工程(d)および(e
)において明らかにされるように、抽出物中の水含量の
減少およびすでに知られている相分離の改良を凌駕して
おシ、従ってこのことは本発明の実質的な特徴をなす 
“ものである。
抽出剤としては、高沸点のアミンが好適であシ、これら
は、その際4ないし9の−pKa−値を有する水に僅か
に溶けるヒドロホルミエートを生成する。本発明による
方法にとって好ましいものは、一般式NRIR,R,(
ここにR1、R3およびR,は、同一または相異なる置
換基0@H1l ないし014H!11を意味し、その
際3つのアルキル基のおのおのはα−位において分岐し
たアルキル基であってはならない。特に好ましいものは
、トリーn−オクチルアミンないしトリーn−ドデシル
アミンである。
疎水性溶剤として適当なものは、基本的に水およびギ酸
とヘテロ共沸混合物を形成するかおるいはその沸点が水
およびギ酸の沸点以上であるが使用されたアミンの沸点
よシは低い化合物であり、好ましくは8ないし12個の
炭素原子を有する脂肪族、環状脂肪族または芳香族炭化
水素であるが、この限定は上記の抽出にとって必要条件
ではなく、工程(e)によって条件づけられる。そのこ
とは後記する(et)において詳細に説明する。適当な
炭化水素は、例えばオクタン、デカン、エチルシクロヘ
キサン、インプロピルシクロヘキサン、シクロオクタン
およびキシレンである。特に好ましいものは、脂肪族お
よび環状脂肪族炭化水素である。
抽出線、20ないし100℃において行なわれ、その際
温度の上昇とともに抽出度は僅かしか低下しない。40
ないし60′cの範囲が好ましく、その際98%または
それ以上のギ酸が抽出される。水性ギ酸の濃度は、臨界
的ではなく、5ないし700重量%範囲内においては、
抽出度に実際上なんらの影響も認められない。
それぞれ1ないし2重量%のメタノールおよびギ酸メチ
ルもまた水性供給物中に許容されるので、工程(b)に
おけるそれらの分離は、必ずしも完全である必iflな
い。それらは、抽出および抽出脱水よシの水性相と共に
プロセスに再循環される。その際、全体としての簡単な
取扱い聯ために、それらを含まない抽出バッチが好まし
い。
上記の塩基性の抽出剤は、ギ酸に関して少くとも化学量
論的量で使用される。数モル係の僅かな過剰量ですでに
、95%以上の抽出度を達成するために充分である。
ギ酸1モル当シアミン1.02ないし1.5モルが好ま
しい。よシ大きなアミン量も使、用しりるが、なんらの
改善ももはや亀たらされないので、適当でない。同じ理
由からアミンと同じ重量の非極性溶媒の使用もまたそれ
ぞれの場合に間に合う。この割合社、抽出率を悪化させ
ることなく、少くとも10分の1に低下されうる。それ
は、その際単に抽出物の含水量を増大させるだけであり
、次の脱水工程におけるその除去り問題になることでは
ない。アミンの量に関して50ないし150重量係の溶
媒を使用することが好ましい。
工程(C)は、基本的にすべての公知の抽出法に従って
行なわれる。工業的にはそれらを向流抽出として行なう
ことが好ましい。95%以上のギ酸分離を達成するため
に充分な滞留時間は、[Llないし5時間である。ギ酸
を全くまたはほとんど除去された抽出工程の水性相社、
加水分解のために消費された量の水を補充した後に、直
接に加水分解反応器に再循環される。それはなお10 
Mm以下の有機窒素を含有するが、これは工程(&)に
おいて妨げとならない。
(句 、アミン抽出物の脱水は、蒸留塔において、好ま
しくは減圧下で行なわれる。適当な底部温度は、10な
いし400ミリバールの圧力において30ないし120
11:である。好ましい条件は、40ないし90℃の底
部温度および40ないし200ミリバールの圧力でおり
、その際、アミン対溶媒の重量比は、約1である。よ多
少ない溶媒使用量においては、底部温度は、与えられた
圧力においてよシ高くなplそして(c)において述べ
