JPH0114539Y2 - - Google Patents

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JPH0114539Y2
JPH0114539Y2 JP1983118710U JP11871083U JPH0114539Y2 JP H0114539 Y2 JPH0114539 Y2 JP H0114539Y2 JP 1983118710 U JP1983118710 U JP 1983118710U JP 11871083 U JP11871083 U JP 11871083U JP H0114539 Y2 JPH0114539 Y2 JP H0114539Y2
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JP
Japan
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tube
tongue piece
steering shaft
lower tube
vehicle body
Prior art date
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JP1983118710U
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JPS6026962U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、衝撃エネルギー吸収式ステアリング
装置の改良に関する。
従来技術 従来の衝撃エネルギー吸収式ステアリング装置
としては、例えば第1図に示すようなものがある
(日産自動車株式会社昭和57年10月発行の「ニツ
サンマーチE−K10型1982整備要領書」140ペー
ジ下図)。このステアリング装置のステアリング
シヤフト1は、上端部にステアリングホイール2
が取付けられたアツパーシヤフト1aと、下端部
に図示しないステアリングギヤに連係するための
ジヨイント部3が設けられたロアシヤフト1bと
から構成されており、この両シヤフト1a,1b
は、セレーシヨン部4において相対的に摺動可能
に結合されている。
一方このステアリングシヤフト1が挿通されて
いるジヤケツトチユーブ5は、車体に対して離脱
可能なブラケツト6に固定されたアツパーチユー
ブ5aと、上端部を該アツパーチユーブ5aに結
合し、下端部を車体に固定されたロアチユーブ5
bとから構成されている。この両チユーブ5a,
5bの結合部の構造は、第2図に示したように、
ロアチユーブ5bの上端部に、中心方向に押圧力
を有する舌片7を複数設け、この上端部に、アツ
パーチユーブ5aの下端部を重ね代aをもつて圧
入し、前記舌片7をアツパーチユーブ5bに圧接
させて支持している。
ここでステアリングホイール2側より、二次衝
突による衝撃力Aが加わり、前記セレーシヨン部
4に設定値以上の荷重が作用すると、両シヤフト
1a,1bは相対的に摺動し、これによつてステ
アリングシヤフト1は軸方向に収縮して前記衝撃
力Aを吸収し、一方アツパーチユーブ5aもブラ
ケツト6を車体から離脱させてロアチユーブ5b
内に摺動し、前記両シヤフト1a,1bの相対摺
動を可能にするのである。
しかしながら、前記アツパーチユーブ5aは、
該アツパーチユーブ5a外周径より大径のロアチ
ユーブ5bに設けられ中心方向に押圧力を有する
舌片7によつて支持されるものであることから、
舌片7は専ら先端内周縁をアツパーチユーブ5a
に圧接させて支持し、したがつてアツパーチユー
ブ5aは、第2図に示したように舌片7の先端周
縁との接線Lにて線的な支持が行なわれているの
みである。このため車両によつては車体振動等に
よりアツパーチユーブ5aが径方向に共振すると
いう問題点を有する。かかる問題点を解決するた
めには、両チユーブ5a,5bの重ね代全域にお
いて面接触させて結合剛性を向上させる手段も考
えられる。しかしかかる手段によれば、前述した
衝撃エネルギーの吸収を行なう際の摺動抵抗が増
大し、ステアリングシヤフト1のエネルギー吸収
特性に影響を及ぼすこととなり、大きな車両など
に用いる場合その調整が難しくなることがある。
考案の目的 本考案は前述したアツパーチユーブの支持剛性
上の問題に着目するとともに、この問題点を、ス
テアリングシヤフト・エネルギー吸収特性に影響
を及ぼすことなく解決すべくなされたものであ
り、摺動抵抗を増大させることなくアツパーチユ
ーブの支持剛性を向上させた衝撃エネルギー吸収
式ステアリング装置を提供することを目的とする
ものである。
本案の構成 本考案は軸方向に収縮するステアリングシヤフ
トと、該ステアリングシヤフトが挿通され、車体
に固定されるロアチユーブと該ロアチユーブに所
要の重ね代をもつて内嵌されるアツパーチユーブ
とで構成されたジヤケツトチユーブとからなる衝
撃エネルギー吸収式ステアリング装置において、
両チユーブの重ね代のロアチユーブ上端部には複
数の上部舌片を形成し、ロアチユーブのアツパー
チユーブ内嵌端部近傍の重ね代には、所定形状の
スリツトを設けて複数の下部舌片を形成し、上部
舌片及び下部舌片をアツパーチユーブ内嵌周面に
圧接させたことを特徴としている。
実施例 以下本考案の一実施例について、図面に従つて
説明する。第3図に示したようにジヤケツトチユ
ーブ10は、アツパーチユーブ11と車体に固定
されたロアチユーブ12とから構成されており、
このジヤケツトチユーブ10には、第1図に示し
たアツパーシヤフト1aとロアシヤフト1bとか
らなり、衝撃力Aをうけて軸方向に収縮するステ
アリングシヤフト1が挿通されている。又、前記
アツパーチユーブ11はロアチユーブ12内周径
より小径の外周径であつて、その下端側におい
て、前述した従来装置の重ね代aを所要長さ延長
した重ね代11aにてロアチユーブ12に内嵌さ
れている。
このロアチユーブ12の上端部には、チユーブ
