JPH0114258Y2 - - Google Patents

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JPH0114258Y2
JPH0114258Y2 JP20398483U JP20398483U JPH0114258Y2 JP H0114258 Y2 JPH0114258 Y2 JP H0114258Y2 JP 20398483 U JP20398483 U JP 20398483U JP 20398483 U JP20398483 U JP 20398483U JP H0114258 Y2 JPH0114258 Y2 JP H0114258Y2
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coffee
heating pipe
opening
heating
heater
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はドリツプ式のコーヒー沸し器に係り、
特にそのヒータユニツトの改良に関する。
〔従来技術〕
従来、一端側に水タンクが接続されるとともに
他端側に噴出ノズルが接続される加熱パイプと、
この加熱パイプ内の水を加熱するヒータと、加熱
パイプおよびヒータを保持し上面側にコーヒーポ
ツトが載置される加熱板とを備えたヒータユニツ
トが組込まれたコーヒー沸し器は一般に知られて
いる。
ところで従来のヒータユニツトは、加熱板の下
面にU字状の凹条部を設け、この凹条部内に加熱
パイプおよびヒータを配置する構造になつてい
る。このためヒータと加熱パイプおよび加熱板と
の接触が不充分でしかも加熱パイプの露出表面積
が大きく、ためにヒータへの通電開始から水タン
ク内の全量の水を沸騰させるまでに長時間を要す
るという欠点がある。
そこで一部では加熱板を鋳込み成形により形成
して加熱パイプおよびヒータを完全に加熱板によ
つて鋳ぐるむようにしたものが提案されており、
これにより沸騰までの時間を大幅に短縮できる。
ところがこの種のヒータユニツトでは、ヒータ
の熱エネルギの大部分が加熱パイプ内の水に吸収
されてしまうため、加熱板が必要とされる充分な
高温にならず、結果として噴出ノズルから噴出さ
れる熱湯が71〜75℃程度にしかならないととも
に、加熱板によるコーヒーポツトの保温効果も少
ないという欠点がある。
一般に、コーヒーの抽出適温は85〜95℃とされ
ており、したがつて前記鋳込み方式のヒータユニ
ツトは沸騰までの時間を大幅に短縮できるという
利点があるにもかかわらず、そのままでは実用に
供し得ない。
〔考案の目的〕
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、噴
出ノズルから噴出される熱湯の温度を85〜95℃程
度の高温にすることができるとともに、加熱板も
高温にして充分な保温効果を持たせることがで
き、しかも沸騰までの時間を可及的短縮すること
ができるコーヒー沸し器を提供することを目的と
する。
〔考案の概要〕
本考案は加熱板を鋳込み成形により形成して加
熱パイプおよびヒータを被覆し、これにより沸騰
までの時間を可及的短縮できるようにし、また加
熱板に開口部を形成して加熱パイプの一部を露出
させるとともに、この開口部を加熱パイプの長手
方向中央位置から噴出ノズル側に偏位させ、これ
により噴出ノズルから噴出される熱湯および加熱
板を85〜95℃程度の高温にすることができるよう
にしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案を図示するミル付きコーヒー沸し器
を例に採つて説明する。
第1図はミル付きコーヒー沸し器の一例を示す
もので、図において1は基台であり、この基台1
内には、コーヒーミル2用のモータ3およびヒー
タユニツト4が組込まれ、また基台1の外面には
メインスイツチ5が配されている。
前記コーヒーミル2は、第1図および第2図に
示すように前記基台1のモータ3上方位置に着脱
可能に装着されるケース6と、このケース6上に