た範囲の溶媒量以内では、脱水を妨げることなく、留出
物中に多少多いギ酸が見iされる。脱水塔としては、例
えば15段を有する泡鐘塔が適当であるが、これはこの
型に限定することを意味するものではない。抽出物は、
連続的操作においてはせいぜいα05重量重量一般には
[LOlないしα02重量係のみの、残存含水量をもっ
て塔底から取出される。塔頂からは、水および溶媒から
なる混合物が少量部の抽出されたギ酸および場合によっ
ては若干のメタノールおよびギ酸メチルと共に流出する
。相の分離後、溶媒は塔に、水性相は、それぞれ有効性
に従って工程(!L) 、(t+)iたは(e)にそれ
ぞれ再循環される。水の除去は、高沸点化合物の前の前
駆物としであるいは非極性の溶媒を用いるヘテロ共沸蒸
留の形で行なわれる。最少量の溶媒も存在しない場合に
は、すでに望ましくない多量のギ酸がアミンヒドロホル
ミエートから分裂しそして共に移行するであろう。この
ことから本発明による方法のこの工程に対するその重要
性が明らかである。同時に、エネルギー消費を最少量に
するために、共沸混合物を形成するものとして、水と最
小共沸混合物(Minimumag@、0−trop 
)  を示すようなものを使用することが好ましいこと
はもちろんである。
(e)  脱水された抽出物は、分解塔の最上段に供給
される。例えば、150段数を有する連続的に操作され
る泡鐘塔が適轟である。アミンヒドロホルミエートの分
解は、好ましくは常圧において行なわれる。しかし力か
ら、それは、一般に90ないし130℃であるアミンヒ
ドロホルミエートの分解温度を下回らない限シ、そのま
ま低下された圧力および高められた再循環量においても
可能である。必要な底部温度は、圧力のほかに主として
用いられた溶媒の種類および量に依存し、そして110
ないし240℃、好ましくは115ないし200℃に保
たれるべきである。驚くべきことには、アミンヒドロホ
ルミエートの分解は、非極性溶媒の存在によって決定的
に影響され、しかも同時により温和な条件の下に、より
急速に、より完全に(100%まで)そしてギ酸を分解
させることなく進行する。
非極性溶媒がギ酸とヘテロ共沸混合物を形成する場合に
は、特に有利な関係が存在するが、不可避的に沸点のみ
は、ギ酸の沸点とアミンの沸点との中間にあることが必
要である。驚くべきことには、好ましい溶媒としてC8
−ないし01r炭化水票を本発明に従って選択すること
によって、最適のギ酸塩の開裂においてギ酸およびアミ
ンの分解が起らないということは驚くべきことである。
この中に、工程(c)において好ましく使用されたC8
−ないしCO−炭化水素のための理由がある。よシ低い
かあるいはよシ高い沸点を有する溶媒を使用する場合に
は、高められたあるいは低められた圧力において操作す
ることが合目的的であるが、それによってプロセスの費
用は増大する。
分解塔の頂部生成物は、ギ酸相と溶媒相との分けられる
。留出物の溶剤相は、循環流として塔に供給される。底
部においては、アミンと溶媒とからなる(はとんどギ酸
を含まない)混合物が取出され、工程(c)に再循環さ
れる。ギ酸は少くとも99.5 %の生成物として直接
に得られる。それは0,5%以下の水ならびに最大限1
0ppm以下の有機窒素を含有し、そして特に好ましい
溶媒を使用した場合には、同様に僅かな量の炭化水素を
含有する。この生成物は、すべての使用目的に適してい
る。
本発明の方法の経済性にとって本質的なことは1、反応
成分をできる限シ、完全に利用し、そして助剤が失なわ
れないようにする仁とである。
本発明による方法は、これらの要求事項を従来公知の方
法に比較してより高度に満たしている。
その上、高純度のギ酸を製造するための本発明方法のエ
ネルギー必要量は、従来の方法よりも少ない。それは水
および一酸化炭素よシのギ酸の合成を可能にし、その際
中間生成物たるギ酸メチルおよび助剤たるメタノール、
アミンおよび溶媒は、再循環せしめられる。この方法は
