JP3975623B2 - 車両ステアリング用の伸縮自在シャフトの結合構造 - Google Patents

車両ステアリング用の伸縮自在シャフトの結合構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング装置等に用いる伸縮自在シャフトの結合構造に関し、詳しくは、衝突時等におけるコラプスのストローク量を十分に確保すると共に、「こじれ」の発生を確実に防止し、しかも、ステアリングシャフトの組付時や車両の走行時には、アウターシャフト等の軸方向への摺動を許容することができる伸縮自在シャフトの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリング装置においては、車両の衝突時等に、ステアリングシャフトの一部をコラプスして収縮させることにより、運転者の保護を図っている。具体的には、ステアリングシャフトの前方側のインナーシャフトと、これの後方側のアウターシャフトとをスプライン嵌合またはセレーション嵌合し、これにより、衝突時等に、この両者の嵌合部をコラプスして、インナーシャフトをアウターシャフト内に収納し、ステアリングシャフトを収縮するようになっている。
【0003】
例えば、実公昭63−17862号公報では、アウターシャフトの端部に複数のスリットを設けて、このアウターシャフトの端部を径方向に拡径・縮径できるようにする一方、このアウターシャフト内に、インナーシャフトをスプライン嵌合した後、アウターシャフトの端部の外周にリング状の緊締部材を外嵌して、アウターシャフトの端部をインナーシャフトに対して緊締している。これにより、コラプス時にステアリングシャフトを収縮させるだけでなく、緊締部材による緊締力によってインナーシャフトとアウターシャフトとの間の「ガタ」を防止している。
【0004】
しかも、この緊締部材の緊締力を調整することにより、インナーシャフトに対するアウターシャフトの軸方向への摺動を許容し、これにより、例えば、ステアリングシャフトの車体への組付時には、インナーシャフトに対してアウターシャフトを軸方向に摺動して、ステアリングシャフトの長さを調整することができ、また、車両の走行時に車体が変位した時には、インナーシャフトに対してアウターシャフトが軸方向に摺動して、変位を吸収することができる。
【0005】
しかしながら、上記のようなインナーシャフトとアウターシャフトをスプライン嵌合等した1段式の嵌合構造では、コラプス時のストローク量を十分に確保することができないといったことから、実開平1−73079号公報や米国特許第5,464,251号公報では、インナーシャフトとアウターシャフトとの間に、中間パイプ部材を介装し、それぞれを嵌合して2段式の嵌合構造にし、これにより、衝突時等におけるコラプスのストローク量を十分に確保するようにしている。
【0006】
具体的には、実開平1−73079号公報では、中実のインナーシャフトに、中間パイプ部材を嵌合し、この中間パイプ部材に、アウターシャフトを嵌合して、2段式の嵌合構造にし、さらに、インナーシャフトと中間パイプ部材の間の隙間に、樹脂を充填して、コラプス時の荷重が一定になるように調整している。これにより、衝突時等には、樹脂の充填箇所をコラプスして、インナーシャフト、中間パイプ部材、およびアウターシャフトを相互に重なり合わせて、ステアリングシャフトを収縮している。このように、2段式の嵌合構造であるため、コラプス時のストローク量を十分に確保することができる。
【0007】
また、米国特許第5,464,251号公報では、その図6において、インナーシャフトに、中間パイプ部材をスプライン嵌合し、この中間パイプ部材に、アウターシャフトをスプライン嵌合して、2段式の嵌合構造にしている。さらに、インナーシャフトと中間パイプ部材とは、所定の摩擦力を付与しながら軸方向に摺動自在に構成してある一方、アウターシャフトの内周面に1個の突起を形成し、中間パイプ部材とアウターシャフトとは、この1個の突起により圧入嵌合して軸方向に摺動不能に構成してある。これにより、テレスコピック調整時には、インナーシャフトに対して中間パイプ部材を軸方向に摺動して、ステアリングシャフトの長さを調整する一方、衝突時等には、アウターシャフトの1個の突起による圧入嵌合箇所をコラプスして、インナーシャフト、中間パイプ部材、およびアウターシャフトを相互に重なり合わせて、ステアリングシャフトを収縮している。この場合にも、2段式の嵌合構造であるため、コラプス時のストローク量を十分に確保することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した伸縮自在のステアリングシャフトの結合構造において、上記実開平1−73079号公報では、コラプス荷重を調整するため、インナーシャフトと中間パイプ部材の間の隙間に、樹脂を充填しているが、この樹脂の充填は、工程数の増加から、製造コストの高騰を招来するといったことがある。
【0009】