着脱可能に装着される透明樹脂製の渋皮用キヤツ
プ7と、この渋皮用キヤツプ7上に着脱可能に装
着される蓋体8とを備えており、前記ケース6内
には、回転刃9および渋皮用の羽根10を内蔵す
る有底筒状のミル容器11が組込まれている。そ
して前記回転刃9および羽根10は、第1図に示
すようにケース6を基台1上に装着することによ
り前記モータ3の出力軸に軸廻りに連結され、回
転刃9により図示しないコーヒー豆を粉砕すると
ともに、羽根10によりコーヒー豆の渋皮を吹上
げ、吹上げられた渋皮は前記渋皮用キヤツプ7で
捕集されるようになつている。
前記ミル容器11には第3図に示すようにその
周壁に周方向に不等間隔で3個の凹部11a,1
1b,11cがそれぞれ形成されており、凹部1
1aと11bとの間および凹部11bと11cと
の間の各容器11壁面は平面で構成され、また凹
部11aと11cとの間の容器11壁面は曲面と
平面とで構成されている。そして前記回転刃9で
粉砕されるコーヒー粉のうち、粒度の小さなコー
ヒー粉は前記各凹部11a,11b,11cで捕
捉されて再度の粉砕が阻止されるとともに、粒度
の大きなコーヒー粉はその自重により落下して回
転刃9で所定の粒度になるまで粉砕されるように
なつている。
また前記ケース6内および渋皮用キヤツプ7内
には第2図ないし第4図に示すように上下にスラ
イド可能な連動杆12,13がそれぞれ組込まれ
ており、また前記蓋体8には、前記両連動杆1
2,13に周方向に対応する位置に、基台1内に
組込まれたモータ3操作用のスイツチ機構(図示
せず)を操作するためのスイツチ釦14が組込ま
れている。そしてこれら両連動杆12,13およ
びスイツチ釦14は第4図に示すようにケース
6、渋皮用キヤツプ7、および蓋体8を上下に装
着した際に上下動方向に連結され、スイツチ釦1
4の操作により前記スイツチ機構を操作すること
ができるようになつている。
また前記ヒータユニツト4は第1図および第5
図に示すように上面に保温プレート15を介して
コーヒーポツト16が載置されるアルミダイキヤ
スト製の加熱板17と、この加熱板17の下面側
にそれぞれ鋳込まれたヒータ18および加熱パイ
プ19とを備えており、加熱パイプ19の入側端
19aは第1図に示すように逆止弁20を介して
水タンク21に接続され、また加熱パイプ19の
出側端19bは本体ケース22内に配置された立
上がりパイプ23を介してノズルブロツク24に
接続されている。
前記加熱板17には第5図に示すように加熱パ
イプ19の一部を露出させるための開口部25が
設けられており、この開口部25は加熱パイプ1
9の加熱板17により被覆されている部分の表面
積の1/50〜1/2、好ましくは1/20〜1/4に設定され
ている。またこの開口部25は加熱パイプ19の
加熱板17への埋設部の長手方向中央位置から出
側端19b側に偏位して設けられている。そして
これにより開口部25を設けたことによる充分な
効果が期待できる。
前記水タンク21は第1図に示すようにその上
端開口部にキヤツプ26が装着され前記基台1に
対して着脱可能となつており、その下端の注水口
には水タンク21の基台21への装着により開と
なるとともに水タンク21の基台21からの脱離
により閉となる開閉弁27が組込まれている。
また前記本体ケース22の先端に配されたノズ
ルブロツク24は第6図に示すように水平方向に
スライドさせることにより本体ケース22に対し
て着脱可能となつており、このノズルブロツク2
4の下端にはパツキング28を介してコーヒーバ
スケツト29がバヨネツト方式により螺装連結さ
れるようになつている。
すなわち、前記本体ケース22の先端には第7
図に示すように幅方向中央部にノズルブロツク2
4挿嵌用の切込み30が、また周縁部にノズルブ
ロツク24係止用の係止片31がそれぞれ設けら
れており、また前記切込み30の末端面には第8
図および第9図に示すようにノズルブロツク24
挿入用の開口部32が設けられ、この開口部32
はノズルブロツク24の挿脱に連動して上下に揺
動するシヤツタ板33により開閉されるようにな
つている。またこの開口部32の基端側、すなわ