、抽出工程(c)において使用された酸の濃度に関して
融通性があり、なかんずく水分離のための比較的多量の
エネルギー消費量を必要とすることなく、希薄溶液の処
理を可能にする。そのために、好ましくは高い水過剰量
を用いて実施することによって、加水分解工程(a)に
おける比較的高いエステルの反応率が経済的方法でよシ
急速に達成される筈である。蒸留工程(b)の特別な態
様によって、ギ酸の望ましくない部分的な逆エステル化
が避けられる。
(f)  別個の工程(f)においては、第二アミ/お
よび第一アミンである分解アミンが工程(e)の底部流
出物から例えば酸化アルミニウムへOa着によって分離
される。使用アミンのうちの小部分しか占めないこれら
のアミン類は、しかしながら失なわれない。それらはメ
タノールまたはアセトンのような極性の流下剤を用いる
溶離によって1回収され、そして不均質性水素化触媒に
おける対応するアルコールとの反応によって公知の方法
で再び第三アミンに変換される。本発明による方法は、
上記の僅少な消費量のほかに、方程式(1)の化学量論
に関して更になお取扱上の損失量の補充およびギ酸によ
る最少限のアミンおよび溶媒の搬出を必要とする。廃棄
物質は実際上止じない。
ギ酸メチルの加水分解物中に含有された酸の量に関する
ギ酸の収量は、完全である。ギ酸の100%の分離を抽
出工程においてでもなくまた開裂工程でおいてでもなく
求めることは、なる程技術的にはより有利であシうるが
、しかし残留した部分を、場合によっては工程(a)に
おいて留去された量と同様にプロセスに再循環させる。
本発明の温度範囲の上の部分においてさえ、出発化合物
たる一酸化炭素および水への分解が認められないという
ことは全く予期しないことである。
以下、実施例によって本発明の方法を更に詳細に説明す
る。すべての含量の記載は、特記しない限シ、重量基準
である。
例1 8:1の水対エステルの最初0モル比に相当する、水1
.320 t / h 、ギ酸317 f / h 。
メタノール224f/hおよびギ酸メチル197r/h
よシなj5.110℃の温度および5ノく一ルの圧力を
4って加水分解反応器Hから出て来た混合物を、痕跡量
のアミンおよびオクタン(工程Cよりのもの)と共に塔
(K1)に供給する。
塔(K1)は、250理論段数の分離能力を有し、セラ
ミックの充填物を充填されている。
精留は、常圧で105℃の底部温度において行なわれる
。頂部温度は、40℃である。
加水分解生成物の添加は、1ノ1番目の理論段(上から
数えて)において行なわれる。25番目の理論段(上方
から)において、ギ酸メチルの部分流を56 f/hO
量で供給する。ギ酸メチル251t/hおよびメタノー
ル226 t/hよシなる水およびギ酸を含まない頂部
生成物をポンプで13バールに加圧し、そしてそれを2
5の理論段数の分離能力を有しそして同様にセラミック
の充填物で充填された塔(K2)の12番目の理論段に
供給する。塔(K2)の頂部圧力は、12バールである
。1=35の還流比において、ギ酸メチル2 a 1y
/hおよびメタノール11 t / hよシなる頂部生
成物を取出す。このギ酸メチル施を、56f/llを分
岐して塔(K1)の下部に供給した(上記参照)後に、
加水分解工程(11〕に再循環せしめる。メタノール2
1st/hお工びギ酸メチル109/hよりなる塔(K
2)の底部生成物を、エステル合成反応器(8)に再循
環せしめる。
本発明による蒸留方式によって工程毎のギ酸の収量が改
善されているので、塔(艮1〕の底部から水1.520
 f / hおよびギ酸517f/hが取出される。こ
の混合物は、ギ酸メチル4ppmおよびメタノール30
 ppmと共にこれらの成分の無視しうる痕跡量ならび
に前記の少量のアミンおよびオクタンを含有する。
水性ギ酸は、後続する塔(K3)において分離された水
性相と共に、6gl5のガラス製のラシツヒリングを充