中心方向の押圧力を有する上部舌片13が、間欠
的に複数設けられており、該上部舌片13は、ア
ツパーチユーブ11外周とは専ら先端内周部の接
線L1にて圧接している。又、ロアチユーブ12
の重ね代12aには、前記アツパーチユーブ11
の重ね代11a端部近傍、すなわち内嵌端部近傍
に下部舌片14が複数設けられている。該下部舌
片14は、ロアチユーブ12の重ね代12aに略
U字形のスリツト14aを設けて成形したもので
あり、前記上部舌片13と同様にチユーブ中心方
向の押圧力を有し、アツパーチユーブ11の重ね
代11aとは、専ら先端内周部の接線L2にて圧
接している。
以上の構成に係る本実施例において、アツパー
チユーブ11は、重ね代11aの一端部側におい
ては、上部舌片13との接線L1によつて、又他
端部側においては下部舌片14との接線L2によ
つて周囲から支持され、よつて長手方向の2箇所
を支持されることとなることから、径方向の振動
は阻止されて車体振動による共振を防止すること
ができる。
又下部舌片14は専ら接線L2にて、アツパー
チユーブ11に圧接するものであることから、両
チユーブ11,12の摺動抵抗の増加は極めて微
少なものであつて、このジヤケツトチユーブ10
に挿通される、衝突エネルギー吸収機構を具えた
ステアリングシヤフトのエネルギー吸収特性に影
響を与えるようなこともない。
考案の効果 以上説明したように本考案は、車体に固定され
るロアチユーブの上端部には複数の上部舌片を形
成する一方、ロアチユーブのアツパーチユーブ内
嵌端部近傍の重ね代には、所定形状のスリツトを
設けて複数の下部舌片を形成し、上部舌片及び下
部舌片をアツパーチユーブ内嵌周面に圧接させた
ことから、アツパーチユーブはロアチユーブ上端
部と内嵌端部近傍との、長手方向の2箇所におい
て周囲から支持され、これによつてアツパーチユ
ーブの径方向の振動が阻止され、車体振動による
共振を防止することができる。しかもアツパーチ
ユーブは重ね代全域をロアチユーブと圧接するも
のではなく、わずかに上部及び下部舌片が圧接し
ているにすぎないものであることから、両チユー
ブの摺動抵抗の増加も微少なものである。よつて
衝突エネルギー吸収機構を具えたステアリングシ
ヤフトのエネルギー吸収特性に影響を及ぼすこと
もなく、アツパーチユーブの支持剛性を向上させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、衝撃エネルギー吸収式ステアリング
装置の一例を示す説明図、第2図は、同アツパー
チユーブとロアチユーブの結合部を示す説明図、
第3図は、本考案の一実施例を示す説明図であ
る。 1……ステアリングシヤフト、2……ステアリ
ングホイール、5,10……ジヤケツトチユー
ブ、5a,11……アツパーチユーブ、5b,1
2……ロアチユーブ、11a,12a……重ね
代、13……上部舌片、14……下部舌片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に収縮するステアリングシヤフトと、該
    ステアリングシヤフトが挿通され、車体に固定さ
    れるロアチユーブと該ロアチユーブに所要の重ね
    代をもつて内嵌されるアツパーチユーブとで構成
    されたジヤケツトチユーブとからなる衝撃エネル
    ギー吸収式ステアリング装置において、両チユー
    ブの重ね代のロアチユーブ上端部には複数の上部
    舌片を形成し、ロアチユーブのアツパーチユーブ
    内嵌端部近傍の重ね代には、所定形状のスリツト
    を設けて複数の下部舌片を形成し、上部舌片及び
    下部舌片をアツパーチユーブ内嵌周面に圧接させ
    たことを特徴とする衝撃エネルギー吸収式ステア
    リング装置。
JP11871083U 1983-07-30 1983-07-30 衝撃エネルギ−吸収式ステアリング装置 Granted JPS6026962U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11871083U JPS6026962U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 衝撃エネルギ−吸収式ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11871083U JPS6026962U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 衝撃エネルギ−吸収式ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6026962U JPS6026962U (ja) 1985-02-23
JPH0114539Y2 true JPH0114539Y2 (ja) 1989-04-27

Family

ID=30272738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11871083U Granted JPS6026962U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 衝撃エネルギ−吸収式ステアリング装置

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Country Link
JP (1) JPS6026962U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031964Y2 (ja) * 1980-01-09 1985-09-25 富士機工株式会社 ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6026962U (ja) 1985-02-23

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