ちノズルブロツク24の挿入先端側には第6図お
よび第9図に示すように前記立上がりパイプ23
の先端が臨んでおり、前記ノズルブロツク24の
先端はこの立上がりパイプ23にその先端に固設
された軟質の連結チユーブ34を介して水密に接
続されるようになつている。また前記シヤツタ板
33下方の本体ケース22部分には第9図に示す
ようにシヤツタ板33により開口部32が閉止さ
れている際に立上がりパイプ23から噴出された
熱湯を本体ケース22外に排出するための排出孔
35が穿設されている。
一方、前記ノズルブロツク24は第10図ない
し第12図に示すように外周部に前記コーヒーバ
スケツト29の上端部がパツキング28を介して
着脱可能に装着される有天短円筒状のバスケツト
蓋部36を備えており、このバスケツト蓋部36
の周縁一箇所には把手37が設けられ、またバス
ケツト蓋部36の上部には前記立上がりパイプ2
3に連結される略L形状のノズル本体38、コー
ヒーバスケツト29内を所定圧に加圧する調圧弁
39、および前記本体ケース22の係止片31に
挿嵌係止されてノズルブロツク24を本体ケース
22に装着する釦形の係合片40がそれぞれ組込
まれている。そして前記調圧弁39の上部には第
6図および第10図に示すようにカバー41が着
脱可能に装着されている。またこのバスケツト蓋
部36の下部には第10図に示すようにコーヒー
バスケツト29内が所定圧力以下になつた際に外
気を導入する負圧弁42が組込まれており、この
負圧弁42は前記ノズル本体38の開口端直下に
拡散板43aを有する拡散部材43により下面側
から支持されている。なお第12図において44
はコーヒーバスケツト29をバヨネツト方式で係
止するためにバスケツト蓋部36の周面に設けた
係止爪である。
このバスケツト蓋部36に気密に連結されるコ
ーヒーバスケツト29の下端部には第6図および
第13図に示すように支点ピン45を支点とし揺
動してコーヒーバスケツト29の下端孔29aを
下面側から開閉する開閉部材46が設けられてお
り、この開閉部材46は当接突部46a内に組込
まれたスプリング47により常時閉方向に付勢さ
れ、当接突部46aがその下方に位置するコーヒ
ーポツト16のポツト蓋16aに当接した際に前
記スプリング47の付勢力に抗して開方向に揺動
するようになつている。すなわち、コーヒーポツ
ト16をコーヒーバスケツト29の下方に挿入配
置することにより開閉部材46が開となり、コー
ヒーポツト16をコーヒーバスケツト29の下方
から抜き出すことにより開閉部材46が閉となる
ようになつている。
このように作動する開閉部材46の当接突部4
6aには第6図および第13図に示すように前記
ノズルブロツク24の本体ケース22への着脱方
向両側に延在し下面が当接突部46aから離れる
につれて上昇する斜面をなす逆三角形状の案内片
48が設けられており、コーヒーポツト16に先
立つてノズルブロツク24およびこれと一体のコ
ーヒーバスケツト29を本体ケース22から取外
した場合においても、当接突部46aがポツト蓋
16aに引掛かつてコーヒーポツト16を転倒さ
せることのないように考慮されている。また前記
コーヒーバスケツト29の下端孔29a周縁には
第6図および第13図に示すように下端孔29a
の周囲をU字状に囲んでコーヒー液の泡消しを行
なう消泡板49が設けられている。
次に作用について説明する。
コーヒーミル2の使用に際してはまず第1図に
示すように基台1上にケース6、渋皮用キヤツプ
7、および蓋体8を順次装着するとともに、ミル
容器11内に図示しないコーヒー豆を投入する。
そして基台1のメインスイツチ5をミル側に切換
えるとともに蓋体8に設けられたスイツチ釦14
を押圧する。するとこのスイツチ釦14の動作は
ケース6および渋皮用キヤツプ7にそれぞれ組込
まれた連動杆12,13を介して基台1内のスイ
ツチ機構(図示せず)に伝達され、モータ3が起
動して回転刃9および羽根10が回転駆動され
る。これにより、ミル容器11内のコーヒー豆は
回転刃9により粉砕されるとともに、コーヒー豆
の渋皮は羽根10により吹上げられて渋皮用キヤ
ツプ7で捕集される。