填されそして60℃において操作される抽出塔(E)(
内径8crn、長さ4005−)の頂部に供給され、一
方下方から) IJ −n−オクチルアミン2,640
t/hおよびオクタン2,640t/hが向流で供給さ
れる。分離器として設置された塔の頂部から、アミン2
,6AOt / h sオクタンz640f/h、ギ酸
322t/hおよび水42 f / hよりなる有機相
が流出する。塔底から水1.5191’/hがギ酸8t
/hと共に取出される。この水性粗の有機窒素含量は、
約20 ppmであり、オクタン含量は、100 pp
m以下である。上記水性相は、消貴された水を補充され
て加水分解反応器(H)に再循環される。
上記有機相は、脱水塔(R3)(内径8cm。
泡鐘棚段数15)に上方から2番目の段の高さから導入
される。80℃の底部温度および150ミリバールの頂
部圧力において、オクタンおよび水よシなる、若干のギ
酸を含有する共沸混合物が留去される。分離器において
受集められた溶媒の上部相は、塔に再循環され、そして
水41f/hおよびギ酸15 t/hならびに少量のア
ミンおよびオクタンよシなる下部相は、再び抽出工程に
供給される。
脱水された抽出物は、塔(R3)の底部から泡鐘塔(I
C4) (内径65I1段数15)の最上部の段に導入
される。この塔においては、常圧で145℃の底部温度
および125℃の頂部温度においてアミンヒドロホルミ
エートの開裂が行なわれる。その際、ギ酸は、オクタン
との共沸混合物として定量的に留去される。後に接続さ
れた分離器から、オクタン上部相が塔に再循環され、一
方下部相として約11L5係の水含量を有するギ酸51
0t/hが取出される。この生成物はオクタン約50 
ppmおよび有機窒素10ppmを含有する。
塔(R4)の底部からは、定常運転においては量的収支
(Mengenbilanz )  に対応するアミン
とオクタンとよシなる混合物が取出される。
この流れは、抽出塔(E)に再循環される前に、分解ア
ミンを除去するために、2つの互いに連結された精留塔
(R1)および(R2)に通され、その中で、生成され
たギ酸に関して約13僑のアミンが酸化アルミニウムに
再び含有せしめられる。試験運転においては、この少量
のものは新鮮なアミン(約1r/h)によって補充され
、そして塔(R1〕および(R2)は、必要に応じてメ
タノール/アセトン混合物を用いる溶離によって再生さ
れる。その際定量的に回収されたアミン、主としてジー
およびモノ−n−オクチルアミン、は公知の方法で再び
第三アミンに転移される。
例2〜4 例1におけると類似の方法で、そして同じ量比を用い、
溶媒としてオクタンの代プにエテル−およびイソプロピ
ルシクロヘキサンを用いて本発明の方法を実施する。
個々の工程における量的な流れは、前記のものと僅かし
か異ならない。例1との実質的な相違は、分解塔(R4
)における底部(頂部〕温度の相違にアシ、すなわちそ
れらは10(d)、38(26)およびaB(aa)c
高く、また一部塔の底部における少量の酸残留含量の相
違に存する。しかしながら、この方法全体の収支におい
ては、前と同様に高い純度で定量的に、しかも分解によ
る損失なしにギ酸が得られる。
例2〜4は、前記の本発明の方法の工程(d))および
(e)において述べた溶媒としての沸騰挙動に関する脂
肪族および環状脂肪族炭化水素の一般的な傾向を裏付け
ている。
例5 例1に対応してオクタンの代りにキシレンを用いて本発
明の方法を実施した。アミンヒドロホルミエートの分解
が若干高い温度においてそして多少緩やかに行なわれる
ことが示された。
更に、得られたギ酸は、オクタンよりもよυ可溶性のキ
シレンを含有する。その上、例5は、本発明による方法
における溶媒としての芳香族炭化水素の基本的な本質を
示す。何となれば、ギ酸のキシレン系の不純物は、必要
な場合には共沸蒸留によって除去されうるからである。
例6 例1を繰返すが、抽出塔(19においてはオクタン2.
