JPH0523434Y2 - - Google Patents

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JPH0523434Y2
JPH0523434Y2 JP1985081382U JP8138285U JPH0523434Y2 JP H0523434 Y2 JPH0523434 Y2 JP H0523434Y2 JP 1985081382 U JP1985081382 U JP 1985081382U JP 8138285 U JP8138285 U JP 8138285U JP H0523434 Y2 JPH0523434 Y2 JP H0523434Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ラツク軸側部材とラツクチユーブ
側部材とが当接する部分に緩衝構造体を設けたラ
ツクアンドピニオン式ステアリングギヤの緩衝構
造に関する。
〔従来の技術〕
従来におけるラツクアンドピニオン式ステアリ
ングギヤは「自動車工学全書11巻ステアリング,
サスペンシヨン(山海堂)昭和55年8月20日発
行」に記載されているような、ラツクチユーブに
摺動自在に設けられたラツク軸が、ピニオンによ
り操舵方向に移動する構成のものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来例にあつては、
運転者がハンドルを最後まできると、ラツクチユ
ーブの端部とラツク軸側部材の端部が衝突するた
め、操舵力が急に増えるという問題点を有してい
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、ラツクチユーブ側部材の端部と、
このラツクチユーブに軸方向へ摺動可能に支持さ
れたラツク軸側部材の端部とが、相互に重なり合
う部分を有するラツクアンドピニオン式ステアリ
ングギヤにおいて、前記ラツクチユーブ側部材と
ラツク軸側部材とが重なり合う部分に、ストロー
ク規制用スペーサと緩衝部材とを一体に設けてな
る緩衝構造体を介装させ、前記スペーサ及び緩衝
部材は、いずれも環状をなし且つ前記スペーサの
内径より緩衝部材の外径を僅かに小さくして前記
スペーサの内側に沿つて緩衝部材を配置してな
り、さらに前記緩衝部材は、スペーサの厚み方向
に突出し、且つスペーサの厚み範囲内までに及び
空隙部を設けてなるラツクアンドピニオン式ステ
アリングギヤの緩衝構造とした。
〔作用〕 運転者が、ハンドルをきると、ラツク軸がラツ
クチユーブを摺動してラツクチユーブ側端部とラ
ツク軸側部材の端部が接近する。さらに、ハンド
ルを最後まできると、前記両端部は、緩衝構造体
を介して当接する。
この際、緩衝部材は、衝撃を吸収して、操舵力
の急激な上昇を防止する。緩衝部材に設けられた
空隙部は、当該緩衝部材の衝撃吸収に伴う変形を
許容吸収し、該緩衝部材の、ちぎれやラツクチユ
ーブへのかみ込みを防止する。
また、緩衝部材は、押圧時に変形が全て許容さ
れるため、ハンドルを最後まできると、ラツクチ
ユーブ側端部とラツク軸側部材の端部との間隔が
ストローク規制用スペーサの厚みとなり、ラツク
軸の正規のストロークを確保する。
〔実施例〕
以下、この考案に係わる緩衝構造の一実施例に
ついて説明する。
図中、1は車体側に固定されたラツクチユーブ
であり、このラツクチユーブ1には、ラツク軸2
を摺動自在に嵌合している。ラツク軸2はハンド
ルに連動するピニオンが噛合わされていてハンド
ルの回転によりラツクチユーブ1内を摺動する。
このラツク軸2の端部には、ステアリングロツ
ド3が装着されたボールソケツト4が一体に設け
られている。そして、ボールソケツト4の前記ラ
ツク軸側の端面には、該ラツク軸2を周回するよ
うにリング状のストローク規制用スペーサ5を固
着している。
図中、6は所定の弾力性を有する緩衝部材であ
り、前記ストローク規制用スペーサ5の内壁面に
沿つて固着され、この緩衝部材6及びストローク
規制用スペーサ5とをもつて緩衝構造体Aは構成
している。この構成部材6は、ストローク規制用
スペーサ5の、ラツクチユーブ1に向く側の端面
5aより突出する複数の突出部6a〜6aを有し
ている。また、これら突出部6aどうしの間部
は、前記端面5aよりボールソケツト4側に切れ
込むV溝状の空隙6bが構成されている。さら
に、前記突出部6aの外側の面は、該突出部6a
の頂部よりストローク規制用スペーサ5の内壁に
向けて傾斜させている。加えて、緩衝部材6の、
前記スペーサ5に対して突出しない側の端面は、
外側から内側に向けて、前記突出部6aの突出方
向に傾斜した構造とされ、前記ボールソケツト4
のラツク軸2側の端面と間に空隙6cを構成する
ようにしている。以下、上記実施例における作用
を説明する。
運転者がハンドルを最後まで切つた場合、ラツ
ク軸2側に設けられた緩衝構造体Aにおける緩衝
部材6は、ラツクチユーブ1の端部と当接して、
序々に押圧され、特に、突出部6aは著しく変形