この際、ミル容器11の周壁には、第3図に示
すように周方向三箇所に不等間隔で凹部11a,
11b,11が形成され、しかも最も長い凹部1
1aと11cとの間の壁面は曲面と平面とで構成
されているので、回転刃9の回転に伴なうコーヒ
ー豆の回転移動に乱れが生じ、粒度の小さなコー
ヒー粉のみを凹部11a,11b,11cで捕捉
し、粒度の大きなコーヒー粉は確実に自重落下に
より篩い落とすことができる。このため粒度の小
さなコーヒー粉が回転刃9により再度粉砕された
り、あるいは粒度の大きなコーヒー粉が粉砕され
ない等の不具合がなくなり、粒度が均一なコーヒ
ー粉を迅速に得ることが可能となる。
一方、コーヒー沸し器の使用に際しては、まず
所定量の水が注入された水タンク21を基台1に
装着するとともに、コーヒーミル2で得られたコ
ーヒー粉をコーヒーバスケツト29内に投入し、
第1図に示す状態に組付ける。そしてその後メイ
ンスイツチ5をコーヒーメーカー側に切換える。
するとヒータユニツト4のヒータ18に通電さ
れ、加熱板17および加熱パイプ19内の水が加
熱される。この加熱により昇温した熱湯は立上が
りパイプ23およびノズルブロツク24のノズル
本体38を介してコーヒーバスケツト29内に供
給される。
この際、ヒータ18および加熱パイプ19はア
ルミダイキヤスト製の加熱板17に鋳込まれてい
るので熱伝導が良好であり、したがつて加熱パイ
プ19内の水を迅速に加熱昇温させることができ
る。
また加熱板17には開口部25が設けられ加熱
パイプ19の一部が露出しており、しかもこの開
口部25は加熱板17により被覆されている加熱
パイプ19部分の表面積の1/50〜1/2、好ましく
は1/20〜1/4に寸法設定され、かつ加熱パイプ1
9の加熱板17への埋設部の長手方向中央位置か
ら出側端19b側に偏位して設けられているの
で、加熱パイプ19内の水の加熱昇温時間が完全
鋳込みの場合に比較してそれほど長くならず、し
かも85℃〜95℃程度の高温の熱湯が得られる。こ
れを例えば開口部25を加熱パイプ19の入側端
19a側に偏位させた場合には開口部25を設け
た効果がほとんど得られない。また開口部25の
面積が小さ過ぎる場合には、開口部25を有しな
い完全鋳込みのものと同様高温の熱湯を得ること
ができず、また開口部25の面積が大き過ぎる場
合には、熱湯を得るまでに時間がかかり過ぎる。
しかして、適正な開口部25を適正位置に設け
ることにより高温の熱湯を短時間で得ることが可
能となる。また加熱板17も高温になるので、コ
ーヒーポツト16内のコーヒー液を有効に保温す
ることが可能となる。
このようにして得られた高温の熱湯は、ノズル
ブロツク24のノズル本体38からコーヒーバス
ケツト29内に供給されるが、この際コーヒーバ
スケツト29の上端はノズルブロツク24によつ
て閉止されているので、熱湯の供給によりコーヒ
ーバスケツト29内が昇圧し、コーヒー液は高圧
下で抽出されることになる。このため、従来抽出
に7分以上要していたのを3分〜6分に短縮する
ことができ、これにより良好なコーヒー液が得ら
れる。
すなわち、コーヒー液の風味や芳香を担う良質
成分は湯がコーヒー粉に接触したときから一斎に
抽出され、溶解テンポが速やかで時間とともに急
減するが、不良成分はかなり長時間継続的にほぼ
一定で抽出されることは旧来から広く知られてい
る。したがつて、時間不足は充分な良質成分抽出
量に達せず、また時間オーバーは不良分子の混入
を誘い、理想的な抽出時間は3分〜6分とされて
いる。そして前述のように加圧して抽出すること
により、この理想時間内に抽出を完了させること
ができる。
また、加圧抽出することにより熱湯の過供給に
よる熱湯およびコーヒー粉のコーヒーバスケツト
29上端からの溢れも有効に防止することが可能
となる。
なお、加圧抽出する場合、コーヒーバスケツト
29の下端孔29aをコーヒー液が通過する際に
この部分に泡が発生するおそれがある。ところが
本実施例では第6図および第13図に示すように
下端孔29aの周囲に消泡板49を設けているの
で、加圧抽出の場合にも泡の発生を有効に防止す
ることができる。