また、上記米国特許第5,464,251号公報では、アウターシャフトの内周面に1個の突起を形成し、中間パイプ部材とアウターシャフトとは、この1個の突起により圧入嵌合して軸方向に摺動不能に構成してある。しかし、この圧入嵌合箇所が1箇所であるため、ステアリングシャフトに曲げ荷重が作用した場合、曲げ荷重により、中間パイプ部材に対してアウターシャフトが嵌合箇所を支点として若干揺動するように変位するといったことがある(以下、この現象を「こじれ」という)。
【0010】
このようなことから、衝突時等におけるコラプスのストローク量を十分に確保するだけでなく、上記のような「こじれ」を確実に防止し、しかも、ステアリングシャフトの組付時や車両の走行時には、アウターシャフト等の軸方向への摺動を許容したいといった要望がある。
【0011】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、衝突時等におけるコラプスのストローク量を十分に確保すると共に、「こじれ」の発生を確実に防止し、しかも、アウターシャフト等の軸方向への摺動を許容することができる伸縮自在シャフトの結合構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る伸縮自在シャフトの結合構造は、インナーシャフトと、該インナーシャフトに外嵌した中間パイプ部材と、該中間パイプ部材に外嵌したアウターシャフトとから成り、軸方向に伸縮自在であると共に回転不能に結合した車両ステアリング用の伸縮自在シャフトの結合構造において、
前記インナーシャフトと前記中間パイプ部材との互いに嵌合する先端部はそれぞれ塑性変形されて圧入嵌合されており、
前記アウターシャフトの先端部に形成したスリットの外周に緊締部材を外嵌して、前記伸縮自在シャフトの車体への組付時や車両走行時に前記中間パイプ部材に対して前記アウターシャフトが軸方向に移動可能に前記アウターシャフトの先端部を前記中間パイプ部材に対して緊締したことを特徴とする。
本発明の前記伸縮自在シャフトの結合構造において、
前記中間パイプ部材と前記アウターシャフトとはスプライン嵌合しており、前記中間パイプ部材の雄スプライン外周面には樹脂コーティングが施してあることが好ましい。
【0013】
このように、本発明によれば、インナーシャフトとアウターシャフトとの間に、中間パイプ部材を介装し、それぞれを嵌合して2段階の嵌合構造にしているため、衝突時等におけるコラプスのストローク量を十分に確保することができる。
【0014】
また、インナーシャフトと中間パイプ部材とのそれぞれの先端部を嵌合しながら、押圧部材により押圧して、例えば楕円形状に塑性変形し、その後、インナーシャフトと中間パイプ部材とを互いに圧入嵌合している。すなわち、インナーシャフトの先端部と、中間パイプ部材の先端部がそれぞれ塑性変形した状態で、これらインナーシャフトと中間パイプ部材を互いに圧入嵌合しているため、2箇所の圧入嵌合箇所を設けることができる。そのため、ステアリングシャフトに曲げ荷重が作用した場合であっても、曲げ荷重により、インナーシャフトに対して中間パイプ部材が嵌合箇所を支点として若干揺動するように変位するといったことがなく、「こじれ」を効果的に防止することができる。
【0015】
さらに、アウターシャフトの先端部に形成したスリットの外周に緊締部材を外嵌して、アウターシャフトの先端部を中間パイプ部材に対して緊締しているため、緊締部材による緊締力によって中間パイプ部材とアウターシャフトとの間の「ガタ」を防止することができる。しかも、この緊締部材の緊締力を調整することにより、中間パイプ部材に対するアウターシャフトの軸方向への摺動を許容することができ、これにより、例えば、ステアリングシャフトの車体への組付時には、中間パイプ部材に対してアウターシャフトを軸方向に摺動して、ステアリングシャフトの長さを調整することができ、また、車両の走行時に車体が変位した時には、中間パイプ部材に対してアウターシャフトが軸方向に摺動して、変位を吸収することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る伸縮自在シャフトの結合構造を図面を参照しつつ説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る伸縮自在シャフトの結合構造を適用した車両用ステアリングシャフトの縦断面図である。図2は、図1に示したインナーシャフトと中間パイプ部材を嵌合する際の縦断面図である。図3(a)は、塑性変形後のインナーシャフトと中間パイプ部材の断面図(図2のC−C線に対応)であり、図3(b)は、図2のC−C線に沿った横断面図であって、塑性変形工程を示す図である。図4(a)は、インナーシャフトの横断面図(図1のA−A線に対応)であり、図4(b)は、中間パイプ部材の先端部の塑性変形後の横断面図(図1のA−A線に対応)である。図5(a)は、インナーシャフトの先端部の塑性変形後の横断面図(図1のB−B線に対応)であり、図5(b)は、中間パイプ部材の横断面図(図1のB−B線に対応)である。図6は、図1に示したアウターシャフトに緊締部材を嵌合した状態を示す縦断面図である。