baoylbo代シに310 f/hの供給流(Zua
trom )のみを用いて実施する。この手Rは、抽出
度を9a7%から9&3%まで減少せしめ、そして抽出
物の水含量をα8%から2.9優まで増加せしめる。し
かしながら、この比較的多量の水は、比例的に増大する
量のギ酸と共に問題なく分離されることができ、その際
、底部温度は、約30℃高い。(R4)における開裂は
、溶媒の量が少ないので235℃の底部温度において行
なわれる。これらの厳しい条件にもかかわらず、ギ酸の
分解も認められず、また例1に比較して分解アミンの増
大した生成も立証されない。生成物は、変らない純度に
おいてプロセス収支において定量的に得られる。
比較例7 しかしながら、溶媒を用いない例6による本発明の方法
の実施においては、よシ決定的な欠点が明らかになる。
抽出工程において相分離が困難となり、そして抽出物中
の水含量が更に増大する。比較的高い温度(〉110℃
)を必要とする脱水においては、アミンヒドロホルミエ
ートの開裂がすでに著しく行なわれ、従って(1)によ
るギ酸の還流は、正比例以上に増大する。
分解塔内の底部温度は、220ないし240℃であって
例6におけるよりも多くはない。それにもかかわらr1
分解率は、約90%以上にすぎない。アミン底部液中の
残留酸と共に、ギ酸の著しい分解、ここではまた00り
の分解によるものおよび著しい程度のまたアミンの分解
(1ないし2%という製造されたギ酸に関する分解率に
対応して、第ニアミンα1ないしα2%〕が確認される
。上記のギ酸は、約96憾のものである。
この比較例は、本発明の方法にとって決定的な、従来知
られていなかった、そして驚くべき溶媒の効果を例示す
るものである。循環にもたらすべき物質の量を最少限度
にすることによって本発明の方法の経済性を向上させる
ところの、抽出工程および抽出物の脱水工程の改善を超
えて、本発明による溶媒の存在によって初めてアミンヒ
ドロホルミエートよシの高純度のギ酸の損失のない取得
が可能になる。
例8 110℃および5バールにおける加水分解によって、1
5:1の最初の水対エステルの比に相当する、水2,5
61r/h、ギ酸s 72 y/h、メタノール25.
9f/hおよびギ酸メチル129 f/hよシなる生成
物流が得られる。塔(K1)の底部生成物より、実際上
エステルおよびアルコールを含まない丁度1594の水
性ギ酸が2,933f/h得られる。抽出塔ml)にお
いては、それぞれ41oor/h宛のトリーn−オクチ
ルアミンおよびオクタンを用いて向流抽出が行なわれる
。それずれ5V100 t / h宛のアミンおよびオ
クタンならびにギ酸375r/hおよび水a ts r
/h (脱水工程よシの再循環量を含む)よシなる抽出
物は、塔(K3)において脱水される。その際、ギ酸3
b 1t/hおよび水約1 r、’hを含有する実際上
全部のアミンおよびオクタンよシなる底部生成物が得ら
れる。開裂塔(K4)においては、995%以上のギ酸
を562 f/hの収量で得る。
この例における試験条件は、例1におけるそれらに一致
する。その他の物質の流れは、同様に物質収支から例1
のそれに類似のものであることが判明する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法の1実施態様な示す概略工程
系統図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ギ酸メチルを加水分解し、未反応のギ酸メチルおよ
    び生成したメタノールを第一の蒸留工程において蒸留に
    より分離し、そして次に液−液抽出によつて底部生成物
    からギ酸を除去することによる無水の、またはほとんど
    無水のギ酸の製法において、 (a)ギ酸メチルの加水分解の際に、水およびギ酸メチ
    ルを1:1ないし30:1のモル比で使用し、 (b)加水分解反応器の流出物を蒸留塔に供給し、ギ酸
    −水−底部生成物からメタノールおよびギ酸メチルを分
    離し、ギ酸メチルおよびメタノールを上記の同じ塔の上
    部に、あるいはもう一つの塔に分けて導入し、そしてギ