このようにしてコーヒー液を抽出した後、コー
ヒーポツト16を抜き出し、その後ノズルブロツ
ク24およびこれと一体のコーヒーバスケツト2
9を取外してこれを洗浄する。
この際、コーヒーバスケツト29のみならずノ
ズルブロツク24も取外すことができるので、洗
浄が極めて容易でノズル周りを常に清潔にするこ
とができる。特に、ノズルブロツク24には拡散
板43a等が設けられていて複雑な構造となつて
おり、これが本体ケース22と一体をなしている
場合には、事実上洗浄は不可能であるので、ノズ
ルブロツク24が着脱できる実用的効果は極めて
大である。
このノズルブロツク24を本体ケース22から
取外すと、第9図に示すようにノズル本体38に
当接して上方に揺動していたシヤツタ板33が下
方に揺動し、本体ケース22の開口部32を閉止
するので、万一加熱パイプ19内に湯が残つてい
てこれが立上がりパイプ23から噴出したとして
も、シヤツタ板33に衝接して使用者の安全が確
保される。またこのシヤツタ板33に衝接した湯
は排出孔35から本体ケース22外に排出される
ので、本体ケース22内に残るおそれがない。こ
のため衛生的である。
ところでコーヒーポツト16は前述のようにノ
ズルブロツク24側の取外しに先立つて抜き出さ
れることを原則としているが使用者によつてはノ
ズルブロツク24側を先に取外すことも考えられ
る。この場合、ノズルブロツク24側を水平に取
外す際には特に問題はないが、稍下方に斜めに取
外す場合には、コーヒーバスケツト29下端の開
閉部材46の当接突部46aがポツト蓋16aに
引掛かり、高温のコーヒー液が入つているコーヒ
ーポツト16を転倒させるおそれがある。ところ
が本実施例では第6図および第13図に示すよう
に当接突部46aに逆三角形状の案内片48を設
けているので、万一ノズルブロツク24側を斜め
下方に取外した場合にもポツト蓋16aとの接触
が滑らかとなり、コーヒーポツト16を転倒させ
るおそれは全くない。これは、ノズルブロツク2
4側を取付ける場合にも同様の効果が得られる。
なお前記実施例では案内片48を開閉部材46
の当接突部46aの設ける場合について説明した
が、第14図および第15図に示すようにコーヒ
ーバスケツト29下面の開閉部材46を介してそ
の両側位置に、例えば逆台形状の案内片48を設
けるようにしても同様の効果が期待できる。ただ
しこの場合には、当接突部46aの下端部を案内
片48の下端部から稍突出させ、開閉部材46の
開閉に支障のないようにする必要がある。
また前記実施例ではコーヒーバスケツト29を
バヨネツト方式でノズルブロツク24に密着連結
させる場合について説明したが、例えば第16図
および第17図に示すようにノズルブロツク24
の下面に断面L形の係止片50を設けるととも
に、コーヒーバスケツト29上端に前記係止片5
0にスライド係止される係合片51を設け、両片
50,51を第17図に示す形状にしてスライド
最終段で引寄せを行なわせるようにすれば、スラ
イド方式の着脱の場合にも適用することができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ヒータユニツト
の加熱板を鋳込み成形により形成して加熱パイプ
およびヒータを被覆するとともに、加熱板に開口
部を形成して加熱パイプの一部を露出させ、かつ
この開口部を、加熱パイプの長手方向中央位置か
ら噴出ノズル側に偏位させるようにしているの
で、90℃前後の高温の熱湯を短時間で得ることが
できる。
また、加熱板を鋳込み成形する場合には、型内
で加熱パイプおよびヒータを少なくとも一箇所で
支持する必要があり、この部分は成形後加熱パイ
プが露出することになるが、この支持部材と前記
開口部の形成部材とを兼用すれば従来と同一の工
数および部品点数でヒータユニツトを製作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すミル付きコー
ヒー沸し器の部分断面図、第2図はコーヒーミル
部分を分解して示す部分断面図、第3図はミル容
器を内蔵するケースの平面図、第4図はコーヒー
ミル部分の組付け状態を示す部分断面図、第5図