【0018】
図1に示すように、車両用ステアリングシャフトのロア側自在継手1と、アッパー側自在継手2とが設けてあり、その間に、中間シャフト3が設けてある。この中間シャフト3は、ロア側自在継手1に連結したインナーシャフト4と、このインナーシャフト4に嵌合した中間パイプ部材5と、この中間パイプ部材5に嵌合すると共にアッパー側自在継手2に嵌合した管状のアウターシャフト6とからなる。
【0019】
インナーシャフト4には、その外周面に、雄スプライン(またはセレーション)7が形成してある。中間パイプ部材5には、その内周面に、インナーシャフト4の雄スプライン7にスプライン嵌合するための雌スプライン(またはセレーション)8が形成してあると共に、その外周面に、雄スプライン(またはセレーション)9が形成してある。アウターシャフト6には、その内周面に、中間パイプ部材5の雄スプライン9にスプライン嵌合するための雌スプライン(またはセレーション)10が形成してある。
【0020】
本実施の形態では、図2および図3(b)に示すように、インナーシャフト4と中間パイプ部材5とのそれぞれの先端部4a,5aを嵌合しながら、一対の押圧部材11,12により押圧し、これにより、図3(a)、図4(b)、および図5(a)に示すように、インナーシャフト4と中間パイプ部材5とのそれぞれの先端部4a,5aを楕円形状に塑性変形している。その後、図1に示すように、インナーシャフト4と中間パイプ部材5とを、互いに所望長さだけ圧入嵌合する。
【0021】
このように、インナーシャフト4の先端部4aと、中間パイプ部材5の先端部5aとがそれぞれ塑性変形した状態で、これらインナーシャフト4と中間パイプ部材5を互いに圧入嵌合しているため、2箇所の圧入嵌合箇所4a,5aを設けることができる。そのため、中間シャフト3に曲げ荷重が作用した場合であっても、曲げ荷重により、インナーシャフト4に対して中間パイプ部材5が嵌合箇所を支点として若干揺動するように変位するといったことがなく、「こじれ」を効果的に防止することができる。なお、このように、2箇所の圧入嵌合箇所4a,5aにより、インナーシャフト4と中間パイプ部材5とを圧入嵌合しているため、両者は、軸方向に摺動することはない。
【0022】
次に、図1および図6に示すように、アウターシャフト6の先端部6aに複数のスリット13を設けて、このアウターシャフト6の先端部6aを径方向に拡径・縮径できるようにしている。このアウターシャフト6内に、中間パイプ部材5をスプライン嵌合した後、アウターシャフト6の先端部6aの外周に、板状部材をリング状にした緊締部材14を外嵌して、アウターシャフト6の端部を中間パイプ部材5に対して緊締している。
【0023】
このように、アウターシャフトの先端部6aを中間パイプ部材5に緊締しているため、緊締部材14による緊締力によって中間パイプ部材5とアウターシャフト6との間の「ガタ」を防止することができる。
【0024】
しかも、この緊締部材14の緊締力を調整することにより、中間パイプ部材5に対するアウターシャフト6の軸方向への摺動を許容することができ、これにより、例えば、ステアリングシャフト6の車体への組付時には、中間パイプ部材5に対してアウターシャフト6を軸方向に摺動して、中間シャフト3の長さを調整することができ、また、車両の走行時に車体が変位した時には、中間パイプ部材5に対してアウターシャフト6が軸方向に摺動して、変位を吸収することができる。
【0025】
次に、上述した実施の形態では、インナーシャフト4の先端部4aは、穿孔した有底孔を有し、実質的には、中空になっているが、この先端部4aも中実のものを用いる場合がある。
【0026】
このような場合には、特に図示しないが、本出願人が先に出願した特願平11−56932号に開示してあるように、中間パイプ部材の先端部内にインナーシャフトの先端部を挿入して重なり合った状態で保持しながら、中間パイプ部材の2箇所の内方部位を押圧部材により径方向内側に押圧して塑性変形する。これにより、上記実施の形態と同様に、2箇所の圧入嵌合箇所を形成することができる。その後、インナーシャフトと中間パイプ部材とを互いに所望長さだけ圧入嵌合して、中間パイプ部材の塑性変形した2箇所の圧入嵌合箇所に、インナーシャフトを固定する。このように、インナーシャフトの先端部が中実である場合にも、2箇所の圧入嵌合箇所を設けることができるため、中間シャフトに曲げ荷重が作用した場合であっても、曲げ荷重により、インナーシャフトに対して中間パイプ部材がが嵌合箇所を支点として若干揺動するように変位するといったことがなく、「こじれ」を効果的に防止することができる。
【0027】