    酸メチルの部分流を第一の蒸留工程の加水分解混合物の
    添加部位より下流に再循環せしめ、 (c)高沸点のアミンであつて、4ないし9のpKa−
    値を有する水に僅かに溶けるヒドロホルミエートを形成
    するアミンの少くとも 化学量論的量を用いて第一の蒸留工程の底 部生成物から20ないし100℃の温度に おいて水性ギ酸を抽出し、 (d)得られたアミン抽出物を蒸留塔(第三の蒸留工程
    )において30ないし120℃の 温度および10ないし400ミリバールの 圧力下で脱水し、 その際工程(c)および/または(d)において、水お
    よびギ酸とヘテロ共沸混合物を形成す るかあるいはその沸点が水およびギ酸のそ れよりも高いが使用されたアミンの沸点よ りも低いという疎水性の溶媒を添加し、 (e)脱水された抽出物を分解塔の最上段に導入し、そ
    の中でアミンヒドロホルミエート を110ないし240℃の温度でギ酸とア ミンとに分解し、その際上記分解塔の頂部 生成物としてギ酸および溶媒を、場合によ つては共沸混合物として得、そして底部生 成物としてアミンおよび溶媒を得、そして 上記頂部生成物をギ酸と溶媒とに分離し、 そして (f)得られたメタノール、ギ酸メチル、水、アミンお
    よび溶媒の流れをプロセスおよび/ または処理工程に再循環せしめ、その際分 解塔の底部より再循環されたアミンを吸着 塔での精製のために導入する、 ことを特徴とする前記無水の、またはほとんど無水のギ
    酸の製法。 2、ギ酸メチルの加水分解の際に、水およびギ酸メチル
    を5:1ないし25:1、好ましくは12:1ないし2
    0:1のモル比で使用する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3、加水分解反応器の流出物を蒸留塔の中央部に、そし
    てギ酸メチルの部分流を上記蒸留塔の中央部より下方に
    導入する、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    方法。 4、水性ギ酸の抽出に式NR_1R_2R_3(ここに
    R_1、R_2およびR_3は同一または相異なる置換
    基C_6H_1_3ないしC_1_4H_2_9を意味
    し、そして3つのアルキル基のおのおのはα−分枝鎖を
    有するアルキル基であつてはならない)で表わされる脂
    肪族アミンを使用する特許請求の範囲第1項〜第3項の
    いずれかに記載の方法。 5、アミンとしてトリ−n−オクチルアミンないしトリ
    −n−ドデシルアミンを使用する特許請求の範囲第1項
    〜第4項のいずれかに記載の方法。 6、疎水性溶媒として8ないし12個のC−原子を有す
    る脂肪族、環状脂肪族または芳香族炭化水素を使用する
    特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の方法
    。 7、抽出を40ないし60℃の温度において行なう特許
    請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の方法。 8、抽出の際にギ酸、モル当りアミン1.02ないし1
    .5モルを使用する特許請求の範囲第1項〜第7項のい
    ずれかに記載の方法。 9、脱水(工程d)を40ないし90℃の温度および4
    0ないし200ミリバールの圧力において行なう特許請
    求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記載の方法。 10、脱水および/または抽出をアミンの量に関して少
    くとも10重量%、好ましくは50ないし150重量%
    の溶媒の存在下に行なう特許請求の範囲第1項〜第9項
    のいずれかに記載の方法。 11、アミンヒドロホルミエートの分解を115ないし
    200℃の温度および常圧において行なう特許請求の範
    囲第1項〜第10項のいずれかに記載の方法。
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