はヒータユニツトを下面側から見た斜視図、第6
図はノズルブロツクおよびコーヒーバスケツト部
分の拡大断面図、第7図は本体ケース先端の平面
図、第8図は第7図の−線断面図、第9図は
本体ケース先端の断面図、第10図はノズルブロ
ツクの断面図、第11図は第10図の平面図、第
12図は第10図の左側面図、第13図はコーヒ
ーバスケツト下端部を下方から見た要部詳細図、
第14図は案内片の変形例を示す説明図、第15
図は第14図の底面図、第16図はノズルブロツ
クとコーヒーバスケツトとの連結方式の変形例を
示す説明図、第17図は第16図の右側面図であ
る。 1……基台、2……コーヒーミル、3……モー
タ、4……ヒータユニツト、6……ケース、7…
…渋皮用キヤツプ、8……蓋体、9……回転刃、
10……羽根、11……ミル容器、11a,11
b,11c……凹部、12,13……連動杆、1
4……スイツチ釦、16……コーヒーポツト、1
7……加熱板、18……ヒータ、19……加熱パ
イプ、21……水タンク、22……本体ケース、
23……立上がりパイプ、24……ノズルブロツ
ク、25,32……開口部、27……開閉弁、2
8……パツキング、29……コーヒーバスケツ
ト、29a……下端孔、33……シヤツタ板、3
6……バスケツト蓋部、37……把手、38……
ノズル本体、39……調圧弁、42……負圧弁、
43……拡散部材、43a……拡散板、46……
開閉部材、46……当接突部、47……スプリン
グ、48……案内片、49……消泡板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端側に水タンクが接続されるとともに他端
    側に噴出ノズルが接続される加熱パイプと、こ
    の加熱パイプ内の水を加熱するヒータと、加熱
    パイプおよびヒータを保持し上面側にコーヒー
    ポツトが載置される加熱板とを備えたヒータユ
    ニツトが組込まれたコーヒー沸し器において、
    前記加熱板を鋳込み成形により形成して前記加
    熱パイプおよびヒータを被覆するとともに、加
    熱板に開口部を形成して加熱パイプの一部を露
    出させ、かつこの開口部を加熱パイプの長手方
    向中央位置から前記噴出ノズル側に偏位させた
    ことを特徴とするコーヒー沸し器。 (2) 開口部を加熱板により被覆された加熱パイプ
    の表面積の1/50〜1/2としたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のコーヒー
    沸し器。
JP20398483U 1983-12-27 1983-12-27 コ−ヒ−沸し器 Granted JPS60109524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20398483U JPS60109524U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 コ−ヒ−沸し器

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JP20398483U JPS60109524U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 コ−ヒ−沸し器

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JPS60109524U JPS60109524U (ja) 1985-07-25
JPH0114258Y2 true JPH0114258Y2 (ja) 1989-04-26

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ID=30766387

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JPS60109524U (ja) 1985-07-25

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