なお、この場合には、インナーシャフトと中間パイプ部材との先端部がわずかに重なり合った状態で中間パイプ部材の内方部位に塑性変形を施すことにより、中間パイプ部材の過度の変形を防止しながら、中間パイプ部材を塑性変形することができる。
【0028】
次に、中間パイプ部材5の雄スプライン9の外周面に、樹脂コーティングを施してもよい。この場合には、アウターシャフト6の雌スプライン10との摺動特性を、常時摺動であって、「ガタ」のない良好なものにすることができる。
【0029】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インナーシャフトとアウターシャフトとの間に、中間パイプ部材を介装し、それぞれを嵌合して2段階の嵌合構造にしているため、衝突時等におけるコラプスのストローク量を十分に確保することができる。
【0031】
また、インナーシャフトと中間パイプ部材とのそれぞれの先端部を嵌合しながら、押圧部材により押圧して、例えば楕円形状に塑性変形し、その後、インナーシャフトと中間パイプ部材とを互いに圧入嵌合している。すなわち、インナーシャフトの先端部と、中間パイプ部材の先端部がそれぞれ塑性変形した状態で、これらインナーシャフトと中間パイプ部材を互いに圧入嵌合しているため、2箇所の圧入嵌合箇所を設けることができる。そのため、ステアリングシャフトに曲げ荷重が作用した場合であっても、曲げ荷重により、インナーシャフトに対して中間パイプ部材がが嵌合箇所を支点として若干揺動するように変位するといったことがなく、「こじれ」を効果的に防止することができる。
【0032】
さらに、アウターシャフトの先端部に形成したスリットの外周に緊締部材を外嵌して、アウターシャフトの先端部を中間パイプ部材に対して緊締しているため、緊締部材による緊締力によって中間パイプ部材とアウターシャフトとの間の「ガタ」を防止することができる。しかも、この緊締部材の緊締力を調整することにより、中間パイプ部材に対するアウターシャフトの軸方向への摺動を許容することができ、これにより、例えば、ステアリングシャフトの車体への組付時には、中間パイプ部材に対してアウターシャフトを軸方向に摺動して、ステアリングシャフトの長さを調整することができ、また、車両の走行時に車体が変位した時には、中間パイプ部材に対してアウターシャフトが軸方向に摺動して、変位を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る伸縮自在シャフトの結合構造を適用した車両用ステアリングシャフトの縦断面図。
【図2】図1に示したインナーシャフトと中間パイプ部材を嵌合する際の縦断面図。
【図3】(a)は、塑性変形後のインナーシャフトと中間パイプ部材の断面図(図2のC−C線に対応)であり、(b)は、図2のC−C線に沿った横断面図であって、塑性変形工程を示す図。
【図4】(a)は、インナーシャフトの横断面図(図1のA−A線に対応)であり、(b)は、中間パイプ部材の先端部の塑性変形後の横断面図(図1のA−A線に対応)。
【図5】(a)は、インナーシャフトの先端部の塑性変形後の横断面図(図1のB−B線に対応)であり、(b)は、中間パイプ部材の横断面図(図1のB−B線に対応)。
【図6】図1に示した緊締部材とアウターシャフトを嵌合した状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 ロア側自在継手
2 アッパー側自在継手
3 中間シャフト
4 インナーシャフト
4a 先端部
5 中間パイプ部材
5a 先端部
6 アウターシャフト
6a 先端部
7 雄スプライン(またはセレーション)
8 雌スプライン(またはセレーション)
9 雄スプライン(またはセレーション)
10 雌スプライン(またはセレーション)
11,12 押圧部材
13 スリット
14 緊締部材

Claims (2)

  1. インナーシャフトと、該インナーシャフトに外嵌した中間パイプ部材と、該中間パイプ部材に外嵌したアウターシャフトとから成り、軸方向に伸縮自在であると共に回転不能に結合した車両ステアリング用の伸縮自在シャフトの結合構造において、
    前記インナーシャフトと前記中間パイプ部材との互いに嵌合する先端部はそれぞれ塑性変形されて圧入嵌合されており、
    前記アウターシャフトの先端部に形成したスリットの外周に緊締部材を外嵌して、前記伸縮自在シャフトの車体への組付時や車両走行時に前記中間パイプ部材に対して前記アウターシャフトが軸方向に移動可能に前記アウターシャフトの先端部を前記中間パイプ部材に対して緊締したことを特徴とする車両ステアリング用の伸縮自在シャフトの結合構造。
  2. 前記中間パイプ部材と前記アウターシャフトとはスプライン嵌合しており、前記中間パイプ部材の雄スプライン外周面には樹脂コーティングが施してあることを特徴とする請求項1に記載の車両ステアリング用の伸縮自在シャフトの結合構造。
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