する。この際、空隙6b及び6c並びに緩衝部材
6の内側の空間は、緩衝部材6の変形を吸収し、
最も変形した時点で、前記ストローク規制用スペ
ーサ5とラツクチユーブ1側部材の端面とが直
接、当接し、該スペーサ5によつて、ラツク軸2
を正規のストロークに規制している。
上記した実施例にあつては、緩衝部材6にV溝
状の空隙6bや、ボールソケツト4のラツク軸2
側の端面側に空隙6c、さらには、緩衝部材6の
内側の空間で、緩衝部材6の変形を吸収する構成
としているが、他に、緩衝部材に中空部を設ける
ことにより変形を吸収させることも可能であり、
様々な設計変更が、この考案に適用されることは
言うまでもない。
また、上記実施例においては、ストローク規制
用スペーサ5と緩衝部材6とからなる緩衝構造体
Aをラツク軸2側に設けているが、この緩衝構造
体Aをラツクチユーブ1側部材の端部に設けるこ
とも勿論可能である。
さらに、この考案を実施するにあたつては、ラ
ツクチユーブの両側に、夫々緩衝構造を具備させ
ることが必要である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案においては、ス
ペーサ及び緩衝部材を、いずれも環状をなし且つ
スペーサの内径より緩衝部材の外径を僅かに小さ
くしてスペーサの内側に沿つて緩衝部材を配置
し、また緩衝部材を、スペーサの厚み方向に突出
させ且つ押圧時の変形を吸収し得る空隙部を設け
る構成としたことにより、ハンドルを最後までき
ると、緩衝部材の変形が全て吸収されるようにな
つた。このため、緩衝部材が潰れることにより急
激な操舵力の上昇を緩和することができるから円
滑な操舵感覚を得ることができるし、また、緩衝
部材の変形が全て吸収されるから、これが潰れる
過程でちぎれたり、ラツクチユーブなどへの噛み
込みが防止されて緩衝部材の耐久性が向上する。
さらに、緩衝部材の変形が全て吸収されるから、
ハンドルを最後まできると、ラツクチユーブ側部
材の端部とラツク軸側部材の端部とスペーサを挟
んで重なり、緩衝部材がこれらの間に介在するこ
とがないから、ストローク規制用スペーサにより
ラツク軸を正規のストロークに規制することがで
きるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したラツクアンドピニ
オン式ステアリングギヤの緩衝構造の一実施例を
示す断面図、第2図は同緩衝構造体を示す斜視
図、第3図は同断面図である。 1……ラツクチユーブ、2……ラツク軸、5…
…ストローク規制用スペーサ、6……緩衝部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラツクチユーブ側部材の端部と、このラツクチ
    ユーブに軸方向へ摺動可能に支持されたラツク軸
    側部材の端部とが、相互に重なり合う部分を有す
    るラツクアンドピニオン式ステアリングギヤにお
    いて、前記ラツクチユーブ側部材とラツク軸側部
    材とが重なり合う部分に、ストローク規制用スペ
    ーサと緩衝部材とを一体に設けてなる緩衝構造体
    を介装させ、前記スペーサ及び緩衝部材は、いず
    れも環状をなし且つ前記スペーサの内径より緩衝
    部材の外径を僅かに小さくして前記スペーサの内
    側に沿つて緩衝部材を配置してなり、さらに前記
    緩衝部材は、スペーサの厚み方向に突出し、且つ
    スペーサの厚み範囲内までに及ぶ空隙部を設けた
    ことを特徴とするラツクアンドピニオン式ステア
    リングギヤの緩衝構造。
JP1985081382U 1985-05-30 1985-05-30 Expired - Lifetime JPH0523434Y2 (ja)

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JPS61196870U JPS61196870U (ja) 1986-12-08
JPH0523434Y2 true JPH0523434Y2 (ja) 1993-06-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6467567B2 (en) 1999-11-30 2002-10-22 Koyo Seiko Co., Ltd. Power steering apparatus

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JP2005088777A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Nsk Ltd ラックストロークエンドの衝撃緩和装置
DE102014016276A1 (de) * 2014-11-05 2016-05-12 Thyssenkrupp Ag Anschlagdämpfer

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